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ジャンクPCパーツ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

マザーボード改造

究極の骨皮VRM(^^;;;

究極の骨皮VRM(^^;
究極の骨皮VRM(^^;;

 これがこのシリーズ最後の記事になるかな。


★その後
 骨皮までそぎ落として設計されたSAHARA3810のVRM8.4だが、ハッキリ言って超安定してしまって面白くも何ともない。P!!!のマージンが極度に大きいか、思った以上に中華電解コンの性能が高いのだろう。加えてSAHARA3810のCPU_DCが鯖板と同等以上に完璧に近いのも影響しているはずだ。そこで今回は電解コンを動かなくなる寸前まで抜いていく。


vrm_after
 現在のVRM様子。まさかこれでSL4CBまで安定して動いてしまうとは思わなかった…イヤ本音を云えば過去の経験から何となくそんな予感はしていた。

 さてどれから抜くかな?インダクタに最も近いCT11は最後まで残したい。ここをSDにすべきだったと今更のように後悔した。仕方ないので一旦抜いて位置を変えるが、ハンダ付け作業でやや能力低下するだろう。ネタ的に見れば抜くのはAXしかない。チビチビ抜くのも面倒だし、SL46Tなのだから3本とも全部抜いてしまおう。


vrm84_sahara
 一気にAXを全部抜いてしまった。前後の事情を全く知らない人が見たら「これから電解コンを付けるの?」と言われそうなほど何も載っていない(^^; 入力コンが3本中1本実装の実装率33%、出力コンが7本中3本実装で実装率43%なのだ。ちなみにマネ下FCはメモリのDCであり、右のレギュレータ脇のKZHはVtt1.5のDCであってVRMの電解コンではないのだ。今までHSDLブログで見てきた中で最低のVRM8.4はEPOX KP6-BS(注)だが、遂にアレを超えるショボイVRM8.4が完成した。

 三洋AXの強力サポート(笑)が無くなり性能はだいぶ低下したはずだが、多少使用したのでSDもそれなりに調子が出ていると思われる。それでは起動テストをしてみるか。

注:KP6-BSのVRMに使用されているコントローラLX1664は正確に言えばVRM8.2準拠である。ただ仕様でVRM8.4の機能を包含しているのでVRM8.4の範疇に含めている。

★テスト
post_honekawa2
 SL46Tは普通に起動した。おいおい、これで本当に性能低下しているのか?もしかしてSDって普通に高性能なのでは…あくまでも推定だが60mΩ以下だと思われる。マネ下FCと同程度という事になるのだろうか?感じからして水系ではない筈なんだが。恐らくこのマザーのCPU_DCが神レベルなのでテキトーでも動いてしまうのだろう。参りましたm(_ _)m

 但し性能が低下していない訳ではない。実はこれにWindowsXPをインストールしたHDDを繋いだが起動しなかった。正確にはロゴが消える辺りで反応が無くなってしまう。何回もリセットして頑張れば一度くらいは起動するかもしれないが「足りている」とはとてもじゃないが言えない。前回の構成が河童起動・実用の為の最低限の性能と考えられる。大体ESR≦20mΩで容量4000μF程度だろうか。境界が判ったところでこの実験は終了だ。

 結論として入力部分を必要充分に固めれば出力は多少テキトーでも安定して動くという事か。恐らくP!!!系はON-OFFが殆ど無いか、あってもスルーレート的には緩やかなのだろう。尤もCPU_DCが完璧に行なわれていて、しかもある程度スイッチング周波数が高いという前提があってのことだが。やはり実用マザーを選ぶ時は電解コンよりCPU_DCを見て選ぶのが正解だ。


★終わり
 最終的には骨皮バージョンは動かなかったものの、これで漸くSAHARA3810には満足行った。IDEが1chしかなく実用不可能なマザーなので破棄しても良いが、まだ危険な実験を思いつく可能性もあるのでそのためにキープしておく。実はもう次の実験が企画されていたりして…。

 この一連の記事の冗談を完全に理解して笑ったり驚いたりして楽しむのはそれなりの教養が必要だ。全くの初心者だと10年くらいかかると思う。解らない人は試しに2、3年後にまた読んでみよう。尤も全く勉強しなければ何年経っても解らないけど。

BIOSTAR NF4UL-A9

 「北ローカル巡回[16/09/11]」において入手した939マザーである。今日の作業はこれに電解コンを実装するのだ。

 出力コンであるKZG3300μF6.3Vが殆ど破損していたのは「BIOSTAR NF4UL-A9」でも書いた通りだが、「成長する電解コン(^^;」にも書いた通りその後全滅したため現在は何も付いていない。入力コンは4本中3本実装で、これもKZG1500μF16Vだが10φ×20mmは破損の確率が低いので放置する。

 10φだと何でも付けられそうなので迷っちゃうね。当初は「玄人志向 RADEON HD4670(その2)」で使ったOC-CONで行こうと思ったが、SEI WG3300μF6.3Vを使い切らなくてはいけないのを思い出した。


vrm_nf4ula9
 てなわけでWG3300μF6.3Vを実装した。元々6本しか付けられないので省略は無い。検索していたら1本省略されている製品を見かけたけどやり過ぎ。6本でも余裕はなくギリギリだと思う。


hwinfo_nf4ula9
 完全動作した。939というかAMD系のマザーは原因不明の死亡が多い(注)ので、このマザーもHSDLの予備戦力として重要な役割を果たすだろう。

