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ジャンクPCパーツやカメラ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

英煤

P5KPL-VM復活!

 このP5KPL-VMはもう半年も前の「新・北ローカル巡回」にて入手した。がしかし「動作チェック[16/07/17]」に於いて不動が確定したため放置されていたモノだ。


p5kpl_vm3
 クソケットのピン曲りは全く無いので恐らく接触不良であろうという事で、マザーを丸洗いしたんだけどこれが全く動かない(^^; 具体的に言うとポストコードが00表示のまま点滅して電源が落ちる。

・ピン曲りか?→全く曲がっていない。
・ピン汚れか?→洗ったし非常にキレイな状態だ。
・BIOSが飛んでいるのでは?→飛んでいない。
・マイクロコードが対応していないんじゃない?→対応していた。
・VRMの出力電圧は正常だ。

p5kpl_vm2
 という事で、動かないのはサウス脇の電解コンの膨張が原因の可能性が高い。それ以外に不良個所は無いし、恐らく自己診断過程で電圧が異常なのでマザー自身が電源を落としているのだろう。


★色々ひでえマザーだ(^^;
 とにかく焼け、焼け、基板ヤケ!ハンダ割れで壊れなかったのは奇跡に近い。

yake1
yake2
yake3
yake4
 英煤を選択するのは初心者が多いのだが、PC組んだユーザーがヘボなのかマザーの発熱が極度に多いのか、それともその両方なのかは見ただけでは分からない。


vrm_p5kpl
 入力コンが何と2本しかないとか、出力コンが何と5本しかないとか、骨皮のE○SやJE○○AY以下じゃねーの。この点では当方の期待通りの駄板であった。前々から買い物予定で書かれていたのはこれが確認したかったから。ま、電解コンのショボさはこの際どーでもいいんだ。それより発熱の方がマザー破壊に直接つながる。使い方の問題なんだよ。筆者が使えばこんなに基板が焼けたりはしない。


★電解コン交換
ich7_tk
 電解コンはTKのATWYなのでカタログ上はKZGと同等だが中身はOSTなので中華コンと変わりない。まあたった1本だしサックリ交換するか。


p5kpl_ich7dc
 一杯有るWGで良いだろう。あ、いけね〜これ英煤だった!電極を±逆さに付けちまったぞ!まあ2V未満だしこのまま行っちまおう。そのうち暇があったらやり直す…と言いつつ永久にこのままの公算も強い(^^


★終わり
hwinfo_p5kpl
 普通に動いた。ICH周辺の電解コンの不良が原因でBIOSが立ち上がらなかったのはHSDLブログでは初めての症例だと思う。当初はBIOSトビかとも思ったが、21世紀的にはこっちの方が現実的だな。

V9999

 「西ローカル巡回[15/11/30]」にて入手した英煤のGF6800カードだが、残念ながら画面にビット化けがあり不動が確定した。まあ通常はこれで捨てるのだが、メモリのパスコンが取れているのを付けてみてくれない?と言われたので調査する事になった。まずはクーラーをバラして洗い、基板自体も中性洗剤で丸洗いした。


v9999_memdc
 取れていると指定があったのはこの1005である。これを付ければ良いんか?でも動作には何の関係も無いと思うぞ多分。


v9999_mem1
 他の部分をチェックするとここにも脱落が…ってちょっと待て!後ろ後ろ!何とメモリが(上からカードが当たったのか?)凹んで割れているじゃないか。恐らく内部配線も逝っちまっているんだろう。


v9999_mem2
 別角度。やっぱりパッケージが裂けている。いや〜メモリが一部割れて画像が乱れるカードは初めて見た。これはメモリチップを貼り換えない限り再起不能だ。HSDLはリボールなんてやってられないのでこのカードはお終いという事になりますね。


 …で結局ゴミ決定となった。でもまあFP-CAPが付いているので50円なら損はあるまい。

P5K-E

 HSDLが最初に手に入れたP5K-Eは致命的ではないが不具合がある。不具合とはRTCがバッテリーバックアップされないというおなじみの症状だ。メーカーを問わず有りがちな故障だが、この会社のはいつも不愉快なのだ。


★クソが…
bas40_p5ke
 43tというのはBAS40である(注1)。これはBAT54Cと同じ働きのSOT-323のSBDである。毎回思うんだけどこの会社、何でSOT-323なんて使うんだろうか?SOT-23(=BAT54C)と比べても部品入手が容易なわけではないし、スペースだってこんな広い所ならSOT-23で充分。小型のダイオードって壊れやすい気がするんだよね。

 写真では分りにくいがBAS40の中央部がポッコリ膨らんでいる!長年不良部品を見てきたHSDLであるが、SBDが膨らんでいるのは初めて見た(^^; しかし参ったな、この部品を交換するのは最低でも電池ボックスを外さなくてはいけない。まあ外せばいいんだけど、加えて同型部品を所有していない。片側が生きているなら交換せずに済ませたい。

