先日友人からジャンク品のLP UT nF3 250Gb(Socket754)の動作チェックを頼まれたので動かしてみた。結論から言えば全ての754CPUで問題無く起動した。


★ハードウェア
lp_nf3_f
lp_nf3_r
 特に問題は無いハードウェアだが、AGPスロットは非常に気に食わない。AGPカードのロックレバーが使いづらいというか外しづらいのだ。ビデオカードを外す時にブチ壊れるかと思った。気に食わないのは今のところそれだけである。

 モバセン3000に換えて起動したら、BIOSポスト時にモバセン3000で正常認識した。これは今まで使ったマザーでは初である(注1)。但しAUTOだと×4.0で起動するので、規定のクロックと電圧で動かすには手動設定は必須となる。勿論このマザーはBIOSメニューにそれらのセッティングが存在するので問題は無い。

注1:広く流通しているMOD BIOSかもしれない。

★ダメだコイツ…
 電源を入れてしばらくすると止まってしまうようになった。何らかの安全装置が働いているようだ。温度が上がり過ぎて止められているのだろうか?何しろいきなり電源を切られるので理由は分らない。この場合は止めるよりはまずメッセージを出すのが正解だと思う。本当は温度が上がるとまずクロックが低下するはずなんだが…。

 我々は異常な状態で動かしたいのだからそれは困る(^^ CPU温度はケース最大温度まで大丈夫なハズだから、別に70℃で動かしても問題はないという事だ。だからこの程度の温度で止めますと言うのは余計なお世話。世間では異常な考え方かもしれないが。仕方が無いので解決策を思いつくまでSempron2800+(例の50円の奴)で動かそう。


★Windowsインストール
 やっぱりベンチマークを動かしてみないとマザーの善し悪しは判らない。ということでXPをインストールしてみる。ちなみに9xもドライバはあるので動かせる。USBメモリはHDDとして起動する。ドライブレターはCになってしまうのでインストールには使いづらい。FDDとして起動してくれればいいのだが…。

MB:LP UT nF3 250Gb(Rev.A02)
MEM:SAMSUNG TCCC(PC3200/256MB)
CPU:SDA2800AIO3BX(Palermo,E6)
VGA:MS-8881改(300/550)
OS:WindowsXP SP3

SDA2800AIO3BX
 考えてみればこのPalermoは初めてIDを表示した事になる。AMD64対応している所がモバセンRomaより賢いところ。2600と比べクロックは全く同じ1.6GHzだが、L2キャッシュが倍増している分だけ速い。この点ではL2が128kしかない3000+よりも上である。

π=0:51
3DM2000=11177
2D Mark 2011=1011
NATSUMI BENCH=6803
GogoBench=86.67倍速
*時間が無くて一部しかやってない

 だいたいこんなモノか。MS-8881もXP1400@1670より速くなっているようだ。同じクロックならこちらの方が上だろう。シングルチャネルとしては驚異的な速さ。π焼きなどは設定の悪い939のAthlon64よりも速いかもしれない(注2)。

 テスト当日は暑かったので、ベンチマークを連闘すると冷却不足を感じた。特にワンチップ構成のチップセットが極度に熱くなる。可能ならファンを付けるか、もっと大きなヒートシンクに交換したい。OCはチップセットが足を引っ張るのか全く伸びず、FSB215でも不安定で止まってしまう時が多かった。安定限界はFSB210でK8T800マザーより落ちる。

注2:HSDLの記録でA8N-SLI+Venice(200x9.0)で56秒というのがある。これは当時使っていた粗悪メモリによって低速になっていたため(通常は40秒台後半だが)。

★終わり
 Socket754は能力的にはSocketAより稍上と言う程度だが、消費電力は平均して半減しており実用には有利である。APGカードのテストにはこれからも754が使われるだろう。