 ついでに今年(2017年)初めてハンダ付けをした。数か月ぶりだったのでやり方忘れつつある…って事は無いけど要領というか手際が良くない。たまには練習しないとな。このマザーは一部電解コンが交換されているのだが非常に汚い仕上げなので気になる。全部やり直したいけど一部ホールが抜けている所がある。電解コンは二個珍HMだしどうしたものかな〜。

注:まだハッキリと結論は出ていないが、アム系はCPUのVCC_COREを方々に使いまわしているから回路の相互関連性が非常に強いらしい。この辺りはまだ切実な要請が無いので詳しく調べていない。

★終わり
 お前らさあ、電源が落ちたらまず真っ先にPCの中を見ろよ。折角これ以上壊れないようにマザーが止めてるのに、何で中を見もしないでもう一度電源を入れるのか?こんなに吹くまでに確実に予兆はあったはず。今回は出力コンだったので完全破壊は逃れたが、入力コンなら確実にパワーMOSFETが逝っていたはずだ。運が悪けりゃ基板が燃えたかもしれない。電源は自然に落ちている訳ではない。コントローラが意図的に止めているという事を忘れてはいけない。まあこのブログをその手のPC壊すバカは誰も読んでいないだろうから書いても意味ないか(^^;

究極の骨皮VRM(^^;;

 前回のプランに基づき、今回は実際に製造して起動テストをする。起動しなかったら記事はボツなので、記事がこうして書かれた以上はうまく行ったという事だろう(^^


★困った(^^;
 作業開始後に大変困った事実が発覚した。設計の時に選んだSu'sconSD1000μF6.3Vが必要量5本には満たなかったのだ。忘れてたけど「VGAカード・デチューン」でこれを7本使ったのね。元々10本しか無かったので残りは3本しかない。足りねーじゃん(^^;

 仕方がないので似たような部品を探していたら、部品担当のしばたよしとみ君から「こんなのありまっせ!」と貰ったのがCE-AXだった。

SEI CE-AX 680μF6.3V[170mΩ/450mA]×2
SEI CE-AX 1000μF6.3V[170mΩ/450mA]×1

 これは何かは不明だがビデオカードのジャンクから分捕った奴だな。これならカタログデータ上はSD以下の性能だから代理として相応しい。残りはこれで埋めればいいんじゃないか。それで目標のESRにほぼ足りるし、総容量は5360μFで全く問題なし。ヤレヤレか。


★実際に製作する
cap_remove
 現在は10φの所に無理やり12.5φのZL3300μF10Vを付けている。この構成で1GHzでも極めて安定しているのでもったいないけど全部引っこ抜く。入力もマネ下FC1000μF16Vを全部引っこ抜く。抜いた奴はまたどこかで実験台に使われるだろう。電解コンはハンダ作業の度に磨り減るので良い子は決してマネしてはいけません。


vrm_after
 何しろ本数が少ないのでアッと言う間に完成。低背(チビデブ)品を使ったのでまるで未完成のようで、製作者が顔を顰めるくらいにみすぼらしい。クーラーのスペースが厳しいマザーだったので少し取り付けが楽になった。保存中に重ねても当って曲がってしまう事も無いだろう。各電解コンは一応効率を考えて配置している。

 がしかし、これで本当に動くのだろうか?自分で設計・製造したのに心配になるくらい頼りない外観だ。


★テスト1
 中古電解なのでまずはエージング(電圧処理)する。5V通電が2〜3時間(腹時計)で放置が半日程度だ。なお入力コンはエージングしない。直ぐに壊れなければ使っているうちに終わるだろう(^^


biospost
 BIOSはPOSTしましたぜ。使っているうちに電解コンの調子が出てくるので徐々に調子は上がるはずだ。真冬だと一発目で苦戦するかもしれないが、Su'scon SDは感じとしては水系ではないので大丈夫だろう。


bench_sahara1
 HSDL指定ベンチマークを回してみた。特に何ともない。設計通りなので電解コンが裏切らない限り当然か。あまりに安定しすぎてクソ詰まらんな。定格だと残念ながら?何も起こらないっぽい。

 どうも安定したマザーになってしまったようだ。これではつまらないので格上の石を載せてみたい。一杯あるSL4CBなら実験に使っても文句は出ないだろう。


★テスト2
 次は更に格上のCPUを載せてみたい。VRMは耐えられるか?それ以前に一発で起動するのかどうか。ワクワクするね(^^


hwinfo_mod_sl4cb
 あれあれ?一発で普通に起動しちまったよ。SL4CBではまだ駄目か。思うにCE-AXってカタログデータよりだいぶ性能が高いな(ケチコンとはえらい違い^^)。以前P965 Neo-Fの時もそう思ったのだが。この調子だと1GHzでも普通に動きそう(動かさないけど)。鱈セレが動けばよかったのに。

