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主にジャンク品を使って日頃の発想や妄想を実験・研究するブログ。

HDD

Fireball lct20修理

 久々HSDLにHDDの修理品が持ち込まれた。HSDLでも使っているlct20(40GB)である。バラックで使っていたら、基板がどこかにショートして動かなくなったらしい。


★解析
 早速解析してみる。自然故障ではないのであっと言う間に原因判明。

moe1
 5VラインのFB(フェライトビーズ)がこのようになっている。どうやらすぐそばにあるネジとFBが金属のような導電性のあるものでショートしたらしい。FBは5Vが掛っており、ネジはグラウンドなのでショートにより大電流が流れて燃えたわけだ。ループの中の一番弱いところが燃える。


moe2
 触っているうちにFBが取れてしまった。焼けて脆くなっていたのだろう。これで元のランドは諦めねばならない。

 「故障原因が基板ショートと分かっている」「電源からショートした部分までの間に回路または半導体が無い」等の理由から、容易に直せると判断した。


★基板整形
 まずは基板を修復しなくてはいけないが、元の部分は燃えている&剥れかけているので触らないようにする。オリジナルと同じは諦めて、カッコ悪いけどこのようにするしかない。

kiban
 だいぶ前の方のレジストを剥がした。ありゃ?位置がちょっと下にずれた。毎度の事だがあまりきれいに行かない。ウレタン塗料焼き付け塗装を上手く剥がす方法は無いものだろうか…。


★部品実装
 FBは元(2012)より大型(3216)のものにする。前の部分をショートカットする形になるからだ。容量的にはこんなに大きなのは必要ない。

after
 あくまでも見栄え重視のHSDLとしてはカッコ悪いが仕方ない。そこら辺にあった600Zを使ったが、元々の設計値が分からないのでこれで元通りかどうかは分らない。無くても動くので300Zだろうが1kだろうが構わないのだが。インピーダンス数値が大きい方がノイズは減少する。

 電源で必要なのは0Hzなので(^^; Z数値は更に大きくてもよいが、DCRが問題となるから元のサイズ(2012)より小さい(1608以下)のは良くない。この状態でショートすると前にあるもう一つのFBが燃える筈。まだそれでも対処の方法はある。


★動作試験
mhdd
 電源は入って認識も問題ない。MHDDでスキャンしてみたが読み取りデータエラーも無さそうだ。元に戻ったと考えて良かろう。このFBシリーズは他社製と違って基板交換が可能だが、換える必要は全くなかった。この程度の怪我なら特にアセる必要はない。最近の製品はFBなどは省略されていることが殆どなので、FBが燃える代わりにICや配線が逝ってしまいます。


 他人の修理・改造だと意欲的にすぐ終わらせるのだが、自分の修理や改造はどうも億劫でやる気が出ない。根っからのプロですね(^^

今日のHSDL[2011/02/01]

★2月の買い物
 ACアダプタ騒動の時に思ったが、HSDLには高圧コンデンサの手持ちがない。PC系イジリには全く必要ないからだが、ACアダプタの入力コンデンサ修理用に持っていた方が良いのではないかと思い始めた。いや別に無くてもいいけど、あればもっといいかなと思う。あとは3Aで60V程度のリードアキシャルSBDがあればな。これは追加用なので高価なら要らない。1Aは安いけど3A以上はまともに買うと意外に値が張る。

・耐圧250Vで22~47μF程度の小型品
・SBD(リード)3A程度
・ATX電源:ネタ用なので古めでよいが100円
・Quadコア
・AM2/AM3 4400+以上:2000円以下
・現在HSDLが所有していない会社のマザー

 ATX電源は企画モノで使うので100円限定。50円でも200円でもダメ(^^ Quadコアは安ければどこのどんな奴でもいい。ソフトウェアの実験に使うだけなので。


★久々HDD死亡
 P4M900T-MにXPを入れようと思って、手近にあったMAXTORのVEGAⅢこと90648D3に電源を入れてみた。そうしたら昔懐かしいカッコンカッコンのシーク・リトライ音。5、6年間全く使っていなかったのに、保存しているだけで死んでしまうとは情けない。コンデンサが劣化するわけではないし、寒くて(気温10℃未満)グリスが固まっているとか?暖めてからテキトーに振ったりしてみたが(^^ 元には戻らないようだ。手に入れてからあまり使った記憶が無いので損した気分だが、動かないものを持っていても仕方が無いので登録抹消だ。

・気付いた事
①リトライは必ず58回で止まる。
②あまりに冷たいので暖めてみたらリトライ回数が変わった。
③暖めたらリトライ間隔がやや長くなった。
④リトライの最中に振ると振動検出で止まる。
⑤リトライが終わった後にそのまま放置するとまた始まる時がある。

