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主にジャンク品を使って日頃の発想や妄想を実験・研究するブログ。

ラジオ

昼間受信ランク[2020/08]

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

 HSDLにて昼間MW受信を始めてからもう二年目だが、当初考えていたより変化がある事に気づいた。各局の受信状態は年月・季節ごとに微妙に変化していくのだ。HSDLでラジオを扱い始めた頃はIBS本局と静岡2は今より1ランク強かった。また静岡1は1ランク弱くCRT足利やSBS本局はSBS熱海と共にほぼ聞こえなかった。ランクは年一で作りなおした方がイイのかもしれない。そう考えてある程度時間が経過したらランクを見直してみることにした。

=2020年7月末現在の二等ローカル(11:00〜14:00)=
rank2tou200728
 他に927kHzの甲府1も信号強度は常時3程度だが、同波に強力なNHK2の相互変調波が被っており受信困難(1602kHzの甲府2は冬季以外受信不能)。また冬季は1026kHzの静岡1御殿場も受信できるが、これも同波の相互変調波(しかも同プログラム)が邪魔で受信困難だ。通信型受信機でローカルトラップを入れるとキレイに受信できる場合が多いが、HSDLは基本的にラジオなのでこれらは特殊局として二等ローカルには入れていない。

強度
5:どのラジオでも受信できる強度
4:ラジオの方向が合っていれば了解度100%で安定
3:信号強度は弱いが内容確認できる
2:感度の悪いラジオや方向・調整が狂っていると受信不能
1:市販の80%のラジオは受信できない

混信
5:ストレートラジオ以外で混信の心配はない
4:不良品に近いラジオで混信した事があるが通常は無い
3:低性能のラジオだと混信する場合が多い
2:廉価ラジオではほぼ確実に混信する
1:市販の80%のラジオでは混信で受信できない

 当地では(例外はあるが)基本的にはバンドの下の方の局が信号強度が強く、上の方の局は混信が少ない。通信型受信機・BCLラジオ・DSPラジオなどでは半分以上は楽に受信できるこれらの局も、HSDLで扱うような安ラジオで受信するのはかなり困難である。なおラジオは基本的に純アナログ回路のラジオを想定している。

 最下級クラスのポケットラジオでは´↓Л┐郎信により受信できない。またきキΝは感度不足により受信できない。つまり二等ローカルは受信できない。

 中華安物クラスでは本体の方向次第で´↓Л┐潰れる。またキΝは感度不足により受信できない場合が殆ど。

 今までの経験では感度的な合格ラインはICF-P36だったが選択度は不合格、選択度的な合格ラインはRAD-H245Nだったが感度は不合格だった。両方及第点のラジオは安物中華ラジオには皆無に近いが、MW限定であればRAD-F770Z(注)か。

注:アナログ版のみ。DSP版は感度はアナログ版を確実に超えているが、例えば1404kHzのSBSに合わせようとすると強制的に1422kHzのRFになってしまう(^^;


SOUNDPHONIC G-901

この記事はレビュー記事でも買い物ガイドでもありません。シロート向けの使い勝手などの一般的評価は書いていないので、ラジオ好きで超マニアックな常連の変人以外はお帰りください(^^/~

”SOUNDPHONIC G-901”さうんどふぉにっく?聞いたことねぇ(^^;


 北巡回[19/10/13]に於いて入手した謎のラジオ。何でこんなモノを買ってしまったのか…(^^; 夜中に苦悩してしまうような無価値な一品。


g901_001
 汚い!実はこの白っぽいのは例によって筆者の仕業である(^^; GD-R01で懲りたと思いきやまたやってしまった。これもエタノールに弱いプラスチックだった。まあ消毒しようと思ったくらいだから元から汚いんだけどね。FMはワイドバンドとなっているがTVとあるのでデジタルTVになる前の製品であろう。


g901_002
 中華特有のイソナータイプ(^^; 輸入業者:ゼネラルサプライ・東京とあるが、恐らくはこの会社だと思われる。2020年6月現在はラジオなどは扱っていないようですね。


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 裏はこのようになっている。電池は単三×2でICラジオであろう。早速単三×2を入れて動かしてみたら音は出たがダイヤルを回しても何も入感しない。感度が低いのではないようだ。おまけにAM・FM共に何も聞こえない。壊れている可能性が高いな。それも非常に珍しい壊れ方。


★中を見る
 どうせ動かないので修理するにもしないにも開けなければネタにならない。


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 素直にパッカリと開いた。罠は特にないようだ。見た目古臭いのはベーク基板だからだろうか?スピーカーがコードレス電話並みに小さい(^^; このサイズでこんなに小さいのは初めて見たよ。


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 粗ニー名義のCXA1191が見える。粗ニー名義のA1191は初めて見た。電解コンは中華で流石に中国製だなと思ったのだが…。


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 CFは何とムラタのホンモノ!まさかこんな中華剥き出しのラジオからこんなモノが現れるとは思わなかった。ICも本物かもしれないな。


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 10.7MHzもムラタ純正だ。


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 ディスクリミネータも勿論そう。青いのもあったのね。


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 フェライトロッドの取り付けがショボイ。何とビニールチューブで縛ってあるのだ。テキトーなオッサンが製作した自作ラジオみたいな製品だ(^^; フェライトロッドは精密計測できなかったが3×8×40个蕕靴ぁまあ最低クラスだね。


g901_010
 裏まで見てみたが異常は発見されたかった。何で一局も聞こえないのだろうか?


