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ジャンクPCパーツ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

BIOS

BIOS設定が保存されねぇ

 先日入手のA7V8X-Xなのだが、BIOSセットアップデータが保存されない事に気づいた。セットアップして終了した翌日に電源を入れたら再びBIOSセットアップ画面が出てしまった(注)。久々にこの部分が腐っているマザーを見た。これはいずれ記事になるとして、この部分のチェックの仕方をテキトーに考えてみた。
注:この時期のASUSマザーはRTC・CMOSクリヤーされているとBIOSセットアップ画面が立ち上がる。他のメーカーでは普通にPOST画面が出る場合が多い。

VBAT
 RTC&CMOSバックアップ電源は大体こんな風になっている。前世紀にAT→ATXマザーになった時から基本は変わっていない。それでは順番にチェックしてみよう。

‥澱咾論犠錣?電圧が2.5V程度(個体差がある)無いと正常に保存されない。ここで引っかかった奴はマヌケ確定。

電池ホルダーは正常か?これは電池を入れた状態で基板裏に出ている2つのPin間の電圧を測ればよい。メカ的に壊れている場合より接触不良が多い。

ここからは回路上の問題となる。電池から来た電流は抵抗器に入る。これが規定の抵抗値でなければ当然電圧はかからないが、抵抗器は故障確率の低いパーツである。これは考えなくても良いか。

ぜ,SBD(ショットキーバリアダイオード)に入る。これは直後に入力されるSB3V(SB5Vから生成)と合成するためのダイオードだ。この近辺で死亡確率が一番高いのがこのSBD。逆電圧に弱いからだろうか。今回のA7V8X-Xもこれの半分(電池側)が死んでいた。SB3V側SBDが死んでいる場合は電池の寿命が早くなる。通常PCにSB5V電源が繋がっていれば電池は殆ど消耗しないのだ。

SB3Vと合成されたバックアップ電流はジャンパに到達する。これが二番目に不良が多い部分。汚い部屋で汚く使われたマザーはこれが接触不良になっている場合がある。このマザーもピンの根元に緑青のようなものが発生している(^^;

Υ霹弔稜枩が切れている場合は勿論有る。最終的にはサウスブリッジまで、どこかの配線が切れているかもしれない。尤もHSDLではそんなマザーはまだ見た事が無い。

Ш埜紊CMOSメモリ自体の不良に行きつく。これは交換不可能なので治らない。ただ今回のケースはSB5Vが効いていれば保存されるのだから当てはまらない。そもそもこれに該当するマザーはHSDLではまだ見た事が無い。


 だいたいこんな感じか?A7V8X-Xの修理についてはA7V8X-Xの記事にて行なう予定。

BIOS飛んだ?

 OCしていると頻繁に出るメッセージに、起動の時に「BIOSイメージの入ったFDやCDを入れろや」と言う奴。これはAMIBIOSが壊れた時に出るメッセージだ。だが実際はBIOSROMは常時繋がっているわけでは無いのでOCで壊れる事はまず無い。実はこれはBIOSデータの解凍ミスなんだな。ご存じの通りBIOSデータは圧縮されていてそのままでは動作しない。これをブートブロックがメモリ上に解凍する時に出たエラーなのである。恐らくOCしすぎでメモリにエラーが出ているのだろう。解凍できない→BIOSが壊れているとブートブロックのプログラムが判断した訳だ。

 ここでのユーザーの最悪の反応は、慌ててメッセージに従ってBIOSイメージを入れてしまう事。これを行なうと本当にBIOSを破壊してしまう可能性がある。何しろメモリエラーが出た状態でBIOS更新する訳だから危険この上ない。勿論BIOS書き換えはメモリに読み込んでから行なっている。運が悪いと書き込みミスで飛ぶか、それとも永久にエラーが出続けるだろう。

 この場合正解はまずOC設定を完全に元に戻す事だ。バックアップ電池と電源を外してしばらく放置すればよい。それで書き換えずに普通に立ち上がるようになる筈だ。またOCしていなくとも、メモリエラーが出ているなら定格動作でも起こりうる。ジャンクの動作チェック時には特に注意が必要だ。DDR2以降は相性によるエラーも多い。エラーメッセージは役に立つけど盲目的に信用しない事だね。

BIOS飛んだ!

