HSDL.blog.jp

ジャンクPCパーツやカメラ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

MS-8881

今日のHSDL[15/10/14]

 あれからインターネットが落ちなくなったようだが本当に復活したのか?当方の対処はモデムを強く叩いただけなので、もしこれで直ったら昭和のオヤジを笑えなくなる(^^;


★Webサイトより

>チップ積層セラミックコンデンサ 470μF4V
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-09736/
 容量でけえ〜!値段たけえ〜!(^^; だがネタで一度は使ってみたい。二度目は要らないけど。


>一眼レフの画質に匹敵するスマホサイズの16眼コンデジ
http://news.livedoor.com/article/detail/10693498/
 この複眼合成技術は非常に面白い。だがしかし、それを活かす方が旧態依然の画素数思想なのでもったいない。アタマ固すぎ。


>9年前のCore 2 Duoマシンはパーツ交換でどこまで快適になるのか?
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaizo/20150930_722757.html
 C2D E6600⇒C2Q Q9550ってHSDLの奴と同じだが…「ZIPの圧縮解凍が約1割高速化、解凍は83秒→76秒に」ってそれしか速くならねえのかよ!じゃあC2Qは止めてE6600を使い続けよう!と思った人は多いはず。ご存知の通りE6600はFSB1333で普通に動くのだが、その状態だと更に格差が縮まると思われる。意味ね〜。尤も後編で最新のi7-6700使用PCの威力を見せ付けているので、そのための「前座記事」の役割は十分に果たしていると言える。


>MSXのFDD
http://niga2.sytes.net/blog/2010/11/fs-fd1a.html
 粗末の代名詞であるミツミFDDも昔はダイキャスト製フレームだったんだな。あれから我々の想像もつかないような苦闘があったのだろう。このD357Tというのも出来れば手に入れてみたい。


★記事の間違い発見
 今更のように以前の解析記事の大間違いを発見してしまった。2012年04月25日の「MS-8881もでφ(その1)」の「Vcoreレギュレータ周り」の解析である。完璧な間違いなのでハッキリ言って恥。罰ゲームとして回路図を書かせることにしたσ(^^

circuit_ms8881
 MS-8881のNVVDD生成回路だが、以前の解析記事でこれを非同期式と書いていた。だがしかしD24はメイン整流用ではなく補助のステアリング・ダイオードに過ぎなかったのだ。IRF7313はデュアル・パワーMOSFETである事は知っていたが、テキトーに見ていたのでパラで接続していると勘違いした。今回真面目に見たらしっかりとゲートが独立しており、上下ともこれでスイッチングしていた。

 この回路はIRU3037Aリファレンス回路を一寸修正しただけのモノだった訳だね。恐らくこれ以前に解析したMS-8861(IRU3033)と同じと決めつけて勘違いしたのだろう。これらの事実が発覚しても以前の改造には何ら影響は無いのだが。

 それにしてもこのカード、ジャンクで大量に出回った割に誰も手に入れていないのだろうな。記事も注目度が低いので誰も気づかず指摘もされず長期に渡って放置されてしまった。なお記事はみっともないので即時修正しておいた(^^;


★目下の悩み(^^;
 常用のインフォメーションソフトがどうもうまく動いてくれない。

=CPU-Z Ver1.73.0=
 何故かベンチマークが付いたらしいので早速動かしてみたら…何とも悩ましい状態になった。

bench_cpuz
 まずはHSDL48で常用しているSLA8Z@333から。何かCPUがマルチスレッド対応していないみたいなんですが…。

bench_cpuz_pm750
 もっと酷いのがこれ。筆者の私物マシンで動かしたら、PenM750はリファレンスのP!!!800EBに劣る結果となった(^^; てか1って何だよ!な訳ねえだろ。これはシングルとは言えクラペン以下じゃねーの?

bench_gogo
 不安になって来たので調べてみたが、午後ベンチではどうやらデュアルコアで動いているようだ。

bench_hwinfo
 HWINFOのベンチでもやってみたが、これも正常にマルチスレッドで動いているようだ。

 まあベンチ部分はβ版って但し書きがあるので不具合が出てもおかしくは無い。が、何をそんなに特殊な事をやっているんだろうか?この程度のソフトなのに不思議。


=GPU-Z Ver0.8.5=
 最近更新されていないが、何故か最近になってスプラッシュ画面の直後にブラックアウトしてぶっ飛ぶようになった。以前はちゃんと動いていた気がするのだが、ひと頃頻繁に更新されていたのでこのバージョンだったかどうかは自信が無い。実行ファイルのバイナリをチェックしてみたが化けている訳ではなさそう。

gpuz085
 ATI(AMD)やイソテルでは飛ばないんだな。これまでにぶっ飛んだのはXP上のゲホ4MX460/6600/7600GSなのでゲホだけかもしれない(ドライバ限定?)。HSDLの主力はこの辺りなので使えないとイヤだな。

 後の実験でぶっ飛んだ後に手探りでスタンバイに入り、復帰すると表示が元に戻ることが分かった。どうも表示だけ消えるらしいな。

MS-8881 MX470化計画

 前回はメモリ電源を大幅に昇圧してMX465を自称した訳だが、今回は更にGPUもカツ入れしてMX470を目指す(^^


★NVVDD昇圧でコアクロック上昇
 メモリはダラダラ伸びるのだがどうもエラーが出る。これはGPUのVcoreも足りていないのではなかろうか。元々GPU温度が異様に低いので、もうちょっと熱くするべく上げる。

r615_after
 以前解析した通りR615を交換して昇圧する。今回は1.0k→1.1kΩに換えたが、これで設定は1.68Vになる。もっと上げたいのだが、手持ちの抵抗が1.1の次は1.3kまで飛んでいるので今回は我慢する。恐らくベストは1.2k(1.76V)だと思うのだが(注)。

 結果は1.66Vとなり、ほぼ狙い通りになっている。MX440は温度計測ができないのでハッキリとは分からないが、アイドルでは温度の上昇は特に感じられない。これで高クロックが安定してくれると良いのだが。

