HSDL.blog.jp

ジャンクPCパーツ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

AX34Pro

AOpen AX34ProII(その後2)

続・古のマザー AX34Pro[1]
続・古のマザー AX34Pro[2]
続・古のマザー AX34Pro(その後)

 本篇と外伝が同じ量と言うのも何だが、前回は後始末と言いつつ新しい試みを行ってしまったので本当の後始末を行なう。本当はボツ原稿だったが、前回記事が意外に反響があったので復活させた。


★まだ認証してなかった(^^;
licence
 三週間ぶりに起動したら、例の不愉快な「これは海賊版です」と共に「早く認証しやがれ」と言ってきた。あれ〜?前回は認証してなかったのか。8、8.1、10だといつの間にか勝手に認証されたんだよな。今回認証した事であと90日間遊べるわけだ。試用版はギリギリまで認証しない方が期間が長くなるのでお得?とビンボー臭いノウハウを得る。ま、期限が来たら呪文を唱えるだけだが。

update1
 その後でいつもの癖で何となくWindows Updateを掛けてしまったからさあ大変!実は次の章で使うSL46Tが付いていたからだ。177も更新プログラムがあるんだが、一体いつ終わるんだよこれ…。18時から始めたのに通常寝る時間までに終わら無かったので、諦めて放置して寝た。起きたら途中で固まってた(^^; リセットしたら初めてWindows7でブートメニューが出てちょっと感動した。このPCと同程度の古いPCにWindows Updateを掛けるのは時間に余裕のある時にしよう…いやマジで。


★SL46T(Celeron566)でWindows7
 極限までCPU性能を下げてどこまで動くかやってみる。HSDLではおなじみのSL46Tだ。これだとデフォルトXPですら重さを感じる時があるのだが、更に重いWindows7では果たしてどうなのか?

memtest_sl46t
 SL46Tがどれだけ遅いかはこれを見れば解る。MEMTEST86+5.01一周するのに1時間45分もかかる。本当に気が遠くなるほど遅い…最近のPCならこんなの数分で終わるよ。尤もHSDLにはもっと遅いPCは一杯あるが。

 何とか起動したぜ。クロックも半分近く、キャッシュも半分しかないこの石でどこまでやれるのか?意外に体感は悪くないな。クラペンでXPを動かした時よりかなりマシ。何か普通に動かせそうな気がするぞ。尤も事前予想のハードルが低過ぎたのだろうが…。

wei_sl46t
 あれ〜!エクスペリエンス・インデックスが表示されないぞ。何かデータが無いとかエラーになってしまった。計測が行われていないのだろうか?

winsat
 イヤそんな事は無い、このようにちゃんとWinSATは動作している。どうも表示だけされないようだ。何か消化不良だがムカついてきたのでもう止めた。CPUが0.9という値になっているのだが、1未満は表示されないのだろうか?

 このくらいのPCが一番クロックに敏感だ。もしかすると整数演算が速いK6系の方が動きは軽いかも知れん。HSDLには更に格下のCPUも沢山あるが、1.0未満を極めてしまったので以降は試さない。これ以上どんなに重くなっても体感は文章では伝えられないから…動くのはもう分った訳だし。


★SL52R(P!!!1000)でWindows7
 では次にSL52Rで上限を目指してみる。HSDLにはこのマザーに搭載できるこれ以上のCPUは無い。P6系では別マザーにて鱈鯖を使うしかない。

wei_sl52r
 CPUは1.4とSL4C9と全く同一だった。クソ面白くねえ。これはOCするしかない。133⇒140と細やかなOCをしてみる。しかしWinSATはエラーが出て動作せず。このPCはFSBの限界をまだ確かめていないので、もしかしたらメモリのエラーが出ているかもしれない。これでもう諦めるしかないか。P!!!1000って見栄以外に意味が無かったんだな…。

http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/157609/
 ここの人がSL4MBとSL4MFデュアルCPUのWEIを公開している。同じアポロだし、HSDLのデータと比べてもまあ妥当な数値かなと言う感じ。


★気づいた事
 前回記事を見て昔のマザーで試した人がまともに動かなくて悩んでいた。もしかすると根本的にマザーのACPI対応が拙いのかもしれないけど、他の部分にも思い当たる節は無い事は無い。ひょっとしてBIOS設定で"PNP OS Installed"の所を「No」にしてるんじゃないだろうか?これXP(SP2以降)のWindowsでは「Yes」にした方が良い。W9x時代は「No」にしろと言われていたので癖が抜けていない人が居るかも。XP(SP2以降)のWindows PnPは強力で、BIOSでディセーブルにしたものすら見つけてしまう時がある。BIOSは何もしなくて良いのだ(何しろUEFI時代だし^^)。あと、当たり前だがACPIファンクションは明示的にイネーブルにしないとダメだろう。


