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レベル1:メタリック塗装が腐食・変質しているER-P26Fの復活(後篇)


汚ラジオの復活(^^
汚ラジオの復活(^^;

 前号の終わりに言い訳を書いてバックレようと思ったのだが、悪い事にこういう時だけは全ての部品がしっかり見つかってしまうのだ(^^; それにこの連載は何故か人気記事の上位に入っているので今更逃げられないというのもある。結論から言うと音は出たのだが動かなかった。音が出たら動いたというのではないのか?そういう疑問はあるだろうけどまあそれはこれから書いていく。今回は後始末編という事で。


★何で電源が入らないの?
 前回はブザマにもまた電源が入らなかった。電源が入らないから修理したのにそれが出来なかったら意味が無いではないか。イヤこのラジオの場合は清掃が一番の目的だからもう充分目標達成と言えるが。


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 こんな簡単なラジオの電源が入らないなんてもうSWが原因に決まってる。ただコイツの場合はSWがちょっと複雑なのだ。何故なら一般的なVR兼用ではなく独立したモードSWと兼用だからだ。何処の接点が電源なのかパッと見た目では分らない。SWの下に配線があるからだ。

 しかしテキトーに電流計を使ってショートしていったらAMとFMの電源が入るポイントを発見した。やはりSWをスルーしないと電源が入らない。電流計でスルーすると音が出たのである。ここらでガッツポーズが出るがそれは早過ぎたのだ(^^; まずはこの専用SWをバラさなければならない。とてもバラせないように見えるのだがもう壊れてもイイからバラす。


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 開いたぞ!予想通り内部は緑青まみれ。これ掃除できねえよ!無理したら割れちゃうぜ。


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 それでも地道に磨いたらどうやら恰好が付いた。10分しか根気が続かない自分としては良くやったと思う。


★テスト!駄菓子菓子。
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 組み立てもOK!いやー奇跡の復活だ。さて電源を入れてみよう!入った!途端にSPから爆音が出やがった。VRを下げようとツマミを回したが全然下がらない(^^; そう、このラジオは汚水に浸かった為にVRが死亡しているようなのだ。バラせばいいと思うだろ?


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 ところがこの製品はVRが非分解式でツマミが取れないの(^^; これはもう詰んだな!ダメもとで接点洗浄スプレーを吹いてみたが変わらなかった。

 という事でラジオは鳴って無事動いたのだがVRが死んでいるっぽいのでそのままでは復活しないということになった。元々このラジオは復活しなくても良いと思っていたのでノウハウを得られただけで良しとする。しかしVRが死亡するとは想定外だった…。もしヒマが出来たらVRを破壊して後日譚の後日譚を書こう(^^


★レベル1強制終了(^^;
 という事で情けない事に完全動作にはできなかった。最初がこれでは次が思いやられるなあ。でも自分としては洗うのだけはよくやったと思う。いや洗うのもそうだが、特に筆者(10分しか根気が続かない男^^)が自分でよくやったなと思うのはSWの分解掃除だ。これは以前だったら投げていただろうから。次回のレベル2に向けてチョットは自信が付いたのだった。