HSDL.blog.jp

ジャンクPCパーツやカメラ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

FREEWAY

今日のHSDL[2011/11/01]

★今日の日記
 今日IME2010を使い原稿を書いていたら、突然「IME誤変換報告」と言うウィンドウが出てきて驚いた。今まで知らなかったけどこんな機能があったんだね。忙しいし?ウザいのですぐ閉じたが、IME2010の変換精度にはMSもあまり自信が無いのだろうか(^^;


★世界に羽ばたくHSDL(ウソ)
saudi
 HSDL掲載の画像が何とサウジアラビアの掲示板サイト?に引用されていた。以前修理したGF8500GTのMOSFET写真だが、もっと近所に適当な写真は無かったのか?(^^; しかしまあ月並みではあるがインターネットはスゴイなと思わざるを得ない。筆者はアラブ系の友人・知人は居ないもので。

 あと日本人が国際的にピンチになるような書き込みは控えねばなるまいと思った(^^ 言葉が通じる日本人はさておき、外国人に誤解されると判り易く説明できないから面倒。


★11月の買い物
 特に欲しいものは無いですね。強いて言えばCPUはヘノ2と高クロック・ネットバースト系が欲しい。高熱で五月蠅いとか反社会的な大電力だとか、実用するには向いていない低パフォーマンスな物。チープで所有欲が湧かず、実用しても長持ちしそうにない低品質のもの。要するに通常の人間&転バイヤーが思わず避けて通るようなものが狙い目。君も今日からネットバースト・ユーザーになろう m9(^^) 冬は暖かいよ。

・ソケ775のP4
 そろそろフェードアウト近し。915で動かないシダは今のところ要らない。

・ソケ478のP4
 もう無いだろうけど100円以下なら何でもいい。

・ヘノ2
 クソ熱くなる初代ヘノムもいい。コアはなるべく少ない方が良い。

・775マザー、特にP5Q(^^
 加速する物欲!P5QってUSBバスパワーが4.3Vしか出ないらしいんだけど本当かな?もし本当ならUSBポートは使えない訳だが…ぜひ見てみたいね。あ、そう言えばHSDLにもP5Q末弟が居たような気が…?(^^;

・所有していないメーカーのマザー
 安ければ何でもいい。ネットでHD動画(笑)が見られないようなマザー歓迎。

・FX,6000,8000,9000以降
 ローエンドは有るので要らない。ボードに電源コネクタがついているような奴。

・R400系、R600系
 ミッドレンジ以上、安ければ何でもいい。

・薄い銅板、又はアルミ板(^^;
 モバイルセンプロンに使う。タダが望ましいがそうも行かんでしょう。モバセンが60円なのでそれ以下じゃないと許されない。ダイソーの銅板はなかなか入荷しないなあ。

 これは買い物ではないのだが、ASUSのSLIブリッジや自作USB測定アダプタがどっか行っちゃった。これを探さないと次回の企画に差し支えるのだが。(^^;


★FW-K7VM(その後)
 VRMをテストしてみるとピーク35Aは大丈夫みたい。流石ラボASUSだ。これはOS-CON様とルビコン様の威力も大きいのかな。しかしK7はさておきピークで37AのK75やそれ以上の雷鳥の発熱は大丈夫なのだろうか。試してみたいが、現状850を超えるクロックのCPUが無いのでテストが出来ない(^^;

 MSIのソケAマザーK7Tシリーズも単相らしい(注)。単相でソケA雷鳥動かすのか。同時期のFIC様のAZ11Eが神に思える(実は普通のマザーなんだが周りが酷過ぎ)。AMDやVIAの評価はこうして順調に下がって行くんだね。もっと厳しく動作環境を規定すればいいんだろうけど、それをやるとチップ採用メーカーがぐっと減ってしまうというジレンマだ。イソテルやヌビみたいに「オレの言うとおりにデザインしないと卸さないぞ!」とか強い態度が取れない立場の弱さがある。

