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ジャンクPCパーツやカメラ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

FIC

究極の骨皮VRM(^^;;;

究極の骨皮VRM(^^;
究極の骨皮VRM(^^;;

 これがこのシリーズ最後の記事になるかな。


★その後
 骨皮までそぎ落として設計されたSAHARA3810のVRM8.4だが、ハッキリ言って超安定してしまって面白くも何ともない。P!!!のマージンが極度に大きいか、思った以上に中華電解コンの性能が高いのだろう。加えてSAHARA3810のCPU_DCが鯖板と同等以上に完璧に近いのも影響しているはずだ。そこで今回は電解コンを動かなくなる寸前まで抜いていく。


vrm_after
 現在のVRM様子。まさかこれでSL4CBまで安定して動いてしまうとは思わなかった…イヤ本音を云えば過去の経験から何となくそんな予感はしていた。

 さてどれから抜くかな?インダクタに最も近いCT11は最後まで残したい。ここをSDにすべきだったと今更のように後悔した。仕方ないので一旦抜いて位置を変えるが、ハンダ付け作業でやや能力低下するだろう。ネタ的に見れば抜くのはAXしかない。チビチビ抜くのも面倒だし、SL46Tなのだから3本とも全部抜いてしまおう。


vrm84_sahara
 一気にAXを全部抜いてしまった。前後の事情を全く知らない人が見たら「これから電解コンを付けるの?」と言われそうなほど何も載っていない(^^; 入力コンが3本中1本実装の実装率33%、出力コンが7本中3本実装で実装率43%なのだ。ちなみにマネ下FCはメモリのDCであり、右のレギュレータ脇のKZHはVtt1.5のDCであってVRMの電解コンではないのだ。今までHSDLブログで見てきた中で最低のVRM8.4はEPOX KP6-BS(注)だが、遂にアレを超えるショボイVRM8.4が完成した。

 三洋AXの強力サポート(笑)が無くなり性能はだいぶ低下したはずだが、多少使用したのでSDもそれなりに調子が出ていると思われる。それでは起動テストをしてみるか。

注:KP6-BSのVRMに使用されているコントローラLX1664は正確に言えばVRM8.2準拠である。ただ仕様でVRM8.4の機能を包含しているのでVRM8.4の範疇に含めている。

★テスト
post_honekawa2
 SL46Tは普通に起動した。おいおい、これで本当に性能低下しているのか?もしかしてSDって普通に高性能なのでは…あくまでも推定だが60mΩ以下だと思われる。マネ下FCと同程度という事になるのだろうか?感じからして水系ではない筈なんだが。恐らくこのマザーのCPU_DCが神レベルなのでテキトーでも動いてしまうのだろう。参りましたm(_ _)m

 但し性能が低下していない訳ではない。実はこれにWindowsXPをインストールしたHDDを繋いだが起動しなかった。正確にはロゴが消える辺りで反応が無くなってしまう。何回もリセットして頑張れば一度くらいは起動するかもしれないが「足りている」とはとてもじゃないが言えない。前回の構成が河童起動・実用の為の最低限の性能と考えられる。大体ESR≦20mΩで容量4000μF程度だろうか。境界が判ったところでこの実験は終了だ。

 結論として入力部分を必要充分に固めれば出力は多少テキトーでも安定して動くという事か。恐らくP!!!系はON-OFFが殆ど無いか、あってもスルーレート的には緩やかなのだろう。尤もCPU_DCが完璧に行なわれていて、しかもある程度スイッチング周波数が高いという前提があってのことだが。やはり実用マザーを選ぶ時は電解コンよりCPU_DCを見て選ぶのが正解だ。


★終わり
 最終的には骨皮バージョンは動かなかったものの、これで漸くSAHARA3810には満足行った。IDEが1chしかなく実用不可能なマザーなので破棄しても良いが、まだ危険な実験を思いつく可能性もあるのでそのためにキープしておく。実はもう次の実験が企画されていたりして…。

 この一連の記事の冗談を完全に理解して笑ったり驚いたりして楽しむのはそれなりの教養が必要だ。全くの初心者だと10年くらいかかると思う。解らない人は試しに2、3年後にまた読んでみよう。尤も全く勉強しなければ何年経っても解らないけど。

サウンドカードに矩形波

 そう言えばWaveGeneでサイン波以外の波形が出せるのを思い出した。サウンドカードに矩形波入れたら高調波で滅茶苦茶になるのだろうか?面白そうなのでやってみよう。


 サウンドカードはSAHARA3810内蔵のモノだ。
1k_kukei
 予想通り1kHzだけを入れたのに3k置きに高調波が並んでしまった。元々あまりキレイな矩形波ではないがキレイになっても結果は同じだろう。尤もこれでは送りと受け、どちらで発生しているか分らんのだけどな。

 カードの信号回りを改善するとこれも何らかの変化するのだろうか?興味深いのでやってみたい。でも計測ソースは別の信号源を使いたいなあ。自作するのは色々と問題があるので手っ取り早く買ってくるかな。予算ください(^^

 ちなみにバカ改造を行なう前に計測している。


究極の骨皮VRM(^^;;

 前回のプランに基づき、今回は実際に製造して起動テストをする。起動しなかったら記事はボツなので、記事がこうして書かれた以上はうまく行ったという事だろう(^^


★困った(^^;
 作業開始後に大変困った事実が発覚した。設計の時に選んだSu'sconSD1000μF6.3Vが必要量5本には満たなかったのだ。忘れてたけど「VGAカード・デチューン」でこれを7本使ったのね。元々10本しか無かったので残りは3本しかない。足りねーじゃん(^^;

