HSDL.blog.jp

ジャンクPCパーツ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

BIOSTAR

BIOSTAR NF4UL-A9

 「北ローカル巡回[16/09/11]」において入手した939マザーである。今日の作業はこれに電解コンを実装するのだ。

 出力コンであるKZG3300μF6.3Vが殆ど破損していたのは「BIOSTAR NF4UL-A9」でも書いた通りだが、「成長する電解コン(^^;」にも書いた通りその後全滅したため現在は何も付いていない。入力コンは4本中3本実装で、これもKZG1500μF16Vだが10φ×20mmは破損の確率が低いので放置する。

 10φだと何でも付けられそうなので迷っちゃうね。当初は「玄人志向 RADEON HD4670(その2)」で使ったOC-CONで行こうと思ったが、SEI WG3300μF6.3Vを使い切らなくてはいけないのを思い出した。


vrm_nf4ula9
 てなわけでWG3300μF6.3Vを実装した。元々6本しか付けられないので省略は無い。検索していたら1本省略されている製品を見かけたけどやり過ぎ。6本でも余裕はなくギリギリだと思う。


hwinfo_nf4ula9
 完全動作した。939というかAMD系のマザーは原因不明の死亡が多い(注)ので、このマザーもHSDLの予備戦力として重要な役割を果たすだろう。

 ついでに今年(2017年)初めてハンダ付けをした。数か月ぶりだったのでやり方忘れつつある…って事は無いけど要領というか手際が良くない。たまには練習しないとな。このマザーは一部電解コンが交換されているのだが非常に汚い仕上げなので気になる。全部やり直したいけど一部ホールが抜けている所がある。電解コンは二個珍HMだしどうしたものかな〜。

注:まだハッキリと結論は出ていないが、アム系はCPUのVCC_COREを方々に使いまわしているから回路の相互関連性が非常に強いらしい。この辺りはまだ切実な要請が無いので詳しく調べていない。

★終わり
 お前らさあ、電源が落ちたらまず真っ先にPCの中を見ろよ。折角これ以上壊れないようにマザーが止めてるのに、何で中を見もしないでもう一度電源を入れるのか?こんなに吹くまでに確実に予兆はあったはず。今回は出力コンだったので完全破壊は逃れたが、入力コンなら確実にパワーMOSFETが逝っていたはずだ。運が悪けりゃ基板が燃えたかもしれない。電源は自然に落ちている訳ではない。コントローラが意図的に止めているという事を忘れてはいけない。まあこのブログをその手のPC壊すバカは誰も読んでいないだろうから書いても意味ないか(^^;

憂愁のマザー

BIOSTAR 865GV Micro 478


 このマザーは"BIOSTAR 865GV Micro 478"と言う名前だが、基板プリントには"I86GV-M4"という名前もある。恐らくこれが生産側の名称なのだろう。筆者的にはI86GV-M4の方がBIOSTARと言うか精成科技(Global Brands Manufacture)兄弟らしくてシックリくる。


i86gv_m4
 これもASRock P4i65Gと共に久々に入手した100円(108円)マザーである。ジャンクマザーはやっぱりこの値段で手に入れたいね。この製品もP4i65Gと同じくかなり遅くなってから、具体的にはソケット478はとっくに終わり、775も終了しようという2000年代後半に発売された。何のために発売されたのかは知らないが(注)、昔自作した時の余っている部品を持て余していた好き者には支持されたらしい。価格が安い(実勢価格で6000円台)のも大きな理由の一つだろう。このくらいの値段だと「板以外は全部揃っているし、ちょっと昔気分で遊んでみるか?」と言う気分になりやすい。ジサカーの君らもそう思うだろ?(^^

注:この時期(2008〜2009年)に865系マザーが各社から一斉に発売されたのは余剰在庫チップセットがどこかで放出されたのではないだろうか?

★全然動かない…(^^;
 実は動作チェック[17/03/09]にも書いた通り動かないんだな(^^; しかもASRock P4i65Gと違って全くPOSTコードが走らない致命的な不動である。VRMには全く異常が無い美品マザーが動かないのは通常はあり得ない…でも現実に動かないからなあ。値段が値段だし修理の時間がもったいないので捨てようと思ったが、捨てる前にもう一度基板チェックを行なった。


vrm
 まずVRMだ。電解コンは破損例の多いKZGだがこの場合は全く異常なし。この電解コンは外見に異常が無ければ問題は無い。パワーMOSFETも異常は無いのでVRMは全く正常と見た。


