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主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

R-P30

Panasonic RF-P50

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

箸休めと言うか近況報告(^^; 今日のRF-P50[21/04/07]


RF-P50の過去記事

 実は今回はRF-P50のFMディスクリミネーターに附いて書くつもりだったのだが、やってみたら当方の想像以上に難易度が高そうだったので逃げを打ち次回に持ち越した(^^; 埋め草代わりにコンデンサ交換を行なった。いや電解コンは全部交換したけどまだ気に食わない奴が残っているのだ。


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 これである。この中央に存在する赤い巨大なフィルムコンが開けた当初から目障りで仕方がない。これって何の仕事をしているのだろう?疑問に思ったけどAF回路なので後回しにしていた。で今回改造を断念するにあたって、このワケワカラン巨大フィルムコン(C22)が何者なのか調べてみたわけだ。


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 これってL7(47μH)と組みでイヤホンコードからの局発漏れ防止用じゃないか?これならセラミックコンでもイイよなあ。まあAF信号線に接続されているから歪とか気にしたのかもしれないけど、上流でセラミックコンを使用しているのでここだけ頑張ってもしょうがないんじゃないかと思った。シミュレーションしてみるとAF帯域のちょっと上辺り27kHzで切れるっぽい。

 関係無いけど、この回路図上では220μF6.3V(C23)の極性が逆になっている。現物の実装は正しかったけど。更にディープな話を書くと、同メーカーのRF-2400Aの回路図は正確なのに基板のシルク印刷は逆になっている。部品の実装も逆で、もしかするとこれの修正をとり間違えたのかも。外注が多い生産の現場ではよくあることだ。いつも出しているところだとチェックもメクラ判だったり…。


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 閑話休題、C22を除去しちまいました。接着剤を剥がしたらその下にC22とシルク印刷されている。元々設計でここに貼りつけるつもりだったらしい(^^;


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 何かイヤだけど手持ちのセラミックコンに入れ換えよう。実はこの0.1μFが山のようにあるので早く使いたかった。いずれ小型のフィルムコンに入れ換えられることを願っている(^^


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 除去した東信のフィルムコンである。そうだ、これをこのRF-P50のイコライジング(CC)に使おうか?でもCCはフィルムコンでもHCはセラミックだったらおかしいよな(^^; 0.01μFのフィルムコンを手に入れられたらという条件付きで。本当はCAP倉庫にあるはずだが見つからないだけなんだよね…。

 ネット上の写真を幾つか見たが巨大フィルムコンは初期型だけらしく、中期型ではより小型のフィルムコンになり、後期型では手抜きのMLCCになるようだ。この改造は後期型への改造という事になるね(^^; でもこの大きなスペースは何かに使えると思わないか?IFアンプでもRFアンプでも大概のものはここに入ると思うぞ。


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 参考までにR-P30の後期型(インドネシア製、HSDLで改造している物)はMLCCになっていた。番号はC22からC24に変わっている。これがどれだけコストに影響するかはシロートの皆様でも分るでしょう。手付けはコストアップになりそうだけど…。ちなみにラジアルリードのC22も実装可能である。


 今回は正にどーでも良い改造になってしまった。でもMWのトラッキング調整をし直して感度は良くなったし、次回こそはFMディスクリかイコライジングを行ないたい。


★RF-P50現況
 だいぶ長いこと弄ってきたが現在はこういう状況である。

選択度がノーマルと比較にならないくらい向上した
 1エレ(LTP455B)→6エレ(CFW455HT相当品)なので当たり前だが分離が驚異的に良くなっている。イナカであれば隣のチャネルはほぼ完全に分離できる。夜間受信できる局数が爆増しているので、ラジオに詳しくない人が聞いたら高感度になったと錯覚するかもしれない。現実はノーマルよりも明らかに低感度なんですが…(^^; 受信局数と感度は必ずしも比例しないのだ。

ノーマルよりダイヤル合わせが難しくなった
 高選択度の代償としてダイヤル合わせは難易度が高くなった(リアルジジババには不可能?)。但しノーマルでも本当は正確な中心は一点しかないのだから難しいはず。ただノーマルの選択度が悪くて許容範囲が広いので合っているように聞こえるだけだ。メーカーが選択度を上げない理由はコストダウンが主な理由だろうが、ダイヤルがプアーなラジオではこれも理由の一つなのだろう。直回しでは相当ダイヤルが大きくないと困難になる。ICF-28/29くらいは必要だろうな。

ノーマルより高音が出るようになった
 ノーマルより幾らか高音が出るようになった気がする。LTP455B(-3dBの時6.5-12.5kHz)よりも仕様では狭帯域(-6dBの時6kHz)のハズなのだが…。ハッキリとした理由はまだ判らないが、これは帯域幅ではなくCFのシェープ・ファクターの差なのかもしれない。恐らく1エレは帯域が山形で、6エレの方は平坦と言うか台形なのだろう。

ノーマルより低音が微妙に弱い気がする
 通常はCFを交換して低音が弱まる事は無い。理論的に下の方は帯域で切られる事は無いからだ。もし低音が弱くなるとしたら同じVRの位置だと高音が出るのでVRを絞る傾向になり、そのせいで低音が不足するのかもしれない。これはR-P30での実験通りCCを大きくすれば解決するだろう。次回やってみたい。

ノーマルより感度が下がっている
 現状の致命的欠陥はこれだけ。色々工夫を凝らしたが、やはり挿入損失を完全に挽回するには至らず感度は下がっているように感じる。これをIFで解決するかRFで解決するかは決まっていない。常識的にはIFだが、IFゲインが下がってノイズが低減した気もするのでRFでの解決もアリか?これはループアンテナなどを付けてみてその感じで決めたい。


★おまけ「改造版RF-P50の選択度」
 アホでも選択度を実感できるファイルを作成した(^^ NHK東京1(594kHz)の隣のチャネルである603kHzを昼間に各ラジオで聞いてみる。

R-P30ノーマル
https://www.axfc.net/u/4034490?key=20210320
 LTP455BというSFU455Bの互換CFを搭載している。ラジオの方向もあるが市販ラジオはこんなものでしょう。同調が外れて一寸シャリシャリした感じだが殆ど生で聞こえる(^^;

R-P30改造版
https://www.axfc.net/u/4034490?key=20210320
 改造によりCFA455L02(SFU455C5相当か)を搭載したR-P30である。上と比べ-6dB帯域幅は狭くなったが意外と選択度は上がっていないのが判る。なお前回イコライジングを弄ったためなのか余計な低周波ノイズも強くなった。低音は無暗矢鱈に通せばいいってもんじゃない(^^; 50〜60Hz以下をスッパリ切る選択もあり。それはパッシブ・フィルターでは無理だろうけど。

