HSDL.blog.jp

主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

ER-C55T

CNR(中央人民広播電台)

短波放送のお邪魔虫?である中国局を無理やり楽しむ(^^;


 ご存じの通り短波帯は中国局によって半分以上?占拠されている。特に昼間となると「中国以外の短波放送ってもう無いの?」と思うほど中国局しか聞こえない。プチブームに乗って中華DSPラジオや懐かしのBCLラジオを買って「こんな筈では無かった…」とお嘆きの貴兄も多いだろう。確かに筆者も短波受信復活後はそう思った。ただ筆者は嘆いてばかりではなく見方を変えて、これら中国局でも楽しんでみることにした。と言っても流石に国際放送は詰まらないので別の路線を行く。国内放送だ。中国の国内放送は国土がデカいだけあって短波も使われているのだ。

 当初は省レベルの地方短波局を楽しんでいたのだが、これがDX局並みの難易度の局が多い事に気づいた。国内放送用のローバンドを使用している場合が多いからだ。これでは他国の放送と変わらない!(^^; もともと中国局を楽しむ気になったのは「それなら劣悪な環境の当地でも楽に聞こえる」からであり、DX局のように難易度を楽しむのとは別の目的だ。いわばDXとBCLの違いなのだ。

 そこでCNRだ。これは中国のデカい国土をカバーするために100kWクラスの送信機で短波が使われている。日本人のようにちっさな中継局を山のように作るなんて大陸の人は考えない(^^ 「チマチマ作らずにデカいの一つで良いじゃん?」と言うわけだ。これだと流石に地方局よりも受信は楽だ。しかもこれらの中には少数民族向けの特殊な放送も多数ある事に気づいた。聞いてみれば解るが中央の局とは明らかに違うテイストの番組で楽しめる。特に音楽は全く違うので面白い。

=中央人民広播電台プログラム=
CNR 1 中国の声
CNR 2 経済の声
CNR 3 *音楽の声
CNR 4 *経典音楽放送
CNR 5 中華の声(台湾向け放送、普通話放送)
CNR 6 神州の声(台湾向け放送、普通話・ミン南語・客家語放送)
CNR 7 *大湾区の声(珠江デルタ・香港・マカオ向け放送、旧・華夏の声)
CNR 8 民族の声(モンゴル語・朝鮮語)
CNR 9 *文芸の声
CNR10 *老年の声
CNR11 チベット語放送(チベット自治区・青海省・四川省・甘粛省・雲南省内)
CNR12 *閲読の声(旧・娯楽放送)
CNR13 ウイグル語放送(新疆ウイグル自治区内)
CNR14 *香港の声(香港内、普通話・広東語放送)
CNR15 *中国交通放送
CNR16 *中国郷村の声
CNR17 カザフ語放送(新疆ウイグル自治区内)
CNR18 *国家緊急放送(非常状態時に放送)
*は短波放送は存在しない

 久々にヤル気になったので下にリストを作ってみた。同じ事を考えた人はこのリストを使って試してみれば?但し情報元はネット情報なので正しいかどうかは確認していない。一部聞いたのは正しかったけど、全部鵜呑みにせず自分でも確認するのを忘れずに。

CNR(中央人民広播電台)の少数民族・台湾向け放送(時刻はJST)

5925kHz:CNR 5 05:55-09:00(Chinese)
5925kHz:CNR 5 19:00-02:04(Chinese)
5975kHz:CNR 8 15:00-00:05(Korean,Chinese)
6010kHz:CNR11 06:55-09:00(Tibetan)
6010kHz:CNR11 19:30-01:04(Tibetan)
6145kHz:CNR17 00:00-03:04(Kazakh)
6165kHz:CNR 6 06:55-10:00(Chinese,Amoy)
6165kHz:CNR 6 18:00-01:04(Hakka,Chinese)
6180kHz:CNR17 21:00-00:00(Kazakh)
7350kHz:CNR11 18:00-01:04(Tibetan)
7360kHz:CNR11 06:55-08:57(Tibetan)
7385kHz:CNR 5 05:55-09:00(Chinese)
7385kHz:CNR 5 18:00-02:04(Chinese)
9410kHz:CNR 5 19:00-02:04(Chinese)
9420kHz:CNR13 19:57-03:04(Uyghur)
9480kHz:CNR11 06:55-10:00(Tibetan)
9480kHz:CNR11 17:00-01:04(Tibetan)
9530kHz:CNR11 09:00-19:30(Tibetan)
9610kHz:CNR 8 05:55-14:57(Chinese,Mongolian)
9620kHz:CNR 6 18:00-01:04(Hakka,Chinese)
9630kHz:CNR17 21:00-03:04(Kazakh)
9665kHz:CNR 5 05:55-09:00(Chinese)
9685kHz:CNR 5 09:00-19:00(Chinese)
9730kHz:CNR 6 06:55-10:00(Chinese,Amoy)
9785kHz:CNR 8 15:00-00:05(Korean)
9890kHz:CNR13 08:55-10:57(Uyghur)
9890kHz:CNR13 20:00-03:04(Uyghur)
11620kHz:CNR 5 09:00-19:00(Chinese)
11630kHz:CNR17 08:55-21:00(Kazakh)
11685kHz:CNR11 08:57-18:00(Tibetan)
11810kHz:CNR 8 05:55-15:00(Chinese,Mongolian)
11905kHz:CNR 6 10:00-18:00(Amoy,Hakka)
11935kHz:CNR 5 09:00-18:00(Chinese)
12055kHz:CNR17 08:55-20:57(Kazakh)
13700kHz:CNR13 10:57-20:00(Uyghur)
15390kHz:CNR13 08:55-00:00(Uyghur)
15570kHz:CNR11 10:00-17:00(Tibetan)
15710kHz:CNR 6 10:00-18:00(Amoy,Hakka)

CNR 5:「中華の声」台湾向け標準語
CNR 6:「神州の声」台湾向け方言
CNR 8:「民族の声」モンゴル・朝鮮語
CNR11:西蔵向け
CNR13:新疆向けウイグル語
CNR17:新疆向けカザフ語

 当方のお勧めはCNR6とCNR11かな。CNR13とCNR17もお勧めだがCNRなのに意外に難易度が高い!恐らくこれらは地方送信なのだろう。案に反してDX的な楽しみもあったりして(^^; Enjoy!


