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ジャンクPCパーツやカメラ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

バカ記事

CT4750その後

 昨日「このまま動かしてみたい衝動に駆られるな」と書いたのを本当にやってみた。電源は78xxも79xxも基本的には入出力コン不要だし、残る電解コンCCとごく少数のパスコンだけだ。CCが無いので音は出ないが、ノイズの計測は入力不要なので別に音が出なくても不都合はない。


cap_off
 ノーマル時のグラフ(水色)と電解コンレス状態のグラフ(赤)を重ねてみた。ライン入力だと-100dbを切っていて無音と変わらない為マイク入力だけである(ミュート時の仕様が-96dbなのでそれ以下にしてもほぼ無駄)。

 全体的にノイズは微妙に増えているが平坦性は電解コンレスの方が上である。何という事でしょう。電解コンを入れるとノイズも微妙に下がるが平坦性に難が出る。という事は端的に言えば電解コンの周波数特性が反映してしまっているのではなかろうか。ブロードな特性の通常アルミ電解で周波数特性が出るのなら、色々な意味で禁忌とされているMLCCだけでなくOS-CONやフィルムコンも低ZでSRF曲線がシャープなので使わない方が良いという結論になってしまう。

 尤もそれは床ノイズだけに絞った考え方であり、実際に音を入れてみないと音質そのものは分らない。低ノイズでも多信号特性は極度に悪化している事も考えられるからだ。試しにRMAAでやってみようと思ったけど、考えてみれば今はCCが無いのでループバックできないのだった(^^; チャンチャン。


 …あーバカ記事を書こうとしたのに真面目になってきてしまった。知識も教養も無いおサルさん時代ならもっと書けたのだが。もう止め〜。

究極の骨皮VRM(^^;;

 前回のプランに基づき、今回は実際に製造して起動テストをする。起動しなかったら記事はボツなので、記事がこうして書かれた以上はうまく行ったという事だろう(^^


★困った(^^;
 作業開始後に大変困った事実が発覚した。設計の時に選んだSu'sconSD1000μF6.3Vが必要量5本には満たなかったのだ。忘れてたけど「VGAカード・デチューン」でこれを7本使ったのね。元々10本しか無かったので残りは3本しかない。足りねーじゃん(^^;

 仕方がないので似たような部品を探していたら、部品担当のしばたよしとみ君から「こんなのありまっせ!」と貰ったのがCE-AXだった。

SEI CE-AX 680μF6.3V[170mΩ/450mA]×2
SEI CE-AX 1000μF6.3V[170mΩ/450mA]×1

 これは何かは不明だがビデオカードのジャンクから分捕った奴だな。これならカタログデータ上はSD以下の性能だから代理として相応しい。残りはこれで埋めればいいんじゃないか。それで目標のESRにほぼ足りるし、総容量は5360μFで全く問題なし。ヤレヤレか。


★実際に製作する
cap_remove
 現在は10φの所に無理やり12.5φのZL3300μF10Vを付けている。この構成で1GHzでも極めて安定しているのでもったいないけど全部引っこ抜く。入力もマネ下FC1000μF16Vを全部引っこ抜く。抜いた奴はまたどこかで実験台に使われるだろう。電解コンはハンダ作業の度に磨り減るので良い子は決してマネしてはいけません。


vrm_after
 何しろ本数が少ないのでアッと言う間に完成。低背(チビデブ)品を使ったのでまるで未完成のようで、製作者が顔を顰めるくらいにみすぼらしい。クーラーのスペースが厳しいマザーだったので少し取り付けが楽になった。保存中に重ねても当って曲がってしまう事も無いだろう。各電解コンは一応効率を考えて配置している。

 がしかし、これで本当に動くのだろうか?自分で設計・製造したのに心配になるくらい頼りない外観だ。


★テスト1
 中古電解なのでまずはエージング(電圧処理)する。5V通電が2〜3時間(腹時計)で放置が半日程度だ。なお入力コンはエージングしない。直ぐに壊れなければ使っているうちに終わるだろう(^^


biospost
 BIOSはPOSTしましたぜ。使っているうちに電解コンの調子が出てくるので徐々に調子は上がるはずだ。真冬だと一発目で苦戦するかもしれないが、Su'scon SDは感じとしては水系ではないので大丈夫だろう。


bench_sahara1
 HSDL指定ベンチマークを回してみた。特に何ともない。設計通りなので電解コンが裏切らない限り当然か。あまりに安定しすぎてクソ詰まらんな。定格だと残念ながら?何も起こらないっぽい。

