HSDL.blog.jp

主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

ラジオ

Panasonic RF-P50

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

CFW455HT相当品のチョー安易な損失補填に成功(か?)!その1


Panasonic RF-P50 過去記事

 これまでの改造で「市販ポケットラジオでは恐らく世界中探しても存在しないレベルで高選択度」になった我がRF-P50[1](注1)だが、やはり多エレメントCFの損失はカタログ予想以上に大きく感度が大幅に低下してしまった。前回調整し直してソコソコ実用範囲の感度になったのだが、改造前と比較してハッキリIFゲインが落ちているのが判るだけに気になる。HSDLはポケットラジオであってもローカル受信だけで満足はしないし、そもそもローカル受信だけで満足ならこんな高選択度は不必要!(^^; 何とかならないだろうか?それもIFアンプ追加とか面倒で無理な事をしないで。

 そんなある日、粗ニーICのリファレンス回路図を眺めていたらカネをほぼ掛けずに解決する方法を思いついた。上手く行くかは分からないけど、もしこれが成功したらタダ同然でしかも簡単にICラジオの選択度が向上できることになる(注2)。もしかするとHSDLにCFWバブルが到来するか?!ちなみに筆者は生まれつきギャンブル好きである事をお断りしておく(^^


★セコイ!CC容量増加作戦(^^;
rfp50_050
 このFE_out→IFT間のCCであるC12を大きくしたら損失補填になるのではないか?と言うのが今回の実験。CFW455HT相当に変わって増加した損失は-4dB程度だからその程度で取り返せるんじゃないか。C12の455kHzでのリアクタンスを計算してみると、

100pF:-3498Ω
150pF:-2332Ω
220pF:-1590Ω
240pF:-1457Ω
330pF:-1060Ω
680pF: -514Ω
820pF: -427Ω
1nF: -350Ω
*−は形式上の符号

 上の容量はHSDL所有のSMDを含むMLCCから選んだ(注3)。あまり大きく数値を変えると何処かに弊害が出るかもしれない。何しろここまではAMとFMは共用なのだ。まずは悪影響がまず無さそうな150pで行こう。それで変化が見られなければザックリ半分ずつ減らしていく。自分で言うのも何だけどスゲー超テキトー思考。


rfp50_051
 こんな感じになりますね。これが失敗したらいよいよジェネリックなIFアンプを製作する覚悟を決めねばならない(注4)。


★実装その1
 実は150pFのMLCCはSMDなのだった。このラジオの元から付いているパーツはアキシャルリードなので普通にやったら付かないのである。何しろタダの基板ではなく蝋でベタベタ汚れた基板のハンダ付けだから腕達者な人ほど困難は想像できると思う。まあこの記事みたいに面実装使わなければ簡単かもしれないが…そりゃそうだ(^^;


rfp50_052
 現実のC12はIFTの真横にある一見抵抗のような奴だ。カラーコードは茶色・黒・茶色で101となり100pFで間違いない。但しこれはラジアルリードだけど今回付けるのは面実装なのよ。何しろHSDLを始めてからラジアルリードの単板セラミックコンを使うのは初めてに近いくらいなので都合のいい値を所有していない。


rfp50_053
 しかしSMDのMLCCならこの辺りは小刻みで所有している(^^ 150pFは2012で所有していた。このように部品を準備する時は紙に貼っている。何しろこのMLCCは名前の通り2.0×1.2mmサイズなので油断するとすぐにどっか行っちゃいます(^^;


rfp50_054
 外したセラミックコン。抵抗のような形をしていてカラーコードも全く同じだ。これで101を表している。


rfp50_055
 外したらまずは片側にリードを立てる。例によって基板上からホールを伝って滝のように流れ込んでくるパラフィンとの戦い(^^; 面実装ではこのようなものは超有害なので必死で蝋を除去する。面倒なのでスッポンで蝋を吸ってみたがあまり効果は無かった。但し蝋を極度に除去すると局発コイルを覆っている蝋が無くなりFMの安定度に影響が出る可能性もある(注5)。


rfp50_056
 リードが立てば割と楽にこのように加工できる。このように2012用のランドを作成するのだ。


rfp50_057
 別角度。これならハンダ付けできそうな気がしてきただろう?(^^


rfp50_058
 表側は不具合が出ないように処理しておく。伸びていると発振の元だしどこかに触る。


rfp50_059
 多少ブサイクになるが実装はこんな感じになる。もはやこれはビデオカードの世界だ(^^ 昔のHSDLは真面目にやってたね。


rfp50_060
 別角度。電気的には完璧に実装できた。外見的にはブサイクだけど(^^; フラックス掃除は蝋が有機溶剤を弾いてしまうので出来なかった。このままジャンクに流したら、裏蓋をを開けたジャンカーが「アッ部品が付いていない!」と一瞬驚くかも(^^

 どうせなら完全に面実装にしてもらった方がリワーク(特に外すのが楽)と部品調達が楽だからいいな。中国ではもう20年以上も前に面実装主体に移行している。なまじ歴史があると世代交代が遅れるという事か。もっとも今からラジオの中身を変えられてもHSDLには何のメリットも無いのだが。何しろ新しいラジオ買わないし(^^;


★テストその1
 さて感度が上がったかな?それ以前にまず粗ニー系ICのラジオはMWを弄った場合でもFMをチェックする必要がある。何故ならFE_OUTの信号はAMとFMを共用しているからだ。このため455kHz系統を弄るとFMが発振する時がある。その際は大概同調ランプが付きっぱなしなので発振しているのはIFだろう。だからまずFM側に影響が出ていないかまずチェックする必要がある。上で容量やリアクタンスを気にしていたのもそのためで、何でも自由に弄れるわけではないという事を忘れないようにしたい。

 さてFMが正常だったのでMWテストしてみた。フロアノイズは全然変わらない(^^; S/N比の関係で上がっていて気付かないのかも知れないと思い、念のためにわざわざ東所沢でフィールドテストをしたが比較対象の兄弟機に完敗した。もっと一気に増やさないとダメみたいだ。次は220pFを飛ばして330pFで行くか。


