HSDL.blog.jp

ジャンクPCパーツやカメラ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

グリス

秋月グリス覚え書き

 タダ同然のJunk品には価格的に似合いのグリスを使おうという事で、秋月の中華グリスをテスト採用する。

akiduki_hy
 カタログデータ上の性能順はHY-1>HY-880>HY-750>>HY-450>>HY-910で、HY-910以外をHSDLで実際に使用してみたインプレ(笑)は以下のようになった。


HY-1
 導熱性能は一番。やや硬めなのでGPU等コアが剥き出しの物向き。グラム当たり180円と最も高価。実際使ってみたが他の有名・高級グリスとの有意な差は無かった。色から見て恐らく信越G系をパクっていると思われる(^^ 現在HSDLではコアむき出しのGPUに使用している。温度的にはCPUより厳しい部分なのでここで耐えられるならどこでも使える。欠点は最近のヒートスプレッダ石に付けるとすぐ無くなること。

HY-880
 カタログ上の導熱性能はHY-1に匹敵する。HYシリーズでは最も液体に近く伸びやすいのでヒートスプレッダ付CPU・GPU(つまり今風)にも向いている。グラム当たり75円で量も充分だ。

hy880
 当初はシリコーンオイルがちょっと分離していたので、マニキュアのような瓶に付いている刷毛で混ぜて使う。付属のゴムのサックみたいなのは「作業をする時にはこれを指に付けろ」という事か。指に付いたらかなりヤバいモノなの?と不安になるのだが、単に指が汚れやすいという事だろう。銀色グリス(後述)のしつこさを思い出して不安になる。実はまだ除去はした事が無いのでこの辺は分らない。CPU温度はHY-1程度にはなっている。

HY-750
 性能は中庸で柔らかく塗るのも易しい。コアむき出しでもヒートシンクが付いていても両方使えると思う。量的にも充分だが、使用後の除去が非常に面倒だった。銀粉で手が汚れてムカついてくるのであまり他人にはお勧めできない。HSDLでは銀グリスではなく銀色グリス(又は銀絵の具)と呼ばれている。グラム当たり約33円と安いところに惹かれるのだが次は無いだろうな。尤も使い切るまではコイツが主力なわけだが…(^^;

HY-450
 HSDLでは発熱が低いP!!!以前とかソケ7等のCPU用だ。激安なので動作チェック時の仮付け用や電子工作でヒートシンクを付ける為のグリスにも良い。30グラムの注射器入りで持ちも良いから汎用で常備している。グラム当たり10円と最安で気楽に使える。さすがにこれ一本は無理だけど。

 並べて詳しくデータを取ろうかと思ったのだが、所詮は精密計測とは言えないオレ環計測なので止めた(もう決めちゃってるし^^)。ただ一つ言える事はカタログデータはある程度信頼できそうだという事。カタログ順位が入れ替わったり、違いが全く無かったりという事は無い。それなりに確実に性能差は出ている。

 当面はHY-880とHY-450を揃えておけば桶かな。接着効果のあるHY-910はまだ必要性が無く試していない。HSDLで考えられる用途はビデオカードのメモリ独立ヒートシンク付けくらいか?今までは両面テープで貼っていたけどこちらの方が良さげ。ただしその場合は外せなくなる(と思われる)のでその点は考慮しなくてはならない。剥がそうとするとメモリがバリッ!…と行くかどうかは分らないが。

 入手当初は中華製という事で不安もあったが、使ってみたら特に違いもなくて安心したり残念だったり。実はちょっとだけ破綻を期待していたのだが…。幸いにして金をドブに捨てる事にはならなかったが「ネタ価値」としては稍下がってしまった(^^

今日のHSDL[2008/11/18]

★MEMTEST86+

 Ver2.10にバージョンアップした。今回は対応チップセットやCPUが増えた以外に大きな変化があった。

v210
 御覧のようにL3キャッシュが表示されるようになった。それは結構なことなのだが、それ以外では地のメモリアクセスが劇速になっているのが分る。逆にL1キャッシュは大幅に、L2キャッシュは微妙に遅くなっている。これはアクセス方法のアルゴリズムが変わったのか、それとも単なる表示のバグなのかはよく判らない。

 参考までに旧バージョンではこうなる。これほど違うと従来の記録が使えなくなってしまうな。ということでVer2.01も併用するしかないか。
old_ver


★モリグリースの耐久力

 モリグリースを2008年3月7日の記事で改造したGeForce2MX(QuadroMX)のヒートシンクを付けるのに使ったのだが、あれから7〜8ヶ月経ってこんな具合。御覧のようにオイルが染み出してきた。
nijimi

