HSDL.blog.jp

主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

GA-8IG1000

今日のHSDL[2013/09/21]

 台風と共に夏も去った。この時期は再リフローシーズンなのだが、風雨によりなかなか作業ができない。晴れた日でも無風の日は殆ど無いので困る。ビデオカード修理は道楽でやっているHSDLは良いとしても、例えば屋外で塗装をやっている人は困ってるんじゃないだろうか。


★Webサイトより

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1124/biostar.htm
 暑いとこんな製品が欲しくなる。ハード的には簡単に実現できるはずだが、一部にしか採用されないのはヌビやアムが「待った」をかけているのだろうか。OCはさておき、クロックと合わせて低電力モードを付ければ節電厨が釣れそうに思うのだが。


http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010303/etc_rd2pro.html
 こういうのまた出してくれないかな。自作は面倒だし…。


http://japanese.engadget.com/2013/08/20/windows-8-cpu/
 これってどうなったの?バグ早く直せよ。まあHSDLではベンチマークにWin8使う事は無いだろうが(^^


http://shiranagi.cocolog-nifty.com/pc340/2006/11/post_9db4.html
http://shiranagi.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/express580053wa_mb_.jpg
 今迄で一番驚いたSlot1マザー。特異なデザインに目を惹かれる。


★64bitCPUで動かないWindows8.1[64bit版]
 Windows8.1(Blue)の件だが、どうも754や939のAthlon64では仕様で64ビット版はインストールできないらしい。この時期のAMD64がCMPXCHG16B(CMPXCHG8Bの16バイト版)等幾つかの命令に対応していないから、らしい。これらの命令は代替可能などうでも良い命令のような気もするが、32ビット版しか動かない64ビットCPUって何なの?(^^; と深く疑問に思う秋の午後だった。HSDLでもテストしてみるか。しかしBlueの互換性の低さはどうしたもんかね…。過去資産との互換性だけが取り柄のMSだったのに。


★電解コンデンサの耐リプル性能
 MAXON CINEBENCH(0.5への道^^)にてちょっと書いたが補足。GA-8IG1000 Pro-G[Rev3.1]のスイッチング周波数は以前の実測で158kHz×3だった。低ERS電解コンのリプル性能は通常100kHzの時のものである。なので475kHz相当ではカタログデータより性能は高くなる。また環境温度は105℃品なら105℃環境の時の性能が書かれているので、このマザーのように40℃環境で使われればリプル性能は更に向上する。諸々の事情でFCの性能はかなり上がっているのではなかろうか。何故ならここで要求される最大リプル性能は1本あたり10.5Aなのだ。カタログ通りなら当初の期待通り?ぶっ飛んでいるだろう。アルミ電解コンは半導体と違って突発変動に対しては想像以上に鈍なモノらしい。やはり何事も実験してみるものだな。

 なお耐リプル性能は低温度の方が向上するが、ESRは高温度の方が低下する。両者は相反するので冷やせばいいってもんじゃない。中華綱渡り設計の場合、極度に冷却したら期待値が出なくてまずい場合もあるかもしれない。特にマザーに多い水系は温度変化に敏感である。ちなみに綱渡り設計マザーなんてあるのか?と思うかもしれんが、代表的なのは上で書いた入力コン。市販されているほとんどのマザーはコンデンサのカタログデータ以上の環境で使われている。ウソだと思うなら計算してみ?まあ普通に使えばFCのように実際は心配無いわけで、これを読んで心配になってコンデンサ交換する必要は無い。要は正しい使い方をすればいいのだ。←これがかなり心配だが(^^;

yev_vrm
 数少ない入力コンデンサがまともに付いているマザー。これはP6だが、この時期にこんなに大量の入力コンが搭載された例は鯖板でも殆ど無いと思われる。但しこのマザーは出力コンが一般用と言うとんでもない事になっているのでブチ壊し!アホです。

MAXON CINEBENCH(0.5への道^^)

MAXON CINEBENCH
MAXON CINEBENCH(その後)
CINEBENCH@SL6K8

 やってみるとなかなか遅いのでハマってしまったCINEBENCHだ。タイトルは当初「1への道」というものだったが、478では行きそうにないので大幅下方修正した(^^


★北ペン2.4GHz
 真打ち登場という事でノースウッドPentium4である。845Eではコイツが最後の砦なので頑張って欲しい。但しHSDLには最大でも2.8GHzまでしか無い。またHT版は845Eなので動かせない。キビシー。


bench_sl6dv
 SL6QBだとOCマージンが殆ど無い。そこで当時一番ポピュラーだった2.4GHzのSL6DVを使ってみた。ノースウッドセレロン2.4GHzとは純粋な演算力は同じだが、流石にL2キャッシュが4倍ともなるとエンコードは大差が付く。逆に言うとそれ以外の用途でペン4を選択するのは意味が無い事にもなる。π焼に至っては1.6AのOC版に負けてしまった。この場合はクロックが最重要なんだね。


bench_sl6dv@166
 いまいちセロリンと差が付かないのでOCしてみた。イソテルにはFSB667は無いけどベース166で動かしてみた。これで2988MHzとなり、ノースウッドC1としては限界に近くなっている。エンコードはますます差が付く。π焼も何とか勝利。


cine_sl6dv@166
 では本番のCINEBENCHだ。やはり明確な差が出た。Celeronとはエンコードやソフトウェア・レンダリングに於いて歴然とした差が出るという事か。当時の値段が1.5〜2倍なので当たり前だが。