★このラジオの不具合
 このラジオの故障は非常に珍しい症例なのだ。どういうものかというと電源を入れるとノイズが聞こえて如何にも正常動作に感じるがダイヤルを回しても何も入感しないというもの。当初は誰かが弄って周波数範囲が全然関係無い所に移動しているのか?というものだったが、その場合はHSDLの場合は階下からのノイズが発生するので有り得ない。つまりアンテナで拾った信号を何も復調していない事になる。

 どうもIF以降は完璧なようなのだ。CF以降を何処を調べても正常に動作している。CFが不良の可能性はCFをコンデンサでパスしてみれば解るが正常だった。AM-RFINやFM-RFINを触っても反応が無い。これは非常に珍しい症例なのだがICのFE部分が壊れているのではないだろうか?ラジオ用ICは壊れないというのが筆者の持論だが、ごく僅かではあるが例外もあるという事だ。残念ながら動作は諦めて部品取りだな。そう言えば1191所有しているから交換すれば動く(注)んだよなあ…でもこれ動かしても何もならない気がする。何しろ外見も状態も誇れるものは何も無いので…(^^;


★終わり
 無銘ラジオは誰も読んでくれないのであまり力が入らない(^^; IC交換をしようかと一瞬思ったがやはり止めといた方が良さそうだ。

注:確かめていないけど1019や1691に1191付けても動くかもしれない。SMDはピンはどれも同じだから。


HSDLの日常[20/08/07]

 この時期当たり前だが暑い…外に出るにも家に居るにも。でも外の方がノイズが少ないので出た方がイイかな(^^


★車巡回[20/07/18]
 もうだいぶ前になったが久々に車で巡回した。

2007181650
2007181728
2007181758
2007181833
 コースは写真の通り花小金井→東村山→JW→東大和だった。特に何も買わなかったので単独記事にはしない(^^;


★最近のログから[2020/07]
 2020年7月現在はハードウェアが弄れないので受信に専念している。

2020/07/26 〜00:30〜終了不明
4900kHz:不明朝鮮語局
どう聞いても数詞の羅列、つまり乱数放送に思えた。北の乱数放送ってもう終了したんじゃないのか?南にもあったっけ?

2020/07/27 00:00〜終了未確認
12045、9750kHz:NHK-WS
日本語でMWのNHK1を垂れ流し(^^; こんなのスケジュールにあったっけ?ちなみに00:00に終了する11815kHzも受信した。これもMWのNHK1を垂れ流し。MWよりディレイあり。

2020/07/27 開始不明〜09:50
3945kHz:NRBC2
6115kHzと完全パラで唐突に切れたからテスト放送だと思われる。


★MWのSW相互変調(^^;
 最近パッシブ磁界ループを使いだしてからイヤに気になってきた。何でこんなゲインの皆無なアンテナで相互変調が発生するのか?(^^; やはり非同調はダメなのか。それともR-1000[2]がダメなのか。今のところパッと思い浮かぶ有害な波は以下の通り。

4806kHz:60mb内で目障り。4805kHzだけでなく4810、4800kHzにも影響がある。
5022kHz:60mb内で気になる。常時5020、5025kHzが完全に潰れる。
6111kHz:49mb内の上に、昼間など場合によっては6115kHzのNRBC2にも影響がある。

 他にも多数あるがいつも気になるのは上の3波。


★前世紀に最後に受信した局?
 筆者はラジオを2018年に再開したわけだが、それ以前の過去に最後に受信した局は何なのだろうか?というのが以前から気になっていた。先日ノートやメモ帳を整理していたら何と東伏見に来てからSW帯で受信していたようだ。それも今は動かないICF-2001で!

1996/08/31 *05:55〜
4840kHz:黒竜江人民広播電台
開始音楽、ID「ヘイロンチャンレンミン クワンポーティエンタイ」
ICF-2001内蔵アンテナ

 というメモのキレっ端が出てきたのである。1996年夏と言えば筆者が東伏見にやって来た年である。1996年6月に来たので2ヶ月経っている事になる。恐らく新ロケーションでどんなラジオが聞こえるのか気になったのだろう。聞いたのが黒竜江人民広播電台なのが謎だが、それ以前にソ連地方局と共に中国の地方局を聞いていたからだと思う。以降東伏見〜中町で受信した記録は見つかっていない。中町でも一度は受信しているはずなのだが(R-300を壊したのは多分その頃だと思う^^;)。

 という事で今のところ最後に受信したのは中国の地方短波局でした。意外過ぎる。ICF-2001もこの頃は動いていたんだなあ。そして電池を全部に入れてそのまま放置してしまい動かなくなったと(^^; 関係無いけどこの当時は東伏見でも1620kHzや1611kHzで道路交通情報が受信出来ていた記憶がある。ラジオを再開してから試したけど全く受信できなかったので恐らく廃止になったのだろう。受信できなくなったのはAFNのせいではないね。


★CRT足利中継局
 先日ちょっと足利市に行ってきた。と言っても長時間滞在したわけではなく30分くらいなのだが。現地で少々待ち時間があったのでラジオのチェックをしてみた。今日の課題は「栃木放送足利中継局は意味があるのか?」だ。この手のローカルの中継局ってかなり出力が小さいでしょ?親局が相当弱くない限り必要無いと思うのね。でER-C57WRでチェックしたら1062kHzの足利局はフルスケール、1530kHzの宇都宮本局はメーターが振れ初めバー二本の辺りでノイズ混じりだった。これはもう圧倒的に中継局の勝ち(受信したのは駅前である)。間に山が殆ど無くても信号は弱くなるロケーションなのだろう。という事で足利局は充分に意味がある事が解った。失敗したのはもう一つの中継局である864kHzの那須局を受信しなかったこと。どのくらい弱っているのか調査しておきたかった。もう一度足利に行くことは…無いだろうなあ(^^;


★鸚鵡ACアダプタもう死んだ?!
 春の話なのでだいぶ前だが、例の鸚鵡のACアダプタ6Vの奴の出力をショートしたら呆気なく死んでしまったのか電圧が出なくなった。安定化されているらしいけど過電流保護は付いていないの?筆者に言わせれば一般用(汎用)ACアダプタで重要なのは電圧の安定化なんかより過電流保護だと思うのだが。

