HSDL.blog.jp

ジャンクPCパーツ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

K7N2G-L

K7N2G-L改変

MSI K7N2G-Lに関する記事

 前回の続き。今回は全部MLCCである。


★CPUのDC
 直すだけでは骨折り損なので性能アップを図る。具体的には省略されたDCコンを復活させてOCの安定度を増す。


c87_114_1
 これがCPUソケット表のC87とC144だ。オリジナル設計では3216の4.7μFだが、HSDL版は両方とも22μFに増量する。3225の100μFを1つ載せても良かったが、外見的には3216の方がシックリ来る。


c87_114_2
 アルミテープが余っていたのでマスキングしてみた。久々にソケット内を弄るのでやらかしそうな気がしたため(^^ 普段は他人の奴でもない限りやらない。


c87_114_3
 中古なので稍色が違ってしまったな。実は高さも違う(^^; 


c584_585_1
 お次はCPUソケット裏のC584、585である。ランドが長いので3216や3225ではちょっと変かもしれない。


c584_585_2
 これらのMLCCは解体したノートマザーから取り外したものなのでいくら使ってもタダである。こんな折でもないと3225の4.7μF等と言うゴミは消費できない。


★ノースブリッジ下DC
nb_dc_1
 ついでにノースブリッジ下のMLCCも埋める。CPUソケット周りと合わせて、この7つのMLCCはOC時の極限状態で効力を発揮するであろう。前回のWGは特に何の役にも立たないが永久保証付き(^^


nb_dc_2
 これも中古なので何か色違いで汚い。曲がっているのやハンダが汚いのや盛り過ぎなのはMSI謹製だ(^^ 直そうかと思ったけど時間が無いので止めた。


★今回の部品
 MLCCなので全部タダ。ひたすら面倒くさいので人件費がかさむだけ(^^

C 87(CPUソケット内):Empty⇒22μF(3216)
C114(CPUソケット内):Empty⇒22μF(3216)
C584(CPUソケット裏):Empty⇒4.7μF(3225)
C585(CPUソケット裏):Empty⇒4.7μF(3225)
NB裏:0.1μF(1608)×2、1μF(2012)×1


★続く
hwinfo_k7n2g
 これで動くようにはなったがIDEコネクタが無いからHDDが繋げない。ここが最も面倒なんだよな。新しいIDEコネクタを探さねばならないので時間が掛かるかも。

K7N2G-L改変

MSI K7N2G-Lに関する記事

 前回、勘違いにより解体寸前のK7N2G-Lを救出した。今回は使えるように修復する。ついでに稍改造を加えて性能・機能が上がれば良いな。


★VRM修復
 修復って言うか壊れていなかったのに壊した感じ(^^;

kzg2200
 全く問題の無い電解コンを抜かねばならないとは…もったいないが身から出た錆なので文句は言えない。ちなみに以前ここでも書いたがリヴィジョン0BまではKZG2200μF×10本だった(EC8,11,12削除)。

EC 5(VRM出力):KZG2200μF6.3V⇒WG3300μF6.3V
EC 9(VRM出力):Empty⇒WG3300μF6.3V
EC14(VRM出力):KZG2200μF6.3V⇒WG3300μF6.3V
EC15(VRM出力):KZG2200μF6.3V⇒WG3300μF6.3V
EC16(VRM出力):KZG2200μF6.3V⇒WG3300μF6.3V
EC18(VRM出力):KZG2200μF6.3V⇒WG3300μF6.3V
EC19(VRM出力):KZG2200μF6.3V⇒WG3300μF6.3V

Nippon Chemicon KZG2200μF6.3V[13mΩ/2550mA]
SEI WG3300μF6.3V[12mΩ/2800mA]
総計210円(税込、副資材+電気代+人件費別)


mosfet_ht
 パワーMOSFETのヒートシンクには両面テープが付いていたのでグリスに換えてみた。特に意味は無いだろう(^^


★続く
vrm_2
 こんな感じでよろしいかな。EC9は筆者から見ても不要だと思うが、CPUクーラーに影響が無かったのと、付けたらどうなるか?という興味があったので付けた。

 次回はCPUのDCコンを追加する。余裕が有ったらノースブリッジのDCコンも追加する。

K7N2G-L死亡か?!