 しかしCINEBENCHは微妙に改善したが0.5には遠く及ばない。この845Eマザーではもうこれ以上のCPUを使っても差は付かないと思う。次はFSB800+デュアルチャネルの865で勝負してみたい。CPUもHTやプレス子が使えるし0.5くらいは越えるだろう。


★i865G
 まずチップセットを845E→865Gにグレードアップするだけで速くなるか確かめる。但し緩い設定で固定されて動かせないギガマザーなので865Gのフル性能とは言い難い。それでもデュアルチャネルの効果くらいは分るだろう。

GA-8IG1000 Pro-G[Rev3.1/F6]
CPU:Celeron1.6A SL6K8(100x16.0)
MEM:1024MB(PC3200x2)
VGA:LR2982[FX5700+DDR128MB](AGP)
IDE1:FB lct08
IDE3:FB lct20
NETWORK:Marvell Yukon 88E8001
SOUND:ALC850-AC97
PS:AcBel ATX-300P-DNNS

bench_865_sl6k8
 まずはデフォルトでベンチを取ってみた。御覧のように午後ベンチで31.82→34.16、π焼で1:40.766→1:36.188となった。これはメモリ周りの向上によるパフォーマンスアップだろう。マザー変更だけでこれだけの差が付くのだ。モデルナンバーにすると結構違うと思う(^^


bench_865_sl6k8@158
 OCのベース175は起動後に直ぐブルーバックになる。このマザーは「セレロンではメモリ比率が変えられない」という致命的欠陥があり、ベース166でもDDR440になってしまうのだ。このサム損メモリは何もしなければ420程度が限度なので、仕方なく落としていって158で我慢する事にした。それでも845よりは明らかに向上している。π焼は175に僅かに及ばないが、午後ベンチでは僅かに勝っている。


bench_sl6rv@145
 何となく欲求不満気味なので×20のSL6RVにチェンジ。ところがベース150では全く起動する気配が無い。仕方なく145まで下げる。これだとSL6K8と大差無いな。それでもπ焼は遂に1分1秒台まで来た。もう少しでアンダー60秒なのだが、ここから先がしんどいのはご存じの通り。もっともこのπ焼ソフトは環境によって大きく結果が振れるので、純粋にPCの速さを計測するソフトとしては使いづらい。このPCでも1分1〜15秒まで振れたので誤差20%以上という事になる。これはMOD版だがオリジナル版も同様だ。


cine_sl6rv@145
 SL6RV環境はOCマージンが無く安定度に疑問があり、クソ重いCINEBENCHが完走するか不安だった。がしかしそんな思いとは裏腹に安定動作。やっぱりペンティアムには勝てなかったけど、セレロンとしてはこんなものじゃないかと思う。ノーマルのセレロンなら最高クロックの2.8GHzだってこんな数値は出ないだろう。


★切り札はHT
 次は買ってからまだ使った事が無いSL6WH(2.6C)を使ってみたい。CINEBENCHはマルチスレッドが効果的なので期待している。HTじゃダメか?でもs478にマルチコアは無いし仕方が無い。


bench_sl6wh
 デフォベンチはこんなもの。2スレッド化よりもFSBが上がったためにその分高速化しているのだろう。次はCINEBENCHだが、結果は0.41と、上のOCしたSL6DV+845Eには負けてしまった。SL6WHもOCしなくてはダメらしい。HT情けない。


bench_sl6wh@250
 これでどうじゃああ!低クロック品だけど、OC耐性はFSB800のせいかあまり大した事は無い。ベース250で3.25GHzが実用限度。それでもだいぶ見栄えのする成績になってきたので今度はイケるかもしれん。


cine_sl6wh@250
 ウッシャァ〜!結果は0.51と遂に目標達成!15分以内に描画できるようになったし、当初のPCより確実に速度は向上した。描画を始めてから知ったのだが、2スレッドだと2つ同時に書き始めるんだね。両方のスレッドの速さが大幅に異なるのがHTの特性なのだろうか。


★ノースウッド終了
 0.5を超えたとは言えi7の1/10の速度であるという事実には変わりはない(^^; 次回はプレス子だが、コイツもクロックの割には速くなっていないので1.0なんて夢のまた夢。


★追記1
memtest_sl6k8@166
 このPCでMEMTEST86+のDDR速度最高記録を更新。DDRとしてはかなり速い。この速度ならDDR2の下の方(4200とか)には勝てるんじゃないか?


