HSDL.blog.jp

ジャンクPCパーツやカメラ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

ハードウエア解析

憂愁のマザー

BIOSTAR 865GV Micro 478


 このマザーは"BIOSTAR 865GV Micro 478"と言う名前だが、基板プリントには"I86GV-M4"という名前もある。恐らくこれが生産側の名称なのだろう。筆者的にはI86GV-M4の方がBIOSTARと言うか精成科技(Global Brands Manufacture)兄弟らしくてシックリくる。


i86gv_m4
 これもASRock P4i65Gと共に久々に入手した100円(108円)マザーである。ジャンクマザーはやっぱりこの値段で手に入れたいね。この製品もP4i65Gと同じくかなり遅くなってから、具体的にはソケット478はとっくに終わり、775も終了しようという2000年代後半に発売された。何のために発売されたのかは知らないが(注)、昔自作した時の余っている部品を持て余していた好き者には支持されたらしい。価格が安い(実勢価格で6000円台)のも大きな理由の一つだろう。このくらいの値段だと「板以外は全部揃っているし、ちょっと昔気分で遊んでみるか?」と言う気分になりやすい。ジサカーの君らもそう思うだろ?(^^

注:この時期(2008〜2009年)に865系マザーが各社から一斉に発売されたのは余剰在庫チップセットがどこかで放出されたのではないだろうか?

★全然動かない…(^^;
 実は動作チェック[17/03/09]にも書いた通り動かないんだな(^^; しかもASRock P4i65Gと違って全くPOSTコードが走らない致命的な不動である。VRMには全く異常が無い美品マザーが動かないのは通常はあり得ない…でも現実に動かないからなあ。値段が値段だし修理の時間がもったいないので捨てようと思ったが、捨てる前にもう一度基板チェックを行なった。


vrm
 まずVRMだ。電解コンは破損例の多いKZGだがこの場合は全く異常なし。この電解コンは外見に異常が無ければ問題は無い。パワーMOSFETも異常は無いのでVRMは全く正常と見た。


memory
 メモリ周り。POSTコード=D5h(D7h)で止まったASRock P4i65Gと違って、POSTコードがFFhで動かないこのマザーにメモリは関係無いな(CPUにMCHが内蔵されているわけではないので)。念のため一応見たけど勿論配線などに問題は無い。


mch_dc
 チップセット周り。ここも電解コンの破損は無い。チップセット周りの電解コンでも膨らんでいると動作に問題があるのはここに例がある。しかしこのマザーは何ともない。MCH等の電解コンを疑う必要は無さそうだ。


mch_rev
 MCHとCPUソケットの間の配線が切れている場合がある。これは剥き出しで細い線なので青箱の中で切れるのは普通に有り得る。しかしこのマザーはキレイなもので何ともない。


ich5
 次はICHだ。コイツが原因で動かない865系は数限りない。しかしその場合でも穴が開いていたり変質したり不審な所があるものだ。このマザーにそんなところは全く無い。ジャンパピンもデフォルトで異常は無いし、筆者の動作方法が間違っているわけでもないらしい。こうなったらソケットを水洗してやろうか?イヤその前に。


socket478
 アテにならないけどソケットがおかしいかどうかチェックしてみる。判定ではシロのようだ。しかしこのツールってLEDの点灯用電流がMCHに流れる気がするのだが…低電圧のチップセットだとブチ壊れないのか?それはさておき現時点では洗う必要も無さそうだ。例え洗うにしても今は寒いので春になってからだろう。


 さあ困った!このマザーは全然おかしいところが無い。ここでもう一度最初から考えてみよう。POSTコードが全く走らないのは通常「CPUが動いていない」からだ。だがVRMにも配線にも異常が無いのでその線は消えかけている…イヤ長年のカンでこれは板のせいではない気がしてきた。POSTコードが走らないもう一つの可能性に思い当たったからだ。


fwh
 で、FWHのソケットを見ると…何と一発回答。稚拙な技でFWHを外した跡があるじゃないか!これでFWH飛ばし疑惑が濃厚になった。電撃的に修理は終了したことになる。

 恐らく前ユーザーが何らかの理由でFWHを飛ばしたか、飛ばしたと思い込んでFWHのホットスワップ(笑)でもやろうとしたのではなかろうか?このはずし傷はそれを表しているのだ。それならFWHを書き直してやればいい。尤も前ユーザーの作業でFWH自体が壊れている確率も結構高い。素人ユーザーは書き込み電圧も知らないからだ。過去にホットスワップ記事で電圧を見ている人に会った事が無い。最悪FWH自体を交換することになるかも。


★動かす
 サックリ書き換えた。FWHチップ自体は最悪の予想を覆して無事だった。FWHの在庫は豊富だが換えずに済めばそれに越した事はない。


86gvm111
 ちなみにこれが対応マイクロコードだ。流石に藁は入っていなかったがノースウッド以降は全部動きそうだ。


hwinfo_i86gvm4
 ウッシャー!動いたぜ。動きそうな奴(P4i65G)が動かず、動きそうもない奴が動くのがこのジャンク世界の「よくある話」である。恐らくFWHの反応が無いのでCPUに行くまでに固まっていたのだろう。あれ?マザーボード名が違っているな…このファームウェアはBIOSTAR公式からダウンロードした正統な物なのだが、他の865板と兼用なのか単純に間違っているのかよく分らん。


★注目ポインツ(^^
xgp
 チップセットは865G(Springdale-G)ではなく865GV(Morgan Hill)なんだね。これは仕様でAGPバス・スロットが無いので、インチキしてXGPというなんちゃって互換スロットを付けている。このXGPはBIOSTARのマザーではおなじみで、ソケ939のNF4UL-A9にも付いていたのは記憶に新しい。そして更に記憶を遡れば同腹兄弟のPCchipsのAGProと同じだ。同一人物が作っているのではなかろうか。PCchips M909Gの設計者が移籍したのかな?PCchipsは解散したわけだし。


cpu_dc
 何じゃこのCPU_DCは…恐らくネトバ系マザーの中で最もプアなDCの中に入るだろう。と言うかこれよりヒドイのは一寸思い出せない…イヤM909Gはもっと酷かったか(^^; やはり同一設計者なのか、これも2012のMLCCが数個しかない。基板にも準備が無いので設計段階で潔く省略している…イヤ付けろ。基板にランドがあればHSDLで付けられるのに。取りあえず目立つ真ん中のSP-CAPは付けたいよな。

