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主にジャンク品を使って日頃の発想や妄想を実験・研究するブログ。

RAD-F1691M

相互変調の話

 当地(練馬区西部・西東京市東部辺りのこと)で相互変調の出る周波数は多数(70波以上)あるが、RFが同調型であれば大多数はザリザリ音が微かに残るものの防げる。つまり余程の高感度でもない限りトランジスタラジオ程度では相互変調は意識しない(注1)。だがANTコイルを同調型にしても盛大に発生する鬼門の周波数と言うのは存在する。直ぐに思いつく代表的な周波数は下の2波だ。

(810kHz×2)−954kHz=666kHz
(810kHz×2)−693kHz=927kHz

 この両波は当地では高性能のラジオや通信型受信機でも必ず発生する。程度によりザリザリせずに素ヌケで現れるのでシロートだと実体波と勘違いしやすい。RF-DR100のようにRFの選択度が高く相互変調が出にくいラジオでも発生するのだから相当だ。見れば分る通りどちらも810kHzが絡んでいる。これはAFNが最至近局であることもあるが、この局の2倍が他の日本局より大きいのではないかと思われる。元々この局は日本の放送局ではないので日本局のレベルに達していないのか?

 ちなみに(810×2)−594=1026kHzも同じパターンだが、この周波数は関係周波数と実周波数がかけ離れて来るのでRFで減衰されるためかそれほど酷くはない。もちろん上と比較して少ないというだけで皆無というワケではない。IDを録ったらNHK東京1だった事は何度もある。相互変調について理論的に詳しく書き始めると本が書けるくらいネタがあるのでこの辺で止めておく(^^;


 HSDLで現用のER-C55Tノーマルだと1476kHzにAFNとTBSのかなり激しい妨害が出る。他のラジオICではほとんど感じない。これは(810×3)−954=1476らしい(注2)。このラジオのメインICであるCD2003GPの多信号特性が弱い事を表している。もっとも感度が極めて低い場合は相互変調も混変調も殆ど発生しないわけで、このCD2003GPがソコソコ高感度であるとも言える(注3)。


https://www.axfc.net/u/3943711?key=hitoyo

 ER-C55Tで現れる1476kHzの相互変調波。これは強力で割と素通しに近いが、弱い場合はザリザリ音だけ聞こえる場合もある。ラジオの向き次第では信号強度が下がるのでそうなるし消える場合もある。相互変調波特有のザリザリ音はシロートは何かのノイズと勘違いしているかも。その場合いくらノイズ対策してもダメだからね。これはラジオ内部の歪であってノイズではないのだから。例の欠陥のあるCD2003GPではこれに加えて±225kHzイメージも発生するので更に11波は潰れる事になる。トホホだよまったく(^^;


http://www1.axfc.net/u/3943558?key=hitoyo

 これはRAD-F1691Mの相互変調波。このラジオは感度が低めなのでザリザリ音が非常に強い。ダイナミックレンジが広い(90dBを越える)高級機の場合はもっと小さなザリザリ音になる。ちなみにレンジの狭いラジオはそのまま実体波のようにクリヤーに聞こえる。80年代のトップがBPFのPLL受信機は殆ど素ヌケで相互変調波が聞こえた。初めてR-1000で聞いた時は非常に驚いた。初めて相互変調を意識したのは正にその時だと思う。

 上のファイルの音を聞いて初心者は勘違いするかもしれないので書いておくと、これらの周波数の本当の状態は「ごく微かなノイズだけで他は何も聞こえない」のが正常な状態である。これらの放送っぽい音声はラジオICが内部で勝手に製造(捏造と言う^^)している音なのだ。感度ばかりでなく多信号特性の重要さにも気づいて欲しい。まあイナカ者には関係ねえか…。


注1:相互変調の目立つ昼間は一般人はローカル局しか聞かないだろうから実害がないという面が大きい。我々は昼間MWDXをやっているので気になるのだ。深夜だと民放は同じ番組をやっているからこれも気づかないかも。同期するからね(^^;

注2:ラジオの向きによってはスカッと全く発生しなくなる。また室内だと感度が上がらないために殆ど気にならない。TBSはほぼ聞こえずAFNばかり聞こえる。

注3:RAD-F1691Mは相互変調の量がER-C55Tより少ない。これは感度がER-C55Tより低いからだと思われる。


RAD-F1691M

安定度の改良テスト


RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M受信音
RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M受信音

 久々に必然性のある真面目な改良だ。このRAD-F1691Mは前回書いたように驚異的な高選択度を獲得した。お陰で帯域がキレまくりで音質が悪化した話も書いた(^^; でもそれは大した問題ではないんだな。それよりももっと拙い事態が勃発したからだ。それが安定度の低下…ではなく元々の安定度が気になってきたことだ(注)。ここでいう安定度は実は受信機の3Sとは関係無くてダイヤル部分の問題だったりする。

 具体的に書くと、ダイヤルで同調したあと手を離すと周波数が電気的にズレてしまうのだ。最も低音が出るように同調して手を離すと「シュワー」って離調音が…(^^; 何とも情けない真空管時代のような話だが事実である。ジジイ達が現役時代はこれを防ぐためにダイヤルのロッドを矢鱈伸ばしたらしい。ボディエフェクトを防ぐためだろう。このラジオも各部品の配置が悪いためなのかそのような事になってしまっている。このVC直回しのラジオでダイヤル軸を伸ばすわけにはいかないので他の修正法を考える必要がある。

注:当初からこの問題は起きていたのだろうが、これまでは極度な低選択度のために全く気にならないレベルだった。高選択度恐るべし(^^;


★対策法
 プラケースの壁一枚でVCが完全に露出しており、ストレー容量の影響から逃れるのは不可能と言える。勿論ズレた分を電気的に自動補正する事もできようが、このラジオでそれをやるのはゴキブリを潰すのにレーザー光線を使うようなもの。そうであれば解決法は静電シールドするしかない。何で覆うかな?まずは安易にアルミテープでやってみよう。


vcosc_s01
 ここを覆ったら容量変化が軽減されるに違いないという安易な考え。後に書くがそんな簡単なものではなかった(^^;


vcosc_s02
 まずはプラカバーで覆う。え?ケースに直接貼り付けるわけないじゃん。ちなみにこのプラカバーを100円ショップなんかに探しに行くのがアタマの悪い人。


vcosc_s03
 このプラカバーはおろしハンバーグが入っていた容器だ。四隅の肩の部分がこのカバーにピッタリなのだ。どうでも良いけどこの容器を昔の容器に戻せよ。これだとゴミが増えてしょうがねえじゃねえか。クソ企業め!と思いつつ再利用したのだ。


vcosc_s04
 このように上にアルミテープを貼るわけね。何か汚いけど何で?実はこれ他で要らなくなったのを剥がしてきたから。つまりゴミ。ゴミラジオにはゴミが良く似合う。


vcosc_s05
 最後は新品のアルミテープ(あるのかよ^^;)でOSCコイルのシールドケースに貼りつけてお終いだ。所要時間は3〜5分。もうお分かりの通りこの改造は「剥がしたアルミテープがまだ使えそうだったのでこれに貼ろうと思った」だけである。非常にHSDLらしい改造だ。