★次回に続く
 途中だけどちょっと長くなってきたのでこれで締めて残りは次回に回す。はたしてセコイ作戦は通用するのか?刮目して待て。


注1:ご存じの通りRF-P50とR-P30は合わせると8台以上(不明^^)ある。加えて教科書通りでヒネリが無いため弄りやすい事もあって好んで弄っているわけだ。

注2:タダ同然というのは部品を大量に所有しているHSDLの話だ。CFW455HT互換品やCCに使うMLCCはマジで売るほどある。しかもこれらは使用法が限定されラジオ程度にしか使えないという条件付きなのだ。これはもうウンコラジオに入れるしかない。

注3:元々はPCマザーボードの電源を改造した際に位相補償する為に使用したもの。だからこの近辺のMLCCの容量が普通の人では有り得ないくらい異様に刻んでいるのだった。位相補償は計算値はほぼ通用せずカットアンドトライで決定する。例えるならタペット調整をシムでやっている雰囲気がある。この例えでは解らんか(^^; 今後もう位相補償は行わないだろうから早いところ何かに使いたいのである。

注4:超小型にするために面実装にして2僉1儖未砲靴燭い、IFは足を延ばすと即発振とまではいかないが強電界ではローカル局の飛び込みもある。空中配線はカッコ悪いし困ったね…IC化したい心境だ(^^;

注5:もしこの蝋が重要ではないならコスト的に真っ先に切り捨てられるはず。前世紀から変わらず使われているのは費用対効果が高いからに違いない。ちなみにこの覆いに蝋の代わりにホットボンドを使いたくなるが、ボンドは吸湿性が非常に高くこの目的には逆効果になるので絶対にやってはいけない。実は昔、筆者がこのアイデアを実行しようとしてハタと気づいた(^^;



受信ログ[20/10/20]

 こんな局数減少時代に意地になって中国局以外を受信しようとしているがなかなか難しい。でも欧米局+それの植民地系以外はまだまだ結構残っているものだ。受信は全てR-1000[2]+MLAだ。

=5945kHz:RNZ International=
 R・ニュージーランドなんて気が遠くなるほど昔に受信したきりだ。恐らく最後はBCLブームの頃じゃないか?英語放送は一般的なので周囲のませたガキどもが聞いていたし、へそ曲がりの筆者は好きではなかった。2018年にラジオを再開してから日本語放送以外の初のオセアニア局という事になる。この時間はこの周波数しか受信できないけどS/N比の良好な上の方の周波数で受信するのがベストなのか?状態は開始から終了まで良くなりそうで良くならないまま終わる(^^; 強いて言えば17時台が総合的に一番かな?ファイルは(これ)。

=9910/9940/9990kHz:Radio FREE ASIA=
 昔はCIAが運営していたいわくつきの局(^^; 00:00ちょっと前に9990kHzで強いキャリアが聞こえていたのでそのままダイヤルを止めて待っていたらこの局だった。この時間の9900kHz台は何とこの局と9965kHzのイランだけで何処にでも居る中国局が居ない!番組は9910、9990kHzが韓国語、9940kHzが中国語で9940kHzが一番強い。10MHz標準電波の下はイランを含めた4波しか聞こえないので(厳密に言うと9900kHzに弱いBBCも居る)ER-C54Tクラスの最低級SWラジオでも受信できそう。ちなみに周波数に依って送信地が違うっぽい。信号強度の違いはそこから来ているのかな。

=9965kHz:Voice of ISLAMIC REP.IRAN=
 上で触れた9965kHzのイランだがこれも同じように楽に受信できる。但しこの局は00:20にプッツリとS/OFFしてしまう。開始は23:20らしい。こんなに良好ならかつての日本語放送もこの辺りでやって欲しかったな。日本語放送は最後まで良好とはちょっと言い難い状態だったので…(ネット情報に拠ればこの時間はベンガル語)。

=5905/6250kHz:Echo of Unification=
 日本語にすると「統一のこだま」となる。韓国の「希望のこだま」と紛らわしい。14時台に初受信したのだが、無理とは思いつつ3970、6250kHzのパラチェックをしたら何と6250kHzが聞こえていた!そんなに驚くなって?イヤこれ拙いぜ。韓国の「人民の声」と間違えそうだから。今まで「統一のこだま」の方は全く聞こえていなかったので気にしていなかったが、これからは微弱な昼間は念を入れてパラチェックしないといけない。半島系は本当に紛らわしくて困る。もっともそれは「本来の聴取者」を欺くべくワザとそうしているのだろう。なおこの局はKBSの韓民族放送と同様に正規放送であってVOH/VOPのような地下局ではないらしい。

=その他=
 時間はNHK1以外は23:00〜01:00くらい。

6075kHz:CW(^^;
9370kHz:VOA(未確認)
9505kHz:VOICE OF TURKEY(未確認)
9520kHz:PBS Nei Menggu(未確認)
9615kHz:BBC(韓国語、確認)
9695kHz:R.SAUDI INTERNATIONAL(確認)
9750kHz:NHK WORLD RADIO JAPAN(確認)
9760kHz:World Christian Broadc.KNLS(未確認)
9810kHz:R.ROMANIA INT.(未確認)
11815kHz:NHK WORLD RADIO JAPAN(確認)
11820kHz:NHK WORLD RADIO JAPAN(確認)
15280kHz:NHK WORLD RADIO JAPAN(確認)
15290kHz:NHK WORLD RADIO JAPAN(確認)

 R.ROMANIAやKNLSは弱すぎてまず確認は無理。確認できそうなのは信号が割と強いTRTくらいだろう。サウジは寝る時に聞くと良い。番組が眠気を誘うので(^^ 6075kHzのCWは気になる。14時過ぎにNRBCと同等以上のかなり強力な信号でS/ONし、1kHzのシングルトーンを一発ぶちかまして放送するでもなしに1、2分でアッサリ消えて行った。近隣諸国の局のテストだろうけど何処なんだろう?NHK WORLD RADIOは資料の通りだがベタ流しは番組表(周波数表)にも出ていない。昔は川口と鳩ヶ谷に連絡通信用短波と言う業務波もあったがこれは正規の放送だよね。それはさておき結構色々な地域の局が聞こえるので面白いが如何せん信号強度とワッチ時間が足りない(^^;

HSDLの日常[20/10/18]