 但し(これは改造とは関係ないだろうが)FSB133だとメモリがシビヤーになる。それまで使っていた寒チョンはメモリエラーで起動しなくなった。


bench_mod_sl4cb
 起動すれば普通に動くよなあ。ベンチマークも全く問題無し。あれ〜ちょっと変だな?VccCoreが1.40V程度になってるぞ。もちろんCステップの定格は1.70Vだ。電圧降下しているのか表示間違いか?動いているから多分センサーのエラーだと思う。


tce
 発熱系ソフトを回してみたがスタートから全く熱くならない(注)。これ以上回しても意味が無いので早々に止めた。それにしても河童P!!!のマージンのデカさには呆れた。流石イソテル史上最高傑作と言われる石だけの事はある。負けました。

 …詰まらねえ!もう止めた。次回(があったら)もっと滅茶苦茶なのをやりたい。

注:発熱をチェックしているのはVRMの上側スイッチだ(CPUではない)。

★おまけ:昔のHSDL記事
2006nen
 ブログ開始前の2006年のHSDL記事だ。インダクタの計算とか真面目にやっているし、昔はずいぶん頑張っていたようだね。冒頭の写真はけやき通りのHSDLで撮られたものだったんだな。10年前か…この頃の私はまだ汚れを知らない真面目な少年でした(ウソ)。現存する最古の記事は2003年らしいがどれか分らん。

 旧版を再度公開してくれと言う声も聞くが、「それどころか本当にプロが設計したのかすら疑わしい」「クソ基板では部品を変えても何も変わらない」「その音はオーディオと名乗れるような代物ではなかった」「ダメ牛死んでくれ」というのを修正もせずにあげる訳にはいかないし、直したら新たに書いたのと変わらない。アキバのジャンク屋でタダで手に入れたビデオカードをいじくる話は面白かったが、電解コンが吹いたマザーを1000円で買っているのには萎えた。その予算ちょっと分けてくれ。


ide
 ちなみにICH半身不随以前のSAHARA3810のセカンダリIDEはこうなっていた。このアダプタのお陰で実用化の目途が立った。が現在は燃えちゃったから元の木阿弥(^^;


究極の骨皮VRM(^^;

 数年前からやろうとしていたが、イマイチ思い切りが足りなくて出来なかったバカな遊びを試す。部品とCPUの限界を探るべく、超ウルトラ粗末なVRMを作ってみよう。言うまでも無く非常に危険な遊びなのでターゲットはP6マザーである。


★今回の犠牲者
 あの人気記事(釣り記事とも言う?)「セミ・バッテリーレス改造」に引き続きFICSAHARA3810である。もう何か「頼むから早く死んでくれ」「死に場所は俺が決めてやる」と言われているようなマザーだが、2016年現在、HSDLに死んでも良いP6マザーはこれしかない。死んだ奴なら他にもあるが死んでいては実験もできない。尤も絶対に起動しないマザーボードのVRMで延々と実験を繰り返した伝説のバカ記事もあるのでHSDLとしては普通か。

 コイツはご存じの通りICH内部のターミネータを破壊してしまい、セカンダリIDEが使えないという致命的な不具合を持つ。尤もBKV8601などはセカンダリIDEが当初より無いし(IDEコネクタが1つしかない)、そもそも最近のマザーは1つか全く無いのが普通なので致命的とは言えないか。でもFDDもノートPC用コネクタで使えねー!なんだな。更にダメ押しでUSBブートは一切のデバイスで不可能である。


★計算&部品選定
 骨皮のVRMなので設計時に搭載CPUを限定する。今回はSL46T専用とする。尤もこのCPUで普通に動いたら次は格上の奴を無理やり載せられるのは確実だ。厳しい渡世である。閑話休題、SL46Tの定格はだいたい下のようになっている。
VccCORE:1.50V(AMR<2.2V)
IccCORE:11.9A
ISGNT:6.9A
静的リプル:-80〜+40mV
動的リプル:-130〜+80mV
 IccCOREの11.9Aとはp_pであり突入電流も含めた値だ。通常ソフトウェアで負荷を掛けてこれが流れるわけではない。実測の最大電流は75%程度である。という事で最大電流9Aで計算する。Stop-Grantが6.9AだからIも究極の2.1Aだ。例のツールで計算したらこうなった。
=入力=
静電容量:126.7μF
リプル電流:4298mA

=出力=
静電容量:142.9μF
ESR:21.1mΩ
 入力コンは計算通りでイケるのでリプルを4で割って容量は150μFで充分だ。HSDLで余っているのと言えば…ルビコンZL470μF16Vしかない。これは53mΩ・1030mAで容量が少々大きいだけでピッタリと言える。入力コン1本と言えばEPOX KP6-BSを思い出す。先達が居るので心配するな。

 出力はこのままでは動かないのは分っているので容量を最低でも計算値の5倍、出来れば10倍以上にしなくてはいけない。ギリギリで押さえるために5倍にする。ESRは何をやっても足りてしまいそう。既定の本数を立てたら一般用85℃品でも充分にイケそうだ。そうなると日本メーカー製ではスリルが無くて詰まらないな。何故なら一般用85℃品はBKi810で既にやっているから。


suscon_sd
 という事で掘り出してきたのがこれ。オオッ!これは2010年9月20日に手に入れたSu'scon(冠坤電子)SD1000μF6.3Vではないか。ここで使われることになるとは想像もしていなかった。これは低インピーダンスと言っても一般用と大差ないのでソコソコ本数は必要だ。データシートに拠れば100mΩなので5本(=20mΩ)は必要となる。総容量は5000μFとなって狙わずとも10倍以上になってしまった。これはまあ仕方が無いか。