 どうも安定したマザーになってしまったようだ。これではつまらないので格上の石を載せてみたい。一杯あるSL4CBなら実験に使っても文句は出ないだろう。


★テスト2
 次は更に格上のCPUを載せてみたい。VRMは耐えられるか?それ以前に一発で起動するのかどうか。ワクワクするね(^^


hwinfo_mod_sl4cb
 あれあれ?一発で普通に起動しちまったよ。SL4CBではまだ駄目か。思うにCE-AXってカタログデータよりだいぶ性能が高いな(ケチコンとはえらい違い^^)。以前P965 Neo-Fの時もそう思ったのだが。この調子だと1GHzでも普通に動きそう(動かさないけど)。鱈セレが動けばよかったのに。

 但し(これは改造とは関係ないだろうが)FSB133だとメモリがシビヤーになる。それまで使っていた寒チョンはメモリエラーで起動しなくなった。


bench_mod_sl4cb
 起動すれば普通に動くよなあ。ベンチマークも全く問題無し。あれ〜ちょっと変だな?VccCoreが1.40V程度になってるぞ。もちろんCステップの定格は1.70Vだ。電圧降下しているのか表示間違いか?動いているから多分センサーのエラーだと思う。


tce
 発熱系ソフトを回してみたがスタートから全く熱くならない(注)。これ以上回しても意味が無いので早々に止めた。それにしても河童P!!!のマージンのデカさには呆れた。流石イソテル史上最高傑作と言われる石だけの事はある。負けました。

 …詰まらねえ!もう止めた。次回(があったら)もっと滅茶苦茶なのをやりたい。

注:発熱をチェックしているのはVRMの上側スイッチだ(CPUではない)。

★おまけ:昔のHSDL記事
2006nen
 ブログ開始前の2006年のHSDL記事だ。インダクタの計算とか真面目にやっているし、昔はずいぶん頑張っていたようだね。冒頭の写真はけやき通りのHSDLで撮られたものだったんだな。10年前か…この頃の私はまだ汚れを知らない真面目な少年でした(ウソ)。現存する最古の記事は2003年らしいがどれか分らん。

 旧版を再度公開してくれと言う声も聞くが、「それどころか本当にプロが設計したのかすら疑わしい」「クソ基板では部品を変えても何も変わらない」「その音はオーディオと名乗れるような代物ではなかった」「ダメ牛死んでくれ」というのを修正もせずにあげる訳にはいかないし、直したら新たに書いたのと変わらない。アキバのジャンク屋でタダで手に入れたビデオカードをいじくる話は面白かったが、電解コンが吹いたマザーを1000円で買っているのには萎えた。その予算ちょっと分けてくれ。


ide
 ちなみにICH半身不随以前のSAHARA3810のセカンダリIDEはこうなっていた。このアダプタのお陰で実用化の目途が立った。が現在は燃えちゃったから元の木阿弥(^^;


究極の骨皮VRM(^^;

 数年前からやろうとしていたが、イマイチ思い切りが足りなくて出来なかったバカな遊びを試す。部品とCPUの限界を探るべく、超ウルトラ粗末なVRMを作ってみよう。言うまでも無く非常に危険な遊びなのでターゲットはP6マザーである。


★今回の犠牲者
 あの人気記事(釣り記事とも言う?)「セミ・バッテリーレス改造」に引き続きFICSAHARA3810である。もう何か「頼むから早く死んでくれ」「死に場所は俺が決めてやる」と言われているようなマザーだが、2016年現在、HSDLに死んでも良いP6マザーはこれしかない。死んだ奴なら他にもあるが死んでいては実験もできない。尤も絶対に起動しないマザーボードのVRMで延々と実験を繰り返した伝説のバカ記事もあるのでHSDLとしては普通か。

 コイツはご存じの通りICH内部のターミネータを破壊してしまい、セカンダリIDEが使えないという致命的な不具合を持つ。尤もBKV8601などはセカンダリIDEが当初より無いし(IDEコネクタが1つしかない)、そもそも最近のマザーは1つか全く無いのが普通なので致命的とは言えないか。でもFDDもノートPC用コネクタで使えねー!なんだな。更にダメ押しでUSBブートは一切のデバイスで不可能である。


★計算&部品選定
 骨皮のVRMなので設計時に搭載CPUを限定する。今回はSL46T専用とする。尤もこのCPUで普通に動いたら次は格上の奴を無理やり載せられるのは確実だ。厳しい渡世である。閑話休題、SL46Tの定格はだいたい下のようになっている。
VccCORE:1.50V(AMR<2.2V)
IccCORE:11.9A
ISGNT:6.9A
静的リプル:-80〜+40mV
動的リプル:-130〜+80mV
 IccCOREの11.9Aとはp_pであり突入電流も含めた値だ。通常ソフトウェアで負荷を掛けてこれが流れるわけではない。実測の最大電流は75%程度である。という事で最大電流9Aで計算する。Stop-Grantが6.9AだからIも究極の2.1Aだ。例のツールで計算したらこうなった。
=入力=
静電容量:126.7μF
リプル電流:4298mA