 明け方や雨降りには寒さを感じる季節になってきたが、それでもまだHSDL活動に影響を与えるほどではない。一年でこの季節が一番活動が捗るはずなのだが台風が困る。朝から雨で外に出られないのは当然だとしても、曇りでも窓を開けたまま外出できないので戸締りが面倒くさいとか。


★受信ログより
 いよいよ周辺からの妨害ノイズが激しくなってきた。何時まで受信できるか分らないけど「今、目の前にある局を受信する」というスタイルはこれからも変わらない。

=3959kHz:KCBS Pyongyang=
 以前から気になっていた3959kHzの不明局は何と朝鮮中央放送だった。01:00の時報前にSAが出て確認。3250kHzとパラなのだが受信状況は正にDX局の風情!(^^; 最初に聞いた時には入感状況から「これは南アジアか中央アジアの局だ!シメシメ」と思っていたのでSA確認した時は一週間分くらいガックリきた。しかしこの周波数は何でこんなに弱いのだろうか?ネット情報では5kWしか出ていないらしい。3959kHzというハンパな周波数といい何処向けなのか目的も不明だ。まさかとは思うがスプリアスじゃねーだろうな?(^^;

 試してないけど信号が微弱で「人民の声」とそれに掛かるジャミングの混信もあってER-C54/55Tクラスでは受信できないと思われる。でもネタになるので読者の皆様も受信して騙されてみてね(^^ 確認は3220(弱い)、3250、6100(混信有)kHzでパラチェック可能だ。当方はRF-B30+12mLで受信したが、ER-C57WRやRAD-S600N等のDSPラジオでも深夜には余裕で受信できた。入感時間はこの時期の当地では19時辺りから微かに入感し始めて、内容がハッキリ判るようになるのは20時以降かな。

=9695/13775kHz:R.SAUDI INTERNATIONAL=
 23時過ぎにRF-B30で31mbを流してみたら局数は少なく、しかも殆どが中国局で面白くない事が判った。その中でこの局の冒頭のコーランの詠唱だけが強烈に異彩を放っていた。言語不明だけど要所要所で「…サウディアラビア…」と明瞭に出るので確認は可能だ。あまり状態が良くなかったのを我慢して聞いていたら、その後発見したパラ13775kHzの方がはるかに良好だった(R-1000にて)。但しパラなのは23時台だけらしい。両波共に周辺に強力局が存在せず混信が少なく、ER-C57WRと内蔵アンテナ程度でも受信できるので寝る前にお勧め。中国しか聞こえない!と嘆いていた自分の短波ラジオを見直すかもよ(^^

 実は13775kHzは筆者にとっては記念すべき生まれて初めての22mbでの受信なのだった。だってガキの頃にはこんなバンド無かったし(^^;

erc57wr_201008
 恐らく多くの人は「こんな中華DSPラジオでBCLなんてできない」と思っているだろうけど、これでも使い方とロケーション次第で充分やっていける。往年のICF-2001に迫る性能と、それを越える多彩な機能がある。現に上記の局も受信できたし、BCLには充分でロケ次第ではDXだって可能だと思う(^^


★気になるリンク[2020/10]

>3SK103
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-14044/
 最近この形状のMOSFETが高騰しているのだが何故だろう?市販機のリプレース用なのかな。性能は現役と比べ問題にならないくらい低い(3SK35には勝てるが3SK59と同等)ので高いとドン引き。もっともこれは良心的な秋月価格で安いけどね。筆者だったらV・UHFなら迷わず安くなったガリヒ素を付けちまいますが。今更3SK74とかは無いだろうよ(^^; レストアならオリジナル素子へのこだわりは解るけど。


>安原製作所
http://www.yasuhara.co.jp/
 猫又研が更新止まっているからこっちに書く。カメラ設計者にして映画監督の鬼才・安原伸氏逝く。まだ平均寿命までだいぶあるじゃないか…人間なんて儚いものだ。同世代としては他人事じゃないのね。


>洋食レストラン「キッチンジロー」、外神田店など13店舗を大量閉店 10月からは2店舗のみ営業
https://www.kitchenjiro.co.jp/
 ラジオともPCとも関係無いけど筆者のような神田育ち(笑)には目の前が暗くなるニュースだ。15店中13店てアンタ…それチェーン店として終了では(^^; しかもおなじみアキバ(外神田)店も無くなるのか。南海も無くなったし、個人営業も含めたら星の数ほどあったアキバ・神保町の洋食屋は激減している。そんなに自粛が効いているのか?イヤだなあ。

SONY ICF-P21

この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

発売当時、下から二番目のランクの製品を解剖する(^^;


 前回は動作チェックして感度を計測したが、今回はいよいよ解剖して中身や部品を確認する。


★ケースを割る
 他ならぬ粗ニー製品なのでケースを割るのはいつも緊張する。何しろ前回解析した通り壊れやすいように作っているのだから(^^


icfp21_06
 ありゃ?直ぐに割れたぞ?あまりに簡単過ぎる。


icfp21_07
 アー解った、爪が折れているからだ。これは分解されているね。


icfp21_08
 何故分解したのかはこれで解った。テレスコピック・アンテナが折れたから接着剤で付けようとしたのだろう。それは無理と言うものです。現にまた割れているし、元々壊れるように作っているのだから諦めてまた買いましょう(^^ そしてジャンクはHOに流れる。

 このように蓋を開けたのはテレスコピック・アンテナが折れたから直そうとしたのだろう。調整はメーカー調整のままだと思われる。


icfp21_09
 アンテナ基部を接着してもリード線が切れているんだよね(^^; もうこれ邪魔だから取っちまおう。アンテナはリード線でも出しておけばいい。その方が折れないし(^^


icfp21_10
 SPは57个涼羃收修世SONY名義が入っているからこれ以降の奴よりだいぶマシ。名前が入っていると粗ニーっぽい音に聞こえるものだ(^^


★基板を見る
icfp21_11
 特筆すべき事も無い標準的なICラジオ基板だ。ICは既に他サイトの情報でCXA1019Sであることは判っている。基板製造は2009年35週で最終に近いロット。レロンの電解コンは27週でIC自体は34週なので製造時期の信頼性は高い。


icfp21_12
 フェライトロッド・アンテナは既に他サイトで長さだけ計測されていたが、HSDLの精密計測(笑)では5×8×50.5个世辰拭これはポケットラジオとしては普通でありアンテナが弱点となる事は無かろう。ANTコイルは分割巻きになっているが、この方式の奴はICF-50Vもそうだったが感度が高い気がする。


icfp21_13
 AMの455kHzのCFは印字が見えない。逆に付いているのか基板設計でこうだったのか?設計でこうだったのならコイツはアカン奴や。まあわざわざ印字を見なくても東光の互換品であることは間違いない。IFTはスミダ製。10.7MHzのCFはモノホンのMURATA SFE10.7MAだった。帯域は不明だが恐らく230kHzだろう。

 これで知りたい事は全部知ったよね?


