…という釣りタイトルだが「ラ製」の思い出を書くわけではない(^^


 自分でもよく解らないけど何か短波の受信できるラジオを製作したい気分なのだ。実は短波を受信できるラジオを製作したのは真空管ラジオ以外に無いという事実に先日気が付いた。計画だけは無数にあった気がするのだがまさか一度も無いとは。何とか昔の夢を実現できないだろうか?しかも製品になりそうな凄い奴を…無理だな、根気が無い筆者が大作を最後まで完成させられるわけがない。そこでスッキリ諦め、代わりにラジオの仕様をテキトーに妄想してみた。


 ロシアを含む欧米各国の短波放送縮小・廃止の影響で16mb以上の国際放送バンドは全く聞く必要が無くなった(日本語放送も無いし)。もっともこの辺りは昔からあまり聞いてなかったけどね(^^; 逆に赤道下で使用されていたトピカルバンドはFMの普及と共にほぼ壊滅した。この辺りで賑わっていたインド・インドネシアなんてスッキリスッカリ消えちまっているし。なので90mb以下も特に聞く必要が無くなった。とすると現代の短波ラジオは75〜19mbをカバーしていればよいという事になる(75mbはNRBC用だ^^)。これを周波数に直せば3.9〜15.8MHzで、頑張って短波帯フルカバーにする必然性はほぼ無いわけだ。言うまでも無いがカバー範囲は欲張らない方が性能が上がる。

 長波放送も壊滅して僅かにモンゴルに残る(実は終了カウントダウン中)ばかりなのでFRAが高価なLWバンドも必要無い。ヨーロッパ?ラジオで聞こえるわけねえじゃん(^^; 逆に中波はアメリカ方面で拡張したため1700kHzまでカバーする必要がある。FMは補完放送の為95MHzまではなければいけない。

LW:無し
MW:531-1700kHz
SW:3.9-15.8MHz
FM:76-95MHz

 それを整理すると下の周波数範囲が2020年現在に求められている仕様である。FMはMWを代替するための拡張プランも存在するので実質的な仕様に直し、MWやSWのマージンも付けた。

LW:無し
MW:520-1710kHz
SW:3.8-16MHz
FM:76-108MHz

 モードはAM/SSB/FMでよかろう。個人的にはコストが増えるだけと言っても良いDRMモードは必要無いな。

AM-W(12kHz)
AM-M(6kHz)
AM-N(3kHz)
SSB/CW(2.5kHz)
FM(150kHz)

 フィルターはこんなものか。実際はAMNとSSBは共用されるだろう。あとは感度を上げつつ多信号特性にも気を配る。現在のアナログ技術ならLNAもMIXERも高性能なのが出来るだろう(^^ ちなみに回路はアナログ希望だが、その場合でも検波以降はDSPでも可。DSPはノイズリダクションが強力なのでけっこう役に立つ(現にIC-R75で役立っている^^)。

 外見的には小型軽量で操作性は現代のダイヤル付きDSPラジオ程度で良い。但しFステップはSSBを聞く以上は最低10Hzは必要だ。10Hz(1Hz)、1kHz、100kHz、1MHzでイイんじゃないか。ニッポン含むアジアMWの為に9kHzステップもあれば楽だな。この辺りは全てソフトウェアで出来ることなので後からどうにでもなる。要はプログラマーがラジオに附いてちゃんと知っていればいいのである。まあ殆どのプログラマーは何も知らないんですけどね(^^;


 上で書いた仕様のラジオはメーカー以外製作できそうにないが、先日ちょっと妄想で書いたモノバンドラジオなら現状でも実現可能と思う。製作するなら一日中何かしら聞こえる25mbが最も無難(何も聞こえない!は無いだろう^^)だが、他にDXもやりたい場合は以下のバンドか。

60mb:トロピカルバンドの生き残りで昔ながらの国内向け周波数
49mb:国際放送と国内向けがいい塩梅に揃っている
31mb:昔ながらの国際放送の銀座通り

 バンド幅は昔の甘無線機のように500kHzが無難だと思う。60mbは4600〜5100kHz、49mbは5800〜6300kHzで決定だが31mbは非常に迷う。一般的には9400〜9900kHzかな?まあここだけ200kHz広げて9300〜10000kHzでも良いか。バンド幅を限定すると局発の製作が楽になり周波数直読できるようになる。もちろんノイズの多い周波数カウンターなどは使わずにメカニカルに直読するのだ(^^ バンド限定のため頭に優秀なBPFが入れられるので恐らく多信号特性その他も優秀になる。なので不自由なバンド限定の意味はあるだろう。そこら辺で売っている中華BCL用DSPラジオより上の性能を実現するのは割と容易い。

 中学生くらいの時に実際上の「バンド限定ラジオ」を計画した事があった。これは甘無線用のVFOを基本としてX'tal発振とプリミックスして、そのように局発は大げさな割にただのシングルスーパー・ヘテロダインを構成するというものだ。実はこの計画は或るジジイにVFO(FV-101B)のジャンクを貰えるかもしれないという事で計画したが、それを他の無線家に買われてしまったので計画倒れ(^^; 自前で周波数直読の安定度の高いVFOはまだ製作できなかったはず。逆に今は技術は有っても根気が無いから無理。DBMとPLLかDDSユニット(市販^^)でテキトーに出来そうな気もするが。昔の友人に大体その構成でPLLクリコンを製作した人が居る(ほぼクリじゃないけどな^^;)。このように夢は限りなく膨らんで…破裂するのだった(^^;