 今回初めて気付いたのだが、リトライ回数が決まっているのか必ず58回で止まる。振動検出はモーターコントロールICのカタログによく売り文句が出ているが、実際に効果を発揮しているのが判って感心した。この辺のアルゴリズムは不明だけど、ほぼ確実にヘッドはガードされると思われる。HDDのメカニカル・テクノロジーは素晴らしいね。

 使わないのに壊れたと言っても、このHDDは90年代IBMPCのパーツだ。10数年後の今時動いている方が奇跡と言えないこともない。恐らく2011年現在で現役で使っている人間は皆無だろう。まったく物持ちのいいHSDLである。ラベルには99/01/23製造とある。去年大容量は補強しているが、小容量は時代的に全く増えていないので困った。

 ちなみにHSDLの使い方はかなりユルイ。にもかかわらずよく壊れるのは古いからではなさそう。実験中にPCIバスが変則クロック状態(最小26~最大46MHz)になると早く死ぬようだ。勿論論理的にではなく物理的に死亡する。殆どのドライブは40MHzを超えるとDMAでは動かなくなる。某社製以外は(^^; PIOだとかなり上まで動くが、その代わりデータ化けがDMA転送より増える。


★AMI BIOS
 以前AMIのCPUマイクロコード入れ替えについて「そのうちに書く」と書いたが放置されている。実は書き換えに使うツールが灰色どころか真っ黒の有料ソフト流出品だったので止めておいたのだ。なわけでやり方は自分で発見してください。使い方は起動すればだいたい判る。なおAMD系はCPUマイクロコードに類するファイルが無いので、インテルと同じやり方では無理っぽい。


★驚きの白さ!
http://trashbox.homeip.net/nownow/20100905/
 ううむ、ワイドハイターEXパワーにそんな才能があったとは知らなかったぞ。ウチの黄ばんだ奴を早速浸けてみよう。って黄ばんだPC88と98は去年捨ててしまったか…。これで日焼けだけでなく日陰で黄色くなる奴も取れるのかな?それだとPC98用キーボードがあるんだが。ともかく非常にためになるお話でした。


★部品使ってください
 と部品担当より言われたので色々考えてみる。部品と言っても劣化する部品、端的に言ってアルミ非固体電解コンデンサである。いったい何があまってるんや?

・5φ
東信UTCMD 22μF25V[13]
日本ケミコンKRE 22μF16V[39]

・6.3φ
東信BPUE 47μF16V[10]
日本ケミコンKMQ 470μF10V[8]
日本ケミコンKRG 47μF16V[2]

・12.5φ以上
エルナーRE2 2200μF10V[15]
日本ケミコンKMG 3300μF50V[3]

 うぐぐ、一般用ばかりではないか。一般用は効果が低いのが既に判明しているので使う気が起きない。直流小電流主体のシリーズレギュレータIC出力などに向いているが、スイッチング電源で大電流オン・オフが普通の現在では実力を出せる場が少ないのが現実。諦めてバカ実験にでも使おう。


★またまた質問コーナー
 対策したら余計に質問が来るようになった(^^; ポストピンが分らないとか、検索すれば分るような事は無視する。あと行動する前に質問しない事。


Q:(略)電源がビリビリするんですけど何で?(略):R.Kさん

A:手っ取り早く、対策はコンセントの向きをを入れ替える。今までと逆方向にすれば良い。


Q:(略)電源ケーブルネジり(略):複数

A:電源ケーブル捻りはまとめてネジってはいけないよ。例えば12Vと5V、3.3Vはそれぞれノイズレベルが違う。まとめて捻ると12Vのが5Vや3.3Vに流れたり、またその逆も考えられる。つまり電圧別にそれぞれGNDと捻らなくてはいけないのだ。まあそんなに目に見えて効果が出る事は無いので、細工が面倒に感じたらやらなくてもいいんじゃないか?

今日のHSDL[2010/10/14]

★HDD故障
 遂にDTLA-305040が壊れてしまった。それもメディアではなく、どうもVCM関連が逝かれた模様(注)。モーター系の故障は普通に使っている限り珍しいが、このドライブは入手した時から起動時にシークリトライを繰り返していたので「来るべくして来た故障」という感じ。このDTLAはIBM/NEC名義や生産地に関わらず不具合が多いドライブだ。どこかに根本的に欠陥があるような気がする。HSDLのはシリアルYJT3L116で2000年10月フィリピン製造。遂にIBM無敗伝説は終わりを迎えた。

・HSDLのHDD生存率
 (2010年9月末現在)
1.ExcelStor[100%]
2.SAMSUNG[100%]
3.HITACHI[100%]
3.Conner[100%]
5.IBM[93%](new!)
6.Seagate[86%]
7.Quantum[75%]
8.MAXTOR[64%]
9.富士通[40%]
10.WDC[22%]