注:参考までにGIGABYTEのNV18はNVVDD=1.656Vとあった。NV17もリファレンス回路はそれと同じかもしれないが、少なくともMS-8881の回路は1.600V設定である。MSIの意図したオリジナルなのかは不明だ。

★再度テスト
 このテストでは土台PCが変わったので前回との比較はできない。絶対値ではなく限界チェックなのでこれで良かろう。テストは省略してGDI、D3D、OGLに絞っている。メモリクロックはエラーの出にくいDDR590固定。
GDI:HDBENCH3.40b6
D3D:D3D VillageMark
OGL:CrystalMark2004R3

270MHz:8898/56/14562
300MHz:9052/62/15615
310MHz:9070/64/15831
320MHz:9081/61/15846
330MHz:9125/NR/NR
340MHz:9162/--/-----
350MHz:9170/--/-----
360MHz:9184/--/-----
370MHz:6251/--/-----

 気温は18℃だったが、冷却はファンレスヒートシンク+静音ファンの風である。これ以上はもっと劇的に冷やさないとダメだろう。限界付近の安定性は稍上がったが、もうこの辺りで何をどうしても上がりそうにない。MX440ではGPUよりメモリクロックの方がはるかに効果が高いのが判る。

gpuz360
 それでもMX470程度の力は見せたのではなかろうか(^^ NVVDDの方は更に上げた方が良さそう。現時点では部品(1608の1.2k)が無いのでやらない。

gpuz440
 ちなみにコアクロックだけなら、最適頻度検出などでもバグってるんじゃないか?と言うくらい上がる(↑これは手動)。当時のGPUとしてはかなり病的なクロックだと思う。これ270MHzの石だぜ…(^^;


★終わり
 このMS-8881でやりたかった事は全てやって満足した。カード自体に元々の素質があったからだが、ここまで伸びるとは正直思わなかった。他にもこんな風に伸び代がある素材はあるのだろう。そういう素材をジャンクで掘り出したい。

追記:ベンチマークは途中で放置されていたのでサッパリ解らず(^^; 2014年11月に最初からやり直した。

MS-8881 MX465化計画

2013年春の記事が残っていた…捨てるのも惜しいから上げる。ジャンクだから遅れは気にしないでいいか(^^

 前回は98SEで最高記録を更新したが、同時にハードウェアの限界もハッキリと感じてしまった。OSやドライバ等、ソフトウェアだけではもうこれ以上は速くならないだろう。今回はもっとクロックが上がる事を期待して改造してみる。


★メモリ電圧の昇圧
 知っての通りMX440(NV17)はNV1x系GPUなのでHWアクセラレートの度合いが低い。その為プロセッサのOCはスコア改善にはあまり効果が無い。性能改善はメモリクロックの上昇に尽きる。この固体ではメモリクロックは550MHz程度で一杯のようだ。もっとも定格が400MHzなのだからそれでも充分すぎる成果だが、Vdd・Vddqに余裕があるので「限界」と言う言葉は使いたくない。

 メモリのVdd,Vddqを上限まで上げる。前回記事の通りHYB25D128323Cは定格電圧が2.5〜2.9Vなので、あと0.4V上げてもまだ定格の内だ。ノーマルは消費電力や発熱を下げる設定なのだろう。パフォーマンスカードではないのでそれが正解だろうが、下限だと不意に電圧降下した時に規格を割り込む可能性がある。HSDLでは今更のパフォーマンスも追及されるので規格一杯まで上げたいわけだ。ただ「MS-8881もでφ(その3)」には疑問と言うか不安がある。

上げるとすればR69を150Ωあたりかな。これで2.5V→2.8Vに昇圧されるはず。

 これ、もしかしたらダメかも。何故かというとレギュレータICの入力が3.3Vだから。出力電流にも依存するが、ドロップアウト電圧を考えるとリファレンスと同じ2.7Vで止めておいた方が安全だ。まあ試してみるのも経験のうち。上の計画通りR69を150Ωに換える。これで2.8V設定になるが、先に書いたように実際に電圧が出るかは不明。どうせ規格内だから僅かなら下がっても構わん。

 この設定で目標DDR600(注)だけど、昇圧しただけで行けるかどうかは不明。上がればいいなあ、と言う程度の軽い気持ち。メモリクロックだけならTi4400を超えるので、ハードウェア・アクセラレートが効かない部分ではTiを上回れるかもしれない。電圧的にはメモリの定格なので破壊を恐れる必要はない。

注:本来は3.3nのメモリが必要。これに搭載されているのは3.6nなので、1ランク上という事になる。

★実装
 僅かに抵抗ひとつなので一瞬で終わる。

r69_after
 これで設定は2.8Vとなったが、電源を投入したところ2.8Vを僅かに割り込んでいた。負荷を掛けると更に落ちるかもしれないが、このメモリの動作電圧は2.5〜2.9と幅広いので気にしない。5V入力にすれば安定するが、ジャンパを飛ばすのはイヤなのでやらない。


★テスト
 いつものMX460相当品を大幅に上回らねばならない。さて、実は困った事にOCしたCPUが不調になってきた。壊れた訳じゃなくて気温が上昇したから。テスト当日の室温は27℃だった。なのでマザー側のクロック周波数は全て定格に戻す事にした。こうしないと不調の原因がビデオカードかPCか分からなくなる危険があるため。カードの限界テストが終わってからCPUも限界まで上げる。


310_400
 今日はコアを310MHzに上げてテストする。この310が純正Tweakで上げられる限界の周波数だ。これでメモリDDR600まで行ったらMX470を名乗っても罰は当たるまい(^^

・全てコア310MHz
・ドライバは53.03

HDB /CM /GDI /D2D /OGL
DDR550:7905/28013/6822/7746/13445
DDR560:7906/28120/6810/7831/13479
DDR570:7918/28306/6778/8003/13525
DDR580:7922/28466/6815/8084/13567
DDR590:7909/28531/6809/8149/13573
DDR600:7987/25180/6842/8319/10019
DDR610:7947/23461/6783/8399/ 8279
DDR620:8001/15364/6811/8553/ None