注1:正確に言うとNXP BAS40のマレーシア産である(^^

★洗う
 修理したらもうノーマルとは言えないので洗っちまえ。洗剤も錆びる奴を使って滅茶苦茶洗う。もちろんどぶ漬け丸洗いである。干すのには時間が掛るだろうが気温が上がったので3日もあれば完全乾燥するだろう。こんな無茶はもう1枚手に入れたから出来るのだ。


ht_p5ke
 洗う時はヒートシンクを外すが、このグリスの使い分けにも注意しなくてはいけない。ICHは安物グリスだが、MCHはCPUやGPUに使うような高級な奴を使わないといけない。よく「乾いていたので塗り直しました!」なんて書いている奴がいるが、本当にこれらの品質に気を配っているのだろうか?VRMのはゼリー状なのでかなり厄介。


yogore_p5ke
 ありゃ?濯ぎが悪かったのか白い残留物が…(^^; やっぱりあまり長持ちしそうにないが、PCI-E常用機のP35 Neo-Fの代わりにこれを使いまくるという手もあるな。使っている方が各部に錆が出ないので不良が出にくい。


mch_p5ke
ich_p5ke
 MCHはSLA9Rで2008年06週製造。ICH9RはSLA9Nで2007年45週製造。マザーボード自体は基板が2008年10週(PIOTEK COMPUTER製)なのでその直後くらいのアセンブリだと思う。


★例によって手抜き解決(^^;
 場所的に実装が面倒である上に同型部品が手に入らない。こうなったら「A7V8X-X(修復編)」と同じく手抜き解決しかない。


sbd_p5ke
 電池ボックスからクリヤーピンまで、この向きにSBD(注2)をセットする。カッコ悪いけどSOT-323のSBDを手に入れるまではこれで我慢するしかない。これで2回連続でSBD不良しかも電池側が死んでいる症状を見たわけだ。両マザーボードの生産年度はかけ離れているので部品は同じロットではありえない。何かこの辺りの回路に問題があるのだろうか?現在のところ不明だ。あくまでも印象だが超小型ダイオードの方が死にやすいのではないだろうか。

 ちなみにこの例では電池側が死んでいたが、SB3V側だけが死んでいると更に面倒な事になる。何故面倒かと言うと普通の人は故障だと気付かないからだ。電池の寿命までは普通にバッテリーバックアップされるので「何か電池の寿命が早いな?」と不審に思いつつ永久に気づかず終わるのだ(^^ 気になる人が居たら調べてみるといいよ。更に低確率だが両側が死ぬ場合もある。その場合は電源を繋いでいてもバックアップが全く為されないのですぐに判る。経験上ジャンクASUSマザーは気を付けた方が良い。

注2:前回A7V8X-Xでも使用したMA700(Panasonic)である。SBDなら何でもよいのでRB441(Rohm)でも良かったが出てこなかったのでこれにした。

★終わり
 まあバッテリーバックアップされなくても、このマザーは偶にしか動かないのだからその都度合わせればいいんだけど不愉快の事には違いない。これでいちいちBIOSメニューでセットしなくても良くなったのはめでたい。これを機会にちょっと弄ってみるかな?詰まらないマザーなので記事になるかどうかは解らないが。

M2NPV-MXの修復

 動作チェック時に操作上の不手際から燃えてしまったM2NPV-MXだが、燃えた個所が通常動作に影響がない所だったので放置していた。がしかし、全体を洗ったら配線が浮いてきたので修復する。


★ほんのちょっと見る
hwinfo_m2npvmx

 HWINFOに拠ればドスパラのPrimeシリーズのOEMマザーらしい。機能はリテール品と違いは無い。HSDLにはPrimeのマザーがだいぶ増えてきた。A8N-SLI DeluxeとかP35 Neo-Fがこのシリーズだった。当該製品はBIOSバージョンが最初期の0303で、恐らく殆ど活躍の機会が無いままにジャンク品になったものと思われる。

 チップセットはGeforce6150/nForce430である。内蔵ビデオはGF6200より一段下と言う程度。ドライバ的にVista以降に対応しているので、試していないけどWindows10でも完全動作すると思う。つまり現役で使えるマザーとなる。

 ヌビのnForce430リファレンス回路で驚いたのはPORT80hデコーダが正式に組み込まれていた事だ。これは何かと言うと例のPOSTコードの2ケタLED表示である。だがしかし英煤に限らず何処のメーカーもこれを省略しているのが悲しい。自作用マザーではこれを付けるだけでメーカーのサポートがだいぶ楽になる気がするのだが、ハードウェアを追加するより人件費の方が安いのか?(^^;


★問題の個所
m2n_yake

 これが燃えてしまった直後の写真だが、パターンが爛れたようになって浮いている。導通はしていない模様。

 全体を洗ってみたらカーボン層が消えて銅色に光ってきた。ただ1〜2ミリくらい切れているし、全体が板から剥がれて浮いてしまっている。何処かに当たったらバリッと大幅に剥がれそうだ。