 この生存率は=信頼性ではない。台数が一定ではないからだ。サム寸、日立、コナーはそれぞれ一つしか所有しておらず、しかも全く使われていないので壊れようがない。あくまでも{壊れた台数/入ってきた数}というだけの数字(補給されないと率が上がらない)。コナーはもう補給される事は無いだろうなあ。アキバでは一頃大量に見かけた富士通ジャンクも殆ど見られなくなった。近い将来Quantum、MAXTOR、IBMも消えるだろう。

注:コントローラはSPMとVCMのコンボだが、SPMは回るのでVCMコントロール部分だけスポット的に壊れた?或いはヘッド自体に問題が発生したか。


★Fireball 1280AT
 前回テストしたよりもっと古いPIO時代のドライブが2台出てきた。何れも1996年シンガポール製の初代Fireballである。実に14年前のドライブで、こんなに古い物を今だに動態保存している人はあまりいないだろう。既に現役からは引退しているが、死んでいたら捨てるべくテスト。

・Fireball 1280AT[10649689]
< 3ms:0
< 10ms:0
< 50ms:9639
<150ms:181
<500ms:0
>500ms:0
ERROR!:0

・Fireball 1280AT[16743373]
< 3ms:0
< 10ms:0
< 50ms:9638
<150ms:174
<500ms:6
>500ms:1
ERROR!:1

 1台目は完全に生きてるようだ。内周を除いて< 50msを保っている。2台目は修復をかけたがもうダメっぽい。読み取り不可能のエラーは今回テストした中で初めて。保存する前にはエラーは無かったので、放置中に自然にメディアの状態が悪化した事になる。これじゃあデータ保存できないじゃん。

 面白いのは読んでいるうちにだんだんとエラーが回復していくという事。最初はもっと沢山読み取り不可や>500msセクタがあったのだ。ライトでは復活しないけどリードでは復活するんだね(注)。長期データ保存の場合、放置するよりは時々全トラック読み出してみるのが良さそう。2TB等の巨大HDDでは時間的にツライが、データが大切なら努力するしかない。

・Fireball 1280AT[16743373]
< 3ms:0
< 10ms:0
< 50ms:9638
<150ms:175
<500ms:6
>500ms:1
ERROR!:0
3636kb/s

 数日ごとに暇さえあればスキャンしていたら更に回復してしまった!既に読み取り不可能セクタは存在しない。速度が異様に遅い不良セクタはまだあるが。このまま続けていけばそれも無くなったりして…いくらなんでもそれはないか。数日後にチェックしたら全く同じ結果が出たので、恐らくこれが限界と言うか現時点での状況なのだろう。

 とりあえず今度の金属ゴミに出すのは止めておく。考えてみればHSDLでは、ドライブは壊れ始めてからの方が何故か大切にされる傾向があるな(^^; いやそれはHDDだけではないか。

注:回復不能セクタ確定時に代替セクタ置き換えが行われている場合もあるが、今回エラーとなったHDDは既に代替セクタを使い切っている(らしい)。


★HDDの回転数
http://ettcweb0.aa0.netvolante.jp/tips/WdcAecs.html
http://ettcweb0.aa0.netvolante.jp/tips/VibrationAnalysisHDD.html
 HDDの振動解析か…これは思いつかなかった。個人的にはf測定より、HDD以外に応用の利きそうな音響解析の方が興味深い。回転数と言えばその昔、光学測定というのはやった事がある。あれはバラさないと無理だからなあ〜。

今日のHSDL[2010/10/01]

★DiamondMax3400不良セクタ消滅?
 HDD健康診断[2010/09/17]にて不良セクタ候補が発見されたDiamondMax3400(90680D4)の件だが、試しにMHDDのイレース(ゼロフィル)をかけてみた。終了後直ちにスキャンしてみたところ、

< 10ms:6108
< 50ms:45959
<150ms:13
<500ms:4

 だったのが、

< 10ms:6068
< 50ms:46015
<150ms:1
<500ms:0

 に改善された。<500msの超低速セクタが消え、低速な<150msも一つしか見られない。しかしこれは「偽りの平和」という気もする。引き続きシーク音に注意が必要だろう。こういう判別時には大きなシーク音がする昔のHDDはありがたいね。元々MAXTORはOCには全く使えない(注)ので、OCできないIntelマザーのシステムディスクに使われるだろう。

注:PCIクロック=35MHzでもDMA転送だと動作不良を起こす場合がある。I/Fは全メーカー中最弱レベル。OCしない実用ドライブとしてはそれでも困らないけど、動作マージンが少ないと言えない事もない。それでも捨てがたいのは相性の少なさとノイズの少なさが群を抜いているため。


★DiamondMax2160(83240D3)
 これも遅いセクタがあったのでイレースした後もう一度計測してみた。前回計測した時は実はデータが入った状態(98SEが入っていた)だった。