★結果
 改良の結果全くと言って良いくらいズレなくなったが総合的には失敗に終わった。何故かと言うと致命的欠陥が露呈したからだ。実は最初のバージョンは感度がハッキリ判るくらい低下する(^^; 特に高い方は夜間でもかなり静かになってしまうくらい低下する。受信できないわけではないが少しでも感度を上げたいと願っているHSDLには死刑に値するくらいの失敗なのだ。

 考えてみれば理由は簡単で、これは覆ったつもりのOSCのトリマだけでなくANTトリマも覆われて影響を受けるのでトラッキングがズレてしまうのだと思われる。安定度の改良には成功してもこれでは拙い。仕方が無いのでANTトリマ付近のアルミテープを除去した。

 で結果だが、感度は戻ったが安定度はだいぶ下がってしまった。両方解決するにはカット&トライが必要なようだ。何となく長期戦になりそうな予感!タイトルが「安定度の改良テスト」であって「安定度の改良」ではないのはそのためだ。微妙な同調ズレは不快だが当面はこれで行くとするか。

 なお「ケースに直接テープを貼れば?」と思うかもしれないが、その場合はアルミシールドをGNDに落とす方法に問題があるので現状では不可能となっている。ER-C55Tのバネみたいな方法があれば可能なのだが、アレは基板のハンダ面が剥き出しだからできるんだよなあ…。

RAD-F1691M受信音

改造したOHM RAD-F1691Mで難易度の高い局を受信する(^^


RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M受信音
RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M

 感度も選択度も以前のこのラジオとは全く違う性能に生まれ変わった。オーディオマニアの気のせいレベルの改造とは訳が違うのだ。今日はその性能をハッキリと見せつけて勝つ(^^


★NHK静岡2(639kHz)
 手始めに簡単なところから行ってみるか。ノーマル以前はNHK東京1に飲み込まれて受信不能だった周波数だ。同波の混信でマギレが無いように真昼間のスペイン語ニュース後のID(13:14)をゲット。
https://www.axfc.net/u/3943264?key=miya
 同調がやや外れたのか音が悪いが(^^; 昼間だというのにNHK1の混信がサイドすら全く無い。バーアンテナの小さいポケットラジオやそこらの中華アナログポータブルでは全く考えられない性能だ。選択度が恐ろしく改善しているのが判る。


★NHK札幌2(747kHz)
 夕方になったので東の大電力局が入感する。試しに札幌でも受信してみるか。気象通報の後のIDである。
https://www.axfc.net/u/3943262?key=miya
 そうだった、北海道の第二放送は個別IDが出ないのだった(^^; それでも受信できたのには変わりない。この周波数は改造前にはNHK2に飲まれていた周波数だ。


★HBCラジオ(1287kHz)
https://www.axfc.net/u/3943265?key=miya
 17時台だともう各地の大電力局は殆ど聞こえる。これは北海道放送だがRFと差は殆ど無い。バックのノイズはどこで発生しているのかな。


★OBCラジオ(1314kHz)
https://www.axfc.net/u/3943263?key=miya
 18時の時報前には大阪も全開だ。これもRFと大差無い。この短小フェライトロッドアンテナでここまでガンガン来ると感動的だ。Sメーターを付けたいな。


★NHK2(1125kHz)
 調子に乗ってNHK2で一番難易度が高い周波数を聞いてみる。ここはQRのサイドでほぼ全てのラジオで受信できない周波数だ。選択度の良いRF-DR100で以前受信したが厳しい状況だった。何でこのポンコツで挑戦しようと思いついたかと言うと、QRの離調チェックをしていたら偶然下側にNHK2が聞こえたから。マジ?ここらへんで聞こえるNHK2はこの周波数しかないんだけど。イメージや相互変調じゃないのか?半信半疑でIDを待つ。
https://www.axfc.net/u/3943267?key=miya
 何と初の鳥取本局のIDが明確にコピーできた。つまりこのラジオは少なくともこの周波数に関して言えばHSDLのどのラジオよりも高性能という事になる。川口から20匏内の人はアンタの鸚鵡&エロパ(アナログ)で受信してみなさいよ?絶対無理だから。以前「帯域は狭いが選択度は大した事は無い」と書いたが大間違いで、選択度だけに関して言えば現在HSDL最強という事になる。廉価な偽アナログ・デジタルラジオなんてもうイラネー。しかし二番目に難易度の高い702kHzは主に感度の低さによって受信できなかった。日によっては受信できるかもしれないがチョット負けた気分。


★NHK鹿児島1(576kHz)
 576kHzは感度と選択度が両立していないと受信できない周波数だ。現にCSD-SR700ではNHK1の混信によりあまりよろしくない。コイツはどうかな?
https://www.axfc.net/u/3943261?key=miya
 ほぼサイドからの混信は無く、全く問題なく鹿児島(JOHG)が受信できる。欲を言えばもう一寸感度が上がればいいが、ER-C55Tノーマルではサイドで全く受信できないのだから文句を言ってはいけない(^^


★岐阜放送(1431kHz)
 川崎近郊の人ならご存じの通りRFのサイドが激しい周波数だ。当地では川崎や世田谷・太田ほどではないがそれなりに被る。安いラジオではまず受信できない周波数だ。
https://www.axfc.net/u/3943266?key=miya
 しかしコイツは全く問題なく岐阜を受信できる。当地近郊の人はサイドのカブリ具合からコイツの選択度が推定できるのではないか?確実に褒めてもらえると思うのだが(^^


★第二回テストを終えて
 これだけ選択度が良いなら次回は民放の936kHz、1233kHzも狙ってみたい。DSPも含めてHSDLのラジオではローカルのサイドで全く受信できない周波数だ。やはり国内MW局DXは「感度よりも選択度が重要」であることがハッキリ証明された。これがRAD-F1691Mの真の実力という事になる。実測でたった59mmの短小フェライトロッドだが、もう暫くは交換しなくてもやっていけそう。もしかするとCSC2003PはCD2003GPより高感度なのかもしれないな。

 但しスプリアスの多さはかなりのものだ。AFNやTBSの混変調もあるし、各所で相互変調が発生している。筆者はこれはICに起因するものと考えている。あくまでも推理に過ぎないが、次回改造する時は恐らくIC交換となるだろう。それで変わっても変わらなくても安心は手に入る(^^