 実はもう1年半前の話になるが、ソケAのメインであったK7N2G-Lが動かなくなった。当時はソケAは特に重要なポジションでは無かったのでそのまま放置されたが、このたび邪魔になって来たので?故障原因を探ってみる事にした。このマザーは発売後既に12年以上が経過している(注)。HSDLに来たのが2009年という事で、充分元は取れたのだから破棄して良いが胸騒ぎがしたので…。結果から言えばその行動は正しかった(^^;

注:基板は2002年51週製造(KINTECH ELECTRONICS)なので、マザーのアセンブリもその直後だと思われる。

★動作チェック
 実はどこが壊れているのか、それどころか故障原因や症状すら知らない。ただ壊れたマザーの箱に放り込まれていたのだ。つまりこれはジャンクマザーを新たに手に入れたに等しい状況である(^^

‥展擦入るか?
 まずは何も載っていないマザーにATX電源を繋ぐ。このマザーはVRMが12Vソースだが#12Vコネクタは繋がない。これで電源を入れたら普通に電源が入った。次に#コネクタも繋いで電源を入れる。これも普通に電源が入った。何処かがショートしている可能性はほぼなくなった。

CPUを載せる
 上の状態でCPUを載せてみる。載せるのはCPUとPOSTカードだけである。それで電源を入れたら電源は入ったのだが間もなく停止した。この状態でPOSTカードはFFを表示している。

 ここで早くも終了。これ以上は何をやってもダメだ。CPUを載せて止まるのはVRMが逝かれている可能性が高いのだが、パワーMOSFETなど壊れそうな所は全部シロだった。長年の感ではVRM周りに全く異常は無いと思う。面倒だから捨てるか?


★アホか!真相解明
 また同じ罠にハマってしまった。実は現在のジャンパがデフォルト位置にあるものだとばかり思っていたのだが違っていた(^^;

‥展擦切れる件
jbat1
 まずBIOSクリヤージャンパーが逆だった!写真は正しい位置。通常これが逆だと全く電源が入らないので判るのだが、このマザーは板だけだと普通に電源が入るのだ。しかもCPUを付けると一度入ってからストップするので更に判りにくくしている(MSIめ…)。このように紛らわしいのは事実だが、初心者かよ!と言うくらいバカな失敗。

∩瓦起動しない件
fsb_jp
 実は動作チェックにFSB200のAthlonXP SFFを使ったのだがこれが間違い。このマザーはデフォのBIOSクリヤー状態ではFSB266で起動するのだ。なのでジャンパをセーフモードのFSB200にセットして起動後、BIOSに入ってFSB200にセットしてから元に戻せばいいのだった。ジャンパがデフォの状態でBIOSクリヤーすると立ち上がらなくなるのだ。多分これを常用していた頃は知っていたのだろうが、長年使わなかったのでもう忘れていた。何でもかんでもBIOSクリヤーすれば良いってもんじゃない。マニュアルを読まないとこんな罠もある。


★どうすんだこれ…
kzg_nuke
 VRMが劣化したのかと思って電解コンを抜いてしまった(^^; パワーMOSFETのヒートシンクも外しちゃったし…。いっその事WGにでも交換するかな?ついでにMLCC等のモディファイを加えるのも良いかもしれない。折角作業をするのだから元に戻すだけでは骨折り損だよな。


ide_nuke
 もっと面倒なのはこれ!捨てるつもりだったのか、高級IDEコネクタが分捕られている…また付けるのは結構面倒だぞ。付けるとしたらオムロンは止めて元の奴にするかな。どうせなら一目で判るようにプライマリの色を変えようかな。このままだと使えないのでヒマになったらやるかね。


 という事で皆さんも気を付けましょう。このマザーは良くできているし、正常に10年動いていたものが前触れも無くいきなり壊れるのは無いよな。一体誰がジャンパを入れ替えたのだろう?(^^;

哀愁のマザー MSI K7N2G-L(補足編)

 もう1年前の記事になってしまったが、哀愁のマザー MSI K7N2G-Lに付いて、あれから分かった事を補足する。なんで今なのか?(^^; イヤ先送りになっていただけ。


★VRMのコンデンサ
 恐らく試作バージョンの0B(当該1.0Aより前)を見せてもらった。前回記事で、
VRM出力コンも1つ省略されている。ここに何か付けるとクーラー取り付けの邪魔なんだが、設計では存在したはずなので付けたいところ。

 と書いたが、0Bでは10本存在したようだ(EC5,8,9,11,12,14,15,16,18,19)。また入力コンも4本から3本に減らされている(EC17,23,24,25)。計算上で使用されているRubycon MBZ2200μF6.3Vの寿命(実際寿命)は96000時間とされている。つまり「正常な使い方をすればVRMの電解コンは10年以上交換しなくても良い」という事になる。当該機のKZGでも同じかどうか?は分からない(^^ データシート上では同じなんだけど。もっともアルミ電解のデータシート上の寿命はアレニウス法による設計値・期待値であり、実際のところは結果論でしか判らない。