★追記2
 今回使ったGA-8IG1000 Pro-Gはこの記事で書いた通り入力コンがぶっ飛んでMOSFETが突き抜けた故障品である。修理では面白がってマネ下FCを付けたわけだが、当初はリプルで強烈に発熱したのはこの記事の通り。データシート上も明らかに性能は足りていないんだけど。

 あれから3年間使ったが、コンデンサのエージングが進んだのかFC1000μF16V・25Vの超発熱は全く無くなり現在は普通に動作している。当初は長期在庫でかなりボケていたのだろうか?使用前のエージングは2〜3時間だったがもっと延長した方が良いかも。多相だからかもしれないけど意外と低性能でも耐えられるもんだな。コントローラのデータシートにも「確かめるのに一番良い方法は実験する事です」って書いてあったな(^^ お陰でコイツに使うために買ったMCZが余ってしまった。高価なので使いどころに困る…。

久々にSocket478

 K8T Neoの定期点検の為、AGP用常用マシンとしてGA-8IG1000 Pro-G(HSDL37)を引っぱり出してきた。去年の今頃から放置しているので既に使い方を忘れているな。おまけにバックアップ電池切れでBIOS設定もサッパリと消えていた。前回、最後にどの石が付いていたのかすら覚えていない。

 分からないのでそこら辺に落ちていたSL6RVを付けていきなりベース166で起動しようとしたがそれは無理な相談で、起動したのは150MHzだった。約3GHzだがMEMTEST86+では盛大にエラーが出る。メモリはDDR400なのだがダメなのか。


memtest_sl6rv
 落胆して145MHzまで落とすと漸く完走できた。セロリン2.9GHz(製品は2.8GHzが最大)だがまあいいか。Vcore1.65Vなので発熱も大した事は無い。L2の速度は過去最高。


cpuid_sl6rv@145
 OSは以前使っていたXPと98SEが既に用意されている。まずはXPで起動してみる。昨日まで使っていたモバセンとは桁違いの高クロック。メモリも速いので、ベンチでも少しは格好つけてくれると思っていたがイラつくくらい遅い。速さは体感で半分くらいになったように思える。何でこんなに遅いんだろう?L2キャッシュは同じサイズなんだけど…。恐らく整数演算が遅いので体感が悪いのだろう。浮動小数点はソコソコ速いのでMPEGエンコードなどは割と得意である。ネットバーストは775からが本番なので仕方が無い。478はまだβ版だな。じゃあ423は?あれはα版だね(^^

 頭にきてプレス子SL7KBを掘り出してきた。これがHSDLの478では一番速いハズなので負けたらゴミ箱行きだ…って事は無いけどお蔵入りかな。しかしモバセンに全然敵わねえ!しかもネトバのくせにOCが全く伸びない。FSBを僅か10MHz上げただけでもうエラーが出やがる。M&Sが情けないのだろうか。しかしCL2.5のメモリはこれしかないからなあ。

 これで記録を取ったら不利になりそうなので、ビデオカードの正式記録は取らない事にした。以前と比べてメモリは強化されているので、これなら良い記録が取れると思ったのだが…。AGPテスト用としてはこれは捨てて、素直にGA-K8NS Ultra-939を掘り出した方が良いような気もしてきた。


ms8881_clock
 ところで以前から問題になっているMS-8881が低クロックで起動する症状だが、このGA-8IG1000 Pro-Gでも御覧の通り正常だった。やはりこれはK8T Neoだけの症状で、恐らく信号電圧が他と違うのだろう。という事はつまりMS-8881にFID設定があると考えられる。たぶん例の抵抗群の中にあるのだろう。面倒なのでこの際、MX460デフォルト(300/550)で設定したいな。

今日のSL6RV[2012/06/13]

 KINGMAXのPC2700(128MB)デュアルチャネルからMoselのPC3200(128MB、千枚モジュール)シングルチャネルに換えたらベース145MHz(2.9GHz)の壁を乗り越えられた。更にコア電圧上げで3GHzに挑戦したところ無事クリアー。遂にハズレコアのCeleron2GHzで3ギガ台に突入だぜ。マザーボードはGA-8IG1000 Pro-G、クーラーはあの笊マンだが、やはりこれは「静音系」じゃなくて「冷える系」なのかな。


fsb150_cpuid
 この状態でWindowsを起動して記念にCPUIDをキャプっておいた。勢いでHSDLの各種指定ベンチを走らせて全部完走。しかしビデオカードがQuadro2Pro(偽)なので3Dベンチで誇るものは無い。僅かにπ焼で新記録(1分4秒)が出たくらいだ。OSは98SEで、これだとメモリが最小限まで減らせるのでπ焼には強いハズ。


chache_64k
 しかしクロックの割にあまり速くならないので気になって調べたら、どうもL2キャッシュが半分しか動いていないようだ(^^; OCの影響なのだろうか?どこまでまともに動くのか検証したいけど時間が無い。冷却次第で全部動くのではないかと思う。π焼きはL2キャッシュが効くので1分切れるかもしれない?甘いか。


fsb155_cpuid
 多分ダメだろうと思ったが一応ベース155も試す。何とMEMTEST86完走!クロックは驚異の3.1GHzだ。そのままWindows98SE起動でπ焼したら1分2秒と記録をさらに更新。