・Before
< 3ms:1
< 10ms:1633
< 50ms:23186
<150ms:2

・After
< 3ms:1
< 10ms:1460
< 50ms:23360
<150ms:1

 その結果<150msのセクタが1つ消え、その代わり<10msのセクタが大幅に減った。イレースした後は何故かいつも低速になるのだが、ヘッドの変化なのかメディアの変化なのか判らない。ドライブ自体の温度上昇によるものとも考えられる。これ以上は何度やっても変わらなかったので、現状これが限界と見て良さそうだ。なお<3msがあるが、これは最終ブロックだった。速いと言うより途中で転送を打ち切っているのかも?

 1つだけ残った読み取りの悪いセクタ(<150ms)は頭から7番目のブロック(注)だった。やはり外側のよく使われるところからダメになっていく。と言うことはデフラグでいつも外周にデータを配置していると、そこばかり集中して使われて部分劣化する事になる。やはりデフラグはドライブの寿命を著しく縮めると見て間違いない。同じようにパーティションを切るのも良くない。データがバラけるとVCMは忙しいが、これやSPMが逝かれるよりメディアが逝かれる方が断然多い事象であるのはご存知の通り。もっともデフラグしなくても外側は使われやすいので、外から劣化していくのは使えば当然と言えない事も無い。うちのウェスタンは何故か全て内側から壊れていったけど…(^^;

注:MHDDでは255セクタ=1ブロックとなっている。


★10月の買い物
 前から思っていたが、床で使うにはマウスよりトラックボールの方が向いているな。トラックボール付きキーボードという便利な奴が売ってるが、いざ買おうとするとなかなか見つからない。金を言われるままに出せばあるのだろうが、HSDLの全マザーが買える値段とかそういうのはちょっと…(^^;

 猫電のPCに数百万円投入して粗大ゴミになって「もう金輪際PCに無駄金をかけるのは止めよう」と誓ったあの日から、自分が正当な価値(値段)と思う物しか買わない。例えそれがどんなに欲しい物であっても評価以上の金額では買わない。極論だが2年で1/10の価格になるようなモノは元々1/10の価値しかない物だとさえ思っている。

・500Wの今風の電源:安ければ動物でも何でも良い
・AM2CPU:相変わらずLE以降のFSBの奴
・Core系:但し急激に安くなったらの話
・K6-III/何でも良い:チョイと用があるが借用も可
・P4B等845SDR機:GA-7ZXRのかませとして(^^;
・トラックボール:高いのはお断りだ


★買い物分析(だいたい1年後)
 そう言えばここでの分析によると、10月は1年間で最も買い物をしない月らしい。9月は普通だったが、最近はアキバだけでなく方々に遠征しているので変わってくるかな?と思い再調査してみた。

2005頃〜2010年9月
1月=79(12.91%)冬(12〜2月)
2月=64(10.46%) 39.05%
3月=42( 6.86%)
4月=49( 8.01%)春(3〜5月)
5月=54( 8.82%) 23.69%
6月=44( 7.19%)
7月=27( 4.41%)夏(6〜8月)
8月=27( 4.41%) 16.01%
9月=66(10.78%)
10月= 7( 1.14%)秋(9〜11月)
11月=57( 9.31%) 21.24%
12月=96(15.69%)
合計612サンプル


 傾向は全く変わってないね。7、8月がアップしたのは勿論ハードオフ遠征の成果だろう。やはり10月の極端な少なさが目立つ。秋自体は少なくは無いし、むしろ伸びているので10月だけ少ないという事になる。9月の急激な伸びが目立つが、9月に買い物をし過ぎた反動が10月に出るのだろうか?やはり謎だ。多分アキバに行かないのだろうな。果たして今月はどうだろうか。


★次に何をやるか?
 S58PHは結果的に大失敗だったな。あれで第6世代最高のネタをやろうと思っていたのだが、改造以前に動かないのではどうしようもない。改めて次の候補の検討に入った。最初に決めたことは、

,△泙蠍鼎い發里呂笋蕕覆
 P5世代のようにVRMがシリーズレギュレータICだとか、スイッチングでもSBD使用の非同期だったりするのはダメ。これでSocket7は殆ど脱落する。CPUも少ないし電力も食わな過ぎるので尚更ダメ。

搭載パワーMOSFETが少ないもの
 これからやる実験はコイツが死亡したり、甚だしい場合は燃える可能性があるのでリスクを減らすため。デュアルCPU、マルチフェーズVRM、パワーMOSFETパラレル接続のものは脱落。そうそうFETのパッケージはD2Pakに限る。手持ちがほぼこれしかないから。