★For Example
 筆者の受信時間である正午〜13時頃を例にとると以下のようになる。この時間は短波帯には厳しい時間で、特に41mb以下の周波数は半島局以外は何も受信できないのでダイヤルを合わせる必要は無い。31mbも大半は受信できないので目標は主に25mb以上となる。

CNR 5:11620kHz他多数
CNR 6:11905,15710kHz
CNR 8:9610kHz
CNR11:11685,15570kHz
CNR13:13700,15390kHz
CNR17:11630,12055kHz

 まずCNR5だが、これは使用周波数が多い上に近いので受信は容易。しかし標準中国語の上に番組も詰まらないので普段聞く事は無いですね。これを聞くなら”中国の声”でも良いわけで(^^; その次のCNR6は方言の上に番組も面白いのでお勧め。15710kHzの信号が強い上にS/N比も高いのでBGM代わりになる。ただロケーションによっては11905kHzの方が良いかもしれない。厦門語?や客家語は中国語とは方言以上に違うので中国局とは違った味わいがある。なお15MHzは11MHzに比べてディレイが入っている。

 8は周波数が低いので意外に受信が難しいが、9610kHzのモンゴル語プログラムが良好で独特の番組を楽しめる(音楽を聞くと中国とはやはり違う)。朝鮮語プログラムはこの時間は受信出来ないがこれは夜聞けばいいし、そもそも朝鮮語を聞きたければ半島局を聞けばよいのである(MWには大出力で超ウルセー延辺1206kHzもあるし^^)。但しこの9610kHzはこれらの中で一番早く15時には終了してしまいます。

 この中で読者が興味を引くのは11、13、17だろう。11のチベット語は15570kHzが良好で環境音楽に良い(^^ 11685kHzは11680kHzの朝鮮中央放送が混信するので安物受信機では良くない。13はこの中で一番受信が難しい。13700kHzは混信は無いのだが信号が弱く、ポータブルのER-C57WRでは感度が足りない場合が多い。ベランダだと受信できるのだが…。15390kHzに至ってはキャリアしか確認できない。17は11630kHzが非常に良好で、筆者にとってはソ連局DX時代を思い出すカザフ語を堪能できる。聞いていると中国局とは思えないし、時報の時に北京時間が出るので辛うじてそれと判る程度だ。このように同じ中国局と言っても地方局とCNRのマイナー番組はハッキリ言って欧米の国際放送なんかよりはるかに面白い。


erc55t2
 ER-C55T+内蔵アンテナまたは3mリード線で受信してみた。これの意味するところは何か?それは「ER-C55Tで受信出来れば全ての短波ラジオで受信できる」という事だ(^^ リード線をDC接続していない事に注意。このラジオはACカップリングじゃないと混変調でメチャクチャになります。まずは内蔵で行ってみましょう。

CNR 5:11620kHz→良好に受信できた◎
CNR 6:15710kHz→良好に受信できた◎
CNR 8: 9610kHz→弱いが受信できた△
CNR11:15570kHz→弱いが受信できた△
CNR13:13700kHz→信号が弱くて不良×
CNR17:11630kHz→11620kHzのSSが被るが受信できた○

 CNR13だけは信号が弱かったのでアンテナに3mリード線を追加したらこのように受信できた。このER-C55Tは受信機の基本性能である3Sの内で安定度に一番問題がある。短波帯の特に今回のようなハイバンドの場合は最低でも10分くらい前に電源を入れる必要がある。また選択度も比較的マシな2エレCFとは言え短波BCL用としては今一歩。残る感度は今回くらいの局であれば問題は無い。元々超DX局は受信できないのだから。それはさておき市販されているモノであればどんな短波ラジオでもCNR5〜17は楽しめそうだ。

注:この受信状況は11月前半のモノで、現在の状況とはかなり異なっているようです(^^; あくまでも参考という事で。


ER-C55T(^^;

 最近、ER-C55T[2号機]がどうもおかしい。現在はラジオとしてではなく、周波数が読めないラジオの為のデジタルマーカーとして使っているので「不調」というものはないはずだが?


er55t_490khz
 このように当初は518kHz程度だった最低受信周波数が経年でジワジワと自然に下がってしまっているのだ。このまま下がり続けるとIFまで行ってしまうかも…まあLCの限界があるからいずれサゲ止まるとは思うが。ちなみに上は1612kHzで、上限の1602kHzはカバーしているのでカバー範囲に問題があるわけではない。現在の用途であるデジタルマーカーとしてはカバー範囲が広がるのでもっと下がっても良いくらいだ(^^

 そう言えば大昔、ナショナルRF-541でLWを聞くために改造した時は400kHz以下まで普通に降りた。DF(座間)、PQ(館山)、RB(荏田)等のビーコン各局はそれで受信した。流石にLW放送バンドまでは降りなかったけどね(注)。この場合は受信周波数の方がIFより下になっているがスーパーヘテロダインの意味があるのか?もしかしてアップコンバージョン方式と呼んでも良いのか?(^^; RF-541はCFは搭載していないので感度・選択度共にストレートラジオと何ら変わらない気もする。

注:実は当時は周波数カウンターなどは所有していなかったので正確なところは不明。もしかすると局発は降りていたけどトラッキングが外れて感度不足で何も受信できなかったとも考えられる。当時はまだLW対応の通信型受信機などは所有しておらず、動作確認方法は唯一受信に拠るしか無かったので。