★修復する
 配線が太い所なので苦労は無い。線材はラッピングワイヤだが、大電流は流れない上に直流信号なのでハッキリ言って何でも良さそう。
tsunagi
 写真で見るとラッピング線が置いてあるだけに見えるが、面実装(笑)なのでこれでもちゃんと付いている。このままブラブラしていると切れやすいからホットボンドで固めておくか。試しにブザーを鳴らしてみたがかなり音が小さい。銅配線が燃えるほどの電流だったのでダメージがあるのだろう。


★ヒートシンク
nf430_f
 次にサウスをよく見ると、真ん中のコアの部分のレジン層が変質してきているように見える。これは熱による変化ではないだろうか。それとも元からこんな感じなのかな?


nf430_r
 基板裏のコア部分を見ると変色している。やはり相当の発熱があるらしい。という事でこれにはヒートシンクを載せるしかない。このマザーのジャンク死亡品があるとすれば多くはサウスブリッジ死亡なんじゃないか?これはスーパーサウスなので下手すると電源すら入らなくなる。言うまでも無いがサウスブリッジの代替えは入手困難なので修理不能だ。壊れる前に対策しないとね。

 このマザーに限らず、発熱しているサウスには即刻ヒートシンクを載せた方が良い。新品の時からチェックして直ぐに載せよう。致命的に起動しないマザーは高確率でサウスが壊れている。市販品の多くにヒートシンクが載っていないのは不要だからではなく、ただ単にコストダウンの為だろうと思われる。

或る日突然メモリが…

哀愁のマザー A7V8X-X
哀愁のマザー A7V8X-X
A7V8X-X(修復編)

 AGPビデオカードのテストをしようと思ってA7V8X-Xに載せたが動作しない。壊れているのかと思ってそこら辺にあるカードを挿したが全部動かない。モニターが壊れたのかと思って別のPCを繋いだが異常は無い。ひょっとしてマザーが逝かれたのだろうか。以前からHSDLの改造マザーは浮かばれないジャンクの祟りなのか天寿を全うできない。先日スイッチを付けたばかりなんだがな(^^;

 POSTカードで詳細に調べると何の事は無い、メモリエラーでマザーが立ち上がっていなかった。しかし数日前に使った時は動いていたメモリがなぜ動かなくなるのだろう?不思議に思ってそこら辺にある10枚以上のメモリを全スロットに挿してみたが全部動かない。そんな馬鹿な事があるのだろうか。特に真ん中のスロットが一番悪い。信号的にはチップセットに近い方が良く、電源的には一番遠いスロットが良い。真ん中はどちら側も中途半端でダメなんだろう。

POSTカードがC1で止まる。厳密に言うとその後00に戻るが固まる場合も稀にあった。ブザーは鳴らない。メモリ検出又はテストで止まっているのか?

POSTカードが85で止まるのを二度繰り返す(厳密に言うとその後00に戻る)。ブザーは鳴らない。この85の意味は解らない。稀に90で止まる事もあった。

POSTカードが直ぐに00になって止まる。メモリエラーのブザーが鳴る。

 大きく分けて主な症状は上の三つだった。これではビデオカードまでたどり着けないのは当たり前。直前まで動いていたメモリを突然マザーが全て認識しなくなる事が現実にあるんだな。初めての経験なので新鮮な驚きを感じた。勿論これは何かが劣化しなければ起こらない。糞ニータイマーじゃあるまいし、意地でも10年使わせないつもりなのか?


★メモリ周り
 メモリ周りが劣化して何が困るかと言うと、これが「よく解らないけど不調」「時々不調」「ある条件で不調」という症状を示す事だ。大概の人はここで「古いからもう買い換えるか…」となって買い換える。それ自体は良い事だと思う。いつまでも昔の機械をそのまま使っていないで常にPCを更新し続けるのがジサカーだ。PC自身が買い替えの合図を送ってくれているのだから喜ぶべき。話が逸れたが、このよく解らない症状の半分近くはメモリ周りが原因だ。VRMは元気でCPUは動いてしまうので致命的ではないのだが、ハッキリしないけど不調だったり、たまにBIOS自体がビープ音を発して上がらなかったりする。どうせなら致命的に壊れてくれると踏ん切りがつくのだが、こんな消化不良の壊れ方がメモリ周りの症状なのだ。ジャンクジサカーはこの程度で諦めないだろうが、普通のジサカーは諦めて捨ててください(^^ ここから先はジャンカーだけの領分だ。

 高級機を除く英煤マザーのメモリ周りは廉価版としか言いようがないほどショボイ。新品時は良いけど2、3年もすると劣化してマージンを割り込む。保証期間はクリヤーしているし、「その頃には当社の新製品を買ってよ!」と言うところだろう。筆者はその筋の人だから考え方としては分るが、単純に評価すると残念な評価しか出せない。これらは亜夢板だけではなくイソテル板でも結構当てはまるので、現在の(ハイエンド以外の)設計思想なのだろう。新品で買ってしまった人はやられた気分だね。我々HSDLはジャンクしか買わないので設計思想なんて実際どうでもいいんだ(^^ 劣化して評価が下がれば我々にとってはむしろ大歓迎。ジャンクの劣化した部分を再生・強化するのはジャンカーである我々の役目である。