★終わり
 この一連の記事で一番株を上げたというか、墓場から復活したのはゲホFXシリーズだろう。何しろ今までは「DX9対応なのにVista以降で見捨てられたハンチクな奴」という事でジャンク市場でも超不人気だったが、Windows7〜10TPでのAero対応が確認された事で相場がちょっとは上がるかもしれない…流石にそれは無いか。それはさておき、見捨てずに使い続けたHSDLのFX5700(注)も浮かばれるだろう。イヤまだ生きてるけど(^^

注:「古代ビデオカード50円祭り」にて入手したLeadtek LR2982だ。FX5700のヌビ・リファレンスカードである。この使えんFX5700を意地でも使う為に以前から苦労しているが、1円も掛けずにドンドン使えるようになっているのが笑える。

AOpen AX34ProII(その後)

続・古のマザー AX34Pro[1]
続・古のマザー AX34Pro[2]

 メモリのクソ遅さに嫌気がさしたAX34だが、折角1GBのメモリを積んでいるのだからWindows7でも入れてみるか?という事で試してみた。7はACPI完全対応マザーでしか完全動作しないらしい。なのでこのSocket370マザーが最底辺という事になる。

 考えてみればWindows7をP6マザーに入れるのはHSDL初かもしれない。何しろ一番最初に入れたSocket478(SL6RV)であまりに重かったのでそれ以下は試す気にならなかったのだ。


★インストールPC
 前回と基本構成は変わっていない。ビデオカードはLR2982(FX5700+128MB)だが、色々な面で不安定なコイツが足を引っ張るような気がしないでもない。このカードはACPI対応に問題がある「気」がするのだ。

//G034
MB:AX34ProII[Rev77_77]
CPU:SL4C9(2000年33週製造)
MEM:1024MB(PC133×4)
VGA:LR2982[FX5700+DDR128MB]
SOUND:AD1885-AC97(内蔵)
IDE1:WD200EB
IDE3:HSDL_DATA1
PCI3:NEC G7DCV[i82559]
PS:MIRAGE DR-B350ATX

 特に変わりない、いつものG034である。これだけ枯れていればドライバは全部デフォで入るかな?


★インストール開始!
w7inst_1
 DVD-Rを入れて起動したらすんなりと7インストーラが立ち上がった。がしかし、この画面で固まってしまった。いや正確には固まったように見えただけで動いていた(^^; やはりP!!!では圧縮ファイルの解凍が厳しいらしい。クロックはシステム要件にすら僅かに足りていない933MHzなので文句は言えないか。でもインストールが無事終了したら、XPですら重く感じるSL46T等でも試してみたいと思っているんだがな。

w7inst_2
 しかし0%を脱すると意外と早くこの画面に着いた。ここまでくればインストールはほぼ終了であとは設定だけ。


★意外と軽かった
desktop1
 来たー!あれ?意外と軽いぞ。SL6RV(Celeron2.0GHz)の時の印象から凄まじいモノを想像していたが特に何ともない。このまま使えと言われてもあまり驚かない程度。尤もメモリはもっと増やさないと実用はダメだろう。7のデフォ設定なら最低2GBくらいかな。しかし曲がりなりにもジサカーがこのままの設定で使うなんて考えられない。勿論カスタマイズするよね?

kaizoudo
 ありゃ?やっぱり標準VGAモードで動いてやがるな。これだと恐らく最低限のGDI機能しか無いだろう。何とかドライバを入れたいところだが…。FXシリーズにはVista版96.85しか無いらしい。

device_w7
 あー、やはり差運子マックソが裏切りましたか…それ以外は?マークは無い。こうなったらWindows Updateに全てを託すしかないか。

wupdate
 必須だけでなく言語対応以外は全部入れた。これでダメなら差運子はディセーブルしてやる。

device_w7b
 来たー!差運子も入ったな。考えてみれば8や8.1でもVIA-AC97対応してるんだから入らない訳は無いんだな。


★WEI(1回目)
 実用するわけでは無いのでお楽しみはこれだけと言って良い。

wei
 1.0はやはりと言うか当然ビデオカードである。これのドライバが入れば総合1.0から脱却できるはず。時間は掛かっても絶対に何とかしてやる。勿論このFX5700でな。