相互変調の話

 当地(練馬区西部・西東京市東部辺りのこと)で相互変調の出る周波数は多数(70波以上)あるが、RFが同調型であれば大多数はザリザリ音が微かに残るものの防げる。つまり余程の高感度でもない限りトランジスタラジオ程度では相互変調は意識しない(注1)。だがANTコイルを同調型にしても盛大に発生する鬼門の周波数と言うのは存在する。直ぐに思いつく代表的な周波数は下の2波だ。

(810kHz×2)−954kHz=666kHz
(810kHz×2)−693kHz=927kHz

 この両波は当地では高性能のラジオや通信型受信機でも必ず発生する。程度によりザリザリせずに素ヌケで現れるのでシロートだと実体波と勘違いしやすい。RF-DR100のようにRFの選択度が高く相互変調が出にくいラジオでも発生するのだから相当だ。見れば分る通りどちらも810kHzが絡んでいる。これはAFNが最至近局であることもあるが、この局の2倍が他の日本局より大きいのではないかと思われる。元々この局は日本の放送局ではないので日本局のレベルに達していないのか?

 ちなみに(810×2)−594=1026kHzも同じパターンだが、この周波数は関係周波数と実周波数がかけ離れて来るのでRFで減衰されるためかそれほど酷くはない。もちろん上と比較して少ないというだけで皆無というワケではない。IDを録ったらNHK東京1だった事は何度もある。相互変調について理論的に詳しく書き始めると本が書けるくらいネタがあるのでこの辺で止めておく(^^;


 HSDLで現用のER-C55Tノーマルだと1476kHzにAFNとTBSのかなり激しい妨害が出る。他のラジオICではほとんど感じない。これは(810×3)−954=1476らしい(注2)。このラジオのメインICであるCD2003GPの多信号特性が弱い事を表している。もっとも感度が極めて低い場合は相互変調も混変調も殆ど発生しないわけで、このCD2003GPがソコソコ高感度であるとも言える(注3)。


https://www.axfc.net/u/3943711?key=hitoyo

 ER-C55Tで現れる1476kHzの相互変調波。これは強力で割と素通しに近いが、弱い場合はザリザリ音だけ聞こえる場合もある。ラジオの向き次第では信号強度が下がるのでそうなるし消える場合もある。相互変調波特有のザリザリ音はシロートは何かのノイズと勘違いしているかも。その場合いくらノイズ対策してもダメだからね。これはラジオ内部の歪であってノイズではないのだから。例の欠陥のあるCD2003GPではこれに加えて±225kHzイメージも発生するので更に11波は潰れる事になる。トホホだよまったく(^^;


http://www1.axfc.net/u/3943558?key=hitoyo

 これはRAD-F1691Mの相互変調波。このラジオは感度が低めなのでザリザリ音が非常に強い。ダイナミックレンジが広い(90dBを越える)高級機の場合はもっと小さなザリザリ音になる。ちなみにレンジの狭いラジオはそのまま実体波のようにクリヤーに聞こえる。80年代のトップがBPFのPLL受信機は殆ど素ヌケで相互変調波が聞こえた。初めてR-1000で聞いた時は非常に驚いた。初めて相互変調を意識したのは正にその時だと思う。

 上のファイルの音を聞いて初心者は勘違いするかもしれないので書いておくと、これらの周波数の本当の状態は「ごく微かなノイズだけで他は何も聞こえない」のが正常な状態である。これらの放送っぽい音声はラジオICが内部で勝手に製造(捏造と言う^^)している音なのだ。感度ばかりでなく多信号特性の重要さにも気づいて欲しい。まあイナカ者には関係ねえか…。


注1:相互変調の目立つ昼間は一般人はローカル局しか聞かないだろうから実害がないという面が大きい。我々は昼間MWDXをやっているので気になるのだ。深夜だと民放は同じ番組をやっているからこれも気づかないかも。同期するからね(^^;

注2:ラジオの向きによってはスカッと全く発生しなくなる。また室内だと感度が上がらないために殆ど気にならない。TBSはほぼ聞こえずAFNばかり聞こえる。

注3:RAD-F1691Mは相互変調の量がER-C55Tより少ない。これは感度がER-C55Tより低いからだと思われる。


ELPA ER-C55T

ELPA ER-C55Tのシリーズ記事だが、この記事から先は初心者は読まないように願います。読んで色々と間違った理解をされると社会の迷惑なので。読んでも初心者には解りにくいようになるべく不親切に書いてますが(^^

追補


ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ELPA ER-C55T
ELPA ER-C55T
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
初号機沈黙(^^;
初号機復活v(^^
初号機早くも不調(^^;

 あれから判ったことを追加する。


★フェライトロッドアンテナ
 これもRAD-F1691Mと同じくタップ出力方式のフェライトロッドアンテナだった。中華はこれがスタンダードなのかな?微妙に高感度になるが安定度と分離は良くないと思う。筆者は微妙に感度が低下してもリンク出力式の方が良いと思う。機会があったら巻き直してみたい。感度は落ちてもアンテナで何とかなるがRF選択度は後付けでは良くならない。


ferriterod1
 このフェライトロッドの正確な大きさは4×7(←長方形)×84mmだった。ちなみに今頃気づいたけどコイルはボビン無しの空芯コイルだった(^^; 一応固めてあるけどヤバい橋を渡っているような…。リッツ線の本数はこれも3本だった(^^; 中華ラジオのスタンダードかな?


ferriterod2
 このスペースに太いフェライトロッドは入らないが、もし4×7φの10冂垢療垤腓領匹ぅ侫Д薀ぅ肇蹈奪匹あればブチ抜きで何とか入る。そんな甘い考えで哀店道で探してみたが、短いのは有っても長いのは無かった。方々を削れば8φ×100个隆欸燭眛るかも知れないけど保証はしない(^^ ヒマな人はやってみれば?感度は微妙に上がるはず。但し市販のフェライトロッドアンテナは良くないのでロッドだけ入手してコイルは自分で巻く事になる。使用するリッツ線は10本程度でも充分に勝てる。市販の中華フェライトロッドアンテナは最低級の3本が多い(^^;


