この記事はレビュー記事でも懐古記事でも買い物ガイドでもありません。シロート向けの使い勝手などの一般的評価は書いていないので、ラジオ好きで超マニアックな常連の変人以外はここでお帰りください(^^/~

実はお風呂ラジオじゃないけど防水スポーツラジオ「TCC SR-500」(^^;


 2020/06/29に330円で入手したラジオ。この日買ったラジオは2台だが2台とも「見るからに駄ラジオ(^^;」という風情であり今なら絶対に買わないだろうが、この日は移動受信で成果が出たので上機嫌で舞い上がって買ってしまったのだろう。お風呂ラジオではないのだが、HSDLの人気連載(ウソ)なので防水ラジオは全部お風呂ラジオにされてしまうのだった。


★TCCって何?SR-500?
 メーカーと言うかブランド名はTCCとある。恐らくOHMやELPAと同様のサプライヤーなのだろうが今まで筆者は一度も聞いた事も見たことも無い。検索しても”東京コピーライターズクラブ”しか出てこないし(^^; メーカー・販社や製品情報は諦めた。検索して全く情報が出てこなかったのは初めてかも知れない。


★観察する
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 これが全景。防水スピーカーと言う表示が有る以外には何の変哲もない中華ラジオだ。


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 実は入手当日に裏蓋の防水用と思われるゴムバンドが切れて取れてしまった。これだからゴム製品は困る。中華がいまだに日本製に追いついていない分野、それはゴム製品だと思う。最近の輪ゴムって直ぐに切れると思わない?どこかでアレを「放射能のせい」とか書いている人が居たけどとんでもない話で、実際は輪ゴムが中華製に変わったからだ。筆者的にはタイヤの空気が抜けやすいとかカゼひきやすいとか実感している。昔のブリジストンタイヤはそんなに寿命短くなかったぞ。


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 裏面。防水ラジオにありがちなネジ止め式裏蓋である。電源が6Vというのが昔っぽくて困る。ネット情報も無かったし、もしかしてディスクリートだったりして…(^^;


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 電池を入れるために裏蓋を開けてみた。いきなり分解完了!ってわけではないけど基板は全部見えてしまった。これでは二回に分けるわけにはいかないな(^^; 懸案の回路はTRディスクリートではなくICラジオでした。
 


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 解析は後回しで電池を入れる。6Vという事でICラジオとしても古いICのラジオだと思う。電池は下の段がチョット入れにくい。電池は多少使っているエネループを入れる。従って電圧は6Vではなく5V弱となる。


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 テレスコピック・アンテナにはゴムキャップが付いている。特に意味は無いがこれは取り外せる。アンテナ長は22僂靴なくポケットラジオの中に混ぜても短い方に入る。

 VR兼用スイッチは回しにくいが頻繁に動かすわけではないので気にしない。それよりもバンドスイッチが不具合レベルで感触が悪い。HSDLがアナログラジオで最も重視するダイヤルだが、回しづらくもないし固くもやわらかくもなくて良い感じだ。ただ残念な事に個体差なのか600kHz以下が異様に重くなる。何か不具合が出ているのかもしれない。見るところも無くなったので電源を入れてみよう。


 電源を入れてみた。動いた。まずAMモードだが当地の7大ローカルは受信できたがIFTオンリーのような選択度の悪さでそれ以上は受信できなかった。FMは上からダラダラとダイヤルを回して下に下していったが、数えた限りでは10局以下しか受信できなかった。特に下の方は全く受信出来ていない。受信周波数範囲が狂っているのではないだろうか。選択度が悪いのは勿論のこと感度も低い。

AM下限:525kHz
AM上限:1625kHz
FMは調整がかなりテキトーなので省略。

 FMは結構調整は狂っているようだ。これはトーシローが想像するような経年劣化などではない。経年の狂いはこのように大きくはない。ラジオはたかだか30年くらいでは受信できなくなるほど狂う事は無い。誰かが調整を弄ったか(←ジャンクは殆どこれ)、若しくは最初から調整が合っていない(←中華はこれが多い)のだ。では中を見てみよう。


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 何しろ裏蓋を開ければ基板が全部見えてしまうラジオなので記事を二回に分けるわけにはいかなかった(^^;


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 ギャーなんだこのアンテナの接続方法は!これって鸚鵡のラジオで見たことがあるな。


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 防水スピーカーはそれなりのものだが重さがあるし悪くない。


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 気になるICはレア級のULN2204Aだった…ってこんな石知らねえよ!(^^; データシートを見たらメーカー名がスプレイグだった。ここってあのタンタル電解コンデンサを売っているあのスプレイグか?いやロゴが同じだから間違いないな。ICも売っていたとは知らなかった。すでにIC部門は売却されてしまっているのだろう。


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 このICはAMは全部入りだがFMのFEは入っていない。そのためこのTR二石でRFと変換段を構成しているのだ。それにしても感度が低いのはどういう事か。


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 古い第二世代?のICなのでCFも搭載されておらず、10.7MHzですらIFT集中型フィルターである(^^; 選択度は悪いのは当然だな。


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 気になるフェライトロッドは一辺が精密計測(笑)出来なかった。5.1×13(テキトー)×54.8个任△襦8称は5×13×55mmなのだろう。ポケットラジオに移植したくなるようなロッドだな。このロッドはハンディとしては小さいがポケットラジオとしては理想的な形状の大型ロッドだからだ。左右にかなりのスペースと上下に微妙なスペースがあり、頑張れば10φ×100个FRAが入るがこのラジオではやってもしょうがないな(^^;

 さてこれでもう知りたい事は無いですよね?


★終わり
 まさかのレアICで捨てられなくなってしまったのは想定外だった(^^; 終わったらジャンク箱に投げ込んでやろうと思っていたのに。まあ皆様はこんなモノに引っかからないようにしましょう。