 前回の記事で「まあ世間の常識ではAMDは廉価版なので、VRMにコストをかける訳にはいかなかったのかもしれないが」なんて書いたが、部品代を計算してみると実は大してコストダウンにはならないんじゃないか?と思えてきた。単相だと強化分がバカにならないからだ。インダクタが3つあるから3相と変わらないし、MOSFETも×2だから2相と同じだ。じゃあなぜこんな設計をしたのかと言うと…分らないな。P6時代にHIP6004BCBを仕入れ過ぎで余ったとか、技術者の趣味の問題なのだろうか?単相電源の限界を極めるとか。そんな馬鹿な(^^;

注:K7TシリーズのVRMコントローラSC1155は単相だが、MOSFETドライバは9000PFでテストされている。これは元々パラ接続が考慮されているという事で、スイッチングに関して言えば問題ないかもしれない。このように各所でアプリケーション回路が発表されている所を見ると、Athlonの電流は実際はデータシートほどは流れないのかもしれない…ほんとかよ。

★タンタルコンデンサ愛好会
 タンタル新時代というか、今まで無風だったタンタルコンデンサの世界も大きく様変わりした。台湾系が大きく伸びてきたのだ。特にLIKETWELONZONKASはよく見かける。部品の表示からメーカーを推定するのが難しくなるので困るな。タンタル電解は電極周りに銀を使っていたりして、コストがかかるから中華系メーカーは手を出さないと思っていたのだが。

FREEWAY FW-K7VM(解析編)

FREEWAY FW-K7VM(起動編)


★なにこれ…?!
 いつものようにVRMを観察する。何じゃこれは?豪快にリファレンスVRM設計を無視しているぞ。Athlon初代のVRMは4相+メイン出力コンデンサがMLCCという斬新なもので、コストがかかることからオリジナル設計となったのだろう。腕に覚えのあるメーカーならそういう路線も悪くない(注)。

注:しかしいい加減なメーカー(この場合Abit)がそれをやると無様な結果を出す。
http://www.dansdata.com/a7vl.htm
 ご覧のようにKA7-100の入力部分が派手に炎上している。

vrm
 これを見て「ほう〜、VRMは3相電源か。おっ、電解コンの一部ににOS-CONが使われているな。他のも全部日本メーカーのルビコン製だし、これは良いマザーじゃないのか?」等と思った貴方は甘い!m9(^^) じゃあここでヒント1〜(Byクマ五郎)


hip6004bcb
 なん…だと…!?ソケ7やスロ1でおなじみのHIP6004BCBさんではありませんか。これでもう解っただろうがこのVRMは単相だ。リファレンス4相を単相で実現しました。スゴイでしょう?エッヘン。

 …なわけねえだろ。この電流量で単相電源は非常にヤバいですよ。一応パワーMOSFETは上側×2、下側×3となっており、ステアリング・ダイオードも2パラになっている。初出記事では上側×1になっていたが筆者の間違い。Infineon SPP80N03Lは下側としては非常に高性能(Rds_on=3.3mΩ)で問題は無い。むしろ飛ばすと替えが無くてヤバいレベル。しかし上側としては遅くて効率が悪そうだ。上側がパラだとCiss=9280〜11800PFになるんだが、HIP6004のドライバはこの容量をスイッチングできるのか?いや現実に動いてるんだからできるんだろうけど、動けばOKと言うのは素人の電子工作レベルのような気がするぞ。MAX Consumption≦35A程度と思われる。

 インダクタの3パラはどういう意味なんだろう。「直流抵抗を下げるため説」「3相に見せかけるため説」「コア飽和防止説」があるが、この設計者なら「見せかけ説」を取りたい(^^; 結論としてこのマザーは初代のK7設計なので、サンダーバード1GHzを載せるのは止めといた方が良い。


k7vm_rev
 基板設計者はいつも通りの仕事をしていると思う。このクソっぷりは生産側の責任では無くて回路設計者の責任と言えよう。まあ世間の常識ではAMDは廉価版なので、VRMにコストをかける訳にはいかなかったのかもしれないが。


ad1881
 AC97コーデックはASUSとは大の仲良しAnalog DevicesのAD1881である。このメーカーはドライバのサポートが悪いので気に食わない。回路的には特に面白くも無い設計。K7を載せたらサウンドのノイズがどうなるのか気にはなるが…。AC97関連の記事は人気が無いのでやらない(^^


msdata
 謎のジャンパだが、多分http://support.microsoft.com/kb/135214/jaの解決用だと思う。面倒なので動かして調べてはいない。