★終了
 以上でこのラジオの連載は終了する。一部パーツに良さはあったが、特に面白くも何ともないICラジオであり愛着も湧かない無個性ラジオなので、いずれはラジオジャンク詰め合わせ箱に入れて放出される事になるだろう。

SONY ICF-P21

この記事はレビュー記事でも懐古記事でも買い物ガイドでもありません。シロート向けの使い勝手などの一般的評価は書いていないので、ラジオ好きで超マニアックな常連の変人以外はここでお帰りください(^^/~

発売当時、下から二番目のランクの製品を試食する(^^


 2020/08/31に330円でゲトしたラジオ。まだ粗ニーサイトに製品情報は残っているが2009年に生産中止したらしい。さすがに10年以上が経過してもう新品の流通在庫も無くなっているだろう。2020現在で入手出来るのは中古・ジャンク品という事になる。


★仕様
 売り物は「アナログチューニング」「同調ランプ付き」だけだ。がしかし、それ以外の機能を必要としないユーザー層もかなり大きい。筆者も必要無いですね(^^

=受信周波数=
 FMはこの時期どれもそうだがワイドバンドとなっている。

FM:76MHz〜108MHz
AM:530kHz〜1605kHz

=電池持続時間=
 ハンディ・ポケットではかなり重要な位置を占める電池持続時間だが、粗ニーAF統合チップという事で好結果が期待される。

FM受信時(ヘッドホン)マンガン120時間、アルカリ350時間
FM受信時(スピーカー)マンガン 38時間、アルカリ105時間
AM受信時(ヘッドホン)マンガン170時間、アルカリ500時間
AM受信時(スピーカー)マンガン 42時間、アルカリ115時間

 御覧のようにFMよりもAMの受信時間が長い(ICの仕様通り)。またAM・ヘッドホン使用時の持続時間が最大500時間という事でスタミナ系ラジオに分類して良いだろう(^^

=サイズ・その他=
 付属品はイヤホン、乾電池だけ。やっすいブリスターパックが良く似合う製品だ(^^;

スピーカー径:57mm
スピーカー出力:100mW
入出力端子:イヤホン/ヘッドホン(3.5φミニジャック)
大きさ:約71×118.5×30mm
質量(電池含む):約200g
電源:乾電池 単3×2本
付属品:イヤホン、乾電池


★外観
icfp21_01
 製品ランクとしては下から二番目の製品だ。ちなみに一番下はMW専用のP10と15で、MW/FMラジオとしては20と21が最低ランクとなる。もっとも中身のICは同じなのでランク最低と言っても性能は特に劣るわけではない。筆者的にはコスト重視の普及機と品質にこだわった高級機が二通りあればいいのではないかと思う。


icfp21_02
 当該機でまず気づく不具合はテレスコピック・アンテナのグラつきだ。これはネジが緩んでいることに因るが、実際は内部のネジのボスが割れているのではないかと思う。だとすると少々面倒な事になる。


icfp21_03
 またこれもこの時期以降の粗ニーラジオの悪い特徴であるテレスコピック・アンテナ止めのプラスチックが折れていること。多少乱暴に扱ったのは事実だろうが、細くて本体から飛び出ているのだからわざと折れるように作っているとしか思えない。そもそも細い出っ張りが折れやすい事も知らないくらいの無能では筐体設計者にはなれないわけで、論理的な結論としてこれはわざと壊れやすくしているのだろう。粗ニー、お主も悪よのうm9(^^


icfp21_04
 一見分らないところでは電池蓋が異様に落ちやすい。理由は電池蓋の下側に本来引っかかるはずの二か所の爪が消滅しているからだ。少々乱暴に扱うと折れるのだが、本来ここは電池が入って力が掛かる所なので弱過ぎなのは間違いない。これも↑と同じ理由だろう。


icfp21_05
 脱落防止のリボンはハズレてしまっている。以上の理由からこのラジオは「改造可能条件」に当て嵌まり、「改造するもバラすも勝手たるべし」という事になる(^^


★動かしてみる
 まず電池を入れて電源を入れてみる…動いた。AMモードにてダイヤルを回すと音が出ているのでひとまず安心。それでは動作チェックを開始する。

=受信周波数範囲=
 動いたらまずは受信周波数範囲を計測しなければならない。ICラジオが正常動作しているかどうか?は大体ここで判明する。ちなみにジャンクに限らず新品でも同じことで、新品で大幅に外れていたら不良品なので返品だ(周波数スケールは関係無し)。製品では特に下の方がハズレている場合が多いので531kHzが余裕をもって受信できるのを確認しよう。

AM下限(規定520kHz) :507kHz
AM上限(規定1650kHz) :1647kHz
FM下限(規定75.0MHz) :74.0MHz
FM上限(規定109.5MHz) :108.8MHz

 MWは下に広いがこの感じだと少なくとも周波数範囲は弄られていないね。この程度なら経年でもズレる範囲だから。或いは製造時からそうだったかもしれない。FMは選択度が悪くて判別は非常に困難だった。ある程度の余裕をもってカバーしているので問題はない。

=MW感度測定=
 例によって「感度計測[20/07/17]」の方法でMW感度を計測してみた。但しOSCのカバー周波数の判っている個別検査なので周波数は下限は531kHzで上限は1602kHzとした。

531kHz:45cm
1000kHz:41cm
1602kHz:40cm

 結果は上の通りで大幅に下にズレていた。このクラスのラジオは中央部分で45cm程度が普通だ。最初に測った531kHzの感度が45cmだったので驚いたが実際は下しか合っていないらしい。以前も書いたがトラッキング調整が正確に行われていればダイヤルの中央辺りが感度が最大になるはずである。これだけ狂っていると前ユーザーの内部イジリを予想させるが、周波数範囲が合っているので元からこうだったのかもしれない。そうであっても調整はやり直したいが。