★調査
vmem1
 これがこのマザーのメモリ周りだ。VRMに比べOSTのショボイ奴で固められており、明らかに手抜き・コストダウンの臭気がプンプン漂う…臭い!クサ過ぎる。一応HSDLではこの電解コンが腐って限界を超えたと判断した。もしかしたら違うかもしれないけど交換してみれば判る事だ。


vmem2
 このあたりでDDRに必要な3つの電源を作っているらしい。中華電解コン(OSTのRLS)は全部取り替えだな。ここで作った電源の一部がチップセットにも供給されている。回路的には良くても基板実装上は結構無謀な手抜きと言える。


vmem3
 これもメモリ用。2本とも交換だ。左にDIPSWが見えるが、これは無印にあったアレだろうか?付けてみたいけど今回は関係ないのでスルー。


vmem4
 右上の小さいのはチップセットのDCなので関係なさそうだが今回は付けてみる。左下のCE18は無印で1500μFが付いていたところだ。無印は合計で3本付いていたのでかなり大容量。今回はここに大容量を付けてみる。容量は関係ないだろうが余っているから(^^


vmem5
 取りあえず不良かどうか確かめるためにも電解コンを抜かなくては話にならない。おやおや?VRM出力コンも抜くの?お気づきになりましたか。実はソケAはCPUのVccCoreも信号に影響を与えるのを思い出したのでここら辺りからOSTを全部追放する。後にVRMは無実だと判ったがいずれ変えるつもりだったし構わん。


★VRM出力
 ここで必要とされているのは{ESR≦4.5mΩ、静電容量≒10000μF程度}なので1500μF6.3V(ESRは35mΩ以下)×7で良さそうだ。太さ8φでこれにピッタリの品種はKZHとかZLHがある。新規に買うならそれでよいが、今回は手持ち品の消費が目的なので12φの電解コンを無理やり付ける。12φ品は478や462以降のマザーではなかなか消費できないから。


cap_haichi
 上図の赤丸の所に付ければ良い。7本のところ4本になるがAthlonXPだから何とか足りるんじゃないか。今回はジャンクから取り外したKZH5600μF6.3VとZL3300μF10Vをそれぞれ2本ずつ消費する。

NCC KZH5600μF6.3V[13mΩ/3450mA]×2
Rubycon ZL3300μF10V[18mΩ/2770mA]×2

 これだとESR≦3.8mΩ、静電容量は17800μFとなり上の条件を余裕で満たしている。0円というのも非常によろしい。気が変わらないうちに早く付けてしまおう(^^


vmem6
 このように一部だけ交換するのはイヤなのだが、動くかどうかわからないモノなので一先ず完成という事で。


★一旦終了
wei20150522
 以前書いた通りこのA7V8X-XにWindows7を入れてみた。WEIはXP2000+ではCPUが最低になってしまった。ビデオカードはHSDLではおなじみのFX5700である。実用はかなり厳しいが筆者は我慢できるような気もする。

 このA7V8X-Xの記事の読者はどのくらい居るんだろう?目次が腐ってたのも指摘されないし、以前からソケ462(A)関連の記事はあまり人気が無い。がしかしハードオフのジャンクで一番目立つのは478と462なのでこのまま続ける。HSDLはストーリーは殆ど全て連続しているので、話題に付いていくためにも興味の無い記事も読んだ方が良いと思います(^^

スルーホール抜けた(^^;

 A7V8X-Xの電解コンを交換したのだが、その実験過程で色々な電解コンを多数付け外ししていたら遂にスルーホールが抜けた。具体的に言うと電解コンのグラウンド側が抜けている。付いていた電解コンを抜いた時に電解コンの脚にホールがくっ付いてきた(^^; これは終わったな。もっと基板を丈夫に作ってくれればいいのに。尤も基板屋に言わせれば「そんなに何度もリワークするな」と言うだろう(当然だ^^)。良い機会なのでスルーホールが抜けた場合の対処方法を試してみよう。


hole_nuke1
 完全に抜けたのはこれ。実はランド(と言うほど大きくないが)が殆ど残ってなかったので、ハンダゴテを使わずに無理やり引っこ抜いてしまった。もはやタダの穴でハンダ付けは絶対に無理である。グラウンドは内層なので再起不能に近い(注)。この例では判りやすいように電解コンを挿しているが役に立っていない。

注:どうしても、というのであれば基板の表面を削って内層GNDを一部露出させる方法もある。ただ汚くなるのでHSDLではやらないことになっている。

hole_nuke2
 まずは片側を普通に付ける。これは普通に作業すればよい。グラウンド側は付けられないので脚を残しておく。


hole_nuke3
 次に折り曲げて隣の電解コンのグラウンド側に接続する。気になる人はリード線を何かで絶縁すればいい(筆者は気にしないけど^^)。勿論最短経路で接続しないといけない。