 仕方なくジャンク箱に放り込んで引越しを挟んで一ヶ月ばかり放置していた。それで不燃ごみで捨てようと最終チェックしたら6Vちょっと出てきたではないか。何だこりゃ?まるでポリスイッチのように暫くすると復活するのだろうか。でも完全復活したので全てを水に流して気にしない事にします(^^ 教訓としては「壊れたと思っても早まって捨てずに暫く置いてから確認した方が良い」ということ。

ohm_aca
 一時は過電流保護も付いていないのか…と不信感が芽生えた鸚鵡ACアダプタだが付いていたらしい。ちなみに3つあるけど4.5Vの奴は予想以上に活躍していない。どれか2つと言われたら迷わず3Vと6Vだね。なおICラジオは4.5V指定で6V入れても普通に動く。逆に低い3Vでも動く。ACアダプタの電圧(安定化・非安定化がある)やICの仕様に附いて詳しくない人はやらない方がイイけどね。我々は公式テストの時は指定電圧を使います。そうでないと文句を言えなくなるのでね(^^

Panasonic RF-P50

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

CF交換の後日譚(^^;


 前回CFを付け間違えたせいで?感度が激落ちしたRF-P50だが、CFを逆に付けたくらいでここまで感度が落ちるのはおかしいと思いIFトランス調整をやり直した。そうしたら相変わらず感度は最低クラスに低いもののローカル程度は普通に受信できるようになった。但し懸案の二等ローカルは下の方の静岡2、名古屋1、YBS、静岡1以外は受信できずやはり感度は低いようだ。

 それよりも更に致命的な欠点を発見してしまった。以前から気になっていたIF漏れである。具体的に言うとダイヤルがバンド中何処にあってもTBSが薄らと聞こえる(^^; これはウザい!ラジオの方向に依るので部屋の真ん中等の電界強度の低い所では漏れないようだ。これはどういう事なんだろう?リードが長過ぎるからそこで拾ってストレートラジオと化しているのかな。にしても普通なら当地はTBSよりもAFNが入るはずなんだよね。ひょっとして周波数特性が出ているのだろうか。ちょっと解らなくなってしまった。取りあえず次回こそはリードを短くする工夫をしたい。


>夜間受信1431kHz
200617_2222.mp3
 何とか聞こえるようになったので、夜間に「安物ラジオの選択度の壁」とも言うべき1431kHzを受信してみた。感度が低過ぎてよく判らないけどGBSだろう。お聞きの通りRFの混信はSSですらあまり感じない。アナログラジオでこんなに選択度が良いのは市販品ではICF-EX5等ごく少数の高性能機(高級・高価に非ず^^)だけだろう。それもそのはずCFW455HT搭載なのだ(^^

 それと同時にダイヤル合わせが非常に難しくなった。改造して何から何まで全ての面で良くなる事はあまり無い。殆どの改造は何らかのリスクがあり、この場合は使い勝手が悪くなってしまったという事か。当初の予想通りCFW455HT(注)はやり過ぎで、筆者の意見としてはこのラジオに似合ったCFはPFBのような小型2エレか、R-P30で好結果だった東光CFA455L02くらいではないかと思った。高選択度化はダイヤルの良い安定度の高い受信機で行なおう!というのが今日の結論(^^


rfp50_046
 現在はこうなっている。目障りな?黄色いリード線がFMアンテナである。FMの改造は本当に成功だった。帯域が変わっていないので音に影響はないし、感度が下がるほどの損失も無い。選択度だけが向上したわけで害はなくメリットだけと言って良い。もっと早くやるべきだったと後悔しているくらいだが、考えてみればFMラジオを扱い始めたのは最近なので仕方がないか。


rfp50_047
 裏面。電池ボックスの蓋が無いのはRF-P50Aに取られたため。裏蓋が完全に閉まっていないように見えるのは大型CFが収まり切らないからである(^^;

 次回はリード線を短くしてCFをもっと基板に近づけたい。そのためには恐らく電解コン交換を行なわねばならない。それで裏蓋も閉まるようになりIF漏れも無くなるだろう。FMアンテナ問題はまだ解決していないけど、CFのリード線を詰めて一応完成という事で。この改造ラジオはバランスが悪くて完成度が低いけど、CFの損失も判ったしCXA1019SのIFゲインも判ったのでHSDLとしてはノウハウは得られて有意義だった。このノウハウは量産機?に活かされるだろう(^^

注:このCFは実験結果に拠れば2段重ねると819kHzのNHK長野1が何とか聞こえる。もちろんFEの感度が充分に確保されている前提だが。但し損失は大きいので2段だと6dB以上のゲインを持つアンプが前・後・間どこかに必要となる。


SONY ICF-28

この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

SONY ICF-28を解剖する(^^


 2018年11月に書き始めた記事だが二年越しで漸く解剖に回ってきた。解剖するのはその時の1号機ではなく2号機だけどね(注)。

ICF-28一号機[28xxxx](2018/10/28)
ICF-28二号機[21xxxx](2020/06/20)

 このように後から入手した二号機の方が古い製造である。

★割る
 他ならぬこのメーカーなので緊張するが中国製なので難しくはないハズ。


icf28_03
 ネジが多いなあ。全部で5本もありやがります。上がしっかり嵌合しているので2本は要らないんじゃないか?久々に開けたので忘れていたけど上の篏合が外れない。しばらく悩んだけど壊さずに開けられた(^^


icf28_04
 これは切りそうなので早速外した方がイイな。


icf28_05
 基板は一応SMD基板である。裏向きなので基板を剥がさねばならないが、その方法がよく解らなかったりする(^^;


icf28_06
 こういうワイヤリングも覚えておかねばならない。しかし忘れるだろう(^^;


icf28_07
 剥がれたというか取れた!ネジで止まったりはしていないようだ。しかしまだダイヤルユニットがある。


icf28_08
 これも何とかクリヤー。日本製と比べ破損は無い(^^


★基板
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 もう中身は方々で開けられており知っているが、やはり肝心な所を見せてくれないので我々に役に立った記事は無い。そもそもラジオに詳しい人は無暗にバラしたりはしないものだ(^^


icf28_10
 ICは一般的なCXA1019Sだが変だよね。だってS19のラジアルリードの基板ではSMDのICを使ってこのSMD基板でDIPのICを使うんだから(^^; まあこの時期それだけ部品調達がままならなかったのだろうけど。


icf28_11
 455kHzのCFはムラタではなく東光だった。もうムラタは無かったのか?それにしては以前の1号機は選択度が良かったけど。いずれにせよ取り換えたいのは事実(^^;