=FM感度測定=
 FMはまだ計測法が確立していないので測定はしない。言うまでも無いがローカル局は全部問題無く受信できる。選択度の悪いこのラジオでFMのDX受信をする人はネタ以外ではいないハズなので問題無かろう(^^;


★続く
 次回は気になる中身を見てみる。このメーカーだからまたカラ割りで苦労させられそうだが…。

対北朝鮮短波放送

 判っている限りの情報を自分用メモとしてまとめてみた(^^ 間違っていたらコメント宜しく。

=日本=
2200-2230:イルボネパラム 9465、9940、11875kHz (朝鮮語)
2200-2300:しおかぜ 5920、5935、5980、6040、6070kHz (日本語)
2230-2257:ふるさとの風 9455、9705、11875kHz (日本語)
2305-2335:しおかぜ 5920、5980、6070、6090、6165kHz (日本語)
2330-0000:ふるさとの風 9450、9560、11995kHz (日本語)
0000-0030:イルボネパラム 7335、9685、11995kHz (朝鮮語)
0030-0100:イルボネパラム 7335、9685、11995kHz (朝鮮語)
0100-0130:ふるさとの風 7335、9470、11910kHz (日本語)
0100-0200:しおかぜ 5920、5935、5980、6090、6165kHz (日本語)
0130-0200:イルボネパラム 7335kHz (朝鮮語)
0200-0230:ふるさとの風 6155kHz (日本語)
*しおかぜは5波中2波しか使用されないらしい。妨害攪乱のためか使用周波数は未定。
*停波が多いので全周波数チェックが必要(^^;

=韓国(朝鮮語)=
1200-1700:自由の声 6045kHz、6348kHz
1300-0900:KBS韓民族放送 6015kHz
1800-0000:自由の声 6045kHz、6348kHz
2100-0000:自由朝鮮放送 7340kHz
2200-2300:自由北朝鮮放送 11510kHz
2300-0000:開かれた北韓放送 11570kHz
2300-0000:荒れ野の声 7615kHz
2330-0030:北韓改革放送 7590kHz
0100-0500:自由の声 6045kHz
0500-0600:自由北朝鮮放送 7550kHz
0530-0630:北韓改革放送 7590kHz
0600-0700:開かれた北韓放送 7480kHz
0600-1100:自由の声 6045kHz
*これらについては今のところ(筆者が^^)全然判っていない。

=地下局(朝鮮語)=
1000-1350:人民の声 3925、4450、6600kHz
1000-1400:希望のこだま放送 4885、6250、9100kHz
1350-1800:人民の声 3480、3910、6520kHz
1400-1800:希望のこだま放送 3980、5990、6348kHz
1800-1000:希望のこだま放送 3980、4885、5990、6250、6348、9100kHz
1800-1000:人民の声 3480、3910、3925、4450、6520、6600kHz
*周波数は週単位で頻繁に±5kHz動く。これがブログに載るころにはまた変わっているだろう(^^ 9100kHzは停波が多い。希望のこだま放送の4885kHzは何故かいつもジャミングが掛かっておらず放送時間も不定である。この周波数はHSDLにて2020/10/08に確認したもの。

短波受信[20/09/28]

もう一度零時〜60mbを聞いてみる


 前回初めてこのバンドを聞いてみたが昔とサッパリ違う状況に戸惑ってしまった。まず夜でもノイズが多いとか、そもそも信号レベルが低いとか。まあ受信設備、特にアンテナがショボイのもあるのだろうが。一番驚いたのは局数が激減していること。感覚的には1/10くらいになったように感じる。数えたわけではないけど。良好な局も激減して殆どの局がDX局並みになっている(^^;

 これまでの経験から4750,4800kHzはまず切り捨てる。何故か?重要度が低いから。そのバンドのその局が重要かどうかは中国や半島だからという事は関係無く「他に代わりが有るか無いか」という事だ。つまり別バンドで受信できるならわざわざノイズの多い下の方の周波数で受信する必要はないのだ。この局も5945,6075,6125,6145,6180,7290,7365,9660,9710,9940kHzとザッと流しただけで数えきれないくらいパラ周波数が見つかる。だったらS/N良好な上の周波数で聞くべきだろう。

 但し4750という周波数自体を捨ててはいけない。何故なら貴重なR.BANGLADESH?が下に存在しているから。僅かにズレているので同期性フェーディングが発生している。もっと状態が良ければ確認できるだろう。AIR各局もここでしか聞けない。この時間の西蔵PBSや北部湾の声(広西省がやっている外国向け放送)も同じである。希望のこだま放送も他バンドで聞けるが、実はこのバンドがジャミングが無く一番良好なので放送時間中はここで聞くべき。このバンドでもっとも良好な局だ。60mbの入る短波ラジオを自作したらまずこれを受信しよう(^^

 二回以上聞いてみて常連局はほぼ全て出揃ったようだ。この後このリストに無い局を受信したり、または未確認の局を確認していく作業がDXと言える。遂に元居た世界に帰ってしまったのか?今度はあまり入れ込まないようにやっていこう(^^ まあそんな余計な心配をしなくても「本物のDX」が出来るほどHSDLのロケーション+アンテナ+人間はよろしくないが…。

4750kHz:CNR 1 Voice of China	04:58-02:30	Chinese		P:4800kHz
4750kHz:R.BANGLADESH BETAR? 15:00-02:04 Bengali
4800kHz:CNR 1 Voice of China 05:25-03:04 Chinese P:4750kHz
4820kHz:PBS Xizang 20:00-03:00 Chinese P:5935kHz
4880kHz:ECHO OF HOPE 18:00-13:00 Korean
4900kHz:VOICE OF STRAIT 18:30-01:00 Amoy
4905kHz:PBS Xizang 05:50-03:04 Tibetan P:4920kHz
4910kHz:AIR Jaipur? 20:30-02:40 Hindi
4920kHz:PBS Xizang 05:50-03:04 Tibetan P:4905kHz
4920kHz:AIR Chennai? 21:00-02:40 Hindi
4940kHz:VOICE OF STRAIT 18:30-01:00 Chinese
5000kHz:BPM 00:00-00:00 Time signal
5000kHz:WWVH 00:00-00:00 Time signal
5040kHz:AIR Jeypore? 20:30-02:30 Hindi
5050kHz:VO Beibu Bay Radio 18:45-01:00 Chinese/Thai