=出力=
静電容量:142.9μF
ESR:21.1mΩ
 入力コンは計算通りでイケるのでリプルを4で割って容量は150μFで充分だ。HSDLで余っているのと言えば…ルビコンZL470μF16Vしかない。これは53mΩ・1030mAで容量が少々大きいだけでピッタリと言える。入力コン1本と言えばEPOX KP6-BSを思い出す。先達が居るので心配するな。

 出力はこのままでは動かないのは分っているので容量を最低でも計算値の5倍、出来れば10倍以上にしなくてはいけない。ギリギリで押さえるために5倍にする。ESRは何をやっても足りてしまいそう。既定の本数を立てたら一般用85℃品でも充分にイケそうだ。そうなると日本メーカー製ではスリルが無くて詰まらないな。何故なら一般用85℃品はBKi810で既にやっているから。


suscon_sd
 という事で掘り出してきたのがこれ。オオッ!これは2010年9月20日に手に入れたSu'scon(冠坤電子)SD1000μF6.3Vではないか。ここで使われることになるとは想像もしていなかった。これは低インピーダンスと言っても一般用と大差ないのでソコソコ本数は必要だ。データシートに拠れば100mΩなので5本(=20mΩ)は必要となる。総容量は5000μFとなって狙わずとも10倍以上になってしまった。これはまあ仕方が無いか。

 これで性能だけでなく外見的にもビンボーくさいVRMが出来そう。完全動作するかはSu'sconがカタログ通りの性能を裏切らずに発揮するか?にかかっている。もう古いので暫くカツ入れする必要があるな。


★続く

VGAカード・デチューン

 世の中に改造記事は多々あれどデチューン改造記事を書く奴はいない。PC製品の性能・機能をわざわざ低下させる事には意味が無いからだ。なのに何でこのような記事を書くのか?勿論HSDLにとっては意味があるからだよ。

 あ、カテゴリは改造だけどバカ記事でもある。タイトルも殆ど釣りに近いし、いつもと同等以上にマジメに読まないようにお願いしますよm9(^^


★その1「3D PROPHET II Ti
3dp2ti_1
 コンデンサはOS-CONメイン。これを前回交換したWGも含め、格下の通常ウェットに交換する。実はバカ記事ではあっても無意味な記事ではない。HSDLにとっては多大なメリットがある改造である。外したOS-CONを他のマザーボードなど有意義な物件に流用するのだ。

SANYO OS-CON
4SP510M[14mΩ/4080mA]×4
6SP620M[13mΩ/4840mA]×1

 SP510も620も現在の標準品には無い。これは同品種・同耐圧・近似容量のSP560と680とほぼ同性能と見てよい。サイズは全く同一のE(8φ×11.5)とF(10φ×11.5)サイズだ。

 OS-CONの代わりに何を付けるか?HSDLでは日本メーカー製低インピーダンス品を付けるのがお約束だが、どうせ軽めの古代のカードだから思いっきりバカな奴を付けようぜ。という事で用意したのがこれ。


suscon_sd
 Su'scon SD1000μF6.3.Vという、アキバで新品で入手できる数少ない中華低インピーダンス品(100mΩ/650mA)だ。もう6年前「ひさびさに部品の話」でちょっと書いた奴だが、チビデブ型なのでビデオカードにはお誂え向きの形状。実は興味本位で手に入れたけど使い道が無かったという情けない物件だ。

 普通に考えれば「WXで膨らんだのだからSDで持つはずがない」という事になるが、その場合はすぐに破裂するだろうから分るだろう。常用カードじゃないので、HSDLの使用頻度では破裂しないかもしれない。破損する場合は予兆として超発熱するから触ってみればアホでも判る。


3dp2ti_2
 考えがまとまれば後はそれに従って付けるだけ。コンデンサ交換は単純でつまらない作業である。以前の電解コンデンサはWGも含めて全部抜いてしまう。電源等の片面基板ほどじゃないが、多層ザーボード基板と比べると幾らか抜きやすい。この時期のゲフォは5Vか3.3Vソースなので全部同じ6.3Vを付けても大丈夫。挿す位置は記憶しなくても良い。


3dp2ti_3
 OS-CONから大幅にビンボー臭くなったが、昨今の安物ビデオカードを見慣れた目には特に変わりない普通のカードに見えるかも知れない。それどころかこのままジャンクで流しても疑問を感じる人は少ないだろう(^^


hwinfo_3dp2ti
 動かしてみた。何時まで動くかは分らないが、取りあえず当初の目的は果たせたという事で。でも2、3年後には寿命で動かなくなっているかもしれんな…。