memory
 メモリ周り。POSTコード=D5h(D7h)で止まったASRock P4i65Gと違って、POSTコードがFFhで動かないこのマザーにメモリは関係無いな(CPUにMCHが内蔵されているわけではないので)。念のため一応見たけど勿論配線などに問題は無い。


mch_dc
 チップセット周り。ここも電解コンの破損は無い。チップセット周りの電解コンでも膨らんでいると動作に問題があるのはここに例がある。しかしこのマザーは何ともない。MCH等の電解コンを疑う必要は無さそうだ。


mch_rev
 MCHとCPUソケットの間の配線が切れている場合がある。これは剥き出しで細い線なので青箱の中で切れるのは普通に有り得る。しかしこのマザーはキレイなもので何ともない。


ich5
 次はICHだ。コイツが原因で動かない865系は数限りない。しかしその場合でも穴が開いていたり変質したり不審な所があるものだ。このマザーにそんなところは全く無い。ジャンパピンもデフォルトで異常は無いし、筆者の動作方法が間違っているわけでもないらしい。こうなったらソケットを水洗してやろうか?イヤその前に。


socket478
 アテにならないけどソケットがおかしいかどうかチェックしてみる。判定ではシロのようだ。しかしこのツールってLEDの点灯用電流がMCHに流れる気がするのだが…低電圧のチップセットだとブチ壊れないのか?それはさておき現時点では洗う必要も無さそうだ。例え洗うにしても今は寒いので春になってからだろう。


 さあ困った!このマザーは全然おかしいところが無い。ここでもう一度最初から考えてみよう。POSTコードが全く走らないのは通常「CPUが動いていない」からだ。だがVRMにも配線にも異常が無いのでその線は消えかけている…イヤ長年のカンでこれは板のせいではない気がしてきた。POSTコードが走らないもう一つの可能性に思い当たったからだ。


fwh
 で、FWHのソケットを見ると…何と一発回答。稚拙な技でFWHを外した跡があるじゃないか!これでFWH飛ばし疑惑が濃厚になった。電撃的に修理は終了したことになる。

 恐らく前ユーザーが何らかの理由でFWHを飛ばしたか、飛ばしたと思い込んでFWHのホットスワップ(笑)でもやろうとしたのではなかろうか?このはずし傷はそれを表しているのだ。それならFWHを書き直してやればいい。尤も前ユーザーの作業でFWH自体が壊れている確率も結構高い。素人ユーザーは書き込み電圧も知らないからだ。過去にホットスワップ記事で電圧を見ている人に会った事が無い。最悪FWH自体を交換することになるかも。


★動かす
 サックリ書き換えた。FWHチップ自体は最悪の予想を覆して無事だった。FWHの在庫は豊富だが換えずに済めばそれに越した事はない。


86gvm111
 ちなみにこれが対応マイクロコードだ。流石に藁は入っていなかったがノースウッド以降は全部動きそうだ。


hwinfo_i86gvm4
 ウッシャー!動いたぜ。動きそうな奴(P4i65G)が動かず、動きそうもない奴が動くのがこのジャンク世界の「よくある話」である。恐らくFWHの反応が無いのでCPUに行くまでに固まっていたのだろう。あれ?マザーボード名が違っているな…このファームウェアはBIOSTAR公式からダウンロードした正統な物なのだが、他の865板と兼用なのか単純に間違っているのかよく分らん。


★注目ポインツ(^^
xgp
 チップセットは865G(Springdale-G)ではなく865GV(Morgan Hill)なんだね。これは仕様でAGPバス・スロットが無いので、インチキしてXGPというなんちゃって互換スロットを付けている。このXGPはBIOSTARのマザーではおなじみで、ソケ939のNF4UL-A9にも付いていたのは記憶に新しい。そして更に記憶を遡れば同腹兄弟のPCchipsのAGProと同じだ。同一人物が作っているのではなかろうか。PCchips M909Gの設計者が移籍したのかな?PCchipsは解散したわけだし。


cpu_dc
 何じゃこのCPU_DCは…恐らくネトバ系マザーの中で最もプアなDCの中に入るだろう。と言うかこれよりヒドイのは一寸思い出せない…イヤM909Gはもっと酷かったか(^^; やはり同一設計者なのか、これも2012のMLCCが数個しかない。基板にも準備が無いので設計段階で潔く省略している…イヤ付けろ。基板にランドがあればHSDLで付けられるのに。取りあえず目立つ真ん中のSP-CAPは付けたいよな。