 これで性能だけでなく外見的にもビンボーくさいVRMが出来そう。完全動作するかはSu'sconがカタログ通りの性能を裏切らずに発揮するか?にかかっている。もう古いので暫くカツ入れする必要があるな。


★続く

またもやSAHARA3810

FIC SAHARA3810に関するブログ記事はこれだが、実はこのマザーがネタ活躍していたのはブログ開始前のHoops版(当時は同人誌)だった。当時の不可解な盛り上がりがよく解らないかもしれないがご了承を(初見のフォローは無し^^)。

 久々にFIC SAHARA3810登場。誰も望んでいないこのマザーがなぜ再び登場したのかと言うと改造記事の前フリなのだった(これを書かないと次の記事が書けない)。誰も持っていないマザーにXPをインストールするだけの記事なので単体ではゴミ。改造記事を読んでから読んでも良いです。勿論両方読まないという選択肢もアリ(^^


★ちょっと見る
 このSAHARA3810はHSDLのマザーの中では結構古く、ブログ開始前だからもう10年は経過している。当時は新品と言うか未使用品で2枚入手(@100円)したらしい。当時はマザーボード自体にあまり関心が無かったのか一度も解析記事が書かれた様子が無い。なのでここでほんの少し見ておこうと思う。


zenkei
 基板は台湾CADAC ELECTRONICにて2001年5週製造。このCADACって会社もう無いの?エゲレスの有名なCADAC(オーディオ系)とは明らかに違うよな。77755というULナンバーを検索しても「該当無し」と出る。転業したのか合併したのか?それはさておき、基板の形状は異常なものでどのPC規格に適合しない。そのため格安にもかかわらず誰も手を出さなかったのだろう。尤も全部で4〜5枚売っていた(アキバのパレットタウン)のだから手に入れた人は一人二人居るはずだ。

 このSAHARA3810は実はマザーボード単体の名称ではなく、完成されたPCそれ自体の名称である。これの外側であるiiyama2000だけでなく、東芝EQUIUM5xxxとか日立の何かとかCompaq EC slim P650がこれとBIOS以外全く同じだ。PCの名称だけ変えて売っていたわけだ。


bios_ver
 このだだっ広い余白に貼ってあるシールがBIOSのバージョンだ。上のVC607iと言うのがそれで、末尾のiはiiyamaのiだと思われる。t(TOSHIBA EQUIUM仕様)も見た事がある。FICオリジナルは何も付かない。


bord_rev
 更にこれがボードリヴィジョン2.2を表す。FICはハード・ソフト共に比較的叩き上げ型だが見棄てられなければどれも良い板になる(^^


i810e_dc
 このディスプレイキャッシュがあれば3D描画が30%向上する(イソテル談)らしい。30%向上しても何にもならないくらいヒドイチップだったが、実はこれを貼りたい野望が以前よりあった。ネックは16MbitなんてショボイSD-RAMが手に入らないんだよね〜(^^;


lm78L05a
 これはサウンド部分のアナログ5Vを生成するLM78L05ACMだが、この辺りの回路はちゃんと作られている。特に入力コンが厳重な所にこの会社の設計の確かさが窺える。なおスイッチング電源の入力コンとは役目が違うので同一レベルで考えないように(スイッチング電源の入力コンはインダクタの内外で意味が異なる)。


hdd_if
 プライマリがデスクトップ用、セカンダリがノート用と言う変則型のIFである。セカンダリはHDDではなくノート用のスリム光学ドライブが付く。以前燃える前はIDE2.5→3.5インチ変換コネクタでHDDを接続していた。当時は使い物になったのだが…(^^;


fdd_if
 こちらはもうどうしようもないくらい最悪。フレキ接続のノート用を付けるようになっている。このマザーには一度もFDDを付けた事が無い。


★動かす
hsdl12_test
 改造前にこのマザーと言うかHSDL12にXPをインストールしようとしたのだが、インストール以前にまず起動できない。これマニュアル読まないと電源の入れ方からして判らないだろうな。しかもこのマザーはそもそもPCとして販売されたものなのでマニュアルは存在しない(^^; 前任者はキーボードから入れていたようだ。今回のテストでは古い富士通キーボードを使用したので電源キーが無い。どうやって入れればいいんだ?


power_before
 このピンがフロントパネルに出ている電源ボタンなどのピンらしい。下に書いてある番号で言うと3番と5番をショートさせればいいようだ。


power_after
 このマザーはHSDL法の特例が適用されているので、外見がどんなに変わっても元に戻せなくとも文句は出ない。そこで無理やりパワーボタンを直付けした。


reset_after
 リセットは全く別の所にリセットポストピン取り付け予定地として存在する。ボタンを直付けするには良い環境だ。既に昔HSDLによってポストピンが取り付けてあったが、これを除去してオムロン製タクトスイッチを取り付けた(2個消費^^)。


boot_device
 このようにブートデバイスは前近代的。特にUSBが全く使えないのは痛い。USBのCD-Rドライブを使いたかったのだが…。1.1でもある事だし、役に立たないUSBはBIOSでディセーブルにしている。CPU持って行かれないからその方が良い。


memtest_sahara
 動いた!次回はこれにXPをインストールする。改造記事はその後だ。


★気づいた事
edlc
 セミ・バッテリーレス改造は現在も調子よく働いているが、丸一日以上置くと時計が大きく遅れ始める。やはりCR2032電池とは違って電圧が直線的に落ちていくのは確かなようだ。しかしいきなりS-RAMが消えてしまう事は無いらしい。この辺りは「EDLCの挙動」に書いた通り。