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 10.7MHzの方はCF・CD共にTDKだった。まあこれも日本メーカー製なら差は無いので気にしない。


icf28_13
 気になるFRAはHSDLの精密計測(笑)によって8.0φ×59.7个犯縮世靴拭8称で8φ×6僂箸い事になる。リッツ線は3本っぽい。線径0.25φで推定102回巻きとなっている。タップ方式だがFRAからは4本出力されておりリンク方式に変更する事も可能だ。何となくロッドが反っているようにも見えるが気のせいかもしれない。


icf28_14
 空いているランドが多いけど付けたら性能が上がるのだろうか?(^^ 電源の電解コンは470μFというショボイものだが、背の高いのと交換すると上のダイヤル機構に当たりそうな気がする。これはチョット予想外で困ったな。なおジャンパリードとSWを平滑用抵抗代わりに使用しているっぽい。いやSWが平滑電解コンの中間に入っているからそう思っただけだが考えすぎかも(^^; 電解コンはもっと大きく三倍以上にしたい。少なくともC20はそうする。高さが足りなかったら複数のを束ねても良いし。

 という事でポケットラジオを大きめのケースに入れたラジオと言う感じでした。もう知りたい事は全部知ったよね?


★一旦終了
 ICF-28の概要を理解できたところで一旦終了する。次回記事になるとしたらAC電源改良やCF交換の記事になると思うがいつになる事やら(^^; 実は記事は去年の段階で半分出来ているが実行していないだけ。


注:1号機も2018年に裏蓋だけは開けている。記事を書きかけたが当時は基板が剥がせなかった(^^;


感度計測[20/07/17]

 出来る限り簡単な感度の計測法を模索しているが今日はまた測り直し。基本的には前回の方法と同じだが確実性を増した。


★今回の方法
 「DSPラジオのER-C56Fと比較する」「測定する電界強度は一定でギリギリ受信できる距離を測る」というところは変わっていない。人間の耳の能力が反映されてしまうという欠陥も変わっていない(^^;


kando200717
 実はハードで変わったのはこれだけなのだった。アンテナを板の上に固定しただけ。これで板の上で測ると板を移動しても相対距離が動かない。何でこのようにしたかと言うとアンテナが動いてしまう危険性を排除するのと、もう一つは板ごとラジオを回して混信を減らすためである。何故そんな事をするかと言うと混信で計測できないラジオが出てきたため。

 また計測周波数を下は550kHz、中間は同じで1000kHz、上限は1500kHzとした。これは面倒なのでSG-402のバンド内で収まるようにしたのと、稀にバンドエッジが受信できないラジオがあったため。本当はバンド内のムラがハッキリする前回のやり方の方がイイ。ラジオの個別評価の時は適宜バンドエッジ531・1602kHzでもテストしたい。


★測定する
 今回は前回測ったのも含めて22台を計測してみた。ラジオの評価の為ではなく計測法の評価の為なので前回の評価も含めてあまり参考にしないように願います(^^;

kando_r200718
 DD2000-Aは5僂らい下の方にアンテナが付いているので損をしている。上数値に5兮せば他と同等かな(それでも最低だけど^^;)。RF-P50改とR-P30改はHSDL製だがもうちょっと頑張ってほしかった(^^; 今回もER-H100は最高に近いが、AFCとミュートでDXでは使い物にならないから宝の持ち腐れの「ブルペンエース」だ。初登場のICF-EX5とRAD-F770Z-Hは筐体の大きさで計測に問題があるような気がした。傾向から見て真ん中が高くないラジオはトラッキングがズレている可能性が高い。

 何か前回からちょっと数値の傾向が変わったラジオがあるね。もしかするとそのラジオの前回計測はミスかもしれない(今回の方が自信がある^^)。なお今回もβ版なので前回・次回の数値と比較はできない。傾向は大部分のラジオでは同じだと思うけど。


★気づいた事・その他

‥迭Χ度が下・中・上で完全に同一とは限らない
 これはER-C56Fとの比較なので当然だ。このラジオはDSPでトップは非同調っぽいのでムラは少ないだろうが、バンド中が必ずしも同じ感度とは限らないからである。なので各周波数でラジオ同士の比較はできても周波数域の比較はできない事になる。もっとも後で確かめたところではER-C56Fの周波数に依る感度変化はほぼ無視できるようだが。SG-402もDバンドまでは出力電圧は非常にムラ無く安定している(SW帯のFはバンドエッジが多少ヤバゲ^^;)。

 目安を作るには各ラジオの数値の平均を取ってみればいい。今回は下限35、中間43、上限38だった。これを上回るか下回るかで大体評価が可能だ。もっとも高感度ラジオから低感度までバラエティに富んだラジオを用意しないと意味がないが…(^^;

∩択度が高い方が微妙に有利
 1000kHzの計測に於いて感度とは関係無い選択度がマイナスに働いてしまう場合がある。

その日のノイズによって左右される
 周辺ノイズは一定ではないので、同時に全部のラジオを計測しないと厳密な比較にならないかもしれない。これを防ぐには電波暗室を使うしかないのだが…無理。

SG(TO)のアップは最低15分、ベストは30分以上
 これは測定器としては常識だが周波数と出力が安定する。

ゥ薀献のアップは最低3分
 この間にだんだん感度が変わってくる。これは局発の強度が変わるからかトラッキングがズレるか、そのどちらか(か両方)。TOのアップは一度やればOKだがこれは個別なので時間が掛かるのだ。