★ER-C54/55Tの不具合メモ
 これまでに判っているER-C54/55Tの欠陥は以下の通り。前身機種のER-20/21T-Nにも関係あるものが多い(ICと短波帯以外は共通)。判明次第、随時追加する。


CD2003GPによる±225kHzイメージが出る(致命的最悪)
 一部(注1)のER-C54T/ER-C55Tには華晶CD2003GPが搭載されている。このICの一部ロットには欠陥があって基本波の±225kHzにイメージが発生する。結果として聞けない周波数が当地で11波もある。

 対策→不良CD2003GP(注2)を正常なTA2003P系ICに交換すれば解決する。リコールものの不具合だがメーカーが対応してくれるかは不明。このメーカーはただの商社で技術者なんて居ないだろうし全く信用していない。


∩択度が悪い
 信号強度によるがローカル局が最大±100kHz程度の範囲で混信する。サイドではなくIF通り抜けなので薄らとだがハッキリ再現されてしまう。PFB455JR互換2素子CFはIFTレスでは足りないようだ。

 対策→CFを4素子以上のモノに交換する(理想は6素子)。帯域はSWを聞くなら6kHzかな。


C伺搬咾隆凝戮低い
 実際受信方法を工夫しないとラジオ日経すら危うい。これは前身のER-20T-NやER-21T-Nは改善の余地がある(注3)。

 対策→これは設計・製造上の問題の為修正不能に近い。ただ製品によって当たりハズレはあるようだ。例えばHSDLの2号機は1号機より明らかに感度が高い。という事は何らかの手段で感度が上がる可能性があるとも考えられる。現在はMW中心なので、それが片付いたらこのSW方面も研究してみたいところ。


ち箸瀘て後に調整していない?
 ノーマルではMWの感度がかなり低い個体がある(全部ではない)。パディングコンレスの親子バリコンだがトラッキング調整はもちろん必要だ。

 対策→再調整は可能なのでトラッキング調整を行なうと大幅に感度が上昇する場合がある。事実1号機は調整により感度が大幅上昇した。2号機はノーマル当初より下の方の感度が良い(上は1号機より稍落ちる)。


FMで信号強度と音声の強度が一致しない
 ディスクリミネータがCFと合っていない?個体がある。

 対策→ディスクリミネータの交換(難易度非常に高い)、または抵抗の追加・変更。


AGCの効きが悪い?
 フェーディングが引く時に検波歪が顕著である。ただ単に感度が足りないだけかもしれない(^^; がしかしこれ以上感度を上げるとRFアンプがネを上げそう。

 対策→ICの問題なので修正は不能だろう。但しEC1の容量調整で多少はAGCのフィーリングが変わる。容量増加でスローリリースとなり減らすとファストリリースになるが、減らし過ぎると早いフェーディングでリンギングが発生するかも知れない。脳内でいくら考えても意味は無いのでこの問題はいずれ実験する。AGCは特に考えずにSメーター端子として見ると4.7〜10μFが良さそう。


Щ病?ポリVC不良
 これは全く偶然かも知れないが、HSDLのER-C55T1、2号機とジャンクで入手したER-C54TはPVC不良で受信できなくなってしまった。もしかするとPVCのロット不良かも知れない。

対策→ポリVCを交換するだけ。と言っても周波数範囲やトラッキングは全部グチャグチャになるので新たにラジオを製作するつもりでやらねばならない(^^;


 結論として実用には不良CD2003GP搭載であれば交換、ノーマルCFを交換してMW再調整という事になる。優先順位としては(IC交換>)越えられない実用の壁^^>MW再調整>CF交換となる。MWやFM専用でローカルに強力局がほぼ無いイナカならばCF交換は不要かな。

 売り物のSWは実用性が低いがMWの感度は悪くないのでMW専用ラジオとして買うのも悪くない。2015年以降のアナログラジオとしては高性能の部類に入る。但しIC交換すら出来ないレベルのシロートは買うな!と言っておく。全部ハズレではないがハズレる可能性もあるという事だ。


注1:当初ER-C54やER-C55Tは全てCD2003GPと思っていたが、先日他ブログでWX製のTA2003Pを搭載したER-C55Tを目撃した。つまりHSDLの入手した3台が全てハズレ品という事になる(^^; 更にダメ押しでHSDL入手のジャンクER-C54TにはTA2003P(WX)が使用されていた。他に1台あるがこれは未開なので不明。

注2:全てのCD2003GPが不良と言うワケではない。その証拠にOHMのRAD-F770Z-Hに使用されていたCD2003GPは特に問題が無い。生産週で分類できるかもしれないが現時点では不明である。ICの生産者に文句が言えるわけではないのでHSDLでは詳細に調査をするつもりはない。そんな情報が無くとも実際聞いてみれば一発で判るわけだし…。

注3:インダクタがアキシャルリードタイプなので交換が容易な上に、バンド個別に補正コンデンサを抱かせることもできる。地道に追い込めばかなり実用度が上がりそうな気がする。当該機を所有しているわけではないので推測にすぎないが。


初号機早くも不調(^^;

新たなこのシリーズの持病?を発見


ER-C55T速報(^^
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ELPA ER-C55T
ELPA ER-C55T
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
初号機沈黙(^^;
初号機復活v(^^

erc55t1
 HSDLのER-C55T(1号機)が復活して間もないのだが、今度は別の難易度の高そうな不具合が出てきた。今度の不具合は二種類あって、一つは突然感度が激悪になる現象だ。ダイヤルを回した時に突如ローカル局以外全く聞こえなくなってしまう(ローカル局も弱い)。局間ノイズが全く無くなるだけなのでローカル局しか聞いていなければ気づかないかもしれない。で暫くダイヤルを回したり、本体をコンコン叩いたりショックが加わると元に戻るのだ。実におかしな症状である。