hdb
 おなじみHDBenchもCeleron2.0GHzとは思えない尋常じゃない数値(除ストレージ)になっている。コア電圧は1.600Vから設定最大の1.760Vに上げている。浮動小数点演算の半分程度しかない整数演算の遅さがモッサリの原因なのだろうか?たしかに整数演算だけならP!!!でも到達できそうな数値だ。


cache_32k
 更にL2キャッシュが働かなくなり、遂に64kBもヤバくなってきた。お陰でGOGOベンチのように3GHzの時より遅くなってしまったベンチもある。がしかし、一連のCAP画面のPNG画像を作成するのも体感で判る位速くなっていた。P!!!並みの性能と蔑まれた北森セレでも頑張れば速くなるものだ。

 最終的にBIOS起動だけなら3.22GHz(ベース161)まで立ち上がった。そこでMEMTEST86+に入ると最初のテストでエラーを吐いて止まるが…。しかし初期型ハズレ品と思っていたこのコアだが、純空冷でもなかなか伸びるので驚いた。もっと強力に冷やせば恐らくこのままOS起動に持ってこられるのではなかろうか。


 3ギガを余裕で突破したので現段階の目標は果たせたかな。次の目標はベース200なのでかなりツライぞ。それこそ液体窒素ぶっ掛け位しか手が無い。HSDLは空冷専門だから微妙に目標166MHz辺りで止めるかな(^^; Web上ではVcore1.850VでFSB640(ベース160)でベンチを取っているのを見た事がある。とりあえずこの記録は努力せず超えたいな。

注:前回挑戦はP4B533でベース144MHzで死亡。P4B533の方がシングルチャネル+メモリ設定を緩められる+電圧上げられるので耐性は高いっぽい。


今日のHSDL[2011/12/19]

 ここの所修理記事ばかりで非常に評判が悪いが、買い物記事とか修理記事が出ているときはヤル気がない時だ(^^ だがビデオカード修理は全く停滞してしまった。ハンダが溶けない季節はツライ。工作室は相変らず使えない日が多い。今年中にA350XTは動かしたいんだけど、他の幾つかは来年に持ち越しだろう。

 そう言えば年末という事で今年の集計や総目次製作もやらねばならん。あまり役に立っていないけどね。これから地味に忙しくなるな。


★増えてしまった…
 VGA修理が停滞しているうちに故障品がまた積まれてしまった。ABS12で常用カードになっていたR92SEGである。お決まりのドットやラインが出る症状。直るか分らないけど一応修理に回してみる。新品箱入りで発売当時に定価で買った最後のビデオカードである。こんな出来損ないのカードを買うなんて無能としか言いようがない。動かなくても罰が当たったと思って諦める。


★余剰品[2011/12/17]
 本年も余剰部品が多数出た。

LXZ2200μF10V(12φ)[38mΩ/1660mA]
MF22μF16V(5φ)[2.6Ω/80mA]
PJ22μF50V(6φ)[910mΩ/195mA]
PR330μF6.3V(6φ)[480mΩ/200mA]
SD1000μF6.3V(10φ)[100mΩ/650mA]
UTWRZ47μF25V(5φ)[750mΩ/180mA]
UTWRZ1000μF10V(10φ)[80mΩ/850mA]
UTWRZ2200μF10V(10φ)[80mΩ/850mA]

 電源に向いている非水系のが多いので、HSDL所有の全てのボロ電源のコンデンサ交換してみるかな。来年また重点的に使われるだろうが、一部はもう使わないので「コンデンサ詰め合わせ袋」に入れて誰かに上げちまおう(^^


★GA-8IG1000 Pro-Gその後[2011/12/15]
 ケチって入力にFC1000μF16Vを付けたGA-8IG1000 Pro-Gだが、1年4か月経った現在も全く問題なく動作している。取り付け当初は超発熱して「爆発するか!?」なんてワクテカしたけど、現在では世間並みの発熱に収まっており死ぬ気がしない。安心したりガッカリしたり。

 FC程度の低性能でも大丈夫なのだから、次もあまり性能は気にせず気ままに付けてみよう。高い金払ってMCZを買う必要もなかったな。結論として{弱ったKZG<未使用FC}ということになった。ESRが3倍で耐リプルが半分程度と、能力が極度に劣っていても未使用の方が良いらしい。次は草臥れたP4B533のも換えてやろう。あれは確かタイコンだったので心置きなく換えられる。

 あとまだやってないバカVRM実験は耐圧不足と逆付けか?あ、逆付けは既にP2B-Fで間違えてやったんだっけ。じゃあ12Vラインに耐圧10Vでも付けるか。またどこかの厨助が大騒ぎするのかな(^^


★Web上の記事から

・同じライブドアブログを徘徊していたら発見した。オレもCPU箱買いしてみたいな(^^
http://blog.livedoor.jp/ese_admin/archives/51516588.html