 DDR600だと一部数値が落ちてくる。全てのテストが正常なのはDDR590だった。メモリの動作限界はDDR620よりまだ伸びそうだが、冷却不足なのかレギュレータICの限界なのか?CMで不具合が出たのでこれ以降のテストは中止した。

 以前は頑張ってもDDR560止まりだったので改造の成果は充分と言えない事も無い。電圧は定格なので寿命に影響する事も無い。しかし計画通りのクロックに到達しなかったのでネームはMX465止まりかな?(^^;

 気を取り直してDDR590でHSDLフルコース+αを食わせてみよう。通るかな?通らなかったら微妙に下げるしかないな。


result_memoc
 ほとんどのベンチで数値が向上したが、一部でぶっ飛んだり熱?で落ちたりとかなり不安定。もうちょっと下げた方が良いのかな。しかしここまで下げても安定しないのは何故だろう。冷却なのかメモリ電源のLDOが限界を見せたのか。もしLDOが原因だったらお手上げだ。何で3.3V入力なんだ?5Vにしてくれればこんな苦労は無かったのに。お陰で低損失=低消費電力なのだからメリットが無い訳ではないが。


300_660
 クロックを上げるだけならここまで上がる。もはや元カードが何なのか判らないくらい上がる。4Tiとだって勝負できる。


★続く
 これで終わりかと言うとそうではなくて、GPUのカツ入れもしないといけない。


★おまけ:MX460→550XGL化

R732→R733に移動
*元がMX440の時は"R727→R726に移動"も追加

 これでデバイスIDは0178となり550XGL化する。新し目のドライバ(バージョンは不明)はBIOSとの齟齬を検出するらしいのでBIOSのデバイスIDも書き換えた方が良いのかも。

チョロッとQuadro改

 おなじみRivaTunerでデバイスIDを捏造できるので、MS-8881をQuadro化すべくやってみた。抵抗をハンダ付けするのが面倒で嫌なんだよな。しかし先回りして結論から言うとダメだった。安易な手段ではやはりダメなのか。


rivatuner
 以前酷い目にあったデバイスID偽造機能だが、今回はそれを正しく活かす事になる。いちいち設定しなくてもQuadroと言う選択肢が出てくるので楽だ。具体的にはデバイスIDが0178になるようだ。Quadro4 550XGLになるわけだね。


quadro4_550xgl
 でいつものように53.03ドライバを入れたら何かおかしい。OGLは何も変化が無い。正常にインストールされたのだがな〜。

 …オイオイこれおかしいぜ!(^^; Geforce4MXになってるじゃないか。しかもタイトルバーはQuadro4 550XGLになっている!まったくふざけた状態だ。もしかしたらドライバは何も変わっていないのではなかろうか。


fw7736
 そこでQuadroしか対応していない42.42や77.36等を入れてみたが正常に入る。しかも正常に入るのに上記の症状は全く変わらなかった。こりゃダメだわ。もしかしたらインストーラだけじゃなくて、ドライバもカードを見ているのかもしれない。それだとQuadroの性能は出ない可能性が高いな。この結果は全く予想外のモノだった。何でもやってみるもんだな。今日の結論は「インストーラが正常に通ってもドライバが正常に動作するとは限らない」だ。


cm_550xgl
vm_550xgl
 結果の一部。左が偽Quadro、右がノーマル。何の違いも出ていない。

 という事で、Quadro専用ドライバは入るようになったものの、そのパフォーマンスには全く違いが出なかった。もっともこの記事を読んだ限りでは違いは殆ど無いらしい。HSDLではSPEC Viewperf等は使わないので、OGLの微妙な違いは確認できないかもしれない。つまんねーの。

 ところで以前にも書いたが、このRivaTunerやATIToolはドライバの形で組み込まれるので、必要が無ければアンインストールした方が良い。形式上はドライバなのでレジストリにゴミも残る。今回は捏造したデバイスIDの0178も残っていた。気になる人はレジストリエディタ等で消そう。

今日のHSDL[2013/02/23]

★Webサイトより
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20130219_588093.html
 ひょっとして色々悪用されるのではなかろうか…。少なくとも筆者は色々と思いつきましたが(^^


http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20130216_588091.html
 この売り場企画はいい線行っていると思う。前からあるものでもこうすれば売れやすくなる。これってPCでも出来そうなんだけどなあ。


https://freet-diy.jp/cms/preview.php?pre_no=17
 結局ユニットコムで全部一緒になっちゃうのね。厳しい世の中だなあ。


★ForceWare
 ヌビのFTPに置いてあった奴は全部テストしたので、最近はWeb上に流出したβ版やメーカー専用版もターゲットに含めている。ところが次から次へと見つかるので、ダウンロード作業が止められなくなってしまった(^^; テストする時間が無い…。現在は70番台を捜索中だが、これが終わらないと6600のテストも出来ない。頑張っても春になってしまうだろうな。本当はテスト板を6600無印→7600GSに換えたいのだが、これまでの実験結果がもったいないので踏み切れずにいる。去年既に12本もやってるんだよな。さてどうしたものか。


★今日のMS-8881[2013/02/23]
 今まではXPでのテストだったが今日は98SEで試す。もちろんFSB250でのテストは初めてなので期待している。これまでの最高記録は更新できるだろうか?


ms8881_20130208
 各ベンチで最高スコアを更新。これ以上はCPUかGPUのクロックを変えない限り無理だろう。CPUは既にメモリ周りの限界だし、GPU側のメモリクロックを上げた方が効果が高いだろうな。漸くメモリのVdd,Vddq昇圧改造する気になってきた。7ZXRと同じく燃え尽きる予感もするが悔いは無い。

 ちなみにHSDLのソケAプラットホームではこんなに良い数値は出なかった。CPU環境の差は同じ32ビットでも大きい。L2キャッシュが2倍の皿だけでなく、4倍の豚でもこれを上回るのは至難のワザ。HSDLの豚2600+では全く歯が立たないくらい差がある。CPUも地道に改良されてるんですね。


★Socket939
 気が付くとソケ939のCPUが結構増えていた。1年前から全く増えていないソケ754にスゴイ勢いで追いついてきた。754が今後大量発生するとは考えられないので抜く日も近い?