 二つ目は周波数が突如飛ぶのだ。主に下の方だが520kHzが700kHzになってしまったり下に回しているのに上にチョット戻ってしまったりする。以前のFMのカウンターがおかしいのもカウンターが原因ではなくこの症状の延長線上にある不具合ではないか?何故ならFMで下一杯に回すと300MHz台に飛ぶからだ。冷静に考えてみればカウンターはそんなに器用に壊れたりはしないよな〜。


erc54t2
 で思い出したんだけど、実は先日手に入れたジャンクのER-C54T(2号機)は正にこれの更に酷いタイプの症状だという事に気づいた。感度が全くなくなって何も聞こえないと思ったら突如聞こえ出したり、周波数が大幅にズレていたりする。カウンターがあれば同じように周波数が飛んでいるのも判るのだろう。つまりこれってER-C54/55Tシリーズのロット依存?の持病なのではないだろうか。イヤもしかすると前身のER-20T-N/21T-Nシリーズから背負っている血統的な持病かも。

 切り替えスイッチの接触不良と考える人もあるだろう。これは叩くと復活することから容易に想像できる。この切り替えスイッチはSW用のインダクタとMW用のフェライトロッドアンテナを切り替えているので回路的には起こり得る。がしかし、感度低下と周波数飛びはフェライトロッドアンテナを直結しても同じ症状が繰り返された。という事でこれはスイッチ系の不具合ではないと思う。表面に現れる症状は接触不良なのでまずスイッチを疑うのが定石なのだが…。

 いずれにせよこれは経年劣化の部類と言える。経年と言うにはあまりにも劣化速度が早過ぎるが。ジャンクER-C54Tも外見はキレイでそれほど使われた節は無いし、HSDLのER-C55Tに至ってはまだ新品から半年チョットしか経っていない(^^; こんな短期間で死ぬと参るな。保証期間内だがもう何度もバラしているし交換してもらう気はない。でも開けるのは保証期間が完全に過ぎてからの方が良さそうだ。他のはそうするつもり(^^

 完全に動作しないのであれば諦めもつくが、偶に動かないとなるとなかなか諦めがつかないのだ(1台直せるなら2台とも助かる)。どうしよう?と考えているうちに時が過ぎていくのであった…。でもいずれやらねばならない。

注:この記事は2018年11月20日に書かれた。ジャンクER-C54Tを「先日入手した」と書いてあるのはそのため。


ラジオの謎

★「1026kHzの謎」解決
 以前とされていた1026kHzのNHK1は相互変調だった(^^; JOAKの昼のIDを確認したので間違いない。AKは中継局を持たないので自動的に相互変調波という事になる。よく聞いてみるとバックに別の局が聞こえている。移動受信では風の音がうるさくて気付かなかった。この波は(810×2)−594=1026kHzだろうな。AFNの汚い電波には参るよ。RAD-S600Nで受信したが、Si473x採用DSPラジオはどれも同じと思われる。

https://www.axfc.net/u/3943482?key=dan(RAD-S600Nで受信)

 このようにまるで実在波のように受信できるので怖い。恐らくこのラジオはトップが非同調に近いので筒抜けなのだろう。それにしても何でオリジナルには無いフェーディングがあるのか?これより微弱で確認が取れない場合はかなり紛らわしく混乱を呼びそうだ。


★NHK盛岡2の異常な強さの謎(^^;
 NHK盛岡2本局は当地では異常に強い。真昼間の12時でも何とか存在を確認できる。第二なので意味は無いけど全日受信が可能なのだ。盛岡より大電力・近距離の仙台は14時台でも影も形も無い。こちらは弱すぎる。

http://www1.axfc.net/u/3943557?key=dan(ER-C55Tで受信)

 これは10月末の15時台のロシア語講座だが、ノイズはあるものの信号強度は地表波の静岡本局を上回る。フェーディングがあるように確実に電離層反射なのだが何故盛岡だけなのだろうか?20kWの仙台は何故ダメなのか?500kWの札幌は何故ダメなのか?(^^; 盛岡のロケーションは不利な内陸部で出力も特に強くない10kWなんだけどなー。ホント電波は分らない。

 1月頭に書いたように当地に移って来てから初めて国内MWを夏〜冬まで連続的にモニターしたが驚きの連続だ。春はどのあたりでダメになるのか興味は尽きない。それにしても何でこういう研究をしている人が居ないのか不思議だ。いや各自でテキトーにやっていて表に出ていないのだろうけどもったいない。ちょっと齧った程度でもこれまでの中波の常識は殆どウソっぽく感じられてならない。


★NHKのローカルIDの謎
 2018年夏現在の形式は「JO[xx] NHK[地名]第一(第二)放送です」のように出る。但し北海道の第二放送は全部中継で「NHK第二放送です」としか出ないので個別確認は不可能だ。何でこうなっているのかは謎だ。

=ラジオ第1放送のID=
 ローカルIDの回数が少ない。使えるのは事実上朝晩のみ。

04:59:主に遠距離の確認に向く
11:59:昼間DXにしか使えない
18:59:中・近距離の確認に向く

 確認自体はローカルニュースでも「ある程度は」可能と思われる。そのローカルニュースは16:55、17:55、21:55、23:10であるが、必ずしも個別局のローカルニュースとは限らない。松江局で同じ中国管内の広島局からのニュースを放送したりするので油断はならない。

=ラジオ第2放送のID=
 第二は頻繁に終了時間が異なる。下の00:40と00:30は標準の終了時間であり固定ではない。2018年の実績では23:40〜02:00まで動いた。

05:59:多くの局が確認できる
13:14:昼間DXにしか使えない(平日のみ)
13:09:昼間DXにしか使えない(土・日のみ)
16:19:夏は近隣と大電力局のみ
00:39:最も確実に確認できる(平日のみ)
00:29:最も確実に確認できる(日曜のみ)