*言語はネット情報によるもので未確認。時間はJSTとなっている。
*海峡の声4900kHzと4940kHzはパラではなかった。

 4905、4920kHzの西蔵PBSは01:00〜02:00に何と英語放送がある。誰に向けた放送なのだろうか?内容をよく聞いていない(というか聞き取りづらい)ので判らない。切り替え部分はこれ


20200928
 いつもは放置気味だが「感度が足りない時」や「選択度がもうちょっと欲しい時」はこれが出動する。ワイドの選択度がSSB(2〜3kHz)とAM(6kHz)の中間辺りでノイズの大きなこのバンドの受信には向く。但し録音する時は音の良いR-1000が登場する。アンテナはいつもと変わらず室内12mLワイヤー。

HSDLの日常[20/10/04]

 9月後半にいきなり涼しくなったのは良いが今度は台風で外に出られなくなった。HO巡回は残っているのはアレだけだな。全部一通り終わったら定期巡回ではない遠距離を一発やってみたい。


★受信ログより
 最近は「その時に聞こえるものを分け隔てなく何でも聞く」というスタイルで受信を続けている。この方針では時間もロケーションも受信設備の優劣も関係無く楽しむ事ができる。その上「○○が聞こえない!」という悩みや苦しみも無い。だって電波・放送が聞こえないところなんてこの地上には無いのだから(^^ つまり現況の自分にはもっとも合っている。

=3340kHz(J3E、50W):室戸漁業=
 2020/09/23/18:30〜の受信。気象通報や海上作業の予定などを伝えていた。また特定の漁船を呼び出して通信も行なっていた(その後はワッチに移行)。業務局をマジで受信したのは数十年ぶりだ。周波数から想像がつくだろうが90mbの探索中に発見した(^^ こういう受信ではSSBが本職のIC-731Sが使い易い。

=7285kHz:VOICE OF VIETNAM?=
 2020/09/24/20:59の偶然受信。言語が分らないし確認も出来なかった。これにID入っているかな?語学に堪能な人はよろしく(^^; RF-B30+室内12mLワイヤーで受信。

=4885kHz:希望のこだま放送=
 2020/09/24の受信。ウィキペディアに地下局は受信は困難と書いてあるが、恐らく書いた人は西日本の人なのだろう。少なくともこの局と人民の声は混信が少しあるが良好に受信できる。自由の声は絶望的だけどね。それはそうと地下局だからか毎正時に時報もIDも出ないんだよね。2回も録音したのに…。R-1000[2]+MLAで受信。

=9470kHz:ふるさとの風=
 2020/09/26/01:00〜の受信。パラの7335kHzも受信したが11910kHzは受信できず(カスリもしないので出ていないのかも)。受信自体はニュース性の無い局だが、以前の録音が汚かったのでもう一度R-1000[2]で録りなおした。

 驚いたのは9470kHzに比べ7335kHzが極度にディレイが入っていたこと。僅かに遅れるとかそういうレベルではなく単語、いやワンセンテンス遅れるのでパラチェックが厳しいくらい。一瞬だが別番組と思ってしまった(^^; これの前に放送している(周波数が微妙に違う)イルボネパラムもそうだったので恐らく7MHzと9MHzは送信所が違うのだろう。11MHzが違うのは知っていたけど新発見。

=5050kHz:Voice of Beibu Bay Radio=
 2020/09/26/20:00頃の受信。まだ未確認であるがこの周波数で中国語はこれだけなのでまず間違いなかろう。広西チワン族自治区の「北部湾の声」という名前の局らしい。広西人民広播電台が自治区レベルでありながらインドシナ半島に向けた国外向け放送を行なっており、その名前が北部湾の声という事になる(参考)。指向性が真反対だから?か弱くて録音できず。9820kHzは少なくともこの時間はパラではなかった。

*録音ファイルのリンクは全部同じ。


★RF-B30のノイズ
 と言ってもRF-B30自体のノイズではなく、HSDLの室内12mLワイヤーを繋いだ時のノイズ量を確かめてみた。その結果、バンドによって大きな差がある事が解った。調査は15時頃に行なっているが、夜になってもバンド毎の傾向は全く変化が無いようだ。つまりこれがHSDLにおけるノイズの常態という事になる。以下の数値はSメーターのスケールを表す。

1MHz:0
2MHz:5
3MHz:1
4MHz:7
5MHz:5
6MHz:ジャミングにて不明
7MHz:0
8MHz:1
9MHz:0
10MHz:0
11MHz:0
12MHz:2
13MHz:2
14MHz:0.5
15MHz:0
16MHz以上は恐らく受信しないので略(^^; もっとも全てゼロだと思う。
*ちなみに当地で最強の電波はAFNとTBSの9.5である。

 このようにローバンドはノイズが大きい。4MHzの7というのが気が遠くなる(^^; 0のところはノイズが少ないというのもあるが感度も他より低いのだろう。31mbは0で25mbは2くらいだ。49mbはVOHに掛かるジャミングが酷くて調査不能だったが6くらいは行っているのでS/N比は極めて悪い。


rf_gain
 ここでRF-B30のRF-GAINの使い方を書くと、ノイズでSメーターが振らない位置というか振りはじめる直前にセットする。もちろんゲイン調整は同バンド内の何も聞こえないチャネルで行なう。これはノイズでAGCが掛かってしまうのを防ぐため。ノイズでSメーターが振っている状態ではまともに受信できない。この常識を知らない人が居たので書いておく。写真では-4まで絞っているがノイズが減るだけで普通にガンガン受信できる。なお甘無線機系ではRFゲインを絞るとメーターが使えなくなる(通常振り切る)ので残念ながらこの方法は使えない。


★ICラジオのカタログ感度
 粗ニーはカタログ感度表示が無いが、ICは同じなのでアンテナが同じならほぼ同じ感度になるハズだ。パナのカタログデータは以下のようになっている。

RF-P150:45dBμ	→何故か廉価P50に負けている(^^;
RF-P50 :44dBμ
RF-2400:43dBμ →最上級機が何故か中級U160に負け(^^;
RF-U160:37dBμ