 仕方がないので似たような部品を探していたら、部品担当のしばたよしとみ君から「こんなのありまっせ!」と貰ったのがCE-AXだった。

SEI CE-AX 680μF6.3V[170mΩ/450mA]×2
SEI CE-AX 1000μF6.3V[170mΩ/450mA]×1

 これは何かは不明だがビデオカードのジャンクから分捕った奴だな。これならカタログデータ上はSD以下の性能だから代理として相応しい。残りはこれで埋めればいいんじゃないか。それで目標のESRにほぼ足りるし、総容量は5360μFで全く問題なし。ヤレヤレか。


★実際に製作する
cap_remove
 現在は10φの所に無理やり12.5φのZL3300μF10Vを付けている。この構成で1GHzでも極めて安定しているのでもったいないけど全部引っこ抜く。入力もマネ下FC1000μF16Vを全部引っこ抜く。抜いた奴はまたどこかで実験台に使われるだろう。電解コンはハンダ作業の度に磨り減るので良い子は決してマネしてはいけません。


vrm_after
 何しろ本数が少ないのでアッと言う間に完成。低背(チビデブ)品を使ったのでまるで未完成のようで、製作者が顔を顰めるくらいにみすぼらしい。クーラーのスペースが厳しいマザーだったので少し取り付けが楽になった。保存中に重ねても当って曲がってしまう事も無いだろう。各電解コンは一応効率を考えて配置している。

 がしかし、これで本当に動くのだろうか?自分で設計・製造したのに心配になるくらい頼りない外観だ。


★テスト1
 中古電解なのでまずはエージング(電圧処理)する。5V通電が2〜3時間(腹時計)で放置が半日程度だ。なお入力コンはエージングしない。直ぐに壊れなければ使っているうちに終わるだろう(^^


biospost
 BIOSはPOSTしましたぜ。使っているうちに電解コンの調子が出てくるので徐々に調子は上がるはずだ。真冬だと一発目で苦戦するかもしれないが、Su'scon SDは感じとしては水系ではないので大丈夫だろう。


bench_sahara1
 HSDL指定ベンチマークを回してみた。特に何ともない。設計通りなので電解コンが裏切らない限り当然か。あまりに安定しすぎてクソ詰まらんな。定格だと残念ながら?何も起こらないっぽい。

 どうも安定したマザーになってしまったようだ。これではつまらないので格上の石を載せてみたい。一杯あるSL4CBなら実験に使っても文句は出ないだろう。


★テスト2
 次は更に格上のCPUを載せてみたい。VRMは耐えられるか?それ以前に一発で起動するのかどうか。ワクワクするね(^^


hwinfo_mod_sl4cb
 あれあれ?一発で普通に起動しちまったよ。SL4CBではまだ駄目か。思うにCE-AXってカタログデータよりだいぶ性能が高いな(ケチコンとはえらい違い^^)。以前P965 Neo-Fの時もそう思ったのだが。この調子だと1GHzでも普通に動きそう(動かさないけど)。鱈セレが動けばよかったのに。

 但し(これは改造とは関係ないだろうが)FSB133だとメモリがシビヤーになる。それまで使っていた寒チョンはメモリエラーで起動しなくなった。


bench_mod_sl4cb
 起動すれば普通に動くよなあ。ベンチマークも全く問題無し。あれ〜ちょっと変だな?VccCoreが1.40V程度になってるぞ。もちろんCステップの定格は1.70Vだ。電圧降下しているのか表示間違いか?動いているから多分センサーのエラーだと思う。


tce
 発熱系ソフトを回してみたがスタートから全く熱くならない(注)。これ以上回しても意味が無いので早々に止めた。それにしても河童P!!!のマージンのデカさには呆れた。流石イソテル史上最高傑作と言われる石だけの事はある。負けました。

 …詰まらねえ!もう止めた。次回(があったら)もっと滅茶苦茶なのをやりたい。

注:発熱をチェックしているのはVRMの上側スイッチだ(CPUではない)。

★おまけ:昔のHSDL記事
2006nen
 ブログ開始前の2006年のHSDL記事だ。インダクタの計算とか真面目にやっているし、昔はずいぶん頑張っていたようだね。冒頭の写真はけやき通りのHSDLで撮られたものだったんだな。10年前か…この頃の私はまだ汚れを知らない真面目な少年でした(ウソ)。現存する最古の記事は2003年らしいがどれか分らん。

 旧版を再度公開してくれと言う声も聞くが、「それどころか本当にプロが設計したのかすら疑わしい」「クソ基板では部品を変えても何も変わらない」「その音はオーディオと名乗れるような代物ではなかった」「ダメ牛死んでくれ」というのを修正もせずにあげる訳にはいかないし、直したら新たに書いたのと変わらない。アキバのジャンク屋でタダで手に入れたビデオカードをいじくる話は面白かったが、電解コンが吹いたマザーを1000円で買っているのには萎えた。その予算ちょっと分けてくれ。


ide
 ちなみにICH半身不随以前のSAHARA3810のセカンダリIDEはこうなっていた。このアダプタのお陰で実用化の目途が立った。が現在は燃えちゃったから元の木阿弥(^^;


究極の骨皮VRM(^^;

 数年前からやろうとしていたが、イマイチ思い切りが足りなくて出来なかったバカな遊びを試す。部品とCPUの限界を探るべく、超ウルトラ粗末なVRMを作ってみよう。言うまでも無く非常に危険な遊びなのでターゲットはP6マザーである。


★今回の犠牲者
 あの人気記事(釣り記事とも言う?)「セミ・バッテリーレス改造」に引き続きFICSAHARA3810である。もう何か「頼むから早く死んでくれ」「死に場所は俺が決めてやる」と言われているようなマザーだが、2016年現在、HSDLに死んでも良いP6マザーはこれしかない。死んだ奴なら他にもあるが死んでいては実験もできない。尤も絶対に起動しないマザーボードのVRMで延々と実験を繰り返した伝説のバカ記事もあるのでHSDLとしては普通か。