FDDの相性

 長年の経験でマザーボードによってFDDとの相性が出る場合がある。例えばMITSUMIは動くがTEACは動かないとかその逆とか。動かないだけでなく調子が悪い場合もあり、特にマイナーメーカーのドライブはテストが甘いのか怪しい。ステップレートを速めている?FreeDOS等もFDDの不調の影響を受けやすい。HSDLでも以前VMTCE(FreeDOSベース)が立ちあがらなくて困った事がある。それが根本的なドライブの劣化・故障でなければある程度解消する方法はある。この方法はヘッド摩耗や位置ずれ等の経年劣化から来る不調は解消できない。あくまでも電気的な相性(のようなもの)を解消するだけだ。


 FDDコネクタとFDCを繋いでいるラインの内、次の信号線に注目する。全てマザーボードにとっては受取り信号である。

[08]INDEX(インデックスホールの検出信号)
[26]TRACK 00(トラック0の検出信号)
[28]WRITE PROTECT(FDがライトプロテクトされているか)
[30]READ DATA(読み込んだデータそのもの)
[34]DISK CHANGE(FDが交換されたかどうか)

 FDDのI/Fを見るとこの信号線が抵抗を介して5Vに吊られている(注1)。この抵抗値は440辺りから見てきたがリファレンスは全て1kΩだった。経験上はドライブのメーカーや機種によってはこれを上下した方が明らかに快調になる場合がある。しかもドライブの個体差?によって最適値は全部違っているようだった。つまりここをアナタの使っているドライブに合わせればいいのだ(注2)。抵抗値は470〜2kΩの間で良いだろう。互換製品はあまり見ていないがintelと同じく1kが多いようだ。問題としてはこのRがネットワーク抵抗でまとめられている場合が多く、しかも実装されている場所がよろしくないのでそれなりの技術が必要となる。バラバラなら信号ごとに最適化とか暇人向けな妄想もできるが…イヤ特に意味はないか(^^;


rn15
 GA-6OXT(FDCはIT8712F)の例。FDDコネクタ横のRN15が件のネットワーク抵抗。26〜34ピンに繋がるプルアップ抵抗である。これは交換は難易度が高い。ハンダゴテでは慣れた人でも苦戦しそうだし、ホットエアーを使うとしてもコネクタが溶けそうでいかん。


r83
 同じくGA-6OXT。5本なので1本はRNから外れたところにポツンとある。これは8ピン(INDEX信号)の抵抗だ。これは簡単に換えられる。上のRN15もだが470Ωは小さい。1kΩが標準らしいのだが。


 本当はケーブルやコネクタも見直さなくてはいけないのだろう。高品質のケーブルは信号をあまり劣化させない。気分も左右するオーディオ製品よりハッキリ結果が出るだけにテキトーに誤魔化すことはできない。

注1:Winbond系等のSuperI/Oチップは内部プルアップされている為かRが存在しない製品も少なくない。と言うか478〜775以降ではその方が多いのかも?そうなるとマザー側では汚くなるのでドライブ側で対応する手もある(構想だけ^^)。

注2:実際はドライブだけでなくケーブルも含めた最適値となる。あまり厳しく追い込むと汎用性を無くす可能性が高い。ひょっとすると電源電圧(動作電圧)のバラつきも影響するかも…キリが無いな。

 このような問題が起こる原因はドライブやマザーボード上の信号電圧がかなりテキトーだという事だ。規格が緩い事も勿論あるが、製作上の問題もありそれほど厳密にはできまい。相手が規格の下限で当方が上限だったら何かの拍子に信号が外れても不思議はない。

 FDDインターフェイスの問題としてこの記事を書いたが、実は全てのPC/ATインターフェイスにこの手法は有効だったりする。応用については現時点でHSDLの需要が無いので書かないが、相性(のようなもの)に悩んでいる人が居たら各自研究してみると良い。

P5K-E

 HSDLが最初に手に入れたP5K-Eは致命的ではないが不具合がある。不具合とはRTCがバッテリーバックアップされないというおなじみの症状だ。メーカーを問わず有りがちな故障だが、この会社のはいつも不愉快なのだ。


★クソが…
bas40_p5ke
 43tというのはBAS40である(注1)。これはBAT54Cと同じ働きのSOT-323のSBDである。毎回思うんだけどこの会社、何でSOT-323なんて使うんだろうか?SOT-23(=BAT54C)と比べても部品入手が容易なわけではないし、スペースだってこんな広い所ならSOT-23で充分。小型のダイオードって壊れやすい気がするんだよね。

 写真では分りにくいがBAS40の中央部がポッコリ膨らんでいる!長年不良部品を見てきたHSDLであるが、SBDが膨らんでいるのは初めて見た(^^; しかし参ったな、この部品を交換するのは最低でも電池ボックスを外さなくてはいけない。まあ外せばいいんだけど、加えて同型部品を所有していない。片側が生きているなら交換せずに済ませたい。