I品が付けやすい事
 主にVRMのコンデンサだが、8φよりも10φ、10φよりも12.5φ優先となる。大きなスペースに小さな部品は付くが逆は不可能。計画では変な物をいっぱい付ける予定だ(^^;

い覆襪戮汎用性がある事
 汎用性とはCPUが色々使えると言う意味。VRMに汎用性の無い鱈やカトマイ以前のマザーは切られる。しかしこれは「できれば」と言う感じであまり重要ではない。

ゼ辺の汎用性
 メモリは大量にあるSD-RAMしかない。DDR以降やSIMM以前は脱落。AC97やNIC等オンボードデバイスも少ない方がいい。

ξ匹な、レア物は除外
 これは解説の必要なし。「良い物は絶対に改造しない」のがHSDLのポリシー、と言うか良いものは改造する必然性が無い。またレア物はオリジナルで保存したい。

破損しているもの
 電解コンデンサが破損しているとか、そういう難点がある奴がいい。改造に躊躇がなくなるから。修理ついでに改造すれば一石二鳥。

複数所有している物
 2つ以上持っているマザーはなお良い。ノーマルとの比較がしやすいため。

その他
 以前に改造したマザーのシリーズ物や改良型はなるべく避ける。具体例を出せばP2B系とか。


 上の条件で絞った結果、以下のマザーが残った。

・GIGABYTE GA-6OXM7E[Rev2.0]
 既にコンデンサ交換の経歴アリ。10φで部品スペースもある。GIGABYTEのP6世代は記事を書いた事があまり無いので目新しさでも有利。パワーMOSFETが一寸良い物なのが難点と言えば難点(交換要員が居ない…)。

・ECS P6ISA-II[Rev1.1]
 Vtt1.5のG-Luxon電解コンが膨張している。CPU周辺は10φで部品スペースもある。既に「古のマザー」に於いて部品調査も終わっており、すぐにでも改造を始められる環境にある。

・DFI PA61[RevD2]
 10φが多く部品スペースはあるが、チップセットがアレだからヤル気せず(^^; 弱点の洗い出しや部品調査は「古のマザー」で終わっている。Slot1と言うことで汎用性では一番有利な条件。


 DFIは落選寸前なのでECSとGIGABYTEの争いと見てよさそうだ。何かHSDLではいつも見る展開だ。選考基準はいつも同じだからな…この3枚から人気投票で決めるか?(^^;

HDD健康診断[2010/09/25]

 HDD健康診断[2010/09/17]の続き。メシ食っている時間、機械が空いてもったいないので、その時間を利用してHSDLの特攻用HDDの健康診断を行なう。テストは前回と同じMHDDを使用。


★Deskstar 16GP(DTTA-350640)
 1999年2月フィリピン製。名義もNECになっている。3.2GBプラッタ×2の6.4GB。IBM無敗記録は現在も更新中だが…。

< 3ms:0
< 10ms:3429
< 50ms:46347
<150ms:0
<500ms:0
>500ms:0
ERROR!:0

 流石にIBM様、性能だけは文句なしですなあ。それ以外に問題は大有りだが…(^^;


★Fireball SE
 1998年日本(須崎)製。流石に殆どブチ壊してしまったが、一時期はMPB3032と並んで多数所有していたドライブ。

< 3ms:0
< 10ms:2615
< 50ms:22115
<150ms:0
<500ms:0
>500ms:0
ERROR!:0

 全く問題なし。多くのFireballはジャンクで手に入れたものだが、不良ドライブは手に入れて早々にブチ壊れたので、現在残っているのは選び抜かれた兵と言うか良品なのだろう。実用ドライブは1年くらいかけて選別した方がいいか?1年で磨り減ったとしても10年は持つから。


★DiamondMax2160(83240D3)
 1998/05/06シンガポール製。名前の通り1プラッタ2.16GB×2の3.24GBドライブ。

< 3ms:1
< 10ms:1633
< 50ms:23186
<150ms:2
<500ms:0
>500ms:0
ERROR!:0

 実はこれも格下げ有力候補だったが何とかクリヤー。何故か3ms台が1つあるが計測ミスかな?それよりも150msが2つあるのが気になる。そろそろ注意が必要だな。不良が出るまでデフラグかけまくるか(^^


★MBP3032AT
 前回と同じ型番のドライブだがこれは1998年2月フィリピン製。

< 3ms:0
< 10ms:444
< 50ms:24131
<150ms:5
<500ms:0
>500ms:0
ERROR!:0

 おっと、こちらのMBP3032ATは150msセクタがあるね。このセクタはいつの日か不良セクタになるだろう。早く不良セクタになってくれた方が良いのだが。その場合は代替セクタに置き換えられるからだ。INFOツールでは「注意」になる場合が多いが、そこから進展せず安定する場合も多い。そもそも代替セクタ処理は、出荷時に工場でも行われている事なので気にしても仕方が無い。但し短期間にドンドン増加している場合はヤバイ。


