HSDL.blog.jp

ジャンクPCパーツやカメラ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

P5W-DH

不調のP5W DH (3)

哀愁じゃないマザー P5W DH
不調のP5W DH (1)
不調のP5W DH (2)

 細切れになってしまったが、前回完成した奴をテストしてみる。上手く行っても行かなくても考え込んでしまうだろうな。


★テスト
 チェックポイントは次の3つである。

1.A1、A2に挿して起動するかどうか?
2.全スロットPC2-6400で動作するか?
3.デュアルチャネルで動作するか?

 まずは交換前に全く一度も起動しなかったA1、A2両方にPC2-6400(512MB×2)メモリを挿してみた。…動かねえ!やはりD5を表示して止まってしまう。これでもう2〜3はテストする必要が無くなった。電源が原因では無いような気がしてきた。A1〜A2スロットだけ動かないという事はMCH側の問題なのだろうか。現時点では全く分からない。

 交換したコンデンサは無意味だったかと言うとそうでも無くて、B1〜B2スロットは更に安定して動かないメモリは無くなった。デュアルチャネルが使えない以外には特に問題は無さそうだ。まあこのマザーは買った時から失敗だったと思っているのであまり復活への執念が無いな。これ以上コンデンサ交換をするのももったいないし、現時点では保留で良いかな。いずれ何か分かるかもしれないので解体は止めておこう(^^


★その他気づいた事
 これは英煤やえぷちょんが悪い訳ではないがi975Xはクソ熱い。CPUの基板裏面と変わらないくらい熱くなっているのが解る。MCHだけでなくICHも熱いので、夏に動かしているとイヤになるくらい。チップセットのクーラーをどうにかした方が良いかもしれない。或いはケースの空調を良くするとか。あまりの発熱に、ひょっとするとこの熱でハンダ割れしてるんじゃないかと言う疑いも出てくる。これを炙れというのか?イヤだなあ(^^;

 あとこのマザーのBIOSはかなりダメダメ。リテール品と比べ、えぷOEMはCPUマイクロコードがほとんど入っていない。ド古い521(SL8HX)ですら「知らん」と言われる。これってリテール品なら初出バージョンでも対応しているんだけど。設定箇所も全く無いし、ここまで劣化させる必要があるのだろうか。一体この巨大な8MbitのROMに何が入っているんだろうか?


★保留
 結局直らなくて、期待していた人には申し訳ない。何かひらめくまでこのマザーは保留となる。

不調のP5W DH (2)

哀愁じゃないマザー P5W DH
不調のP5W DH (1)

 前回の続き。


★そのまま動かす(^^
 前回、腐ったと思われる電解コンデンサKY470μF6.3Vを抜いたが、抜いたまま動かしてみた(HSDLではお約束^^)。勿論4本とも全部抜いた状態で。


kusari_dousa
 何とそのまま動きやがりました。抜いても症状が変わらないという事は抜いた電解コンは殆ど効力を発揮していなかった事になる。もっともこの事実だけではまだ「これが原因」とは断定できない。電源とは無関係の部分が原因という確率も依然としてある。もし交換して何らかの変化が現れた時、初めてこの部分が原因であったと断定できるのだ。それでは代わりを付けてみよう。


★交換
 最初は固体にしようと思ったが、動かないと部品がもったいないのでWX330μF6.3Vに交換した。原因が電解コンの劣化であるなら動かなくとも変化くらいはあるハズ。

NCC KY470μF6.3V[220mΩ/340mA]
    ↓
SEI ME-WX330μF6.3V[130mΩ/405mA]


vmem_after
 今回の不調はMSI 915GM-FRの時を思い出す。あれも6φの一般用アルミ電解が劣化していた。さあこれでテストしてみよう。


 …と思ったらまた時間切れ。実はエージングせずに付けたので調子が出ていないのだった。ちなみにエージング治具は用が済んだ後ですぐに見つかった(^^; コンデンサの入れ物の中に入っているとは…こんな所に入れるなよ。

不調のP5W DH (1)

哀愁じゃないマザー P5W DH

 知人から「そう言えばP5W DHは動かさないんですか?」と聞かれたのだが、実は動かしたくても動かせないんだな。


★現状
 前回「哀愁じゃないマザー P5W DH」に於いて動作チェックしたら一応動作したのだが、3〜4番目のDIMMスロットしか使えない事が判明した。

 当初は破損した電解コンが原因と考えていたが、破損電解コンを新品に交換しても症状は全く変わらなかった。つまり全部で4つのDIMMスロットの内で、使えるのは外側の2つだけ。これだとデュアルチャネル・アクセスが使えず、特に低メモリクロック時のパフォーマンスは大幅に低下する。また使える3〜4スロットもPC2-6400では使えず5300にしかならない。恐らくこれも同じ原因なのだろう。

 しかし何故外側スロットしか使えないのだろうか?感じとしてはメモリ電源から離れると不調になる気がする。やはり膨らんでいない他の電解コンも、外見は正常でも死んでいるのだろうか。この辺り全部換えるのは面倒くさいな。リテール版P5W DHと違ってエプ版はOCも出来ないし、HSDLでは大して役に立ちそうにないし…で放置されていた。