 余談だが、終了後でも大きな地震等災害が発生すると再びサインオンして臨時放送を開始する。北海道胆振地震の時もそうだったが、内容はTVの中継(第二)だったりするので特に役に立つわけではない。「御覧のように」って言われても見えねーし(^^; 各地の震度なんて教えてもらったところで自分の家が潰れてしまった事実の前では何の意味も無い。ホント災害時のラジオ放送ほど使えないものは無い。ラジオの記者もツイッターで取材していたし…アホかコイツら。我々はインターネットが出来る限り切れないように努力するのが正解だ。ちなみに今回の地震で被災者にとって一番役に立ったのはラジオでも防災無線でもなく「口コミ」らしい。防災ラジオ厨房に聞かせたいトホホな話でした。

16時台のNHK2

 11月も中頃を過ぎると日が沈むのが早くなり、それに連れて遠距離MW放送の聞こえるのが早くなってきている。先日も真昼間に既にOBC(1314kHz)やSTV(1440kHz)がスピーカーで単体確認できる信号強度で聞こえていた。その他各周波数も14時あたりには何かが聞こえている状態で、16時になるともう朝鮮や中国局が一杯になる。これは夏には考えられない入感だ。そこで16時のNHK2の気象通報IDを時間の許す限りチェックしてみた。

 実は初秋からライフワークのように続けてきたこの受信だが、お空が冬型(11月〜)になって空中状態が激変したため今までの受信は殆ど無駄になった(^^; 初秋とは信号強度が違い過ぎるんだよ…。この時期16時になるともう電離層反射でバリバリなのだ。そこで11月後半から割と一気に受信してみた。


=16時台に聞こえる局(2018年11〜12月)=
 ラジオはER-C55T、ICF-28、RAD-F770Zである。感度・選択度共にどれも顕著な差はないが、ER-C55Tでは±225kHzイメージで受信できない周波数があるのでICF-28やRAD-F770Zも使っている。電源は1.2V充電池を使用した。全てのラジオは全くのドノーマルで外部アンテナなども一切使用していない(ER-C55T[1]以外は裏蓋すら開けていない^^)。受信地も全て一定で移動受信などはしていない。

639:NHK静岡2(JOPB)[10kW] 135km ;全日受信可能
693:NHK東京2(JOAB)[500kW] 38km ;全日受信可能
702:NHK広島2(JOFB)[10kW] 661km
747:NHK札幌2(JOIB)[500kW] 837km
774:NHK秋田2(JOUB)[500kW] 453km
828:NHK大阪2(JOBB)[300kW] 386km
873:NHK熊本2(JOGB)[500kW] 860km
909:NHK名古屋2(JOCB)[10kW] 264km
1017:NHK福岡2(JOLB)[50kW] 869km
1035:NHK高松2(JOHD)[1kW] 525km
1089:NHK仙台2(JOHB)[10kW] 306km
1125:=何か聞こえるが確認できず(^^;=
1152:NHK釧路2(JOPC)[10kW] 908km
1359:NHK長野2(岡谷諏訪)[100W] 140km
1377:NHK青森2(八戸)[1kW] 552km
1386:NHK金沢2(JOJB)[10kW] 280km
1386:NHK盛岡2(JOQC)[10kW] 455km ;全日受信可能
1467:NHK長野2(JONB)[1kW] 157km
1467:NHK函館2(JOVB*)[1kW] 684km
1476:NHK長野2(飯田)[1kW] 157km
1512:NHK松山2(JOZB)[5kW] 659km
1512:NHK長野2(松本)[1kW] 156km ;全日受信可能
1512:NHK福島2(郡山)[1kW] 195km ;全日受信可能
1521:NHK山形2(JOJC)[1kW] 291km
1521:NHK静岡2(浜松)[1kW] 201km
1521:NHK福井2(JOFC)[1kW] 302km
1539:NHK福島2(いわき*)[100W] 189km
1539:NHK名古屋2(尾鷲*)[100W] 359km
1593:NHK松江2(JOTB)[10kW] 618km
1593:NHK新潟2(JOQB)[10kW] 242km
1602:NHK甲府2(JOKC)[1kW] 93km ;全日受信可能
1602:NHK福島2(JOFD*)[1kW] 242km
*は複数局のため推定(ほぼ間違いないと思う)。
全日受信可能局は他にもあるかも知れない(リスト内に入っている局)。
距離は四捨五入のため±500m以内の誤差がある。

http://www1.axfc.net/u/3948320?key=tamana
 ファイル数が多いので代表的な奴(^^ これは1386kHzの9/20と11/3の信号強度の比較である。初秋と晩秋では二ヶ月以内でこのくらい信号強度が違う。ラジオはCSD-SR700→ICF-28→RAD-F770Zと変わったがそれは誤差の範囲だ。現在残っている受信ファイルの殆どがRAD-F770Zによる受信である。

 このように調査した結果、早くから遠距離まで聞こえる放送の条件は現状全く分からない(^^; 何でこの局が聞こえるのか?逆に何でこの局が聞こえないのか?聞けば聞くほど解らなくなっていく。

・距離は全く関係無し(確定)
 ローカルに近い甲府から900kmを越える釧路まで傾向は全く無い。

・局のロケーションに特徴は無し
 山の中から海沿いまで、海抜が低い所から高い所まで様々。

・電離層伝播は山も海も関係無い
 地表波と違って山越えも海越えも全く問題とはならないようだ。

・周波数に傾向は無い(確定)
 一応ローカルの横以外全周波数で受信・確認出来ている。

・送信出力は関係無し
 100W局から500kW局までバラエティに富んでいる(^^;

・日の入り時間は全く関係無し(確定)
 15時台に日が沈む釧路から17時台に日が沈む熊本までムラ無く受信できる。

・方角は全く関係無し(確定)
 北も西も北西もムラ無く受信出来ている。

 これまで有利と思われていた条件は全て否定された。これでは狙いが立たないね。

 これらの受信は通信型受信機と大掛かりな外部アンテナで受信したものではない。そこら辺で売っている「特に高感度とは言えない中華ラジオ」を使用している。つまり余程アンテナのショボイポケットラジオ以外どんなラジオでも受信できるレベルである。放送の受信によりラジオの感度を比較するのは時期を揃えないと不可能だ。ラジオ同士で比較するとしたらほぼ同時に受信するしかないな。昼間に10分以内とかで手早く行なう(^^