注1:正確に言うとNXP BAS40のマレーシア産である(^^

★洗う
 修理したらもうノーマルとは言えないので洗っちまえ。洗剤も錆びる奴を使って滅茶苦茶洗う。もちろんどぶ漬け丸洗いである。干すのには時間が掛るだろうが気温が上がったので3日もあれば完全乾燥するだろう。こんな無茶はもう1枚手に入れたから出来るのだ。


ht_p5ke
 洗う時はヒートシンクを外すが、このグリスの使い分けにも注意しなくてはいけない。ICHは安物グリスだが、MCHはCPUやGPUに使うような高級な奴を使わないといけない。よく「乾いていたので塗り直しました!」なんて書いている奴がいるが、本当にこれらの品質に気を配っているのだろうか?VRMのはゼリー状なのでかなり厄介。


yogore_p5ke
 ありゃ?濯ぎが悪かったのか白い残留物が…(^^; やっぱりあまり長持ちしそうにないが、PCI-E常用機のP35 Neo-Fの代わりにこれを使いまくるという手もあるな。使っている方が各部に錆が出ないので不良が出にくい。


mch_p5ke
ich_p5ke
 MCHはSLA9Rで2008年06週製造。ICH9RはSLA9Nで2007年45週製造。マザーボード自体は基板が2008年10週(PIOTEK COMPUTER製)なのでその直後くらいのアセンブリだと思う。


★例によって手抜き解決(^^;
 場所的に実装が面倒である上に同型部品が手に入らない。こうなったら「A7V8X-X(修復編)」と同じく手抜き解決しかない。


sbd_p5ke
 電池ボックスからクリヤーピンまで、この向きにSBD(注2)をセットする。カッコ悪いけどSOT-323のSBDを手に入れるまではこれで我慢するしかない。これで2回連続でSBD不良しかも電池側が死んでいる症状を見たわけだ。両マザーボードの生産年度はかけ離れているので部品は同じロットではありえない。何かこの辺りの回路に問題があるのだろうか?現在のところ不明だ。あくまでも印象だが超小型ダイオードの方が死にやすいのではないだろうか。

 ちなみにこの例では電池側が死んでいたが、SB3V側だけが死んでいると更に面倒な事になる。何故面倒かと言うと普通の人は故障だと気付かないからだ。電池の寿命までは普通にバッテリーバックアップされるので「何か電池の寿命が早いな?」と不審に思いつつ永久に気づかず終わるのだ(^^ 気になる人が居たら調べてみるといいよ。更に低確率だが両側が死ぬ場合もある。その場合は電源を繋いでいてもバックアップが全く為されないのですぐに判る。経験上ジャンクASUSマザーは気を付けた方が良い。

注2:前回A7V8X-Xでも使用したMA700(Panasonic)である。SBDなら何でもよいのでRB441(Rohm)でも良かったが出てこなかったのでこれにした。

★終わり
 まあバッテリーバックアップされなくても、このマザーは偶にしか動かないのだからその都度合わせればいいんだけど不愉快の事には違いない。これでいちいちBIOSメニューでセットしなくても良くなったのはめでたい。これを機会にちょっと弄ってみるかな?詰まらないマザーなので記事になるかどうかは解らないが。

M2NPV-MXの修復

 動作チェック時に操作上の不手際から燃えてしまったM2NPV-MXだが、燃えた個所が通常動作に影響がない所だったので放置していた。がしかし、全体を洗ったら配線が浮いてきたので修復する。


★ほんのちょっと見る
hwinfo_m2npvmx

 HWINFOに拠ればドスパラのPrimeシリーズのOEMマザーらしい。機能はリテール品と違いは無い。HSDLにはPrimeのマザーがだいぶ増えてきた。A8N-SLI DeluxeとかP35 Neo-Fがこのシリーズだった。当該製品はBIOSバージョンが最初期の0303で、恐らく殆ど活躍の機会が無いままにジャンク品になったものと思われる。

 チップセットはGeforce6150/nForce430である。内蔵ビデオはGF6200より一段下と言う程度。ドライバ的にVista以降に対応しているので、試していないけどWindows10でも完全動作すると思う。つまり現役で使えるマザーとなる。

 ヌビのnForce430リファレンス回路で驚いたのはPORT80hデコーダが正式に組み込まれていた事だ。これは何かと言うと例のPOSTコードの2ケタLED表示である。だがしかし英煤に限らず何処のメーカーもこれを省略しているのが悲しい。自作用マザーではこれを付けるだけでメーカーのサポートがだいぶ楽になる気がするのだが、ハードウェアを追加するより人件費の方が安いのか?(^^;


★問題の個所
m2n_yake

 これが燃えてしまった直後の写真だが、パターンが爛れたようになって浮いている。導通はしていない模様。

 全体を洗ってみたらカーボン層が消えて銅色に光ってきた。ただ1〜2ミリくらい切れているし、全体が板から剥がれて浮いてしまっている。何処かに当たったらバリッと大幅に剥がれそうだ。