★終わり
 お陰様でカードを使用不能にせず(←重要)OS-CONを分捕る事に成功した。加えて高値で買った中華電解コンSu'scon SD1000μF6.3Vも有効利用(処分とも言う^^)できたので言う事なし。SMDランドがあるから、もっと高性能のカードであればPOSCAPなどを使うところだったが…。それはいずれ他の物件でやる事になるだろう。まだまだ山のように部品取りの候補があり、使えない部品も山のようにあるのだ(^^

 もし何か中華電解コンデンサに外見上の変化が有ったら随時ブログで報告する。SDは水系ではないっぽい(未確認)ので保存中に爆発!は無いと思われる。何でもありの中華なので断言はできないけど。

WS440BX "7years after"

 以前のWS440BXの記事はこれ

 前回の続き。前回は経年劣化を確かめるべく計測したが全く劣化していなかった。だが今回はそれを無視して再び改造にひた走る(^^


★更にまた電解コン交換(^^;
 またもや電解コンを載せ替える。もう一種ファッションと言うか、服を着替えるように電解コンを交換する。ある種オーオタの自己満足と繋がる部分があるな。ここで注意しなければならないのは基板のスルーホールの寿命である。あまり何度も調子こいてると劣化してスッコ抜ける可能性が高い。加えて12.5φの余剰電解コンでこれ以上のモノは無いので、恐らくはこれが最後の模様替えになる。

 WS440BXのスイッチング周波数は他の440BXマザーより極度に低い150kHz(設定不可)であるが、入力コンの静電容量はP!!!1GHzを載せたとして、電解コンの容量誤差20%を考えても600μFもあれば足りる。余った容量は悪さ以外には何もしないので、もしリプルに耐えられるなら容量は劣化マージンを含んでも600〜1000μF程度が良い。ちなみに600μFとは総容量で、このマザーは3本搭載だから1本当りだと200μFとなる。その程度の小容量で大リプルに耐えられる電解コンはポリマー電解くらいだろう。もちろんHSDLでは使う気はない。何しろオリジナルのOS-CONを除去して非固体電解を載せたくらいだから(^^


kzh5600
 出力コンは総容量10000μF(マージン取り過ぎ?)、ESR≦12.5mΩあれば足りる。現状でも充分過ぎだがネタの為なので更に巨大化する。HSDL最大のKZH5600μF6.3Vで総容量は28000μF、ESRはネトバ時代も真っ青の2.6mΩとなる。こんなに大容量を搭載した市販P6マザーは歴史上存在しないので試す意義はある…いや意義は全く無いけど試したい(^^


c3f6
 以前AGP部分にTPD470μFを付けたのだが高性能過ぎて目障りに感じてきた。ノーマルの通常タンタルの方が外見的にも相応しいよ。しかしコイツどうやって交換したのか?と不思議に思うくらい面倒な所にあるな。スロットが気になるのは勿論だが、手前のファンコネクタが強烈に邪魔なんだ。基板のランドは設計ミスかと思うほど短いし…。


c3g1
 あと以前追加したVtt1.5のタンタル(C3G1)は何も効いていないようなので除去した。もし付けるとすればMLCCだけどWS440BXでは必要無かろう。DCはCPUかライザー上でやればいい。


★もはや意味無し(^^;;
 実際に動作させて効果を体感するのは不可能だろう。そこでシミュレーションにより効果を確認してみた。このシミュレーションはP!!!では有り得ないレベルの負荷変動を与えている。Iは最高クロックP!!!1.1GHzの突入電流のピークからIsgntまで。こんなテストをしたらこの世のあらゆるマザーボードは全て漏れなく不合格になる。参考までにSC1185リファレンスのテストでは0.3〜10Aまで振っている。その時のVoutは2.8VなのでVRM8.1を想定しているのだろう。


simout_kzh_zl
 上が以前のZL版で下がKZH版である。ZLの方は120mV以上振れておりVRM8.4で最も厳しい規定である110mVp_pを超えているが、KZH版は90mV程度でP!!!1.13GHzどころか藁ペン以降でもやっていけるレベル(注)だ。明らかに無駄過ぎる(^^;

注:尤もそれは電解コンだけの話で、藁ペンVRMだとインダクタ等も大電流対策をする必要がある。加えて5Vソースでは難しく12Vソースに変更する必要がある。

★もう一度計測
 さて、交換してどんな波形になったのだろうか?恐らく能力的に底を打っているはずだが…。


wave_kzh5600
 もう変化は殆ど見られないが明確に線が細くなっている。静電容量は直流の(低周波)ON-OFFが無いと効果が判明しないので、マザーボードのような高周波スイッチング変動には必要無いっぽい(起動時だけ?)。