 PC始めてから初めてOCでBIOSを飛ばしてしまったようだ。やはりFSB266は無謀だったのだろうか。マザーはAMI BIOSだが、電源を入れると画面に何も出ず、フロッピーにガツガツとアクセスが行くだけだった。これってリカバリー機能が働いているんだよね。念のため電源を外してCMOSクリアなどを入念に行ったが結果は変わらなかった。「他人のPCの不幸はデカいほど面白いm9(^Д^)」等と周りの人間は笑っている。いや筆者も結構そう思っているが(ゝω・)テヘペロ

 仕方が無いのでリカバリーを体験してみる事にした。MSIのK8T Neoなので、サイトに行ってそのBIOSイメージを手に入れる。今回のは"A6702VMS.220"と言う奴だ。次にこのファイルを"AMIBOOT.ROM"にリネームする。あとはこれをDOSフォーマットしたフロッピーに入れるだけだ。これで準備完了。PCにこのフロッピーをセットして電源を入れると画面表示は出ないが何やら読み込んでいる。あ、いけね!Beep付けるの忘れてた。これが無いと終わったかどうか分からないんだな。

 慌てて付けたら短音が12回鳴っている。何じゃこりゃ?終わりの合図なのだろうか。聞いていたのと違うのだが…(^^; もう一度やり直してみる。今度は短音が4回鳴って自動的に再起動が掛かった。そうそう、リカバリーに成功するとこうなるって聞いてたんだよな。懐かしのMSIロゴが立ち上がる。ヤレヤレ復活したか。こんな事があるとやはりROMを着脱可能に改造する必要があるな。そうすればブッ飛んでも何て事は無い。FlashROMの代わりもHSDLにはいくらでもあるし…。いずれソケットが手に入ったらやってみるか。

ROMの中身

 前回「PLCC変換アダプタがどっか行っちゃって出てこない」と書いたが、その直後にジャンク箱でこんなものを見つけてしまった。

plcc2dip
 何と自作PLCCアダプタではないか。これは以前P2B-Fで遊んだ時に「P2B-FでPLCCが使えたら素敵やん?」(注)と思い急遽でっち上げた物だ。しかし出来上がりが気に食わないので放置され忘れ去られていたのだ。コードが長すぎてカッコ悪いんだよな。実は配線チェックだけで動くかどうかも確認していない。だがもうそんな悠長なことは言っていられない。PLCCアダプタを買うつもりは無いのだからこれを使うしかないのだ。

 で、早速付けたらこれが絶好調。コードが長すぎるから不安定になるかも?と言う心配は杞憂だった。多分ライターが高速ではないので間に合っているんだろう。高速型はこれより10倍くらい速いから無理だろうな。何かデジタル技術者のダサい試作みたいで気に食わないが動くなら我慢する。

 無事に動くのは判ったので、テキトーにそこら辺にあるチップを読んでみた。HSDLではマザー・VGAなどのジャンクを捨てる場合にはROMは全部外して取っておく。例え使えそうにない小容量512kbitであってもだ。昔はEEPに限らずメモリチップは貴重品だったのでその名残と言える。
注:そのP2B-Fは入手当時からBIOS-ROMが付いていなかった(^^; 当時(今もあるけど)秋月で格安のPLCC32パッケージの2Mbit EEP-ROM+PLCCソケットセットが売っていた。DIPのEEP-ROMは入手難なのでこれを利用できれば供給不足が解消できると思ったのだ。

eprom
 ズラズラ出てきた。FWHは別に避けてあるので、ここにあるのはマザーは少なくHDDやビデオカードが多いはず。殆どのビデオカードは普通にソフトでROMを読めるけど、HDDは通常は読めないので興味深い。

・AMIC A29040AL-70
 これは以前大量買いした何かのマザーのBIOSである。今回中を見てBIOSTARのM7VIZのモノであると判明した。コイツのBIOSが欲しい人はHSDLに来れば一杯あるよ(^^ 4Mbitの普通のEEP-ROMでFWHではないのが残念だ。ま、この方がつぶしが利くんだけど。

・Atmel AT27C010(その1)
 頭に富士通の文字が見える。M1638TAUのファームウェアだ。IDEなのに容量が1MBitもあるのだが一体何が入っているんだろう?この時期は通常512k程度だったのだが。

・Atmel AT27C010(その2)
hddmenu
 何かメニューが見えるんだが…?もしかしたらベンダユニークなメンテナンスモードがあるのだろうか。これは興味深い発見だ。富士通・Seagate以外のメーカーだが判らない。マクだと思うんだけどIDEじゃなくてSCSIドライブかも。

・Atmel AT29C512
seagate_AT29C512
 これはSeagateの小容量HDDだった。複数の型番が見えるがST31276Aだと思う。

・CYPRESS CY27H010
 これもチップ銘柄は違うがM1638TAUのファームウェア。中にはM1630TAUとあるので全容量共通のファームなのだろう。

・SST 39SF020A(その1)
 これは以前解体したS21PのBIOSだ。Acerだが富士通専用のAWARD製BIOSだった。

・SST 39SF020A(その2)
 データが壊れているのか正常に読みだせなかった。しかし書き込めそうな感じ。外す時に熱でデータが壊れたのか?