 ちなみに接続するGNDポイントはVRM内のモノでなくてはいけない。近くにあるからと言ってペリフェラルコネクタ横などから取ったりしては意味が無い。直流的には繋がっていても交流的には切れているのだという事を忘れずに。通常まともな設計のマザーボードならGNDはセクション毎に独立しているのだ。テスターで測ったら0Ωだったとかバカな事を言わないように(それは直流だ)。

 このA7V8X-XもGA-7ZXR以上にボロボロになって来たな。まあジャンクとしては相応しいのかもしれないが。HSDLのテストマザーはその性格上、不幸な末路を辿る場合が多い。果たしてコイツは寿命を全うできるのだろうか。

EAX300LE

eax300le
 PCI-Eビデオカードの中では最下級に位置するX300搭載カードである。「定例会[15/12/08]」で手に入れたものの「動作チェック[16/01/10]」で残念ながら不動が確定した。PCI-Eカードとしては低性能の上に、不動の原因が全く不明な事から解体部品取り→破棄が濃厚となった。と言ってもこの時期解体もままならないので春まで放置だな。そんなわけで年が明けた頃は存在すら忘れてしまっていた。


reg9_r101
 溜まった不動ジャンクビデオカードをゴミ箱に入れようと思って、一枚一枚カードを見ていたら偶然にも不具合を発見してしまった。REG9の足が御覧のように両足とも剥がれかけている。裏面は動作チェック時に見ている筈だが、部分剥がれは慣れていても見落としやすい。写真を撮ってから更に周辺をよく見たらREG9だけじゃなくてR101も剥がれているのが判る。これらは位置からしてメモリのリファレンス電源だろう。


c158
 あ!C158も剥がれているね。MLCCは通常は動作に関係ないのが多いが、このC158の場合はSC1104の位相補償用なので無いと拙いかもしれないし、少なくとも現在付いている同じ位相補償部分のC159とR316が無駄になる。このC158の値はSC1104リファレンス回路では0.01μFだ。出力コンは固体電解ではないのでそのままでよさそう。


 さて困った事にR101の値は不明である。英煤は中途半端にオリジナル回路なので稍不安だが、以前解析したMSIのMS-8964と比較してみた。この辺りはリファレンスと同じようでR101はLM324に繋がった1kΩらしい(1.25V_REF2)。値が判れば後は実装するだけだ。


eax300le_after
 寒いし面倒なので放置していたが、ネタ切れにより漸くヤル気になった(^^ ハンダ付け自体は6か所なので数十秒で終わる。曲がった2本の足を伸ばしたり、ランドをクリーニングする方がはるかに時間がかかる。

 R101とC159は1005なので手に入りさえすれば実装はまだ何とかなるレベル。ビデオカードの修理をしたい人は面実装部品を充実させておこう。HSDLはビデオカード修理は日常茶飯事なので手に入る限りの面実装部品を集めている(まだ充分とは言えないが)。無ければ他のビデオカードから外すしかないが、大体壊れる部品は決まっているので足りなくなるんだよな。


hwinfo_eax300le
 ハイ動きました。今更X300が動いても特に戦況に変化は無いが、英煤のオリジナル基板という事で意味はあるかな。ファンレスなので動作チェック用の予備にもなるかもしれない。HSDLの動作チェック用は使い方が荒いので結構壊れるんだよな。何しろひと月に数十回は抜き差しするのだ。以前修理した特攻用のPC6600Lも呆気なく死亡したし…。

 暇があったのでベンチも回してみたが特に問題になる所は無い。こんな風に簡単にハイエンドのジャンクカードも動いてほしいところだが、ハイエンドの不動品は殆どがハンダ割れに因るもので元には戻らない。カード自身の高熱も勿論悪いが、割れやすい無鉛ハンダも最悪だよな〜。


 ジャンクビデオカード、特に裸で青箱に放り込まれているカードはこのように部品が脱落している場合が多い。全く不動であっても地道に部品を見ていくと修理できるものもあるハズだ。起動はするけどゴミが出るカード(ハンダ割れまたはメモリ死亡)よりは蘇生確率は高いかもしれない。

P4B533(その後)

哀愁のマザー P4B533(前)
哀愁のマザー P4B533(後)

 前回までの記事で足りなかったところを少々補足。当初はさりげなく修正しようと思ったが、量が多くて簡易パッチでは不可能だった。


★補足1
 解析の所で入力コンが抜け落ちてしまった。入力コンはHDという品種だが、タイコンにHDという品種は存在しない。これはニチコンHDと同等と考えて良さそうだ。1200μF16Vでサイズ10φ×25个世ら22mΩ/2150mAとなる。これでも一応足りているけど、万全を期すなら同じ品種でもう1本欲しかった。


★補足2
simout_p4b533
 あくまでも計算上の出力リプルはこうなった。想定は流れっぱのノースウッドなので劣化分を考えても現状の19800μFはもっと減らして構わない。空きは8φも入れれば8か所なのでかなり自由度が高いと言える。どこまで減らせるのかやってみたいけど、このマザーはできればオリジナル保存したいので壊れるまでは許されない。


★補足3
 この基板設計者はどうも経路上にDCコンを置く習性がある。まさかとは思うが兼用のつもりなのだろうか?