★終わりに
 初代Athlonは「男のロマン(笑)」を感じさせる。今回動かしてみて、「K7(75)を使わずしてジャンカーを名乗るのは痴がましい!」とすら思った(ウソ)。がしかーし、このマザー自体はアラアラ一杯なのであまりお勧めできない(改造してもムダ)。現在ではマザーの選択の余地は無いんですけどね。HSDLにもスロAは2枚しかない。多分これからも増える事はないだろう。

 Socket423と並んで今ではレアなマザーとなってしまったスロAマザーだが、ジャンク屋で見つけたら覚悟を決めて買ってみるのも良かろう。当時インテルしか使った事の無い人には特にお勧め。何しろデザインがぜんぜん違うので驚くと思う。実際に動かす為にはマザーと同様に困難なCPU入手(注)という障害があるが…。あるいはCPUが見つかるとマザーが全く見つからないとか(^^; 現実はなかなかうまく行かないのだ。

注:CPU不足問題はソケA→スロA下駄を出してくれれば解決したんだがな。スロAは新製品の時から実用品とは呼べないα版だったのだから、遊びでAMD自身がCPU下駄をリリースして欲しかった。

FREEWAY FW-K7VM(起動編)

 最近はこれと言って何もやっていないからネタが切れた。本当は修理しなければならないマザーが3枚あるが、どれもネットバースト以降の大電力CPU使用マザーなので触る気力が起きない。これでは修理記事は書けないな。では解析記事はどうかというと、ネタはあるが文章の密度が高くなるので書くのがツライ…つまり面倒くさい。一番簡単なネタは買い物記事・食い物記事だが、これをメインにするようになったら「ストレージデバイス研究所」と言う看板が泣く。現在でも異分野だが…(^^;

 一番簡単でテーマから逸れないのはジャンク動作チェックだ。早急に動作チェックをしなければならないマザーが2つある。GA-8TXとFW-K7VMである。2006年春から放置されているので、そろそろやらないと何のために手に入れたのか意味を問われる。GA-8TXは既に取り上げているSocket423なので、今回は未だ取り上げた事が無いSlotAのK7VMを動かしてみよう。相変らず前置きが長いが、これはライター時代の癖が残っている(^^


★初のSlotAマザー
 特に意識しているわけではないが、HSDLではSocket754、423等マイナーなプラットフォーム(注1)を多く弄っている。その極めつけは今回のSlotAだ。マイナープラットフォーム愛好会のHSDLとしては是非とも弄らなくてはいけない物件。

注1:ちなみにSlot2等はマイナーなプラットフォームとは言わない。汎用に使う人が少ないだけで、そのカテゴリに於いてはメジャーだからだ。つまりメインストリーム周辺を狙ったにもかかわらず、結果的に売れ行きが芳しくなかった、或いは短命だったのがマイナープラットフォームと言える。もしかしたらSocket1156もマイナーになるかもしれない。

fw-k7vm
 はるか昔と言う程でもないが、HSDLブログ開始以前の2006/05/28に手に入れたマザーである。CPUが無かったため長らく放置されてきたが、現在は所有CPUも複数になったし、ここらで動かしておかないと忘れられてしまう。当該マザーは使用された痕跡が全く無いのだが動くのだろうか?最悪、初期不良で死んでたりして…(^^; ちなみに2006年以前は新品・未使用品及びそれに準ずるものしか入手していなかった。あの頃はジャンク界にもまだ魅惑の物件が多数あったのだが、このようなHSDL制限があったため全部スルーしてしまった。今考えると残念な事だ。閑話休題、K7を取り付けてみよう。


k7650
 先ず最初に出てきたK7650MTR51Bである。ゲゲッ何だこりゃ、ATX電源コネクタがこんな所にあるぞ!取り付け不能じゃないか。この時点でこのマザーの評価は早くも最低ランクに落ちた。確かカタログに「痒い所に手が届く、ユーザーの立場に立ったマザー」と書いてあった気がするのだが、こんな実例を見てもまだそう言えるのだろうか。OCerはデカいヒートシンクを付けるのだよ(^^ しかしこれは困ったな、これでは動かし様が無い。別のCPUで試そう。


k7850
 更に探すとK7850MPR52Bが出てきたぞ。これはファン付きで、ATXコネクタにギリギリ当たらないようだ。850より650の方が都合が良いのだが仕方が無い、これでテストしよう。