★完成
 WS440BXのVRMはこれで漸く納得いった気がする。「一番良い物を付ける。だから固体電解!」とか思考停止をしないでやり遂げたので満足感は大きい。2015年現在だったらもうクラシックマザーの部類に入るので改造はしないだろうな。クラシックマザーはノーマルだけに価値があると思う。無理やり最新パーツを組み込んだクラシックマザーなんて痛々しい。


vrm_20151011
 オオッ!市販品では有り得ない大艦巨砲VRM8.4だ。性能は河童1.1GHzどころか鱈の最高クロックを直に載せても微動だにしないレベル。実際は族車と同じく外見の為のチューンだけどね(^^

 こうして振り返ってみるとかなり弄っているな。元々骨皮の逃げ牛仕様だから追加する余地が一杯あるのだ。何しろノーマルではサウンドやNICはおろか、スタンバイLEDやリセット等のポストピンすら付いていないから。


all_yec
 参考までにこれがオールYEC時代(^^ これでも普通に動いていたのだから驚きだ。コイツKMGとかの一般用で充分なんじゃないか?カッコ悪いけど。

 オチが宜しいようで…(^^;)ゞ


★おまけ
google_ws440bx
 google大先生の検索候補にHSDLが出てきたぞ!(夜中に紅茶吹いた)。確かにネタにはなるが解る人以外はサッパリ面白くないので一般人は来ないように(^^; とは言え、こんな時代を超越したバカ記事に僅かでも注目が集まるのは面白い。

電解コンに穴を開ける

 今Aeolus PCX6600GT-DVH128(長い)の電解コンを交換しているんだが、SMDのアルミ電解を外すのが面倒なので破壊する事にした。その時、何となく思いつきで電解コンに穴を開けてみた。


smd100uf25v
 此奴が今回のターゲット、可哀想だが死んでもらうぞ。


smd100uf25v_2
 周りに部品が多いのでヒートガンで剥がす訳にもいかない。今回はHSDLでは異例な事に破壊して外す。まずは遊びで頭頂部に穴を開けてみる。ハンドドリルで一瞬にしてスポッと穴が開いたが、大方の期待に反して電解液は吹きこぼれてこない。


smd100uf25v_3
 じゃあリクエストに応えてもっと大きな穴を開けてみよう(^^ これでも特に何も出てこなかった。水系と思われるサコンは足が抜けただけで盛大に噴き出してきたのだが。写真は撮ったし、これ以上はもう用無しなので破壊。あ、このまま電源を入れてみれば良かったな。いずれ他のでやってみよう。


lxz_ana
 参考までに、代表的な三級塩の電解コンNCC製LXZに穴を開けてみた。やはりこれも液体は出てこない。黒い半煉り状態のペーストのような感じか。電解液が少なすぎるんだろう。


zl_ana
 水系という事でルビコンZLに穴を開けてみた。写真では見えないかもしれないが、コイツはこの状態で早くも液体が出てきた。見る見るうちに液体が溢れてくる。


 という事で特にオチは無い(^^

何よりもダメなSACON

PV-T64J-UDF3電解コン交換


 先日入手した(多分死んでいる)PV-T64J-UDF3を調査してみた。半分バカ記事だ(^^


★唐突に過去話
 ある程度長くこのHSDLブログを読んでいる人なら、「このビデオカードは以前見た事があるぞ」とピンと来るはず。実は2011年暮れにXFX PV-T64J-UDF3 修理?というテキトー修理記事を載せている。今回参考にしようと以前のカードを引っぱり出したのだが、驚くべきと言うよりは「やっぱりな…」と言う事実が発覚した。


v65_sacon
 何と保存していただけで2本のFZが吹いているじゃないか。NVVDDの入力は電解液が漏れており、出力の方はアタマがカチ割れている。1〜2年前まではベンチマークを回して遊んでいたのだが、ここしばらくは箱の中で放置されていたものだ。


xfx8600gt
 これが以前の写真だが、当該FZは勿論全く吹いていない。やはり放置中に自然に吹いたと考えられる。マザーボードではP6ISA-II等で何回かあったけど、ビデオカードが自然に吹いたのは初だね。

 自然にブチ壊れるとは思ってもいなかったが、FZならそれもあるだろうと妙に納得してしまった。前回全てのFZを触ってみたところでは殆ど発熱はしていなかったのだが、水素ガスが自然発生して膨張破裂したのだろう。そんな訳でコイツも交換しなくてはならない事になった。