筐体の大きさで有利不利?
 当初は筐体の中心からの距離でやっていたが、それだと大きなものが不利になるので最前面にした。しかしFRAの位置もあるのでまだ問題があるね。


★続く
 規格の方法を使わない限り一生β版でやっているような気がする(^^; まあ趣味ならばそれでもイイんですが。

SONY ICF-28

この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

番外編:高感度ラジオとそうでないラジオの違い(^^


どーでも良いラジオ話
ICF-28受信音
ICF-28受信音
SONY ICF-28

 「SONY ICF-28」に於いて結構マニアックに感度を測ってみたが、ではその感度差が実際の受信でどのくらい違うのか?と言うのはよく分らないと思う。そこで今回は予定を変更して実際に複数のラジオで同じ局を同じ時間に受信してその状態を比べてみようという事になった。


★受信感度比較
 このラジオは高感度ラジオではないし低感度でもない。いわゆるフツーのラジオなのである。ではこのフツーのラジオと高感度ラジオはどう違うのか?

 比較と言うからには受信周波数・時間だけでなく、ラジオの位置や方向も完全に同一にして測らねばならない。これは全く問題なく同一に出来た。受信する周波数は現在受信可能な数少ない二等ローカル局である1458kHzのIBS土浦・県西局とした。弱くて安定しているのでこれに勝るものは無い。実は下の方のNHKやYBSの方が強いのだがICF-28は選択度が悪くて受信できないのだった(^^;

=1458kHz:IBS(土浦・県西)=
 時間は11時頃だがER-C57WRだけ1時間遅い12時台である。リンクは全部同じです。

>ICF-28
1458_icf28.mp3
 この記事の主役である。ポジションは「普通のラジオ」。高感度ではないし低感度でもない。感度よりも選択度の方が気になる。このようにDX局のようにギリギリ受信できるが実用にはならないな(^^;

>ER-C57WR
1458_erc57wr.mp3
 HSDLのメインラジオ。ICF-28との感度差は歴然だったわけだが、実際受信するとこうなる。やはりS/N比が違う。

>ICF-S60
1458_icfs60.mp3
 高感度ラジオの代表として連れてきた(^^ S/N比が違う。聞いただけで「アンテナが大きいな」と言うのが判る。

>謎のラジオ(^^;
1458_nazo.mp3
 機種名は今は明かせない。個別記事の面白さが半減するから。音からして帯域が明らかに狭いのが判る。安物のくせに感度・選択度はICF-28よりは明らかに高いね。

 これをそこら辺のジジババが聞いたら「どれも変わらない」という感想を漏らすのではないだろうか?実用上はその通りで、実際高感度ラジオとそうでないモノの差はこの程度しかないのだ。例えこれがICF-EX5/RF-U80になったところで差はこの程度しかない。高い金払って高感度ラジオを手に入れても実際はS/N比がやや改善されるだけである。そして我々はその微妙な差を重視しているわけで、このブログがシロートお断りなのはこれが大きな理由だったりする(^^ 数dBの違いを解らない奴に大きな勘違いをさせたくないからね。普通のラジオで聞こえない放送が高感度ラジオでズガーンと聞こえるようになるとかまず有り得ない。ループアンテナならあり得るけど。

 本当はもっと並べたかったのであるが、ここに並んでいる以上の感度の高いラジオが出てこなかった。またこれ以下だとそもそも受信できないので面白くない(^^; いずれ高感度ラジオが出てきたら試してみたいけど、このロケーションでは実現する前に移転してしまう可能性が…。


★続く
 次回は今度こそ解剖します。ヤル気はあるけど場所が無くてできないのね(^^;

SONY ICF-28

この記事はレビュー記事でも懐古記事でも買い物ガイドでもありません。シロート向けの使い勝手などの一般的評価は書いていないので、ラジオ好きで超マニアックな常連の変人以外はここでお帰りください(^^/~

SONY ICF-28をもう一度よく見る(^^;


どーでも良いラジオ話
ICF-28受信音
ICF-28受信音

 記事を書き始めてからもう一台手に入れてしまった。2018年に入手した一号は中古完動品であり、使用歴が短い上に全く弄られていないので不具合は全く無い。強いて言えば多少ヤニ臭い?HSDLでは当時初のSONYラジオICだった。二号は2020年にゲットしたジャンク品で、動作は完全だが付属のコードなどは付いていない。ただ性能は変わらないので解剖は二号で行なう予定。付け加えると新しく入手した方が製造番号は古かった。


icf28_01
 ICF-24は電池下ポケットに電源コードが格納できたのだがそれも無く機能が低下している。前回も書いたがコードが異様に短い(社外品の可能石もある)。ちなみに純正ではないそこらのメガネコードを入れることもできた。

 電池は単三4本で6Vだが1本減らして3本4.5Vでも楽勝だし、非常用には2本3Vでも頑張れば動かせそう。むしろその方がS/N比は良くなるんじゃないか(テキトー)。もっともHSDLの使う充電池なら3本以上は必須と言える。


icf28_02
 もう一つ、これが最大の欠点と言っていいのだがダイヤルが気に食わない。据置で使うであろうこのラジオのダイヤルが、その辺のブリスターパックのポケットラジオのダイヤル機構と変わらないのは悲しい。受信性能は比較的優れているのに、これが理由でメインになり損ねたのだった。但し機構は同じだが回る方向は理に適っているし、ダイヤルの径がポケットラジオよりは大きいので見た目ほど回しにくいわけではない。


★特徴
 思いついた順にテキトーに並べてみた。

・このラジオはほぼCXA1019S単体で出来ている
 ちなみに後継のICF-29は周波数スケールのTV表示以外は全く同一の製品である。∴欠点も丸っきり同じ(^^;

