記事が無いので掲示板用ボツ原稿を載せる(^^;

 念のため書いておくがHSDL常連読者レベルを対象にしている。ラジオの回路が解らない全くの初心者等の低レベルユーザーや、逆に海外MWDXer等ハイレベルユーザーにも向いてません(^^; 国内外の「超DXではないけどある程度難しい局」を聞くのが好きで、「ハイレベルではなくともある程度ラジオを改造して遊べる」「簡単でも使えるアンテナを作れる」「それなりに長年やってきてソコソコ受信技術がある(ノイズ対策・感度改善・耳^^)」人向け。現状の評価はほぼMWの能力だけで決めているが、ワンチップICラジオなのでMW性能が高いラジオは概ねFMも悪くない。

RAD-F770Z
 言うまでも無いが途中で発売中止になってしまったアナログ版の方だ。RAD-F777と同じく見分け方は某巨大掲示板に貼られていた(周波数スケールの書体が明らかに違う)。基本性能が価格の割に高くダイヤルが大きいので国内MWDXに向いていると思う。ノーマルでもある程度使えるが、HSDL的には筐体が大きくて改造し易いところが良い。ついでに筐体の関係で音も良いので実用性もある。2003系。

RAD-H245N
 Ωのラジオは感度重視のモノが多く選択度が低いのがデフォだった。しかしこのラジオは世評通りMW感度が少々低い代わりに?選択度だけは廉価アナログハンディの中ではトップクラスだ。しかもMWもFMも両方とも高選択度なのが嬉しい。なので多少感度が低くても何とかしてやろうと言う気分になる(^^ いくつかの欠点はあっても、それよりもっと光る部分が有れば楽しく遊べるのだ。CXA系。

ER-C57WR
 LW・MW・SW・FM・AIRバンドが聞けるのでツブシが利く。たとえ当初の期待と違っても何かの用途で使えるだろう(^^ テンキーが使える分だけRAD-S600Nより操作性は良いし、感度も上々なのでお勧め。但し2020年春現在は流通在庫も減ってきた。DSPなので改造しても伸びないけどノーマルでもある程度使える性能だ。DSPラジオ。

ICF-P36
 使用されている粗ニーICの本質的な欠陥(注)からVRがガリオームになるが、国内最後のアナログ機としては新品で買っても安いのがイイ。粗ニー中華なので調整は良く取れており感度はソコソコ高い。しかも弄ると弄った分だけ良くなるのでやりがいがある。そのためノーマルではなく弄り用のベースとして良い(バラすの大変だけどね^^;)。CXA系。

 気づいたらこの中でドヨで現役で売っているのは↓い世韻如△靴もそれらも製造は終了して流通在庫分しかないらしい。´はドヨでは既に品切れで、今や場末のディスカウント屋か売れない通販屋くらいしか置いていない。HSDLと似た趣味の人は後悔の無いように手に入れておきたい。但し,呂茲選ばないとDSP(AFC)地獄を見る(^^; 本体が見られない通販屋で買うのは敗色濃厚なギャンブルに近い。

注:CXA1019、1691などのAF統合チップは元々電子VR用に設計されており、音量調整の方法が他のICと異なる。これらの石は音量ではなく電圧を可変してゲインを変更しているのだ。通常のVRでこれを行なうとVRに直流を通すことになり寿命が短くなる。つまり粗ニー系ICを使用したラジオはVRに余程の根性が無いと短期間でガリオームになるのは必然なのだ。これはアナログラジオ界の常識。

★FMラジオに附いて
 2020年春現在はMWが頭打ちなのでFMにも進出している。上の文章は実は去年のボツ文だが、今年はFM元年になる予定なのだ(ホントかよ^^;)。そこでFMラジオに附いて書く。

 FMラジオの一番良いところは「同じラジオIC搭載であれば高級ラジオとも対等に勝負できる」ということ。これはFMラジオは内蔵アンテナのビハインドが殆ど無い事に因る。差があるとすればFEのコイルと動作電圧の違いくらいか。これがMWラジオだと内蔵フェライトロッド・アンテナの大きさによって決定的なヒエラルキーが生まれる。例え同じラジオICで同じ回路であってもアンテナを交換しない限り決して逆転することはできないのだ。

 加えてFMは波長の関係で外部アンテナが小型で製作が容易というメリットもある。MWではショボイものでさえ難易度が高い単一指向性アンテナも容易に実現できる。HSDLがPCからラジオに舵を切る際にFMメインに移行しようと思ったのは当然の成り行きだ(がしかし以前書いた理由によりMW主体となった)。

 関東エリアではコミュニティFM局も含めれば100kHz間隔でFM局が並んでおり、従来の400kHz程度を想定した選択度では分離できない。これらコミュニティFM局を聞くには高感度も勿論の事だが、それ以上に従来の常識とは異なる高選択度の受信機が必須となるわけだ。この点から見て廉価アナログラジオはノーマルだと厳しい事が解る。それと往年のBCLラジオの当時は過剰に思えた6エレCFも今日では充分に意味が出てくる。現役当時は何の役にも立たなかったけどね(^^;

 現在FMラジオを買うならDSP方式が一番だ。但しアナログ同調DSPではなく0.1MHzステップのデジタル同調の方だ。FMではAMの時のような致命的な不具合は出ないし、周波数が解るしICの性能向上により感度・選択度も良いので実用でアナログラジオを選択する理由は皆無である。もしアナログを使うとすれば純粋に技術的興味によるものだけだろう。まあそれがHSDLなのだが(^^