 コイツはご存じの通りICH内部のターミネータを破壊してしまい、セカンダリIDEが使えないという致命的な不具合を持つ。尤もBKV8601などはセカンダリIDEが当初より無いし(IDEコネクタが1つしかない)、そもそも最近のマザーは1つか全く無いのが普通なので致命的とは言えないか。でもFDDもノートPC用コネクタで使えねー!なんだな。更にダメ押しでUSBブートは一切のデバイスで不可能である。


★計算&部品選定
 骨皮のVRMなので設計時に搭載CPUを限定する。今回はSL46T専用とする。尤もこのCPUで普通に動いたら次は格上の奴を無理やり載せられるのは確実だ。厳しい渡世である。閑話休題、SL46Tの定格はだいたい下のようになっている。
VccCORE:1.50V(AMR<2.2V)
IccCORE:11.9A
ISGNT:6.9A
静的リプル:-80〜+40mV
動的リプル:-130〜+80mV
 IccCOREの11.9Aとはp_pであり突入電流も含めた値だ。通常ソフトウェアで負荷を掛けてこれが流れるわけではない。実測の最大電流は75%程度である。という事で最大電流9Aで計算する。Stop-Grantが6.9AだからIも究極の2.1Aだ。例のツールで計算したらこうなった。
=入力=
静電容量:126.7μF
リプル電流:4298mA

=出力=
静電容量:142.9μF
ESR:21.1mΩ
 入力コンは計算通りでイケるのでリプルを4で割って容量は150μFで充分だ。HSDLで余っているのと言えば…ルビコンZL470μF16Vしかない。これは53mΩ・1030mAで容量が少々大きいだけでピッタリと言える。入力コン1本と言えばEPOX KP6-BSを思い出す。先達が居るので心配するな。

 出力はこのままでは動かないのは分っているので容量を最低でも計算値の5倍、出来れば10倍以上にしなくてはいけない。ギリギリで押さえるために5倍にする。ESRは何をやっても足りてしまいそう。既定の本数を立てたら一般用85℃品でも充分にイケそうだ。そうなると日本メーカー製ではスリルが無くて詰まらないな。何故なら一般用85℃品はBKi810で既にやっているから。


suscon_sd
 という事で掘り出してきたのがこれ。オオッ!これは2010年9月20日に手に入れたSu'scon(冠坤電子)SD1000μF6.3Vではないか。ここで使われることになるとは想像もしていなかった。これは低インピーダンスと言っても一般用と大差ないのでソコソコ本数は必要だ。データシートに拠れば100mΩなので5本(=20mΩ)は必要となる。総容量は5000μFとなって狙わずとも10倍以上になってしまった。これはまあ仕方が無いか。

 これで性能だけでなく外見的にもビンボーくさいVRMが出来そう。完全動作するかはSu'sconがカタログ通りの性能を裏切らずに発揮するか?にかかっている。もう古いので暫くカツ入れする必要があるな。


★続く

またもやSAHARA3810

 電源が入ってからも一苦労。IDEがよく分らない相性を示してHDDとCD-ROMドライブが共存しない。うえすタソから海門に換えたがどちらもCSではダメみたい?


★XPインストールできない!(^^;
 それが終わったら今度はXPインストール中にブルーバックでぶっ飛んでしまう。これは解らない。前任者の残した記録に拠れば9xとNT4と2000しか入れた事が無いらしい。FIC公式では2000までしか対応していないので仕方がない。そこで試しにSP3統合CDからSP1統合ノーマルCDに換えてみたらインストールできた。


xpsp1
 ノーマルCDなのでLunaが超違和感(^^; 筆者はかつて強固な2000党だったのでインターフェイスはクラシックしか使った事が無い。統合CDの段階でテーマを除去しているのでこの画面を見る事は決して無いのだ。


device_sahara
 流石に枯れ果てた810Eマザーなので全てのドライバが内蔵で当たる。ネットワークも当初より繋がるので何もする必要が無い。サウンドも初回起動時より流れる。音が出たのでチョットびっくりしたがこれがノーマルだったな(^^; 当初はFWも無いのを思い出した。


iiyama2000
 iiyama2000である。マザーボードのOEMではなくPC全部丸投げだ。某E損を見るとその方がはるかに安心だったりして(^^;


wintach_x543
 WinTachならスーパーマシンなんだぜ!ちなみに当時のスタンダード386DX-20の543倍だそうです(^^

 SP1状態で常用ソフトを動かしてみたが結構な確率で起動しなかった。SP3統合CDとは環境が大きく違うようだ。これは動くようになるまで順に掛けていくしかない。それでも動かなかったら?非常に困るけど対策は無いので諦める(^^;

 SP2が何処にあるか分からないので探してしまった。まさか再び用があるとは。SP3とアップデートパッチを統合したCDをいつも使っているので動作状態にかけるのは10年以上やったことがない(一度も無いんだっけ?)。アンインストール不要の設定がグレーアウトして選択できなかった。おかげでバックアップファイルが山のように出来て汚くなってしまった。けどぶっ飛ばずに動いたのは僥倖。


xpsp3
 賭けに勝ったので更にもうひと勝負。SP3が入れば勝利だ。そう言えばSP4アンオフィシャル版と言うのがイソターネット上にあったのだが誰か入れてみた人いる?一応ダウソロードしてきたが英語版ぽいので不安だ。2010年までのパッチは全部入れたがこれはまあどうでも良い。

=SP1で動くようになった=
CrystalDiskInfo32 Ver7.0.2
CPU-Z32 1.77.0

=SP2で動くようになった=
CrystalDiskMark Ver5.1.2

=動かない(^^;=
GPU-Z1.10.0

 GPU-ZはFWの昔のが動かないのと同じ理由だろう。


bench_sahara_sl46t
 ベンチマークを取ってみた。SL46Tノーマルの数値は忘れたが、π焼きが頑張っても4分切るのがやっとだったのでかなり遅そう。815の時は3分台前半だったから。タイトルバーの色がヘンなのは気にしないで(^^