・フレキの処理に見どころがある。
http://blogs.yahoo.co.jp/def_int/16578293.html


★今日の飲み物
 さすがに寒くなってきたので清涼飲料水の出番は殆ど無い。だが晴れた昼間などには飲みたくなる時がある。体を使った後はカロリー補給にもなるので飲む。

cola
 友人が「コーラが超安く売っていた」という事で、コーラ好きの筆者に買ってきてくれた。謎の韓国製コーラで、値段は1.5Lで何と95円!果たしてどんな味がするのだろう。飲み物は余程のモノでない限り飲める人なので、少なくとも不味くて吹き出すような事はないと思う。よく見てないけどコーラ白書にも載っていない。これと同型かな?でもダイエットじゃないんだよな。

 …で飲んだ感想は「コーラとはちょっと違うぞこれは(^^;」だった。前にも書いたが、我々のコーラ観はコカコーラやペプシコーラに支配されており、それ以外はみんな異端になってしまうんだな。コーラの原初形態と言うか「本当の味」ってどんなのだろう。アメリカにクラシックコーラと言うのがあるらしいが飲んでみたいものだね。それはさておき、珍しい飲み物?をありがとうございましたm(_ _)m

 ちなみにボトルが邪魔だったので、空いたコカコーラの小ペットボトルに小分けして冷蔵庫に入れた。これを忘れた頃に飲んだらどんな感想を持つのだろうか?流石に余程寝ぼけていない限り違いに気づくだろうが…(^^;

USBバスパワー

 USB充電用「電池BOX」(その3)に於いて、USBバスパワーが測れるようになった。忙しいにもかかわらず暇潰し?にテキトー計測してみた。マザー上ではノイズ発生装置として(^^ MEMTEST86+を回している。


★WS440BX[Rev206]+SL3CC
ws440bx_usb
 入力インダクタ前の波形がそのまま出てきてしまっている。絶対量はかなり減っているが。基本波の周りに纏わり付いているのがメモリ読み書きによるノイズ(殆ど見えないが)。勿論この状態でも50mVを下回っているので実用には全く問題は無い。

 このWS440BXはHSDL改造版で、ノーマル逃げ牛版は何とUSBのDCコンデンサが省略され付いてない。HSDL版はタンタル68μFを付けたが、実は設計が端子2つ分の手抜き共用なので100μFが正解だった。HSDL初期版は確かYXG220μF25Vを付けていたので、その方が品質的には良かったかも。他OEM版は100μFタンタルが載っているものがあるらしい。


★GA-7ZXR[Rev1.0]+AXL1500DLT3B
ga7zxr_usb
 コイツはDCをYXG220μF25V交換している。この時代はまだ5V酷使なので、手抜きするとリプルがバリバリ出てくる。ちなみにVRMの入力DCが悪い場合、USB5V周りだけを徹底的に改良しても無駄になる。電源ラインの総合的な見直しが必要だ。

 このHSDL版は連載を読んだ人はご存知の通り、狂ったようにVRM入力コンデンサを強化している。なので市販マシンでUSBのリプルがこのマザーより少ない製品は存在しないと思われる。実は今回の計測はUSB電池BOXの時の計測レンジの半分になっている。それはこのマザーが前回のレンジではリプルが少なすぎて拾えないため。


★GA-8IG1000 Pro-G[Rev3.1]+SL63X
ga8ig1000_usb
 これも改造版だがDCはノーマルと変わっていない。ネットバースト系は5Vは食わないのでその点では有利な条件。だがSDRと違って5VからVmem2.5を生成しているので、そのおつりが強烈に帰ってくる。このマザーの場合はデュアルチャネルなのでノイズも更に倍増する。

 これまでの結果から見て、FSBに比例して高周波ノイズが増えるようだ。Vcoreが5VソースでなくともDDRメモリ電源が電力を食うので5Vは汚染される。市販のDDR系マザーは新しいほど酷くなる一方なので、Socket775以降のマザーの計測はしない。これと同等以上にヒドイと考えておけば間違いない。


★終わりに
 このようにマザーの5Vバスパワーは、未改造だと意外に無視できないリプルノイズを含んでいるようだ。マザーボードのノイズ低減には物理的に限界があるので、やはり電力を使う方で自衛しないとまずい。オーディオ系など電源品質が重要なデバイスは、バスパワーは使わないで外部電源供給がベストということになる。もっともオーディオ系も本格的にやればそれなりに電力を食うので、市販品は元から外部電源のものが殆どだと思うが。徹底的にやるなら信号系を含めて光デバイス等でアイソレートすればいい。

今日のHSDL[2010/10/09]

★GA-8IG1000 Pro-G[Rev3.1](その後)
 あれからHSDL37として運用している。GA-8IG1000 Pro-G(テスト編)に於いて、

 その後MEMTEST86+を調子に乗ってぶん回していたら、何と松下FCが過熱してるじゃありませんか。


 と書いた。しかし気温が低くなったのが幸いしたのか、現在はFCの内部発熱は常識的な範囲に収まっている。重い3Dベンチマークなどを回しても特に問題はない。ひょっとするとエージングが進んでコンデンサのESRが低くなったのかもしれない。自分で書いていても楽天的だとは思うが、その裏付けとしてFC16VとFC25Vの温度差が少なくなっている事が挙げられる。これは16Vの方もエージングによりESRが低下したからではなかろうか。最初に大電流が流れた25Vの方は既に下限に達しているのだろう。とりあえずKZGの代用が勤まっているのかな?