★修復する
 配線が太い所なので苦労は無い。線材はラッピングワイヤだが、大電流は流れない上に直流信号なのでハッキリ言って何でも良さそう。
tsunagi
 写真で見るとラッピング線が置いてあるだけに見えるが、面実装(笑)なのでこれでもちゃんと付いている。このままブラブラしていると切れやすいからホットボンドで固めておくか。試しにブザーを鳴らしてみたがかなり音が小さい。銅配線が燃えるほどの電流だったのでダメージがあるのだろう。


★ヒートシンク
nf430_f
 次にサウスをよく見ると、真ん中のコアの部分のレジン層が変質してきているように見える。これは熱による変化ではないだろうか。それとも元からこんな感じなのかな?


nf430_r
 基板裏のコア部分を見ると変色している。やはり相当の発熱があるらしい。という事でこれにはヒートシンクを載せるしかない。このマザーのジャンク死亡品があるとすれば多くはサウスブリッジ死亡なんじゃないか?これはスーパーサウスなので下手すると電源すら入らなくなる。言うまでも無いがサウスブリッジの代替えは入手困難なので修理不能だ。壊れる前に対策しないとね。

 このマザーに限らず、発熱しているサウスには即刻ヒートシンクを載せた方が良い。新品の時からチェックして直ぐに載せよう。致命的に起動しないマザーは高確率でサウスが壊れている。市販品の多くにヒートシンクが載っていないのは不要だからではなく、ただ単にコストダウンの為だろうと思われる。

或る日突然メモリが…

哀愁のマザー A7V8X-X
哀愁のマザー A7V8X-X
A7V8X-X(修復編)

 AGPビデオカードのテストをしようと思ってA7V8X-Xに載せたが動作しない。壊れているのかと思ってそこら辺にあるカードを挿したが全部動かない。モニターが壊れたのかと思って別のPCを繋いだが異常は無い。ひょっとしてマザーが逝かれたのだろうか。以前からHSDLの改造マザーは浮かばれないジャンクの祟りなのか天寿を全うできない。先日スイッチを付けたばかりなんだがな(^^;

 POSTカードで詳細に調べると何の事は無い、メモリエラーでマザーが立ち上がっていなかった。しかし数日前に使った時は動いていたメモリがなぜ動かなくなるのだろう?不思議に思ってそこら辺にある10枚以上のメモリを全スロットに挿してみたが全部動かない。そんな馬鹿な事があるのだろうか。特に真ん中のスロットが一番悪い。信号的にはチップセットに近い方が良く、電源的には一番遠いスロットが良い。真ん中はどちら側も中途半端でダメなんだろう。

POSTカードがC1で止まる。厳密に言うとその後00に戻るが固まる場合も稀にあった。ブザーは鳴らない。メモリ検出又はテストで止まっているのか?

POSTカードが85で止まるのを二度繰り返す(厳密に言うとその後00に戻る)。ブザーは鳴らない。この85の意味は解らない。稀に90で止まる事もあった。

POSTカードが直ぐに00になって止まる。メモリエラーのブザーが鳴る。

 大きく分けて主な症状は上の三つだった。これではビデオカードまでたどり着けないのは当たり前。直前まで動いていたメモリを突然マザーが全て認識しなくなる事が現実にあるんだな。初めての経験なので新鮮な驚きを感じた。勿論これは何かが劣化しなければ起こらない。糞ニータイマーじゃあるまいし、意地でも10年使わせないつもりなのか?


★メモリ周り
 メモリ周りが劣化して何が困るかと言うと、これが「よく解らないけど不調」「時々不調」「ある条件で不調」という症状を示す事だ。大概の人はここで「古いからもう買い換えるか…」となって買い換える。それ自体は良い事だと思う。いつまでも昔の機械をそのまま使っていないで常にPCを更新し続けるのがジサカーだ。PC自身が買い替えの合図を送ってくれているのだから喜ぶべき。話が逸れたが、このよく解らない症状の半分近くはメモリ周りが原因だ。VRMは元気でCPUは動いてしまうので致命的ではないのだが、ハッキリしないけど不調だったり、たまにBIOS自体がビープ音を発して上がらなかったりする。どうせなら致命的に壊れてくれると踏ん切りがつくのだが、こんな消化不良の壊れ方がメモリ周りの症状なのだ。ジャンクジサカーはこの程度で諦めないだろうが、普通のジサカーは諦めて捨ててください(^^ ここから先はジャンカーだけの領分だ。

 高級機を除く英煤マザーのメモリ周りは廉価版としか言いようがないほどショボイ。新品時は良いけど2、3年もすると劣化してマージンを割り込む。保証期間はクリヤーしているし、「その頃には当社の新製品を買ってよ!」と言うところだろう。筆者はその筋の人だから考え方としては分るが、単純に評価すると残念な評価しか出せない。これらは亜夢板だけではなくイソテル板でも結構当てはまるので、現在の(ハイエンド以外の)設計思想なのだろう。新品で買ってしまった人はやられた気分だね。我々HSDLはジャンクしか買わないので設計思想なんて実際どうでもいいんだ(^^ 劣化して評価が下がれば我々にとってはむしろ大歓迎。ジャンクの劣化した部分を再生・強化するのはジャンカーである我々の役目である。


