HSDL.blog.jp

主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

受信音

受信ログ[21/05/19]

 今月に入ってからはコンスタントに受信しているが全体的にあまり状態は良くなってこない。このまま夏に突入してしまうのか?それはそれで楽しみもあるだろうが。そんな中でミャンマーは以前から狙っていた局なので一寸嬉しい。いつものようにリンクは全部同じで時刻は全てJSTだ。


icdpx470f
 先日FRG-7とSONY ICD-PX470Fで初めて受信録音したのだが、他のRxと違って当初は不具合が出た。録音ボタンを押すと何故かSP&PHONES端子まで影響を受けて音が割れるのである。これはICD-PX470Fの外部入力をMICではなくAUDIO-INにすれば解決するようだ。他のRF-B30やIC-R75やR-1000はMIC以外だとノイズが入る。レコーダーの入力インピーダンスの違いがモロに出るのだろうが、テープ時代はREC端子に繋げばこのような不具合は無かったので面食らった。


=12120kHz:RADIO PILIPINAS (Filipino)=
 RADIO PILIPINASを珍しい時間に受信してしまった。2021/05/19の3時過ぎである。この時間は26:30-28:30のフィリピン語番組で、パラは9960/15190kHzだが相変わらず31mbは不調だ。31mbは昼間も良くないのでいつ役立っているのか不思議(^^; 同波に他局が居ないのとフィリピーノという語が頻繁に出るので英語ではないけど確認は容易。昼間の番組に比べてトークが多いように感じたが気のせいか。


=6080kHz:VOA Selebi-Phikwe (English)=
 2021/05/19におなじみVOAボツワナ中継を早朝49mbで受信した。03:00-05:00の英語放送である。混信は同波CNR1だが4時には消えるので問題なし。信号強度は4930kHzより一段どころか三段上(^^ 04:30辺りからが最高潮を迎えSSBモードは不要になる。05:00からは6195kHzに移って更に良好でSメーターがピークでS9まで振れるのでER-C55T程度でも受信できるかもしれない。受信音は05:00からの6195kHzだ。信号は明るくなる05:45頃から急激に弱化してくる。


=5920kHz:Shiokaze (Japanese,Korean)=
 2021/05/17の01:00〜01:30まで”しおかぜ”を遂に受信した。日本国内(八俣)送信なので大げさに「遂に」というような受信困難な局ではないが、いつも役割が被る”ふるさとの風”の陰に隠れていて一度も受信していなかった。これが冒頭に書いたFRG-7+MLAによる録音テスト受信だ。

 5920kHzもパラの6165kHzも当地での信号は強力かつ安定しているが、北朝鮮からと思われるピロピロ系のジャミングがバックに薄らと聞こえている。日本政府運営の”ふるさとの風””イルボネバラム”双方とも妨害は全く無いようなのだが、何故かこの局だけ妨害されるのは運営団体が右系だからか?録音は日本語と朝鮮語の切り替わり部分だ。


=5985kHz:Myanmar Radio (Burmese)=
 2021/05/14にミャンマー国営放送が当地で曾て無いくらい良好に受信できた。RF-B30でS9だったがジャミングが移動していたのが大きい。20時頃が最強で、後チェックでは平常終了時刻を過ぎても終わらずNHK?の英語放送中継のあと01:00から英語放送になったがCRIのスワヒリ語が始まって潰れた。IDは01:01に”This is Myanmar Radio”と出たようだ。次回は録音したいがここまで良好な二度目があるかどうか?

5915kHz:Myanmar Radio	16:30-00:30(Burmese,dialect)
5985kHz:Myanmar Radio 18:30-00:30(Burmese)
5985kHz:Myanmar Radio 00:30-01:00(English)
5985kHz:Myanmar Radio 01:00-02:00(English)
7200kHz:Myanmar Radio 18:30-00:00(Burmese, dialect)
9730kHz:Myanmar Radio 09:30-20:30(Burmese, dialect)

 5985kHzはビルマ標準語や英語のナショナル・サービスで、5915、7200、9730kHzは方言などマイノリティーズ・サービスとなる。英語は水曜00:30-02:00、木・金00:30-02:00でそれ以外は01:00-02:00だ。

 5985kHzの受信状態は主にVOH+ジャミングの周波数に依存し、これが下がってくるとアウト。加えて01:00からCRIスワヒリ語が被るので不良になる。5915kHzは21:00から同波にCRIが出てくるので良くない。CRIは信号が弱く中国語ではないのでフェーディング時にシレッと入れ替わっている事がある(^^; 41や31mbは当地で受信できたことは一度も無い。

受信ログ[21/05/09]

 本来、この時期は春のDXシーズンなのだがHSDLは全く蚊帳の外だね(^^; 受信できるのは当地ですら常連の雑魚ばかり。早いところワクチンをバラまいてウィルスが下火になってほしい!そうすれば移動受信ができるから。でもこうやって雑魚で耳を慣らしていけばいつかまともなDX局も受信できるだろう(もちろん願望も含む^^)。いつも通りリンクは皆同じです。RxはRF-B30がメインで、録音用がIC-R75だ。ANTはMLA1、MLA3。


r1000_03
 R-1000のメーターのランプが切れているのでどうなっているのか調査した。開けたら何故かネジが出てきた(^^; 全然見たことのないネジなんだが…。このR-1000[2]はFRG-7以上に異常なのだ。欠品がありもうオリジナルにはなれないのでSメーターのランプはLEDで行くかな…。


=15620kHz:VOA Selebi-Phikwe (Somali)=
 2021/05/06の22:50辺りにVOAボツワナ送信が意外なところで受信できてしまった。この日は今までとは比較にならないくらい強力∧クリヤーで、今までローバンドで何をやっていたんだ?と苦悩するくらい良好だった(^^; まだ聞いた事が無い人は時間(22:00-23:00)的にも5月現在はこちらを聞いた方が良さげ。59分辺りでいきなりぶった切られるので焦るが続きは15610kHzだ。


=6200kHz:VOICE OF JINLING (Chinese)=
 2021/05/06の23:20頃から受信。この局は同波の西蔵PBSが強力過ぎて受信できなかったのだが西蔵が停波している?のでクリヤーに受信できる。内容は音楽番組でIDは23時25分に出た。音楽は中華風ではなくJ-POPみたいな曲ばかり(^^;

 海外ではこの周波数でも西蔵PBSが受信されているが何故HSDLでは聞こえない?西蔵PBSが今月日本(出来れば東京)で受信できた人はコメントください(^^; 西蔵語だからこの局の中国語とハッキリ区別はつくハズなんだが…。


=7245kHz:Radio NEW ZEALAND International (English)=
 ニュージーランドの新周波数を2021/05/07の18〜19時台に今更ゲト。この周波数は夕方から夜間16:59-21:58で土日は18:58までで終わるらしい。ハイ・バンド並みとはいかないが49mbの時よりはるかに良好。周波数が季節や時間でダイナミックに変わる局だけどこの辺りで良いんじゃない?