★Deskstar 75GXP(DTLA-305040)
 2000年10月フィリピン製。20GBプラッタ×2の40GB。DATA2に使われている実用ドライブ。なおマザーが686AなのでATA100には対応していないが、ソフトがPIOだからまあいいか。

< 3ms:203
< 10ms:312478
< 50ms:2673
<150ms:1
<500ms:2
>500ms:1
ERROR!:0

 あ゛ー、恐ろしい結果が出てしまった。ジャンクで買った時から調子の悪いドライブだったが、早く代替処理されないかなあ。最高速からある程度の時間(この場合>500ms)が掛かったら即代替セクタ処理をしてくれるといいんだが。そんな不安なセクタにデータ入れたくないでしょ普通。だがエラーは無いので格下げは保留。


 ということで今回も格下げドライブは無しだった。前回「読み取りエラーが出たら即格下げ」と書いたが、実際はまずセクタ修復処理に回される。それでもダメなときは格下げになる。

 ところで「代替セクタ処理が行われると間もなくそのドライブは故障する」という記述をインターネット上でよく見かけるが、今回テストした10台のうち半数は既に代替セクタ処理が行われている。しかも行われてからの方が確実に長いんだけど…(^^;

 いずれ間隔を置いてまたやってみたい。覚えていたらの話だが。

100円店シリーズ「万能スタンド」

 色々実験してみて「HDDは釜下縦置きが一番能力を発揮する」と言う結論が出た。しかし釜(プラッタ)を下にしてタテに置くのは難しいんだよな。せめてヘッド軸を上にして横置きしてみよう。

spm_vcm
 ヘッド軸(VCM軸)より上にプラッタ軸(SPM軸)を持ってきてはいけない。これは腕を肩より上に上げるより下のほうが楽と言う事実で解る。更に腕の角度が下がればもっと楽になる。ベンチ結果は理に適っていた訳だ。勿論腕のスピードが物を言うランダムアクセスにしか効果は無い。またヘッドの質量が軽い最近のドライブでは殆ど違いが出ないかもしれない。最近のドライブは絶対に払い下げられないので関係ないけど。

uty_stand1
 てな訳でこれだ。濡れた皿を乾かしたり、使わないまな板を立てたりする奴だと思われる。HDD直置きには間隔がもっと狭い方が垂直に立つので望ましいのだが、HDD用に作っているわけではないので仕方が無い(^^ だが意外と安定していて、足で蹴っても倒れることは無い。

uty_stand2
 こんな感じに置いてみた。両面が冷却されるので、冷やすと言う意味でもこの方がいいかもしれない。場所もあまり取らないし良いでしょう。スカスカなので何かで止めないとゴトゴト動くのが気になる。冬になったら静音君に入れてそのまま立ててみよう。ネジやタイラップで止めるのは交換が面倒なので却下。

 いずれはもっと斬新な置き方を試してみたい。やっぱりベストの釜下縦置きじゃないとダメだよな。1台なら簡単だけど、HSDLのマシンは通常2台繋ぐので制約が多いのだ。

HDD健康診断[2010/09/17]

 このテストはSATAは勿論、PATAでも新しいドライブは出てこないので一般読者(注1)は詰まらないかも。健康診断となっているが「究極の長期ロードテスト」でもある。PC関連のパーツをこんなに長く使う奴はまず居ない。ましてやHDDなど…。

注1:ちなみに最近読み始めた人は知らないだろうがHSDLは同人誌です(^^;


 メシを食う時間ももったいないので、その時間を利用してHSDLの特攻用HDDの健康診断を行なった。これで読み取りエラーが出たドライブは即「生体実験用HDD」に格下げ。テストにはMHDDを使用。


★DiamondMax3400(90680D4)
 1998/10/06シンガポール製。今や懐かしのIBMPCのパーツ。3.4GBプラッタ×2(6.8GB)である。幕はこういう半端な容量の奴が多い。

< 3ms:0
< 10ms:6108
< 50ms:45959
<150ms:13
<500ms:4
>500ms:0
ERROR!:0

 12年前のドライブで、DMA33なので<50ms以下なら正常。<150msだとチョイと時間がかかりすぎ。<500msは明らかに異常セクタ。しかし>500msやERRORは無かった。<500ms以上のセクタが増えると「スキャンディスクでエラーが無いのに速度が遅いドライブ」が出来上がる。初心者のうちはただ速度が遅いだけだと勘違いしやすいが、明らかにセクタ不良があるドライブである。このドライブはエラーは無いので格下げは保留で注意扱い。


★Fireball ST
 1997年日本製の3.2GBドライブ。Fireballシリーズ初のDMA33ドライブだったかな。これはジャンクじゃなくて前世紀に型落ちの新古品を買った。休み無しに使ってまだ生きてるなんて凄い。