 しかし何故か上記のような順番になってしまった。アンテナの大きさが同じラジオなのになぜ感度が違うのか?せめて価格順に並んでいれば納得できたのだが。最上級機とも言えるRF-U700(A)のカタログ感度は見つからなかった。これが判ればメーカーの「高感度ラジオの定義」が分って面白いと思う(^^


★2020年、これまでに入手したラジオ
 もちろんある程度移転を考えて意図的に抑えているのだが、2020年にはまだ12台しか入手していない。数十台では収まらないくらいの台数をゲトした2019年の事を考えるとウソみたいだ(^^; 傾向としては無名ラジオは相当に安くないと買わなくなっている。以前も書いたが記事を書いても読んでもらえないからで、失礼だけど大多数の読者のレベルはあまり高くないようだ。そういう人は有名メーカーしか知らない。

 高級ラジオは高いので予算的に買わないという理由が大きいが、偶に安く買っても殆ど取り上げていないのが分るだろう。これはHSDLが元々PC時代から廉価量産型にしか興味が無い事を表している。カスタム・一品モノはメーカーが用意してくれなくても自分で作りますので(^^

[2020/01/01]ICF-5400(880)	;動作不明
[2020/01/03]PR-315(88) ;VC不調、ネタになった(^^
[2020/01/20]ICF-P36(550) ;SW不調、ネタになった(^^
[2020/02/02]ICF-SW33(550) ;一応完全動作
[2020/02/02]RH-575(910) ;一応完全動作
[2020/06/20]ICF-28[2](550) ;完全動作、ネタになった(^^
[2020/06/26]ER-C55T[4](880) ;完全動作、お役御免(^^
[2020/06/29]SLIM STYLE(330) ;一応完全動作
[2020/06/29]SR-500(330) ;動作不明
[2020/08/31]CR-D60(330) ;完全動作と思う
[2020/08/31]FR-C3(330) ;動作不明
[2020/08/31]ICF-P21(330) ;ANT折れ、ネタになった(^^

完全動作:新品に準じる性能の完全動作品
一応完全動作:機能は正常だが性能が新品に準じるかは不明
動作不明:電源を入れていない、またはチェック不完全

 まだネタになっていないのが多い。小型・複雑な奴が積まれているのはお分かりのように分解が面倒でやりたくないからだ(^^; ICF-5400、ICF-SW33、CR-D60がこれに当たる。それと入手して直ぐに記事を書き始めないと積まれる傾向にある。その証拠にSR-500やRH-575を失念していた。

 C55Tはロットのチェックのため買っただけで元々単体で記事にする気はない。次はSR-500かCR-D60か?でもCR-D60は小型なので壊さずに開けられる自信が無い。もし不動だったら開ける気になったのだが、案に反して完全に動作してしまったので開ける気が無くなってきた。何でこれキレイな完動品なのにジャンクだったのだろう?サービス品か?(^^;

どーでも良いラジオ話

生まれて初めて作った基板とその時代


 小学校の低学年(1〜3年)の頃は世間でも時代遅れの真空管を扱っていた。ヤードにいくらでも捨ててあった真空管セット(TV、ラジオ、ステレオ)と違って、トランジスタは殆どがアキバで買わなくてはいけないので入手が難しかったのだ(主に金銭的要因)。真空管はラグ板部分を除けば空中配線なのでハンダ付け・ワイヤリング勝負だったから意外と安くできる。シャーシは五球スーパーでも並四でも拾って来ればいい。それでAFアンプから送信機まで何でも組めた。そしてそれは真空管世代にとっては普通の技術だった。

 それでもたまにトランジスタを使った簡単なモノを製作したいと思った事はある。雑誌の新しい製作記事はほぼ半導体になりかけていたから。それにはやはり基板を製作しなくてはならない。今のような穴開き基板なんて売っていなかったしあったとしても高い。初ラの紙基板は今ならむしろ面白いけど当時はトーシローぽくてイヤだった(^^;


kiban_1st
 この見るからに稚拙な基板は筆者が小学校2年か3年の頃に初めて製作したものだ。ちゃんと正確にエッチングしてあるし、フラックスが塗ってあるので半世紀経とうとしている今も酸化していないのは見事だ。穴が開けてないのは(当時はドリルが無いから)面実装のように部品を上に載せる方式だったのだろう。パターン線はマジックだと思うが引き方はテキトーで汚いが初めてにしてはよくやったという事で。

 但し何の回路なのか思い出せないし、今見てもTR一石回路らしいという以外はよく判らない。発振回路なのかアンプなのか?感じとしては発振回路だと思う。今思い出したけどこれを製作した頃にボウリング場跡で2SC538の一杯付いた基板を拾ったのを記憶している。ランプと同じ回路が一杯並んだ基板だったので何かのイルミネーションで2SC538(CANタイプ)はSWだったのではないかと…。

 塩化第二鉄はマルカで500g入りの試薬のものを買った。出来合いのエッチング液などシロート臭くて使えるか!と思っていたに違いない(^^ エッチング液はかなり薄いので使う量は僅かだからこの時買ったのが90年代まで残っていた(残りは捨てた)。フラックスは物知りのジジイに松脂から自作する方法を聞いて作った事がある。ナマ基板は国際ラジオ等に工場から出たキリ落としのハンパ物(サイズ不定)がタダ同然で無尽蔵を感じさせるほどに売っていたのでいくらでも買えた(子供だと基板に限らず偶にタダで貰えた^^)。もちろん当時はヒマもヤル気もあった。

 記憶ではこの基板は同じものを二枚作っている。おぼろげだがこれと同じ基板に部品が載っているのを見た記憶があるのだ。予備だったのか二枚作る予定だったのか?多分一枚作ったらあまり良くなかったので断念したのではないか。昔作った作品は全部残らずRF-1150二号やSF-22やRF-541や多数のCBトランシーバーやらのジャンクと共に全部捨ててしまったが、これは保存の場所を食わないので記念品として半世紀持っている(^^ 多分死ぬまで持っているだろう。

 このあと基板は何枚作ったか記憶にないけど筆者にとって70年代前半は自作に明け暮れた時代だ。80年代以降は市販機の改造が主となり、完全自作の電子工作はサッパリやらなくなったので感光基板は使った事が無いと思う。まあ小学生当時に有ったとしても絶対使わないと思いますが。