★続く
 改造してからほとんど毎日のようにこのラジオで放送を聞いている。勿論番組なんて聞いちゃいない。自慢の管球式高一中二に30CKを付けたラジオじーさんのように「オオッ!この切れ味!素晴らしいい!」「離調音スゲエ!」と同調したり外したりしながら切れ味を味わっているのだ(^^ まさかHSDLのラジオである意味最強の性能になってしまうとは思わなかった。

感度:ER-C54/55T≒RAD-S600N>CSD-SR700>RAD-F1691M≒RF-DR100>RF-HT7>DA301S

選択度:RAD-F1691M>RF-DR100>RAD-S600N>CSD-SR700=RF-HT7>ER-C54/55T>越えられないCFの壁(^^;>DA301S

安定度:CSD-SR700=RAD-S600N=RF-DR100=RF-HT7>越えられないPLLの壁(^^>ER-C54/55T>DA301S≒RAD-F1691M

 やっぱりこのSFS455BNの性能はハンパない。思っていたよりだいぶ上の性能になったのでこれを他のラジオにも搭載してみたい。また既に完成しているSFS455BWやSFQ455も早く試したいね。

RAD-F1691M

RAD-F1691MをER-C55T以上に高選択度化(^^


RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M受信音
RAD-F1691M
RAD-F1691M

 ER-C55Tって高選択度なのか?と言う突っ込みはナシで(^^; 今回はAMのCFを交換してみよう。抵抗交換でノーマルよりはまともになっているのだが、元々のSFU455の性能が低いのでこの程度が限界だろう。この手の市販アナログラジオの最もダメなところは選択度だ。こればかりは粗ニーも鼻糞も倒芝もエロパも鸚鵡も、名も無い甘損の中華ラジオも全部同様だ。ごく一部の高級(高価に非ず)機を除いては全部ダメダメだ。フェライトロッドやCFは高価でコストが掛かるものだから真っ先にケチられるのは当然だが、有象無象の底辺軍団から一歩抜きん出るためにはここをやり直さないといけない。

 最近の研究ではターゲットのER-C55TのCFはどうも2エレCFらしい事が判った。それに追い付き、追い越すためにはコイツも2エレ以上、出来れば3エレにしなければならない。もし選択度が同等ならば±225kHzイメージが無いだけこちらの方が有利になる。それでもまだ感度は負けているがこれは環境でどうにでもなる問題だ。


★CF交換
 今回の交換のためのCFは既に「マルチエレメントCF自作」で用意されている。と言うかこの記事の為に製作した。


sfu455b_mg
 まずCF2を除去する。MマークではなくMGであり勿論ムラタ製ではない。HSDLではこれをMG製と呼んでいる。文字が薄かったり擦れたりバラバラで、偽物や廃棄品転用の可能性もあるな。中華部品商社のカタログに必ず「この製品は本物です」とあるのを見れば日常茶飯事に偽物があるのは推察できる。大陸のバイヤーはカタログや仕様書が読めるだけでは務まらない。目利きでなければならないのだ。

 という事で一時は偽物疑惑のあったこのCFだが、先日これと全く同じのが哀店道に売っているのを発見!これでも正規品なのか?情けない。もっとも哀店道に偽物が売っている可能性もあるが(日本メーカーの偽物電解コンは名物だった)。今回使用するマルチエレメントCFはこれと同じMG製で製造した。一枚一枚は正常っぽいけど油断はならない。そのスリルも中華製を使う楽しみの一つなのだ。直ぐに騙される無知やマヌケ、堪え性の無いジジイは中華製を使ってはいけない。


sft455b
 今回使用するのはSFS455BNである。CCの容量が規定最少なのでアタマ切れすぎかも。テストしてどうしても音がダメなら増量してみよう(既に増量品SFS455BWも準備済み)。海外では更に半減している人も居たけど帯域が尖り過ぎるし損失もバカにならないと思う。実験でやってみるのは面白いかもしれないがそれはまた別の記事だ。

 ちなみに今回はインピーダンスマッチングを考慮していない。ミスマッチの時は多くの場合中心周波数シフトを引き起こし、帯域内外でリプルを増加させるためCFにとって非常に重要だ。それは解っているが実測するのは大掛かりで面倒だから最適化はしていないのだ。滅茶苦茶問題が出たらやると思うけどね。言っとくけど入出力にCFのインピーダンスに合わせた抵抗を入れればハイ解決!というような単純なものではない。CFメーカーの取説なんて読んでもムダ。R_inの決定にはテスト回路で言うところのRgが判らなければならないのだから。この場合はCSC2003Pのミクサー出力のインピーダンスなので判るわけはない。


cf2
 横にも上にもスペースが無い上に脚の配列が特殊なので実装は困難を極める。線を伸ばすとインダクタンスでマルチエレメントのメリットが少なくなるし。でも伸ばすしかないな。これが難易度が高かった。リード線をテキトーにハンダ付けして伸ばしたため基板に付ける時取れる(^^; 素早くやらないといけないので参った。これはCFが全く放熱しないので過熱しやすいのだろう。ブチ壊さないかとヒヤヒヤしたよ。


★テスト
 SFS455は予想外のキレ味だった!帯域幅が4kHz以下なのは間違いない。帯域が狭くなりすぎて音が悪い(^^; ちょっと同調が外れると離調音がうるさい(^^;; VC直回しでただでさえ難しい同調がよりシビヤーになった(^^;;; 今まで全く気にしなかった局発安定度の低さをと感じるようになった(^^;;;; まあ文字を見ても判らないから録音を聞いてみろ?ぶっ飛ぶから。特にRAD-F1691Mを持っている奴は聞いたらアワ吹くぞ。筆者も電源入れて一発で哄笑したくらいだ。


https://www.axfc.net/u/3942823?key=hitoyo(およそ9284.9日間の保存ができる見込みです)

 同調したあとちょっと上下にダイヤルを煽ってみた。離調音がスゴイ!ちょっとでも同調がズレるとすぐ判るので気になってしょうがない。感度が同じなのに恐ろしく沢山の数え切れない局が受信できるようになった。今までは感じる事の出来なかったサイドスプラッシュを体験できるのも驚き(^^; 現状は多信号特性の問題もあるからこの感度で充分な気がしてきた。


https://www.axfc.net/u/3942822?key=hitoyo(およそ9285.0日間の保存ができる見込みです)

 どうだこのマシンガン状態。これはダイヤルをぐるりと回した時の音だ。お前らのエロパや鸚鵡のアナログラジオのダイヤル回してみ?こんなにプツプツとキレないから。これは例えるなら偽アナログDSPラジオのような感じだ。特に1400kHz辺りより上の周波数ではマジで同調が困難だ(^^; キレすぎる。