・ICはCXA1019Sで当然ながら純正品だった
 CXA1019SはAFパワーアンプまで内蔵しているワンチップラジオICである。周辺はRF/IF/AF全てに能動素子が無い典型的なICラジオである。このシリーズのICは本質的な問題によりガリオームが発生しやすい疑惑がある。これは入力音声信号ではなくアンプゲインを変化させているためだ。電子VRをアナログで無理やり使っているので仕方がない。

・AM/FM共にCFは1エレである
 その割にAM選択度は良い。2エレのER-C54/55Tと殆ど差はない。IFT使用だからかIF漏れが少ないのでこちらの方が良い局面もある。ただやはり頭のキレは負けている。同調でヤマが掴みにくいのは事実だ。この製品は斑多製のSFU455BだがICF-9には中華製の同等品が使われている。そのため選択度はこのICF-28の方が良い。

・SFU455B×1にしては選択度が非常に良かった
 ダイヤルをグルッと回した時のキレが良くて、当初は偽アナログ・デジタルラジオ?と勘違いしてしまったくらいだ。同構成でありながら選択度の非常に悪いRF-2400(A)との違いはやはりオリジナルSFU455BとLTP455Bの差だろうか。

・IF周波数は455kHzである
 IFはアナログラジオでは一般的な455kHzとなっている。そのためSC3610等で周波数をデジタルリードできる。アナログラジオと言ってもPLL系は450や459kHzだったりするし、昔は468kHzなどと言う妙な周波数のもあった(TFM-6100等)ので標準なのは助かる。

・電源の出力平滑コンデンサはC20・C16共に470μFと少ない
・ラインフィルターは入っていない
 AC電源で使用すると多少ノイズが気になるので改良できるならしたい部分だ。

・フェライトロッド・アンテナはタップ出力方式
 この方が高感度だが当地ではRF選択度を上げたいのでリンク方式の方がイイな。なおCXA1019Sのリファレンス回路はフルタップ方式でCXA1019M/Pはタップ方式だった。インピーダンスが違うのか?と思ったがそんな事は無くてどっちでも良いんだろうね。コストダウンのために作ったICなので余程の特殊事情が無い限りFEの作り分けはしないだろう。

・フェライトロッド・アンテナは6.5
 このラジオはケースに余裕があるので18僂離蹈奪匹搭載可能だ。このスペースの大きさがHSDLには魅力だ(^^

・感度ムラが少ない
 この個体は非常に良くトラッキング調整されており、上から下までアナログラジオとしては感度ムラが少なかった。これもDSPのように感じた理由の一つだ。

MWカバー範囲が広い
 このラジオは1700kHzまで周波数スケールがあるが、この個体は一杯まで回したら1770kHzまで受信できた(メーカー調整基準は520〜1750kHzとなっている)。これもデジタル系と勘違いした理由の一つ。もっとも単体ではこの辺りの感度は低いので、微弱な海上交通情報は存在(キャリア)のみが確認できただけだ。トラッキングは昔ながらの600kHzと1400kHzで調整されており1600kHz台の感度が低いのは致し方ない。逆にこの辺りを高感度にしてしまうと真ん中あたりはやや低くなる。精度の低い親子バリコンでトラッキングを平坦にするのは神業に近い。

スピーカーの音はRAD-F770Zには負ける
 内装スピーカーの品質や回路に問題があるわけではなく、SPグリルが筐体プラケースの打ち抜きの為だ。この手の方式だと音量を上げるとビビりが出る場合もある。HSDLではスピーカーはあまり使用しないので気にすることでもない。


★感度計測
 感度測定は面倒くさいので例によってMWだけ(^^; FMはアンテナが面倒くさいんだよね。いずれ本格的にFMでやる日が来るかもしれないけど、その時はラジオを複数並べて一気に比べてみたい。ちょっと話が逸れたが今回はMWの感度だけ測ってみる。

 今回から感度計測は放送波を使わない事にした。現在のHSDLではノイズが酷く、二等ローカル局はロクに聞こえないからだ。かと言っていつも移動するのは骨が折れるし面倒くさい。テストには以前やったようにSGを用いてタイマン法で比較する。これはいつも比較相手がまちまちなので参考にならないかもしれないが、今回からは高感度ラジオで定評があるER-C56Fを使用する。このDSPラジオはアナログラジオと比べ感度ムラが殆ど無いので割と公正な比較相手ではないかと思っている。

 このリファレンスラジオで50冦イ譴浸にギリギリ受信できる信号を、検査ラジオでどのくらい離れてギリギリ受信できるか?で比較する。結果はcmで表される。この場合SGの誤差は無視できる。

 今回からはMWの下限である531kHz、中央の1000kHz付近、上限の1602kHzで比較する。中央が「1000kHz付近」と曖昧になっているのは、当地では1000kHzが受信できないラジオが経験上多いからである(注)。その場合は受信できるまで上にずらして受信する。

 余談。今回はSGはTRIOのSG(昔風に言えばTO)であるSG-402を使用した。コレでなくとも結果は同じであるがSSGより手軽なのでこちらを使った。リファレンスラジオがDSPデジタル同調なのでSGの目盛りはテキトーで良く、安定して信号強度が細かく可変できればよいのだ(TOは殆どが無段階可変)。新たにSG(TO)を買うならトリオではなくリーダーLSG-16〜17の方がイイ。筆者も所有しているLSG-17はカバー範囲がVHF(高調波でUHFも^^)までなので下手に不調のジャンクSSGを買うよりも役に立つ。HPやらANRITSUかなんかの場違いなSSGを買って「大きく重く五月蠅く使いにくい」とウンザリしている君にもお勧めm9(^^

 閑話休題、このテキトーなシステムで計測しているので絶対値は分らない。それだと読んでいる人はイメージが湧かないと思うので、文末におまけで他のラジオを測ったので参考にして欲しい。そしてHSDLブログではMWは今後この計測方法をスタンダードとする。

=ICF-28感度計測=
 ER-C56Fが50僂妊リギリに聞こえる(←この部分で誤差が出る可能性)信号強度をICF-28はどのくらいの距離でギリギリ聞こえるか?