< 3ms:0
< 10ms:7
< 50ms:24723
<150ms:0
<500ms:0
>500ms:0
ERROR!:0

 今回最も古いドライブだがなかなか良い!均一に50msに集中している。白状すると一番古いコイツが格下げ有力候補とにらんでいたのだが…(^^; 筆者の使い方が良かったのだろうか?いや、HSDLは床に落とす以外の「HDDにやってはいけない事」(注2)を8年間続けている。とりあえず松下寿を褒めておく。


★MBP3032AT
 1998年8月フィリピン製。あまり評判が良くない富士通ドライブだが、この当時は全部自製している数少ないメーカーだった。

< 3ms:0
< 10ms:491
< 50ms:24089
<150ms:0
<500ms:0
>500ms:0
ERROR!:0

 これまた良い。手に入れたときからあまり使用感が無かったので、年数の割りに実使用時間が短いのかもしれない。


★Fireball Lct08
 日本製。1プラッタ8.4GB×1のドライブ。PhilipsのSPM&VCMコントローラが燃えるので有名。HSDLはPhilipsとPanasonicの両方の基板を保有している。DMA66で特攻用HDDではエース格のドライブ。

< 3ms:1
< 10ms:59319
< 50ms:5442
<150ms:0
<500ms:0
>500ms:0
ERROR!:0

 DMA66は流石に速く10ms以下を保っている。基板はPanasonicの方を使用したが、使う場合はPhilipsに交換する予定(ちなみに熱的に厳しいHシールドも付ける)。本当に燃えるのかな?わくわく。


★Fireball EX
 シンガポール製。1プラッタ3.2GB×1のドライブ。DMA33の最終ドライブだけあって完成度が高い。

< 3ms:0
< 10ms:3790
< 50ms:20940
<150ms:0
<500ms:0
>500ms:0
ERROR!:0

 DMA33ドライブとしては速い。最初期のDMA66と大差ない(但し確実に負ける)。この結果を見た限り寿命も問題無さそう。OCに強いドライブで愛用している。PIOにせずDMAのままOCできるのがエライ。


 …という所でメシの時間が終わったので次回に続く。

注2:HDDやってはいけない事。
1.MEMTEST動作中に要らないからと電源コネクタを抜く
2.Win起動中やっぱり止めたと電源を切る・リセットする
3.フォーマットを電源を切ったり、リセットで中断
4.HDDホットスワップ(勿論動作しないから直ぐリセット)
5.箱に密閉して50℃以上で動作(60℃でも余裕で動く)
6.動作中に電圧を色々変える(10V+4Vでも動いた)

 但し落としたりぶつけたりは(自分では)していない。またデフラグは意図的に負荷を掛ける時しかしない。パーティションも実験以外では切らない。

今日のHSDL[2010/02/10]

★USB3.0対応USBメモリ
 出るのは時間の問題だと思っていたが、なかなかスゴイ速度で登場した。現在最速クラスのUSB2.0対応SSDより速いらしい。うちのHDDではライトですら負ける。起動ドライブとして使えるかは不明だが、いずれ色々なメーカーから出てくるだろう。ちなみにHSDLはチップセットに内蔵されるまでUSB3.0関連には手を出さない。がしかし、魅力的な規格であることには変わりない。


★HDDの方向(暫定版)
 HDDをどうやって置いたら速くなるかベンチを取ってみた。詳細は口頭で説明するので省略。サンプルはマクスター83240D3、Sリード、Sライト、Rリード、Rライトの速度で比較している。総合順位(数値省略)は、

縦釜下>縦釜上>横アーム下>横アーム上>裏向き>正方向

 何と正方向が一番遅いじゃないか。縦釜下はケーブルが上になるので使いづらいなあ。以前FB1280でやったときは縦置きはやらなかった。またランダムアクセスはテストしなかった。

横アーム上>横アーム下>裏向き>正方向

 これでもやはり正方向が最下位だ。何となくアームが動きやすい方が速いみたい。ということでHDDは縦に置きましょう…そんなのイヤダネー。


★Windows7
 今更だがWindows7日本語版の試用版が発見された。あまり意欲は無いけど、低スペック機に入れたらどうなるか興味はある。そのうちHDDが空いたら入れてみよう。しかし10G程度のが多いHSDLのドライブに入るのだろうか (^^; どうもシリアルは無い(一律?)っぽいけど、色々と面倒な事になるアクチベートはあるのかな?