=9780kHz:PBS Qinghai (Chinese)=
 青海人民広播電台を2021/05/07の21時前後に受信。少なくとも今世紀に入ってからは初受信だ。録音はこれだけど、運悪くこの時だけ状態が落ちたので全然判らねえ(^^; 北京時間と番組名しか出ていないかも。


=9795kHz:FEBC RADIO (Vietnamese)=
 全然珍しくないけどFEBCのこの周波数は初だ。2021/05/07の21時終了間際の受信だけど例によって終い数分は投げっぱなしなのでIDが取れず(^^;


=9610kHz:VATICAN RADIO (Russian)=
 2021/05/07の21時45分頃から受信。またもバチカンだがこの周波数は初めてだろう。この時間はロシア語放送でパラの11850kHzと共に非常に良好だが、実はこの周波数はフィリピン送信なので良好なのは当たり前なのだ。22時の終了間際にISを録音しようと思ったら21:50終了だった(^^; カックン。


=15530kHz:AWR Talata-Volonondry (Sinhala)=
 2021/05/08の23時〜受信。22:59まで15620kHzのVOA Selebi-Phikweを聞いた後、続きを聞こうと思ってこの周波数のCWに合わせて待っていたらこの局だった(^^; VOAは15610kHzだったんだね。まあこの局は初なので良いけど。ついでにマダガスカル島も初カントリーとなる。冒頭を録音したけどSAがどれなのか判らん(^^; シンハラ語ってセイロン島の言葉だっけ?


=6765.1kHz(USB):HSW Bangkok Meteorological Radio (English,Thai)=
 以前韓国の気象通報を受信したが、他の国にも同じような放送があるようなので聞いてみた。今日はタイの気象通報だ。24時間放送で正時だけでなく結構頻繁に通報が入る。通報の合間には昭和時代の電話の保留音のようなISが流れる。これは筆者的に非常にウケたので読者も聞いてほしいな(^^ 受信音(長い^^;)は深夜だが、もっと早い19時辺りの方が良さげ(2021/05/09/01:40受信)。翌日は19:15に8743kHz(USB)で受信できた。


★今日のアナ場(^^ 6065kHz
 深夜の49mbはローカル専門の昼間と違ってDXバンドと化すわけだが、当地では強力局の影響で微弱局を狙えるクリヤー・チャネルは少ない。そんな中で6065は奇跡的にサイド混信が無い上に中国局を筆頭とする強力局も出ていていない。何か狙えるはず!と思って耳を澄ませていると00:00過ぎからザンビアの"Voice of Hope Africa"が聞こえてきた。4965kHzとパラだがこちらの方が信号が一段強い。01:19〜02:19までイランが出ているけど英語だから混信しても区別はつくだろう。49mbでAFを受信したことがない人は現状では入門局と言えるかも。ちなみに49mbでは6085kHzにも出ているがこちらは23:00〜01:00である。
01:00-06:00	Voice of Hope Africa	(English)
01:19-02:19 VO ISLAMIC REP.IRAN (Pashto)
05:55-07:30 CNR2 (Chinese)
12:00-13:00 ADVENTIST WORLD R. (Malagasy)
21:00-01:04 CNR2 (Chinese)
TIME=JST

 ちなみにこのコラムはHSDLのようなプア・ロケーションとショボイアンテナ、昭和時代のRx+αを対象としている。それ以外の人は苦笑しながらスルーしてください(^^

受信ログ[21/04/24]

 ログにニューが殆ど無くなってきた(^^; ウチのアンテナも良くないがコンディションもそれほど良くはないと思う。特に60mbなどはVOHとPBS(中国局)くらいしか聞こえなくなった。当地でSAが聞こえるのはいつの日か…。


frg7_01
 遂にFRG-7(初代)を引っ張り出した!掲示板で同調ダイヤルが無い話は書いたが、仕方なくテキトーなツマミを付けてみた。これはカッコ悪い!もっとマシなのは無いのか?


frg7_02
 トリオの不明機のダイヤルを付けてみた。八重洲のホンモノは早回しのノブがあって楽なのだが、これは端から端まで移動するのが大変だ。それ以外は意外と微妙なコントロールが効く。がしかし当然ながらカッコ良くない。カッコ以外にはもう使う意味が無いクラシックRxなのでいかがなものか。でも正規のダイヤル買うと高いんだよなあ〜。ちなみにオリジナルのダイヤルはFT-101に付けられ出荷されました(^^;

 さて一応受信しているようだが「こんなに感度低かったか?」という感想と言うか疑いがある。筆者の記憶ではコイツのMW感度はNRD-515よりも一段上だったのだが、今の状態はR-1000の2号機(ヨボヨボです^^;)と大差ない。それとメインダイヤル+Sメーターのランプが切れていて、特に奥まった所にあるSメーターが全く見えない。レストアではないので嫌いなLEDランプでも付けるかな…麦球は無いけどLEDなら売るほどあるからな。開けたらVFOからFEまで再調整しなおしたい。そもそもRF同調と言うものが存在しないR-1000は弄っても感度は上がらないけどこれは多少違う。IF帯域幅は広いけど完調であればMWの感度だけは現在でも通用するはずだ。SWはバンドの移動が面倒で使う気が起きないが…。


mla1c_210422
 アンテナはMLA1のエレメントを変えて外(ベランダ)に出してみた。しかし柵より低いのがいけないのかノイズが酷くなった気がする(^^; 感度もあまり変わらないので恐らく明日は室内に引っ込めるだろう。


=7410kHz:BBC Al Seela (Bengali)=
 今世紀初めてBBCをISから受信してしまった。2021/04/10の01:30より。録音はこれ。状態はオマーンとしては非常に良好。


=西蔵PBS=
 どうも4/19から中国語・西蔵語共に全波受信できないのだが…。ひょっとしてSW放送が終わったのか?貴重な「最も良好に受信できるローカルPBS」なのに。


=9965kHz:Hope Radio Palau (English)=
 2021/04/19の17時10分頃から受信。バンド内でCRIやCNRに比肩する信号強度の局は少ない上に周波数的にも発見しやすい。Hope Radioは色々な所から出ているが、この周波数はパラオからの送信で、グアムやサイパンと同じく位置的には日本国内送信と変わらないため常時強力である。全て英語による番組で、ホープレディオという語は出るときは本当にシツコク出るので小学生でも確認は容易だ(^^ この9965kHzはVOAが01:00〜02:00に出ている他は聞こえるのはHope Radioだけである。


=9695kHz:KNLS World Christian Broadcasting (English)=
 2021/04/19の17時15分頃から受信。この局もHope Radioと同じく夕方の31mbでは受信が容易な部類に入り、恐らく最低ランクSWラジオのER-C54/55Tでも受信できるはず。ラジオのテストには良いかもしれない(^^ この9695kHzは当地では意外と穴場である。雑魚でウザいCRIを除けばスリランカやサウジが割と良好に受信できることがある。

02:30-03:57→CRI(Chinese,Bulgarian)
10:00-10:57→CRI(Urdu)
17:00-19:00→KNLS(English,Russian)
20:15-21:00→SRI LANKA BC(Tamil)
22:58-00:57→R.SAUDI INTERNATIONAL(Pashto)


=6120kHz:NHK WORLD RADIO JAPAN (Japanese)=
 2021/04/22の4時10分頃にちょっと49mbを聞いてみた。めぼしい局は聞こえなかったがNHKの初周波数を受信した。八俣送信だが時間的に状態は良くない。内容はNHK1の垂れ流しだが、この周波数のスケジュールは03:55〜06:00らしい。


=1663.5kHz(USB):Unknown (Japanese)=
 上で書いたアンテナのテスト中である2021/04/22の16時40分頃に微かに入感。自動送出っぽい女性声で何か言っていたが了解度ゼロなので何も判りません(^^; もし海上交通情報や潮流通報なら今世紀初の受信なのだが。


