この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

発売当時、下から二番目のランクの製品を解剖する(^^;


 前回は動作チェックして感度を計測したが、今回はいよいよ解剖して中身や部品を確認する。


★ケースを割る
 他ならぬ粗ニー製品なのでケースを割るのはいつも緊張する。何しろ前回解析した通り壊れやすいように作っているのだから(^^


icfp21_06
 ありゃ?直ぐに割れたぞ?あまりに簡単過ぎる。


icfp21_07
 アー解った、爪が折れているからだ。これは分解されているね。


icfp21_08
 何故分解したのかはこれで解った。テレスコピック・アンテナが折れたから接着剤で付けようとしたのだろう。それは無理と言うものです。現にまた割れているし、元々壊れるように作っているのだから諦めてまた買いましょう(^^ そしてジャンクはHOに流れる。

 このように蓋を開けたのはテレスコピック・アンテナが折れたから直そうとしたのだろう。調整はメーカー調整のままだと思われる。


icfp21_09
 アンテナ基部を接着してもリード線が切れているんだよね(^^; もうこれ邪魔だから取っちまおう。アンテナはリード線でも出しておけばいい。その方が折れないし(^^


icfp21_10
 SPは57个涼羃收修世SONY名義が入っているからこれ以降の奴よりだいぶマシ。名前が入っていると粗ニーっぽい音に聞こえるものだ(^^


★基板を見る
icfp21_11
 特筆すべき事も無い標準的なICラジオ基板だ。ICは既に他サイトの情報でCXA1019Sであることは判っている。基板製造は2009年35週で最終に近いロット。レロンの電解コンは27週でIC自体は34週なので製造時期の信頼性は高い。


icfp21_12
 フェライトロッド・アンテナは既に他サイトで長さだけ計測されていたが、HSDLの精密計測(笑)では5×8×50.5个世辰拭これはポケットラジオとしては普通でありアンテナが弱点となる事は無かろう。ANTコイルは分割巻きになっているが、この方式の奴はICF-50Vもそうだったが感度が高い気がする。


icfp21_13
 AMの455kHzのCFは印字が見えない。逆に付いているのか基板設計でこうだったのか?設計でこうだったのならコイツはアカン奴や。まあわざわざ印字を見なくても東光の互換品であることは間違いない。IFTはスミダ製。10.7MHzのCFはモノホンのMURATA SFE10.7MAだった。帯域は不明だが恐らく230kHzだろう。

 これで知りたい事は全部知ったよね?


★終了
 以上でこのラジオの連載は終了する。一部パーツに良さはあったが、特に面白くも何ともないICラジオであり愛着も湧かない無個性ラジオなので、いずれはラジオジャンク詰め合わせ箱に入れて放出される事になるだろう。