RF-P50改造版
https://www.axfc.net/u/4034490?key=20210320
 本稿で改造しているCFW45xHT相当品を搭載したRF-P50。NHK1は僅かにSSが聞こえるもののほぼ聞こえないレベル。イコライジングは弄っていないが音も悪くないどころか上より良いかも。これを使ったらもう市販品では満足できなくなります(^^


 このようにRF-P50はNHK1が殆ど聞こえないレベル。,任603kHzの微弱局はどんなに感度を上げても受信できない。目的局の信号強度が上がっても混信局も同じレベルで上がるからだ。SWでもMWでも感度と同じくらいに選択度が重要である事が理解できるだろう。

 CFW455HTはICF-EX5/MkIIに搭載されているCFだが、アレのレビューで「聞こえなかった局が聞こえるようになった」と書いてあるのは殆どが感度ではなく選択度の功績であるのは間違いない。高々180伉度のFRAに変わっても全く聞こえない局が聞こえるようになることは殆ど無い(真っ当なメーカーのラジオであれば10dBは違わない)。

Panasonic R-P30

Panasonic R-P30/R-P40/RF-P50シリーズのイコライジング(^^


 以前から予告しつつ面倒なのでシカトしていたICラジオのイコライジングだが、使い慣れたパナのポケット機で実験してみる。ポケットだと内蔵SPしか使わないだろうけど、もっと大きなラジオの場合は意味が出てくるだろう。今回の改造はヘッドホンや外部SP前提となる。でも大きな外部SPを鳴らし切るパワーは無いのでヘッドホン専用か?HSDLではSPもやるけどヘッドホンをメインにテストします。

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 なお今回は取りあえずR-P30でテストするが、同社の(DSP除く)似たような形のラジオには全部当て嵌まる改造だ。部品番号はRF-P50の場合も全く同様となる。そんな訳でタグは両方付けてます。


★イコライジング
 最近はMWDXが完全に頭打ちなのでそちら方面(受信機の3S等)の改造は全くと言ってよいくらい停滞しており、「昔取った杵柄」と言うわけではないが音の世界に帰って来てしまっている。この世界は抽象論が大手を振って歩いている…どころかそれが主流なので大昔にスッパリ縁を切ったのだが、ラジオの中ではまだ簡単な改修により音の良さを追求できる余地がある。つまり簡単に楽しめるのだ。

 イコライジングとは「検波後の出力信号(ロウ・データと呼んでもいい^^)をAFアンプに入れるに相応しい信号に変換してやる作業」だ。とは言ってもICラジオの場合はICが殆どやってくれるので我々が行ないたいのは「音を好みのタイプにする作業」と呼んでも差し支えない。TRディスクリートラジオの場合は回り込みによる発振防止の意味もあったがICラジオで発振することはまず無いようだ(皆無ではない)。

 ちなみに市販ラジオによくあるトーン・コントロールもここで行なっている。なので明確に効果が高いのは想像がつくと思う。そこらのオッサンがやっているような「電解コンを交換したら音が良くなりました!」みたいなのと同じに考えてはいけない。真っ当な世間の人間はその程度では音が変わったとは言わないんだよ。


★まずは設計
 現状はDET_OUTの出力特性がハッキリしない(実測したいのでVNA欲しい)。なので設計と言ってもあまり意味は無いのだが(以下DET_OUT=33k、AF_IN=11kで計算)。


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 このC17、C18がCC(カップリング・コンデンサ)とHC(ハイカット・コンデンサ)だ。見てないけど恐らくRF-P50も同じだと思われる。この部品はシロート目には一瞬抵抗に見えるだろうがセラミックコンだ。抵抗と同じカラーコードで数値(容量)が示されている。

 この写真で言うとC17は左側から読む。カラーが判りにくいが赤・赤・オレンジで223となり22nFを表す。C18はこの写真では上から読む。黄・紫・オレンジで473となり47nFを表す。メーカーの設計値と実装値は同一のようなので安心して次に進む。

C17(HC):22nF
C18(CC):47nF
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 この数値で周波数特性はこうなる。断っておくがこれがこのラジオの音質ではない。入力信号には恐らくプリ・エンファシスが掛かっているので平坦ではなく、このように上をバッサリやってもある程度まではフラットな出力になっている可能性はある。これはあくまでもイコライジングの周波数特性と考えてもらいたい。

 TRディスクリート・ラジオの場合はこの部分のRCフィルター(概ねπ型)に依ってIF発振が抑制されているので無暗に数値を緩めると発振するが、ICラジオの場合はIFの漏れは極度に少ないので自由度はそれなりに大きい(もちろんそれにも限度はある)。サテどのくらいに変えるか?


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 まずはHCを半分の10nFに減らしてみる。これにより高音が通るようになる。青が元の数値で緑がHC減量のモノだが御覧のように高音が通っている。


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 更に半分(4700pF)に減量してみた。これはちょっとやり過ぎ。プリ・エンファシスもあるし、IFフィルターの限界を超えている可能性が高い(つまり無駄)。もしかすると有害な信号が出てくるかもしれないし上の10nFでイイんじゃないか。


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 次にHCを元の22nFに戻して今度はCCを増やしてみよう。まずは100nだ。これはもうあまり意味が無いね。何しろSPのf0を遥かに超えてしまっているから。でもまあヘッドホンも考えるとこのくらいでもいいかな。実際にやってみたら明らかな効果が有った。但し低音ではなく中音だが。


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 参考までに1μFに変えてみた。これはちょっとやり過ぎだ(^^; 但し上で書いたように狙いとは違う効果が有るかも知れない。ICのデータシートの電気的特性の計測はこのCC=1μFで行なっている。これは計測時に繋がるのがSPではないからだ(IC性能が水増しできる^^)。ちなみに古い粗ニーのラジオではこれが470nだったりする。その当時はもっと良いSPが付いていたからだろう。なので470nまではアリという事だが、HSDLには持ち合わせがないのでやらない(重要)。


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 という事でHC=10nF、CC=100nFがバランス良さげなので両方とも適用するとこうなった。CCが100nFに増えた分チョット音が大きくなっているが+2dB(相対値)だから気づかない程度か。音が大きくなって拙い事は無いので全然オッケー。そもそもこの後にゲイン調整されるのだから。


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 回路図的にはこうなる。左がノーマル、右が改造版。ICラジオなのでもう回路とか呼ぶ以前のシンプルさ(^^;


★実装する
 本来このような用途にはフィルム・コンデンサを使用するべきだが、こんな小さいのは所有していないので仕方なくMLCCを使用する。歪を測ったら良くないだろうな…まあこのラジオではRF・IFその他の歪の方が大きくて分らないと思う。原爆と一緒に250k爆弾を落として効果に違いが出るか?オーディオ世界の歪はコンマ%単位だが、ラジオの音の歪は%単位なのだ。でも本当はフィルムコンがイイのは一応書いておく。