★調査
vmem1
 これがこのマザーのメモリ周りだ。VRMに比べOSTのショボイ奴で固められており、明らかに手抜き・コストダウンの臭気がプンプン漂う…臭い!クサ過ぎる。一応HSDLではこの電解コンが腐って限界を超えたと判断した。もしかしたら違うかもしれないけど交換してみれば判る事だ。


vmem2
 このあたりでDDRに必要な3つの電源を作っているらしい。中華電解コン(OSTのRLS)は全部取り替えだな。ここで作った電源の一部がチップセットにも供給されている。回路的には良くても基板実装上は結構無謀な手抜きと言える。


vmem3
 これもメモリ用。2本とも交換だ。左にDIPSWが見えるが、これは無印にあったアレだろうか?付けてみたいけど今回は関係ないのでスルー。


vmem4
 右上の小さいのはチップセットのDCなので関係なさそうだが今回は付けてみる。左下のCE18は無印で1500μFが付いていたところだ。無印は合計で3本付いていたのでかなり大容量。今回はここに大容量を付けてみる。容量は関係ないだろうが余っているから(^^


vmem5
 取りあえず不良かどうか確かめるためにも電解コンを抜かなくては話にならない。おやおや?VRM出力コンも抜くの?お気づきになりましたか。実はソケAはCPUのVccCoreも信号に影響を与えるのを思い出したのでここら辺りからOSTを全部追放する。後にVRMは無実だと判ったがいずれ変えるつもりだったし構わん。


★VRM出力
 ここで必要とされているのは{ESR≦4.5mΩ、静電容量≒10000μF程度}なので1500μF6.3V(ESRは35mΩ以下)×7で良さそうだ。太さ8φでこれにピッタリの品種はKZHとかZLHがある。新規に買うならそれでよいが、今回は手持ち品の消費が目的なので12φの電解コンを無理やり付ける。12φ品は478や462以降のマザーではなかなか消費できないから。


cap_haichi
 上図の赤丸の所に付ければ良い。7本のところ4本になるがAthlonXPだから何とか足りるんじゃないか。今回はジャンクから取り外したKZH5600μF6.3VとZL3300μF10Vをそれぞれ2本ずつ消費する。

NCC KZH5600μF6.3V[13mΩ/3450mA]×2
Rubycon ZL3300μF10V[18mΩ/2770mA]×2

 これだとESR≦3.8mΩ、静電容量は17800μFとなり上の条件を余裕で満たしている。0円というのも非常によろしい。気が変わらないうちに早く付けてしまおう(^^


vmem6
 このように一部だけ交換するのはイヤなのだが、動くかどうかわからないモノなので一先ず完成という事で。


★一旦終了
wei20150522
 以前書いた通りこのA7V8X-XにWindows7を入れてみた。WEIはXP2000+ではCPUが最低になってしまった。ビデオカードはHSDLではおなじみのFX5700である。実用はかなり厳しいが筆者は我慢できるような気もする。

 このA7V8X-Xの記事の読者はどのくらい居るんだろう?目次が腐ってたのも指摘されないし、以前からソケ462(A)関連の記事はあまり人気が無い。がしかしハードオフのジャンクで一番目立つのは478と462なのでこのまま続ける。HSDLはストーリーは殆ど全て連続しているので、話題に付いていくためにも興味の無い記事も読んだ方が良いと思います(^^

スルーホール抜けた(^^;

 A7V8X-Xの電解コンを交換したのだが、その実験過程で色々な電解コンを多数付け外ししていたら遂にスルーホールが抜けた。具体的に言うと電解コンのグラウンド側が抜けている。付いていた電解コンを抜いた時に電解コンの脚にホールがくっ付いてきた(^^; これは終わったな。もっと基板を丈夫に作ってくれればいいのに。尤も基板屋に言わせれば「そんなに何度もリワークするな」と言うだろう(当然だ^^)。良い機会なのでスルーホールが抜けた場合の対処方法を試してみよう。


hole_nuke1
 完全に抜けたのはこれ。実はランド(と言うほど大きくないが)が殆ど残ってなかったので、ハンダゴテを使わずに無理やり引っこ抜いてしまった。もはやタダの穴でハンダ付けは絶対に無理である。グラウンドは内層なので再起不能に近い(注)。この例では判りやすいように電解コンを挿しているが役に立っていない。

注:どうしても、というのであれば基板の表面を削って内層GNDを一部露出させる方法もある。ただ汚くなるのでHSDLではやらないことになっている。

hole_nuke2
 まずは片側を普通に付ける。これは普通に作業すればよい。グラウンド側は付けられないので脚を残しておく。


hole_nuke3
 次に折り曲げて隣の電解コンのグラウンド側に接続する。気になる人はリード線を何かで絶縁すればいい(筆者は気にしないけど^^)。勿論最短経路で接続しないといけない。

 ちなみに接続するGNDポイントはVRM内のモノでなくてはいけない。近くにあるからと言ってペリフェラルコネクタ横などから取ったりしては意味が無い。直流的には繋がっていても交流的には切れているのだという事を忘れずに。通常まともな設計のマザーボードならGNDはセクション毎に独立しているのだ。テスターで測ったら0Ωだったとかバカな事を言わないように(それは直流だ)。

 このA7V8X-XもGA-7ZXR以上にボロボロになって来たな。まあジャンクとしては相応しいのかもしれないが。HSDLのテストマザーはその性格上、不幸な末路を辿る場合が多い。果たしてコイツは寿命を全うできるのだろうか。
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