 次回はもう少し早い時間に調査してみたい。具体的にはNHK2の13時のIDとNHK1の11時59分のIDである。これが聞こえたらほぼ確実に24時間聞こえる事になるので興味深い。真夏はサッパリだったが冬はどうかな?昼は当方の時間的に難しいので何時になるか分らんけど。

初号機復活v(^^

前号までの粗筋:
という事で初号機は新品購入からたった数ヶ月の短い命だった。バックアップがあるのでコイツはメタメタ改造してやろうと手薬煉引いていたのだが逃げやがって。仕方が無いので同じ奴をもう一つ買おうかと思い始めている。
 しかしER-C55Tをもう一つ買うのはイヤなので物は試しで修理でもしてみようと思った。もしカウンターICの交換だけで済むならSC3610Dは200円で売っている。またER-C55Tを新たに買うより遥かに安いではないか?

死亡したER-C55T初号機を修理する(^^


ER-C55T速報(^^
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ELPA ER-C55T
ELPA ER-C55T
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
初号機沈黙(^^;

 実は2号機がノーマル1号機よりも明らかに感度が高い(当り品か?)ので当面は困らないが、同じラジオが2台無いと今後色々と不便だと思っていたのでやはり修理したい。

 沈黙以前からカウンターがおかしかったが、現時点で一番問題なのは「電源が入らない」事である。これはカウンターICには間接的には関係しても直接的には関係無いはずだ。電源が入らないのだからボタンから順に見ていくしかない。もしそれでも判らなければ強制的に電源を入れて試してみる。当然だがラジオ部が壊れていないのは分っている。長年のカンではタイマー用のスイッチングTRが怪しい。C54Tのようなメカニカルなスイッチではなく電子スイッチだから可能性は高い。

 で結論から言うと直った。故障原因は的中したが詳しい原因は省略(^^ 故障原因が判ればもう修理は終了したも同然だ。あとは流れに従って作業するだけである。修理の中で一番つまらない部分であり、しばしばこの段階は省略される。つまり原因が判った段階で飽きて捨ててしまう場合が多い。今回はモノ自体が必要なので作業を行なった。ちなみにカウンター表示がおかしいのはバンド切り替えスライドスイッチの接触不良であり故障ではなかったようだ。恐らく裏ワザ実験がいけなかったのだと思う。壊したくなければ絶対にマネしないように。


erc55t_1_2
 上が動作する2号機、下が復活した1号機。両者の違いは"TUNE"が点灯するか・しないかの違いだ。1号機は2号機と違って元から不具合で点灯しなかった(^^;

 こうして初号機はカウンターICを交換せずに直ってしまった。一度死んだのでHSDL法の規定により全面改造可能になったし、次回辺り思い切り改造してみたい。まずはCD2003系の実用の第一歩であるメインICとCFの交換かな。どちらも在庫はあるのであとはヤル気次第だ(^^ 穴露具エロパ最高だぜえええ!

 がここで再び大きな障害が発生した!暫く放置していた間に何故か電池蓋がどっか行っちゃったのだった。そこら辺を死に物狂いで探したが何故か見つからない…何でこんな大きなものがどっか行っちゃうのだろうか?ワケワカラン(^^; まHSDL内は魔境魔窟なので四次元の世界に行ってしまっても不思議はない。という事で電池が落っこちそうでかなり使いにくいため無理やりACアダプター端子でも付けようかと計画中。

注:当初この記事は普通の修理記事だったのだが、1号機の修理経過写真をキレイサッパリ消してしまった(らしい)ので断念した。まあICラジオ程度の単純な修理方法は公開する必要も無いか。部品一つ一つ全バラしても1〜2時間あれば元に戻せる程度だからな。


初号機沈黙(^^;

前号までの粗筋
カウンターが逝かれていないなら時間が経てば直るだろう!といい加減な予想をしておく。
それどころじゃなかった…時間が経ったらいよいよ悪化したのだ(^^;

ER-C55T初号機が死亡したかも(^^;


ER-C55T速報(^^
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音
ELPA ER-C55T
ELPA ER-C55T
ER-C55T受信音
ER-C55T受信音

 HSDLのER-C55T初号機のFMが変になっている話は書いたが、そのうちだんだんMW/SWの表示もおかしくなってきた。これでは使えないので暫く放置していたのだが、ある日電源を入れようと思ったら電源が入らなくなっているのを発見した。イヤー参ったね。まだ一年経っていないのにブチ壊れるとは情けない。このラジオの売り物であるカウンターが壊れてしまっては破棄するしかない。イヤ部品取りでもイイかな。これのフェライトロッドアンテナをアレに移植する手もある。ちなみに壊れた原因は心当たりがありすぎて逆に絞れない(^^; 流石にこれを保証交換するほど厚顔ではない。

 教訓としては「裏ワザは止めよう」「カツ入れは止めよう」と全く当たり前としか言いようがないものを得た(^^; でも裏ワザやカツ入れだけで壊れるとも思えないので元々弱かったのだろう。もう気兼ねは無くなったので早速バラしてみることにした。


erc55t_01
 まずは裏ぶたから外す。ありゃ?何だこのバネは?ER-C54Tには無かったぞ(^^;


erc55t_02
 正解はシールドをGNDに落とすためのバネだった。何でER-C54Tには無かったのか?手抜きか製造ミスか(^^; 次は前面パネルを外す。


erc55t_03
 ん?何だこりゃ!同調ツマミに何故かグリスのようなものが詰まっているぞ!何でツマミの軸にグリスが塗ってあるんだ?簡単に抜けちまうじゃないか。


erc55t_04
 軸にもケースの穴にもベタベタ塗ってある。ワケワカラン。回転を良くするためだろうか?グリスだとすると流れて糸に付いてしまうよ。糸に付いたらもちろん滑りが良くなって空回りする。でもいくらなんでもグリスではないだろう。むしろ回りにくくする接着剤のようなものかもしれない。