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 部品を除去するのが非常に面倒くさい。リードが全部クリンチしてあるからだ。加えて無鉛ハンダである。このように除去してハンダを取り去る事ができれば終わったも同然だ。


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 ブレちゃった(^^; 実はこんなに寄れるカメラではないのでレンズの前に虫眼鏡を手で持って入れているのだ。このように明らかに筆者のハンダ付けが浮いている。筆者のは有鉛ハイオク…じゃなかった有鉛ハンダなので輝きが違う。実は半世紀前の真空管用ハンダを使用している(勿論大量に余っているから^^)。真空管と基板でハンダが違うのか?などとボケをかます人は読んでいないと思うが極度にやり難い。1.6φだし(^^;


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 偶然にもラジアルリードの103と104が発見されたのでそれを使う。何かハンダ付けの最中に動いて斜めに挿さってしまったがやり直さない。ハンダゴテ片付けちまったしカメラも片づけてしまった(^^;


★テスト
 よく言われるが「良い音」に正解というのは無く、音の好みは人の数だけあると言ってよい。問題は音の善し悪しを論じることではなく、客観的に納得のいく評価が出来ないところにある。そうなるとやはり耳で聞いたのではダメで、ある程度測定器の力を借りなくてはいけない。

 ちなみに「測定で何も違いが無いのに音が違って聞こえる」なんて不思議な現象は筆者は一度も遭遇した事は無い。そう言っている人は恐らく測定の仕方が解らないか、或いは測定そのものを行なっていないのだろう。そこら辺の人間(そこらのブログのオッサン)程度の耳に分る違いであれば測定器は直ぐに感じてしまいます。測定器をバカにするんじゃねえよ。

 で今回測定しようと思ったのだが、電源を入れた途端に効果が判ってしまった。音が太いのだ。それだと抽象的かも知れないがとにかく中音が太くなった。何が違うってケースが激しくビビるのだ(^^; 手で持ってAFゲインを上げるとビリビリ来る感覚はノーマルでは無かったものだ。それと離調音がデカくなったのもハッキリと判る。あまりにもシュワー!が大きいので同調操作が楽になったくらいだ(^^; だがこれは安定度が低いと諸刃の刃になりかねないな。

 改良で音が良くなったか?は人の好みに依るだろうが、太い音でテーブルに置いて聞けるようになった感じ(単純に音が大きくなった気も…)。恐らく交換した東光のCFが狭すぎるのだろうが高音は変わらない。ノーマルのSFU455相当品ならもっと良くなったかも。いずれ計測してみたいが効果はもう判ったのでRF-P50の方の改造が終わったら一緒にやる事にする。

 今回の改造の効果を余すところ無しに発揮するにはもっとユルイIFフィルターを使う必要があるね。ムラタのランクで言えばF〜Dまで広げるともっと明確になるはず。ちなみにE〜Dに交換すると昔のマネ下ラジオのようにIFTをQダンプする必要がある。イヤIFは当然でラジオによってはRFもダンプしなければならない。高性能ラジオほどアンテナ同調回路のQが高いので音が悪くなる。この辺は真空管ラジオで苦労したラジオG3の世界だ(^^


★続く
 中音が太くなるという意外な結果になったが、以前交換したAFCFA455L02はどうも選択度が高過ぎらしい。しかし改良自体は効果があるようなのでCFW455HT相当搭載のRF-P50の方にも適用してみたい。


★おまけ
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 改造前の姿を上げておく。遺影になるかも知れないからな(^^ イェーイ!


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 これら高解像度写真は2019年秋に東伏見で撮影されたもの。何かもう懐かしいけどその頃書き始めた記事なんです。

Panasonic R-P30

RF-P50と紛らわしいけど久々のR-P30記事(と言う名の埋め草^^;)


 久々のR-P30の記事は誰も読んでいない?場末でヒッソリと書かれるのだった(^^; 先日環境ノイズ調査の為にR-P30の受信周波数を2000kHz辺りまで上げなくてはならない事になった。さて普通のICポケットラジオの受信周波数はどのくらいまで上がるのか?興味深い。

 1号機でやってみたら上側ヘテロダイン(局発が受信周波数より高い)のままでOSCコイルを動かさずに無理なくPVCのTCだけでギリギリ2000kHzまで上がった。しかもただ単に受信周波数を上げただけでなくトラッキングも確り取れている(と言うか取り直した)。感度はアンテナが小さいのでそれなりだがポケットラジオとして実用になるという事だ。アメリカに行ったら〜1700kHzのXバンドで充分実用になりそう(^^

 更に特筆すべき事に、この上限2MHz状態であっても下限の仕様を損ねていない!つまり下限は僅かにズレるが元の仕様である517kHz近くまで受信できる。つまりこの改造版のMW仕様は超ワイド世界仕様520〜2000kHz!という事になる。売れるかな?まあそれは冗談だけど(^^ アメリカでも調整を変えれば販売できるようになっているのかもしれない。

 通常トラッキング調整が完全に行なわれた状態ではバンド中央付近が最高感度となるのが普通なので、バンドエッジの520や2000kHzの付近の感度はお察しだけど一応受信は可能のようだ。残念ながらこのラジオに似合う灯台放送は2016年に無くなってしまった(注)けど、ネタで一度は甘無線の160mbを受信してみたい(^^ これで聞けるのはCW/SSBだけど外部BFOで何とかなる。ちなみに通常のMWラジオの局発がBFOの代わりになるので自作する必要はない。もっともローカルしか受信できないだろうから近くに電波出している局が居ればいいけどね(^^; HSDLの近所にトップバンダーが居た話は一度も聞いた事が無い…。


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 R-P30の近況。4〜50儖未里箸海蹐ら落としたら御覧のように軽くクシャッと音がしてバラバラになった(^^; ネジで止めていなかったとはいえ酷い!もう篏合の爪がほとんど役に立っていない。


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 修理の時にせっかく接着したボスも御覧のように取れてしまった。これはシアノアクリレートでは接着しにくい材質なのかなあ。バラすのが簡単なのでポケットラジオでのイコライジングのテストは多分このR-P30でやります。


注:ラジオを再開するにあたって最も後悔したのはこれ。もう3年早く再開していれば間に合ったのに。貴重なオフバンドSGが失われてしまったか…(^^;