 なお以前手に入れた方はV6.5で、今回の方はV6.4である。前の奴の方がバージョンが新しいのね。V6.5は前回メモリ系を全てFC1000μF16Vに交換しているが、背が高くて邪魔なのでこれも今回交換する。結局のところFZ470μF16V×2、FZ1500μF6.3V×3の代わりが必要になるのだが、肝心の生きたサコンFZは手に入るのだろうか?そこでビデオカード修理[14/07/19]の記事が書かれたのだった。


★入力コン
 CX10(41)、CX11(40)が入力コンだが、CX10(41)がOS-CONにもかかわらずCX11(40)のサコンFZはぶっ飛んでいる。殆どのリプルはOS-CONが食っているにもかかわらずだ。なまじESRが低いのでソコソコリプルが流れてしまったのかもしれない。

 CX15(42)はインダクタ外のフィルタコンデンサだがこれもぶっ飛び!この位置のコンデンサがぶっ飛んだのは今まで見た事が無いよ。まともな電解コンなら恐らく一般用でも飛ばない、いや飛ぶはずが無い場所なんだよね。

 CX 9(44)もCX12(43)のOS-CONとパラになっているにも関わらず破損している。なんて根性の無い奴なんだ。OS-CONとパラにしている所にメーカーの悪質さが垣間見える。残念ながら狙いは外れたけどなm9(^Д^)

 CX1(6)のFZ1000μF6.3Vはメモリ系の入力コン。1本なのでかなり厳しい所だがFZを付けちゃってます。これはもう製造がアホとしか言いようがない。この手の製品ばかり出しているメーカー自体が腐っていると言える。


★出力コン
 CX22(25)のFZ1500μF6.3Vはその横にあるCS18(20)のOS-CONとパラである。当然同じモノを付ける所だが、果敢にもFZを付けて爆死。CX19(21)とCX45(46)はパラになっている。どちらかをOS-CONにすればまだ動いていたかもしれない。


★その他
 上下パワーMOSFETはSTD90N02Lである。この石はRdsON:5.2〜11mΩでQg:17〜22nCしかない。Trrも36nsとかなりの高性能だ。GPUもメモリも電源にはこれが使われている。これをぶっ飛ばしたら交換要員に難儀しそう。入力コンは手抜きできない。と言いつつ今回はバカ実験に走るわけだが…。


★さて今回の遊びだが…
 サコンFZはWG相当と言う触れ込み(=カタログ上)である。勿論新品の時の一瞬だけだろうが。という事で全部WGに交換してしまえばお終いという事になる。もっと良いのは設計通り固体電解にする事だ。パラに付いている固体電解と同じモノを付ければよい。がしかし、それだと当たり前すぎて詰まらないのでHSDLでは却下する。当たり前のモノが当たり前に動いたところで何の面白さがあるというのだ?アンタらが勝手にやってくれ。

 今回は二つあるので、V6.4/6.5でそれぞれ違うバージョンを製作する。電解コンはいつもなら日本メーカー製を使うところだが、片方は上に書いたようにサコンFZを使う。何とか動作中に爆死するところを見たい(^^

=V6.5の方=
 こちらは破損が少なかったので、迷わず固体以外は全部サコン仕様で行く。

CX 1( 6):FC1000μF16V→FZ470μF16V
CX 9(44):破損していない→交換しない
CX10(41):破損していない→交換しない
CX11(40):FZ470μF16V→FZ1000μF16V
CX12(43):破損していない→交換しない
CX15(42):破損していない→交換しない
CX18(20):破損していない→交換しない
CX19(21):FC1000μF16V→FZ1000μF16V
CX22(25):FZ1500μF6.3V→FZ1000μF16V
CX45(46):FC1000μF16V→FZ1000μF16V

=オリジナル電解コン&交換要員=

NCC PSA330μF16V[14mΩ/5050mA]
NCC PSA1200μF4.0V[10mΩ/5500mA]
SACON FZ 470μF16V[36mΩ/1150mA]
SACON FZ1000μF6.3V[36mΩ/1150mA]
SACON FZ1500μF6.3V[22mΩ/1800mA]

SACON FZ1000μF 16V[22mΩ/1800mA]

 今回は選択の余地のないV6.5(サコンバージョン)を製作する。ビデオカード修理[14/07/19]で分捕ったSACONがここで活きるわけだ。


★作業
 作業はただ抜いて付けるだけだ。クソ面白くも無い退屈な作業である。この基板は抜きづらく付けづらい。ますます嫌気がさしてくる。


v65_after
 V6.5完成。こちらは非固体は全部FZで交換。また保存中に逝かれる気もするのだが、まあその時は諦めるしかないな。


v65_hwinfo
 このカードは既に長期間の動作実績があるので問題無く動作した。


★続く
 今回はサコン仕様を製作した。次回は日本メーカーバージョンを作成する。

電解コンのカツ入れ

電圧処理(エージング)