SDA3400DIO2BW
ADA3000DIK4BI
ADA3000DAA4BP
ADA3000DAA4BP
ADA3000DAA4BP
ADA3200DIK4BI
ADA3200DAA4BW
ADA3200IAA4CW
ADA3500DIK4BI
ADA3500IAA4CW
ADA3700DKA5CF
ADA3800DAA5CD
OSA146DAA5BN

 ダブっているADA3000DAA4BPなんて1つ位ぶっ飛ばしても良さそうなので、いずれOCテストに回してみよう。K8系のOCも漸くノウハウが得られてきたので、以前やった時よりはまともな結果が出そう。現在はSMS3000BQX2LFに負けているので、Athlon64(3000+)の意地に賭けて良い結果を出さねばならない。消費電力は負けるだろうからそれ以外で勝負(^^

MS-8881 完全MX460化計画

黄昏のビデオカード MS-8881
MS-8881もでφ(その1)
MS-8881もでφ(その2)
MS-8881もでφ(その3)
MS-8881 完全MX460化計画


 人気のないMS-8881シリーズ。MX440なので実用性皆無だからだろう。がしかし、HSDLは実用サイトではない!というアピールも兼ねてこのまま続ける。ま、別に無理やりアピールする必要も無いが…。

 あれからキリが無いくらいテストしたが、どうもノーマルより安定度は上がっているようだ。MX460相当でベンチを取ったら、ノーマルでは動かないベンチを完走できたのだ。意味のない改造だと思っていたが効果があったので改造担当者も浮かばれるだろう(^^


★Signon Message変更→失敗(^^;
 ノーマルではSignon Messageは禁止されていたので復活させたい。これが出ないと正規品の気分が出ないから。


nvbioseditor
 最近のBIOSエディターだとMX440なんて対応していないので、昔のNVIDIA BIOSエディタを掘り出した。サブデバイスIDは製造者のモデルナンバーが入る事が多い。なのでテキトーに8881にしてみた。

 だがしかし。書き換えると何故か起動しなくなってしまう。デバイスIDはこの方が正常になるのだが何故だろう。ひょっとすると、例の抵抗を使った設定はサブデバイスIDも設定できるのかも。それと整合が取れていないと起動しないのかもしれない。そう思って今度はSignon MessageだけEnableにしてみたが起動しない。何か一つでも書き換えると起動しなくなるようだ。ROMはAT25F1024。考えるのが面倒なので書き換えは一時中断。

 今回気づいたけど、チップのリヴィジョンはBIOSにも入っているんだね。なのでリヴィジョン違いの新BIOSを入れるとバグるかもしれない。現在HSDLで確認されているリヴィジョンはA2、A3、A5である。勿論MS-8881に搭載されているA5が低消費電力で一番良い。


★クロック周波数?
gpuz
 MX460に変更した訳だが、GPU-Zで確認したら初期クロックが変わってしまった。デバイスIDしか変わっていない筈なのだが…。GPU-Zの不具合だろうか?


nv
 いや純正プロパティでもデフォルトクロックが270→154MHzになっている。MX460からすれば半分となる。実用だけを考えればこのクロックで運用した方が省電力で望ましいとも言えない事も無い。メモリはそのままでどのくらいパフォーマンスが低下するのか見てみよう。


current_cm
 これが現状の154MHz仕様だ。恐ろしく低発熱なのでヒートシンクレスでも使える気がする(未確認)。


mx440_cm
 これがMX440標準の270MHz仕様。あまり差は無いな。


mx460_cm
 参考までにMX460仕様。これはGPUコアクロックだけでなくメモリクロックも大幅に上がるので違いは大きい。このクラスのカードはメモリクロックだけ落とさなければいい。コアクロックはどうでも良さそうだ。ハードウェア・アクセラレートが現代のモノより少ないからだろう。


★次回に続く
 このカードで変更されたのは抵抗だけなので、FIDやVIDも抵抗で設定できるのではないかと言う疑いが出てきた。上の書き換えも失敗したし、どうもまだ設定しなければならない部分があるような気がしてならない。やはり比較用にオリジナルMX460が欲しいね。

 デフォルトクロック周波数が下がってしまったのは、「ソフトで書き換えられるので実害は無い」と思っていたのだがそうでもなかった。実は現在ドライバ評価を行っているのだが、90番台以降のドライバはOCできないのだ。RivatunerでOCしようとしたら235までしか上がらない。デフォルトが低すぎるからだ。何故かBIOSは書き換えられないし、完全なMX460化にはまだまだ遠いようだ。


★おまけ
http://i1099.photobucket.com/albums/g388/Secondbyte/Graphics%20Cards/AGP/130%20HP/130-009a.jpg
 おおっ!MS-8881にVer2があったとは。これも欲しいなあ。MX440はもう要らないと思って完全スルーしていたが、今度ジャンク屋に行ったらシッカリ見てこよう。買うかどうかは分からないけど。


http://www.bhcode.net/article/20110520/21043.html
 550XGL化は既に書いてる奴が居たわ。HSDLはそれだけじゃないけど、パクリ記事くさくなるのでもっと早く書けばよかった。でも解析はまだまだ甘いなm9(^^

MS-8881 完全MX460化計画

 MS-8881はGF4MX440だが、いつも使うときはメモリクロックをDDR550に上げてMX460相当で使っている。Win上で設定するのも面倒なので、出来ればBIOSも書き換えて完全460化してみたい。