トラッキングの個性

同じ製品でも感度などに個体差がある理由


 TRディスクリート・ラジオに比べれば、専用ラジオICを使用したスーパーヘテロダイン方式のラジオは製品のバラつきは少ない方である。但しそれはハードウェア上のバラつきの少なさである。スーパーヘテロダインは道具立て(ハードウェア)では感度は決まらないのだ。道具立て以外に感度を左右する要因、それがトラッキング調整である。同じ製品型番の同等なハードウェアであっても出荷前に手で調整しているので、その時の調整の仕方によっては大きく感度が変わる。言うまでも無いが調整要員は一人ではない。中には不器用で下手な奴も魯鈍な奴もいるハズだ。全部同じになる確率は著しく低いのは分るだろう。これはソフト(人)的な問題。

 当たり前の話だがトラッキング調整のやり方はメーカーによって調整手順が有り、各自がテキトーに調整しているわけではないし、部品は大体揃っているハズだ。にも拘らずこのアンテナコイルを見てほしい。R-P30のフェライトロッド・アンテナである。

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 1号機はコイルは右端ギリギリのところにある。インダクタンスは低い。

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 2号機のコイルは右から10个里箸海蹐砲△襦インダクタンスは高い。

 言うまでも無くコイルというものはコア=フェライトロッドの中央部にある時が一番インダクタンスが高くなり、コイルが左右問わず端に行けば行くほど低くなるのである。本当はVCが同じなのだからこれは同一の位置に居なくてはならないはずだが現実はそうではない。

 コイルの位置がこれほど異なってしまうという事はインダクタンスが全く違っているという事で、当然ながらそれだけ調整に差があるという事だ。殆どは「これで正常な調整」なのだが中には合わせ間違いもあるだろう。これを見れば同じ製品型番のラジオでも感度差があるのが何となく解ってくるだろう。もし調整が同じであればこの両者は同じ感度になるハズである。気温や湿度にも左右されるのでピッタリ同じにする事はできないが、同じハードウェアであれば差が無いところまで追い込める。この辺りは個人の腕にかかっている。

 ちなみに素人は「面倒な事をせず一台完璧に調整してその位置にコイルを動かせばいいのでは?」と考えるだろうがそれは無理。実はこれらラジオのパーツは一つとして同じものは無い。VCやコイルは特にバラつきが激しいパーツなので調整は全部違うのだ。車やバイクのレースマシンのセッティング情報を他車に流用はできないように、面倒でも一台一台合わせていくしかない。これがハード(部品)的な問題。

 但し中華ラジオではその「素人考え」を実際に行なっているメーカーが結構あるようだ(^^; 我々に調整する楽しみを提供してくれているのでしょう。でも中華メーカーはともかく粗ニーのラジオは触らない方が良い(中華製でも)。素人が測定器も無しに弄って良くなる事は絶対に無い(特に人間の耳はアテにならない)。

Panasonic R-P30

この記事は「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

アナログ末期の最低級MW専用ポケットラジオを調整する


Panasonic R-P30過去記事

 R-P30の2号機はは前所有者に一度開けられて弄られているので再調整する。このケースは開ける度に強烈に劣化するので(オワタ・タイマー^^;)開けたくないのだが、Qが高くなったのか下の方が感度最低になってしまったので何とかやり直したい。


★受信周波数範囲調整
 前回書いたがこのラジオは前所有者が開けている。周波数が大幅に狂っていたのは不良品ではなく弄られているからだと思う。何で周波数範囲を弄るのか?しかも厨房にありがちな1670.5kHzを含む周波数範囲拡大ではなく、ノーマルよりも更に範囲が狭いのだった。

 恐らく超テキトーな周波数目盛りを合わせようと必死になったのだろうが、このラジオのダイヤルは設計からして目盛りは合わないので調整で合わせるのは不可能だ。前回書いたようにダイヤルツマミを半周ズラして反対側に都合良く穴を開け直せば直せるかもしれないが、言うまでも無くこの勝負は一度しかできないので失敗は許されない(^^ 筆者はスケール見て選局しているわけではないので直さない。


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 このようにVCを一杯に上まで回しても針が上まで行かない。指針にはある程度幅が有って真ん中に突起があるのだが、それを指針の位置とすれば間違っていることになる。右端を指針の位置とすれば上まで行っていることになるがそれでもギリギリである。言っとくけどこれVC直回しだからHSDLの組み立てミスではないのよ。設計か或いは製造ミスだろう。元々正確にするつもりが無かったのなら仕様設計の巧拙の問題になる。

 念のためここで書いておくけど、ポケットラジオの周波数スケールというものはどのメーカーの製品も最初からテキトーでキッチリ合わせる事は出来ない。元々の設計段階でそんな精密に出来ているわけではないのだ。なので「正確に合わせよう」なんて思わないこと。不幸にしてジャンクで更にこれより大幅に狂っているのを入手した場合は、周波数スケールを気にせずVCの一杯に入ったところ(下限)と完全に抜けたところ(上限)で合わせるべき。メーカーの調整もそうしているのだから。


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 この時期の奴は下が520kHzで上が1650kHzで良い。まずはR-P30のVC羽根を一杯に入れ最大容量にする。吸収型周波数計ER-C55Tを975kHzに合わせてラジオの隣に置く。あとはOSCコイルのコアを回して吸収型周波数計でキャリアが受信出来ればよい。キャリアは無音なのでイヤホンを使用した方が分り易い。キッチリ正確でなくても±2kHzはズレても良い。誤差Hz単位で厳密に合わせても季節や時間によって変わってしまいます。東京周辺だとTBSがウザいので室内で一番電波が弱いところを選んでやる。


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 次にVCの羽根を全て抜き最少容量にする。SGのER-C55Tを1195kHzに合わせて発振させる。その信号が調整するR-P30で受信できるようにVC付属のOSCトリマを回す(上で弄ったコイルのコアは動かさない)。これも選択度が悪くて正確に合わないだろうから大体で良い。周波数の調整はこれでお終い。ここまで来ればあとはトラッキング調整して終了。IFTは狂って無さそうなので動かしていない。


★トラッキング
 この個体はトラッキングも当然無茶苦茶でもう使えないレベル。弄った奴は上手くやったつもりかもしれないけど全然ダメ。これまでにHSDLでジャンクラジオを数十台見てきたが、シロート調整で上手く行っているのを一度も見た事が無い。そもそもトラッキング調整を知っている人が弄ったジャンクに出会った事が無い。アンテナコイルを全く動かしてないし、どうやって調整したのか聞いてみたい。閑話休題、


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 参るのはこれだよ。コイルが直巻きのようになっていて一見動かない。がしかし、よく見るとER-C54/55Tのようにコイルだけ動かせそうな気もする。何とか動かないか試してみよう。