HSDLの日常[20/09/26]

 すっかり定番となった夏の猛暑も終わって涼しくなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は何とか干からびずに乗り切りました。あとは台風で飛ばないようにしなければ…(^^;


★HSDLブログの対象読者
 基本的にHSDLブログは「あらゆる電波の受信やラジオ・受信機そのものが好きな人」をターゲットとしているが、常識をまだ知らない初心者や、逆にこの道に人生を賭けているプロ級(笑)の人、世間の流れに身を任せている普通の人は対象としていない。初心者は世話が焼けるしプロや上級者は頭が固い。そして流れに身を任せる普通の人はキライだからお断りだね(^^

.レはもう初心者は確実に卒業した。けどこれから何処に行ったらいいのか分からない。

→世界には初心者向けサイトは一杯ある。先端を行く上級者のサイトもけっこうある。だが初心者を越える上級者未満のサイトは少ない。HSDLの楽しみ方があなたに合っているかもしれません。

△海亮駝に上級者のようにカネや人生は賭けたくないけど(笑)それなりに深く極めたい。

→際限無しに何でもありで極めるとキリが無いし、時間も無いのでライトにやる方が長続きすると思う。HSDLはちょうどそんな感じですね。

オレは他人とは違う道を歩く!とか言っていたら変なジャングルに入ってしまって「あれ?オレの他に誰も居ねえぞ^^;」と非常にアセっている人。

→もしかするとお仲間が見つかるかも知れません(^^

  銑のどれかまたは複数当て嵌まればHSDLブログは面白く読めるだろう。まあ読んでみれば普通の人にはちょっとワケワカラン事が書いてあるので判ると思うが(^^;


★数十年ぶりにSWバンドを流してみての感想
 数十年ぶりに聞いてみた短波帯は昔とは激変していて驚愕した。その理由として24時間うるさいくらい聞こえていたソ連(ロシア)+欧米諸国の国際放送が全く聞こえなくなったのと、業務局が全く存在しないに等しい状況になった事が挙げられる。筆者のDXの対象の一つであった海岸局のCWやRTTYが全く聞こえない!(^^;

 この驚きは細々とでも昔から連続して聴いていた人には絶対に解らないだろう。MW帯はNHK1が24時間放送になった以外は昔とあまり変わっていないし、LWはソ連が消えたけど元々局数が少ないのでこんなモノかと言う感じ。FMも多局化したけどこれは予想通りなので驚きは無いな。なのでSWだけが強烈な違和感を感じてしまう。

120mb(2300-2495kHz)	昔と同じく何も聞こえない(^^;
90mb(3200-3400kHz) ウチで聞こえるのは殆ど半島局だけ(^^;
75mb(3900-4000kHz) NRBCと半島局が主力(^^;
60mb(4750-5060kHz) 夜間〜早朝に発展途上国の国内向けが聞こえる
49mb(5730-6295kHz) NRBCも含み夕方から翌朝までは何か聞こえる
41mb(7100-7600kHz) 中国局とKBS以外は甘無線に制圧されつつある(^^;
31mb(9250-9900kHz) 夕方から朝までは必ず何か聞こえる
25mb(11600-12100kHz) 一日中何か聞こえる
22mb(13570-13870kHz) 中国局だけ?
19mb(15030-15800kHz) 中国局が主力
16mb(17480-17900kHz) 中国局だけ?
15mb(18900-19020kHz) ほぼ何も聞こえない(^^;
13mb(21450-21750kHz) ほぼ何も聞こえない(^^;
11mb(25670-26100kHz) 昔と同じく何も聞こえない(^^;
*放送バンドは昭和時代より広がっている。また22mbや15mbは昭和時代には存在せず。

 実は16mbより上の方は一度しか聞いていない。中国局くらいしか聞こえなかったので面白くなかったから。なので短評は正確さを欠く。一口に中国局と言っても昔は中国内の省や自治区がローカル向け短波放送をやっていてすごく面白かったがそんなものは今は無い。ウソで塗り固め美化された各国の国際放送は興味深いけど楽しくは無い。元々昔から国際放送はそんなに好きじゃなかった。

 こうして見てみると60、49、31、25、19mbが聞ければSWラジオは成立しそうだ。周波数範囲に直すと4〜16MHzが聞こえれば合格となる。それで日本語放送も殆どが聞けそう。更に範囲を絞り込めば4〜12MHzでもイイ。何の事は無い、昔の2バンドや3バンドのカバー範囲と同じだ(^^; 

 もしダテや酔狂でモノバンド受信機を製作するなら24時間何かしら聞こえる25mb一択となるだろうか(500kHzでキリが良いし^^)。或いはDX専門なら60mbとか、NRBC用も兼ねて49mbもイイか。ヒマが有れば製作してみたいね。その前にHSDL的にはMW相互変調の除去も兼ねてバンド毎のBPFでも製作したい(MW相互変調波が何故か多い75、60、49mbは是非)。


★最強の短波放送
 皆様のところで最も強い短波放送ってどの局?HSDLでどれが一番強いのか今まで気にしたことも無かったが、ふと思いついてR-1000で調べてみた。予想では中国国際放送か北朝鮮か韓国だと思ったのだが結果は意外な局だった。


rti_9740
 それがこれだ。何と当地の最強局は台湾国際放送RTIの9740kHzだったのでした。御覧のようにフルスケールに近く、恐らくMW局を入れても最強に近い部類に入る。R-1000はMW感度を落としてあるうえにHSDLのアンテナもショボイからその結果は頷ける。

 それにしても台湾か!確かに距離は近いけどそれほど大出力ではないので盲点に入っていた。ちなみに「最強の短波放送」と言うからには全ての短波放送を入れているんだからね。日本のNRBCやらラジオ日本やら全部入れてもこれほど強くは無いのよ。文字通りのチャンピオンなのね。


voc_9650
 ちなみに最強候補だったチョソンの声は今日は?からきしダメだった。これだと中国国際放送の方が断然強いね。情けない事にNRBCなんて海外日本語放送の中に入れても五本の指に入れるかどうか怪しい。6MHzオンリーは厳しいね(減力疑惑もあるし^^)。

記事検索
名無し・通りすがりは即削除
QRコード
QRコード
月別アーカイブ