★MX440と460の違い
 実際は460も基本同じモノっぽい。VcoreもVmemもレギュレータは同じだし、チップも余程の安物を除いては同じ。クロックを上げるだけで完全同等になる可能性が高い。但し発熱は無視できない。

http://ascii24.ascii.jp/2002/05/27/imageview/images685788.jpg.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0416/cano2_1.jpg
http://ascii24.ascii.jp/2002/05/10/imageview/images683994.jpg.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0215/hothot1.jpg
 やはりそれなりのクーラーが付いている。ヘタするとTi4200のクーラーと変わらんかもしれない。今のファンレスで対応するのは無理だろう。もしかするとコア電圧も上がっているのかもしれない。

http://news.mynavi.jp/articles/2002/05/31/14/bench/001.html
 あとはコアクロックを275→300MHzに、メモリクロックをDDR400→550に上げるだけだ。

http://ascii.jp/elem/000/000/330/330243/
 ちょっと気になる記事。「なお、搭載するBGAパッケージのメモリは3.6ns品(最高277MHz動作)と、スペックギリギリ。展示品では余裕のある3.3ns品を搭載していたが、換装されている。」と書いてある。流石MSI(^^ と感心している場合では無い。もしかしたらかのぷーみたいなメーカーのMX460には3.3ns品が搭載されているのかもしれない。当時の記事を読むとMX460は440に比べても割高で不人気だったようだ。そりゃ値段にあまり差が無ければTi4200買うわな。どっちもファン付きだから騒音も変わらない。P4時代に最高クロック付近のセレロンが売れなかったのに似ている。最高クロックのセレロンはミッドレンジのP4と価格があまり変わらないから。


★GPU冷却
6200ht
 GPUの冷却だが、460だと明らかにファン無しでは持たない。しかし我々はファンをカードの隣に置いて使っているのでクーラーとして直付けはしない。ノーマルの小型ヒートシンクの代わりにGF6200の稍大きいヒートシンクを取り付けた。これは穴の位置が同じなので全く未改造で取り付けられる。一度も起動しないままゴミになった物件だが、ヒートシンクだけは何とか役に立った。当時1000円もしたので元を取れた気は全くしないけど。

 メモリ冷却は現在の所は放置している。OCではなくあくまでも定格仕様なので。もしこれで安定して上が望めるようになったら考える。このメモリは感覚的にはこれ以上伸びる気がしないのだが…。


★メモリがダメダメ?
 どうもメモリOC性能が以前より下がった気がする。以前はDDR550は普通でDDR600を狙うかと言う勢いだったのだが、最近はDDR550でも一部ベンチが固まる場合がある。搭載メモリは定格クロック(3.6n)で動いているのだから無理って訳でもない。ノーマル時代の記録を見ると、DDR550どころかDDR560で普通に動いている。これはおかしい。しかしその時はまだ確証が持てずにグズグズと問題を先送りにしていた。

 しかし最近ノーマルのMS-8881が戻ってきた。これはVGAコネクタ付近が断線していた奴だが、漸く修理が終わった為に戦線復帰したのだ。これをDDR550化して止まっていたベンチを走らせたら問題無く完走してしまったではないか。イヤこのカードが当たりなんじゃなくて、この感覚は確かに「昔はそうだった」感である。これはもう決定的に改造版がおかしいぜ。もしかしたらエージング効果で、メモリVddq出力のTPCのESRが予定より下がり過ぎたのかもしれない。何しろ複数回ハンダ付けによる「劣化前提」なのだ。うーむ、腐ってもPOSCAPは高性能だったか。

 TPC150μF6.3Vのデータシート上の性能は40mΩだが、300kHzだとそれよりだいぶ低いようだ。通常非固体アルミ電解と同様に考えるのはまずいのかも。ノーマルの搭載されていたCE-AXに戻した方がいいのか。IRU1150は50〜100mΩ&500〜1000μFの出力コンが指定されているのだから、現状は明らかにICの使用法に問題があると言える。手持ちだとラジアルリードのZL470μF16V(53mΩ)がベストマッチ。できればCE32だと見栄えがいいんだが…ってそれだとノーマルに戻せってことだよな(^^; いくらなんでもそれはイヤだぜ。

C879:TPC150μF6.3V→除去
C880:未実装→ZL470μF16V

POSCAP TPC150μF6.3V[40mΩ/1900mA]
Rubycon ZL470μF16V[53mΩ/1030mA]

 カタログデータ上はたったこれしか違わないのにね。動作している時にはこれより大きな開きがあるのだろう。


zl470
 結局こうなってしまったのね…そりゃ不本意ですよ。でも詰まらない拘りや意地や信念で撤退せず玉砕するような低能にはなりたくない。それはそうと、いつもHSDLのビデオカードの外見が似てくるんだが、それは電解コンがワンパターンだからだと思う。ヒートシンクを除けば、電解コンが外見に与える影響は極めて大きい。だから日本メーカー製を選択したくなるわけだが。


★珍説登場!
 全くの素人君に「ノーマルより性能が落ちたのはデバイスIDがSEになったからではないか?」と言う説を提示された。いくらなんでもそれは無いだろう。確かにデバイスIDが変わるとドライバもインストールし直されるわけだが…イヤ無いと信じたい(^^; いくらヌビが阿漕だったとしてもそこまではやらんだろう。

 この説を払拭する為に、放置していたデバイスID変更を行う事にした。解析の結果この辺りの抵抗が関係しているようだ。

R726(D):(Empty)
R727(U):10k

R728(D):10k
R729(U):(Empty)

R730(D):10k
R731(U):(Empty)

R732(D):10k
R733(U):(Empty)

D=PULL-DOWN
U=PULL-UP

 隣り合うDとUで一組になっているのだろう。殆どのピンがプルダウンされているのが興味深い。これらの抵抗による組み合わせで、Quadroも含めMX系全モデル設定可能だと思われる。全モデルはこの14通りなのでかなり絞れる。

0170:GeForce4 MX460
0171:GeForce4 MX440
0172:GeForce4 MX420
0173:GeForce4 MX440-SE
0174:GeForce4 440Go
0175:GeForce4 420Go
0176:GeForce4 420Go 32M
0177:GeForce4 460Go
0178:Quadro4 550XGL
0179:GeForce4 440Go 64M
017A:Quadro4 200/400NVS
017B:Quadro4 500XGL
017C:Quadro4 550GoGL
017D:GeForce4 410Go 16M