★サウンド機能
ad1881a
 このマザーは上のデバイスマネージャ画面を見れば判る通り810と言うかICHのサウンド機能を使っている。AC97コーデックチップはアナログデバイセズのAD1881だ。これの測定をしておくのが今回の裏目的。


sound_sahara1
 上のグラフはフロアノイズのグラフである。サウンドカードに何も入力が無い状態でどのくらいノイズがあるか?を表している。AC97の場合は-100dBだと仕様上無音という事になる。従ってそれ以下にしても全く無駄という事になる(^^;

 下は多信号特性のグラフで、サウンドカードに複数の音が入力された時にどのような不要雑音が発生するかを表している。この場合は3音入力されているが、本当はこの3音のソースを自身ではなく他から入れるのが正しいやり方だ(てぬき^^)。

 両計測ともサウンドカードのハードウェアだけでなくソフトウェア、つまりドライバによっても特性は変化する。また音量設定によっても別物くらい変わるのでいつも正しく設定しないと意味がない。HSDLでは音量レベルをRMAAに合わせている(ループバックはLINE-LINEで上のノイズ計測もループバック状態で行なう)。計測時間はいずれも3分間である。


rmaa_sahara
 上の結果が割と良さげに見えたのでRMAAでもやってみた…があまり良くないらしい。基本とも言うべき周波数特性が良くない。これはサウンド機能の仕様そのものの問題なので改良のしようが無い。ドライバで数値だけなら変わりそうな気もするのだが。高音域はグラフ形状から見てLPFで切っている可能性がある。その方が諸特性が向上するから。


★次回記事に続く
 これで改造記事(ちなみにバカ記事になる^^)の下ごしらえはできた。次回はぶっ飛んだ記事になるだろう。先回りして言うとサウンド系とは全く関係無し。


★追記
 3トーンの周波数だがグラフ上で3点が見やすい周波数にテキトーに決めた。だが本当はどの周波数でやるのが適当なんだろうか?理想は3波同時スイープだが無理(^^; これについては意見募集。


sound_sahara2
 試しに400Hz、8kHz、16kHzでやってみたが特に変化はないな。対数グラフにするとこれでも見栄えは良さげだが(^^

 ついでにもう一つ、「周波数特性について計測すべきではないか?」と言う意見を貰うが、筆者は音の良さにはあまり関心は無い(良ければ良いに越した事はないが)。それよりも雑音と不正な音がイヤなだけだ。どちらも良い音以前の問題で、音質を議論するスタートラインにすら立てない。


またもやSAHARA3810

FIC SAHARA3810に関するブログ記事はこれだが、実はこのマザーがネタ活躍していたのはブログ開始前のHoops版(当時は同人誌)だった。当時の不可解な盛り上がりがよく解らないかもしれないがご了承を(初見のフォローは無し^^)。

 久々にFIC SAHARA3810登場。誰も望んでいないこのマザーがなぜ再び登場したのかと言うと改造記事の前フリなのだった(これを書かないと次の記事が書けない)。誰も持っていないマザーにXPをインストールするだけの記事なので単体ではゴミ。改造記事を読んでから読んでも良いです。勿論両方読まないという選択肢もアリ(^^


★ちょっと見る
 このSAHARA3810はHSDLのマザーの中では結構古く、ブログ開始前だからもう10年は経過している。当時は新品と言うか未使用品で2枚入手(@100円)したらしい。当時はマザーボード自体にあまり関心が無かったのか一度も解析記事が書かれた様子が無い。なのでここでほんの少し見ておこうと思う。


zenkei
 基板は台湾CADAC ELECTRONICにて2001年5週製造。このCADACって会社もう無いの?エゲレスの有名なCADAC(オーディオ系)とは明らかに違うよな。77755というULナンバーを検索しても「該当無し」と出る。転業したのか合併したのか?それはさておき、基板の形状は異常なものでどのPC規格に適合しない。そのため格安にもかかわらず誰も手を出さなかったのだろう。尤も全部で4〜5枚売っていた(アキバのパレットタウン)のだから手に入れた人は一人二人居るはずだ。

 このSAHARA3810は実はマザーボード単体の名称ではなく、完成されたPCそれ自体の名称である。これの外側であるiiyama2000だけでなく、東芝EQUIUM5xxxとか日立の何かとかCompaq EC slim P650がこれとBIOS以外全く同じだ。PCの名称だけ変えて売っていたわけだ。


bios_ver
 このだだっ広い余白に貼ってあるシールがBIOSのバージョンだ。上のVC607iと言うのがそれで、末尾のiはiiyamaのiだと思われる。t(TOSHIBA EQUIUM仕様)も見た事がある。FICオリジナルは何も付かない。


bord_rev
 更にこれがボードリヴィジョン2.2を表す。FICはハード・ソフト共に比較的叩き上げ型だが見棄てられなければどれも良い板になる(^^


i810e_dc
 このディスプレイキャッシュがあれば3D描画が30%向上する(イソテル談)らしい。30%向上しても何にもならないくらいヒドイチップだったが、実はこれを貼りたい野望が以前よりあった。ネックは16MbitなんてショボイSD-RAMが手に入らないんだよね〜(^^;


lm78L05a
 これはサウンド部分のアナログ5Vを生成するLM78L05ACMだが、この辺りの回路はちゃんと作られている。特に入力コンが厳重な所にこの会社の設計の確かさが窺える。なおスイッチング電源の入力コンとは役目が違うので同一レベルで考えないように(スイッチング電源の入力コンはインダクタの内外で意味が異なる)。


hdd_if
 プライマリがデスクトップ用、セカンダリがノート用と言う変則型のIFである。セカンダリはHDDではなくノート用のスリム光学ドライブが付く。以前燃える前はIDE2.5→3.5インチ変換コネクタでHDDを接続していた。当時は使い物になったのだが…(^^;


fdd_if
 こちらはもうどうしようもないくらい最悪。フレキ接続のノート用を付けるようになっている。このマザーには一度もFDDを付けた事が無い。


★動かす
hsdl12_test
 改造前にこのマザーと言うかHSDL12にXPをインストールしようとしたのだが、インストール以前にまず起動できない。これマニュアル読まないと電源の入れ方からして判らないだろうな。しかもこのマザーはそもそもPCとして販売されたものなのでマニュアルは存在しない(^^; 前任者はキーボードから入れていたようだ。今回のテストでは古い富士通キーボードを使用したので電源キーが無い。どうやって入れればいいんだ?