=11875kHz:KNLS World Christian Broadcasting (Chinese)=
 2021/04/22の17:00〜18:00にアラスカのKNLSが強力に入感。それは珍しくも何ともないのだが録音を聞いてほしい。何と冒頭に10kHz隣のチョソンの声が混変調してやがります(サイドではない)。当地で明確に混変調を確認できたのは初めて。だって混変調を起こすほどアンテナのゲインが無いんだもの(^^; その後消えるのはRF-B30のRFゲインを下げたから。


=5025kHz:RADIO REBELDE (Spanish)=
 2021/04/24の20時05分辺りから受信。影山BBSに練馬からの受信情報があったのでIC-731Sで聞いてみたらちゃんとメーターを振って受信できた。当地でカリブ海を受信するのはもちろん初めて。ただ731Sなので録音できなかったのが残念!明日はこんなに良好ではないだろうなあ〜。インチキだけどストリーミング確認です(^^; https://www.radiorebelde.cu/english/

受信ログ[21/04/01]

 まとまった時間がなく、暇を見つけて10分程度でいろいろな時間に受信している。但し当方が最も受信したいSAが入感する18〜20時は時間が取れない。アンテナも相変わらずショボイ室内アンテナで新局は増えていない。Rxは全てRF-B30、アンテナは全てMLA3だ。


=6160kHz:PYONGYANG BS (Korean)=
 平壌放送の新周波数を2021/03/24の10:45から受信。6400kHzが出ていないようなのでこれが移動した新周波数で良いんだよね。オフバンドから正規のバンド内に収まったのはどういう風の吹き回しなんだろうか?2020年現在はオフバンドでも迷惑をあまりかけない気がするが。どうせならもっと早くやればよかったのに(^^; あと動くとすれば最後のオフバンド送信4557kHzか(動くとすれば60mb内に入るのだろうか?)。

3220kHz:PYONGYANG BS 03:00-05:00(Korean)
3320kHz:PYONGYANG BS 06:00-04:00(Korean)
4557kHz:PYONGYANG BS 06:00-05:00(Korean)
6160kHz:PYONGYANG BS 06:00-03:00(Korean)


=11895kHz:NHK WORLD RADIO JAPAN (Korean)=
 2021/04/01の13:12に11895kHzでR.JAPANのISが微かに聞こえていたのでそのまま聞いていたら韓国語プロだった。放送時間は13:15〜13:45だが、拙いことに同波に12:00〜16:00まで長々と強力なR.FREE ASIA(Chinese)が出ておりほぼカバーされている。周波数変更の際にモニターしているはずなのにNHKらしくないね。


=15640/17820kHz:Radyo Pilipinas Worldwide (English)=
https://www.axfc.net/u/4035245?key=20210401
 これは2021/03/30の開始時だ。フィリピン局ではおなじみの国歌演奏から始まる。19mbも良いが開始時は16mbが良好だった。ちなみにこの局は終了時の国歌演奏が高確率で時間切れでブツ切りされる。これって国によっては関係者が処分対象になりそうだ(^^; この辺りは緩い国なんだなあと思う。

02:30-04:30(Filipino) 9960,12120,15190kHz
11:00-12:30(English) 12010,15640,17820kHz

 短波放送はこれしかない。近所でハイバンドということで非常に良好な局だが、放送時間が真昼間と早朝しかなく真っ当な社会人には受信しにくい局だ(^^; 当地では昼間は16と19mbが良いです(早朝は受信したことがない)。


=4990kHz:PBS Hunan (Chinese)=
 湖南人民広播電台を2021/03/31に受信。たぶん以前書いたが、この局は60mbでは4840kHzの黒竜江PBSと並んで良好な局だったが、筆者が短波復活した時には全く受信できなかった。しかしここ一週間くらいは放送として認識できるように入感するようになった。この方面がコンディションにより左右されることは殆ど無いので恐らく一時停波していたのではないか?

05:30-10:00(Chinese) 4990kHz
18:00-02:00(Chinese) 4990KHz

 2021/03/31にはRF-B30のメーターがS5以上振っていて4905/4920kHzの西蔵と変わらない強さだった。もっとも昭和時代には筆者のFT-101E(BCLタイプ^^)にてS9オーバーだったので復活というのは程遠いか。朝は開始時、夜は深夜が良好。


=1時台の49mb=
 2021/03/26に1時台に49mbを流したらこんな局が聞こえていた(CRI+CNR抜き)。常連ばかりで特に面白くは無い。新疆PBSは60mbよりは良いかなと言う程度。西蔵PBSは強いけど混信が有るので60mbの方がイイ場合もある。RNZIはDX局状態なので昼間のハイバンドで受信しましょう(^^;

5845kHz:BBC Tinang	00:30-03:30(Korean)
5935kHz:PBS Xizang 20:00-03:00(Chinese)
5960kHz:PBS Xinjiang 21:30-03:00(Chinese)
5975kHz:BBC Al Seela 01:00-02:00(Dari,Pashto)
6110kHz:PBS Xizang 01:00-02:00(English)
6115kHz:R.NZ INT. 21:59-01:49(English)
6120kHz:PBS Xinjiang 23:30-03:00(Uyghur)
6190kHz:PBS Xinjiang 21:07-03:00(Mongolian)
6200kHz:PBS Xizang 01:00-02:00(English)

>RNZI(6115kHz)終了部分
https://www.axfc.net/u/4035245?key=20210401
 6115kHzはこの26日が最後?で現在は6170kHzだ。昼間の放送を考えると良好とは言い難い。例によって最後は節電のブツ切り(^^;

受信ログ[21/03/17]

 気温が上がってそろそろ外で受信することも出来るようになってきたが、この時期は例年の事だが風が強いので長時間受信はまだ厳しい。受信機はいつものようにHSDL固定はRF-B30+MLA3で移動受信がER-C57WR+内蔵だ。リンクはみな同じ。


=9835kHz:RTM Sarawak FM (Malaysian)=
https://www.axfc.net/u/4034355?key=20210317
 2021/03/14/21:10頃、マレーシアらしき局がHSDLでも放送として受信できた。この状態であれば正時なら確認取れるかもしれない。零時にはキャリアが止まっていたので24時間放送は止めたのかな?


=1566kHz:FEBC(HLAZ) (Japanese)=
https://www.axfc.net/u/4034355?key=20210317
 2021/03/14の受信。まだ当地に来てから録音していなかったFEBC(HLAZ)を録音した。昔よりジャミング代わりの中国局が五月蠅くなってきた。


=9322kHz:謎の放送(^^;=
https://www.axfc.net/u/4034355?key=20210317
 2021/03/16/13:30頃に乱数放送みたいな気象通報みたいな不明放送を受信した。周波数から見て近隣諸国だと思うのだが。誰か解析してください(^^; 終了後は最後に聞こえるサイレンみたいな音がずっと続く。


★移動受信[21/03/17]
 またもや近所のとるに足らない名が通っていない公園で受信してみた。通常の住宅密集地なので特にノイズが低いとか見晴らしが良いとかは無い。RxはER-C57WRでアンテナは内蔵。気温的には寒くは無いのだが風が強くて18時50分〜15分程度が限界だった(^^;

=9835kHz:RTM Sarawak FM (Malaysian)=
 最近は移動受信に出るとRTMとSIBCと4KZをチェックする。まずはこの局だが今日は信号強度が強く充分に確認できるレベルだった。がしかし9830kHzのQRMもかなり強く聞き続けるのは忍耐力が必要だった。

=5020kHz:Solomon Islands BC (English)=
 SIBCと思われる局を18:45分頃に受信した。SAは取れていないがアチラ方面の英語なので間違いなかろう。フェーディングが速くてER-C57WRのミュートで初めてガタガタ不具合が出た。この機種でも稀にこのような不具合が出る。