DC_p4b533
 上の記述では抽象的だが、無理やり回路図で言えばこういう事だ。

哀愁のマザー P4B533(後)

哀愁のマザー P4B533(前)

 今回は実際に動作させてみる。


★動かす
 このマザーはUSB2.0対応マザーなのにUSBメモリブートに対応していない。お陰でFDDの出番となってしまった。同時期のMSI 845E MAX2は対応していた(注1)。ASUSはこの辺りが他社よりかなり遅れている。


cooler1
 クーラーはリテール品だが、ジャンカーの方々ならばご存知の通り一口にリテールクーラーと言っても分類に困るくらい何種類もある。パッと見た目、表からは似たようなものだが…。


cooler2
 裏はこんな感じ。アルミだけで出来たセレ論用の廉価版から、銅が埋め込まれているペン4用高級タイプもある。銅だけでなくこの3つはファンも全部違っている。それどころかヒートシンク自体の材質も異なる。総合的な出来の良さで言うと藤倉>山洋>ニデックとなる。今回はHSDLらしく一番安っぽいニデック(多分北セレ用)を使う。

注1:845E MAX2の動作チェック記事では「USBブートに対応していない」と書いたが、後にBIOSを最終に上げたら対応した。少なくとも最終5.7とその前の5.5では完全に対応している(入手時は初期の5.1だった)。

memtest_sl6k8
 まずはMEMTESTを回してみる。メモリはHSDLの中でも最下級に位置する512MBモジュールであるA-DATAのPC3200-512MB×2で、CPUはHSDLで最低のSL6K8(100×16.0)である。メモリはマニュアルに書いてあるようにチップセット側から順には挿さず、1番目と3番目に挿している。実際これが一番調子が良くなった。それにしても、この時期のマザーは大容量を積むと周回が長いので疲れるな(^^;

 P4B533の最終BIOSが対応しているCPUIDは以下の通り。

0xF0A:藁C
0xF12:藁D
0xF13:藁E(藁セレ等)
0xF21:Xeon
0xF23:北A
0xF24:北B
0xF27:北C(北セレ等)
0xF29:北D(P4-HT)

 マイクロコードはHT付きにも対応しているが、チップセットが845EなのでHT自体には対応してないハズだ。しかし実際にSL6WH(HT対応)を載せてみるとBIOSにはHTのON・OFFメニューが現れた。という事はこのマザーに関して言えばHTに対応しているのだろうか?残念ながらSL6WHはFSB800のCPUなのでクロックが一杯にならない。HTはいずれどこかで試したい。

//HSDL27
MB:P4B533[Rev1.03/1015]
CPU:Celeron1.6A SL6K8(100x16.0)
MEM:DDR512MB(PC3200)×2
IDE1:MPC3032AT
IDE3:FB lct20
PCI4:3C905CX-TX-M
OS:WindowsXP SP3

irq_p5b533
device_p4b533
 相変わらずHDDが壊滅的にショボイ(DMA33^^)が、HSDLではいつもの事だから気にするな。CPUは2002年35週フィリピン製造。

 ソケ478のCPUは本当にタフで、今までジャンクで不動を引いた事は一度も無い。加えて使用中に壊れた事もまだ一度も無い。HSDLで唯一登録抹消した石は、HSDLでカラ割に失敗して壊したものである。元々絶対数の少ないマイナーソケットを除けば生存確率が一番高い。考えてみればネットバースト以降のイソテル石は本当に壊れない。恐らく各種プロテクション技術が発達したからだと思う。CPUジャンク箱に入っている石の半分以上はAthlon・Duronと言ったソケA以前のアム石である。動作マージンの大小とESD対策の差と言えるかな。


★ベンチマーク
 いつものようにHSDLの制式ベンチマークを食わせる(但し3Dベンチは省略)。

=FSB400=
bench_sl6k8
 午後ベンチは定格で30.02倍だったが、同じSL6K8をGA-8IG1000 Pro-Gに載せると34.16倍まで向上する。これが845Eと865Gのチップセットの差なのだろう。π焼は振り向けばP!!!という感じだが、これはL2がP!!!の半分(128k)しかないし、消費電力も同程度なので致し方ない。まあ何とか実用範囲内には入っているよ。

cine_sl6k8
 怖いもの見たさにCINEBENCH(R11.5)も動かしてみた。同格のAthlonXPに確実に勝てる唯一のベンチマークソフトである。なぜ確実に勝てるかと言うとAthlonXPはSSE2に対応していないので動かないからだ(^^ 身も蓋も無いけど結構重要だ。動かなければ速さもへったくれも無いからな。結果は御覧の通りで、HSDLのCPUの中では現時点で最低のスコアである。