 ただ冷静に観察するとこれは頭はキレるけど選択度自体はそれほど大した事は無い。絶対減衰量がまだまだ不足だからだ(注)。写真レンズの評価で「解像感に優れる」と言う言葉があるがまさにその感じ。この言葉は「実際の解像度は大した事は無いが、見た目非常に細かく描写されているように見える」状態なのである。このラジオも評価すれば「非常に分離感に優れたラジオ」となるだろう(^^; それでもIF通り抜けカブリが皆無に近くなったのは良い。これなら多少音が悪いとか同調がシビヤーだとかは我慢しても良い。本当は4エレにしたかったがそんな必要はないかもしれない。SFS455Bだけはパーツとして大成功だな。もっと良いラジオに付けてみたいと思った。なお気にしていた挿入損失は特に問題を感じなかった。

2019年1月注:後の受信音の記事で書くが、実際はHSDLの全ての所有ラジオで最高の選択度だった。

https://www.axfc.net/u/3942824?key=hitoyo(およそ9284.9日間の保存ができる見込みです)

 1404kHzのSBSだ。交換前はRFに飲まれて全く聞こえなかった。感度はこのままでも結構国内DXは可能だ。ただやはり音が悪い。アタマがキレすぎ。これは音の良い新CFを開発するしかないな(実はもうアイデアはある)。


douchou1
 写真で選択度の改善を見る。これはノーマル状態でAFNの聞こえる下端の周波数だ。周波数スケールの目盛に注目せよ。


douchou2
 これはノーマル状態でAFNの聞こえる上端の周波数だ。ちなみに聞こる周波数と書いたが、実際はこれを越えるとTBS(上端)とNHK2(下端)で潰れる位置である。もしこの局が単独で電波を出していたらもっと広範囲に聞こえるわけだ。IF選択度なんて無いのと同じ(^^;


douchou3
 これが改善後だ。これは上端なの?下端なの?イヤこれが上端と下端だよ。ダイヤルがほとんど動かないくらいでノーマルと同程度に離調するのだ。これを見ただけでどれだけ選択度が改善されているか想像がつくだろう(いかに同調が困難かも想像がつくな^^;)。


★続く
 元と比べると凄まじいばかりの切れ味になったが、今回の改造が大成功したと言い切れるかは微妙だ。音は良くないし何より同調が面倒くさいのでこれらを解決しないとな。この記事の前までのこのラジオの一番の欠点は選択度だったが、その選択度だけ良くすれば良いというものではない事が判った。やはり製品は総合的なバランスの上に成り立っているのだ。実は音の方はもう欠陥を救済する手を考えているのだが、選局ダイヤルというかPVCに手を近づけた時の周波数変動が問題だ。PVC周りをシールドして効果があるかな…。

 筆者は2018年春まで前世紀の日本製ラジオしか使った事が無かった。そのためER-C54/55Tを最初に使った時はこの世の終わりレベルのラジオだと思った。しかしその後このRAD-F1691Mや他のラジオを使ってからは「ひょっとしてER-C54/55TはMWに関しては現役アナログラジオでは高性能の部類なのでは?」と思うようになった。まったく下には下があるものだ。でも何とかこの落第点のラジオを人並み以上にまで叩き上げるのは楽しい。努力の成果でだいぶ人並み(部分的に人並み以上)になってきたと思う。選択度だけなら市販ラジオの域を遥かに超えたからな(^^ 今はまだ二軍だが上がり目はあるので一軍昇格も夢ではない。


★追記
 その後のテストで強力局の上の方にCFの?スプリアスが出ているのを発見した。TBSとAFNだがかなりデカいので参った。やはり無視したインピーダンスが合っていないのかもしれない。いや合っていないに決まっているよな(^^; やはりIFTを入れなくてはならないのか?元々筆者としては入れたいんだけどスペースが無いんだよ…。

ADD_IFT
 こんな感じでどーですじゃろか。謎の4ピンの100nは直流切りだ。これがないとピンにVcc掛かってしまうので入れた(掛かったら拙いよね?)。色々と無駄な事をやっている気がする(^^;

RAD-F1691M

OHM RAD-F1691M中間評価


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RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M受信音
RAD-F1691M

 前回は細々とした周辺部品を交換したが、大掛かりな改造を前に現在の状況をスナップしておく。


★問題点1
 現在一番大きな問題はIFの選択度が低いというかほぼ皆無に等しいこと(^^; 何しろ昼間はローカル局がNHK1〜LFまでほぼ繋がってしまうのだ。また夜は日本全国+半島大陸各局が重なり合う事に因るビートで聞くに堪えない。IFTレスでSFU455Bという組み合わせは強電界でも弱電界でも実用にならない事を示している。

 対策はもうCF交換しかない。ただ多エレメントCFは概ね高価でこの安ラジオには相応しくないのは事実だ。何とか安い部品で高選択度化出来ないだろうか?なーんて白々しいけど正月明けには記事が出る予定(^^ 選択度はHSDL所有ラジオの中で最高レベルまで爆上げします!


★問題点2
 選択度に匹敵する問題点としては多信号特性が上げられる。ベランダなどの強電界に持ち出すとAFNやTBSが全体的にかぶってほぼ実用にならない。唯一ラジオの方向をこれらの局がヌルになるように向けると何とか実用できる。例え選択度が上がったとしてもこれも解決しないと実用は難しそうだ。

 対策は判らない(^^; ICが原因なのか、それともRFの選択度が皆無に近いのか?どちらも可能性があるので現状は対策のしようがない。まずはICを変えてみたい気分。それでダメならフェライトロッドアンテナの改良だ。


★問題点3
 同調した後に放置した時の安定度はあまり問題はない。それよりも同調の最中にダイヤルに手を触れると周波数が動くのが確認できる。結果として完全に合わせたつもりでも手を離すと外れてしまう場合がある。これも年明けに改良記事が出るよ。