★やっぱりFW入れたい
 FX5700のドライバがやはり入れたい。これさえ入れればWEI1.0から浮上できるはず。こうなったらVista版の96.85を入れてみよう。でやってみたら何のチェックも警告も無しにすんなりとインストールできた。やってみるものだな。

device_w7c
 来たー!正式なドライバは美しい。これでまっとうに動作するはずだ。

driver_fx5700
 御覧のように96.85が正常にインストールされている。画面が乱れたりとか、不安な要素はなさそうだ。


★WEI(2回目)
wei_fx5700
 でこれがお楽しみのWEIだ。やりました、遂に1.0の地べたから僅かに浮上。これでボトルネックはCPUという事になった。HDDが一番高いなんてHSDLのマシンとは思えない。普通はここが最低になるのだが…。ま、兎にも角にもこのPCでWindows7は完全動作しましたとさ。


★終わり
service
 テキトーにサービスを止めていたらまた出ちまいました。以前どうやってコイツを解決したんだっけ?もう忘れたよ。Windows Updateやったらサービスが動き出すんだっけ?ならじきに直るだろう(^^

 それはさておき、Windows7が完全動作しているという事は、逆説的にこのマザーと搭載デバイスがACPIに完全対応しているという事を表している。まあXP上でもS1〜S5が完全動作していたので分っていたが、マザーボードの出来はハード・ソフト共にかなり良さそう。これでUSBブートできれば(遅くても)ほぼ満点だったのだが惜しい。あと今回のテストで7を一寸だけ見直した。クソ遅さに慣れただけかもしれないけど。例えるなら2kユーザーだった昔、最初にXPを使った時の感じか。A7V8X-Xとかならメモリ積めるから実用できるかも。

続・古のマザー AX34Pro[2]

続・古のマザー AX34Pro[1]

 前回の続き。超今更なので動かすのは止めようと思ったけど(面倒だし^^)、動かさないと解らない部分もあったのでやっぱり動かしてみた。Apollo133Aのs370マザーにXPを入れるのは初めてかもしれない。いやApollo133Aのs370マザー自体が動かした記憶が全く無い。このマザーの現役当時はVIAはもうKT133に行ったからな。


★パワーMOSFET付け間違い(^^;
 バグや回路間違い・製造ミス探しはHSDLブログの売り物と言うか見どころだから、まずはこれから片づける。

fdb7030_6030
 HSDLでは上がFDB7030、下がFDB6030という構成を「実装間違い」と延々書き続けているが、これが間違いではない条件がある。ちょっと詳しいデータシート・オタクにからまれる前にそれらを片付けておく。

 唯一間違いではない条件、それは出力電圧が入力電圧の1/2を超える場合だ。P6系だとコア電圧2.8Vのクラマスが条件に当てはまる(ペンプロ+ライザーは無視^^)。つまりVRM8.1の条件である。
例1:クラマス(2.8V)の場合。

MOSFETの最大負荷時に許される損失=4%以下
VRMの効率=85%
入力電圧=5.0V
出力電圧=2.8V
最大電流=11.2A

とすると、MOSFETの損失Pmaxは
2.8×(11.2/0.85)×0.04=1.07W

例の計算式に当てはめると、
Q1(上側)RDS_ON=(5×1.07)/(2.8×(11.2^2))=15mΩ
Q2(下側)RDS_ON=(5×1.07)/((5−2.8)×(11.2^2))=19mΩ

 なるほど、確かにQ1の方がQ2より小さくなければならないようだ。大差は無いがベスト配置はそうなる。
例2:カトマイ、メンドシノ(2.0V)の場合。

損失・効率は当然同じとする。
入力電圧=5.0V
出力電圧=2.0V
最大電流=14.5A

とすると、MOSFETの損失Pmaxは
2.0×(14.5/0.85)×0.04=1.36W

Q1(上側)RDS_ON=(5×1.36)/(2.0×(14.5^2))=16mΩ
Q2(下側)RDS_ON=(5×1.36)/((5−2.0)×(14.5^2))=11mΩ

 立場はアッサリと逆転した。色々面倒な計算をしたが、「出力電圧が入力電圧の1/2を下回った場合は下側が低RDS_ON、上回った場合は上が低RDS_ON」でなければならないという事。丁度1/2の時、つまり入力5Vの時に出力2.5Vで上下共RDS_ONが同値となる(世間に同値のマザーは多いがベストではないのだ)。