erc55t_05
 苦労の末にやっと外れた。ER-C54Tとの違いはこの周波数カウンター+タイマーユニットが付いている事だ。


erc55t_06
 カウンターユニットを外すと漸くバリコンが見える。このネジを外せば基板が見られるのだ。ER-C54Tではここにダイヤルスケールが貼ってあったが違いはそれだけだ。


erc55t_07
 諸悪の根源であるCD2003GPが見える。んん?何か変なCFが付いているぞ?これって新種のCFではないか。FMは普通のが付いているのだが。

 SC3610使用という事でIFが455kHzなのは確定している。という事はこのCFは455kHzなのだろう。もっともER-C54Tにも変なのが付いていたからアレと同じかな。実はこれ2エレなのではないだろうか。何故なら同じIFTレスのRAD-F1691M(SFU455B=1エレ)より選択度が高いからだ。あれはRFの選択度の差ではなく1エレと2エレの差なのかもしれない。そう考えるとこれまでの結果の辻褄が合ってくる。これはRAD-F1691Mにも2〜3エレを載せるしかないな。


erc55t_08
 基板名はER-C55T SMD V03とある。基板製造元はJINSHUOHUAだ。思ったより悪くない基板だった。


erc55t_09
 これはRAD-F1691Mみたいに束ねないでバラで止めてある。アレは被覆が剥がれやすいので接触するのだ(^^;


★終了(^^;
 という事で初号機は新品購入からたった数ヶ月の短い命だった。バックアップがあるのでコイツはメタメタ改造してやろうと手薬煉引いていたのだが逃げやがって。仕方が無いので同じ奴をもう一つ買おうかと思い始めている。懲りない奴だって?懲りるという事はこの趣味を止めること。そんな事が出来るわけはない(^^


★おまけ:RCC(1350kHz)
http://www1.axfc.net/u/3941721/nichi(およそ9260.6日間の保存ができる見込みです)
 ER-C55T(2号)で受信してみた。RCCは17:00〜19時あたりが一番良いみたいだ。この時間はまるでローカル局のようにガンガン聞こえる。いやRCCに限らずSTVもOBCもHBCもみなこの辺りが一番良い。これより遅くなると信号強度は変わらなくとも半島や大陸が五月蠅くなるから。あとこの辺りの時間はほぼローカル番組なところも良いね。民放の深夜番組ほど個性の無いものは無い。

DSPラジオの欠陥

 RAD-S600NというかDSPラジオの欠点が滅茶苦茶気になってきた。強力で安定した放送を聞く分には問題はないが、ちょっと不安定なフェーディングのある局や変調の浅い局は地獄を見る。Si4734以外の類似品のICを使ったラジオも似たようなものだろう。だんだんDSPラジオを使う気が無くなってきた。


>RAD-S600N
https://www.axfc.net/u/3935362(パスワードはhsdl)

 このようにDSPラジオはフェーディングに合わせてミュートが掛かったり外れたりしてしまう。当初は3.5φ録音ケーブルの接触不良だと思ってしまった(^^; 気になってくるとどうしようもない。生理的に受け付けないって言うか。


>ER-C55T
https://www.axfc.net/u/3940651(DLパスワードはmaku、およそ9239.2日間の保存ができる見込みです)

 DSPどころかPLLですらない保守本流アナログラジオ。同じフェーディング有りでもこの方が明らかに音が自然である。この場合は感度は低いかもしれないがアンテナ次第で何とでもなる。


 ちなみにDSP IC自体にはソフトミュートの各種パラメータ設定のコマンドは用意されているし、それ以前にソフトミュート自体を切る事もできる。単にラジオメーカーのファームウェアが設定をサボってデフォルトで使用しているに過ぎない。どうせなら切れるようにしてくれればいいのに。このミュートと言う機能は全く無用の機能である。放送そのもののノイズは取れないので局間ノイズを押さえるくらいしか役に立たないのだが、そもそもFM放送ではないのだから局間ノイズを押さえる必要などない。

・遠距離を聞く者にとっては迷惑の一語に尽きる。ノイズと一緒にDX局も消えてしまうからだ。フェーディングでガタガタになるのもイヤだ。そもそもDXを聞くものはノイズなど気にしない。ノイズに埋もれかけた放送を聞くのが彼らの仕事だからだ(^^

・近距離を聞くものはミュートなど必要はない。何故なら彼らはメモリー機能を利用するので局間ノイズを聞く事は永久に無いから。

 ということで誰にとっても必要無い機能なのだ。恐らくラジオを聞かない技術者が想像だけで付けた機能なのだろう。この手の迷惑な「お助け機能」は電気製品やカメラにもよくある(^^


この記事に検索で飛んでくる人が多いので追記。ここに書かれている「デジタル(同調)DSPラジオ」の欠陥は実はあまり大した事は無い。実際は「アナログ(同調)DSPラジオ」のAFC問題の方がはるかにヒドイ。これについて知りたければER-H100の記事を読んでね。このラジオに限らず全てのアナログDSPラジオに共通の欠点だ。

2020/04/20追記:上に「Si4734以外の類似品のICを使ったラジオも似たようなものだろう」と書いたが、実際はRAD-S600NよりもER-C57WRの方が圧倒的にミュートが良い。もちろん全く起らないわけではないがガタガタになる事は少ない。実際、HSDLではMWモニターにはER-C57WRかER-C56Fを使用している。という事はRAD-S600Nが極度にヒドイだけかもしれない(^^; 他のも全部使ってみないと分らないね。確かに言えるのはアナログの方が良いという事だけで、DSPラジオが全て実用にならないわけではないという事だ。今更読んでみて気になったので訂正しておく。これらはとっくの昔に記事には書いたから検索の人以外困らないだろうが。




記事検索
名無し・通りすがりは即削除
QRコード
QRコード
月別アーカイブ