この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

CFW455HT相当品のチョー安易な損失補填に成功(か?)!その2


Panasonic RF-P50 過去記事

 前回はセコイアイデアを思いつき実行したが特に変化が無く失敗に終わった。果たして今回の容量変更で取り返せるのだろうか?もっともFE_outに最初からそのパワーが無ければどんなにリアクタンスを減らしてもダメだろうけどね(^^; もし失敗するとすればそれが理由だ。


★実装その2
 さあやり直しだ。こんなクソみたいなハンダ付けは二度とやりたくは無かったが、結果としてまともに動かないのでは致し方ない。次は330pFで行ってみよう。これもSMDタイプなんだよなあ。サイズは2012よりプロポーションの良い1608に変わるが、このテキトーなランドはプロポーションとかそんなものは何も関係無い!(^^;


rfp50_61
 前作業で既にランドは出来上がっているので直ぐに終わる。いよいよ小汚くなってきたが1608だと錫メッキ線でショートしたようにしか見えない(^^; けどちゃんと付いてます。

 次の680pFはラジアルリードなので楽になるけど本音はこの330pFで終わりにしたい。ハンダ付けの繰り返しは基板を痛めるからだ。HSDL公式的にはどーでも良い扱いのこのラジオでも壊すのは気分が悪い。安いものを使い潰す、なんて身も心もビンボーな考え方は筆者には無い。


★テストその2
 これでもう一度テストする。330pFという容量はストックの3倍だから変化して欲しいところだが…。まずはFMのチェックを行ない、IF発振など悪影響が無い事を確認したら次はいよいよAMチェックだ。

 …ノイズフロアが上がってIFゲインがアップしている。今までは微かにしか聞こえなかった765kHzのYBSがハッキリ聞こえる。ただR-P30はもうちょっと信号が強いが了解度はこちらの方が高い。S/N比が高い印象なのだ。ここまで感度が戻ってくればあとはアンテナ系で何とかなるかも。

 がしかし、何かこうシックリこないなあ。実はIF周波数が何となく合っていないようなので調べたら実に微妙な451kHzだった(^^; もっとキリがよいところで動いて欲しかった。帯域幅もリプルが有りあまりキレイではないっぽい。これは失敗ではないけど成功とも言えないような気がしてきた。何かブチ切れそうになってきたのでこうなったらもっと大胆に容量アップ、それでだめなら遂に禁断のIFTレスに挑戦するか?


★実装その3
 流石に3倍だと変化が見られたので次は更に倍増して680pFとなる。ここからはラジアルリードとなる。蝋で苦労しながら面実装ランドを作成した時間は無駄だったのか(^^; もっとも貴重なデータが得られたので無駄とも言えないか。


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 HSDLの有名な不良資産である680pFだ(^^; これは1nFと共に子供の頃に買ったのか貰ったのか?手に入れたのだが数量が合わせて数千個あった。当時会う人々全てにプレゼントして減らしたがまだ数百はあるだろう。回路に680pが出てきたら「部品を減らしたいんだな…」と思って欲しい。ちなみに半世紀経って今更気づいたが川端製だけでなく謎メーカーの小型品も入っていた。全然気づかなかった。


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 この基板であればラジアルリードが楽で良いわな。但し外すのはイヤなのでこれで決めたい。実は既にここではないけどランドが一つ死にかけている。クリンチしているので抜く時に引っ張られて死にやすいのだ。ゴミ実装しやがってクソが。ちなみに680pFの下に見える水色のがFMの3エレCF、その右の大きな黒い長方形がCFW455HT相当品(無銘)だ。当初は危ぶまれたがスペース的にキッチリ収まったのはめでたい(^^


★テストその3
 三度目の正直だ!これでもし不合格なら更に容量を増加する、流石に筒抜け気味の10nF以上の容量はFMの為にも付けたくないので次の1n(1000pF)でお終いにする。さあこれはどうだ?FMは問題無さそうだぞ。

 …330pと全然変わらねえな(^^; どうもこれ以上道路を広げても車の方にスピードを出すパワーが無いようだ。という事はこれ以上の容量アップは無意味という事になる。このまま引き下がっていいのか?ダメだと思います。

 恐らく読者は話を読んでいても全然実感が湧かないと思う。少なくとも筆者がこんな他人の記事を読んでこんな内容を書かれたら「何言ってんだコイツ?」としか思わないからね(^^ そこで未改造のRF-P50Aと今回改造のRF-P50でYBSをほぼ同時刻に受信して音にしてみた。時間差は2分なので同じ信号強度と考えて良い(いつもの通りリンクはどれも同じです)。


>ノーマルRF-P50A
0765_RF-P50A.mp3

>HSDL改造版RF-P50
0765_RF-P50.mp3

 RF-P50改の方は微妙に同調をミスっているのが判るだろうか(^^; SFU455では1kHz同調がズレても何も判らないがCFW455HTはハッキリ判る。ポケットラジオとしては超高選択度だけに同調は難しい。メーカー機がラジオを低選択度にする理由がこれでよく解る。このラジオで10秒以内にピッタリ同調できるジジイなんて多分この世にいないだろう。SW入れたばかりだと数kHzドリフトするし(^^;

 閑話休題、お聞きの通りノーマルの方が微妙にIFゲインが高い。ただ改造版の方がS/N比が高いのは事実。こんなモノなのかね?まだトラッキングが合っていないので正式評価はできないけど、選択度だけでなく感度の面でもノーマルを上回らないと気が済まない。取りあえずCC交換はHSDL評価では「あまり効果は無かった」という事になる。がしかし元に戻すのは面倒なのでこのまま行きます。


★続く
 次回はいつになるか分らないけど根本的に何とかする。その前に別の改造が入るかも知れないけど。