 これは来年の夏になるまで本当の結論は出ないな。パワーMOSFETも常識的な温度となっているが、相によるバラつきは相変わらずなので注意は必要か。しかし秋になり冬が近づいてきた事もあり、松下FC発熱問題は一旦解決と言う事で。解決したからには当然プレス子を載せますよ(^^ イジメに近いものがあるが。松下FCとパワーMOSFETは何処まで耐えられるのか?


★デバイス・スタビライザー
 今日の買い物[2010/09/20]で何となく手に入れた一品。必要に迫られて手に入れたわけではないので放置していたが、現在床置きで使っているPX-W2410TAに付けてみた。結果は想像以上に良く、床に伝わっていた振動が全くといって良い位感じられなくなった。恐らく接地面積が少ないからだろう。CD-Rの読み取りも向上したような「気」がする。
gomuasi1
gomuasi2
 買い物記事では「ただのゴム脚」と書いたが「高性能のゴム脚」と訂正する(^^; 1個22.5円だから耐震君と比べても経済性ではヒケを取らない。耐震君はベタ付くし、こちらの方が個人的には気に入った。荷崩れ品みたいなのでもう手に入る事は無いだろうけど。

GA-8IG1000 Pro[Rev1.0]

★GA-8IG1000クソハンダ版
 GA-8IG1000 Pro-G[Rev3.1]が先日華麗に復活してしまったので、二匹目の泥鰌を狙うべくウンコ版も修理してみる。BIOSは無事なのは確実なので(注)、ICH5さえ死んでいなければあとは何とかなる。他に壊れるのはVRMだけだからな。既に正常なGA-8IG1000Pro-Gがあるので手本にも事欠かない。しかしあの汚いランドは何とかなるのだろうか。

注:DualBIOSが器用に2つとも死ぬとは考えられないだろう?常識的に考えて。チップセットが死んでいないデュアルBIOSマザーはジャンク動作確率は100%近い。


mosfet
 パワーMOSFETを一応チェックする。最近これが壊れているのがやたらに多い。いやそういうメーカーの製品(注2)ばかり扱っていると言うべきか。チェックしたところ、3相全て上下とも問題なし。おやぁ?見た目酷いから壊れていると診断したが、もしかして各部正常なのか?流石に入力コンにルビコンMBZがついているだけの事はある。お陰でPCB裏も焼けていない。何でRev3.1でMBZをKZGに変えたんだろう?これは悪い判断だったね。

注2:GIGABYTE、Intel、MSI等。メーカーが悪い部分も勿論あるが、ユーザー層(質)が悪いと言うかわいそうな部分もある。こればかりはメーカーには手の打ちようが無い。


★コンデンサ仮付け
 どうもコンデンサ交換だけしかすることが無いみたいだ。それじゃあコンデンサを付けて動かしてみるぞ。イモハンダを越えた超糞ハンダは前回取り去った。新しいコンデンサは何にするかなあ。手持ちで常識的には三洋WG3300μF6.3V×2だろうが、動かないとイヤなので高いのは付けない。


zl3300uf10v
 色々考えた結果、中古コンデンサ入れに入っていた12.5φの厄介者、ZL3300μF10Vを採用した。隣に当たってしまうが無理やり挿す。リテンションも何とかクリヤーできた。


kitaneeee
 チョット汚いけどこれでしかたないね。何しろランドが剥がれて存在しないのだからハンダが乗りようがない。無理やりかぶせる形でお茶を濁す。これが人の作品ならキタネー!ってバカにするところだが…(^^;


sbc1_2
 実はKZG(13mΩ)→ZL(18mΩ)が心配なので、省略されている裏面のSBC1、2を実装する準備をしていたが、POSCAPが惜しくなったのでそのままにした。だがテストの結果無くても動いた。


sata
 分捕られたSATAのコネクタの代わりがあれば取り付けるんだが、残念ながらそんな上等なものはHSDLには無い。一部スルーホールが抜けているので付かないかもしれない。


★電源投入
bios_ga8ig1000pg
 いつものSL6RV率いる?特攻野郎Aチームが出撃。動いちまった!BIOSは最終のF11だからSL7C5にも対応している。こんなことなら前回のGA-8IG1000 Pro-Gは買うんじゃなかったね。教訓「一見動かないと思ってもちゃんとチェックしろ!」だ。いつもながら無駄な買い物が目立つ。ちなみに新アイテムのPCITEST1(注3)も挿している。


mem_ga8ig1000pg
 相変わらずメモリもバカっ速で文句無し。デュアルチャネルでメモリ相性が気になるところだが、HSDLの最悪コンビでも全く不安は無い。i8xxとしてはメモリコントローラは良い方だろう。もっともメモリクロックは133MHz定格なので音を上げられても困るが。入力コンが極めて安定している分、前回のPro-Gよりずっと安心感がある。やっぱりPro-Gの方も不本意ながらMCZに換えるか…。