 …がしかーし、このマザーを設計した時にクラマスを考慮したわけではないだろう。第一どうやってSlot1のクラマスを370に載せるんじゃい!という事でやっぱり明らかな付け間違いだからねm9(^^ これ以降VRM8.5製品(ここで気づいたのか直る^^)まで頑なにこれを変更する事は無かった。

 Socket370なら1.75V計算だろう普通。電流は17Aね。VRM効率85%とすると、Q1=14mΩ、Q2=7mΩとなる。賢者はもうお気づきのように、これは件のFDB6030L、FDB7030Lの定格スペックに極めて近い。偶然だけど、それに近い用途を考えて設計してあるのだろう(空気読め)。

 以上、HSDL論破ールームのお時間でした〜(^^ パチパチパチ。


★簡易VRMシミュレーション
simout_ax34_normal
 出力のテキトーシミュレート。入力はサージのピークでも5Vに達しない。出力は静的リプルが25mV以内、動的リプルはI=7Aにて80mV以内となっており余裕で合格。いつものようにこのシミュレーションの動的リプルはP!!!ではまずあり得ない負荷変動が想定されており、実際は電解コンを1、2本抜いても動作するはず。筆者が生産の人なら恐らくケチって1本は抜く(^^


simin_ax34_normal
 こちらは入力部分。出力と比べると余裕が少ないが問題になるほどではない。現時点で経年劣化があったとしても正常動作するだろう。河童600MHz程度の低クロックなら半永久的に交換する必要はないだろう。ジャンク品の場合はパワーMOSFETが著しく高熱になっていなければ大丈夫。これは入力コンの能力または寿命判定方法として汎用できる。基板が変色するような時は恐らく足りていないので要交換。


★動かす
 Socket370だとCPUは何を使うか?何でも良いけど手近にあったPentium!!!933(SL4C9)を使うか。コイツもSL4CB(866)と同じく一杯あるのだ(^^

//G034
MB:AX34ProII[Rev77_77]
CPU:SL4C9(2000年33週製造)
MEM:256MB(PC133×2)
VGA:LR2982[FX5700+DDR128MB]
SOUND:AD1885-AC97(内蔵)
IDE1:WD200EB
IDE3:HSDL_DATA1
PCI4:NEC G7DCV[i82559]
PS:MIRAGE DR-B350ATX
OS:WindowsXP SP3

 ビデオカードは久々にFX5700が出てきたので付けてみた。シェーダ2.0なのでDX9としてはハンチクな代物だが速度自体はラデ9600と違いは無い。IBM様のFabで製造されている由緒正しい?GPUである(^^ それ以外はHSDLのいつもの面々だ。太古のHDDもこの場合は時代にピッタリで違和感が無い。

 電源を入れたらBIOS設定。ブートシーケンス設定には何とUSB関連がまるで無い。AOpenはP6であってもこの時期にはもうUSBブートできた筈だがBIOSが古いのか?Verを見たら何とR1.02という古いのから2番目のバージョンだった。アーカイブの中に更新メモが入っていないので何を更新したのかは分らないが、全部で14バージョンは異常に多過ぎるのではないだろうか。バグが取れなかったのか機能が上がったのか。ここはバグ取りが完璧になったと考えておこう(^^ 尤もこれは青ペンのバージョンアップと言うよりAWARDのコア自体がバージョンアップしたのかもしれない。このマザーはダイハードBIOSというデュアルBIOS仕様なので気楽に書き換えよう。


cpucode_r102
 これがノーマルR1.02の"CPUCODE.BIN"である。河童の686(C)まで対応している。


p342115
 書き換えたのは最終の一歩手前のR1.15である。何故一歩手前で止めたのか?以前AOpenマザーで最終だけ何故かUSBブートできなかった事があったから。しかしこれでもUSBブート項目は無い。考えすぎか(^^; それなら、と最終版のR1.16aに書き換えたがそれでもUSBのUの字も出てこなかった。FDDを使えという事だろうか。USB対応はこの時代としては遅れている気がするのだが。


cpucode_r116a
 1.16aの"CPUCODE.BIN"は不要なコードが整理されてスッキリした。Apollo133Tとの汎用なのか鱈コードも入っている。ゲタ履かせて鱈を載せた場合には都合が良いかもしれない。