=5055kHz:Radio 4KZ (English)=
 4KZと思われる局を18:50分頃に受信した。SAは取れていないが英語なので間違いなかろう。19時に入って状態はどんどん良化していったので恐らく20時頃には確認出来そう。それにしてもここで受信できるという事は、上のSIBCもこの局もまともな木造家屋なら受信できそうなのがイヤになる。ちなみにHSDLではこの局とSIBCは珍局・難局扱いです(^^;

=4940kHz:VOICE OF STRAIT (Chinese)=
 合間に海峡の声の19:00の開始時を受信した。18:55からISが流れ、時報の後に中国語と英語でSAが出る。この時間は受信した事が無く、開始時に長々とISが出るのは知らなかったので一寸驚いた。ノイズも無く非常に良好だったので出来れば録音したかった。なお4900kHzの厦門語プログラムは既に18:30に開始している。

受信ログ[21/01/27]

 毎日のように受信しているものの前回からはニューは増えておらず頭打ち感は拭えないが、連日入感している局でまだ確認していない局は山のようにある。現用受信設備でも今年一杯は手詰まりは無いんじゃないか?と楽観しているのだが果たして…。


=7320kHz:VATICAN RADIO Tinang(Tamil,Malayalam)
 2021/01/27の零時過ぎに41mbを流していたら中国とは違う不明局を発見。暫く聞いていたら今世紀初のバチカン放送だった。24:10までがタミル語、そこからは24:30までマラヤーラム語となった。どちらもインド南方の言語なのでそちら向けなのだろう。言語はサッパリ解らないけどバチカンはどんな言語でもバチカンなので確認は可能だ(^^

 いつでも信号がショボイHSDLでも連日強力なので何処からだろう?と調べたらフィリピン・ティナン送信だった。なるほど道理で強いわけだ。そうそう重要な事を忘れてた、終了時29分に懐かしいバチカン放送のISが流れた。これさえ聞ければオレたちの世代はIDなんてとらなくても瞬時に確認できる(昔のとアレンジは違うけど泣けるね)。


=5857.5kHz:Seoul Meteorological Radio(Kor,Eng,Jap,Chi)=
 以前受信報告を書いたがその時に「どうも日本語に聞こえない」と思ったのでもう一度録音してみた。今回はちゃんと日本語に聞こえた(^^ この受信音は日本語と中国語の切り替わり部分で2021/01/17の15:35の受信。ちなみに毎正時からだけかと思っていたら30分からも開始しているのね(放送時間長は不定)。

 録音の冒頭でズレているのはR-1000のカウンターが1kHz単位だからなかなか合わなかったため。発売当時としては高安定度だったR-1000だがSSB受信だとちょっと不便。SSBを聞くならカウンターは10Hz、最低でも100Hzは欲しい。そんな事を書くと「周波数の読めないただの五球スーパー」であるSANYO SF-22や「大雑把なダイヤルで有名なBCLラジオ」のNational RF-1150でSWLをやっていた小学校時代の筆者に全力で殴られそうだが…。

受信ログ[2021/12/20]

 このログ記事は年内に出したかったが、11月から記事を中二日にしたら案外記事が詰まってしまい年明けになった。現在はハード弄りはしておらず受信しかしていないので、これがHSDLの活動日誌とも言うべき記事だ。つまりサボるとHSDLの存在意義が無い事になる(^^; 現在の空中状況は南半球が夏になってしまったからかDXは低調で、北半球の日本に近い地域が良好に聞ける。本当言うとこの時期は国内MW-DXが良いのだがノイズが多くて意欲無し。ちなみに現在12月末だが14時頃からMWバンドは殆どのチャネルで何か聞こえるし、15時台になると例の1206kHzの延辺が強烈に飛んでくる。


 この記事を読んでいる人で「全く短波放送を聞いた事が無い人」は居ないだろうからこんな事を書いても釈迦に説法かも知れないが、もしかしたら居るかもしれないので一応書いておく。いや居なくても書きたいんだけど(^^

 短波と言うのは中波とは比べ物にならないくらいコンディションに依存する(注)。季節や日々どころか毎時毎分変わってくるので聞いた事が無い人はこんな勘違いをする事が多い。曰く「この局は当地では絶対受信できない(或いは弱い)」と。まあHSDLのように絶対的に受信能力(ロケーション+アンテナ+Rx+受信者からなる^^)が低くて自動的にそうなる場合もあるけど、殆どの場合はコンディションを掴んでいれば受信できると思う。

 短波放送の受信状況の変化は劇的なものだ。気分で強い・弱いと言っていられるレベルではない。2020年12月現在、東京地方では真昼間の49mbではNRBC1、NRBC2、KCBS、平壌放送しか聞こえない。短波ではウンザリするほど聞こえる中国局すらも全く聞こえない。ジャミング次第では地下局のVOHやVOPも聞こえるけどね。その中で信号強度はNRBC両波が当然のように圧倒しており、半島局は辛うじて内容が判る程度でメーターが振らない場合が殆どだ。まあ人々のイメージとピッタリ符合しているのがこの昼間の時間帯という事だ。


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 これが15時30分くらいになると様相がいきなり変わってくる。日没時間が近づいているのだ。まず30分を回る辺りからNRBCが「突如」と言う形容がピッタリなほど信号強度が下がってくる。具体的にはRF-B30のメーターで59+20dB(AGCが掛かるのでRF-B30の限界に近い)振って安定していたのが、数分ごとにひと目盛くらいの勢いで落ち始めて、しかも今までほぼ感じなかったフェーディングでメチャクチャ荒れてくる。フェーディングが掛かるという事は今まで聞こえていた地表波が弱くなり、聞こえなかったルートを電離層で反射してくる電波が聞こえ始めているのだ。

 その代わりと言っては何だが6100kHzや6400kHzの北朝鮮はまるでNRBCの電波を吸い取ったようにグングン強大化してくる。16時前にはKCBSが+10dBでNRBCは何とS7程度まで落ちてしまう。あれからまだ30分も経っていないのに!既にNRBCは{信号弱い+フェーディング大きい}でローカル放送として全く実用にならずDX局に転落、ニッポンの空は安定して強い国内放送のような北朝鮮波に占拠されるのだ(^^; またこの時間になるといよいよ中国局が聞こえ始める。

 そんなわけでこのようにDXではないローカル近辺であっても短波の伝搬は強烈に、また急激に変わって来るのだ。なので狙った局が聞こえないならかなり長い間モニターをしないと結論は出ないと思う。極端に言えば最大一シーズンはモニターし続けないと結論は出来ない。あと短波初心者は送信地の時間や季節も考えないといけない。春夏秋冬によってコンディションが大きく変わるので、夏の受信情報は冬には使えないし冬の情報は夏には使えない。春と秋も夏と冬とは明確な境目は無いけど全く違う。また南半球は季節が逆になるのも忘れてはいけない。そんな訳で春と秋がDX向きと言われるんですね。

 …と書いておかないと短波放送を知らない人は「何をコイツこんなに苦戦しているんだ?」と考えるだろうから言い訳その一で書いておいた(^^

注:中波であってもDXはコンディションに依存する。これらは地表波ではなく電離層伝播だからだ。


=9580kHz:CNR1 Voice of China(Chinese)=
 2020/12/07の21時30分に確認。CRIに次ぐありふれたCNR1だが9580kHzは新周波数かもしれない。この時点ではネット上の何処にも情報は無い。CNR1に限らず現代の中国局は周波数が頻繁に変わるので驚く。世界中どこでもそうだが、国内向けは数十年変わらないなんてザラにある。そのような国内向け放送で聴取者は追随できるのだろうか?状態は言うまでも無く強力にして良好。そう言えばCNR1やCNR2の明瞭なID・SAを録音した事が無い。いずれ録音したいけど録音時に限って状態が悪いのは何故か?(^^;


