この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

RAD-F127Nの前身の製品?を解剖する


 今回はF126の中身を見る。F127と変わっていないと思うけどそれを確認するのも仕事の内だ。


★カラ割り
 某日本メーカーと違って陰険な篏合は無いので安心して開けられる(^^ 但し前回は線が切れやすかったのでこれも注意しなくてはいけない。ハンダ付けは現在のところやる場所が無いので…。


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 F127と同じくネジ4本で簡単に割れる。


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 更にネジ2本で基板も簡単に剥がれる。その際に部品が脱落するのを注意するだけである。この時点で既にICがCD1691CBであることが判明した。


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 SPもおなじみだが薄っぺらくてすぐに飽和しそう(^^; 小型のラジオは音に期待してはいけない。


★基板
 基板も変わっていないだろうが確認のため。F126NとF127Nは同社のF610ZとF620Zみたいに色違いで型番が違うだけなのかもしれない。


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 基板には”OHM F126N V2.3”とある。中華製ではあるが本名がF126なのだからこれはもう鸚鵡製ラジオと言って間違いない。なおF127と全く同じ基板だ。


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 ICは裏面だった。今や最もありふれたアナログラジオ用ICの華晶CD1691CBである。


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 455kHzのCFは哀店道にも売っていたMG製のSFU455Bである。10.7の方はLT10.7MHz若しくは互換品だ。いずれもシングルなので選択度に期待は出来ない。改造するとしたらここだろうね。

 フェライトロッドのサイズだが、HSDLのおなじみ精密計測(笑)に拠れば4.0×7.6×34.9mmだった。公称では4×8×35mmなのでしょう。F1351Mより一ランク低いのだが感度はそれ以上なのだから、この程度のアンテナの大きさの差であれば調整の善し悪しがスーパーラジオの感度を決定すると言い切れる。


★一旦終了
 前回書いたように当該品はいい感じに汚れがこびりついているので(^^; ラジオ洗いのサンプルとする。小型のためケースまで超音波洗浄機に放り込めるので都合が良いからだ。次回はその手の記事で登場する事になる。