 やはり半年くらいしか使えそうも無い。いや応急用を永久に使おうという姿勢が間違いなんだけど(笑)。むしろよく持ったと褒めるべきなのかもしれない。

グリスの冒険

 先日の「モリグリース」は意外と長持ちしてる。熱を加えても流れないし、ファンレスで60℃以上に熱すると微かに臭いがしてくるけど(笑)性能は変わらない。暫くして剥がしたらこんな感じで流れてはいない。
after_mo

 これって数値的にはどうなんだろうか。いつも通り安易な方法だが、マザーボードのモニタチップの温度計でダイ温度を観測してみる。筆者がやろうとしていることはあくまでも相互比較であって、絶対値の計測ではないからこれで良い。使用マザーボードはFWD-P3C4Xで、CPUはエージングでも使ったSL46Tだ。本来はWS440BXにもLM75か78が載るようになっているのだが、逃げ牛の値切りが酷かった(予想)のか省略されている。コンデンサ酷使と一石二鳥が狙えただけに残念だ。


★実験開始
 実験の結果、マザーボードのモニタでもハッキリと違いが認められた。内心はこんなモニタでは使えないかと思っていたが杞憂のようだ。またグリスによる違いも現れた。負荷時のソフトはXP上でPrime95を回している。計測はSpeedfanである。


^楕シリコングリス「Unick」
 ドスパラなどの量販店に吊るされている200〜300円程度の安い奴だ。とても柔らかくて伸びが良く塗りやすい。筆者はこの程度が値段的に許せる限界だ。消耗品だから高級品を使う気は無い。チリ紙に大金をかけるようなものだ。
unick
 平常37.5℃負荷55.5℃。だいぶ温度が高いように見えるだろうが、小型ヒートシンクでファンが約1900回転なのでこんなものでしょう。安物シリコングリスに特に期待しているわけではないが、今まで不安を感じたことが無いのは事実だ。

 いやいや、安物と言う先入観だけで語っていたが実はそうでもないらしい。ここのページによると、Unickはあの信越化学G751に匹敵する好結果を出している。何とUnickは高性能グリスだったのだ。


HSDL推奨(ウソ)「モリグリース」
 これがもし実用化されればもうグリスを買う必要は無いかもしれない。それほど量が一杯あると言うことだ。絶対に使い切れんぞこの量は。余ってしょうがないから、騒音が酷くなったファンの潤滑にでも使ってやるかな。
mori
 平常38.5℃負荷57℃。Unickと比べてアイドル時の温度が約1℃、ピークで1.5℃高い。これをダメと見るか、或いは変わらないと見るかは人に依る。筆者の感じとしてはモリグリースのときの方がファンが遅かったので、冷却性能は同等とは呼べなくとも迫ると思う。


 ということで冷却効果は安物グリスUnickと大差ないと言ってよい。いやUnickがG751並みと言うなら、モリグリースも立派なサーマルグリスと言えるのではなかろうか(笑)。わざわざ買ってまで使う必要は無いが、持っているなら代用で使う意味はあると言うことだ。

 あ、でもヒートスプレッダに穴の開いている鱈セレやP4系に使うのは止めとこう。もし穴の中に入ったら取るのに手間が掛かりそう。結論としてはサラダオイルよりはずっとマシなんじゃないだろうか?いずれは高熱のアスロン系にも使ってみたい。でもサーマルシリコングリスってある程度効果があるんですね。全然信用していなかったので驚いた。

 この結果を見て思うのだが、「そこそこ熱伝導性がある極微粒子金属の入ったペースト状で、且つ高温で流れたり蒸発しない物」は全てサーマルグリスの代用品になるかもしれない。但し導電性が高いと、基板上のパーツがむき出しのCPUでは思わぬ惨事を呼ぶ危険はある。また油系はコネクタに付くと大変面倒なことになるので、安易な考えで真似しない方が良いと言っておく。


★実験中に気づいたこと
 このファンの回転数を落とすのはダイオードを使っているのだが、そのせいか知らないけど回転にバラつきがある。具体的に言うと1700回転前後と1900回転前後の時がある。両者では最高温度が2℃違っていた。音には殆ど変化は無くとも、200回転で充分に効いてくるものなんですね。

 ちなみに負荷をかけると回転数が変わるが、1900回転の時には±50の間でしか変わらなかった。マザーボードのPWMコントローラがもうちょっと(せめて±200)可変してくれると役に立ちそうなのだが。上の二段階の回転数はこの制御とは関係ないようだ。恐らくダイオードの温度特性でしょう。