 デフォルト設定でMEMTEST86+を回してみる。ゲゲッ!何だこりゃ遅せー。デフォルトBIOS設定はかなり緩そう。バンクインターリーヴ等も切れているのではなかろうか。これはメモリの相性等も考えねばならない以上仕方が無い。設定は全部自分でやるのがジサカーだ。だがBIOSメニューで最速設定しても上がらない。205MB/sって面倒死脳にも劣るぞ。


device_ax34
 XPを入れてみた。インストールで特に問題になる要素は無い。この時期はもう2k対応していたのでXPでも同じように安定しているのだ。ACPIも万全でS3・S4も完全動作する。ドライバはビデオカードも含めてデフォで全て入る。この辺りは検証済みソフトウェアの強みだね。但しビデオカードのドライバだけFW56.72に入れ換えた。


hwinfo2
 メーカー名もマザーボード名も入っていないのが悲しい。御三家の製品とかだとしっかり名前もメーカー名も入っているんだけどな。こういう所が蔑にされているとなんか悲しい。メーカーの誇りは無いんかい。


bankinterleave
 おいおい、バンクインターリーヴは切れてないぞ(^^; じゃあなんでこんなに遅いんだ?電源に負担を掛けるために付けた64MbitのPC100のメモリが怪しいな。PC133に換えてみるか。元々「PC133で440BXと同等」と言われたアポロである。


bench_sl4c9_ax34

 久々のP6だが流石におせーな。特にπ焼の遅さはメモリの遅さから来ているのだろうが遅すぎだ。SL46T@100より遅いのではなかろうか。尤も筆者は今これを使え!と言われてもそれほどの困難は感じない。ゲームをやるわけでもないしHD動画を見るわけでもない。これしか無ければ我慢できる程度の遅さだ。実用だとメモリはもっと載せないと拙いけど。限度一杯の1.5〜2GBも載っていれば充分じゃないか。


★終わり
 青ペンらしく全体的にソツなくまとめられているが、BIOSはバグ取り以外に機能アップは無い。その為2TBオーバーはおろか48ビットLBAにすら対応していない。メモリはそれなりに積めるけど、ストレージデバイス面で現代的とは言えない。そこら辺の問題を解消できればまだ使えるかも。HSDLは巨大ストレージが無いので検証できなくて残念。

続・古のマザー AX34Pro[1]

これは基本が2009年の記事なので所々変な所があるかも。


 もうだいぶ前になってしまったが、今日の買い物[2009/06/20]に於いて手に入れた物件である。20円ジャンク箱に入っていたらしい。つまりほぼ無料で手に入れたに等しい。既にCoreシリーズが出現していた当時なら至極妥当な価格だが。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20001007/ax34proii.html
 本邦初登場記事。この記事は2000年に書かれたものだから既に15年の歳月が流れた。


★一寸見る
 AOpenなので基本設計に問題は無さそうだが、たまに初版i915GMm-HFSみたいな大ボケをかますので油断はできない。だが一件変に見える所も、この会社のは独自アイデアを用いている場合がある。間違いと斬新なアイデアの区別が付きにくく、解析はかなり難しいメーカーだ。最初にこのメーカーの製品を見ると早期理解が妨げられる可能性がある。解析初心者は青ペンはパスしましょう(^^


ax34pro2
 この時期の通常のATXマザーより短辺が長い大型マザーである。青ペンは以前にもAX6BCシリーズに於いて大型の板を出している。省スペースに無理に詰め込むよりは配線に無理が無くなるだろう。基板自体は色付き基板に定評のある?ユーフォーこと育富電子製で2000年33週製造。黒いレジストで見栄えがするが傷や汚れが目立つ。電解コン交換の時には神経を使う。電解コンのスルーホールのランドは小さめで、穴も小さめなので初心者には少々厳しいかもしれない。


cpu_dc
 CPU_DCはそれ程厳重とは言えない。省略は全く無いが元々の基板設計でかなり減らされている。本質的に低クロックで、当たり品でも上はキレイに頭打ちになるP!!!だからこれで充分とも言えるのだが。


vtt15
 Vtt電圧生成はRC1587が使われている。これはVttのために最適化された専用三端子レギュレータ(LDO)だ。P6ではよく使われた汎用の108xとは一線を画しているし、古代のNPNレギュレータLM3xxなんて相手にもならない。


w196g
 撮影時の光線の具合によりマーキングが消えてしまったが、CypressのW196Gである。440BXとApollo133A用のクロックジェネレータICである。それほど自由度がある訳ではないが、一応水準クラスのOCは可能である。最大クロックは155MHzだ。