 プロの皆さんはここでさようなら。稍古い期限切れ寸前・期限切れ未使用電解コンデンサの修復という、ジャンカー以外に何の役にも立たないおバカ記事。あまり真に受けないように願います(^^ 極端に大きさの違うモノには使えない。PCに載せる8〜12φ程度のアルミ電解がターゲットだ。


★新品の中古品?
 筆者やアマチュア電子工作家は、手に入れた時に既に古い未使用電解コンを持っているのではないだろうか。部品に詳しい人なら一目で判るだろうが、アキバのパーツ屋には明らかに期限切れや廃品種のパーツが沢山売っているのだ。またアマチュアはホンマ物の使用済み中古品も使う事がある。都合の良い定格の低ESRアルミ電解は入手しにくいから。

 これはそのまま使っても規定の性能が出ないばかりでなく、甚だしい場合は組み立て直後に動作しない場合がある。そんな悲しい目に遭わないように、何とか「イキの良さ」を手軽に判定できないだろうか?アマチュアなので専門の測定機などは使いたくない!知識もあまり無い!という威張れない悪条件付きだ(^^


★電圧処理と再起電圧
 このような腐りかけ新品電解コンは、手に入れたらすぐにカツ入れをかませる。カツ入れとは言うまでも無く電圧処理の事である。コンデンサメーカーも常温で2、3年経過したものは適宜「電圧印加処理」を行うように指示している。


zl470uf_age
 電圧処理中。これはHSDLではおなじみの常用パーツであるルビコンZLである。定格電圧の16Vを印加している。気温・体積にも依るが、この大きさだと2時間以上が標準だ。低温の時や体積が大きいモノほど時間がかかる。充分に活性化するのが目的であり、時間は少々長くなっても特に問題は無い。極度に長くするのは単なるアホだが。電圧処理終了後は終了後に抵抗を介してリード線をショートする。高圧の電解コンでは抵抗を使わないと火花が飛ぶ。このルビコンZL470μF16Vも10φ×12.5个犯羈單小型ながら火花が飛ぶ。

 端子をショートしたら直ちにテスターで端子電圧を測ってみよう。端子リード線をショートした直後はゼロ付近になっている、と言うかなっていなければならない。そのまま端子を開放して放置しておくと、何故か時間と共にどんどん電圧が上がってくるのが判るだろう。電解コンに詳しくない人は初めて知る不思議な現象だ。

 これが再起電圧である。再起電圧はだいたい1〜3週間がピークと言われており、以後再び徐々に低下していく。電解コンの定格電圧にもよるが、高圧品の場合は無視できないくらいにまで上昇し、端子をショートさせると火花が飛ぶくらいまで上がる。なので大型コンデンサは保存に注意しないと危険だ…とここまではメーカーのマニュアルにも書いてある程度の常識なので知っておこう。再起電圧の発生とその原因は今回の目的とはあまり関係ない(^^;


★再起電圧を時計代わりに使う(^^
 でここからが本題なのだが、我々HSDLはこの再起電圧に着目してイキの良さを判定する事にした。使う直前に、ピーク電圧からどれだけ下がったかで「そのまま使えるか?」を判定するのだ。各電解コンに個性があるので一定の決まりは無いが、ピーク電圧から下がったらもう一度電圧処理にかける事にしている(注)。言うまでも無いが再度ショートさせると直ぐにゼロに戻ってしまうので、目的が無い限りリード線は短く切ってしまう。保存の時は脚がショートしないように頭を下にして貼り付けてある。またこの再起電圧は中古でも同じである。使い込んで活きが悪くなると再起電圧の上がりが悪くなったりして、寿命が近い?と推測したりする。未使用ではあまり無いが、何故か極性が反転しているモノもある。これ等は電圧にかかわらず問答無用で電圧処理にかける。

 勿論これはメーカー推奨のノウハウではない。あくまでもHSDLのノウハウなのでそのつもりで。そもそもメーカーは期限切れや外し品などの使用を許さないだろう。電気的には特に意味は無いかもしれないが、時間の問題なので意味が無くても良い。まあこの辺りはプロは立ち入らない未知の分野なので各自研究して欲しい。アマチュアだけが出来る遊びなのだ。


★終わり
 これは保存中の手法なのだが、もちろんハンダ付けが終わったらなるべく電圧をかけるようにしてエージングしてから使う。それで恐らく活きの良い新品と変わらないくらいの性能が得られるはずだ。経験を積めばどのくらい必要か自然と分ってくると思う。

 なおこれは通常電解液タイプのアルミ電解のノウハウで、経験上は固体コンは古さは気にする必要は無い。中古でも外す時に熱ダメージを与えなければ新品と変わらない。ただ固体であってもハンダ付け後のエージングは一応やった方が良い。漏れ電流は多少は増えている筈だから。