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 失敗すると巻き直しなので緊張したが、一部パラフィンを全部除去したら普通に動かせるようになった。このコイルは製造が難しそうだけど、もし問題が無いのならコストダウンになるな。調整後はこのように2mmばかり外側に動いた。全体的にインダクタンスが高かったんだね。

 で、調整したらやはり800kHz以下の感度が爆上げして夕方からCRKやら札幌1やらが聞こえてきた。もっとも爆上げと言ってもそれが普通で元が酷すぎたのだが…(^^; ちなみに調整は下は639で上は1458kHzで昼間に行なった。東京・埼玉のNHK東京1強電界では選択度がある程度高くないと難しくなる。このラジオは感度ムラが酷く、これはVCがリニアではないのかと思ってしまう。難易度は高いので弄らない方が良い。


★再びテスト
 再調整とCF交換で受信性能が恐らく一ランク上がっているはず。

=選択度チェック=
rp30_nom.mp3
rp30_mod.mp3
 1242kHzから+9kHz離調した音(rp30_mod1.zip)。SSらしくなっている(^^; 帯域は狭くなったが信号の山が掴みやすく同調が容易だった。但しIFTは正確に合っていないように思える(CF交換したからかも)。ノーマルもICF-9と同等以上でポケットとしてはまあまあだがこのテストではSSではなく生で聞こえる(^^;

 他にも昼間のRFでテストしてみた。ノーマル機でダイヤルを上げて行って何処で完全に聞こえなくなるかを試したが、完全に聞こえなくなる前に1458kHzのIBSが聞こえてしまった(^^; 一方HSDL改造機はIBSが聞こえるはるか手前で完全に聞こえなくなった。CFAは同じ1エレなので改良されたか危惧していたが杞憂だった。但しIBSはノーマル機の方が微妙だが強く聞こえる。やはりあの謎の抵抗は効いているのだろうか?(^^; 一つでも部品を削減したい市販機なのだから意味が無ければ付いているはずがない。やはりこれは他のラジオで試してみるしかないか。ワクワク。

=二等ローカル受信チェック=
N:M
△○ 639kHz:NHK静岡2
△○ 729kHz:NHK名古屋1
○○ 765kHz:YBS大月
△△ 882kHz:NHK静岡1
△△1062kHz:CRT足利
×△1197kHz:IBS水戸
××1404kHz:SBS静岡
△△1458kHz:IBS土浦
△△1530kHz:CRT宇都宮
××1557kHz:SBS熱海

 ノーマルはIBS水戸が受信できず。○の静岡2、名古屋1、YBSはこんな感じだ。僅かにジュルジュルとしたスプリアスが入っているが、チェックの時に面倒なのでPCを切らなかったため(^^;

 Nが1号機、Mが2号機でいずれも昼間受信である。二等ローカルは一般用には難易度の高い熱海を除いて受信できた。ノーマルでは選択度的にギリギリだった名古屋2や静岡1がある程度余裕で受信できる。感度的にはICF-8/9/B7と変わらない。これは搭載されているフェライトロッド・アンテナが鸚鵡やエロパのポケットラジオの倍くらいの大きさだからだろう。改造版は(当地ではダメだろうが)地方によっては国内DXで戦果が上げられそう。何しろこのラジオはブリスターパックどころかビニール袋に入って売られていたラジオなのでこれでもよくやっていると思う。

 もし機会があれば、外見も仕様もR-P30と何処が違うのか分からないR-P40もバラしてみたいね。近いうちにジャンクで出現するかどうかで決まる(^^


★一旦終了
 現状やりたかった事はやったのでR-P30の記事はひとまず終了だ。次にやるとしたらANT系を含むバカ改造だね。でも他のブログみたいに外部に何か付けるのはみっともないのでやらない。オリジナルの外見を壊さないところに改造の良さがあるわけで、もし外見がどうでも良いなら改造などせずに一からラジオを自作すればいい(その方が高性能だし)。


★追記
 このラジオで検索すると「r-p30 音割れ」なんてのが引っ掛かる。大部分の意見は冤罪に近い。ボリュームを8〜9割まで上げたら安いポケットラジオはプラ一枚のテキトーなケースであり軽いのでSPではどうやっても音割れする。見ただけで解るし当たり前だ。安物ポケットラジオを使うのが初めてなのだろうか?野良仕事やクマ避けの時に鳴らすにはもっと大型のラジオ(動作電圧6V以上)を買いましょう(^^ ついでに言うと耳の悪い奴はSP使うなよ。知らないだろうけど周りの奴が迷惑してるんだから。

 しかしHSDLでもある日突然に音割れが発生した。夜間にSFを受信した時だ。SPではないのでネット上に書かれているような使い方ではない。それも低音だけでなく全体的にバリバリ・ガサガサした音になったのである。これの原因は直ぐに判った。VRを上げ過ぎな事と充電池の電圧が限度一杯に下がっていたからだ。このCXA1019Mは2Vから使える事になっているがどうもその辺りはVRを上げるとダメで、粗ニーのICラジオが4.5Vのモノが多かったのはそれが理由なのかもしれない。そもそも2Vで動くICが大音量で歪まないわけないじゃん。

Panasonic R-P30

この記事は「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

アナログ末期の最低級MW専用ポケットラジオを改変する


Panasonic R-P30過去記事

 R-P30の2号機は前所有者に一度開けられて弄られているので規定により回路の改造が可能だ。今回はまず気になっていた例の抵抗を取っ払う。


★まず謎の抵抗除去
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 前回指摘した「何だこりゃ?」抵抗を除去する。これで現れた変化がそのままこの抵抗の効果という事になる。勉強になりますね(^^ 性能が上がっても下がっても、どちらに転んでも面白いのでワクワクしている。もし性能を上げる効果があるなら当然他のラジオで試してみたい。


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 取りました。この個体は色が判然とせずカラーコードが読めないが、個別に異なるわけはないので前回と同じ820kΩだろう。外してから抵抗値を測ったら804kΩだったので設計値は同じだ。


★ちょっとMOD
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 LTP455はマザーボードのインダクタやセラミックコンでもおなじみの台湾TOKENの製品だ。これはそのセカンドソースなのか?CPというマークが見える(TOKENのロゴではないのではないか?)。


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 BCF455Bより性能が良いっぽいLTP455Bだが、ちょっと使ってみたいので東光CFA455L02に換えてみた。これで未改造の1号機と比較してみたい。東光CFは低背・幅広だが、このラジオの基板の左右スペースは広いので足を延ばせば4エレも入りそう。もっともこのラジオに4エレ入れる酔狂な奴は居ないだろうが…新たに買ったらラジオよりCFの方が高価になる可能性が高い(^^; 一度そのようなバカ記事も書いてみたい。実は例のCBトランシーバーから外したCFが余っているのでパーツ的には可能だ。