 という事で865Gが突如増えまくっている。動かないときは一つも動かないが、動き始めるといきなり全部動くのだ。このマザーはSATAコネクタがモゲているから自分で使うしかないけど、それ以外のまともな奴は人にあげちまうかな?でもICH5がいつ裏切るか分からんので予備は有った方がいいか。予備を手放したとたんにブチ壊れるのは良くある話。

 今回、修理・復活したよしとみはグッドジョブだが、動作チェックをしたよしとみは島流しに値する。P4P800-SEやP5B-E Plusの動作チェックは外部委託するかなあ(^^; ジャンク勝負としては、これでまた負けを勝ちに強引に持って行った。

注3:検索してみたけど誰も使っている人がいないみたいだね(^^; みんなこういう玩具好きじゃないのかな。子供の小遣いでも買える値段だし、ジャンカーならみんな持ってるもんだと思っていたよ。よしとみは「大して役に立たない」なんて書いたけど、一般素人の動作チェックには充分に役に立つと思うんだけどなあ。各掲示板を見るとCPUやVRMのチェックはおろか、いまだにBIOS飛びのチェックすらできない人が多いし。

今日のHSDL[2010/08/20]

★パワーMOSFET
power_mosfet
 いつの間にか、D2Pak(TO263)のパワーMOSFETが貯まってしまった。ちょっと前にマザーボードを破棄しまくったからだろう。

・CET6030L×7個
 本家6030によく似た製品(^^ セカンドソースと言うには特性が違う。カタログデータ上は勝っている部分も多い。どちらにしてもP6世代としては充分な性能だ。古いマザーでよく見かけるPHB50N03LTが下側に使われていたら、この石と交換してみるのも面白いかもしれない。大して違わないだろうけど発熱が減る。もし下側にCEB603ALが使われていたら迷わずこれに交換だ。

・FDB6030L×4個
 これが本家本元(^^ 上下共に使えるオールラウンドプレイヤー。但し下側は7世代用にはチトきついかも。その場合は7030を使おう。

・FDB7030BL×3個
 低RDSonの石。スイッチングの速いFDB6030を上側スイッチにして、これを下側に使うのが通。

・FDB6035AL×2個
 6030の後継。使い方は全く同じ。GA-8IG1000 Pro-Gで使った奴。

・IPB10N03L×2個
 OptiMOSと称する。6030を一段性能アップした感じ。上下共に使える。7世代でもそれほど見劣らない。K7N415Proで使った奴。

 これでD2はいくら飛んでも大丈夫?しかし予備がある奴は大概死なないんだな。やはり入力コンデンサ実験をやるしかないな。態々危険な事をして飛ばす必要も無いんだが。


★i82562
82562et
 実はi82562ETも2個発見された。これをICHマザーの基板の実装されていない部分に付けてみるか?今更100BASEのLANだが。他にクロックジェネレータICも幾つか出てきたが、足の配列が意図的に変えられているので付かないだろう。WS440BXに付けたかった。


★GA-8IG1000 Pro-G(その後)
 やっぱ変だな。12Vを12A流してもシミュレーションではこんなに発熱するほどリプルは流れないんだけど。FC1000μF25Vが1本だけ離れているのがいけないのかも。FETの発熱にバラつきがあるのも含めて、基板設計が悪いんじゃないかと言う疑いが出てくる。シミュレーションではコンデンサが均等に並んでいる前提だからね。もっとも「4.3mΩだった所へ14mΩを付けて発熱が酷いは無いだろう」と言う声もあるが。ちなみに約700mV振れているのだが、こっちの方が余程ヤバイような気がしてきた(^^; 3相だとどのくらいまで許容されるんだろうか。パワーMOSFETさん、問題解決するまで死なずに頑張って。


★DR-B350ATX(その後)
 手を付けたくないと書いたが、手を付けなければならない事態になりそうだ。P4B533にTi4200を付けたら起動したりしなかったり。起動しない時はマザーの電源チェックで引っかかっているようで、恐らくどこかの電圧が足りていないのだろう。このTi4200は3.3Vからコア電圧を生成しているので5V系が電圧降下しているんじゃないか?(注)でも仕様から行けば足りないはずは無いんだがなー。CPUのVcoreは12Vだし、5VラインなんてTigerMPに比べれば屁みたいなもの。やっぱり精密検査の必要があるか?