=FSB533=
bench_sl6k8@133
 全てのスコアが上がっている。実用ならこれで良いだろうな。あれ?何故かCPU-ZでVcoreが表示されていないぞ。何かバグっているのだろうか。


=FSB667=
 このFSB667はイソテルの規定には無いのだが、キリが良いので試しにやってみた。実はこれの上のFSB800が動作しないので代わりの意味もある。MEMTEST86+を回したらFSB533の時より落ちている。これはエラーが出ているのではなく、メモリクロックを自動的に下げているからだ。なおこのクロックではコア電圧は1.400⇒1.600Vに昇圧している。

bench_sl6k8@166
 FSB533と比べると殆んどのスコアは上がっているのだが、やはりメモリは遅くなっている。HDB上でもハッキリと判るくらい落ちている。その証拠にπ焼はFSB533よりも落ちた。

cine_sl6k8@166
 CINEBENCHもやってみた。このベンチはメモリよりもクロック・CPUコア数が非常に効いてくる。結果を見ると地のメモリが遅くなってもクロックが上がった分だけ大幅に速くなっており、格上のPentium4とでも対等に戦える。

 ただやはりπ焼が遅くなったのはメモリアクセスの遅さを表しているわけで、大メモリを使うプログラムには少なからず影響を与えるはず。総合的に見ればFSB533で使うのが良いようだ。勿論良いメモリを使って設定を自分で行なえば、このクロックであってもさらにメモリ速度を上げる事はできる。ただ昇圧するのは色々な意味で抵抗がある。


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Bay/8103/pai_t.html
 P4B533を使用したπ焼の記録を探してみたが、流石に10年以上経った今はもうインターネット上にも殆ど残っていない。呆気ないものだな。ネットワークの情報の寿命なんてこんなものだ。これに拠れば1分くらいで回せるらしい。HSDLではSL6K8@175[01:05.172]、SL6DV@166[00:57.047]がP4B533での記録だった。


★終わり
 元記事は98SEでのテストだったが、後に最も適当と思われるXPに変更した。ほぼ完成されたこの時期のソフトウェア環境で久々に845Eの遅さを堪能できた。

2015年7月追記:この記事は改造を含め常連読者の人が書いてくれる予定だったのだが、結局挫折したらしいのでHSDLが構成を頂き、面倒な改造等は省略して完成させた。打ち切り感というか物足りなさが残るのはそのせいだ。シリーズ唯一の一般投稿原稿だったので残念だが懲りずにまたよろしく(^_^)/

哀愁のマザー P4B533(前)

 昔の機材で遊ぶのは面白い。何故なら我々が未来に生きているからだ。当時の専門家が知らなかった欠陥を誰もが普通に知っている。当時の技術者や評論家が描いていた未来が実は来ない事も…。昔のPC記事を今読むと面白い。「今後マザーボードはATXからBTXへ緩やかに移行していくだろう」とか書いてあるし…(^^;


zenkei_p4b533
 閑話休題、このP4B533無印(Rev1.03)は設計はごく普通なのだが、例によって一部の部品が生産段階でケチられているのでもったいない。そうは言ってもこのマザーをクソマザーと呼んでいる人には出会った事が無いので、部品に負担をかけないならば良いマザーなのだろう。


★ちょっと見る
 どんな製品も定格で使うなら問題なく動くのだろうが、そもそも定格でしか動かない物は定格で使うのもお断りだ。アンタらそう思わないか?今にも崩れそうな崖の下で生活していて不安にならない方がどうかしている。劣化マージンを考えて、やはり定格+αで安定して動くのは必須条件だろう。ギリギリ設計にロクな物は無い。


taicon1
 出力はニチコン系列のタイコン製HI3300μF6.3Vだ。で、今の今までこのマザーの出力コンは5本だと思っていたのだが…。


taicon2
 実はこのノースブリッジ横にあるCC32も出力に繋がっている。こんな昼行燈、全然効いてねえよ!と言いたくなるようなスットボケた位置にある。この部分から僅かだがチップセットにもこの電圧を流用している模様。だがそれだけの目的(チップセットのDC)にしては容量が大き過ぎだし、部品番号も出力コンと通しなので出力コンと分類する(注)。他にCC30(10φ)とCC30A(8φ)の空きが用意されている。番号からするとこれは排他実装か。

CC27:TAICON HI3300μF6.3V
CC28:TAICON HI3300μF6.3V
CC29:TAICON HI3300μF6.3V
CC30:Empty(10φ)
CC30A:Empty(8φ)
CC31:TAICON HI3300μF6.3V
CC32:TAICON HI3300μF6.3V
CC33:TAICON HI3300μF6.3V

=タイコン⇔ニチコン互換表=
TAICON[HG]=nichicon[HE]↑低性能
TAICON[HF]=nichicon[HD]
TAICON[HH]=nichicon[HV]
TAICON[HI]=nichicon[HM]
TAICON[HL]=nichicon[HN]↓高性能
*タイコンにはHZ相当の製品は無い