 究極の骨皮VRMシリーズを読めば解る通り、CPU_DCがまともなら少々VRMが不出来でも安定して動く。このマザーはその逆なので結構ヤバい。だから「憂愁のマザー」にピッタリという事で栄えある第一回に選ばれたのだ(^^ 以前は「BIOSTARは地味だけど堅実」として認識していたが、設計者によってかなり差があるのかもしれない。HSDLではこの手のマザーは改造の餌食になる。早くどこかのOST(RLS)が飛ばないかな。


★終わり
 865GVにXGPというキワモノマザーだが、コンパクトに良くまとまっているので使い易そう。ASRock P4i65Gが現状動く気配が無いので、暫くこれを478の動作チェック用にするかな。ソケAのチェック機K7VM3もそうだけど動作チェック機はIGP付きで小型のがいい。

成長する電解コン(^^;

 先日テストしたBIOSTAR NF4UL-A9だが、特に用が無いのであのままレジ袋に入れて放置していた。今日10日ぶりくらいに取り出してみたら最後に一つ残った電解コンKZG3300μF6.3Vが膨らんでいた(注)。

注:テスト記事は9月前半に書かれている。

kzg1
 写真では分りにくいかもしれないが、微妙ではあるが確かに膨らんでいる。テストの時に膨らんでいたら他のと同じく抜いているはずなので、あれから放置中に徐々に膨らんだことになる。だいぶ前になるがP6ISA-IIでもあったよな。


kzg2
 間違えて外してしまった正常なKZG3300μF6.3Vはこうなっている。上のも当初来た時はこうだったのだが全く膨らんでいない。使わなければ放置しても膨らまないらしい。


 一度電源を入れて放置したら膨らんだ。この事から判るのは僅かな残留電荷でも膨張は進むという事だ。気温の高い夏だからか?手の届かない奥の方に入っていたら知らないうちに破裂していたかもしれない。

 全くこの電解コンは犯罪的だな。唯一健在のKZG3300μF6.3Vはいずれ何か厳しい所に使ってみたい。OSTのRLAだってここまで確実に期待に応えてはくれないだろう(^^



BIOSTAR NF4UL-A9

 「北ローカル巡回[16/09/11]」にて入手したもののVRMの電解コン破損の為動作させられなかった(注)NF4UL-A9だが、どうしても動作確認したいので電解コンを抜いて動かしてみた。

注:イソテル系ならぶっ壊れたままでも回してみるが、アム系はCPUが少ないのであまり冒険はしない。

vrm1
 御覧の通りおなじみKZGがぶっ飛んでいる。このKZGは10φ×25个世汎辰貿紡擦靴笋垢い茲Δ忙廚Α6欧蕕電解液が増えるとケースが耐えられないのだろうね。


hm_handa
 裏を見て今気付いたのだがこれ既にリワーク品だわ。メモリ周りにHMが付いているのは全部手ハンダの跡がある(HMを選択する時点でシロート確定)。まあシロートとしてはまずまず手馴れているようだがフラックス掃除くらいしろよ。まさか無洗浄だからやらなくても良いとか思っていないよな?だからお前は何十年経っても成長しない。

 元々付いていたのは予想ではOSTのRLSあたりか。これらはP6やK7時代ならソコソコ寿命も長かったのだろうが、このK8時代にはもう付いていけなかったという事だろう。VRMだって全固体が普通になっていたくらいだから。


atx_handa
 ついでに、何故か電源コネクタにハンダが当ててある。何でこんなことしてるんだ!?推理すると恐らく,海虜電源が頻繁に落ちる電源コネクタのハンダ割れ(笑)に違いない!再ハンダと言う三段論法だろうがハズレ。電源がよく落ちるのはアホなユーザーが不調に気付くようにマザーが電源を落としているのだ。直ぐに気づけよ。つか気づかないから壊れちまったんだけどな。


kzg_nuku
 膨らんだり開弁した奴を抜いた。あ”ー、無傷な奴も抜いてしまったわ。しかも一番最初に(^^; 残しておいた方が動作チェックは楽だったのだが、まあいずれは全部抜くのでこれでも良いか。


kzg3300uf
 抜いたKZG3300μF6.3Vだ。6本中4本が開弁して、しかもそのうち一つは下からも漏れており基板を汚していた。この漏れた水系の電解液は取れにくいが専用クリーナーを使えば楽に取れる…専用クリーナーはウソだが、そこら辺で売っている某洗浄液を使うと楽にキレイに除去できる。それが何かはまだ教えてあげない(^^ 発見は楽しみの一つなので自分で見つけてね(有機溶剤ではない)。


fujutsu_re
 出たー!HSDLおなじみの動作チェック用電解コン(笑)富士通REである。ここで使った奴な。大部分はA7Vの遺品である。もちろん動作チェック用なのでハンダ付けはしない(^^ アホな人はマネしないように。


nf4ula9_test
 こんな感じでテキトーにバラックで組んでやる。これはまあ確率的に動くだろうから最初から組んでしまったが、初心者は「ジャンクマザーボード動作チェック」のようにステップを踏んだ方が泣きを見ない。


hwinfo_nf4ula9
 無事動作した。電解コン破損マザーは比較的復活が容易い。初心者のうちはこういうので場数を踏んだ方が良いかな。尤も入力コンが破損しているのはパワーMOSFETも一緒にお亡くなりしているのが多いので初心者向きとも言い難いか。