 究極の骨皮VRMシリーズを読めば解る通り、CPU_DCがまともなら少々VRMが不出来でも安定して動く。このマザーはその逆なので結構ヤバい。だから「憂愁のマザー」にピッタリという事で栄えある第一回に選ばれたのだ(^^ 以前は「BIOSTARは地味だけど堅実」として認識していたが、設計者によってかなり差があるのかもしれない。HSDLではこの手のマザーは改造の餌食になる。早くどこかのOST(RLS)が飛ばないかな。


★終わり
 865GVにXGPというキワモノマザーだが、コンパクトに良くまとまっているので使い易そう。ASRock P4i65Gが現状動く気配が無いので、暫くこれを478の動作チェック用にするかな。ソケAのチェック機K7VM3もそうだけど動作チェック機はIGP付きで小型のがいい。

MSI RX480M2-IL

 久しぶりにマザーボードの動作記事でも書いてみようと思ったのだがネタが無い。入手10年以内の適当な物件が見当たらないのだ。条件はCPUが一杯あること。それだとintel系しか考えられないが、775以降のは詰まらないので478以前となるとマザーは案外限られている。AMDの方はAM2マザーが近年豊富だがCPUが激少なくて動かす気が起きない。939以前だとかなり少なくなってくる。この辺りかなあ。

(2012/12/12)●PIIIDME
(2014/06/26)MSI RX480M2-IL
(2015/03/11)MSI K8NGM-V H
(2016/09/11)BIOSTAR NF4UL-A9
(2016/10/13)Albatron K8NF4U

 今年新たに何か魅力的な物件を手に入れない限り、この中から順次選ぶしかないのだった。今日はSocket939のRX480M2-ILから行ってみよう。HO多摩和田開店の時に入手したものだ。色々な意味で懐かしい板だね(^^


★注目ポイント
ms7093
 基板はDYNAMIC ELECTRONICSにおいて2005年4週製造。アセンブルは当然その直後だろう。VRMは3相で入力コンはKZE820μF25Vが4/4、出力コンはMBZ1500μF6.3Vが6/10と少ないがまあ水準クラス。基板裏DCもこのクラスとしては非常によくやっている。予想ではK7N2G-Lとか845E MAX2と同じ設計者だと思うのだが、何でこの人の時だけは板品質が良いのだろう?(^^


ics951412ag
 ICS951412はRS・RX480の周辺を構成するクロックジェネレータICである。これの何が困るかと言えばBCLK設定範囲が非常に狭い事だ。規定が200MHzなのでOCは220MHzまでしかできない。全くOCできないイソテルマザーほどじゃないけどこれにはかなりメゲタ。このマザーを長年評価せず放置していたのはこれが半分の理由である。なおBIOSセットアップにはクロック設定機能は無いので自前でSM-BUS経由でクロックジェネレータICを動かさねばならない。フリーソフトのSetFSBClockGenがICS951412AGに対応しているので動く可能性はある。

 もう半分の理由はATIチップセットなのにIGPが無い事。RS480だと楽しいのに。尤も939の動作チェックにはいつもこのマザーが使われている。使えなさを挽回するために無理やり使っている側面もあるが(^^; 全体的に見れば特に可も無し不可も無しかな。このマザーのメインのターゲット層がよく解らないが、上記の通りBIOSやボード上にクロック設定が無いとか、必要最低限のシンプルな板だからOEM採用を期待していたのだろう。


★動かす
 OSはいつものXPではなく、最近π焼き最速タイムをマークしたことで脚光を浴びているWindows Vistaである。件のπ焼きレコードはサンディエゴ3700+だったのでAthlon64と相性が良いのかなーと思って。ここで問題点が発覚。インストール時間が長すぎ(^^;

Vista本体→約20分
SP1→約50分
SP2→約45分
Others→約25分
IE9→約10分

 環境にも依るがこんなものだろう。サービスパックやパッチやIE9を元掛けすれば何と2時間以上節約できることになる。でもSP統合は(特にSP2が)面倒なのでまた今度。

//G093
MB:RX480M2-IL(MS-7093)[Rev1.0/Ver3.9]
CPU:ADA3000DAA4BP LBBLE 0516EPLW
MEM:SanMax(Hynix)PC3200-333-512MB×2
PCI-E:ASUS EAX300LE(RADEON X300+DDR128MB)
IDE1:ST340015A
IDE3:[HSDLDATA1]
NETWORK:RTL8100C(100BASE)
SOUND:ALC658C(AC97 V2.3)
PS:MIRAGE DR-B350ATX(ATX12V Ver1.3)
OS:Windows Vista SP2

 CPUはHSDLの939で最低性能に近いAthlon64 3000+、メモリは2GBだとMEMTEST86+でエラーが出たので1GBに減らした。最低限度でどれだけ動くかも重要なのでこれで良いか。ビデオカードはATIなのでRADEON一択だ。これもHSDLのPCI-Eカードで最下級のRADEON X300を用意した(何故かサブベンダがSONY?OEMか)。HDDはいつものようにIDEオンリー、電源は粗末で有名なDR-B350ATXだ。


device_vista
 インストール直後は"マルチメディア オーディオ コントローラ"に!マークが付いたが他は一発認識。サウンドは蟹AC97最終、ビデオカードはMS内蔵はイヤなのでCC10.2を入れ直す。


device_ati
 これでサウンドもビデオカードも完璧。だがヌビと違って純正ドライバに入れ替えても特に何も変わらないようだ。MSでサポートしていないOGLはアップしているかもしれない。


device_vista2
 これが全デバイス。殆ど標準ドライバで動くようになっているらしい。気分的にはカッコ良い名前を付けたくなるが(^^


system_vista
 インストール直後のコントロールパネル→システム。


system_vista2
 最終的にはこうなった。コピーライトが2006から2007に、メモリが1022MBから1.00GBになっているのが時代の移り変わりを表す。


wei_vista2
 WEIはこうなった。Vistaの場合は5.9が上限で、平均の3.0以上なら快適らしいのだが一応超えている。2006年当時の最下級の市販PCはどのくらいだったのだろう?ちなみに筆者はこれでも充分に実用できそう。その場合メモリはもうちょっと増やしたいけど。