★VRMのインダクタ
 0Bでは出力インダクタは1.0Aのような複合型ではなく普通のもの。入力が1.1μHで出力は0.8μH×2だ。


★上下スイッチ
 スイッチのMOSFETはヒートシンクがハンダ付けされているので確認できない。
 0Bでは上下とも同じTO263のFDB6670ALだった。1.0でも同じか同等品だろう。Rds(on)=5.2〜9.7mΩ、Ciss=2440PFなので特に問題無し。


★CPU_DC
ソケット内のCPU_DCは3216MLCCが2つ省略されている。
 0Bでは4.7μFだった。1608は1μFらしい。HSDL的にはもっと増やしたい。


★想定CPU
 0B設計で想定されているCPUのspecificationは、

2GHz CPU
Vcore=1.65V
P=74.1W(当初はパロミノ?)
静的リプル:−50mV〜50mV
動的リプル:−100mV〜150mV

 らしい。設計当初はサラブレッドの仕様が定まっていなかったらしく、パロミノをクロックアップした仮想プロセッサ?が採用されている。1.0Aは実際分かったところで手抜きしたのかな。Athlonは許容リプルが意外に緩い。インテルで言えば河童より緩い。もっとも動的リプルの電圧降下の期間まで指定されていたように記憶しているので、実際の動作マージンはそれほど無いと思われる。その割には各社とも手抜きしまくっていたが(^^


★その他
 驚いたのは設計時の入力ソースが#12Vではなく5Vだったこと。試作して問題が多かったので諦めたのだろうか。ブロックダイヤグラムでは既に12V化していた。ATXコネクタの為には良かったと思う(^^ 他社、例えばASUS等は5Vソースだった。ヌビのリファレンスが5Vだったのだろう(未確認)。

一点豪華主義?

 徒にマザーボードに金を掛けるのは趣味じゃないが、実用部分が何とも気に食わないので改良してみた。


ide_before
 このIDEコネクタをよく壊すんだよね。HSDLではIDEコネクタの抜き差し回数が一般人と比べて桁違いに多いのと、元々の扱いが荒っぽいせいもある(^^; それだけでなく構造的に抜き差ししにくいのも事実だ。写真のコネクタはMSIのK7N2Gである。今回の改造には最も、と言うか唯一と言っても良いくらいに向いている素材(注)。これを安易にコネクタ交換で改良する。


omron
 その為に前回アキバでこれを買ってきたのだ。オムロン製の高級コネクタでジャンクのマザーより高い200円。ピンはキー部分を1本抜いておく。


ide_remove
 面倒なのはコネクタを抜く作業。コネクタに要らないケーブルを挿しておいて、ハンダ槽やヒートガンで下からハンダを溶かして上からケーブルを引っ張る。穴は数が多くて面倒なので吸い取り機で吸ってしまおう。


ide_after
 基板から稍はみ出し気味だが、見栄えが鯖機のようになって雰囲気が出る(^^ 使用感だが抜き差し、特に抜き作業が極めて楽。しかも爪がコネクタにガッチリ噛みつくので自然に抜けたりすることは一切無い。何で今までやらなかったのか後悔するくらいだ。

 実はやらなかった理由は他のマザーでは付かないから(^^; このK7N2Gは偶々スペースがあるので付いたが、大抵のマザーはレバーが当たる部分の余裕が無くて付かない。付く奴は全部これに換えたいんだけど、価格的に100円マザーに付けるのは気が重いな。

注:これと同一の基板でも、オンボードSATAが付いているモデルには付かない。

哀愁のマザー MSI K7N2G-L

 GA-7ZXRが戦死した為急遽招集されたマザー。以前HSDLに寄付されたもので、写真がN町時代のモノなのがこの記事の歴史を物語る。予定記事が上がらなかったのでやっと日の目を見るのね(^^;


★本マザーの特徴
ms6570
 当時としてはソコソコ使えるビデオ機能が付いているのが最大の売り物だ。2012年現在では内蔵ビデオはPCの主流である。CPUにGPUが内蔵されたからだ。実際パフォーマンスが必要無い(大多数のPCユーザーがこれに該当)なら便利な機能だ。

・フルサイズATXでありながら内蔵ビデオ付き
・USB2.0・LAN・ATA133・Firewireインターフェイス搭載
・残念ながらSATAは無いので外部カードが必要

 現在の最低線であるUSB2.0以上とSATAのうち、SATAが搭載されていないのが残念なところ。もっともモデルによってはオンボードデバイスとしてSATAチップが載っているものもある。