注:3.3Vは5VからDC-DCで生成されているので、3.3Vを引っ張り過ぎると5Vが音を上げる。

GA-8IG1000 Pro-G(テスト編)

GA-8IG1000 Pro-G(腐り品)
GA-8IG1000 Pro-G(修理編)

 例によって(メンドーだから)グリスも塗らずにクーラー装着。865Gチップセット内蔵ビデオにて動作チェック開始だ。CPUは特攻用のSL6RV、メモリはHSDL一番のウンコメモリであるV-Data&Mr.STONE混合デュアルチャネル・アクセスである。両方とも燃えても痛くも痒くもない物件だ。いやそれ以前にマザー自体燃えても痛くも痒くもないが。

biospost
 ICH5も壊れていないっぽい。尤もUSBは未使用なので完全とは言えない。ICH5のUSBは本当によく壊れる。というかICH5自体、歴代チップセットのサウスの中では群を抜く破壊率を誇るのだ。マスコミは金貰ってるからインテルの不祥事は報道しないけど、恐らくリコール物の欠陥チップなんじゃないか。同じICHでも1、2、4、6は殆ど壊れないし、7以降は使い込んでないので知らない。この会社の事だから何処かでまたやるだろうけど。なおスイッチング周波数は158.3kHz×3Pだった。

memtest_ga8ig1000
 MEMTEST86+も無事クリアー。内蔵VGA+Celeron2GHzとは思えないくらい高速だ。これで今回の敗北を強引に勝利に持って行った。もう865Gを買う事は無いだろう…今年は。とりあえず本格派s478マザーが安く手に入ったので良かった。

 その後MEMTEST86+を調子に乗ってぶん回していたら、何と松下FCが過熱してるじゃありませんか。特にFC1000μF25Vの方が酷い発熱。これはやはり内部発熱で、現在結構ヤバイ状態なのかもしれない。上手く余剰品を使って安上がりにできたと思ったんだが、予定より早く真打ルビコンMCZ1500μF16Vの出番が来るかも。早い段階で噴いたら写真ageます。


★気づいた事・課題
 ネットバーストは電源的に極限を極めているので、P6では気づかなかったことが色々判ってくる。一つ言える事は、やはり実験で松下FCを付けたのは正解だったということ。もし最初からMCZを付けたらこれらの半分も気づかなかっただろう。何でもやってみるものだね。


1.このVRMは3相電源だが発熱が各相バラバラだった。考えてみれば部品配置も配線パターンもバラバラなのだから発熱が違っても不思議ではないのだが、この電源は明確にハッキリ違いが出ている。こんなに違いを感じたのは初めて。これは原因を究明する必要があるな。あまりバラつきがあると「パワーMOSFET各個撃破」ともなりかねない。

2.入力コンデンサの内部発熱が酷い。これはESR的に足りないのだと思われる。あと1本あれば…と思うのだが。このままの本数なら更に上位品種への交換が必要だ。だが今のところVRMのFAN冷却だけで済ませている。放置は危険なのでよく見ながら動かそう。また基板から伝わる熱よりも内部発熱の方が遥かに大きいようだ。この場合は基板から離しても効果は薄いと思われる。熱風吹きつけなどは全く問題ない模様。コンデンサの内部発熱の方が大きいのでむしろ冷却になる。

3.コンデンサは一番性能の高いものから壊れる。これはランクの違うコンデンサを並べてみて判ったのだが、45mΩのFC1000μF16Vよりも38mΩのFC1000μF25Vの発熱の方が断然上だった。これは理論的にも抵抗値の低い方に大電流が流れるので正しい結果。恐らく発熱の酷いFC1000μF25Vが先に壊れるだろう。触った感じでは50℃は確実に超えている。

4.Vmemレギュレータが異様に熱い。出力コンのニチコンHM1000μF6.3Vも強烈に内部発熱している。このHMはかなり寿命が短いのではなかろうか。以前このHMが噴いたり漏れたりしている写真を見た記憶がある。これはデュアルチャネルアクセスの影響だろうか。考えてみれば普通は休んでいる時間にも連続的にアクセスがかかるわけだから、理論上はシングルチャネルの倍の消費電力になるはずだ。シングルと同程度の電源設計なら確実に発熱し壊れる。コンデンサの省略があるが、これも埋めた方がいいような気がしてきた。

5.SL6RVは1.050Vでも余裕で起動。BIOS起動だけなら1.000VでもOKだがMEMTESTでエラーが出た。高負荷を掛けたら1.050Vでも落ちるかもしれないが、少なくともMEMTEST86+くらいなら問題はない。規格が1.315〜1.525VのCPUでこの低電圧耐性は驚き。実用時は1.100Vで使ってみたい。ちなみにその場合ぶん回しても25A弱しか流れない。モバイルCPU並みとまでは行かないがそれに近い消費電力。

6.発熱が低いので60秒間冷却ファンを止めてみたが、ヒートシンクは僅かに温くなる程度だった。ファンレスは充分に可能だろう。しかしVRMの発熱は変わらないので、CPUファンを止めてもVRMに冷却ファンを付けなければならない。CPUファンレスによる静音化は不可能という事だ。


 s478電源の厳しさはシングルならSocketAを超えるな。頑張ったつもりのGA-7ZXR(改)はまだまだ楽をしているんだね。実用ならこの時代はAthlon使う方が正解だった。余談ながらセレロン2.0GHzは組み込み用にまだ作っているらしいが、これを組み込むって一体何の機械なんだろう。
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