 これを見るとタイコン[HI]はニチコン[HM]と同等品だ。P5B533にはニチコン[HM]バージョンも製品として存在するからロットにより変わるのだろう。見た事は無いが、ニチコン系以外のもあるかもしれない。

注:後に発売されたP4B533-Eを見ると、CC32に当たる電解コンをCPU脇に移動させる等改良の跡がうかがえる。上の推定通り本来の役割は出力コンなのだろう。この事実から見て無印の配置は失敗だという事が判る。恐らく回路設計者と基板設計者は別人で、両者の意思の疎通ができていなかったのだろうと思われる。

 DCコンの容量は、原則的には電流変化量Iで決まる。もし電流変化がほぼ無いLEDのような負荷ならばDCコンは無用である。だがスイッチング電源やPCのようなデジタル機器にはそれは絶対にあり得ない。まずはデバイスが「電流が変化した時にどれだけの電圧降下を許容するか?」を知らなくてはいけない。CPUの場合はデータシートに記載がある。

 この時期殆どのVRMの出力コン容量は必要量より多い。これは静的リプル低減に必要なESRを満たすと必然的に静電容量も大きくなってしまうからだ。なのでその条件を満たせば容量は成り行きでもだいたいOK。もっともMLCCのようにインピーダンスに対して極度に直流容量が低い場合はその限りではない。これは通常アルミ電解コンデンサの話だ。


inductor
 インダクタは入力が不明フェライトバーに7回巻き、出力がT50-38?に7回巻き。38は低周波用でこの時期もう滅亡してるはずなんだけど。恐らく中華オリジナルコアなのではないか?巻き数から見て特に高性能でも特殊なモノもない。一般的な52や26と同レベルだろう。ま、分らなくても再設計すれば問題無い。


power_mosfet
 上下スイッチのパワーMOSFETは上がPHD78NQ03LT(DPAK)で下がPHB96NQ03LT(DDPAK)である。上下違うパッケージのハイブリット仕様は珍しい。剥がして確認したわけではないが、下は恐らくDPAKも使用できるはず。


hip6302
 VRMコントローラはVRM9.0の標準とも言えるHIP6302である。スイッチング周波数はHIP6302の8番ピンに繋がるRtにて決定する。このコントローラのリファレンス回路ではRt=100kΩとなっており、その際のスイッチング周波数は実効で275±30kHzとなる。

 このマザーではRt(RR33)は270kΩとなっており、実測でも設計値に近い105kHz×2相(実効210kHz)だった。HIP6302リファレンス回路から意図的に下げられている事になる。HSDLで見てきたVRM9.0のマザーの中では低い部類に入る。

 BIOS設定ではVcore上限が設けられており、例えばSL6K8のように1.400VのCPUだと1.600Vまでしか上げられない。これはOVER_VOLTジャンパにて上げられる。USBやKBDのジャンパと同じ所にあるので間違えないようにしなければならない。


cpu_dc
 これはCPUのDC(デカップリング)コンである。CPUに於ける高周波の電流変動はノイズとして観測されるが、それを打ち消すのがこの補償コンデンサの役割だ。大規模な電流変動(直流変動)には容量的に間に合わず無用となる(動的リプルの発生)。つまりこのDCは同じラインに繋がっていてもVRM出力コンとは働きが異なり、マザーではなくCPUの付属物と考えてもらいたい。当然ながら位置はCPUに近ければ近いほど良く、理想を言えばCPU基板上に欲しい。


ics950224
 クロックジェネレータICはICSの950224である。Web上にてデータシートが見つからないので詳細は不明だが、一応BIOSメニューで全てコントロール可能と思われる。この時代には100〜200MHz(FSB換算で400〜800)の範囲で動かせればまず問題は無い。ディップスイッチDSW1でもコントロールできるのは助かる。


ce31
 メモリスロットとチップセットの間にあるCE31(空き)は、テストで効果が無かったので除去されたのだろうが、DIMM1〜3のシルク印刷の右横に配置すべきだったと思う。それだと多少は効果が有るはず(基板裏を見ないと解らないが^^)。この位置だとパッと見た目でも何のために付いているのか分らない。回路図上ではどちらも全く同じ位置だが、実装によって効果が全く違ってくるのがアナログ回路。このCE31は上のとんでもない所に付いている出力コンとよく似ている。

 この基板設計者はどうも経路上にDCコンを置く習性がある。まさかとは思うが兼用のつもりなのだろうか?DCには兼用などという物は無い。というより兼用されないようにするのがDCの基本(他と切り離す)である。


ams1505
 メモリ電源部分だが、容易に可変するためかシリーズレギュレータICで済ましてある。AMS1505は5AのLDOだが、その性能は数あるシリーズレギュレータICの中でも最高クラスなのでメモリ電源でも特に不満は無いか。


★続く
 不毛な解析をしてもしょうがないのでテキトーに流す予定だったが、こんなレベルでも基板の不具合らしき所が見つかってちょいマジになってしまった(^^; そんなわけで動かすのはまた次回。実はもう作業は終わっているのだがまとまらないので。
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