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MWでは結果の出ないかったMLAをSWで使い込んでみたが…


 せっかく完成したループアンテナだが低い方では感度が低過ぎて室内ではごく限られた用途でしか使えない事が解った。仕方がないのでR-1000に繋いでSWで使用している。メーターがワイヤーアンテナの半分も振らないけど日本語放送は(VOI、RAEを除く)大部分は受信できる。都市環境に於いては低ノイズは本当に助かる。先日のSW帯のモニターには全てこれらを使用している。


★現在の様子
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 根元に規定の?フェライトコアを入れてみた。今思いついたけど、これってシュペルトップと同じなんじゃないか?コモンモードを切るのだろうから。と、勝手に理解したつもりになってそう考えている。コアを入れたらノイズがハッキリ減少した。半信半疑だったが効果はあるようだ。ちなみにちょっとでも芯線に掛かると全く聞こえなくなるのは驚いた。

 次に先日書いたようにエレメントをデカくしてみた。今までは周長3mの3Cだったのを周長5mの5Cにした。がしかしこれはコネクタが甘く、エレメントの重量が増した事から直ぐ抜けてしまうので代わりに周長4mのコネクタ付き3Cに換えた。室内ではこれ以上大きくは出来そうにないので当地のパッシブでは最後のパワーアップとなる予定。

 設置場所も色々なところに吊っているがイマイチよい所が見つからない。MWでは南の柱に向けるのが一番良いみたいだが、そうするとIC-R75のアンテナと言うかピックアップと重なってしまうのでよろしくない(Rx間で局発のスプリアスが入る可能性が高い)。試しにベランダにも出してみたけど周囲が壁に囲まれているからかイマイチ。西側の窓の周りにガス湯沸かし器に掛からないように設置するとSWの特に31mbが良くなった。


★問題点
 この形式のMLAの最大欠点は再三書いているように非同調である事だ。当地ではL〜SWまでバンド中到るところにローカルMW局の相互変調が発生するので、トップが非同調のR-1000・FRG-7700等に直付けするのはNGだ。SWでも「HSDLの日常[20/08/07]」で書いた周波数が特に気になる。どれも9の倍数なのでMWの相互変調波なのは確定している。

 非同調はメリットでもあるのだがMW強電界のHSDLではデメリットの方が大きい。もちろんRxとアンテナの間にプリセレクタ等が入ると実用上は問題なく使用できるが、それだとアンテナが非同調のメリットが無いという話になってしまう。同じ同調ダイヤルを回すのであれば同調型MWループアンテナの方が信号強度は何倍も高いのでね…。

 結論としてはこのアンテナは当地ではSW以上で使用するのが良いらしい。その際は出来る限りキレの良いHPFでMW局を切るのが前提となる。色々面倒くさいけどSDR等はこういう非同調でなければ成立しないので致し方ない。R-1000やFRG-7700のようなRxでMWを聞く時はAN-200のような同調型のループアンテナを使用するという事で手を打つ。


★MLA二号完成(^^
 と言っても作り始めれば秒単位で完成するのを、面倒くさいという理由でここまで引き延ばしていただけだ(^^; 以前からRxを3台並べているのに2台しか使えなかった。それはアンテナが2本しか無いからだったのだが、漸く2本目(周長5m)を完成させた。


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 今回はタッパなど使わず簡易制作。これならマジ秒単位で完成する。以前のコネクタ式よりこれの方がロスが少ないような気もする。エレメントは変えられないしアンプも内蔵できないがどちらも当地では不要なことが判明したので…。

 このアンテナはIC-731Sに接続した。1号はR-1000そのまま、ピックアップアンテナと言うかマンションの鉄骨アンテナはIC-R75に接続した。なおこれより他にRF-B30もあるが12mLのワイヤーアンテナでもノイズが大きいので使用していない。今後は恐らくアンテナは外して内蔵でMW専用になりそう。MWは現在お休み中なのでRF-B30も休眠中という事になる。


★続く
 次回がいつになるかは分からないけどゲイン不足を補うためにアンプを入れたい。そのためのタッパだからね(^^ 既にパッシブでも破綻しかけている多信号特性がアクティブだと更に爆発しそうだが、現在はまだ実用ではなく実験段階なのでそれは気にしない。破綻するのもそれはそれで経験値となるのだから。