 これらの修正後に一寸聞いてみたらやはり選択度が上がっている。夕方になると超ローカル局の陰に774kHzの秋田2も聞こえた。ノーマルではAFNが被って聞こえなかったハズ。但しトラッキングがやはり下の方がダメダメで、特に600kHz台以下はストレートラジオにライバル視されるくらいの情けない感度だった。ひょっとすると除去した謎抵抗が効いていたのだろうか?このHSDL版が調整し直してもノーマルに勝てなかったらオワタ音響の技術の勝利だ(^^ 今回は組み立ててしまったので次回また調整したい。


★続く
 次回はトラッキング調整と受信テストを行なう。

追記:もう気づいているかもしれないが、このシリーズは1号機と2号機がごっちゃになってしまっている。定義では東所沢から来た1号機と東村山から来た2号機なのだが、△妊丱蕕靴進が1号機ででバラしたのが2号機だ。自分でも書いていてよく分らなくなってしまった。まあ両方ともバラしたので実害は無いでしょう(^^; 今更全面書き直しもイヤなので、今後記述に矛盾が有ってもあまり気にしないでください。今回改修作業をしたのは文字の消えかけている2号機だ。


R-P30

この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

マネ下製アナログ末期の最低級ポケットラジオ1号機を解剖する


R-P30過去記事

 前回で一旦終了してしまったが、もう1台の1号機の方も解剖しないとやっぱり気になる(主にICの件で)のでもう一度解剖記事を書く。バラすので勿論コイツも洗います(^^


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 このラジオはもう何度かバラしているのでお手のものだが危険だ。ネジ止めしているのにこんなに小さな爪で何か所も篏合させる必要があるか?ハッキリ言って嫌がらせだ。こういう徹底した暗い情熱と執念が日本製品の凋落を招いたのだ。世界中探したってこんな無意味な手間をかける製品は無いです。当該品は一度バラされたのか両側の爪が消滅している。このようにバラしたのがハッキリ判るのが目的なのかもしれないが色々な意味で無意味だ。


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 何か基板がガタつくと思ったらネジのボスが折れてやがります。接着するしかないけどここは力が掛かるのでまた折れやすい。あんまり意味が無いんだよな〜でも接着するけど。結果は一応役に立っている模様。


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 バラしたのでケースの方は洗濯に出す(^^ しかし周波数スケールの窓の透明プラスチックは取れない。その窓とケースの間にホコリがたくさん入っている。どんな家に住んでいるんだよお前ら!年に一度くらいは掃除してるのか?肺を病んで死ぬぞ。


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 ICはCXA1619BMかな?イヤ読めないぞ(^^; 2号機の方はICのマークが読めないくらいフラックスが掛かっている。この工場の製造ラインは前時代的だ(←バカにしてます^^)。


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 もちろん調査しなければならないのでアルコールで磨いてみた。結果は1号機と同じくCXA1019Mだった。CXA1619BMが載っている機種って本当にあるのだろうか?もっと後期の方かな?それともごく初期ロットなのか。

http://theremin.mb-labo.com/R-theremin2/R-theremin2.htm
 CXA1619BMを使用しているらしいR-P30はこのサイトで見られる。この機種はデータシート上は電池の寿命が短くなりますね(^^


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 この個体もやっぱりあるねこの抵抗…部品番号が無いのでやっつけ仕事の修正パッチだと思ったが違うらしい。前回は「トラッキングが面倒だからLを動かさなくても済むようにQダンプした」と推理したのだが全くの間違いだった。だってダンパーだとすると位置がおかしいんだよね。


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 回路図で書くとこれだ。な?変だろ?この回路は,世通常こんなダンプはしない。普通はダンプは△里茲Δ砲垢襪發里澄実装間違いとは思えないから別の意味があるのだろう。設計者の奥義・秘伝なのだろうか?それにしては他のラジオでは全く見ない。それじゃあ試しにこれ取っちゃいましょう(^^ その結果は実に意外だったのだがそれはまた今度。なおこの抵抗を外すとトラッキングは滅茶苦茶になるので調整やり直しになる。安易にマネしないように。

 直接この件と関係無いけどこの1号機のこの抵抗の付け方は下手。チューブにハンダゴテが当たって潰れているし、片側のハンダにひげが出ているのが致命的にトーシロ臭い。2号機の工員とレベル差が激しいな。


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 2号機のロッドは5.9×12.0×48.8mmだった(1号機は5.9×11.7×49)。形状は純長方形ではなく角丸なのでフェライト指数はどうするか?取り敢えず長方形扱いで良いか。公称6×12×50mmと思われるが、この場合フェライト指数は450(実寸437)となる。哀話CR-S3には微妙に負けるがほぼ互角、ICF-S8には確実に勝っている。聞いた感じも大体そんなところだね。


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 CFは変わらずLTP455B(中華SFU455B相当品)だった。悪くはないけど良いわけでもないので次回交換してみたい。


★続く
 これで2台バラしたけど中身が全く同じなのでガッカリ。さすがに3台目は無いだろうが違うICが見たかったな。次回は2号機(ボロボロの方^^;)を再調整する。盛り上がってきたところだが巡回が入るのでチョイと間隔が開くかも。

R-P30

この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

マネ下製アナログ末期の最低級ポケットラジオを解剖する


 このR-P30やRF-P50は色々なところで分解されている。多分安いからこのラジオの主なユーザーと思われるビンボー人も気軽に開けるのだろう。がしかし頭死老はラジオの教養が皆無に等しいので写真はツボを得ていない。なので今までネット上で満足のできる情報は得た事が無かった。今日は知りたかった事が判るので実にめでたい(^^


★ケースその他
 基本的にR-P30はRF-P50と同じ構造みたいだ。この両機種の違いはAM/FMとAM専用の違いだけである。明らかに同じ工場製のRF-2400とR-2200と同じパターンだ。R-P40とは比べていないが差は無いと思う。ケースを割るのに必要なネジは一つだけ。篏合が意外とキツイので割らないようにしなければならない。やはりオワタ設計…。


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 ストラップの端は結ばず熱加工。工員に手で結ばせていたブラックバージョンよりはやや進化(^^


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 これはPVCの上なのでボディエフェクト防止なのだろうか?筆者もやってみたけどあまり意味が無いような。グラウンドに落とさないなら大きさで効果が決まるのだろう。


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 驚いたのは専用基板だったこと。設計は流用できるが専用とは思わなかった。この方が安かったのだろうか。恐らくP30の基板はP50と比べ量を作っていないはず。メーカーとしては利益率が低くて損だろうな。規定のロット数を作ってさっさと売り切りなんだろう。


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 HSDLの登録データの一つであるSPの口径は55个世辰拭0焚爾能颪があまり品質は良くないっぽい。