 電源を入れると単音3回。これはAMIではメモリーエラーである。メモリを付けていないのだから当たり前。CPUは生きているようだ。しかしメモリを付けても61h,F7hが出て起動しない。何かコード表にない気ままなコードを出力している気がするのだが…(^^; これだから独自仕様のマザーはイヤなんだよな。それから起動するまで30分ばかりあれこれ苦労させられた。まあこの辺りはジャンカーにとっては「楽しみの一つ」と言えない事も無い。


biospost
 HSDLでは初のSlotAマザーの起動である。フリーウェイのマザーだが勿論OEMで、これはASUSのK7Mらしい。違いはISAバス・スロットが省略されているだけで、BIOSもFW-P3C4Xの時と同じくASUSのが流用できるかもしれない。もっともこのマザーは最終の1009バージョンで、ASUSの最終も1009だから流用の意味は無いかもしれない。


memtest86+
 いつものようにMEMTEST86+を回してみる。AMD751+K7/850+SD-RAMの組み合わせではこんなものか。P!!!のSDR同クロックよりはさすがに速いみたいだが、ソフトによってSSEに最適化されると負ける場合があるかもしれない。


 暫く回しているうちに無視できない熱がボード上から発生してくる。この発熱もP!!!では経験したことが無いレベルのものだ。公称5V30Aの動物電源MIRAGE DR-B350ATXは大丈夫だろうか?(^^; 死んだら死んだでそれもネタになるのでいいけど(注2)。

注2:この電源の出力電流を考えれば12Vソースの方が良い。しかしその為には5V中心だった電源自体を作り直さねばならなかった。12VソースはP4になってIntelによって実現される。

 解析編に続く。

古のマザーFW-TI5VGF[Rev1.00]その2

前回の続き。


★使用部品
 暑くてやる気が出ないのでかなり投げやり。更に詳しく知りたい人は本人に直接尋ねてください(笑)。

VRMコントローラ:HIP6008CB
上FET:CEB6030L
下SBD:PBYR1025D
Vcore入力L:T44-52[#18x8t]
Vcore出力L:T60-52[#18x13t]
Vcore入力C:三洋CG1000μF6.3V×2
Vcore出力C:三洋CG1000μF6.3V×4
Vmem入力C:三洋CG1000μF6.3V×2
Vmem出力C:三洋CG1000μF6.3V×2
AGP:三洋CG1000μF6.3V×1
PCI:三洋CG1000μF6.3V×3
PCI:松下?のSMD電解コン×1
その他:三洋CG1000μF6.3V×9
その他:松下?のSMD電解コン×13

 パッと見た目、この時代としては大きなT60-52コアが目に付く。恐らくこの時期としてはもっとも出力インダクタの大きいマザーだろう。その代償か?入力はT44-52とかなりのミニサイズ。尤もこれはFBとかじゃなければどうでも良い。


★終わり
 実際これを弄ることは恐らく無いと思うのだが…まかり間違ってもう一枚手に入れたら考える。

古のマザーFW-TI5VGF[Rev1.00]

 持っていない人ほど?何故か(抽象的に)高評価する不思議なマザー。


zenkei
 FREEWAYのリリースに拠れば「高級回路設計」「高級部品採用」という売り文句だったが、本当にそうだったのか見てみよう。HSDLの調査ではセールスポイントはこんなところかな。

  • Vio3.3V可変
  • ISAレスPCI6本(全マスタOK)
  • 2MB外部キャッシュ
  • 赤いボード(笑)
  • Ultraが付くとDMA66対応

 型番末尾にUltraが付くとサウスが686AになりHDDがDMA66になるが、アポロ系は686Bまでまともではないので特徴と呼びたくない。なにしろDMA33のi440BXに負ける場合がある。2MBキャッシュはK6IIIやK6+のオンダイキャッシュがあれば殆ど役に立たない。色つきボードは当時は大変に珍しく、持っているとうらやましがられたりした。一般的になってきたのはギガのブルーサンダー(鱈板)あたりかな(当時は白やピンクや黒やらいっぱい出てきた)。Vio3.3可変が一番のウリか?


