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主にジャンク品を使って日頃の発想や妄想を実験・研究するブログ。

MX46

AOpen MX46 ”TWO YEARS AFTER”

 このマザーは今日のMX46(い・き・な・り・最終回?の巻)に於いて、VRM以外の全ての電解コンデンサを日本メーカー製コンデンサに交換した。何故VRMは変えなかったかというと、出力は初めから松下FJだったから。入力はLelon[RXA]2200μF16Vだが、これは替えが無かったので諦めたのだ。うちには12Vラインに使える電解コンデンサが少ないなあ。これからは耐圧16V以上が補強ポイントになりそうだ。

 何故今頃になって持ち出したかというと、前回記事のHSDLの余り物[2009/07/27]を書いた時に日本ケミコンLXZ1200μF35V[25mΩ/2310mA]というのを発見してしまったからだ。これは容量以外は上のレロンと交換するに相応しい(容量もこの程度で充分だけど)。うまい具合に在庫も丁度3本である。

オリジナル:RXA2200μF[18mΩ/2770mA]
交換品:LXZ1200μF35V[25mΩ/2310mA]

 RXAの方はあのルビコンZL3300μF10Vと同じ性能である。なのでLXZは負けているわけだが、この程度の差はマージンの差で埋め合わせが効くのではないかと想像する。いや相手がレロンだからそう思うのだが。中国製の水系は持ちがかなり悪くて、カタログスペックは新品時のホンの一瞬だけのような気がする(あ、日本メーカーでもそういうのがあるな)。


before_rxa
 外してみた。よく見たら底面の封止ゴムが膨らんでいるように見える。特に問題なく正常に動作していたが限界だったのかもしれない。交換する大義名分ができた。


after_lxz
 大陸カラーのような青色が浮いているというか見苦しいが、これで全ての電解コンデンサが日本製になった。めでたしめでたし。


mlcc_in
 Vcore周りは省略が無く、追加して遊ぶことは出来そうも無い(^^; 一応入力コンデンサに、もはや恒例となったMLCCを貼ってみた。12Vだから不明品は怖いので正規品の10μF16V(京セラCT32X5R106M16AT)である。例によってグラウンド側になるべく寄せている。また幅広で背の低い奴がL分が少ないような「気」がする(3225が良いのかも)。


 前回記事で見たとおりこのマザーは特殊なデバイスが使われており、波形を見たくとも見られない。いや本当は見られるんだけど、プローブを固定できないので撮影できないのだった。スイッチング周波数は測っていないけど250〜300kHz相当。低電圧大電流の北森にはこのくらいは必要だろう。


wave_in
 入力波形を見てみた。改造前が分らないけど、意外に波が少ないのが判る。でも考えてみれば12Vなんだから当たり前か(この為の12Vだ)。この波形、何か見たことがあると思ったらHDDスピンドル・モーターの波形だった。どちらも3相だから似るのは当然だ。しかし入力インダクタ前の波形は最悪だった。これは元々のATX電源の12Vの質も関係してくるので一概には言えない。だが12V機で究極のローノイズなんて夢のまた夢、かもしれない。


 やっと完成しました。しかし478はCPUが少ないので活躍できそうも無い。ちなみにこのマザーはSiS650だが、実はP4B533より明らかにベンチマークが速い(内蔵ビデオ使用)。この時期のSiSは、動力性能は確実にインテルより優秀だったなあ。

今日のMX46(い・き・な・り・最終回?の巻)

 今更ですが、当HSDLの記事はPC/AT互換機の機種依存文字を使用しています。気になる方は見ないでください。またブラウザはIE6対応なので、それ以外のブラウザでは表示がおかしい場合があります(特に対処しません)。


 2006年10月、アキバのジャンク屋にて300円でゲット。SiS650搭載、Soket478のM-ATXマザーである。勿論この値段だから不具合品で、AOpenマザーに搭載率の高いLelon製電解コンが液漏れしている。しかしHSDLではコンデンサの不具合だけなら故障とは呼ばない。せいぜいバッテリーが上がったくらいの感覚である。バッテリーだって3年に1度くらいは交換するのだ。コンデンサ交換だけで動くのなら300円は安い(当時)と思う。でも膨らんだ部分の交換だけではすまないのがHSDLのいつものパターン。


pip201
 何だこれは…フィリップス・セミコンダクタ(現NXP)のPIP201-12MというDC-DCコンバータICが使われている。第6世代ではこんなのは見たことが無かったので驚いた。最近のAM2や775マザーでは珍しくも何とも無いのだろうが…。パッケージの中にFETドライバとFETが入っている。しかしどうやって計測しようか(笑)。ゲートは無理だから出力ピンかな。このICが3個付いているので3相電源と言うことになる。まあs478としては標準的といって良いだろう。

 最大の問題は、このチップが死んだら完全に粗大ゴミと化すことだ。このICは一般には手に入らないだろうし、交換も比較にならないくらい面倒。筆者としては専用コントローラ+FETの方が好ましい。


lelon
 11個全てのLelon1000μF6.3Vが液漏れしている。コア電圧出力の松下FJ2200μF6.3Vは全く不具合は無い。しかしこの時期のAOpenは何で意地になってLelonを使い続けたのだろう。仕入れたコンデンサを使わないのも損だが、使って被害を出して補償する方がもっと損害だと思うのだが。結果としてAOpenは日本ではリテールから撤退することになったが、これはLelonと心中したとしか言いようがない(ひょっとしてLelonは関連会社なのだろうか)。


mx46
 交換後、特攻用の藁Celeron1.8GHzで起動してみた。無事に動いたもののあまり楽しくない。ベンチマークも第6世代と比べれば雲泥の差だが、消費電力も極端に上がっている(システム全体で70〜90W)。改造できる部分も余地も少ない。やっぱり自分には第6世代のマザーが面白く感じられる。恐らくこのまま放置されるだろう。もし実用するとしたら、消費電力的に北Pen4/1.6〜2.0GHz辺りが適当だろう。なおオーバークロックは2GHzまではできた。もっともパフォーマンス的に意味は無いけれども。コア電圧が何故か1.67Vしか出ていなかったのが気になる。


buhinhyo
 各部デカップリングって…(笑)。解析は面倒なので手抜きしている。交換の総費用は約345円、UTWRZ100μF10V(13.5円)と三洋WG1000μF6.3V(18.4円)が高くつく。三洋WG1000μF6.3VはルビコンZL470μF16Vや日本ケミコンKZH680μF25Vでも良かった。他人の修理分ならそうしただろうが、何となく手持ちだったので使ってしまった。


★今後の予定★

 あとコア電圧レギュレータ入出力用を換えれば全て交換したことになるが、松下は日本メーカーなので交換するのはもったいない気がする。LelonRXA2200μF16Vは交換要員がいないので保留。候補としてはニチコンPF2700μF16Vx3(ESRもリプルも厳しい)か、松下FC1000μF35Vx3(容量半減してしまうのがどうか)のどちらかに。

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