=11905kHz:Reach Beyond Australia(Japanese)=
 2020/12/07の20時20分頃から受信。土日が尾崎さんのHCJBで平日がこのReach Beyondとなっている。実は日本語の終了アナウンスを録音しようと思ったのだが、メインの宗教番組が終わるとアナウンスは全部英語になってしまうのだった(^^; カックン。


=11725kHz:RNZ International(English)=
 2020/12/07の20時35分頃から受信。この周波数を受信するのは初めてだが、この局は相性が良いのかバンドを流していると狙っていなくても発見できる(^^ ネット情報に拠ればこの周波数は平日は21時58分までらしい。ハンパな時間に終わるのは同じ送信機の周波数を次の時間向けに切り替えているからだろう(つまり一台で運用している)。周囲に強力な局が無いため混信は無く、HSDLで良好に聞こえるくらいなので信号強度も相当強力だと思われる。もちろんER-C54/55Tでも受信できる。


=その他不明局=
 2020/12/07の早朝03:30に5分だけ60mbをチェックしたらアフリカと思われる局が聞こえていた。03:30頃の60mbは中国局を始めとしたアジア各局が全く居ないのでアフリカ2局以外には4885kHzのVOHが聞こえていただけ。こんなに何も聞こえない60mbは生まれて初めて体験した。

 しかし信号が弱い!BCL時代のRF-1150でもこんなに弱くは無かったような記憶が…局数が少ないのか当地の環境が悪いのかは不明。勿論「どちらもダメ」という悲惨な状況の可能性も大きい(^^;

4930kHz:2020/12/07の03:30頃、VOAだと思うが未確認。
4965kHz:2020/12/07の03:30頃、Voice of Hope Africaだと思うが未確認。
5020kHz:2020/12/08の18:30頃、フェーディングが感じられ放送と判る程度。SIBCか?
5055kHz:2020/12/08の18:30頃、キャリアのみ確認。4KZか?
4930kHz:2020/12/15の02:44頃、VOA?この日は強かったが時間の都合で確認できず…。
4965kHz:2020/12/15の02:46頃、Voice of Hope Africaだと思うが上と同じ。
7260kHz:2020/12/16の16:30頃、女性アナのトークは判るが確認不可能。

 2020/12/07の4930kHzのVOAらしき局の受信音。弱い上に言語が全然判らねー(^^;

 また夕方の60mbのオセアニア局は関西では普通に受信されているが当地では全然全くダメ。これ以上待っていても良くなるどころかドンドン弱くなる感じだった(^^; 昔は東南アジアの中では雑魚と言うか入門局だったマレーシアもキャリア+αしか受信できない。朝の開始時は強いらしいが当方の受信可能時間には弱い。これらが明確に確認できるのはいつの日か。


=4930kHz:VOA Selebi-Phikwe(English)=
 …と上で4930kHzのVOA(ボツワナ共和国・セレビ・ピクウェ送信)がよく聞こえない!と喚いていたら、2020/12/20の深夜〜早朝に史上最強レベル(練馬HSDL比^^)で入感しやがりました。この受信音は01:04にIC-R75によるものだが、実際はR-1000やRF-B30は勿論のことER-C57WR+内蔵ANTでもS強度のバーが半分以上まで行く強さだった。

 この日は寝る前に60mbを流していたら、上記局がRF-B30+あのショボイmini-loopでメーターがガンガン振っていたので慌てて録音!あまりに強かったので別の新局(具体的には中国^^)かと思った。何しろ隣の西蔵人民広播電台と変わらないくらいの強さだったのだから、やっぱり一度や二度で諦めてはいけないという話。復帰後初のAFであとはSAで漸く六大陸ゲットだ。この日より後は日によって強弱は有るものの完全に常連局となっている。ちなみに同時刻の4965kHzは残念ながらこんな感じで確認は取れず。日本語ならこの程度でも確認イケるんだけど。


=3945kHz:Echo of Unification 21:00-23:01(Korean)=
 北朝鮮からの対韓国向け正規放送である”Echo of Unification (統一のこだま)”が新周波数の3945kHzに出てきた。以前受信した5905kHzからのQSYか。以前と変わらずパラの3970(微弱)、6250kHz(自爆ジャミング酷い)も出ている。2020/12/19の22時過ぎに受信できたのだが、この時間の75mbはVOH、VOP、KCBS、そしてこの局と半島局に完全に占拠されている状態(^^;

受信ログ[2020/12/05]

 一口にラジオを聞くと言ってもBCLとDXでは楽しみ方が違う。現在HSDLで出来るのはBCLの方だろう。DXをやるにはロケーションが良くない上にアンテナもショボすぎる。これは一般的にはどうか知らないし関心も無いけど、あくまでも筆者の定義では{BCL=放送内容を楽しむ、DX=受信確認を目的とする}なので、BCLの対象はER-C57WR+内蔵テレスコピック・アンテナで普通に受信できる程度の良好な放送であることが条件となる。そもそも通信型受信機は外見からして放送内容を楽しむ雰囲気ではないからDX以外には使いたくないな。いつも形から入る筆者はそう考えている(^^

 閑話休題、11月初旬までは15時過ぎの7MHz帯でナイジェリア(らしき局)が放送と判る程度で聞こえていた。もう少し経ったらもっと強くなって確認できるようになるかも!ワクワク。と思っていたら下旬にはだんだん弱くなって現在はキャリアしか確認できない(^^; アフリカは南半球でそろそろ真夏?なのでもう来年まで無理なのかも。


=9475/15640/17820kHz:Radyo Pilipinas Worldwide(English)=
 2020/11/28の11:40〜12:30に受信。距離が近い割に全然聞いていなかったフィリピンが昼間に英語放送をしているので受信してみた。フィリピンの公営放送って実はラジオ聞き始めてから一度も受信した事が無いのではないか?BCL/DXブームの頃もフィリピンのSW局と言えばFEBCマニラとラジオベリタス・アジアだったから。もっともフィリピン国歌はラジオで何度も聞いた事があるのでMWでは頻繁に受信しているだろう。終了アナウンス+国歌はこれ。R-1000+MLA1で受信。

 内容は後半は音楽バリバリDJっぽくて民放のようだ。受信状態は15MHz=非常に良好、17MHz=普通、9MHz=DX局状態(^^; となっている。特に9MHzは当地では通信型受信機以外では受信できなかった。一日にたった二回しかない放送時間は真昼間(英語11:00-12:30)と早朝(フィリピン語02:30-04:30)の両極端で、日本で真っ当なタイムスケジュールで生活をしている人には受信しにくいかもしれない。まあ昼休みにでも英語放送を受信してね。


=15145kHz:AWR Moosbrunn(French)=
 2020/11/28の17:00-17:30に受信。Adventist World Radio自体は全く珍しくないがオーストリアのモースブルン送信だから初めての受信だ。実は途中で浮気していたらプッツリ切れており録音できなかった(^^; なのでHSDLでは未確認扱いになってしまう。状態はかなり弱くDX局状態だった。以下RF-B30+青箱MLA改めmini-loopで受信。毎度書くけどポータブルBCLラジオ+ベランダ受信の方が良かったと思う(がこの時期もう寒いのでやりたくない^^;)。