 R728-729の結果から見て間違いなくプルアップ=1だ。上位017はNVナンバーなので、残りの0〜F(4Bit)が可変だろう。という事はMX440で唯一HとなっているR726-727を1→0に変えれば全ビットが0になりMX460に変身するはずだ。


mx420
 予想を確実なものにするためにR726-727を0に変えたが、R728-729を0に戻さなかったのでMX420に格下げされた。デバイスIDは10DE-0172になり、確かに上記予想通りの変化である。

 IDテストの時にWindowsを立ち上げると一々PnPがかかってうるさいので、御覧のようにDOS上でHWINFOを使った。USBメモリに入れるとOSインストールしなくても詳細が分かって楽で良い。


mx460
 これでソフト的にはMX460に変身した。クロックなどハード的にはまだまだ未完成だが、上のような疑問が出ないようにこうしておく必要があったわけだ。これで確認したが、デバイスIDで性能の変化は全く出なかった。


device_id
 ビット2と3はまだ確認していない。いずれQuadro4 550XGL化で確かめる。オンメモリ・チップの例外もあるけど、ビット2がノート用でビット3がQuadro用なのかな。


★残る課題
mx460
gpuz
 これで名実共にMX460になったハズ。あとはVcoreの昇圧とメモリVddqの昇圧かな。それでMX480相当までは行かないだろうがMX465相当(^^; で使いたい。例えブチ壊れてもまだ替えが4枚ある。


★一旦終了
 筆者はNV15を極限まで熟成したNV17が好きである。ある程度製造を続けないと完成度は上がらないものだ。DX9〜10辺りからGPUの進化も停滞気味なので、反って熟成が進んで現行品は買いなのかも。もっとも消費電力はもう少し何とかして欲しい所だが。

MS-8881もでφ(その3)

MS-8881もでφ(その1)
MS-8881もでφ(その2)

 前回で改造は終了したが、更に突っ込んだおまけ情報をいくつか。


★Vmem昇圧
 HYB25D128323CはVddq2.5〜2.9Vで使えるらしい。このカードのVmemは既報通りレギュレータICのIRU1150なので容易に変更可能である。

R68(09A)=121Ω(R1)
R69(10A)=124Ω(R2)
設定では2.53V辺りか。実測でも2.53Vなので正確。

r68_69
 上げるとすればR69を150Ωあたりかな。これで2.5V→2.8Vに昇圧されるはず。OCに効果があるかどうかは分らない。ついでに言うとC145を追加すればリプル・リジェクションは僅かに向上するだろう。容量はテキトーで良いが0.1〜1μFか。負荷が数百MHzクラスの高周波なので実験しないと最適値は分らない。


★位相補償部分
 現回路はR612(15kΩ)、C639(560〜680nF?)である。この方法だとIRU3037のローカル・フィードバックモードで位相補償は特にされていない。ESR依存なのでZinやZfを創生する必要があるが、その為の基板パターンはこの部分である。

fb_comp
元のR612とC639は除去
R615(1kΩ)R617(1kΩ)が電圧設定用デバイダ
R614,C632がZin
C639,C640,R610がZf
C618は12VのDCなので無関係
*意外とテキトー(^^

 Zin、Zfの定数の計算方法はデータシート7〜10P参照。コンデンサの容量とESR、インダクタンス等に依って変わる。出力コンデンサのESRが20mΩを切ったら補償する必要があると思われる。解らない場合はノーマルのEP-CAPを交換してはならない。…と恐らく誰の役にも立たない事を書いてみた(^^ この基板は色々面白い。


★Synergy4 550 XGL
r733
 この辺りを弄ると元?に戻るっぽい。組み合わせはかなりあるのだが、そんなに種類があるのだろうか。

440se
 テキトーにやったらMX440-SEになっちまった。態々苦労してグレードダウンしてどうするよ(^^; 罠だ!コイツは罠だ。名前が変わるだけで性能は変わらないけど、ドライバはインストールし直される。これを見てもデバイスIDが書き換わるのは確か。あとは各自実験して確かめて欲しい。


★パーツリスト

=VGAコネクタ=
P300→除去
P400→Dsub15P(秋月タイプ)

=GPU周辺=
C226[1608](Vref_pc):0.1μF
C612(L600外DC):省略(注2)→SVP56μF6.3V

=AMS1117周辺=
C601(U601入力):22μF10V→E/SV22μF10V
C602(U601出力):CE-AX47μF6.3V→SVP22μF16V
C605(??):省略→PS/L10μF10V
(注)C605は本当に要らない子みたい(^^; 電圧測ったら2.0V程度しか掛っていない。NeoCAP損したー。

=Vmem=
C867[2012](Vmem_out):1μF
C875[2012](Vmem_in):1μF
C876(同C877):SP-CAP CD47μF6.3V
C879(同C880):POSCAP TPC150μF6.3V(仮)

=その他脱落品=
C118[2012](Vcc3.3):4.7μF
R749〜752[1608](Rt):300Ω(0.5%)

=使用電解コンのプロファイル=
NEC E/SV22μF10V[1.4Ω/246mA]
NEC NeoCAP PS/L10μF10V[200mΩ/652mA]
OS-CON SVP22μF16V[90mΩ/1060mA]
OS-CON SVP56μF6.3V[45mΩ/1700mA]
Panasonic SP-CAP CD47μF6.3V[15mΩ/2700mA]
POSCAP TPC150μF6.3V[40mΩ/1900mA];中古品

総額87円(銭単位切り上げ、副資材別)


★終
 コネクタが高過ぎた。予定でははタダだったのに…(^^; ま、総額でもカード代より安いから良いか(無理やり収めたんだけどな)。ゴールデンウィークまでに記事が終わって良かった。

MS-8881もでφ(その2)

MS-8881もでφ(その1)


 前回コンデンサ交換したMS-8881だが、VGA直付けコネクタが無いのが非常に気になっていた。このカードの映像出力はDVIに似た専用のLFHケーブルを使う。この太くて硬いケーブルが取り回しの悪さを齎す。これが無いとデュアルモニタは使えないが、HSDLはデュアルモニタ等は一切使わないので関係なし。何とかこのケーブルを使わずに済ませる方法は無いのだろうか?…あった。