system_7
 Windows7も試してみた。これは「Vista32(DELL版)」の追試でもある。ちゃんと認証されて動作した。デバイスはVistaと同じくサウンド(蟹AC97)だけドライバが入らなかった。


device_7
 全部ドライバが入ったところでCPUをX2 3800+に換えてみる。


wei_7600gs_7
 WEIは7の場合は7.9が上限で、4.0以上なら快適らしい。X300では3.6がやっとだったのでビデオカードをGF7600GS(GIGABYTE GV-NX76G256D-RH)に換えて試した。今度のボトルネックはCPUとメモリとなっている。しかし数値上はこれで当時の平均的なPCという事になる。総額1000円のPCだが充分に使える(^^


d3dx9_28dll
 ちなみに3DMark06はVista、7共にそのままでは動作しない。これはDX9cをインストールする必要がある。


★終わり
 ATIを買収してAMDチップセットの品質は漸くまともになった。RS・RX480は現在のAMDチップセットの源流と言える。このマザーは特筆すべき点は無いものの、小型なのでいつもソケ939CPUの動作チェックに使われている。リファレンスにソコソコ忠実なMSIだからか今のところ不快な症状は出ていない。RX480の評価ならこれ一択で良いのではなかろうか(OCしない前提で)。

P6マザーのVRM

 過去の記録としてP6マザーのVRM(またはPWM)コントローラとスイッチング素子をまとめておく。判っている限り実測スイッチング周波数も記している。実はこれ2009/01/22の調査結果なのだが、元調査には何か解らない記号が付いていたのを不明なので削除してしまった。もしかして重要な印だったら困るな…(^^; 下の方の未調査のモノ(12枚)は判り次第追加する。

[2016/12/31現在、全50(62)枚]
p6_vrm
 以下、マザーボード名、コントローラ、上側スイッチ、下側スイッチ、スイッチング周波数の順に並んでいる。小改造でCSVファイルにできるだろう(^^

=SC242(20)=
●PIIIDME(Rev1.2),HIP6004BCB,HUF76129S,HUF76129S,???kHz
ABIT AB-BH6(Rev1.02),CS5165,PHB55N03LT,PHB55N03LT,???kHz
ABIT BE6-II(Ver1.1),RC5058M,76129S,76129S,290kHz
ABIT BF6(Ver1.0),RC5058M,76129S,76129S,296kHz
AOpen AX64 Pro(Rev73_38),RC5057M,FDB6030L,FDB7030BL,290kHz
AOpen AX6BC Pro(Rev12_90),RC5057M,FDB7030BL,FDB6030L,296kHz
AOpen AX6BC Pro(Rev38_57),RC5051M,FDB6030L,FDB7030L,298kHz
ASUS P2B(Rev1.10),HIP6019BCB,2SK2885,2SK2885,200kHz
ASUS P2B-F(Rev1.00),HIP6019BCB,32N03-L,32N03-L(Harris.S名義),204kHz
ASUS P3B-F(Rev1.04),HIP6020ACB,32N03-L,32N03-L(infineon名義),197kHz
DFI PA61(Rev.D2),US3004CW,PHB55N03LT,PHB55N03LT,180kHz
EPOX KP6-BS(Rev0.2),LX1664CD,CEB6030L,CEB6030L,193kHz
GIGABYTE GA-6BA(Rev2.4),RC5051M,2SK2984,2SK2984,302kHz
Intel SE440BX2(Rev108),SC1185ACSW,SUD50N03-07,SUD50N03-07,151kHz
Intel VC820(Rev406),SC1185ACSW,SUD50N03-07,SUD50N03-07,153kHz
Intel WS440BX(Rev206),SC1185ACSW,SUD50N03-07,SUD50N03-07,151kHz
MSI BX-Master(Rev3.0A),SC1153CSW,CEB703AL,CEB703AL,200kHz
SOYO SY-6BA+(Rev??),LM2635M,PHB45N03LT,PHB45N03LT,303kHz
Tekram P6E40-A4(Rev??),None(LM393D/LM431ACM),BUZ102,PSR10C40CT,185kHz
TYAN S1832D(RevE),RC5051M,IRL3103S,IRL3103S,???kHz

=SC242[複合](2)=
FREEWAY FW6400GX/150(Rev??),ADP3011,IRL3103S,IRL3103S,207kHz
TYAN S1854(Rev??),US3018CW,FDB6030L,FDB6030L,185kHz

=Soket370[VRM8.4](21)=
ABIT AB-BP6(Rev1.0),CS51313,IRL3103S,IRL3103S,???kHz
ABIT SE6(Ver1.01),RT9230,PHB55N03LT,PHB55N03LT,205kHz
Acer M23D(Fujitsu CELSIUS 421),SC1164CSW,FDB6030L,FDB7030L,211kHz
Acer S58PH(Rev1_C1),FAN5059M,PHB55N03LT,PHB55N03LT,294kHz
ACORP 6A815EP1(Ver1.0),HIP6021CB,60N03S,60N03S,200kHz
AOpen AX34ProII(Rev77_77),RC5057M,FDB7030BL,FDB6030L,304kHz
AOpen AX3S Pro(Rev57_33),RC5057M,FDB7030BL,FDB6030L,302kHz
ASUS CUBX(Rev1.02),HIP6020ACB,2SK2885A,2SK2885A,200kHz
ASUS CUSL2-M(Rev1.03),HIP6021ACB,IPB10N03L,IPB05N03L,???kHz
DFI CB60-BX(Rev.A2),US3004CW,CEB6030L,CEB6030L,205kHz
DFI CB61-BX(Rev.B1),US3004CW,55N03LT,55N03LT,201kHz
DFI CD70SC(Rev.A),US3004CW,PHB55N03LT,PHB55N03LT,200kHz
ECS BKi810(Rev1.6A),KA7500B,CEB6030L,S16S40C,195kHz
ECS BKV8601(Rev1.2),L6911B(HIP6004),PHB55N03LT,PHB55N03LT,193kHz
ECS P6ISA-II(Rev1.1),US3004CW,IRL3103S,IRL3103S,239kHz
ECS P6STP-FL(Rev1.1),US3004CW,PHB55N03LT,PHB55N03LT,260kHz
FIC SAHARA3810(Rev2.2),RC5057M,FDD6030L,FDB7030L,309kHz
FreeTech P6F2095(Rev??),RT9224,PHB55N03LTA,PHB55N03LTA,207kHz
GIGABYTE GA-6OXM7E(Rev2.0),RC5058M,2SK3296,2SK3296,300kHz
Intel D815EEA(Rev207),SC1185ACSW,50N03-07,50N03-07,145kHz
Q-Lity CPV4-T(Rev.F),RC5057M,FDB7030L,FDB7030L,???kHz