=7420kHz:PBS Nei Menggu(Chinese)=
 2020/11/30の16時59分の受信。以前IDを録り損ねた内蒙古人民広播電台のIDを無理やり録音した。実はこれは7270kHzのモンゴル語ではなく7420kHzの中国語だ。局名の”人民”が聞き取れなかったけど入っているのかな?最近は無くすのがトレンドみたいなので…何しろ資本主義に堕ちてしまった情けない奴らだからな(^^

 下に書いた通り中国の地方局は2020年現在は個別のIDを流す事は少ない。日本で言えばNHKの個別ID並みに確認難易度が上がっている(^^; 蒙古語と比べ中国語プログラムはそれと判りやすいので確認には良い。この日は7270kHzが良くて強力だった。7420kHzもそうだが傾向としては受信地の日没と共に突然強くなる事が多い。


=4920kHz:PBS Xizang(Tibetan)=
 2020/11/30の深夜に受信。西蔵人民広播電台は深夜の60mbの常連局で、零時を過ぎるとあちらの音楽が掛かる可能性が高くBCLとしては楽しめる(^^ 今回はIDを録音したかったのだが、少なくともチベット語プログラムでは正時にもIDは出ずに{北京時間+番組名?}だけっぽい。そのうち中国語プログラムで狙ってみる。


=7600kHz:Radio Free North Korea(Korean)=
 以前「対北朝鮮短波放送」で書いた”自由北朝鮮放送”を2020/12/05の22:35-23:00に受信した。当方の受信設備やロケーションが悪いのか指向性の関係か信号は強くない。実は存在を疑っていた放送だが本当に存在するのね(^^; この放送は対北朝鮮放送ではおなじみのタシケントからの送信で、スケジュールは朝(05:00-06:00)と夜(22:00-23:00)の二回らしい。


=その他=
 2020/11/29にBBCのアルメニア送信15490kHzを受信した…のだが、受信開始したのは14:58分だったのだ(^^; 終了IDを取ったところでいきなり終了でブツ切り。直接関係無いけどアルメニアと言えばラジオエレバンだよなあ。ISと「エレバン・ナパソン」というIDは今でも耳に残っている。


★おまけ
 オレ用メモ。ネット情報はUTCが多いので、このようにJSTに変換しないとグローバルではない筆者は間違えるんだよなあ(^^;

=RADIO BANGLADESH BETAR スケジュール(2020/11末現在)=
 ラジオ・バングラデシュ・ベタールは1996年まではラジオ・バングラデシュと呼ばれていた。当地では2020年11現在は国内向けが絶好調で、10月までは微弱だったのがハッキリ受信できるようになった。同波の中国局が居ない時がありその時は非常に良好。国外向けは今のところ受信した事が無いので詳細不明。

・国内向け
4750kHz
15:00-21:35(Bengali)
21:35-21:55(English)
21:55-00:35(Bengali)
00:35-00:55(English)
00:55-02:04(Bengali)

・国外向け
7250kHz
01:00-01:30(Arabic)
01:30-02:30(Bengali)
14:00-15:00(Bengali)
16:00-18:00(Bengali)

9455kHz
22:15-22:45(Nepali)

13580kHz
02:45-04:00(English)
04:15-05:00(Bengali)

15105kHz
21:30-22:00(English)

15505kHz
00:15-00:45(Hindi)
23:00-23:30(Urdu)


=Radio New Zealand Int.スケジュール(2020/12現在)=
 2020年現在のオセアニアの代表的な入門局。ハイバンド13〜15MHzは非常に良好、11MHzは時間によってはマアマアだが夜〜深夜の6MHzはDX局状態で番組を聞きつづける意欲は起きない。お勧めは昼〜夕方の13840kHzでER-C55T+内蔵アンテナでも大丈夫。

04:59-07:58(English) 13840kHz
07:59-12:58(English) 15720kHz
12:59-15:58(English) 13840kHz
15:59-18:58(English) 11725kHz
18:59-21:58(English) 11725kHz
21:59-01:49(English)  6115kHz(日〜金)
21:59-03:58(English)  6115kHz(土)
03:59-04:58(English) 11725kHz(土)
*デジタル放送は抜いてます。


=Voice of Nigeriaスケジュール(2020/11末現在)=
 11月初旬に15時過ぎに聞こえていたけどだんだん聞こえなくなってきた(^^;

7255kHz:05:00-06:00(Hausa)
7255kHz:15:00-16:00(Hausa)
7255kHz:16:00-17:00(Fulfulde)
7255kHz:17:00-18:00(English)
7255kHz:18:00-18:30(French)
7255kHz:18:30-18:45(Yoruba)
7255kHz:18:45-19:00(Igbo)
11770kHz:00:00-00:30(Swahili)
11770kHz:00:30-01:00(Arabic)
11770kHz:01:00-01:15(Arabic)
11770kHz:01:15-01:30(Igbo)
11770kHz:01:30-04:00(English)
11770kHz:04:00-05:00(Fulfulde)
11770kHz:05:00-06:00(Hausa)
*他にデジタルの15120kHzがある。

受信ログ[2020/11/27]

 下に書いたが9MHzで予想していなかった時間にアフリカらしき局が入感した。しかし当地と言うかHSDLでの信号は極度に弱く、しかも同波の混信が有ったので英語放送にもかかわらず確認は出来なかった。なかなか上手く行かないなあ。SW復活後に既にアジア・オセアニア・ヨーロッパ・北米は受信したのであとはアフリカと南米で6大陸ゲット(^^


aobako_mla
 今回もこんなショボイアンテナで聞いてます。ゲインはお話にならないくらい低い(内蔵テレスコピック・アンテナより最大で20dB落ちる!^^;)が、当ロケーションはノイズが多いので仕方がない。感度が高い=高ノイズになる。ローノイズアンプなんてもちろん意味が有りません(^^;


rfb30_ant
 今回はハイ・インピーダンスの方に繋いでいる。端子の切り替えを忘れないようにしないとな…。なお周波数に依ってインピーダンスは変わり、低い方に繋いだ方がイイ周波数もあります。

 このアンテナにどういう効果があるか?を音にして聞かせましょう。最初はこのループアンテナ、途中からテレスコピック・アンテナに切り替えます。
3925kHz:NRBC1
 この情けない放送はNRBC1の夜の3925kHzだ(^^; 途中からテレスコピック・アンテナに切り替えるとノイズで放送が殆ど聞こえなくなる。このようにテレスコピック・アンテナはゲインは上がるけどノイズで聞くに堪えないのでこのアンテナには充分に意味が有ります。


=15710kHz:中央人民広播電台・神州之声(Amoy,Hakka)=
 2020/11/27に受信。金曜の17時に終わる番組(開始時間不明^^;)が筆者の好みに合っているようだ。恐らくシンガーソングライターのパーソナリティーが偶に発作的にギターを持って弾き語りで歌いだすのだがそれが良い。番組で掛かるのは演歌っぽいのからアニメ声のアイドル歌謡まで色々。こういう番組は日本ではコミュニティFMくらいしかないな。ちなみに”神州之声”のSAを録ってみたが何故か肝心の時に受信状態が悪い(^^;


=9645kHz:KSDA-Adventist World Radio Guam(Korean)=
 2020/11/24の23:00-00:00の受信。このAWRは初受信ではないけどこの周波数は初めてだと思う。この時間は韓国語放送で内容は讃美歌など。グアム島と言う絶好のロケーションの上に北向きの指向性なので日本語放送と変わらないくらい強力だ。RF-B30は勿論のこと、どんな市販短波ラジオでも受信できそう。AWRのロケーションはここだ。


=9900kHz:BBC Trincomalee(Bengali)=
 2020/11/26受信。ありふれたBBCだがスリランカのトリンコマリーからの送信で、22:30-23:00はベンガル語放送だ。スリランカと言えば昔は日本語放送が有った(筆者も受信した事がある)わけだが、今では受信しようと思ったらこのBBCくらいしか受信できないかな。RF-B30と青箱MLAでも良好に受信できた。言葉も解らないし放送内容は面白くは無いんですけどね(^^;


=9965kHz:Hope Radio MFC Worldwide(English)=
 2020/11/24の17:06くらいから受信。17:08と17に”Hope Radio MFC Worldwide”とIDが出て確認。初受信と言うか存在自体初めて知った放送局だ(^^; 放送の支持母体のHOPE worldwideは謎組織だが宗教ではなく巨大ボランティア組織なのかな?