★VGAコネクタ
vga_dvi
 このようにアナログコネクタ用の配線も予備で用意されているのだ。さすがにリファレンス基板だけのことはある(注2)。但し従来タイプのVGAコネクタではダメで、ノート用などのナローピッチ・スリムタイプの物が必要だ。

 このカードを見た時に電撃的に10円ノート基板を思い出したのだ。今まで金属ゴミで捨てていたコネクタの用途が見つかったわけ。だからこのカードを買う気になったのね。

注2:基板はTOPSEARCH製TS-M-8V01C、2003年13週製造。PV-T86J-UAL3のグニャグニャ基板を見た後なので、ビシッと平坦なこの基板が神基板に見える。NVIDIAマーク入りという事はリファレンス基板そのものと言う事だ。ちなみにTOPSEARCHは基板屋であってこのカードを製造しているわけではない。94V-0と言うのはULの難燃性ランクである。TS-M-8V01CはTOPSEARCHのプロダクトナンバー。検索するとこれをカード名だと思っている人が多数居るようだ。

 ところがどっこい。これだと正常ポストするものの画像が出なかった。コネクタを無理やり破壊してハンダゴテで外したのでコネクタ付近が断線したのだろうか?と思っていたのだが実は全く違う驚きの理由だった。


★MS-8881ピンアサイン
 何とコネクタを直付けした時のピンアサインが全く規格とは異なるのだ。これでは動くわけがない。と言うか、どちらかが壊れなかったのが幸いと言うべきか。下の表はADが付属の二股VGAアダプタを使った時のもので、VGAはコネクタを直付けした時のもの。全く共通点が無いね。

pin_assign
 しかしこれほど共通点が無いとなると、逆に何に対応しているのか不思議である。もしかしたら使用したコネクタの互換性が無いのだろうか?


★謎解決
 大当たり。実はこのフラットタイプのVGAコネクタは、HSDLが所有しているのだけで3種類もあったのだった。1つはこれに付かないタイプなのでアッサリ除外できるのだが…。

dsub15p
 ご覧のようにこれはどちらも実装可能なのだが、上下が逆になっているのが判る。この為ピンも位置が変わってしまうのだ。という事でノート部品を流用するために買ったカードだが、流用はできないという情けない事になった。当初の購入目的はこれで無意味になった…(^^;

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-02329/
 秋月だとこれか。見た目は間違いなさそうだが中身は確かめていない。九分九厘間違いないだろうが。


★実装
 あとは一本道で、これに合ったDSUB15コネクタを付けるだけだ。流用でタダで済ませようと思ったのに、余計に53円かかってしまった。ちなみにノーマルブラケットが付かなくなるが、どうせバラックの時には外してしまうので付けないでいい。必要ならば市販されているスロットのメクラ蓋に穴を開けて自作すればいい。@50円もしなかったハズ。


★動作テスト
 このカードはMX460相当(300/550)で使用するが、小型のノーマルヒートシンクでは真夏は少々厳しい。そよ風であってもファン付きのクーラーが望ましい。妥協策としてはメモリクロックだけを550MHzに上げるという手がある。コアを上げなければヒートシンクはこのままで良い。

bench
 MX460相当にOCして3DMark2001SEを回してみる。げげ、遅ぇ!10000も行かんのか…なんて最近PCI-Eカードばかり弄ってたから感覚がマヒしてる。P4B533(SL6SW@2800)+X20だと7399だったのでGF3よりやや落ちか(もちろんXGA以下限定で)。消費電力では大差で勝っているから(1/3?)、性能は稍落ちてもこちらの勝利という事でいいかね?(^^ いずれにせよMX440としてはよくやっている方だろう。

 Vmemの入出力コンは極端に容量を減らした(1/10)が、現在までのところメモリOCでも問題は出ていない。使用したTPCは既に(リフロー2回を含む)ハンダ付け3回目なので、ESR性能が劣化している可能性がある。この場合はそれが好結果に繋がる。新品で真似して同結果になるとは限らない。入力のSP-CAPは完全新品である。


★完成
ms8881_after2
 VGAケーブルを直付けできるのは本当に使い易い。付属のLFHケーブルと違って後方がゴチャつかないからPCセッティングが容易なのだ。電解コンも交換して準固体化したのでノーメンテで半永久的に使える。ベンチマーク実験用ではない常用カードはこうでなくてはいけない。以前ROMを取っ払ったきり放置されているG7BBAの後釜はこれに決まった。

 見栄えの面からはVmemがカッコ悪い。いずれ使い古しで能力減退したEP-CAPが出てきたら交換するかな。ESR性能が低下したくらいが丁度良い(^^

MS-8881もでφ(その1)

去年の記事なんで一部内容がおかしいかもしれない。

黄昏のビデオカード MS-8881


 以前の解析記事は単なる導入に過ぎない。このカードをわざわざ買ったのは改造するためだ。それにしても間隔が開いてしまったが、これはコネクタの謎の解明に時間がかかったため。ヤル気が無くなってたのね(^^;


ms-8881
 以前100〜500円で大量に出回ったので持っている人は多いだろう。消費電力が非常に少なく、ファンレスでありながら発熱しない(注1)。メモリが高品質(3.6n)なのでMX460相当で確実に動く(常用中)。HSDLのAGP2.0以上の特攻カードして活躍中(対応OSは95〜XP)。

注1:以前ここに書いたように、全てのMX440が低電力・低発熱と言う訳ではない。TDP?が改良されたのは後期版で、前期のNV17名義のものは発熱が非常に大きく消費電力も多め。夏はファンレスは厳しいくらいだ。MS-8861/8866など、製品ではほとんどがファン付きだった。