north_ht
 確かサイトに「高純度アルミ仕様のヒートシンク」と書いてあった気もするが、それよりも表面積の絶対的な少なさを気にした方が良いんじゃないか?純アルミ小型ヒートシンクと、不純物入りアルミ大型ヒートシンクなら不純大型の方が冷却効率は上だろう。OCした場合はこれで充分と言えるのかどうか。


north_dc
 ノースブリッジの裏面DC。まあこんなモノだろう。リファレンス規定通りやるとこれの2、3倍になるのだが。


mem_slot
 メモリ周り。一見して分るのは電解コンの太さ。交換するとすれば選択肢が広くて良いな。尤もこれはルビコン製なので交換には及ばない。メモリ系は電源から崩れる事は無いと思われる。


vt82c686b
 この時期なのでサウスは686Bになっている。V-Linkになるのはまだ先だ。SDRでは製品は出なかったと記憶している。

 サウスはDCが全く無いが、アポロの場合はこのスーパーサウスの方がちょっと心配。このスーパーサウスの仕事はかなり多いので、当時のヴィア系不動マザーの多くがこれの不具合によるものだったりする。スーパーサウスが壊れると甚だしい場合は電源が入らない事すらある。


diehardbios
 一応お得意のダイハードBIOSが搭載されている。特に必要とされる機能ではないが、あれば多少は安心できる機能である。御覧のようにPLCCソケット化してあり、HSDLにとってはこのソケット化の方が遥かに嬉しい。RAIDよりも独立したバックアップ・ストレージの方が安心できるのと同じか。


ad1885
 AC97サウンド機能はサウンコマックソでおなじみのAnalog Devices製AD1885である。回路も含めて可も無し不可も無しといったところ。AC97規格を上回る事はできないのだからコーデックによる差別化はあまり意味は無い。


★VRM8.4
rc5057m
 VRMコントローラはRC5057Mが採用されている。型番にレイセオンの名残りを残すフェアチャイルドの石である。当時の他のコントローラと比べると非常に小さい。このコントローラはスイッチング周波数が(公称)300kHz固定となっている。HSDLのように弄って遊ぶには都合が悪い。実測では304kHz前後だった。青ペンのRC5057採用マザーは全てパワーMOSFETが上下逆に付いている。出来る人は入れ替えた方が良い。HSDLでも暇があったらやりたいが、実はどの機種をオリジナルで残すか迷っている。BXで一つ、アポロで一つは残したいのだが。


vrm84
 8φ以上の電解コンデンサは全て日本メーカー製となっている。6φ以下はどうでも良いので?全て中華製のGLである。VRM入出力コンは全てYXG2200μF6.3Vが使われている。

TC 9(入力):YXG2200μF6.3V
TC12(入力):YXG2200μF6.3V
TC13(入力):YXG2200μF6.3V
TC 5(出力):YXG2200μF6.3V
TC 7(出力):YXG2200μF6.3V
TC 8(出力):YXG2200μF6.3V
TC11(出力):YXG2200μF6.3V
TC14(出力):YXG2200μF6.3V
TC15(出力):YXG2200μF6.3V
TC16(出力):YXG2200μF6.3V

L15(入力):T50-52,#17/8T(2.1〜1.2μH)
L10(出力):T50-52,#17/8T(2.1〜1.2μH)

Rubycon YXG2200μF6.3V[46mΩ/1400mA]


rubycon_yxg
 このYXG2200μF6.3Vは青ペン特注仕様で、10φ×20mmサイズ(標準品は23mm高)となっている。その為性能は稍下がり、10φ×20の1500μF6.3Vと同じ(ESR=46mΩ/RC=1400mA)になる。スリーブ色も特注の黒金だが、これは黒い板にマッチしてカッコいいね。

 モディファイするなら6φ以下のGLを全部日本メーカー製にするのと、10φの所に8φが付いているのを10φに戻したい。これは恐らくYXG2200μF6.3Vなのだろうが、背が高いので実装を断念したと思われる。代わりのYXG1000μF6.3Vを廃して、もっと背の低い10φで手を打ちたいところ。これよりマシな物はいくらでもあるし(^^


l10
 入出力インダクタのコアはP6らしく小さなT50-52が使われている。1GHz以上の高クロックならもっと大きなコアに換えたくなるが、現状でも発熱は大したレベルではないので黙認する。


★続く
 終わらなかったので続く。実は記事が一つ飛んだので時間が無くなった。
記事検索
タグ絞り込み検索
Recent Comments
QRコード
QRコード
月別アーカイブ
livedoor 天気