 近隣諸国の中ではグアムと並ぶ好ロケーションのパラオから北向きの送信なので非常に強力で、しかもオフバンドで混信の無い周波数なので少々フェーディングは有るものの良好だ。終了時の受信音はこれ。この音はER-C57WR+内蔵アンテナで室内受信なのでノイズっぽくて良好と書いた割に良くないが皆様の環境ではもっと良いでしょう(^^ HSDLでもRF-B30や通信型受信機だともっと良好だ。


=15時台の41mb(^^;=
 2020/11末現在、15時台に41mbで(HSDLのロケ+受信設備で)常時聞こえる局は以下の4局しかない。コンディション次第ではもっと聞こえるのだが(7255kHzの某局とか)。ちなみにER-C55Tのような市販最低レベルの短波ラジオでも混信が無いので受信できる。これなら高一とかのストレート・ラジオで(ロケーションとアンテナ次第だが)頑張れば聞こえるかも。ジサカーの人は頑張って(^^

7220kHz:Voice of Korea 15:00-15:57(English)
7230kHz:CNR1(Xianyang) 05:25-03:04(Chinese)
7270kHz:PBS Nei Menggu 06:50-01:04(Mongolian)
7420kHz:PBS Nei Menggu 06:50-01:04(Chinese)

 内蒙古人民広播電台の率高過ぎ(^^ この中では7270kHzの蒙古語プロがお勧め。もっともこの時間はトークが多くあまり面白くは無いのだが。なお一番強いのは言うまでも無く朝鮮の声である。この周波数も漸く暗記したので引っかからないぞ(^^


=その他=
 冒頭に書いたが、2020/11/26の00時前後に9680kHzでVoice of Hope Africa(English)と思われる局を受信した。しかし当地では信号が極度に弱い上に同波のNHK-WSが時折浮いてくる(注)ので確認不能だった。ザンビア共和国のルサカにある局で、確認できれば今世紀初のアフリカ局だったのだが次回また頑張りたい。なおパラの6065kHzはCNRが鉄板なので受信不能だった。

注:FMのEスポを想像してもらえればいい。ノイズの中から不連続的に突然浮いてくるのだ。SW帯の普通のフェーディングのような半端なものではない。送信は八俣なのだが何か異常伝播なのかなあ?


★おまけ
 中国局を聞き慣れていない人に注意として以下のような事がある。中国局は「共食いは普通にあり」という事だ(以下のスケジュールは2020/11のもので季節その他により変更になるので注意)。

7225kHz:PBS Sichuan 2	19:00-00:15
7255kHz:PBS Xizang 18:58-03:04
7270kHz:PBS Nei Menggu 06:50-01:04

 23時30分過ぎの7MHz帯にはこのように地方局が並んでいる。夕方以降には各局が一部混信しながら弱く聞こえているのだが、これ以外の時間(00時以降、23時前)にはこれらが聞こえる保証はない。何故かと言うと中国局は短波でも共食いが普通にあり、これらの局の上に平然とCRIやCNRをぶつけてくるからだ。言うまでも無くCRIもCNRも強くて一介の地方局では対抗できない。もちろん弱い局同士が同波と言うのもあり、加えて両局とも中国語プロだと確認は非常に困難になる。地方局は正時には北京時間しか出ない場合が多いから番組内容を予め知っていないと厳しい。

 7270kHzの混信は奇跡的に?SSだけだが、7225kHzは00時からはCRIのHindiプロとなるので終了時は受信困難。7255kHzに至っては華々しく以下のように潰れる。もうこれはCRIの休止の間隙を縫って受信する感じ。ロシア語で騙される人は居ないだろうがモンゴル語は語感が似ている(^^;

7255kHz:CHINA RADIO INTERNATIONAL 19:00-19:57(Chinese)
7255kHz:CHINA RADIO INTERNATIONAL 22:00-22:57(Russian)
7255kHz:CHINA RADIO INTERNATIONAL 00:00-01:00(Chinese)
7255kHz:CHINA RADIO INTERNATIONAL 01:00-03:00(English)
7255kHz:CHINA RADIO INTERNATIONAL 03:00-03:57(Russian)

 まあそんな困難を潜り抜けて受信するのが普通の短波放送の楽しみではあるのだが。

CNR(中央人民広播電台)

短波放送のお邪魔虫?である中国局を無理やり楽しむ(^^;


 ご存じの通り短波帯は中国局によって半分以上?占拠されている。特に昼間となると「中国以外の短波放送ってもう無いの?」と思うほど中国局しか聞こえない。プチブームに乗って中華DSPラジオや懐かしのBCLラジオを買って「こんな筈では無かった…」とお嘆きの貴兄も多いだろう。確かに筆者も短波受信復活後はそう思った。ただ筆者は嘆いてばかりではなく見方を変えて、これら中国局でも楽しんでみることにした。と言っても流石に国際放送は詰まらないので別の路線を行く。国内放送だ。中国の国内放送は国土がデカいだけあって短波も使われているのだ。

 当初は省レベルの地方短波局を楽しんでいたのだが、これがDX局並みの難易度の局が多い事に気づいた。国内放送用のローバンドを使用している場合が多いからだ。これでは他国の放送と変わらない!(^^; もともと中国局を楽しむ気になったのは「それなら劣悪な環境の当地でも楽に聞こえる」からであり、DX局のように難易度を楽しむのとは別の目的だ。いわばDXとBCLの違いなのだ。

 そこでCNRだ。これは中国のデカい国土をカバーするために100kWクラスの送信機で短波が使われている。日本人のようにちっさな中継局を山のように作るなんて大陸の人は考えない(^^ 「チマチマ作らずにデカいの一つで良いじゃん?」と言うわけだ。これだと流石に地方局よりも受信は楽だ。しかもこれらの中には少数民族向けの特殊な放送も多数ある事に気づいた。聞いてみれば解るが中央の局とは明らかに違うテイストの番組で楽しめる。特に音楽は全く違うので面白い。

=中央人民広播電台プログラム=
CNR 1 中国の声
CNR 2 経済の声
CNR 3 *音楽の声
CNR 4 *経典音楽放送
CNR 5 中華の声(台湾向け放送、普通話放送)
CNR 6 神州の声(台湾向け放送、普通話・ミン南語・客家語放送)
CNR 7 *大湾区の声(珠江デルタ・香港・マカオ向け放送、旧・華夏の声)
CNR 8 民族の声(モンゴル語・朝鮮語)
CNR 9 *文芸の声
CNR10 *老年の声
CNR11 チベット語放送(チベット自治区・青海省・四川省・甘粛省・雲南省内)
CNR12 *閲読の声(旧・娯楽放送)
CNR13 ウイグル語放送(新疆ウイグル自治区内)
CNR14 *香港の声(香港内、普通話・広東語放送)
CNR15 *中国交通放送
CNR16 *中国郷村の声
CNR17 カザフ語放送(新疆ウイグル自治区内)
CNR18 *国家緊急放送(非常状態時に放送)
*は短波放送は存在しない