★問題点4
 このラジオのCSC2003Pは初めて使用したICだ。なのでこのICが正常なのか不良品なのかはイマイチはっきりしないが筆者には異常に思える。感覚的にはゲインが高過ぎる気がする。なぜそう判断するかというと内部雑音が高いからだ。小さなアンテナにブースターをかました感じと以前書いたがまさにそうだ。


http://www1.axfc.net/u/3941935(DLパスワードはuji)
 ER-C55T(2号機)の無信号時雑音である。このラジオには同じ2003系のCD2003GPが使われているがこの通り雑音は少ない。感度が低いとも言えるがRAD-F1691Mと比べて劣っているとは思えない。アンテナの差を勘案しても同等と言える。


http://www1.axfc.net/u/3941943(DLパスワードはuji)
 RAD-F1691Mの無信号時雑音である。この無信号時雑音はAFNやTBSが適正なレベルになるように調整した後で、全く信号が無い所を受信してそのノイズを記録したものである。お聞きの通りER-C55Tとは比較にならないくらい雑音が大きい。FM並みとまでは言わないがDSPのサンプリング?ノイズを思わせる(^^; もしかするとどこか発振気味なのかもしれないなあ。RFやIFに再生を掛けると丁度こんな音になったように記憶しているので。選択度にキレがないからIFではないだろうけど。あとヘボい自作ラジオでIFゲインを上げ過ぎるとこうなるよな。ノイズレベルが上がって高感度になったような気になるのだが単にノイズが増えただけど言う悲惨な状況だ。

 アナログならER-C55T並みになって欲しい。そうでなければノイズバリバリのDSPと同じでアナログの意味が無いではないか。現在はDX局は国内であっても全く受信できないのだから、せめて申し訳にノイズを減らして音だけでも良くしたい。がしかし年明けの記事は逆行して高選択度・低音質になるが。


★RAD-F1691M受信音
 ホント、ローカル局以外何も受信出来ねえ(^^; 現在のこのラジオでは東海ラジオや中国放送だってDX局並みなのだ。

https://www.axfc.net/u/3942297?key=takara

 日曜の25:28くらいのRCCはそろそろ終了が近い。ちなみにアタマの方でまるで同波局のようにイキイキと混信しているのは1332kHzのSFである。通過帯域が30kHz以上有るように感じてしまう(^^; これAMだぞ?ナローFMじゃないんだから勘弁して。

 選択度が低いとかそういうレベルではないな。前回記事で引用した評価のように選択度が皆無に近いのだ。何より悲しいのはこれだけ選択度が低いにもかかわらず音がサッパリ良くないという事だ。これではシェープファクターの良い帯域6kHzのフィルターに負けちまうぞ(RF-DR100やICF-EX5には負けている^^;)。なんとしてもこの素ヌケに近い選択度を改善する必要がある。選択度が低いなら音は極限まで良くなければならないし、音が悪いなら選択度は極限まで良くなくてはいけない。どちらもダメというのは存在を許されないのだ。


★続く
 新年から(書いているのは10月だが^^)この問題点を一つずつ潰していきたい。まずはCF交換かな。その次はIC交換して様子を見る。フェライトロッドアンテナ改良はIC交換と前後する可能性がある。まずは感度なんて低くても良いから、せめて真っ当なポケットラジオ並みになってくれないと困る。ガタイはソコソコ大きいのだからRF-HT7を大きく越えて欲しい。では来年またお目にかかりましょう。

RAD-F1691M

OHM RAD-F1691Mをセコく改造する(^^;


RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M受信音

 新品の時から既にポンコツのラジオだが、HSDLの規定では「壊れたラジオ」扱いなので改造しても罰は当たらない。但しHSDLの美学で外見を変えるようなのはダメだな。具体的に言えば穴開けとかはダメで、例え外見を弄ったとしても改造した部分を容易に元に戻せるのが重要だ。何かを外すとかなら構わないわけだ。


pvc_01
 初めてダイヤルを外してみたら…何と変な金属片が貼りついている!フラックス?で汚れているし、もう何か見るのがイヤになるくらいテキトーな製造だ。


pvc_02
 何だろうねこの金属片は?特に害はなかったようだが気になる。何でこんなモノが製造中に付着するのか知りたい。


★RFの改良
 前回の修正も含む。バーアンテナのリードは束ねて捻ってあったので完全分離して短く切り詰めた。これによりANT同調回路の入出力の相互干渉(バイパス状態^^;)が無くなった。加えて(上の方だけだが)トラッキング調整をやり直してノーマルよりは感度がマシになったはず。しかしこれらはあくまでも繋ぎであり、いずれはもっと大型のフェライトロッドアンテナに交換する。


frod_ant_08
 実はあれからさらに短く詰めた。アンテナコイルの一次側だけでなく二次側やグラウンド線も全て短く詰めた。以前と違ってロッドがホルダから外せなくなったが、次にこれを外すのはロッド交換の時なので構わないだろう。

 それにしても何かICのゲインが高過ぎるように感じてならない。解りやすく例えるとショボイアンテナにブースターをかまして無理やりに感度を上げたら全体的にノイジーになってしまった感じだ。それなりに高感度なのかもしれないが、このままだとラジオの方向次第で混変調気味になってしまう。現状ではラジオの方向は一方向だけしか許されていない(^^; この許される方向とはAFNやTBS(両局とも同方向)がヌルになる方角と一致している。やっぱりこのCSC2003Pって動作がおかしいよなあ。フェライトロッド以前にIC交換したくなってきた。そうすればこのICの性能の腐りが証明できる。それは次回以降で。


★FMのBPF
F1691M_ant
 このラジオのFMの入力BPF部分はこうなっている。まあこれでも最低限のBPFと言えないわけではないが、ハッキリ言って周波数固定されている並列共振回路に過ぎないのでもう少しリキを入れて欲しかった。ER-C54/55TはもっとマシなBPFだったような…でもあちらはSMDコイルだったから五十歩百歩かな。


fm_bpf_01
 がしかーし!何と更に生産で手抜きされている。御覧のようにC2が省略されているではないか。これって同調容量だよ!?(^^; これではもうBPFではなくHPFになってしまった。骨皮の設計回路から更に骨を抜いてシワシワの皮だけ残った感じ。ま、これが有っても無くてもこのエレメント数では性能は大差は無いんだけどね。


fm_bpf_02
 折角だからC2を付けてやるか。効果は皆無に等しくても気分の問題だ。容量はテキトーに手持ちの36pFを付けた。本当は27pFを付けたかったが36pFの下が18pFしか無かったので仕方なくこれで妥協した。またフェライトロッドアンテナの延長化に向けてL1を裏面に実装した(実際はこれがメイン)。あとはL1をテキトーにグニョれば恐らく83辺りに合うと思う。タダの空芯コイルなので合わなければ巻き直せばいい。裏に付けたために調整は非常に面倒になったが、一度調整すれば二度と動かす事はないので問題無かろう。

 アンテナ線は黒→黄色に交換した。このリード線は裏蓋を開ける度に切れるのでだんだん短くなってしまうのだった(^^; ワイヤ交換とは言えオリジナルからかけ離れていくのでやりたくないのだが、この場合は欠損の修理なので止むを得ないところがある。あまり短いと裏蓋が開けられなくなるからな。