★Vcoreレギュレータ周り
 コントローラはIRU3037の高速版であるIRU3037Aである。A付きのスイッチング周波数は400kHzとなる。元々はDDRメモリの電源を想定しているPWMコントローラで、上下スイッチはIRU3037リファレンス同様にIRF7313が使われている。これは2つのパワーMOSFETが1つのパッケージに収まっており、勿論独立して動作させられる。RdsONは29mΩとそれほど低くないが高速で効率はそれほど落ちない。

 リファレンス回路の出力コンデンサはTPC150μF6.3V×2で、@40mΩだから20mΩ迄は保証付きと考えていいだろう。現回路ではCV-EX470μF6.3Vで、これは25mΩなのでほぼ妥当な値と言えよう。この辺りちゃんと考えられているね。もっともCompで位相補償できるのだろうが、このあたりヤル気が無いので詳しく見ていない(データシートを参照の事)。

 さて入出力はハイブリット・ポリマーのEP-CAPなので交換する必要はなかろう。元々ボード上に載っている電解コンデンサは非常に少ないが、この辺りの交換・追加は下記の通りである。

C601(5V_DC):22μF10V→E/SV22μF10V
C602(U601出力):CE-AX47μF6.3V→SVP22μF16V
C605(U601入力):省略→PS/L10μF10V
C612(L600外DC):省略(注2)→SVP56μF6.3V

 U601(AMS1117)は1117互換で、MLCCが使えるくらいだからESRが過大にならなければ自由に決められる(ESR≦500mΩなら良い)。L600外もESR≦100mΩ程度なら何でもよい。これが無くてもGPUは全く問題なく動くが、Vcoreレギュレータからマザーへのお釣りが減るのでぜひ付けたい(注2)。3.3Vを共用しているSDRマシンには特に重要となる。C605はコンパニオンチップが無いので必要ないが付けてみた。

注2:同回路でC612が実装されている例
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0208/elsa04.jpg
http://ascii24.ascii.jp/2002/03/21/imageview/images679976.jpg.html
http://www.aznil.nl/index/pics/image1board.gif
これなんかはMX420なのにゴージャス版ですね(^^
http://www.kickassgear.com/images/GF4%20MX420.jpg

★Vmem
 VmemレギュレータはIRU1150と言うシリーズレギュレータ1個で構成されている。電解コンデンサは入出力各一である。サックリOS-CONに交換して終了、と行きたいところだがそうはいかない。これはLDO(正確には準LDO)なのでそれでは発振又は不安定になる。データシートには「IRU1150の安定性のためには50〜100mΩのESRを備えた500〜1000μFの電解コンデンサを使用する」と書いてある。

 直訳するとわけが分からなくなったり誤解することになるが、LDOや準LDOの基本通り考えればすぐ分る。これらは出力コンデンサのESRをフィードバック・ループのOPAMPの安定のために利用している。つまり低すぎるESRだとf特性が悪化して、ループの安定性が不充分になるのだ。OS-CON等のポリマー固体を付けることは事実上できないに等しい。付け加えれば入力コンデンサはフィードバック・ループ外にあるので、出力より高性能なコンデンサを付けても安定性を損ねる事はない。

・入力コンC876(C877と同じ)はESRが充分に低くて3.3Vに耐えられる
・出力コンC879(同C880)はESRが50〜100mΩで容量470μF以上

 オリジナルの出力コンデンサにはCE-AX1500μF6.3V[90mΩ/870mA]が使われており、確かに上の条件を満たしているのが判る。

 動作中この電流をDSO等で観察すると、負荷の急変動はあまりなくIは小さい事が判った。故に直流特性(容量)は気にする必要はなく、交流特性(50mΩ≦ESR)だけを重視すれば良いだろう。具体的に言えば100μF程度の容量があれば、あとはESR(50m〜100mΩ)だけで選択しても良いハズだ。これだと大量にあるポリマータンタルでも可能性が出てくる。今回は実験的にこの構成で行く。

C876(同C877):SP-CAP CD47μF6.3V
C879(同C880):POSCAP TPC150μF6.3V(仮)

 C879は何を付けるかまだ迷っているので仮付けだ。入力は容量を大胆に減らし過ぎたかも(^^; しかしまあIRU1150に限らず、この手のLDOはラインレギュレーションにはかなり強いので問題になる事はないだろう。むしろAGPコネクタのDCRの方が大問題。


★脱落部品
c118_226_867_875
 ジャンク箱で揉まれているうちに、裏面の部品が幾つか取れてしまっている。これらは全てMLCCだが、安定性の為には付けた方が良い。特にこのカードはMX460相当(300/550)で使うので必須と言える。

C875[2012](Vmem_in):1μF
C867[2012](Vmem_out):1μF
C226[1608](Vref_pc):0.1μF
C118[2012](Vcc3.3):4.7μF
R749〜752[1608](Rt):300Ω

r749_752_before
 R749〜752の300Ωは最初から取れていたのではなくて、コネクタを外す時にヒートガンで飛ばしてしまったため。外れた奴は揃わないので全部捨ててしまう。


r749_752_after
 この抵抗が無いとまともに画像が出ないので重要だ。勿論抵抗値も全て揃っていなければならない。これらは同一ロットから0.5%以内で選抜した。


★実装
 特に問題になるところは無い。ランドの放熱が非常に良く、小さいくせにハンダが溶けにくいくらいか。特にC226とC867は泣きが入る。


ms8881_after
 何かVmemはノーマルよりだいぶ地味になってしまった。見栄えはノーマルの方が良かったな。C879はもう一度交換するかもしれない。しかしこれでハードウェアは半永久的に問題無くなった。あとはソフト面で多少の改良を加えれば文句無し。


★次回に続く
 今回の一番大きな目的はハンダ付けのリハビリだが、加えてRKさんから「パーツの選択時にどんな事を考えているかを書いて欲しい」とリクエストされたので一例を挙げた。テキトーに選ぶと言っても、一応それなりの部品が付かないと性能が落ちたり動かなかったりする。手持ちの部品と当該回路をいかにすり合わせるのが改造屋の能力と言える。ズバリ適用できなくとも何となく解ったんじゃないかと思うんだが。次回はメインのコネクタ交換だ。
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