★VRM部
 残念ながらVRMはK7N415Proと比べ品質低下している。最大の劣化は3相から2相に減らされた事だ。これにより過渡特性はだいぶ低下しているだろう。パロミノよりはサラブレッドの方が低電力だが、バートンはパロと変わらない(か更に大きい)のでこれでは困る。見込みの甘さでは定評のある会社だから仕方が無いか。日本メーカー製コンデンサで誤魔化そうとしてもダメですm9(^^)


ht_mosfet
 インダクタは複合型となっている。これはもしかしたらキャンセル巻きのような効果があるのかもしれないが、この場合は省スペースとしての価値しかない。HSDLのように改造する場合には迷惑以外の何物でもない。最悪です(^^

 スイッチのMOSFETはヒートシンクがハンダ付けされているので確認できない。イヤ取ればいいんだけどまた付けるのが面倒だし、どうせ大して変わり栄えはしない石だろうからワザワザ確認しない。


hip6302
 VRMコントローラはGA-7ZXRでもおなじみのHIP6302CBである。2相用のコントローラでは標準的なもの。


★SocketA
cpu_dc
 ソケット内のCPU_DCは3216MLCCが2つ省略されている。Vcoreだろうから追加の必要があるな。4.7〜22μFで耐圧は6.3V以上のもの。


ec9
 VRM出力コンも1つ省略されている。ここに何か付けるとクーラー取り付けの邪魔なんだが、設計では存在したはずなので付けたいところ。他と同じくKZG2200μF6.3Vが付くのだろう。新たに付けるなら背の低い固体アルミが望ましい。


★メモリ周り
mem_slot
 手抜きされやすい所だが、これは札付きのnForce2ということで普通にやっている。相性は比較的激しく出る。一流メーカー製でないとデュアルチャネル・アクセスは難しい。


★NF2MCP
nf2_mcp
 多機能サウスMCPだが、クロックジェネレータまで入れたのはやり過ぎ。おかげでソフトによるクロック変更がやりづらい。


★NIC
ua231584
 クロックジェネレータの損失補てんと言う訳でもないだろうが、NICは珍しいICSの製品だ。っていうかICSってLANチップ作ってたのね。


★サウンド部
ac97
 特に変わり栄えのしない蟹AC97コーデックである。サウンド出力が扁平の330μFなのがちょっと目を引く。チビコンはSMD非固体アルミ電解ばかりなので交換が面倒だな。SMD電解をホットブローで全部吹っ飛ばして、新たに固体電解でも付けるしかない。


★テスト
 GA-7ZXRが死亡したため、恐らくこれがソケAのメイン板になる予定。ただ電圧が下げられないのが不便で、場合によってはAK79D-1394がメインになるかも知れない。HSDLのXPは殆どがモバイルと低電力なのだ。


hdb
 AXMD1400FQQ3Bを載せてFSB166×10.5に挑戦、以前はエラーが出たこの倍率でエラー無しに動くようになっていた。コンデンサの調子がさらに上がってきたのかな。推定モデルナンバーは2150+と言ったところか?(^^; ノーマル2100+より稍速い。


gogo
 Mpegエンコードでは推定モデルナンバー通りP4-2.26Gに迫る成績。ちなみにπ焼は58秒だが、HDDがDMA33なので実際はもっと速いかもしれない。メモリの相性さえ無ければ更に評価が上がるのだが。


★今後の課題
 早いものでヌフォ2のこのマザーも発売後9年以上の歳月が流れた。以前書いたように、長時間放置しておくとOC設定で立ち上がらない事があるのはコンデンサ劣化症状以外のなにものでもない。VRM出力は日本ケミコン製の超低ESR品で、それですらもう寿命と言える症状を見せているわけだ。使っている人はもう僅かだろうが交換の時期だよ。放置しないで毎日使えばボケは気にならないかもしれないが。この銘柄でこの環境ならもう少し持ちそうな気もするのだが、このマザーはCPU_DCが不充分なので思いの外劣化が早いのかもしれない。HSDLで交換・追加するとなるとこんな感じか。

VRM出力:KZG2200μF6.3V[13mΩ/2550mA]×6
→WG3300μF6.3V[12mΩ/2800mA]×7(追加1)

CPU_DC:(省略2)→MLCC22μF6.3V×2

 元々からしてNCC主体なので交換要員もそうしたいところだが、生憎KZG等は手持ちが無い。HSDLでは仕方無しに三洋WG3300μF6.3V×7で手を打つ。入力はルビコンなのでそれで統一しても良いが。あとソケット内のMLCC空きランドにも追加する。これで交換は最後になるだろう。


★終わりに
 出現した時はそのパフォーマンスの高さに驚かされたnForceシリーズだが、世間では時代の流れに逆らえず引退の時を迎えている。しかしHSDLではまだ現役と言うか、数少ないAGP×8マザーとしてこれからも活躍してもらう。7ZXRが潰れたので特攻テスト用として期待も大きい。今年に限らず来年以降も、壊れて直せなくなるまで現役生活続行である。
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