★IFの改良
 選択度が悪い。抵抗を交換してから滅茶苦茶な通り抜けは減ったが、元々SFU455の能力的にIFTレス+1枚では無理がある。バンドの端のあまり局が存在しないところしか感度を発揮できない。今回はやらないけど次回以降でCF交換するしかない。

 AGCの電解コンは不要部品の都合により22μFになった。未使用だが長期保存品なので容量はもっと減少している可能性も無きにしも非ず(未確認)。この交換の結果だが特に変化は認められない。思い切り減らすか増やさないと違いは判らないだろう。いずれ実験しても良いけど現状はAGCどころではないのでまたいずれ。


★AF部の改良
 AM専用の場合はAFアンプの周波数再現域の広さは問題とはならない(注)。改良するならむしろ上の方を態々フィルターで切ってローノイズ・低歪にする方がマシだ。更にマニアックになれば帯域内の平坦性に留意するとか、逆に音楽は捨てて電話のように帯域内に複数のピークを作ってトークの了解度を上げる手もある(グライコのように)。この辺りは各自の個性が出るところで研究のしがいがある。現状は音質どころではないのでまともに動くようになったら実験したい。

注:RFやIF等の高周波フィルターの帯域幅が10kHzならば、理論上は音声は上限5kHzまでしか再現できない(少なくともAMの両側波帯・包絡線検波ではそうなる)。そのため検波後にどんな素晴らしいオーディオアンプを繋いでも同じことで、一度切られてしまったものは情報が無いので復活しないのだ。復活したらそれは捏造(^^ それと同調をズラすと更に高音まで通るようになる(離調音のシュワーの正体)が、代わりに低音がガッツリ切られるので音が悪いのには変わりない。どこまで行っても通る帯域幅(再現域)に変化はないという事だ。もっともIFフィルター波形は矩形ではないのでモレはかなりある。その辺りはスペアナで見るとよく解る。


★その他
 チビ電解コンは全部交換、デカい電解コンはメンテの邪魔なので低背化した。どれも容量はテキトーだがこの程度なら大勢に影響は無い。この交換は手持ち部品を減らすために行なった。ガンガン無駄遣いして通常アルミ電解コンを所有ゼロにするのが目標だ。アルミ電解は固体以外はもう必要はないよ。低周波直流回路には全く意味が無いけど低インピーダンス品を惜しげもなく?放出する。

EC1:JWCO 33μF16V→nichicon MF 22μF16V(AGC用)
EC2:JWCO 220μF10V→nichicon PR 330μF6.3V
EC3:JWCO 10μF25V→nichicon MF 22μF16V
EC5:JWCO 2200μF10V→SEI CE-AX 1500μF6.3V

nichicon MF 22μF16V[2.6Ω/80mA]
nichicon PR 330μF6.3V[480mΩ/200mA]
SEI CE-AX 1500μF6.3V[90mΩ/670mA]

elc_cap
 いずれもHSDLでは古くからおなじみの面々なので読者にもなじみ深いだろう(^^


★続く
 このような末端の枝葉を弄っても高性能化は不可能だが、これらの下ごしらえがあってこそ良い料理が完成するのだ(^^ 次回からはもっと根本的に改造する。


★おまけ
 各界での評価は概ねHSDLと同じだね。これが正当な評価でそれ以外のがステマか。

259 :目のつけ所が名無しさん:2013/05/01(水) 23:25:48.06
オームの単一が2本で動くラジオを1000円もかからないでホムセンで手に入れた。
RAD-F1691Mって機種。

あんまり評判良くないみたいだけど、家にあったヤマダ電機の白いラジオよりは
全然感度も良いし選局もしやすい。
100均で単一電池なんて珍しい電池買っちゃったよ。
何で評価悪いんだろうねぇ。

260 :目のつけ所が名無しさん:2013/05/01(水) 23:48:35.77
その内解るよ。安心しろ

 地元局が聞こえるだけなら一石レフレックスだって聞こえるのだ。こんなモノを褒めるのは「在庫がダブついている通販業者」や「テンバイヤー」以外には居ないよ(^^;


445 : 目のつけ所が名無しさん [sage] 2016/02/27(土) 09:07:21.76
RAD-F1691Mは大量に売れ残ってるからこういうところでステマしてるんだな。
安いのでお試しで買ったが、CD2003に455Bセラフィル1枚という奴だったよ。
選択度がほとんどないので強電界地域ではNG。

こちらは今から改造してフィルター交換します。
そういうつもりで買う人向け。

 「選択度がほとんどない」wwwズバリ正解です(^^ しかし残念ながらフィルター交換しても良くはならなかった。このブログを読めば理由が判る。全体的・根本的に作りが悪いのだ。


>Audio Comm AM/FMポータブルラジオ RAD-F1691M : 安物買いの何とか
>感度・選択度・音質とも不満足. 近くにNHKのAM放送塔があります。他のラジオでは、向きを変えれば民放ラジオ局が選局できるのですが、このラジオでは選局できません(常にNHKが鳴っています)。
http://earphonemic.ga/audio-comm-amfm%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA-rad-f1691m-%E5%AE%89%E7%89%A9%E8%B2%B7%E3%81%84%E3%81%AE%E4%BD%95%E3%81%A8%E3%81%8B/
 「選局できない」www上と症状が同じなのだろう(^^ 強電界では全部の放送が混じって聞こえて使い物にならんわな。このラジオが初めてのラジオか、生まれてから一度もまともなラジオを使った事が無ければ耐えられるかもしれないが、一度でも粗ニーやマネ下といったブランドを使ったらもう使えない。評価が高い奴は通販屋やテンバイヤーのオヤジだけ。


https://www.axfc.net/u/3940473(DLパスワードはiri、およそ9237.3日間の保存ができる見込みです)
 上の二人の評価はこのファイルの内容とピッタリ一致しているので信用できる(^^ これをホメている奴がとんでもない詐欺師なのだ。

RAD-F1691M受信音

復活したOHM RAD-F1691Mで何でも良いから受信する(^^;


RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M

 生まれた時から死んでいたラジオだが、前回の不具合修正で漸く動作するようになった。今回のテストでその真価が判るし課題も判る。FMではどれも同じで面白くないのでMWで、出来れば他のラジオで受信した事のある周波数でテストしてみたい。テストの方法としてはバンドの下端・中間・上端の周波数を受信する。感度ムラが出たらすぐに分る。


★ローバンド500kHz台:CRK(558kHz)
 バンドの下方の周波数である。前回はAIWA CSD-SR700にて23時の時報を受信した。今回も23時台の受信である。これの受信記事で「イカ釣り漁船でも頑張れば受信できそうな予感」と書いたからには受信できないとアカン(^^ RF付(TA2003P)8φ×6僂RF無(TA7613AP)10φ×8僂任呂匹舛蕕強いのだろうか?もっともコイツはTA2003Pではなくインチキ品のCSC2003Pだけどな。

https://www.axfc.net/u/3941312(DLパスワードはebi、およそ9252.9日間の保存ができる見込みです)