★CPU周り
vrmout
 コントローラはハリスのHIP6008CBで、これがこのマザーの最大の欠点か。いや設計が悪いんじゃなくて、このコントローラチップがMMXペンティアム時代の物だから。これによって出力が下2.0Vからしか出ない。モバイル系のK6シリーズは全て喝入れになってしまう。使えねー。HSDLはご存知の通りモバイルK6-2(1.8V)が主力なのだった。ちなみにチップはP5Aも同じで欠点も同様。

 出力コンデンサは1000μFが4本だけだ。さすが省電力のSuper7としか言いようがないが、まあPIIのTiger100(TYAN)のことを思えばこの程度で良いのかな。この時期はGA-5AXのように強烈にしょぼい奴(330μF×6)もあるし。それはそうとこのパターンの引き方はウルトラCだな。出力コンデンサ群の中にコントロール回路が載っている。

 メインコンデンサは三洋CG1000μF6.3Vだ。GA-5AXのCHOYO[XR]330μF25Vよりはマシだが、P5AのルビコンYXG1000μF6.3Vには遠く及ばない。「高級パーツ」と誇るほどではないだろう。現在はデータシートは手に入らないが、後継である現役のCZよりやや落ちるくらい。ちなみに赤くない奴(TMC版)は三洋じゃないみたい(台湾製かも?)。

三洋CZ1000μF6.3V[260mΩ,450mA]
ルビコンYXG1000μF6.3V[130mΩ,640mA]


vrmsw
 これがコア電圧レギュレータ・スイッチ部分。HIP6008CBは懐かしの非同期整流なので、下側はFETではなくショットキーDiが使われている。もはやこの時代であっても古い回路で、AX59Pro(AOpen)の広告に「うちのは高効率な同期整流方式を使ってます。ふふん」と自慢げに書いてあったのを覚えている。ちなみにAX59の電源はPIIマザー並みでSuper7では最上の部類に入る。


 このページでソフト的にはかなり厳しくチェックされているが、外部キャッシュが付いてこないらしい。HSDLでも興味深く思い試してみたが、何と112MHzでMEMTEST86+がエラーを吐いて止まってしまった。キャッシュが足を引っ張っている証拠に、オンボードキャッシュを切ってみたら124MHzで起動した。何のための2MBやら。

 あのねえ、112MHzってゆーけどBIOSでノーマルの一つ上の設定なんですよ。つまりこのマザーはOC機能があるが全く出来ないことになる。実に情けないマザーだ。このまま終わるとただの追試だけど、HSDLは原因を突き止めなくてはならない。

chache1
 基板表。裏にも付いているので変に見えるが、特にパターンの引き方が悪いとも思えない。問題はここには無いようだ。

cache2
 ところが裏はDC(デカップリングコンデンサ)が全く無い。HSDLの見解では原因はDCが表裏共用なので不十分であるということだ。ただでさえ大容量の1MB×2キャッシュに一つ分のDCしか載っていないのだから電荷不足は否めない。

 改善のため今ある容量(0.1μF?)を増やすと、電荷は増える代わりに高周波特性が悪化しそうだ。DCを裏にも付ければよいが、基板が汚くなるのでやりたくない。もう一枚手に入れたらやってみよう。


★メモリ周り
jp7
 謎ジャンパJP7。イヤ別に謎でもなんでもなくて、ただのVio直流しジャンパなのである。これを使う時にはもちろんVioレギュレータを停止する必要がある。ポストピンを立ててジャンパしただけだと電位差が出来てしまい危ない(やらないように)。FREEWAYがこれを使うことは考えられないのでTMC用なんだろう。


vio
 これがこのマザーの最大の特徴である。このレギュレータはVio3.3を幅広く動かせる。何しろコア電圧レギュレータと同構成の物が付いているのだから異例だ。但し出力コンデンサは2本しかないので無事に取れる電流は落ちる。