=Soket370[VRM8.5](7)=
Acer S520L(Rev1M_A2),FAN5056MV85,PHB55N03LT,PHB55N03LT,305kHz
AOpen AX3S Pro-U(Rev37_7B),FAN5056MV85,FDB6035AL,FDB7030BL,298kHz
AOpen AX3SP Pro-U(Rev77_77),FAN5056MV85,FDB6035AL,FDB7030BL,???kHz
DFI CM33-TL(Rev.B),RT9238(ISL6524),FQB60N03L,FDB7030BL,195kHz
ECS P6IPAT(Rev1.0),IRU3013,FQB60N03L,FQB60N03L,204kHz
GIGABYTE GA-6OXT(Rev1.1),FAN5056MV85,IPB15N03L,IPB15N03L,327kHz
Kohryu(ACORP)6M694T(Ver2.0),ISL6524CB,AP60N03S,AP60N03S,200kHz

=不明(12)=
ASUS P3C-D(Rev1.13),,,,???kHz
FREEWAY FWD-P3C4X(Rev1.02),,,,???kHz

Acorp 6A815EPD(Rev1.1A),,,,???kHz
Rioworks SDVIA(RevD),,,,???kHz

●P3TDE6(Rev??),,,,???kHz
ASUS TUSL2-C(Rev1.04),,,,???kHz
DFI CS62-TC(RevB),,,,???kHz
ECS P6IEAT(Rev1.0),,,,???kHz
Fujitsu D1306-A2(Rev??),,,,???kHz
Rioworks TDVIA-WO(RevC),,,,???kHz
TYAN S2460(Rev1.0A),,,,???kHz
TYAN S2518(Rev??),,,,???kHz

黄昏のビデオカード

忘れたけど多分2013年の記事(^^;

Winfast A350XT TDH

 「A350XT TDH調査」では修理しようと頑張っていたようだが、新たに同じモノを100円で手に入れたのですっかりヤル気が無くなった。壊れたのは既に解体したので、今回は新たに手に入れた奴を動かしてみる。記事は冗長部分をカットした簡易版で行きます(^^


★リコール対象か?
l404
 残念!当該品はリコール対象機種ではないようだ。クレーマーとしてトコトン粘着してやろうと思っていたのに(ウソ)。しかし「基板上のMOSFETにトラブルが発生する」という事は焼損するんでしょうなあ。見てみたいものだ。
・L4020035801〜4020036000
・L4020036161〜4020036210
・L4020071491〜4020071840
・L4020106041〜4020106240
・L4030001461〜4030001560

http://www.leadtek.co.jp/news_release/a350xt_apology.htm
http://www.sycom.co.jp/custom/recall.htm
http://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0402/18/news076.html
 もっと深く検索したらIRF7458が発火したらしい。全部で5つあるパワーMOSFETの内のどれなんだろう?シロート報告は要領を得ないな。場所によってこれで良い所もあるし悪い所もある。Vmemの上側なら余裕だし、Vcore下側なら(2パラだけど)稍厳しい。HSDLのロットにはこれは使われていない。

http://viva2ch.net/jisaku/1077086088.html
http://viva2ch.net/jisaku/1077287811.html
 「該当チップが手で触れられない位熱い」…ってそんなの当たり前だろバカ(^^; 炭焼きオヤジじゃあるまいし、精々60℃位でヒーヒー音を上げるんだろうが。その程度なら電源のMOSFETとしては欠伸が出るほど普通。火柱が上がったとか大げさに書いてあるが、普通はジュワッて感じで光って煙が出るだけだし火事にもならん。なったとすれば艾のようにPC内外にホコリを溜めこんでるユーザーがアホだ。それ以前に火が出たら騒がず黙って消せよ。ボード上のコンデンサは粗悪品などではない!全てSANYO/SEI製で、最も優秀なアルミ電解コンデンサ・メーカーだ。このスレではまともな書き込みが2、3しかないな(1人?)。何時でもそうだけど事故が起こると愉快犯が嘘っ八のデマを流す。全部真に受けてるとバカを見るだけ。

http://www2.odn.ne.jp/knxinfo2/k7tb/mechlog2.htm
 やっと発見したぞ〜。この人の記事が正しいとすれば、Vcoreを生成するDC-DCのQ4らしい。当該品はIRF7821だが、燃えたリヴィジョンはIRF7458が付いているそうだ。あのー、7821の方が7458より微妙に性能落ちるんですが…(^^; 良くなったのはゲートチャージが少ない分、スイッチングが微妙に高速になったという事だけ。むろん効率は改善されるが、その程度で燃えが解決する事は無い。あ、AMR限界温度も5℃伸びているか。しかしこれとて改善と言うには程遠い。このくらいの温度まで上がって来たら明らかに故障だが、その場合は秒単位で通過して燃える。結論として「当初より部品の選択は間違っていなかった」「元設計が悪いわけでもない」という事。やっぱりMOSFETの単純なロット製造不良だったのだろうか…?今となっては確かめようが無いので永遠の謎だ。
q4_irf7821


★テスト
gpuz
 HSDL指定ベンチマークを取ってみた。PCはHSDL49(GA-K8NS+ADA3700DAA5BN)である。大昔のカードに言ってはいけないのだろうが遅いね(^^; X700PROと比べても勝てるのは僅かのベンチしかない。ビデオカードの性能向上は本当にインフレが激しい。

bench_a350


★終了
 HO等でもAGPカードは完全に終息した。なのでAGP×8、DX9対応以降のソコソコ速いカードの完動品はあれば押さえたい。HSDL的にはローエンド以外全シリーズ揃えたいところ。

注:放置しすぎてリンクが全部切れてしまいました。読みたい人はアーカイブでも見てください。



M2N78-LA

 前回の続き。


★動かす
 動かすうえで最も困ったのがSATAのHDDをどうするか?だ。当面はSATA→IDE変換しかなさそうだが、今回はブートドライブにはSSDを使ってみる。このSSDは以前筆者のメインマシンで使っていたモノで、3回ぶっ飛んだ時点でお役御免となり払い下げられた。CPUはADA3500IAA4CWを使う。AM2は代わりが無いので潰さないようにしなければ…潰すなよ?