 久々にヤル気になったので下にリストを作ってみた。同じ事を考えた人はこのリストを使って試してみれば?但し情報元はネット情報なので正しいかどうかは確認していない。一部聞いたのは正しかったけど、全部鵜呑みにせず自分でも確認するのを忘れずに。

CNR(中央人民広播電台)の少数民族・台湾向け放送(時刻はJST)

5925kHz:CNR 5 05:55-09:00(Chinese)
5925kHz:CNR 5 19:00-02:04(Chinese)
5975kHz:CNR 8 15:00-00:05(Korean,Chinese)
6010kHz:CNR11 06:55-09:00(Tibetan)
6010kHz:CNR11 19:30-01:04(Tibetan)
6145kHz:CNR17 00:00-03:04(Kazakh)
6165kHz:CNR 6 06:55-10:00(Chinese,Amoy)
6165kHz:CNR 6 18:00-01:04(Hakka,Chinese)
6180kHz:CNR17 21:00-00:00(Kazakh)
7350kHz:CNR11 18:00-01:04(Tibetan)
7360kHz:CNR11 06:55-08:57(Tibetan)
7385kHz:CNR 5 05:55-09:00(Chinese)
7385kHz:CNR 5 18:00-02:04(Chinese)
9410kHz:CNR 5 19:00-02:04(Chinese)
9420kHz:CNR13 19:57-03:04(Uyghur)
9480kHz:CNR11 06:55-10:00(Tibetan)
9480kHz:CNR11 17:00-01:04(Tibetan)
9530kHz:CNR11 09:00-19:30(Tibetan)
9610kHz:CNR 8 05:55-14:57(Chinese,Mongolian)
9620kHz:CNR 6 18:00-01:04(Hakka,Chinese)
9630kHz:CNR17 21:00-03:04(Kazakh)
9665kHz:CNR 5 05:55-09:00(Chinese)
9685kHz:CNR 5 09:00-19:00(Chinese)
9730kHz:CNR 6 06:55-10:00(Chinese,Amoy)
9785kHz:CNR 8 15:00-00:05(Korean)
9890kHz:CNR13 08:55-10:57(Uyghur)
9890kHz:CNR13 20:00-03:04(Uyghur)
11620kHz:CNR 5 09:00-19:00(Chinese)
11630kHz:CNR17 08:55-21:00(Kazakh)
11685kHz:CNR11 08:57-18:00(Tibetan)
11810kHz:CNR 8 05:55-15:00(Chinese,Mongolian)
11905kHz:CNR 6 10:00-18:00(Amoy,Hakka)
11935kHz:CNR 5 09:00-18:00(Chinese)
12055kHz:CNR17 08:55-20:57(Kazakh)
13700kHz:CNR13 10:57-20:00(Uyghur)
15390kHz:CNR13 08:55-00:00(Uyghur)
15570kHz:CNR11 10:00-17:00(Tibetan)
15710kHz:CNR 6 10:00-18:00(Amoy,Hakka)

CNR 5:「中華の声」台湾向け標準語
CNR 6:「神州の声」台湾向け方言
CNR 8:「民族の声」モンゴル・朝鮮語
CNR11:西蔵向け
CNR13:新疆向けウイグル語
CNR17:新疆向けカザフ語

 当方のお勧めはCNR6とCNR11かな。CNR13とCNR17もお勧めだがCNRなのに意外に難易度が高い!恐らくこれらは地方送信なのだろう。案に反してDX的な楽しみもあったりして(^^; Enjoy!


★For Example
 筆者の受信時間である正午〜13時頃を例にとると以下のようになる。この時間は短波帯には厳しい時間で、特に41mb以下の周波数は半島局以外は何も受信できないのでダイヤルを合わせる必要は無い。31mbも大半は受信できないので目標は主に25mb以上となる。

CNR 5:11620kHz他多数
CNR 6:11905,15710kHz
CNR 8:9610kHz
CNR11:11685,15570kHz
CNR13:13700,15390kHz
CNR17:11630,12055kHz

 まずCNR5だが、これは使用周波数が多い上に近いので受信は容易。しかし標準中国語の上に番組も詰まらないので普段聞く事は無いですね。これを聞くなら”中国の声”でも良いわけで(^^; その次のCNR6は方言の上に番組も面白いのでお勧め。15710kHzの信号が強い上にS/N比も高いのでBGM代わりになる。ただロケーションによっては11905kHzの方が良いかもしれない。厦門語?や客家語は中国語とは方言以上に違うので中国局とは違った味わいがある。なお15MHzは11MHzに比べてディレイが入っている。

 8は周波数が低いので意外に受信が難しいが、9610kHzのモンゴル語プログラムが良好で独特の番組を楽しめる(音楽を聞くと中国とはやはり違う)。朝鮮語プログラムはこの時間は受信出来ないがこれは夜聞けばいいし、そもそも朝鮮語を聞きたければ半島局を聞けばよいのである(MWには大出力で超ウルセー延辺1206kHzもあるし^^)。但しこの9610kHzはこれらの中で一番早く15時には終了してしまいます。

 この中で読者が興味を引くのは11、13、17だろう。11のチベット語は15570kHzが良好で環境音楽に良い(^^ 11685kHzは11680kHzの朝鮮中央放送が混信するので安物受信機では良くない。13はこの中で一番受信が難しい。13700kHzは混信は無いのだが信号が弱く、ポータブルのER-C57WRでは感度が足りない場合が多い。ベランダだと受信できるのだが…。15390kHzに至ってはキャリアしか確認できない。17は11630kHzが非常に良好で、筆者にとってはソ連局DX時代を思い出すカザフ語を堪能できる。聞いていると中国局とは思えないし、時報の時に北京時間が出るので辛うじてそれと判る程度だ。このように同じ中国局と言っても地方局とCNRのマイナー番組はハッキリ言って欧米の国際放送なんかよりはるかに面白い。


erc55t2
 ER-C55T+内蔵アンテナまたは3mリード線で受信してみた。これの意味するところは何か?それは「ER-C55Tで受信出来れば全ての短波ラジオで受信できる」という事だ(^^ リード線をDC接続していない事に注意。このラジオはACカップリングじゃないと混変調でメチャクチャになります。まずは内蔵で行ってみましょう。

CNR 5:11620kHz→良好に受信できた◎
CNR 6:15710kHz→良好に受信できた◎
CNR 8: 9610kHz→弱いが受信できた△
CNR11:15570kHz→弱いが受信できた△
CNR13:13700kHz→信号が弱くて不良×
CNR17:11630kHz→11620kHzのSSが被るが受信できた○

 CNR13だけは信号が弱かったのでアンテナに3mリード線を追加したらこのように受信できた。このER-C55Tは受信機の基本性能である3Sの内で安定度に一番問題がある。短波帯の特に今回のようなハイバンドの場合は最低でも10分くらい前に電源を入れる必要がある。また選択度も比較的マシな2エレCFとは言え短波BCL用としては今一歩。残る感度は今回くらいの局であれば問題は無い。元々超DX局は受信できないのだから。それはさておき市販されているモノであればどんな短波ラジオでもCNR5〜17は楽しめそうだ。

注:この受信状況は11月前半のモノで、現在の状況とはかなり異なっているようです(^^; あくまでも参考という事で。


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