★サウス周り
agp
 AGPの3.3VにインダクタL13が入っている。もちろんこれは「出る方」を阻止しているのだ。別にAGPカードにきれいな電気を供給して画質を上げようとしている訳じゃないので念のため。そもそもビデオカードはそれ自体が主なノイズ元だから意味が無い。きれいな電気を汚しているのはビデオカード自身なのである。

 ここの部分のノイズは、至近にあるメモリの電源ラインに帰っていくので重要といえば重要だ。このマザーで唯一感心した部分である。


pci
 PCIスロットが6本。極力カードを載せないHSDLには無用の長物だが、ここにカードを並べるのが趣味の奴が確かに存在する。悪趣味って奴だ。この手の悪趣味は、最近はHSDLでもやりだしたので馬鹿に出来なくなった。実用するならやらないけどね。



 回路は正直言って当時としても普通(電源は古臭い)。部品も「高級」というのはギガヤバイトm9(^Д^)比較なんじゃないだろうか(悪くは無いけどね)。キャッシュ周りはお粗末に尽きる。テストしていないのだろうか。それとも個体差なのか?もし個体差なら生産技術に最低の評価を与えるぞ。

 キャッシュ2MBはこのマザーではなくMVP3自体のウリだが、外部のチップセットに繋がったFSB同期キャッシュはオンダイ128〜256kBキャッシュには遠く及ばない。キャッシュレンジが狭い問題もあるし、K6+の人はこんなものは切ってしまいましょう(上記の通り不安定だし)。MVP3自体がSIMM(FP&EDO)サポートで低速な石だし、SD-RAM最適化のアラジンとノースの速度で張り合うのは間違っているような気もする。

 Windowsは面倒なので入れなかった。件のページで色々テストされているし、アラジンより遅いのはもう判っているし…。冒頭に書いたけど、売り文句だけが空しい高級マザーといった所か。どうでもいいけどSuper7で4DIMMスロットのマシンが欲しかったなあ。

今日のHSDL[2007/12/13]

ApolloPro133A時代だぜ!(超今更)

 大容量メモリ時代とあってHSDLではApolloPro133Aに注目している。いや本当のことを言うと大容量時代だからではなく、RegECC256MBが余っているから。これは81xは勿論の事、440BXですら半分しか認識しないので残るはアポロしかない。現在はFWD-P3C4XというFREEWAYの赤いマザーを使っている。これは実はASUSのP3V4Xそのもので、BIOSもASUSの物がそのまま使える。勿論ASUSの方が新しいのでそちらを使う。確か最終BIOSは鱈コードも入っている(勿論起動させるにはハードウエアの対策は必要)。メモリスロットは4つあるし、使い勝手のよいマザーだ。

 しつこくSL3CCをファンレスで酷使中。楽勝でFSB133動作のSL35Dとかもあるが、ハードに頼るのは面白くない。岩を避けて効率よく迂回するのが仕事、岩を破壊したり穴を開けて進むのが趣味の世界と言える。コア電圧2.1VでメモリはBIOS任せ。だがL2キャッシュが負けてしまいTEST5でエラーが出る。FSB124だと正常だがPCIバスが遅くて使い物にならない。PCI31MHzではHDDが耳と体感でハッキリ判るくらい遅くなる。またFSB115MHzだと全て高速になるが、代わりにシーゲートのHDDがデータ化けするのでダメ。
l2on



 コアは全く余裕の感じなので(2.0VでもOK?)、試しにL2キャッシュを切ってみた。おいおいL1キャッシュだけでもメチャ速いじゃないか。351MBならSDR-SDRAMとしては合格ラインだろう。しかしそれはMEMTEST上の話で、Windows上ではハッキリ遅くなる。使えないほど遅いわけではないが、L2キャッシュの「味」を知っていれば耐えられない。OCのためにL2キャッシュを切るのはあまりにも愚かと断定できる。Soket7の外部L2キャッシュなら切っても変わらないんですけどね。
l2off