注:電圧処理し新品に準ずる性能に達してから、その後どのくらい時間が経過したか?を判定する目安である。ピークに達するまでに1〜3週間かかるから、少なくともその期間はそのまま使う事になる。

★おまけ
zl470uf_dead
 ZL470μF16Vエージング中に逆接続してしまった。流石に日本メーカー製であっても16Vの逆接続は短時間でも厳しい。写真では稍分りにくいが、すぐ気付いたのに見事に超発熱して膨らんでしまった。本来アルミ電解は3Vくらいまでなら逆接続しても膨らんだりはしない。そのため結果的に発見が遅れる場合がある。動作はするけど他人に発見されると無様(^^;

VGAバニラ風味

 タイトル通りかなりバカな記事だ。真面目な人は読まない方が良いかもしんない(^^


sacon_fz
 先日IO-DATA GA-8400GSを手に入れたが、クソコンでおなじみのサコンFZが死んでいた。全く動作する気配は無い。コンデンサは付いてさえいれば、多少劣化してもそれほど動作に影響はないが、流石に開弁して電解液が蒸発すると動かないか。

 そこで前からやってみたかったバカ実験をやってみる事にした。永遠の眠りについたサコンを地獄から復活させるのだ。サコンFZの頭頂部がカチ割れているのがポイント。


chuushaki
 このバカ実験の為にわざわざ道具も入手している。注射器がピンク色と言うのが気持ち悪いが、まあ使えるならこの際何でも良い(^^

 この注射器を使って、サコンFZのアタマのてっぺんに開いた割れ目から水を注入してやろうと言うワケだ(水系だし^^)。アイデアは既にここで表明している。水を入れる事で電解コンデンサが復活するか。これは大変に興味深い。だろ?m9(^Д^)


vanilla
 実験中に試しに電源を入れたら臭いが酷いので対策することにした。そうだ、バニラエッセンス入れちゃおうぜ。何でバニラかと言うと、別にバニリンが電解液の組成に似ていたとかそんな高等な理由ではない。コイツも激しく臭うから、クサイ同士でうまく打ち消しあってくれという意味だ。エタノールやグリセリンなどの有機溶剤分も加わるので性能に影響を与えるだろうか。水系でも三級塩でも四級塩でもなくて何系になるんだろう?バニラ系か?(^^;


sacon_fz_after
 注入が終わったらテープで割れ目をテキトーに塞ぐ。電源を入れたら微妙に発熱しているようだ。ガスは出ていないが電解作用は起きている模様。これで元通りにはならなくとも電解コンの役割は果たす(はず)。


hwinfo_ga8400gs
 BIOSPOSTキター!博士!成功です!不良破壊アルミ電解コンの修理をしたのはHSDLが世界初ではなかろうか。いつまで持つのだろう?そのまま放置してみようかと思ったが、折角動いたカードを壊すのも嫌なので止めといた。動いたからには交換する事になるだろう。


結論:電解液が蒸発して不動になった水系アルミ電解コンは、水を注入すると一時的に復活する。これで動作チェック位は出来るので、動いたら交換すればいい。但しバニラは入れない方が良い(^^ 基板が臭くなったので洗わねばならん…。

今日のHSDL[2013/05/24]

 前回書いた通り記事を27回分削除したのだが、削除するよりも総目次の訂正が大変なのだ。シリアルナンバーも訂正しなくてはならないからね。これは971回目の更新である。


★Webサイトより

http://www.youtube.com/watch?v=xtdlE6apex8
 CPUのヒートスプレッダ削るビデオって一杯あるのね…(^^; さすがにHSDLのようにコアを削ったのは無いけど。


http://www.pc-custom.co.jp/
 そういえばCUSTOMも歴史長いなあ。やっぱり中小はもうダメなのかねえ。アキバが空き場になる日も近いのか?


http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050212/etc_corsair.html
 どうせならこんなおバカなのが欲しいな。値段が凄まじいが…。


http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-06689/
 このままではとても使えないけど、T80-26コアが100円と考えると充分に使い道がある。お勧め。


http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-06168/
 これは使える!例のACアダプタの高効率化とか。価格30円も非常に魅力だ。お勧め。


★今日のCPU研磨
 最近ヒマが無くて全く手付かずだったが、2か月ぶりに削ってみた。


sl4pb_20130521
 愈々割れが酷くなってきた。削る速度もかなりゆっくりになって終わりそうにない。基板の削れもさらに増加した。このまま緑のレジストを全部削るとキレイだろうな。何か当初の目的からかけ離れているような気がするが…(^^;
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