power_before
 このピンがフロントパネルに出ている電源ボタンなどのピンらしい。下に書いてある番号で言うと3番と5番をショートさせればいいようだ。


power_after
 このマザーはHSDL法の特例が適用されているので、外見がどんなに変わっても元に戻せなくとも文句は出ない。そこで無理やりパワーボタンを直付けした。


reset_after
 リセットは全く別の所にリセットポストピン取り付け予定地として存在する。ボタンを直付けするには良い環境だ。既に昔HSDLによってポストピンが取り付けてあったが、これを除去してオムロン製タクトスイッチを取り付けた(2個消費^^)。


boot_device
 このようにブートデバイスは前近代的。特にUSBが全く使えないのは痛い。USBのCD-Rドライブを使いたかったのだが…。1.1でもある事だし、役に立たないUSBはBIOSでディセーブルにしている。CPU持って行かれないからその方が良い。


memtest_sahara
 動いた!次回はこれにXPをインストールする。改造記事はその後だ。


★気づいた事
edlc
 セミ・バッテリーレス改造は現在も調子よく働いているが、丸一日以上置くと時計が大きく遅れ始める。やはりCR2032電池とは違って電圧が直線的に落ちていくのは確かなようだ。しかしいきなりS-RAMが消えてしまう事は無いらしい。この辺りは「EDLCの挙動」に書いた通り。



ABS06退役[その3]

ABS06退役[その1]
ABS06退役[その2]

 HSDL記事ではソケAは不人気なので歓迎されていないだろうがまだ続く。今日はCPUを交換してみる。元々KT133Aなので自由度は低いのだが、このマザーは更に制限が多くて選択の余地が少ない。動作させた後は(前回出来なかった)本番の解析に入る。


★CPU交換
 ちょっと動かしたらすぐにバラすつもりだったが、あまりにも遅かったのでOCでもして記録を取りたくなった。だがレアで貴重なAMH1100AVS3Bで危険な橋は渡れない。そこでもっとダメージの少なそうなCPUに交換する事にした。

 HSDLで使用可能なソケAのCPUはこんなものか。BIOS対応はパロミノまでなのでどこまで上げられるかは未知数だが。なおデュロンや雷鳥以前はパフォーマンスアップの意味が無いので抜いた。

AXMD1400FQQ3B
AXMS1400FWS3B
AXL1500DLT3B
AXMD1600FJQ3C
AXMD1700FQQ3C
AX1800DMT3C
AXMH1800FQQ3C
AXMD1800FJQ3C
AXMD2000FJQ3C
AXDA2100DUT3C
AXDA2600DKV4D
SDA2800DUT3D

 その結果は殆どが皿以降のモバイルCPUだった(^^; このAZ11EAはとても融通が利かないマザーなので「動くか動かないか」で考えなくてはいけない(注)。サラブレッドは公式には対応していないし、豚はもちろん最悪モバイル系は全部ダメだろう。自作用のリテール品なら対応していなくとも動くのだろうが。

 このPCはケース入りでCPU交換がやりにくいので、(ベストではないが)AX1800DMT3Cに決定した。一度動かないと多分面倒になって止めてしまう可能性が大きいから。ついでだからビデオカードも多少マシなFX5700に交換しよう。


注:参考記事はこれ。何故か低電力版AXL1500DLT3Bが動かなかった。


★起動、だがしかし
 考えてみたら板だけじゃなくて、載せた石の方も初動作チェックなのだった。漸く@50円のXP1800+が日の目を見る。


mem_xp1800
 このマザーでは過去にモバ皿1700+を載せた事があるが、MEMTESTではエラーが出てまともに動作しなかった。過去最高クロックという事だね。メモリは微妙に速くなったが過去最高403MB/sを更新するには至らず。安定性を無視すれば行くかもしれないが。そもそもハードだけでなくBIOSまで含めて改造しまくりのHSDL改GA-7ZXRには敵わないよ。


AX1800DMT3C
 AX1800DMT3Cの初CPUIDゲット。考えてみればHSDLでこれまで動かしたパロミノの中で最高クロックだな。後生大事に持っていたAX2100DMT3Cは結局動かなかったし…。

 これでどこまで速くなったのか確かめてみようと思ったが、何とブルーバック多発でドライバすら入りゃしない。これはビデオカードじゃなくてCPU(VRM)周りの問題だろう。その証拠にジャンパでFSB100に落としたらドライバは入れられた。だが100ではAthlon4と変わらないので、残念だが諦めてバラすしかないな。ちなみに消費電力はビデオカードの違いもあって何と68→80Wまで上昇した。P4と比べれば上昇分は屁みたいなものだが。


 …この不調話にはオチがある。解体して基板を調査していたら、オート設定を有効にするADVジャンパがディセーブルになっていた。何の事は無い、モバイルCPUの電圧設定で動かしていたのだ。定格1.750→1.475Vでクロックは1.5倍だから不調になっても不思議でもなんでもない。お粗末(過ぎる?)でした。マザーの劣化ではないと分かってコンデンサ交換の意欲が減退した(^^