//G278
MB:M2N78-LA[Rev3.02/5.22]
CPU:ADA3500IAA4CW(200x11.0)
MEM:512MB(PC5300)
VGA:Geforce9100(IGP)
SATA1:Silicon Power T10
SATA2:[HSDLDATA1]
NETWORK:RTL8201N
SOUND:ALC888S(HDA)
PS:MIRAGE DR-B350ATX
*いつもだけど光学ドライブはインストールの時だけUSBで繋いでいる。

hwinfo_violet
 動作チェックの時はHWINFOすら立ち上がらなかったのだが、今回はわざわざFDDを使って動かしてみた。普通に表示されている。やはりVioletという名称だった。パビリオンというPCネームも入っているのが市販PC用らしい。


bios_menu
 何も弄れないBIOSセットアップメニューである。


hp_shindan
 但しこのファームウェアには診断プログラムが入っていて、CPU・メモリ・HDDのチェックが可能である。この辺りはサポート省力化の努力が認められる。


 試しにXP SP3を入れてみる。実はこのマザー、正式にはVistaと7にしか対応していない。恐らくそのドライバで上書きだと10も動くだろうけど、HSDLでメインに使用しているXPには対応していないのだった。チップセットドライバはNFORCE DRIVERの15.56WHQL(最終)で良さそうだ。このチップセットドライバには、
Ethernet Driver (v73.30) WHQL
Network Management Tools (v73.25)
SATAIDE Driver (v11.1.0.43) WHQL
SATARAID Driver (v11.1.0.43) WHQL
RAIDTOOL Application (v11.1.0.43) WHQL
SMBUS Driver (v4.79) WHQL
SMU Driver (v2.08) WHQL
GPU Driver (v197.13) WHQL
PhysX (v9.10.0129)
Away Mode Driver (v6.0.6000.115) WHQL
Installer (v8.36)
 と殆ど含まれている。唯一単体のサウンドだが、これは蟹のHDAドライバでOK。今回は恐らく最終のR2.74を使用した。


device_m2n78la
 ?マークが無くなってXPでも使えるようになった。正式対応ではないが普通に動く事は判った。


hwinfo
 CPUとGPU情報はこちら。


gf9100
dxva
 GF9000系なので一応現在でも充分使い物になるグラフィック機能と言える。MP4だけでなくFLV再生支援もあるよ。これだけだと判らねえな(^^;


bench_ADA3500IAA4CW
 IGPに負けず劣らずCPUもショボイがSSDのお陰でそれなりのPCになった。だがWriteの数値が不自然に遅いのが気になる。アライメント調整しなかった祟りなのだろうか。一通りベンチマークを取ったところでハードウェアのテストは終了。HP用の7や8.1のリカバリーが手に入ったらいずれテストしたい。

 Geforce9100チップセットはIGPが良さげなのでその後アム・イソ共にヌビチップセットが排除されたのは残念だ。筆者ならこのチップセットで現在のメインマシンにしても充分だな。ただこのマザー、ネットワークが100Mbpsなのは呆れた。939の頃だってGbEだったのにAM2時代に何をやっているのだろうか。


★終わり
 やはりメーカーPC板(特に英煤系)はHSDLとしては受け付けないな。それでも100円ならAM2実験用+OS実験用として買って損は無い。ダメはダメなりに使い道はあるものだ。


M2N78-LA

 当初は英煤名義だったが途中からPEGATRON名義になっているマザー。HPでは"Violet"と呼んでいるらしい。このネーミングには旧Compaq臭がプンプン漂うな(^^ 定例会[16/09/05]にて108円で入手。

M2N78-LA(Viola)
M2N78-LA(Violet)
M2N78-LA(Violet3)
M2N78-LA(Violet6)

 写真を見ると最初は英煤らしかったのが徐々に変わってい行く様が面白い。Violet3と6はAM3なので同じGeforce9100でもモノは全く違う。現状USBメモリブートできないとかIDEが無いとか色々困ったマザーだが一度は動かしたい。記事を書いて100円の元は取る(^^


★概要
 恐らくGeforce 9100リファレンス回路なのだろう。ただ英煤・PEGATRONなので色々罠や仕掛けがありそう。電解コンはメーカー機なのでVRM周りは日本メーカー製だが、PCI-E周りなどは中華TKで手抜きされている。実際にそのTK(ATWY)が開弁寸前まで膨張しているのだから言い訳は無用だ。「全部固体にしろ」とか馬鹿を言うつもりはないが、せめて日本メーカー製にしてほしい…イヤTKは日本メーカーだがATWYは生まれも育ちも生粋の中華なので(^^;

 PCIバス・スロットやIDEなどレガシー・デバイスが排除されている…がしかし、何故かそこにはFDDのI/Fが…結構アホだろ仕様設計者(^^; どうせレガシーフリーならこれも排除すればよかったのに。USBメモリでDOSを起動しようとしたが全くブートしない。他ならぬHPの起動ディスク作成ユーティリティーを使用して作ったのだが、どうもファームウェアに怪しいところがある。ファームウェア自体を入れ替えたいところだがこの型番はリテール製品が無い。それどころかGeforce 9100チップセット自体HP-Compaq以外のメーカーは検索で引っかからない。採用実績が他に無いのかも。

 PCBはPIOTEK COMPUTERにて2009年13週に製造されており、この製品のアセンブリもその直後という事になる。裏面を見てみたが英煤マザーにありがちな基板ヤケが殆ど見られない。これは他ならぬユーザーの使用法が正しかったこともあるかもしれないが、それ以上にケースの出来が良かったのではなかろうか。基板ヤケしているE社はPCシロートという事(^^


cpu_dc
 久々にまともなCPUのDCを見たような気がする。がしかし、これは次のVRM手抜きの前触れだったかも…。


vrm
 入力コンは固体×3、通常×1となっている。何で1本だけKZGなのだろうか?謎だ。出力はかなりヒドイ。何と設計6本で実装4本しかない。上のまともなDCはこれを手抜きする布石だったのか。ちなみに左の方に3本見える茶色いATWYはVRMのコンデンサではない。普通の人は勘違いしているみたいなので教えてあげよう。下側パワーMOSFETが立っているのがイソテルっぽくて捨てたくなる(^^