531kHz:34cm
1000kHz:40cm
1602kHz:43cm

 市販ラジオにはありがちな感度分布だ。低い方のバンドエッジがかなり低く、550kHzを越えた辺りから上と同じになっていく。低い方は調整の影響が非常に大きく、これに懲りてもっと下の方で合わせると今度は中間が大幅に下がったりする。下側バンドエッジはある程度捨てているのかもしれない。盛岡などの人には非常に迷惑だろうが…(^^; この特性はもしかするとICF-28のカバー範囲が1700kHzまでというのが関係あるのかもしれない。広いカバー範囲をムラ無く合わせるのは困難だ。

 これを「DSPのER-C56Fには遠く及ばない低感度」と判断するか「最新ラジオに対して健闘した」と言って良いのか?筆者は高感度とは呼べないまでもムラが少なくそれなりに健闘したと考えている。以前から書いているが粗ニーブランドの中華製は中華ラジオは言うに及ばず、粗ニーブランドの日本製より明らかにトラッキングが良くとれている場合が多い。それは工員の質というより恐らくラジオ自体が調整がしやすいからだと思う。日本製のICF-S60と中華製のICF-9を自分で調整してみればその優劣は明らかだ。

注:その場合999kHz付近にTBSが聞こえる。ICF-EX5はこれのせいで1008kHzのABCが昼間受信できなかった。TBS絡みの相互変調波にしては変な周波数なので現在のところ原因不明。

★続く
 次回は二年越しの解剖を行なう。記事を書いた時はまだ保証が切れていなかったので躊躇したのだった。解剖は新しく入手したジャンク品の二号機で行なう。


★感度測定おまけ
 時間が余ったのでER-H100を測定してみたら何と51僂ER-C56Fを上回った!但しこれは1000kHzしか測っていない。これだけだとER-H100は良いラジオという事になるが、もちろんAFCで引っ張られミュートでガタガタなのはアナログDSPのデフォ。結局のところ持ち前の高感度を全く活かせないのでした(^^;

 ついでに世間的に低感度で有名な?RAD-H245Nを測ったらこれが意外。上から順に38、41、38cmと意外に揃っている。現状でもこの3点の感度はそんなに酷くはないけど、この均一性を見るとトラッキング調整し直しても感度はこれ以上にはならないだろうな(^^;

 更に兄弟ER-C57WRも測ってみた。何だこりゃ?上から57、58、45cmだって?全然違うじゃねーか(^^; DSPラジオにムラが無いと書いたのは間違っていたかも知れん。どういうわけか56Fよりノイズが少ないので距離がだいぶ伸びたのはそのお陰だと思われる。56Fと回路が違うのかアタリハズレなのか。

 最後にダイソー100円ラジオDD2000-A[1]を試したら上から順に23、29、28cmだった。流石の低感度(^^; 但しこの個体は上限1520kHzまでしか行かないので上はそこで測った。

 いやーやりだすと結構面白い。フェライトロッド・アンテナ採用の小型〜中型機しか測れないけど相対比較としては大体合っているのではないか。人間の感覚だと上の例のようにノイズで騙されるのでアテにはならないんだよね。本当はRF-DR100を測ってみたかったけど怖くなって止めた(^^; 悪かったら正拳突きで壊しそうだし。

 なおSG-402の公式な出力電圧100mVは1000kHzのものだ。周波数が変わると出力電圧も変動するかもしれないが、HSDLの個体は少なくともMWバンド内500〜1700kHzでは全く均一だった。1000kHzで合わせたら他の2つの周波数で合わせ直さなくても良い。もちろん時間による変化はあるだろうから長時間になったら時々チェックする必要はある。

SW受信音[20/06/28]

 当地のMWバンドはローカルのRFですら危機的な状態で、FMはご存じの通りJCOM再送信のせいでローカル局ばかり聞こえる状況だ。それに比べればアンテナがショボイSWはまだマシであることが解る。いろいろな面で努力の結果、更にノイズが減ってきたので日本語放送を録音してみた。他の外部アンテナを持たないマンション暮らしの人はノイズはどんな具合なのかな?比較相手が居ないとイイのか悪いのかサッパリ分からないのだった(^^; これを聞いてコメントを貰えるとうれしい。

=ふるさとの風(11875kHz)=
11875_200622_2230.mp3
 その内容は日本政府の放送だが、25mbはウズベキスタンからという事だったのでHSDLでは海外日本語放送のカテゴリに入れている。22時30分からの番組の開始部分だが、これで本当に北朝鮮で聞こえているのだろうか?R-1000[2]にて受信。

=モンゴルの声(12085kHz)=
12085_200625_1930.mp3
 19時30分からの番組の開始部分。コロナでしばらくお休みだとさ(その間は再放送だけ)。なお零時からの放送は同波の朝鮮局が被るので状態は良くない。R-1000[2]にて受信。

=ラジオタイランド(9390kHz)=
9390_200622_2200.mp3
 22時からの番組の開始〜終了まで。内容は日本語番組というより日本語ニュース・コーナーと言ったところ。さすがにVOAの施設だからか日によっては強力に入る。R-1000[2]にて受信。

=台湾の声(9740kHz)=
9740_200623_2000.mp3
 20時からの番組の開始部分とニュース。非常に良好だが31mbは混雑しているのでワイドフィルター(12kHz)だと混信が少々ある。もっとも筆者に言わせればSWバンドでワイドが使える事自体驚異的なのだが(^^; ちなみに昭和の昔はSWでは一度も使った事は無かった。R-1000[2]にて受信。

=日経ラジオ第二(6115kHz)=
6115_200628_0859.mp3
 土日は第二放送も競馬番組しかやっていない。日曜日の開始部分。s/onは08時55分頃で以前のようなISは無い。開始時間が遅くなったから開始〜夕方辺りまでの状態は非常に良好だが夜間18時以降が非常に悪い。これだけはRF-B30[3]にて受信。