 ゲゲッ!結構厳しい!ラジオの方向次第でNHK1が聞こえてしまうのだ(^^; 聞けば分かる通り感度自体は充分だが窓際に行って感度が上がると混変調っぽくなる。これはIC自体が低性能或いは不良なのか、それとも毛が3本のフェライトロッドアンテナのQが足りなすぎるのか?(^^; 通常この辺りの低い周波数では性能が上がるのが普通なのだが…。


★バンド中間1MHz付近:ダメ(^^;
(no result)

 ダメだった。選択度は微妙に向上してTBSとQRの間に隙間は出来た。それでCRIらしき局が受信できたが録音する前にゴチャついて判らなくなった。ラジオの方向がピンポイントの一点しか許されないのはしんどいよ(^^; それ以外の方向では混変調の渦の中に巻き込まれる。何でこんな小さなアンテナで障害が発生するのか?やっぱりICが怪しいな。高感度なら良いだろうとばかりにゲインを上げている可能性もある。普通はそんなバカな事しないだろうが中華パクリメーカーのICなら有り得る。


★ハイバンド1500kHz台:FEBC(1566kHz)
 済州島にあるが日本の放送局と言っても良いくらいの宗教局だ。毎日確実に良好に受信できるが、最近は同波に潰し(ソフトジャミング)用?の中国局が出てきた。

https://www.axfc.net/u/3941313(DLパスワードはebi、およそ9252.8日間の保存ができる見込みです)

 バンドの上方の周波数である。流石にこの辺りは周囲に強力局は居ないのでクリヤーに受信できる。この結果を聞けば分る通り感度には全く問題はない。だが選択度はイマイチ足りていない。それと上側が一杯で1602kHzはギリギリ切れているかも。


★現時点での中間評価
 初めて受信テストしてみて問題点は続出だった。前回の修正時点のテスト(昼間)では実用になると思ったのだが、実際夜になって信号強度が上がってくると問題続出となった。

=選択度=
 受信結果から見て、懸案の選択度はTA2003P+SFU455B使用ラジオの平均よりちょっと下のレベルだった。混変調風の症状以外ではこれが一番の難点だっただけに目標達成とは喜べない。後述の周波数ズレのCFが怪しい。

 とは言え、以前はQR以下の周波数はローカル局が全部繋がっていた。繋がっていると言っても切れ目は曖昧で、まるでクロスフェードのようにお互いが被りあっていた。それが解消しただけで抵抗の交換の効果はあった事になる。同じICでER-C54/55Tより多信号特性が遥かに劣る理由はRF選択度がだいぶ低いからだろう。他に差が付くところは無いのだから必然的にそうなる。

=感度=
 感度に関しては道具立て(TA2003P+5.9cmフェライトロッドアンテナ)から言えばこの程度で合格だろう。そもそも感度を発揮する以前の障害で実用にならないのだから現時点で感度について語るのは無駄と言えよう(^^; 安いラジオなので当方としては低感度でも良いから正常に動いて欲しい。フェライトロッドアンテナはむしろ選択度の面から交換したくなった。それとリッツ線に注目したのは今回のこのラジオが初めてだったが、他の中華ラジオもバラして調べてみたくなってきた。この点でアタリ・ハズレが有ったら面白いな。

=安定度=
 下の方は全く申し分ない。上に提示した受信音は同調後30分間程度放置してから録ったものだ。少なくともHSDL基準には充分到達している。

=その他=
 VC直回しはやはり同調が非常につらい。このラジオの価格は実売でもER-C54/55Tと大差無いのだから、例えMWやFMオンリーであっても変速機構のあるER-C54/55Tを推奨したくなってしまう(たとえそれらがSWが使えなかったとしても)。アナログラジオの足回りと言うかメカ部分でダイヤル機構ほど重要なものは無い。ラジオを買う前に一度はダイヤルを回してみる事をお勧めする。足回りが決まればエンジンなど後でどうにでもなる。

 ところでこのラジオは周波数が読めないのに何故正確に同調できるのか不思議に思っている人が居るかもしれない(そんな低レベルの人は居ないかも知らんけど^^;)。実はER-C55Tの局発をデジタルマーカー代わりにした。その方式だと965kHz(個体差有)以下の周波数は読めないわけだが、その場合は逆に被験ラジオの局発をC55Tで読めばいい。但し上に書いた通りIFが455kHzとは限らないし測定用ラジオが正確かどうかも分からないので、事前に既知の周波数の局でラジオや測定者自身を校正する必要がある(^^


★気づいた事
vr1_kusari
 バラした時には気付かなかったがスイッチ付きVRが電蝕?しているのを発見した。何でだろうか?最少の状態で切ったと思っていたのかな。単一で大容量の電池だからかなり長い間電流が流れっぱなしになる計算だ。

 それとこのラジオのCFは中心周波数が5kHz上にズレているようだ。当初最高感度に合わせると局発の周波数が5kHz上なのでおかしいと思ったよ。558kHzのCRKだと局発は1018kHzとなる。その差は460kHzなのでIFもそうなるわけだ。何か不良品を連想するので交換してみるかな(同じメーカーのCFを手に入れた事だし)。でも同等品だとショボイからランクアップだな。


★続く
 製品としては正常に動くようになったが「現時点では問題点が山積みで実用には耐えない」という結論になった。これは新品の時から実用にならない事を表している。普通はクソだと逆に何とかしようとファイトが湧くのだが、このラジオの場合はもうどこから手を付けてよいやら見当がつかなくて途方に暮れる(^^; 参ったねー。

 次回は安いCF交換で様子を見る。もっともそれで選択度が改善したとしても混変調は直らない。ならばその次はIC交換と行くか。それでダメならフェライトロッド交換する。何故ICの方が先かと言えばその方がフェライトロッドより安いからだ(^^; 出来れば交換せずに済ませたいところ。DA301S(8cm)やCSD-SR700(10cm)の方を長いロッドに交換して、その不要になったお古を貰ってくる手もあるな。少なくともこのラジオのエンガチョロッドよりは確実に上だから。つまり筆者の中ではこのラジオは現時点(2018年9月)ではHSDLで最低のラジオと言う評価になります。