vrm_nb
 上で4本しかないと書いたが、「1本固体があるのでは?」と思う人が居ると思う。実はこれはCPU用の電源ではない。内蔵されているNBの電源である。これ用は1本しかないから個体が使われているんだね。目が見えればインダクタの巻き数が他と違うのに気づくだろう。入力電解コンも独立している。このVRMは4相ではなく3相+1相という事になる。但し基板設計では4相+1相となっており実装で省略しただけだ。コントローラ次第で増やせるかもしれない。しかしこれヘノ2の4コア搭載モデルもあるらしいのだが大丈夫なのだろうか。見た目デュアルコアが一杯に思える。


mcp_dc
 MCPのDCもまともにやっている。この辺りにほんの少しだが変色が感じられる。IGPのあるシングルチップセットなので発熱はかなりのものだと思われる。ヒートシンクだけでなくファンも必要か。


usb_dc
pcie_dc
 これと電池脇のを含めの3本のATWYが膨らんでいる。MCPの電源は別として、USBもPCI-Eも「ここで膨らんだら使う所は無い」というくらい楽な所である。話にならないくらいの低品質だな。

 膨らんだATWYはPCI-Eバス・スロットを使わないので放置する。USBもこれで用をなす程度の重要性だ(直流なら関係無し)。スロット周辺のDCは大して重要な物ではない。これらは実はリファレンスには定義されていなかったりする。


bios_debug
 これがBIOSの外部書き換え端子だ。メモリが直付けなので飛んだ場合はここから書きかえる。尤も通常使用でBIOSが飛ぶ事は無いが。端子は繋がっているのは7本だけだ。


★続く


AFOX AF62A-512D2H1

 何かFoxconnの仲間みたいな名前のブランドだなあ。アホックスで良いかな(^^ 動作チェックでぶっ壊れ確定したが、なかなか面白いカードなので見てみたい。その為に買ったわけだし。


afox6200_1
 壊れた原因が判った。この汚いグリスのせいだ。多分コイツの脳内では「グリスが乾いている!塗り直し!」となったわけだが、塗り直したグリスが道端で売っているような粗悪グリスなので逆効果だったわけだ。お前さんが使っている安物グリスなんてビデオカードには役に立たんのよ。


afox6200_2
 な?固まっているだろう。GPUのグリスはCPUよりも上質な物を使わなければいけないのだ。あと最初付いているのは乾いているのじゃなくて固体なので間違えないように。全く余計な事しやがって…それよりタバコ止めろ。壊れたのはユーザーがアホだったから、で確定か。


afox6200_3
 相変わらず安っぽいGPUだな。印刷じゃなくて亜夢のVPUみたく刻印しろよ。全部消えちまっているのは前オーナーの仕業だ。ま、GF6200Aで確定しているが。


afox6200_4
 メーカーオリジナルの特殊品かと思ったらリファレンス基板(P362)だった。こういうタイプも用意はしていたのね。それより何より驚くのはこの基板が2010年47週製造であるところだ。何かの間違いかと思ってメモリを見たら2010年37週だったので間違いない。これGF6200Aだぜ?そんなに遅くまで作っていたのは驚きだ。ダメ押しでGPUも2010年40週なので確定としか言いようがない。

 電解コンは全部ケツ男の1000μF10Vである(金文字だし見た目では低インピーダンス品と思われる)。という事は電圧は全て5V以下という事だ。SMDランドも切ってあるし、VRMからVDDRまで全部交換したくなる。このケツ男は膨らんでもいないし破裂もしていない。もっともGF6200程度の熱量でネを上げられても困るわけだが。


afox6200_5
 あ、本当にDDR2だ!信じていなかったわけじゃないが実際見ないと信用できない。てかこれどう見てもGDDRじゃないじゃん(^^; 一般にGDDRの方がPC用メモリより熱耐性が強いと言われている。CPUが70℃でヒーヒー言って壊れそうなのにGPUは平然と85℃でベンチ回ったりする世界だ。それにしてもこのメモリ周り遅そうだなあ。

 ザッと見た限りでは裏のMEMDCが8個ばかり脱落している。取れた後のハンダが潰れているので洗ったから取れたわけではなさそうだ(^^ これが原因でお花畑になった可能性は…まずないと思うけど。P362はジックリ見た事が無いので容量は分らない。AGPとPCI-Eはクロックが違うので参考にもならない。下は数百PFから上は4.7μFまであるらしい。大きなところはテキトーで良いのだけど。


★終わり
 全然動かないので残念ながらドライバを入れてのテストは無し。途中ですがこれで終わりです(^^ もし直ったらまたやるかも。


★今日の(今日も)粗探しm9(^^ビシッ
 さてやってまいりました、HSDL恒例と言うか売り物の一つ間違い探しの時間です。今日のポイントはここVDDRレギュレータ。

afox6200_6
 D21は転流Diodeだが効果は低いので省略された。それはいい、その下だ。R691とC802はご存じスナバを形成している。がしかしどういうわけかC802が実装されていないではありませんか。つまり上の実装されているR691は接地されずに空中に浮いていることになります(注)。厳密に言うとランド間に極少容量が発生していることになるけど、この設計でそれをアテにしたわけでもあるまい(有っても10PFも無い)。つまりR691は意味無し抵抗だ。

 この場合C802を付けるのが正道だけど筆者ならR691は除去しますね。どうせスナバなんて大した効果は無いし部品代が無駄なだけ。これを除去すれば効果は変わらず抵抗一個分コスト節約できます。細かい事は気にするなって?そんな事言ってるから会社が潰れるんだよ。

注:尤もこの部分は直流的には他の部分を経由してごく低抵抗でグラウンドに接地されている事になる。導通チェッカ等で調べて騒がないように(そういうバカがマジで存在する)。ちなみに導通チェッカだと確実に音が鳴る程度の抵抗だ。

FDDの相性

 長年の経験でマザーボードによってFDDとの相性が出る場合がある。例えばMITSUMIは動くがTEACは動かないとかその逆とか。動かないだけでなく調子が悪い場合もあり、特にマイナーメーカーのドライブはテストが甘いのか怪しい。ステップレートを速めている?FreeDOS等もFDDの不調の影響を受けやすい。HSDLでも以前VMTCE(FreeDOSベース)が立ちあがらなくて困った事がある。それが根本的なドライブの劣化・故障でなければある程度解消する方法はある。この方法はヘッド摩耗や位置ずれ等の経年劣化から来る不調は解消できない。あくまでも電気的な相性(のようなもの)を解消するだけだ。