★解析
 前フリは終了して本連載の本番スタート。PCの中身はHDD250GBを除いてHSDLが払い下げを受け、「煮て食おうが焼いて食おうが勝手たるべし」とお墨付きをもらっている。ケースはHSDLでは必要無いので別のPCを入れて送り返す(^^ 嫌がらせにP4P800-SE+SL7KBでも入れるか?冬はソコソコ暖かいぞ!FXには負けるけどな。


az11ea
 これがマザーボード全景だ。AZ11EとAZ11EAは外見の違いは殆ど無い。KT133と133Aの違いと、チップセットにファンが付いているかいないかの違い。M−ATXを引き延ばしたようなAZ11とはかなり異なるが。基板はビデオカードでもおなじみのBTI製で、2001年37週製造の4層基板だ。


vrm1
 VRMは2相だが同時期のK7としては問題の無い性能である。パワーMOSFETにヒートシンクが立ててあるのが昔風だ。この時期でも殆どのマザーボードが基板冷却になっていた。勿論その方がコスト削減につながる。このメーカーはリファレンスマザーを作っていたのでマジメにやったのだろう。かなり立体的なので撮影が面倒だ(^^;

 VRMコントローラはSEMTECHの2相コントローラSC2422Aだ。第一回にも書いた通り下は1.100Vから出せるが、このマザーではVID4のコントロールが省略されているため1.100〜1.45Vの電圧が出せない。VID4を脚上げすれば1.100〜1.450Vの間でDIPスイッチでコントロールできるようになるので、Sageマニアやモバイル系しか使わない人には良いかもしれない。この場合はマニュアルの電圧から全体的に0.4V下げた形になる。

 位相補償は特に行われていないが、アプリケーションノートのOS-CON仕様のリファレンス回路にも特に無いので、内部に極を内蔵している内部補償タイプなのだろう。異常発振についてはあまり心配はいらないのかも。実際に確かめたわけではないが…。


vrm2
 スイッチ部分の拡大図。下側スイッチは基板に貼り付けてある。左はリワークのようにハンダ付けが汚いな。今まで気づかなかったが上パラ・下シングルなんだね。この変わった構成は初めて見たが、パロの上の方を載せるなら下側スイッチは交換した方が良いかもしれない。候補は秋月のIRLB3813PBFかな。もっともFDB7045Lもかなり高性能なので違いはあまり出ないかもしれない。

 上で書き忘れたがスイッチング周波数は実測で254kHzだった。SC2422のデータシートにある500kHzと言うのは×2の実効周波数なのかも。それだと508kHzで規格通りだ。


vrm3
 固体コンを見慣れた目にはドッヒャ〜!となるくらい巨大な13φ×30个離▲襯濺轍鬟灰鵑搭載されている。K7初期でうまい具合に5Vソースなので、HSDLの長年の不良資産であるZL3300μF10VやKZH5600μF6.3Vが使える。交換するとすれば入力ZLで出力KZHかな。

=Capacitor=
Input:IQ(OST)RLS3900μF10V×2
Output:IQ(OST)RLS4700μF6.3V×4
Output:SI2200μF10V×1

RLS3900μF10V[25mΩ/2310mA]
RLS4700μF6.3V[24mΩ/2480mA]
SI2200μF6.3V[49mΩ/1310mA](推定)

 恐らく入力コンの3900μFという容量は、HSDL所有マザーボードVRM中で最大クラスだろう。SIはデータ不明だがRLSと同等と考えればよい。或いは中身はOST製と全く同じものかもしれない。


input_filter
 VRM入力フィルタ部分。5VソースでATXコネクタの傍にあるのはよろしい。インダクタ外にも1000μFが配置されている。5Vソースなのでここを手抜きするとUSBバスパワーにも被害が及ぶので困る。また、古くなったらコネクタの接触抵抗増大による焼けには充分注意しなくてはいけない。今までは大丈夫でもこれからは危ないのだ。

=Inductor=
Input:T50-19,#20x3,7T(1.2μH)
Output:T57-52A,#18x3,4T(1.0μH/0.8μH)

T50-19(中華互換)[AL=24.0nH]
T57-52A(中華互換)[AL=66.0nH]

 VRM入出力インダクタはこの時代の普通のもの。御覧のように2相なので巻き数はかなり減っている。出力は電流が流れると0.8μH程度まで下がる。5Vソースなので入力はP6時代と似ているが、何れも3本巻なのが大電流を感じさせる。


sim_az11ea
 久々にシミュレーションしてみた。上がスイッチングと静的リプル、下が負荷変動と動的リプルだ。想定はAX1800DMT3C搭載時であるが、2相なのでいつもにも増してテキトーである。データシートを見たが、Athlonってこんなに負荷変動が少ないのか?これだと殆ど流れっぱなしなんだけど。この結果を見ると変動は無いに等しい程度。波形は何処かで見たオシロ波形に似ていたのでちょっと安心(^^ この時期までのAthlonは静的リプルには比較的強いらしいく、P!!!よりもリプルを許容している。静電気と熱には非常に弱いけどね…。


dip_sw
 これが電圧と倍率を変更するディップスイッチだ。倍率は12.5倍までだし、電圧も下の方が出ないけど無いよりはマシ。電圧のディップスイッチはONでプルダウンになる。配置はVID0がSW1で、以下VID1がSW2…となっている。VID4だけは自前でコントロールしなくてはいけない。この当時は猫も杓子もOCブームで「コア電圧は上げるものだ」と考えられていたから省略したのだろうが、新しく出るCPUの電圧は通常下がる一方なのでSW5も欲しかった。


cpu_dc
 ソケット内のDCは普通(充分)である。裏面はこの時期としてはMLCCを省略せずによくやっている方だ。ケチを付ける所は全く無い。


north_dc
 ノースブリッジのDCは非常に良くやっている。名前詐欺だったKT133と違ってFSB133MHzメモリ同期で動作するが、発熱はそれなりにあるので冷却しないとハンダ割れしそう。このマザーも元々はファンが付いていたが、ヒートシンクはこちらに来てから付けられたようだ。