 基板のハンダ面を見るのは基板を外さねばならず結構面倒くさい。SPが異常にガッチリ貼りついているから取れないのだ。黒いゴムのようなしつこい接着剤+篏合なので外れにくい。ひょっとすると音割れ対策したのだろうか?それともただの嫌がらせか?(^^;


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 基板が外れるまでに30分くらいかかった気がする。あくまでも気だが(^^; こうなったらケースは丸洗いできる。


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 ギャー!キタネー!外した意味があったというものだ。使っているうちに他人の家の汚れが移って来るなんて考えただけでもイヤになる。SP鳴らすと風圧で一気にブチまかれますよ(^^;


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 このおなじみ骨皮ダイヤル機構も筆者は気に入っている。がしかし最後に書くが製造か設計を失敗しているような気がする。日本メーカー製にしてはダイヤルの上限に遊びが全く無いから。


★基板
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 これは大きい。いや日本メーカー製なら普通だろうが今まで中華しか見てこなかったので大きく感じてしまう。ポケットラジオでこれだけ大きなフェライトロッド・アンテナを使用しているのは哀話以来か。精密計測で5.9×11.7×49なのでCR-S3と互角だね。長さはポケットラジオの宿命で稼げないから太さで勝負したのだろう。前回のテストで感度が高く感じたのは気のせいでも何でもなく本当にアンテナが大きいからなのだ。但しコイルの可動範囲が皆無に等しいのでトラッキングはギリギリか?


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 CFは斑多製ではないが中華SFU455Bでもない。LTP455Bと言う品種だった。このメーカーは確か台湾メーカーで4〜6エレも発売しているちゃんとした製造メーカーだったはず。品質はまともで粗ニーICF-9に使用されていたBCF455より上だ。やはり聴感は正しかった。IFTも最近流行の小型の色無しの奴(三罪互換?)ではなく昔ながらの黄色い7mm角だ。黒い小型の奴よりQが高そうなのでこれも選択度に寄与しているのかもしれない。但しこれらはロットに依り色々あるようで「予告なく変更する事があります」という事。

 電解コンはまたも邪身コンだ。公式採用メーカーなのか?(^^; まあ一般電解で泣きを見た事は無いのでこれで良かろう。一つだけAF出力CCがTK製であった。これは低背の大容量が邪身コンに無かったのだろう。TKも工場は中華だから中華コンと言っても差し支えない。他のロットではレロンもあったような。


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 イヤホンジャックとVRが激しく酸化している。銀メッキがいけないのかな?最下級の錫メッキの方が良いんじゃないかと思う今日この頃(^^; 今までの経験から言えばいずれ接触不良になってSPから音が出なくなるだろう(対策は有る)。


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 裏面。このRってRFのQダンプかな?抵抗のカラーコードは色がいい加減なので正しいかどうか分らないが灰赤黄金で820kΩという事になる。RFのダンパーなんて気持ち悪いので取っ払いたい。あとで判ったが、実はこの抵抗はそんな理由で付いているのではないらしい(OWATA秘伝の技かも^^)。


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 驚いた!ICはCXA1019Mだった。イヤこのIC自体はメジャー中のメジャーだが、これまでのネット情報ではCXA1619BMという情報だったのだ。ロットに依り違うのかな?ちなみに1019Mと1619BMは消費電流に違いがある。単三乾電池が3000mAとして1019なら882時間、1619は638時間となるので計算上は数百時間の大差が付くって知ってた?データ的にはどちらも粗ニーだから同じってわけではないんだよ。もしロットでICが違うなら電池寿命にアタリハズレがあることになる。さあ大変だ電池じーさん!直ぐに手持ちのラジオを全部チェックするんだm9(^^


★洗った(^^;
 バラせば洗うのは簡単だがSPを取り外すのがかなり苦労する。これさえ取れれば分解して外装やツマミを洗うのは簡単だ。洗うに際しても特に注意すべき点は無い。なお今回バラして洗ったのは2号機であるが、それを組み立てた後で1号機もバラした。ちなみに三回バラしたら爪が消滅して篏合しなくなってしまった。情けない設計だな。以前見たネジ無しでもっと美しかったICR-S8と比べると技術(若しくは思想)は大幅に退歩しているようだ。草葉の陰でジジイが泣いてます。

 SPは例によって歯ブラシを使ったがコーン紙の質が悪く、一部が微妙に毛羽立ってしまった。このコーン紙はもっと硬い方が良い。それでいて汚れはあまり取れなかった。前回話題になった音割れがハード的なものならこれが原因かもしれないな。


★やっぱり気になる(^^;
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 これやっぱり設計ミスだよなあ。どうやっても上一杯まで回らないし。ちなみに位置は動かせない仕様だ。逆側に穴を新たに開ければ正しい位置に出来るかもしれない。作業は簡単だが位置決めはワザが必要だし、やり直しの利かない一発勝負なので危険だが…(^^;


★続く
 ネット上の写真を見た限り平凡でつまらなそうだったので流すつもりだったが、実際見てみたら新たな発見が多数あって非常に面白かった。やはりネット上のトーシロ写真で知ったかぶりをしてはイカンなと再確認した。

 このラジオも例に漏れず選択度に欠陥があるのでいずれ悪い方を改良したい。感度は未調整でも比較的高いので選択度の改善だけで受信局数はソコソコ増えるはずだ。

R-P30

この記事はいわゆるレビュー記事ではありません。シロート向けの使い勝手などの一般的評価は書いていないので、ラジオ好きな超マニアックな変人以外はお帰りください(^^/~

マネ下製アナログ末期の最低級ポケットラジオ


 マネ下製(と言っても実質オワタ音響製だろうが)の安物ラジオの中でも最下級のポケットラジオである。何しろ安物にありがちなブリスターパックどころかビニール袋に入れられてぶら下がっていたくらいだ。HSDLとしては非常に興味深いランクなので注目していた。前回の北巡回でRF-P50と間違えて2台買ってしまったのはご愛嬌(^^ では外見から見て行こうか。

 その前に同機種が二つあるのでここで定義しておく。1号機(324円)は東所沢で入手した方で、2号機(259円)は東村山で入手した方だ。今後は1、2号機としか記述しないので覚えておいてね。まあ忘れても特に実害は無いだろうけど。もう一つ追加で、製造番号から推定して1号機の方が2号機より新しいです。


★外見
 このラジオはRF-P50(AM/FM2バンド)のAM専用版というイメージだ。FMが無いのでテレスコピック・アンテナも存在しないためスッキリとした外観だ。中身もある程度共通なのだろうが今日は外見しか見ないのであまり違いは無い。