 このNF4UL-A9は大変愉快なマザーなのでいずれ電解コンを実装してテストしてみたい。「何だ、修理しないのか」って?いや電解コンの品種選定に迷っているので後回しだ。尤も電解コンを抜くのだけがこの修理の一番の難所なので「もう修理は終わっている」と言えない事もない。

写真で解析!◆BIOSTAR G31-M4」

 前回記事が好評?だったので二番煎じ。


http://www.biostar.com.tw/app/en/mb/introduction.php?S_ID=502#spec
http://www.mvkc.jp/product/biostar/motherboard/socket478/g31m4.php
 HSDLでもこれが前から欲しいんだが、アキバで新品で売っていたアークにも、去年売り切れてから入荷しなくなってしまった。新品での入手は諦め、無謀にも写真を見ながら基板を評価してみる(^^


・基板
 Flex-ATXサイズで非常にコンパクトにまとまっている。必要な機能はオンボードなので実用向きと言える。変態マザーの実用は止めといた方が良いと思うけど。基板が黒いのは見かけが良いのだが、修理や改造が日常のHSDLにとっては宜しくない。傷が目立つので。

 基板は4層らしく、CPUソケット周りの表面に信号配線がハッキリ見える。ここにドライバをエーイと落としたら高確率でお亡くなりになるね(^^ まあ落とさなければいいんだけど。

 ソケット周りが非常にスッキリさわやか。設計ではTDPが95Wまでらしい。HSDLの石は全部載りそうだな。


・VRM
 3相VRMの出力コンデンサは、この時期だけあってポリマー系が使われている。NCCのシリーズで言えばPSEクラスだが、サイズが融通の利かない6.3φなのが困る。ハッキリ言って代わりが無い。まあ物件的に交換することは無いだろうけど、破損も考えられない事態ではない。

 入力は非固体の低ESRアルミ電解だが、総本数3本は最低レベル。もし中華製なら短期間で膨張・爆発しても不思議はない。このマザーのハードウェア・レベルにおける最大の弱点だろう。もし筆者が実用するなら、ケースに入れる前に全て交換するね。交換要員はポリマー系のSEPC470μF16Vかな。


http://www.rebelshavenforum.com/sis-bin/ultimatebb.cgi?ubb=get_topic;f=55;t=000051
 別写真ではVRM入力にKZG1500μF16Vらしき姿も見えるが、これでも中華と危険性は変わらないな。中型・小型アルミ電解は全てOST製のようだ。VRMコントローラはソケット横の奴だろうか。そうだとすればマイナーなSTマイクロ製だがL6756Dかな?


・その他
 メモリ電源の入力インダクタにFBが見える。かなりテキトーだが、これが無い奴の方が多いのでまだ良心的と言えるかも。クロックジェネレータIC・サウンド・ネットワークなど全て蟹製。この時代にNICが100BASEなのが泣けてくる。全体的に良さも悪さも知られたパーツが多く、このメーカーらしい堅実な選択。うーん、あとは写真がイマイチ不鮮明で判らんな…。うちのメインPCと比べてICH7なのが羨ましい。SATA2はCPUパワーよりも大きいのだよ。

 こういう玄人向けは「変わったものが大好き」「不具合が出ると興奮する」「トラブルは殆どあっと言う間に解決する→つまんねー」と言う人が手を出すものだが、何故か右も左も分らない素人が手を出して爆死しているのがインターネット上で確認できる。素人とは具体的に言って、2chや価格com掲示板とかで泣きを入れるタイプで、例外無しにアップグレード貧乏の人。賢くないですね。ま、自分で分かっているならば良いんだけど。

 この解析は実は愛読者のリクエストでやってみた。いまいちキレが悪くて申し訳ない。なお日本向け製品は部品が異なる可能性があるのでそのつもりで。

注:現役∨現役に近い実用できるマザーの解析依頼はお断りします。使えなくなったら来てね(^^

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