686b_dc
 サウスは一応ATA100対応の686Bだ。裏面のDCは省略されがちだが普通にやっている。


clk_gen
 クロックジェネレータは一般的な94215AFである。DCはEMIだけに絞っておりテキトー。


pci_dc
 PCIバス・スロットのDCだが、ここのSI1000μFがボード上で唯一膨張している。このスロットはAGPの隣だから使っていなかったんだけどな。使わないので抜いて放置でも良い。


 全体的に堅実で破綻は見られない。採用した人間もそれが狙いでこの板を選択したのだろう。OEM・ODMメーカーは「成功より失敗しない」が狙いなので、極度に失敗を恐れるマニュアル厨房を見ているようで面白くない。だが「KT133Aを評価したいのだが何か良い板を紹介しろや」と依頼されたらこの板を推奨する。間違ってもギガやらエポやらを紹介してはいけない(^^


★終わり
 考えてみれば今までKT133Aの搭載マザーを解析した事は無かった。先代と比べてようやく完成されたチップで、SDRとしては速く安定している。単に熱だけがこの時代のAMD・K7マザーの安定度を損ねていたのだな。もっとも今となっては大した熱では無いんだけど。


★おまけ
fan_bug
 ADDAの静音ファンだからか?ファン回転数がバグってる。頭の桁がA〜D辺りで目まぐるしく変わるが一体何を表示しているのやら。4500rpmのパナフロだと全く正常だった。

ABS06退役[その2]

ABS06退役[その1]

 前回の続き。時間が掛かったのは面白いので色々遊んでしまったから。OSを入れて動かした後バラして解析する予定だったが、CPU交換してテストしたので時間が掛かったのだ。


★起動
 例のエラーはメモリエラーに起因するらしいので、MEMTEST86+でも流してみようと思ったがレガシーフリーで?FDDが付いていない。このあたりは先日の記事の通りだ。USBメモリブートは残念ながら出来なかった。

 BIOS画面をよく見ると256MB×3=768MBある筈なのに512MBとなっている。仕方が無いので安直にメモリは3枚から1枚に減らしてみよう。これならいくらなんでも立ち上がるだろう。結果は256MB×1で普通に起動した。ヤレヤレ、XP(改)だからこれで足りるだろう。

 MEMTESTだがデフォルトは356MB/sとちょっと遅いな。バンクインターリーヴなども切れているのだろう。同じSDRのGA-7ZXR(戦死)では最高で462MB/sを記録している。まああちらはCL2だしCPUも上なので負けても仕方が無いが。


mem_man
 僅かに上昇したがBIOSチューンではこの程度が関の山。マジで速くするにはレジスタ設定も見直さなくてはいけない。このメーカーは失敗できないOEM・ODM主体なので、チップセット設定がコンサバティブなのは予想通り。


setup
 さてOSインストールだが、HSDLのPCと違ってドライブが付いているので楽だ(^^ 枯れたシステムなので詰まる所は何処にも無い。ドライバも全て自前で足りてしまうのが良いところ。ソフトは後から出来た方が安定度の向上に期待が持てる。ビデオやサウンドやネットワークも含め、全てビルトインドライバで認識した。この手軽さと動作信頼性は捨てがたい。


cpuz
 CPUはやはりモバイル系のAthlon4だった。CPU:AMH1100AVS3B?@1.475Vから?マークが取れた。


gpuz
 参考までに搭載ビデオカード。アレ?アルバトロンMX440DってSDRなのか。MS-8881とは違ってるんだな。これはBW 5.4GB/sだが、あちらはノーマル6.4GB/s・OC時9.4GB/sだからかなり負けている。もっとも3D動かすわけでは無いので大差は無いが。


hdb
 テキトーにベンチを回してみる。現代のPCからすれば全く問題にならないくらいの豚速だが、筆者は消費電力を除けば(パワー的には)これを使え!と言われても困らないな。いつも大した作業はしてないし…。ちなみに消費電力はバラ×2が重くて68Wもある。モバイルとしては結構大きいが、MS-8881+緑色のWDCならあと10Wは下がるだろう。SSDにしてファンレスにすれば更に5W下がる。加えて80Plus電源やATX型ACアダプタにすれば40W台に…そうなるとキリが無いな。それに金をかけるのもアホらしい。


bench_athlon4
 π焼&午後ベンチを動かす。さすがに1.13GHz+SDRだけあって遅い!しかしネトバ系のような「あ、今命令デコードしてますんで…終わればチョッ速なんで…(^^;」みたいなモッサリ感は無い。P!!!もそうだったが遅いなりにチャキチャキ動く。


 筆者が最初に使ったソケAのPCはこれだ。その時は雷鳥900だったけど、河童とは全く違う破壊力に驚いたものだ。あれからもう十数年経っている事に軽い驚きを感じる。当時の関係者で既にこの世に居ない人間も幾人かいる。このPCを建造した場所も、最後に動かした場所もとっくの昔にこの世に存在しない。


★続く
 何故かまだ続く。他のネタが無いという理由も大きいが、久々にソケAのCPUを堪能しているのだった。興味が無い人には申し訳ないね。

ABS06退役[その1]

 ABSの6号機が退役するのでHSDLで引き取ってきた。これはファイルサーバーのような役割を果たしていたPCだが、近年はUSB接続のHDDに取って代わられて使われていなかったものだ。ABSのPCは起動した時間が記録されるが、その記録に依れば何と2007年12月1日から動いていない。それってHSDL第1回移転前ではないか。まる6年間も動かさなかった理由は直ぐに判った。250GBのデータHDDが殆ど隙間が無いくらいに詰まっていたからだ。満タンになったので動かさなくなったのだろう。相変わらずいい加減な奴らだな…(^^;

 それはさておき、せっかく出てきたのだから動かしてみよう。実は筆者はこのPCの構成をよく知らない。HSDL以前に組まれたマシンで、マザーボードがどんなものなのかもよく知らない。全く未知のPCをもらってきた感じでちょっと楽しみ。