 参考までに、リテールヒートシンクでモリグリースを使ってみた。これがなかなか良く冷える。このことから分るのは、ファンの回転数>>>>グリスの力ということだ。この約4000回転のファンでは定常時、ピークとも温度が5度も下がっている。
retail_mo


★終わりに
 筆者は超高性能、と言うより超高価なグリスなど爪の先ほども価値を認めていない。もちろん同じ値段なら高性能の方がいいけど、そんな物に金を使うくらいなら別の物に使ったほうが満足度が高いと思う。1000円高いグリスより1000円高いヒートシンクのほうが確実に冷えますぜ。これは断言できるね。

グリスの冒険

 またシリコングリスがどっか行っちまったぞ。この「どこかに行ってしまった」と言う台詞を何度書いたことか。HSDLは2DKなので別に広い訳ではないが、何しろ鬱蒼としたジャングルなので表面積だけなら一般家庭の4LDKに匹敵すると言われている(…ホントかよ)。探すのは時間が掛かるし二次災害の危険も大きい。そんなわけでそういう場合はグリスを塗らないでヒートシンクを取り付けたりする。ヤバイ。マジヤバイ。

 そこで今回は別の物を使ってみる。何故こんなことを考えたかと言うと、某巨大掲示板ログに「グリスの代わりにサラダオイルを塗ってやったぜwwwちゃんと動いたぜwww」とか何とか書いてあったからだ。そんなの真に受けて真似すんなって?いや何でもやってみたいんだよ俺は。むしろ先を越されたようで非常に悔しい。


 と言うことでこれが商品名「モリグリース」だ。恐らく20年位前の物だろうか。全く無用なので捨てても良い位なのだが、一応有害物質?なので捨てるわけにも行かない。ここは最後に一花咲かせてもらおう。
mori
 曰く、「アルミ複合石鹸基グリースに高純度二硫化モリブデンを添加した高性能グリースです」と書いてある。耐熱温度はCPU用として充分な400℃。どうだ何となく高性能な気がしてこないか?でもヒートシンクとCPUのフリクションロスを減らしてどうする(笑)。


 中身はいかにも金属が多そうな限りなく黒に近い灰色。言うまでも無いが金属が熱を伝導するので多い方が良い(しかしモリブデン自体の熱伝導率はアルミよりは低い)。このまま高級容器に入れて売り付けたら騙される奴がいるかも知れん(イヤ、やるなよ絶対に)。でも見ているうちに何となく冷えそうな気がして来た。
nakami



 ホントに塗るぞ?かのぷーファイヤーバード付属の高級グリス(信越科学工業製G765)を使ったことがあるが、あれと同じく硬めで塗りにくい。廃人御用達のシルバーグリスみたいで高級感抜群だ!何となく一人で無理やり盛り上げているような気がするが…。ちなみに導電性が高いかもしれないので、一応はみ出した分は拭いておこう。
nuri
 餡子を塗りつけているような感じ。塗った後で「これって実はとんでもないことをしているのでは…」と今更ながら不安がこみ上げてきたが、もう後戻りは出来ないって言うかメンドクサイ。爆裂してもネタにはなるのだ。


 ヒートシンクはいつもおなじみの無名ヒートシンク。多分Soket7時代の物。P6リテールヒートシンクにすらバカにされそうな代物で、おまけにファンが低回転化してあるので冷えは良くない。
heathink



 取り付け後に暫くファンレスでCPU(SL46T)単体を回してエージング。マザーはもちろん改造テスト中のWS440BX(YECスペシャル)だ。走らせて2、3分でヒートシンクが人肌より暖かくなってきた。そこでファン(静音1700〜1900回転)を回してみたら、1、2分で冷たくなってしまったのでファンは止める。

 こんなに冷えるなら雷鳥アスロンでやった方が良かったかな。だいたい最高室温12℃(最低7℃)と言うのがいけない。ヒートシンクを「熱く」するには、ファンレスでも風を当てずに10分以上回す必要がある。

 ヒートシンクの温度から想像するに、熱伝導性は結構いいんじゃないかな?もしこれでグリスが流れ出すようならアウトだ。スロットなので接触面が横になっているからグリスが流れやすいハズ。流出を耐えれば実用化が見えてくる(ホントかよ…)。1〜2時間程度高温で回したが流れる気配は全く無かった。あとは耐久性が問題かな?流れ出したり乾いたりするようだと非常にマズイ。


 あああ終わらなかった。こんなウメグサ記事なのに(笑)。
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