 FDDコネクタとFDCを繋いでいるラインの内、次の信号線に注目する。全てマザーボードにとっては受取り信号である。

[08]INDEX(インデックスホールの検出信号)
[26]TRACK 00(トラック0の検出信号)
[28]WRITE PROTECT(FDがライトプロテクトされているか)
[30]READ DATA(読み込んだデータそのもの)
[34]DISK CHANGE(FDが交換されたかどうか)

 FDDのI/Fを見るとこの信号線が抵抗を介して5Vに吊られている(注1)。この抵抗値は440辺りから見てきたがリファレンスは全て1kΩだった。経験上はドライブのメーカーや機種によってはこれを上下した方が明らかに快調になる場合がある。しかもドライブの個体差?によって最適値は全部違っているようだった。つまりここをアナタの使っているドライブに合わせればいいのだ(注2)。抵抗値は470〜2kΩの間で良いだろう。互換製品はあまり見ていないがintelと同じく1kが多いようだ。問題としてはこのRがネットワーク抵抗でまとめられている場合が多く、しかも実装されている場所がよろしくないのでそれなりの技術が必要となる。バラバラなら信号ごとに最適化とか暇人向けな妄想もできるが…イヤ特に意味はないか(^^;


rn15
 GA-6OXT(FDCはIT8712F)の例。FDDコネクタ横のRN15が件のネットワーク抵抗。26〜34ピンに繋がるプルアップ抵抗である。これは交換は難易度が高い。ハンダゴテでは慣れた人でも苦戦しそうだし、ホットエアーを使うとしてもコネクタが溶けそうでいかん。


r83
 同じくGA-6OXT。5本なので1本はRNから外れたところにポツンとある。これは8ピン(INDEX信号)の抵抗だ。これは簡単に換えられる。上のRN15もだが470Ωは小さい。1kΩが標準らしいのだが。


 本当はケーブルやコネクタも見直さなくてはいけないのだろう。高品質のケーブルは信号をあまり劣化させない。気分も左右するオーディオ製品よりハッキリ結果が出るだけにテキトーに誤魔化すことはできない。

注1:Winbond系等のSuperI/Oチップは内部プルアップされている為かRが存在しない製品も少なくない。と言うか478〜775以降ではその方が多いのかも?そうなるとマザー側では汚くなるのでドライブ側で対応する手もある(構想だけ^^)。

注2:実際はドライブだけでなくケーブルも含めた最適値となる。あまり厳しく追い込むと汎用性を無くす可能性が高い。ひょっとすると電源電圧(動作電圧)のバラつきも影響するかも…キリが無いな。

 このような問題が起こる原因はドライブやマザーボード上の信号電圧がかなりテキトーだという事だ。規格が緩い事も勿論あるが、製作上の問題もありそれほど厳密にはできまい。相手が規格の下限で当方が上限だったら何かの拍子に信号が外れても不思議はない。

 FDDインターフェイスの問題としてこの記事を書いたが、実は全てのPC/ATインターフェイスにこの手法は有効だったりする。応用については現時点でHSDLの需要が無いので書かないが、相性(のようなもの)に悩んでいる人が居たら各自研究してみると良い。

Radeon X700Pro Fireblade

 これは「定例会[16/04/11]」に於いて入手したRADEON X700搭載カードだ。AGP版とPCI-E版があるが、当該製品はPCI-E版である。X700搭載カードは「西ローカル巡回[15/11/30]」に於いてRX700XTGを手に入れているが、コイツの方が名前(だけ?)がカッコいいので動かしてみた。ラデは過去にあまり所有していなかったHSDLなのでX700(RV410)を動かすのは初めてだったりする。


★ちょっと見る
x700pro_fb
 X700Pro Firebladeというカッコいい名前だけど、PCBやクーラーの色がSAPPhIREカラーでどう見ても炎と言う感じはしない。ATI純正ならファイヤーが似合うのだが。PCI-EのカードだがRV410は本質的にはAGPチップだと思われる(OGL版のVMが動く)。

 基板はCMK GLOBAL BRANDS MANUFACTUREにて2004年48週製造となっており、この製品はその直後くらいに生産されたカードであろう。蒼玉と言えばハイエンドの一部を除いて粗末なカードが多かったが、このカードに限っては所々で頑張っている。RADEON9xxxの時代にはこんなカードは無かったな。


vddr
 VDDR周辺。この辺りが固体化されているのはこのシリーズでは初めて見たな。ハイエンドにはあったかもしれないがミドルでは見た事が無い。しかし何とも無粋なHC470μFとAXがぶち壊しにしている。せめてHCをSMD化すれば見られたものを。


vddc
 ここもまた変だ。VDDC出力にタンタルが用いられているのは初めて見た。しかもポリマーではなく通常タンタルである。大昔のGF2時代ならあったかもしれないが、PCI-E時代にこれは初めて見た。しかしここも全タンタルではなくC1155のTEAPOが外観をぶち壊しにしている。また入力はMLCC主体のまるでノートを思わせる構成だが、MC1705のWG470μFが詰めの甘さを出している。これらもSMDにすれば外見は良いのだが。

 ちなみに製品によってはTEAPOがSMDポリマーアルミ電解に変わったり、通常タンタルがポリマータンタル電解に変わったりしている。恐らく納入先や資材調達の関係でコロコロ変わるのではないだろうか。ま、それは仕方が無いな。

http://static.nix.ru/autocatalog/sapphire/radeonx700profireblade_u.jpg
 これはVDDC出力にPOSCAPが使われている。当たり品か?(^^;

http://www.gpureview.com/database/images/videocards/sapphire/originals/radeon-x700-fireblade-128mb-6205.jpg
 これがAGP版。メモリ・部品とも何だこりゃ!と驚くほどの手抜き品だ。やはりPCI-E版より手抜きされる運命にあるのか。同じ名前のカードでここまでデザインが異なるカードは他に見た事が無い。


pcie_dc
 これはPCI-EのDCだが何とC10の100μFだけでなくMC10に12VDCのWG470μF16Vが実装されている。これが実装されたラデを持っている人は居るか?HSDLの所有する物件でこれが実装されているのは無いと思う。筆者的にはDCは付けるのは当然だと思うが、何故今まで省略されるのが常識だった部品が実装されているのか不思議だ。電力消費がそれだけ増えたという事だろうか?