=KTWRグアム(7500kHz)=
7500_200628_2116.mp3
 21時15分からという事で14分からスタンバイしていたが15分になってもサッパリs/onしないじゃないか?「これは状態が悪いのだろうか?ヒマだからもうちょっと待ってみよう」としつこく待っていたら16分過ぎに突然s/onして懐かしのIS(アレンジは新しい)が始まった。なんてテキトーなタイムキーピングなんだ(^^; しかも最後ISぶった切りでSAが…。しかしグアムだから状態は良好で番組は全ての日本語放送の中で一番面白い。R-1000[2]にて受信。


r1000_2gou
 感度はRF-B30+12mLの方が断然高いが、フルRF-GAINだとフロアノイズが59+20dB振っている。R-1000+SPコード1.5mの方は感度が低く選択度も低いがノイズは比較的少ない。下の方の周波数はディファレンシャルモードのノイズも巨大なので、コモンモード・フィルターのようなものは効果が殆ど無いようだ。

OHM RAD-F1351M

この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

筆者の知らない時代の鸚鵡ポケットラジオを解剖する


 前回の受信テストは久々に酷い受信成績を見せてもらった。今回はその酷いラジオの中身を見てみたい。どんな製造なのか興味は尽きない(^^; 2010年だからコストはそんなに削られていないと思うのだが…結論から言うと今のと殆ど変わらなかった。


★カラ割り
 選択度があまりにも低かったので久々の2003系疑惑を持ったのだが果たして…。ネジが錆びているので反って開けられていないのではないか?という希望が出てくる。


f1351m_05
 何とこんな小さなケースなのにネジが4本もありやがります。他にアンテナの1本があるので全部で5本だ。生産屋の筆者は無駄が多いとピクついてきます。なおANTのネジは外す必要はない。これが止めネジと兼用なのはまだ見たことが無いな。


f1351m_06
 アッサリ割れました。これが中華のイイところ。しかしこれは手放しでホメられない。何故なら組み立てたままで調整がやり難いところ(無理すればできるけど)。


f1351m_07
 R1531(バージョン2?)というのが本名らしい。中華ラジオは日本に来ると殆どが通名を名乗っているのでね。あーSOP28だ。粗ニーCXA系ですね。CD2003GPではないという事で何であれほど選択度が悪いのか解らなくなってきた(^^; 開けられてはいないようだ。つまり弄られていないのに低感度という事になる。


f1351m_08
 F1619Mにも存在したテキトーダイヤルは健在。これ上下逆に回るのが気に食わない。これの原型は粗ニー(オワタ?)が発明したっぽいけど。そう言えばELPAの型番は1351Mの後のMって言うのがメーカーを表しているのかな?F1619もMだし。


f1351m_09
 何とも魅力を感じないSPだ(^^; 小型品で音が良いなんて夢のまた夢だから致し方ないね。って言うかこのクラスのSPはおまけだよね。ホームラジオではないのだからイヤフォンを使いましょう。


★基板
 粗ニー系ICという事で筆者的には楽しみは1/3は無くなった(^^; たまには違う系統のICも見たいよ。


f1351m_10
 華晶のマークが見えるかな?ICは粗ニー系のCD1691CBでした。面白くないけどAFパワーアンプ内蔵で低消費電力だから他のICの出る幕は無い。昔はIFTが入っているからCXA系の方が選択度が上だと思っていたけど、それよりも使われているCFの影響の方が断然大きくて2003系とあまり違いはないね。ただIFスッコヌケはいくらか少ないようだけど。


f1351m_11
 あーこのCFか!これはこのラジオと同じ工場製と思われるRAD-F1691Mにも使われていたMG製SFU455Bだ。あれも選択度は激悪だったが、どうもこのCFが原因のような気がしてきた。このメーカーはどうやらハズレ品を掴んでしまったらしい。知らない人は知らないだろうが、同じSFU455と言ってもメーカーやロットによって大きく性能が異なるのが中華製なのです。互換だから同じなんて夢のまた夢(^^;


f1351m_12
 10.7MHzの方は埋まってますがLT10.7若しくはその互換品だと思われる。というかそれ以外のがあったら見せて欲しいくらい。


f1351m_13
 注目のフェライトロッドのサイズだが、HSDLのおなじみ精密計測(笑)に拠れば4.1×7.8×50.1mmだった。公称は4×8×50mmだろう。いやこれ大きくは無いけどこのクラスでは標準だよ?CD1691+このロッドで何でこんなに感度が低いのか分からなくなってきた。やはり調整不良なのではないか?


★再調整
 道具立てからすればF127を確実に上回る構成なのだがあまりに感度が低いので、これはもう組み立て時の調整不良を疑うしかない。筆者がRAD-F1691Mと同じメーカーという疑いを持っていることもある。あれも調整は明後日の方向に外れていたから。

 でトラッキング調整をしようと思ったらこのラジオは組み立てた状態で調整できないのだった…アホか、そこまで粗ニーのマネをする必要はないんや!(^^; 仕方がないのでTCだけで大体バンド内でムラが無くなるように調整した。

 CFも交換したかったがあいにく隣にバンド切り替えスイッチがあって幅の広いCFは挿入できない。FMは余裕で入るけど感度が低いので無意味っぽい(^^; という事でノーマルで終わりです。けど選択度が低いとトラッキング調整がしにくいので本当は交換したい。

 調整後テストの結果はそれなりに感度が上がった。普通の安物ポケットラジオくらいにはなったのではないかな。こちらの方がアンテナが勝っているのに不本意だけど、少なくともF126並みにはなったと思う。もっとも詳細テストは移動しないと分らないが、これを持って公園に行くのは面倒なのでパス。


★終わり
 開けてみたら特に面白くも何ともない中華ラジオだった。構成からすればもっと性能が出るのに組み立てっぱなしで損をしている。このメーカーの生産技術ではアナログ衰退と共に潰れているかもしれないな。どうでもええけど毒を吐きたくなる製品だ(^^

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