今日のタンタル

附シーゲートU10の事
 パンツで名高いUシリーズはシーゲートの中興の祖とも言うべきドライブだ。OEM中心に大ヒット商品となった。静かでソコソコ高速で低消費電力、おまけに安価と来てはヒットするのは当然と言えば当然。このドライブは10年弱使って釜がお亡くなりになったので解体した。釜は資源ごみ(金属ゴミ)、基板はタンタルコンの供給源となる(^^

u10_zenkei
 コンデンサはこの時点ではまだタンタルが優勢。ATA100になるとMLCCが優勢になってくる。コンデンサだけでなくパーツは各界の一流品ばかりである。しかし基板は無駄を省いた小型になり、チップ集約などコスト削減が進んでいることが解る。ちなみにシンガポール製だ。


★電源入力部
inlet
 HSDLでは超おなじみのES/V、これまたおなじみの293D、今は亡きS+M(現TDK)の196Hとバラバラである。恐らくスポット品を「適宜」仕入れているのでしょう。考え方は理解できるが、ロットによって品質が揃わないというデメリットもある。不良ロットのメーカーサポートも期待できないし…元々期待してないか。この手のブローカー商品は、筆者も手形金融流れ(注)で扱ったことがあるので悪口は言えない。値段は工場出荷直後の完全新品でも、正規の1/2〜1/3もありうるから手を出すなと言う方が無理。

注:要するにローンで商品を買って即オークションに流すようなもの。オッサン風に言えば月賦で商品を買って即質屋に入れるようなもの。金融流れと書いてあったらこれ。通常は新品である場合が殆ど。借金の為に買っただけだから使う必然性がないからね。ジーサン達には「質屋の方が融通が利くので良かった」と言われている。学生や常連だと売れないものでも貸してくれたし…。

★サイズ違い?
tantalum
 「先生、ランドとコンデンサが合ってません!」「良い所に気が付いたねー。これは部品をケチっているからだよ」本当はBではなくCが付く所。こうやって地道に価格を下げていく。単純にCから落とすと安いということの他に、他所と同じBで統一してまとめ買いで価格を下げるという考え方もある。部品調達は深い経験と知識、たゆまぬ努力とテストが必要な難しい部分。設計の品質維持と会社上層部からのコスト要求の板挟み。生産は設計以上に楽ではないのだ。


★ダイオード
diode
 S4と書いてあるのはタンタルではなくダイオードである。この辺り各社の個性が出ていて面白い。Dを入れたシーゲート、ヒューズを入れたIBM、FBを入れたマクスター、タンタル+MLCCの富士通、5V側のMLCCしかないカンタム(松下)、殆ど何もない○○等(^^; この頃は各社の激しい個性のぶつかり合いで楽しかったなあー。


★物理層チップ周辺
mlcc
 ちなみに1R0はタンタルではなくインダクタだ。他にも221というインダクタが存在するがコンデンサと間違わないように。電源につけたら直間で燃えるよ。まだタンタル中心だがMLCCも使われ始めている。この2箇所はどうしても低ESRが欲しかった部分だ。タンタルの超低ESRは高いので、冷静に価格を検討した結果こうなったのだろう。


★メインチップ
asic
 IDEのI/FはインフィニオンのASIC。燃えた話は聞かないので良いチップなのかな。モータードライバと物理層はSTマイクロ。ここは後にスムースでやらかしたメーカーだが、このドライブに関してはそういう話は無い。



 HDDを10年も使う事は通常は無い。だが10年使えるHDDが信頼性が高い物であることは間違いない。良いドライブでした。この後は部品取りとして解体される予定。MLCCとタンタルはA以外(注)は使えるだろう。あ、そう言えばノイズ計測するの忘れてた(^^; もう遅い…。

注:Aは経験上、外す時に熱で死亡する確率が非常に高い。Bよりも容量も小さいし、態々外して使うまでも無いだろう。ちなみに過度に熱が掛かると電圧を掛けても復活しない。電極周辺が炭化するのか?それとも電極自身が再起不能になるのか。

今日の作業[2010/01/06]

 HDDを解体したので例によって部品取りした。ネジは特殊品も含めて全部取っておく。地道な努力はいつかきっと役に立つハズだ。またここで書いたシールド板も取れる。

hdd_futa
 前出の記事にも書いたが、この板は磁気を帯びない金属でできている。あまり気に留めていなかったが、メーカーによってその素材が違うようだ。手元にあるウエスタンやマクスター、シーゲートはアルミで安っぽい。対してカンタムやIBM、富士通、ExcelStorはアルミでも鉄でもない合金でできている。この合金製の奴が筆者の好みだな。もっとも富士通や日立などは突起しているのでシールド板には使えない。

 前回の記事で熱の心配をしている人がいたが「真似するな」とは言っておく。ちなみにHSDLではひと夏越したが特に問題は出ていない。最新の大電力を食う流体モーター系の機種ではないし、極度に放熱の良いバラック動作だから当然かもしれないが。そもそもバラックで無ければこんなシールドは要らない訳だし…。
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