 イヤこのカード面白いわ〜。解析しているとキリが無いのでこれで止めるが、多少なりともビデオカード(の設計・生産)に興味のある人はぜひ手に入れて解析してみてね。


★動かす
 クーラーは少し高音が気になる。尤もHSDL評価はバラック時の評価だからケースに入れたら気にならないかもしれない。

gpuz
 メモリクロックが432MHzという半端なものになっているがこれが定格らしい。コアクロックは微妙に高いが誤差程度。RADEON9600から外見は殆ど変わっていないが、メモリがGDDR3となってバンド幅は大幅に強化されている。コア・メモリクロック以外に700XTに劣る所は無い。この下に700無印もあるらしい。


★ベンチマーク
 ドライバはXP最終の10.2である。設定はデフォルトだが、FRと99はフレームレートが頭打ちになったので垂直同期を切った(他はデフォ)。

bench_x700pro
=GDI=
 GDIハードウェア・アクセラレートが健在の頃のカードなのでCPU次第で速くなる。がしかし、この時点のATIはGDIは速くない(2Dクロックを下げているのだろう)。

=OGL=
 この時期のATIなのでOGLはケタ遅い。FireGLの為にわざと落としているのだろうがそれにしても差があり過ぎる。この場合は良いがCPUが多少劣るとそれは悲惨なスコアになる。

=D3D=
 この辺りのカードはDX7より前のファンクションはCPUにかなりの部分を投げているようで、事実上CPUベンチになってしまっている。この傾向はXGAより解像度を上げても変わらないと思う。


★終わり
 本当はX700XTが欲しかったのだがなかなか手に入らない。XTとPROの差は600の時もかなり差があった(メモリのランクが大幅に違っていた)ので気になる。ま、本当言うと速さよりもXTのリファレンス回路自体に興味があるのだが(^^

Winfast A6600TD解剖

 このA6600 TD(Geforce6600)は「食べ放題(笑)[15/06/27]」の時に入手したが、「動作チェック[15/07/23]」で動作チェックしたら内1枚の画面にゴミが出ていたため廃用となった。もしかすると再リフローで炙れば治るかもしれないが、既に1枚完全動作しているのでこれは解剖する。


a6600td_f
 表面。ファンの吹き出し口のホコリは少ないので正しく使われていたか、若しくは使われた期間が非常に短いのかもしれない。つまり不具合が出て戻ってきたカードの可能性もある。


a6600td_r
 裏面。やはりホコリは皆無ではないが殆ど無い。ファンの音も静かだったし、あまり使われていないのは間違いない。

 WinfastはLeadtekのブランドで、正式にはLR2A28(Rev.A1)と言うのだろう。基板は2005年13週の製造なのでアセンブリはそれ以降。メモリがHynixの2005年14週なのでほぼ間違いなくその辺りだ。ちなみにA6600GT TDHはLR2A21だが、消費電力が倍近いGTとは電源部の回路が全く違う。AGP版は外部電源だが、これはソースが12Vだから。消費電力自体は無印は28WなのでAGP給電で余裕で足りる。


cooler
 GPUクーラーは一般用のやっすいグリスが使われていた(^^; HSIは固体のサーマルコンパウンド。


gpu_gf6600
 2004年41週製造のGF6600無印(A2ステップ)である。このパッケージはGTも無印もLEもない。違いはシールを貼り換えただけだ。恐らくNV43は全て同じで、違いがあるとしたら作り分けではなく選別だろう。と以前は思っていたが、この写真を見たら違うような気がしてきた。実はNV43は選別すらせず全部同じで、無印やLEはDCコンが無いだけではないだろうか?GTはDCコンが全部貼ってあったんだよね。という事は無印でもMLCCを貼りまくればGTに昇格する可能性はある。尤も電源部がかなり違うので全く同等になるとも思えないが、無印6600をもう1、2枚手に入れたら実験してみたい。


mem_ware
 ここで何と不具合を発見してしまった。50円シールを剥がす時によく見たら、メモリのピンのパッケージが割れていたのだ。更によく見たら貼り合わせ面に沿ってヒビが入っている。この33ピン自体はVDDなのであまり関係ないが、ヒビが入って周辺のピンにも影響が出ているのかもしれない。

 これも前回のV9999と同じくメモリ割れだったか。このように同じ不具合は何故か同時に複数見つかる事が多い。当初予想したような再リフローではなくメモリ交換で直る予感…捨てられないじゃん。でも現在128Mbitの3.6nsメモリが無いので多分やらないと思う。どちらかと言えばこれがメモリ取りになりそうな予感。6600は多すぎるんだな。


apl1581
 見た目GTとの一番大きな違いはこのVDD/VDDQ。GTはスイッチング電源だが、この無印は最大5AのLDOで済ませている。275MHz(DDR550MHz)だとこれで良いのかな。尤もOCする際にはここがネックになる可能性も無い事はない。メモリの規格では2.5Vだと275MHzが限界で、300MHz以上はVDD/VDDQに2.8V掛けなくてはいけない。OC時には昇圧は必至だ。この電圧はAPL1581の2番ピンに繋がるR84とR85で決定される。


capacitor
 電解コンのメーカーはバラバラ。左上がVDDC入力コンのPS、右上がメモリ電源のHM、左下がAGP3.3DCのAX、右下がVDDC出力のSAMXON[CG]だ。最後のCGはSAMXONのカタログには載っていない。恐らくHM〜HCあたりと同等だろう。他にOSTのRLGが2本ある。


★ベンチマーク
gpuz
 64bitのインチキGF6600(既に死亡)は使った事があるが、まともな128bitは初めてなので動く方でベンチマークを取ってみた。プラットホームはK8T Neo+SMS3000BQX2LFである。

a6600td_bench
 右の数値はドライバの「おまかせOC」によるもの。一部数値が落ちているのが気になるが…。


★終わり
 当初の目論見(解体部品取り)とは違って予想外の展開(修理可能)になった。解体作業中に原因を発見してしまうというのはよくある事だ。解体がストップしてしまうのでちょっと困る部分もある。工事現場で遺跡が発見されたみたいな感じか。HMが2本とPSが2本しかない粗末なカードなので部品取りとしてもあまりおいしくないし、かと言って修理をするのも面倒だし扱いに困る…。
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