★他の電解コンも換えてみる
 放置されたのは今年の1月の終わりで、早いものでもう9か月の時が流れた。このままだとただの邪魔くさいゴミなので他の電解コンも換えてみるか。動かなかったら今年中にスッパリと捨てる。固体コンやMOSFETがテンコ盛りなのでバラしがいがあるぞ!…いやこれは最後の手段だったな。


ky470uf6v
 一番疑わしいのはこの真ん中に並んでいる3本のKY470μF6.3Vだ。これは6.3φ×11なので、HSDLが以前は頻繁に使っていたKY220μF10Vと同等だ。イソテルみたいに一般用105℃品を使わなかったのは良いが、できれば固体を使って欲しかった。DDR2、DDR3時代のメモリ周りはDDR以前と比べ過酷になっていると考えた方が良い。

 このマザーは8相VRMで力が入っているけど、メモリ周りはハッキリ言って手抜きとしか言いようがない。最近の英煤はいつもメモリ周りが手抜きだな。定格で安定動作させたいのならメモリ周りの方が重要なので、筆者が設計するならVRMを4相に落としてでもメモリ周りにもっと力を入れるね。搭載プロセッサの仕様は既に確定しているのだから、それ以上のオーバークオリティーで他が劣化したらアホくさい。カネの掛け所を知らんのだろうか?いや営業的にはこの方が都合が良いんだろうな。何しろ相手はシロートだし、地味なメモリ周りなんかよりCPU周りのように目立つウリが欲しいんだろう。


ky_remove
 怪しいKYを全て抜いた。しかし抜いただけで時間切れになってしまった。抜くのに手間取った事もあるが、実は電解コンのエージング治具がどっか行っちゃったので交換要員が確保できなかったのだった。あんなものが何処に消えるのか?不思議だ。


次号に続く。

哀愁じゃないマザー P5W DH/EP

ASUSのP5W DHの検索で来ている人が多いと思うのでタイトルを変更した。EPが付くだけで別物だからな…(^^;

 最初に断わっておくが「哀愁じゃないマザー」はシリーズ物じゃありません(^^; たぶん。先日のP5W DH/EPの動作チェックをしてみた。一応曲がりなりにもASUSのハイエンドマザーがベースなので興味は尽きない。


p5w_dh
 概要は説明した通り、i975X+ICH7のマザーである。EPSON仕様で、一部の機能が省略されている。大きく違うのはEPSONシール部分のストレージチップが無い。またVRMからノースにかけてのヒートパイプ付きクーラーが無い。これは地味に痛いが、OCしないなら無くても何とか大丈夫。


epson_p5w
 ハードウェアの最も大きな違いはこの辺り。恐らくストレージチップだと思うが詳細は確認していない。どうせ復活できるわけでもない。基板はOEM用専用設計なのだろうか。


stackcool2
 Kunshan Yuanmao Electronic Technology製のSTACK COOL2基板である。計測したことは無いが、感覚的には確かに冷えている気がする。基板は分厚く曲がりは無い。大型ヒートシンクにも耐えられそうな気がする。裏面は殆どが銅箔で覆われており、配線を追っての解析作業は不可能に近い。ハンダ付けのやりにくさも天下一品。ヒーターやブロワーで炙りながらハンダ付けしないと奥まで流れない。


vrm_p5w
 入力の電解コンデンサはパナのFL1000μF16Vである。8相電源でVRMの面積が大きいためか入力コンデンサは全部で5本ある。これはこの時期までのVRMとしては多い方。しかし高級機ならここにケチらずFPCAPを使って欲しかった。それと本数5本は合格だが、配置の仕方があまり宜しくない。パワーMOSFETの発熱にはバラつきが出る可能性がある。これは去年K7S5A+の記事で書いた通り。


mosfet_p5w
 スイッチは上側がAdvanced PowerのAP70T03GH、下側が同じくAP85T03GHである。単体の石としては特に高性能と言う訳ではない。8相のVRMなのでこれで充分だが。ASUSはスイッチ部品にはあまりこだわりは感じられない。恐らく生産時期によって色々なバージョンがあるのだろう。


adp3198
 コントローラはADP3198である。この会社、まだVRM関連やってたのね。最近はインターシル一強独裁なので…。


cpudc_p5w
 プロセッサDC用固体電解のランドが空いている。載せるとすればSP-CAPの100μFあたりだろうな。OCするなら復活させた方が良い。

http://www.overclockers.com/forums/showthread.php?t=495365
 あれっ?オリジナルP5W DH Deluxeにはこれは無いのかな。CPU周りの基板はだいぶ違っているような気がしてきた。何しろ裏面の写真を撮っている人が殆ど居ないに等しいので分らない。


vmem_p5w
 メモリ電源部のFPCAPが傷付いている。穴は無いのでまあいいか。KZG820μF6.3Vの方は膨張している。KZG/KZJはNCCの歴史的駄作だがコイツもダメみたいだね。デュアルチャネル・アクセスは息が入る時が無いので厳しい。膨らんだ所はポリマー固体が向いている。


wg_p5w
 全体で4本だけ何故かSEIのWGが使われている。全て470μF16Vだが、KZGにも該当のモノがあるので品切れだったのか?筆者的には全部これで行って欲しかったな。そうすれば上のコンデンサも膨らまなかっただろう。