★外観
 オオっ!ケースに入ったPCなんて久々にやってきたな。このケースは確か前世紀のドスパラ・オリジナルでTW-777Kと言う奴だ。比較的廉価だったのでABSでは当時全てのPCをこのケースに入れており、前時代にはこれがずらりと並んでいた。オリジナルの電源は動物電源ことL&C LC-300ATX(Deer DR-240)である。実用時には電源は殆ど換装されていたので破棄品が多数出ており、それがHSDLでの記事に使われたのは読者もご存じの通り。


abs06
 横開きのケースが流行り出したころのものだ。もっと高い奴はマザーがスライド式に引き出せるようになっていたが、これはマザーボードは固定である。電源はAthlonを載せるためにAcBel ATX-400P-DNNSに換装されている。


★動かしてみる
 CPUも判らないし動かしてみるか。その前にシステムディスクとして何かHDDを付けなくてはいけない。これのオリジナル起動ディスクは今は無い。実は大震災で潰れたHDDとはこのPCの起動ディスクIC35L060AVER07-0だったのだ。データディスクだけでなく起動ディスク側までデータが入っていたので決して少なくはないデータが失われた。あの前日辺りにチェックの為外したのをHSDLラボに運び込んでいたのだが運が悪い事もあるもんだ。取り敢えずそこら辺に転がっていたST315320A(バラ2)を付けたが、コイツは確かアクセス音がクソうるさい奴だな。ケースに付けると響いてカンカンうるさいぞ(^^;

//ABS06
MB:AZ11EA[Rev2.1/VDC49]
CPU:AMH1100AVS3B?@1.475V
MEM:768MB(PC133-256MB×3)
VGA:MX440D[GF4MX440+DDR64MB]
IDE1:ST315320A
IDE2:ST3250823ACE
IDE3:GSA-4082B(A209)
PCI3:i82559
PS:AcBel ATX-400P-DNNS
OS:WindowsXP SP3

 マザーボードはFICのAZ11EAである。FICは日本の大手メーカーのPCをOEM・ODM受注する堅実なメーカーだったが、ジサカー向けの派手な機能が無かったので21世紀の自作市場では衰退していった。この時期の製品では筆者らの評価は高い。あれ?ABS06はAZ11Eだったハズなんだけど。途中でEAに換装したのだろうか。ビデオカードはアルバトロンMX440DでNICはイソテル82559とどれも堅実な選択だ。CPUは見ただけでは分からないが、ABSの実用マシンなので恐らくモバイル系だと思われる(時期的にAthlon4か)。

 AZ11EとAZ11EAの差はかなり大きく、KT133とKT133Aの差である。つまりFSB133が使えるか使えないかの差だ。パロミノもEAしか公式対応していない。

 CPUのVcoreが規定より高いが、このマザーはディップスイッチの設定ではこれ以下に落とす事は出来ない。もっともコントローラ自体は1.100Vまで対応している。

 OSは製品の世代的に2000を使うべきだろうが、敢えて製品以降に発売されたXPで動かしてみたい。その方が内部ドライバが完成度が高そうだから。


1464860682
 OSをインストールすべくインストールCDを立ち上げたらこれだよ!(^^; このエラーは通常はメモリ周りに起因するエラーだ。恐らく圧縮ファイルが正常に解凍できないのだろう。長年放置されてメモリ周りが劣化しているのだろうか。参ったなー、チョロイと思っていた作業なのに結構手間がかかりそうだ。


★続く
 一発で終わらせるつもりだったが無理だった。次回は一通り動かした後にバラして解析する予定。

動作未チェック品[2012/02/11]

 遂に不良資産のP4P800-SEを動かしたので次はこの辺をやらねば。特に6年前の奴をいい加減に何とかしたいが…。

(2006/03/05)GA-8TX[Rev1.0]
(2007/01/13)P4DC6[Rev1.01]
(2008/04/20)SD11[Rev1.8]
(2010/12/04)AK79G-1394[Rev37]
(2010/12/04)S3098-AGNS[Rev??]
(2011/04/12)PCI/I-P54NP4[Rev??]
(2011/05/01)D1306-A2[Rev??]
(2011/11/20)LP DK 790GX-M2RS[Rev.AF0]

・故障品
(2010/07/25)P5B-E Plus[Rev1.01G]
(2010/07/25)P965 Neo-F[Rev1.1]

 Socket423のGA-8TXだが、記事は1年近くも前に半分出来ているので今月中には書き上げたい。実際は文章より写真を撮るのが面倒くさいんだがな。故障品はどちらもi965だから動かしたいが、機会があったらいずれ(…と逃げを打つ)。


memtest86+
 今日は気分でSD11を動かしてみた。初代Athlonのリファレンスボードだ。前回差さらなかったK7 650MTR51Bと共に正常動作した。後は1GHzを手に入れるだけだな!(^^ まず無理だろうけど。スロAを揃えるのはソケ423よりも更に難易度が高い。メモリは楽なんだけどな。

 よく見たらやたら遅い。オイオイ、キャッシュがL1、L2とも働いてないぞ。BIOSメニューでは両方ともライトバックしていたんだがなあ。L1・L2=163MB/s、メモリ=140MB/sって…気負ってテストを始めたが一変でヤル気が無くなった。CPU・チップセット共AMDだから仕方が無い。この時期は明らかにVIAの方が良かった。BIOS更新すれば良くなるのかな。


athlon650
 しかし室温10℃未満の気候と大型ヒートシンクなら初代アスロンでもファンレスできるんだね。フル負荷でもヒートシンクは熱いながらも安定動作できる(注)。650MHzという低クロックもあるだろうが、昔そんなこと書けば気違い扱いされてたよ(^^;

注:但しHSDLはバラック動作なのでその点は考慮しなくてはいけない。室温=ケース内温度だからね(^^

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