 ググると検索候補に4番目に出てくるR-P40との違いは…判らない(^^; 少なくともメーカーのリリースでは同じ商品特長が書いてあるので違いは無いのだろう。後から出たのなら値上げするために型番を変えたとか普通にありそう。


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 このラジオで唯一セコさに驚いたのがこの電源インジケ−タだ(^^ LEDなどを使わずメカニカルな工夫で実現している。筆者はこの手のセコイ工夫が好きだ。常日頃からこういうのを考える癖がついているくらいだ。まあこの工夫も暗いところでは全く役に立たないけど。電源ランプも無いくらいなので同調インジケータも無い。


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 簡易なダイヤルの安物ラジオで、例に漏れずVC直回しながらダイヤルの感触は重すぎず軽すぎず良い感じで選局にはそれほど苦痛を感じない。但し周波数スケールは安物ポケットラジオらしくいい加減である。2台とも左側(低周波数)に偏っていて1600kHzまで回せない。直るのだろうか?直らなくても実害は無いだろうが可能であれば直したい。もっとも指針が右端で読むのであればこれでも問題は無いと言える。それでもギリギリだけどね。

 周波数スケールは文字がケースに直接印字してある。見やすい・見にくい以前にこの方式だと清掃や経年劣化で消えてしまう欠点がある。これは我々ジャンカーにとってはチョット問題だよなあ。HSDLの2台も消えかけている。これは2号機で印字が見えなくなりつつある(^^;


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 相変わらずのストラップだがもう少し何とかならんのだろうか。筆者ならさらにケチって携帯ストラップが付くようにして純正はオプションにする(^^ 実は本家のICF-50Vで既に筆者の考えを実行していた。但しオプションのストラップは無いけどね。


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 ヌケの悪そうなスピーカーグリル(と言っていいのか^^;)。これは骨皮ポケットラジオなので致し方ない。これまでの傾向から見てこの手のグリルだと高音が抜けず低音も不足して音が平板になる。

 R-P30でググると2番目に「音割れ」なんていうのが検索候補に出てくるが、コイツの音割れはそんなに評判なのだろうか?ICを含め回路は他の粗ニーラジオと同じなので音が割れるとしたら、

.好圈璽ーが低品質
≪体が貧弱で抜けが悪い

 くらいだろうか。筆者はSPでフルパワーなんて局面は人生に於いて一度も無いので気にした事は無いが、どう考えてもこれ一つでノラ仕事のお供とかは無理だろう。AFパワーアンプ統合チップで出力はミリワット単位のアンプなのだから。HSDL的に例えて言うなら「内蔵ビデオ機能で3Dアクションゲームをやるようなもの」と言える。そう考えると「無茶しやがって!」だろ?ちなみに電池電圧が下がるとかなり音割れするみたいだ。これは既にHSDLでも確認済みだ。


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 両方ともVRにガリは無い。電源スイッチがVR兼用の機種は音量を下げてからSWを入り切りするので比較的破綻しにくい(注)。これで逝かれるすれば余程の低品質VRを使用していたか、ユーザーの使用環境が激悪(高温多湿)か、そうでないなら単純に使い込み過ぎだろう。

 ツマミは選局と音量だけ、端子はイヤホン端子だけど言うシンプルさ。意外と厚みがあるのはラジアルリードのパーツを立てて実装しているから。やっぱりラジアルリードでは薄型にはならないしコストも下がらない。面実装パーツは(コスト面では)偉大だ。


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 電池蓋は脱着できないタイプ。このタイプはどっか行っちゃって使えなくなることはあまり無いが、代わりに壊れやすくなるので一長一短だ。


 以上ポケットラジオは外見は眺めるところが殆ど無いので詰まらないな。という事で早速電池を入れて受信してみたい。

注:電源スイッチが独立しているラジオは横着者のジジイがVRの位置をいつも一点に固定してオン・オフするので本質的に壊れやすい。常識的に考えて逝かれるのは当たり前だわな。

★受信してみる
 HSDLではマネ下(オリジナルではないもの)ラジオに既に全く期待しなくなった。これまでの経験からは感度は大多数の中華製よりは明らかに上だが、何しろ選球眼が悪くて来たボールに全部飛び付く某赤い球団の天才(注:綽名です^^;)N川R馬並みのダボハゼ打者なのだ。これではどんな高感度も台無しの役立たず。他は全部手抜きして良いからここだけは重視してもらいたいくらいなのに。中華製の4〜6エレCFだってあるのだから出来ないとは言わせない。話が逸れたが受信してみよう。

531kHz:下側バンドエッジ、ダイヤルは余裕で受信できた
639kHz:昼間受信、NHK東京1をヌルに入れないと受信不能。
1053kHz:バンド中央
1431kHz:全く受信できない。
1530kHz:昼間受信、意外と強く受信できた。
1602kHz:上側バンドエッジ
1642kHz:上側受信限界、OWATA規定だったら1650kHzが普通だが。

 結果はやはり選択度に欠陥がある。がしかし594と693の間にスペースが出来るくらいの最低限の選択度はある(^^ これより上級のRF-2400Aや粗ニーの低価格ラジオだとこの間は繋がってしまったのだ。何でそうなるかというと以下の理由が考えられる。

RF-2400Aや粗ニーの方が感度が高いから
 感度が高いと当然ながらサイドも強くなる。感度が上がれば上がるほど受信局数が増えると考えるのがトーシロー考えだが実際はそう上手くは行かないのだ。

▲侫Д薀ぅ肇蹈奪疋▲鵐謄覆QがR-P30の方が高い
 フェライトロッド・アンテナは大きさだけで優秀さが決まるわけは無い。RF同調回路の鋭さによって選択度に影響を与える。特に低周波数でRFを絞ると高音が微妙に悪化するくらいだ(超高音質化のためにはRFのQダンプもアリ)。

CF自体のバラつき
 このラジオのCFはSFU455クラスの中華製だと思われる。従ってバラつきにより性能に変化が出るのは止むを得ない。ちなみにIFが2kHzもズレていた(453kHz)。この事からも低品質でアタリハズレの大きなCFである事は解る。

 他に選択度に与える要因は無いだろう。普通に考えると,鉢だね。CFは交換できるのでそんなに致命的とは言えない。多少のカネ(最大数百円だが^^)はかかるけれども高性能化にこれは欠かせない。CFで絞れば高感度はメリットにしかならないのでさえ解決すれば,睿△譴堂魴茲垢襦△魯肇薀奪ング調整をしていると感じる場合がある(^^


★続く
 次回はいよいよお楽しみ、全バラしてから洗います(^^ 片側は打ち抜きのスピーカーグリル?の穴が一部塞がっている所があるので絶対洗いたい。もう片方はリファレンスとして、今のところは分解しないで現状キープする。

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