 何はともあれこれからはアポロと言うことで。とか言いつつ、ひと月もしないうちに方針が変わるのがHSDLの節操の無さ。



Networkインストール

 インストール時にCD-ROMドライブを付けるのが鬱陶しい。ウチは基本的にバラックだから付ける物はできる限り減らしたい。そう言えばDOSディスク1枚でネットワークに繋げる記事があったのを思い出した。NT系は無理としても、9xならこれで何とかなるんじゃないだろうか。ネットワーク・インストールは何年も前に構想だけは練ったのだが、自分には難易度が高い気がしてそのままになっていた。今回、5114VUで試してみる。

 これが記事。で早速起動ディスクを作りやってみたら、何とセットアップ・プログラムが「メモリが足りない。実行には464,896Byte必要」と言う。うちのDOS起動ディスクでは、フリーエリアは460,176Byteと僅かに足りないようだ。

 エラーメッセージを見るための日本語表示を切ってみたら、487,280ByteになりSETUPが動くようになった。しかしスキャンディスクが終わったら、またもやメモリ不足で止まってしまう…何なんだこれは。終了時点ではフリーエリアは454,858Byte。これはDOSベースのスキャンディスクが足を引っ張っているらしい。仕方が無いのでセットアップオプションでスキャンディスクを止める(/im /is)。いずれ忘れそうなのでBATファイルにでもしておこう。スキャンディスクはフォーマットのときにでもついでにやっておく。

 漸くインストール開始。しかしまだまだ楽はさせてくれない。インストールの途中でネットワークカードを見失うわけだが(DOS→Winに切り替わるため)、その後設定してもまともに動作しない。二度ばかりやってみたが変わらず、そこで再設定→再起動の無限ループに陥る。ムカついたので「セットアップファイルにアクセスしない」という、「通常は選択しないでください」設定にしたら完走した。何なんでしょうか…まあ天下のウンコSEだからしょうがない。

 とりあえず出来たけど矢鱈に時間がかかったので、素直にCD-ROMドライブを付けた方が良かったかもしれない。それでも「五月蠅い・遅い・電気食い」の三拍子揃ったCD-ROMドライブを使わずに済むのは嬉しい。不具合は何となくマザーのBIOSの責任のような気もしたので、インストール後にCOMPAQじゃない正規版のMiTACのBIOS(AWARD)に入れ替えた。結局濡れ衣だったが、COMPAQのOEMBIOSよりAWARDの方が立ち上がりも速く、設定できる箇所も大幅に増えた。COMPAQの時はリセットすると電源が落ちていたが、正規版はちゃんとリセットが掛かるのでバグだったようだ。



FICのAD11にPAL8045を付ける

 筆者は今でもヒートシンクはALPHAのPAL8045が最高だと思っている。このヒートシンクは高性能だが取り付け方法に問題があり、どんなマザーボードにでも取り付けできるわけではない。

 写真のFICのAD11だが、PALに必要な穴はあるのだがソケット周りのコンデンサが邪魔で、惜しい所で取り付けできない。だがCT15、20を取り外すか低背にすれば正常に取り付けできそうだ(CT25は最初から付いていない)。取り外しは性能低下が心配なので、固体コンデンサによる低背化を行なう。
before



 コンデンサは台湾OST(IQ)のRLP2200μF10V(36mΩ/1520mA)で、8本の所1本省略で7本立てだ。そのうちの2本が邪魔になっている。これを抜いて、三洋WG3300μF6.3V×5と日本ケミコンPXA470μF4V×3に変更する。元の容量が2200μF×7で+省略1だから17600μFで、交換後は17910μFなので測ったように丁度良い。
after
 これなら全く当たらない。性能も上がることはあっても下がることは無い。ついでに省略されていたC584、586、588、590のMLCC4個を実装(例の安売り10μF10V)。他のコンデンサも変えたいが、時間が無いのでまた今度。
mlcc



 PAL8045は、今となっては冷却性はずば抜けていると言えないかもしれない。しかしその取り付け方法は、割れやすいソケット自体に金具で止める方式よりは遥かに信頼性が高い。汎用性の高い8cmファンなので消耗品としても経済的(3φ螺子も融通が利く)。そんなわけで筆者は今でもこれを信頼して使っているわけだ。

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