 ポリマーアルミ電解は全てFPCAPである。容量はVRM出力が820μF2.5V、メモリ周りのが470μF6.3Vである。VRMは本数も充分で、この辺りは流石高級機と言ったところか。


ics954123
 クロックジェネレータICはメジャーな954123だった。これは地味に嬉しい。仮にBIOSメニューでOC出来なかったとしてもClockgenでOCできるからだ。絶対に上がらないイソテルマザーよりはマシ。


alc882m
 隅々のチビコンに至るまで日本メーカー製電解コンデンサである。この辺りはASUSというよりはクライアントの意向かもしれない。HDオーディオコーデックICは一般的な蟹のALC882M。


88e8053
 刻印がよく見えないが、オンボードNICはASUS定番の88E8053である。テキトーに撮ったら、安物LEDリングライトが映り込んでしまった。以下同(^^;


w39v080fa
 FWHはWinbond W39V080FAPZである。8MBか…イメージサイズは1024kバイトになる。他に予備が無いので飛ばすとマズイかも知れない。それ以前にえぷオリジナルで、ASUSバージョンに書き換えられなかったら困る。この石はUNIFLASHは未対応だが、DA34でイケるかもしれない。リテール品はソケット化してあるのが地味に羨ましい。HSDLのもソケット化してみたいな。なおBIOSメーカーはAMIである。


★動かしてみる
 i975Xは一度も使った事が無いが、CPUは何が動くのだろうか?公式サイトに依れば、

775Pentium4全部
PentiumD全部
Celeron4xx全部
CeleronD全部
CeleronE全部
Core2Duo(FSB1066まで)
…等々

 FSBさえ合えば775は全て動くようだ。いや待て、狼も動くから現用のP965より対応は上と言える。なかなか幅広いのでテスト台になりそうな予感。但しえぷちょんの裏切りによりこれらが動かない可能性も僅かにある。我々が使いそうな石は初期BIOSで対応しているようなので、よほど陰険な削除作業が行われていない限り大丈夫。がしかし、案外その陰険な作業を心配している筆者なのだ。無用な事に手間はかけない事を切に願いつつ、早速最低限のパーツを載せよう!


memslot_p5w
 …いきなり壊れた!テキトーにメモリを挿入したら、パキッと言う音と共にメモリスロットのレバー下部が圧し折れてしまった。あのー、コイツもう捨ててもいいでしょうか?(^^; ダメか。構わずCPUとメモリを載せて電源ONだ。

 …動かない。ポストコードD5で止まってしまう。ハッキリ言ってASUSのポストコードは出鱈目なので何なのか分からないが、メモリを付け外しした時に変化するのでメモリ周りだろう。てー事は例の腐り電解コンデンサのせいではないだろうか?しかしコンデンサ交換なんて面倒なのでやってられない。何とか努力と根性で動け!m9(^Д^)ビシッ

 しつこくやっているうちに3番スロットに差した時に漸くポストコードが進んだ。VGAを差すと起動しやがりました。もしかすると時間を掛けたので電解コンのエージングが進んだのかもしれない。オレの勝ちだ。DDRともなるとメモリ電源もシビヤーだな。SDRなら全てのコンデンサが膨らんでいても動かなくなる事はまず無い。無くても動く場合さえあるのだ。全くイヤな時代になってまいりました。


title_p5w
 メーカー製PC用らしくEPSONのタイトルロゴが出る。恐らくEPSONオリジナルBIOSだろうな。以前からこのメーカーのマザーはOC出来ないというのが定説だ。P5GD1-VMのジャンクなんかが特に有名だね。


biospost_p5w
 出ました!BIOSバージョンが見た事も無い奴だな。0205って…この通りだとするとかなり古い奴なんだが。ASUSリテールだと0701から始まっているのだ。書き換えられればいいんだけど。


bios_p5w
 注目のBIOSメニューだが、御覧の通りASUS特有のセッティングがサッパリと失われている。この辺りは予想通りなのでそれ程の失望感は無い。ハードウェア自体の省略も多いのでその分は簡略化されるだろう。


memtest_p5w
 いつものようにMEMTEST86+を回してみた。何か遅くね?いやこれはPC4200でシングルチャネルだからこんなもの。デュアルチャネルならCeleron430で3000MB/sを余裕で超える。


★終わり
 OS入れてテストしようと思ったけど、要修理確定してしまったので止めといた。次回このマザーが日の目を見るのはいつの日か?折れたレバーは他マザーから分捕って来るとしても、ハンダ付けはもっと暖かくなってからかな。去年のP965 Neoもそうだったね。
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