・SST 39VF512(その1)
 これは以前壊れたので捨てたTNT2M64のBIOSだ。この時期のはnvflashで読み書きできるので感動は無い。

・SST 39VF512(その2)
 これは再リフローで復活できずに捨ててしまったMS-8861のVGABIOSである。これも読み書きした事はあるので特に面白くない。nvflashで読み書きできないRiva128では役に立つだろうな、と次回のネタふりをしておく(^^;

・Winbond W27E512P-70
 これも壊れているのか読みだせなかった。イレースしちまうか。最近のは紫外線消去じゃないから楽でいいな。


 読み出しをやっているうちに面白くて、予定していたアキバに行くのも忘れてしまったくらいだ。特にHDDのファームウェアは内容が変化に富んで面白かった。当初のROM書き換えとは違った所で役に立ってしまったが、そうなる事も予想の範疇ではある。いずれ何かのファームを書き換えて遊んでみたい。

CPUコードの足し方(AWARD編)

 インテルP6マザーに於ける、AWARDBIOSのCPUコードのアップデートの仕方を知らない奴がいたので書いておく。これってジサカーと言うかジャンカーの基本中の基本だぞ。必要なくても教養として知っておけ。手法はBIOSROMイメージ中の"CPUCODE.BIN"を交換する。

 必要なのはCBROM.EXEまたはCBROM32.EXEと呼ばれるコマンドラインソフトと、当該マシンのターゲットBIOS、CPU対応の多そうなAWARDBIOS(他メーカー機種でOK)だけ。P6だからどれも最終BIOSだろう。バイナリエディタなどを用意する必要は無い。

 下例ではCBROM32(Ver1.49)を使用した。BIOSはSY-6BA+の最終(2da2.bin)。これは0x683までしか対応していない(もっともこのマシンは下1.80Vしか出せない)。


,泙困話罎鮓てみよー

cbrom32 2da2.bin /D

 "2da2.bin"はターゲットのBIOSイメージのファイル名を入れる。"CPUCODE.BIN"がありますね?P6マシンなら無いことは絶対無いだろうけど(笑)、無ければこの手法は使えない。


∩阿CPUCODEを消す

cbrom32 2da2.bin /cpucode release

 これで"2da2.bin"の中の"CPUCODE.BIN"が切り離し(イメージから消去)される。面倒でもちゃんと消えているかどうか,離灰泪鵐匹燃稜Г靴討く。この時にカレントディレクトリに存在する"FILE_BUF.BIN"がlh5圧縮された"CPUCODE.BIN"そのものである。もちろんLHAで解凍する事も出来る。


E当なCPU対応の多いBIOSからCPUCODEを抜き出す

cbrom32 1014f.003 /cpucode extract

 ここではB2B-Fの"1014f.003"(最終β)から取り出してみよう。これはほぼ全てのP6系を網羅している。面倒見の良いASUSやGIGABYTEなどの売れ線マザーは殆ど対応しているだろう。例にとったASUSは、"CPUCODE.BIN"の拡張子が何故かEXEなのでファイルネームを聞かれるが、これには"CPUCODE.BIN"と答えれば良い。ちゃんと取り出されたか一々確認しておく。これで"1014f.003"はもう必要ないので消しても良い。取り出した"CPUCODE.BIN"は後のため保存しておこう。


ぅ拭璽殴奪箸暴颪込む

cbrom32 2da2.bin /cpucode cpucode.bin

 これで"2da2.bin"にCPUCODEが組み込まれた(実に簡単ね〜)。MicroCodeViewerで見てみよう。
cpucode

 これまでの手順。
cbrom32


ソ侏莨紊ったBIOSを書き込み

 awdflash.exeで普通にアップデートする。上記作業が上手く行っていればチェックサムエラーも出ないだろう(不良のBIOSイメージは撥ねられる)。


 い泙任虜邏箸倭瓦Windows上のDOS窓で可能である。たとえ失敗してもやり直しがきくから心配は無い。イ歪名錣BIOSアップデートなので危険は同じ。

 これはAWARDBIOSの場合で、AMIも同じ手順だけどまた今度。BIOSはなるべく書き換えない方が良いので、CPUを交換する場合以外は真似しないこと。ASUSのP2B〜等は最終βで全て対応しているし、売れ線マザーは最終BIOSを入れれば大丈夫と思われる。AWARDやAMIはこのように簡単だが、市販マシン用PhoenixとかIntelは書き換えが面倒。それこそバイナリエディタ等にお世話にならなくてはいけない。イジリ用マザーを買う時はこういう事にも気を配りたい。筆者は市販機専用マザーはジャンクでもまず買わないね。


 AWARDBIOSでは他にMODBINというユーティリティーもあるが、これを使えばAWARDBIOSのデフォルト設定を変えることもできる。使えるレベルの人は分かるだろうから使い方は書かないが、起動時のレジスタ設定などが不要になるので便利。メモリを緩めてある奴もカリカリチューンに出来るハズ。

 Windows2000SP4/XPSP1以降ならBIOSにコードがなくても大丈夫だが、UnknownCPUは気分的にイヤなんだよな。CPUコードがないとMEMTESTでエラーが出る場合もある。やはり面倒でもアップデートした方が良い。もう新しくP6のCPUが出るわけでもないし…。
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