RAD-F1691M

OHM RAD-F1691Mの不具合を修正する


RAD-F1691M
RAD-F1691M
RAD-F1691M

 このラジオは来た時から「良いか?悪いか?」の評価以前に正常動作していない。恐らく新品で買った時からこんな調子で使い物にならないのだ。そのため真っ当に評価するには不具合修正しなくてはいけない。前回までのHSDLの仮説によれば「抵抗を変えただけで設計時の選択度に戻る」という事なのだが実際試してみよう。その前にこれも前回指摘のアンテナ系の配線もやり直しだ。


★フェライトロッドアンテナ配線やり直し(^^;
 ある意味今回最も重要な修正である。前回指摘したグラウンド以外の配線が全部繋がっている状態を解消する。これも立派なDCの一種と言えよう。配線はどうするかな?邪魔なら短く切ってしまっても良いかもしれない。もちろんトラッキング調整は全部やり直しである。製造の時に調整されているとは思えないので当初からやり直すつもりだったが、このバーアンテナは製造が手抜きなのかコストダウンなのか知らんけど滅茶苦茶シロートっぽい出来なので無理かも。具体的に言うと、ロッドに被せた筒にコイルが巻いてあるのではなくて、ロッドに絶縁紙が巻いてあってその上にコイルが巻いてある。おまけにタップリと蝋がかかって止まっている。つまりスライドはできないんだなこれが…(^^; 最初からトラッキング調整をするつもりが無い事を部品自らが表しているというわけだ。クソが。TCだけでやるしかないのか?下の方は捨てだな…。


frod_ant_05
 フェライトロッドアンテナから出ている線の中で、このVCに接続されている線が一番の問題だ。これが接続されているのは同調回路のホット側なので当然ながらハイインピーダンスノードである。丸めて入れたら恐らくケースのその辺りを触っただけでノイズが上がったり何らかの影響が出るハズだ。ちなみにここにCCを介して内蔵テレスコピックアンテナを繋ぐと感度が上がるが、このようなフルタップは高感度な反面ノイズ拾いまくりの可能性もある。ロッド交換前に一度は実験する予定だ。もっともその前にこのアンテナ自体を巻き直してみたい。

 真ん中の黒く塗ってある線はタップに繋がる引き込み線なのでインピーダンスはローインピーダンスで問題無し。一番向うは同調回路のコールド側なのでインピーダンスはゼロだ。もちろんこれらも長くならない方が良いだろうけどね。これらを最低限のマージンを残して切ってしまおう。


frod_ant_06
 リッツ線を切ったのでバラしてみた。実はこれが何本合わせてあるのか知りたかったのだ。バラしてみたら毛が3本しかねえ!オバQかよ(^^; これだと単線や撚り線と大差無いのでは…。糸に巻いてあるのでハンダ付けする時にウザい。現在では流石に絹は使っていないのでハンダゴテを当てていれば溶けると思うが、短く詰める作業は皆様にはお勧めしない。


frod_ant_07
 どうせコイルは動かせないので短く切ったがもっと短くても良かった。コイルの絶縁紙が破れかけて汚いのは何とか動かそうと頑張ったから。しかし動かなかったのでトラッキング調整はフェライトロッドアンテナを交換してから行なう。VCの取り付けが汚かったので掃除していたら一部溶けてしまった。この端子が汚く曲がっているのはVCの基板接続用の端子を切って使っているから。本来これは右の二つと同じく下の基板まで伸びているものだ。このPVCはNCE製で、先日哀店道を覗いたらこれと同じと思われるのが売っていた。もしこれが死んだらアレを買えばいい。PVCは頻繁に死ぬものではないけど。殆どはPVCが死ぬ前にラジオ又は使用している人の方が使えなくなってしまいます(^^;


hot_b
 関係無いけどこのリード線の取り付け部分のホットボンドには参った(^^; ハンダを除去しても穴が無いので新しい線が入らない。恐ろしく時間が掛かってしまった。


★CF抵抗交換
 今回問題になっているのはAMモードの抵抗だがこれを設計値に変更する。この設計値の1.2kΩが意味不明だったが、どうもこれはSFZ455F、G用のインピーダンス(注)に合わせられているようだ。がしかし付いているのはSFU455Bなんだよね(^^; その場合は300Ωとなるのでこれも300Ωに変えてみるか?でも元々IFTレスのICだからな…この点で設計者を問い詰めたい。抵抗は2012の1.2kΩと1608の300Ωの2つとも在庫があったのでこれを使用する。MB弄りもやっていないし、恐らく一生使い切れないであろう量があるので減らさねば。


cf_reg1
 剥がした。これが一番難易度が高い作業だ。何しろアンダーフィルで固めてある30年前のドブ漬け実装法なので、コテでハンダを溶かしただけでは剥がれないのだ。加えて中華基板は製造の時に殆どの耐久性マージンを使い果たしているので基板も作業に耐えてくれない。つまりリワークできるようなものではないのだ。ヘタを打って銅箔が剥がれても誰も怨めない。


cf_reg2
 外れてしまえばあとは電子工作と同様、単層基板なので付けるのは簡単だ。と言いつつしばたよしとみ氏の判定はハンダが汚い(^^; 実はSMD用の0.3φハンダを持ってこなかった(作業は別の場所で行なった)。当初は300Ωで次に1.2kΩで試す。もし本物のTA2003Pなら抵抗無しでも良いと思う。IFTレスなのでSFU455Aのインピーダンス(2kΩ)に合わせてあるはずだ。

 しかしこの基板配線パターン、何とかならんのだろうか?SWを迂回するのはまあ仕方が無いかもしれんが筆者なら別のパターンを考える。SWの配線なんて伸びても良いのだから表にジャンパ入れたって何の問題も無い。高周波基板配線の抵抗は無視できてもインダクタンスは無視できない(幅が細いとミリ当たり数nHに達する)。でもまあCFの入出力にFB入れたおバカさんも見た事あるけど。

 FMモードの抵抗も少々おかしいがAMほど懸け離れているわけではないので放置する。これを調整すると多分CDの抵抗(100Ω)もやり直さなくてはいけないので時間が掛かるのだ。

注:IFTの二次側Z2の設計目標値のこと。CFの終端インピーダンス(2kΩ)とは違う。

★結果
 結果は低感度だが正常動作するようになった。HSDLに来たばかりの頃は第二回記事のファイルのようにダイヤルを回すと上の方は「プギャーギュルギュルピュー」という感じで少々発振気味の腐った状態で、主要ローカル局が全てゴチャ混ぜに聞こえる混変調地獄状態だった。アレで正常に思える人はラジオを一度も使った事が無い人だけだろう。何で前オーナーは不良返品しなかったのか?何故HOはこれを普通に買い取って中古で並べて売っているのか?全く不思議でしょうがない。その明らかな不良品を返品もせずに普通に弄って遊んでいるHSDLも稀有な存在かもしれんが…。

 閑話休題、これでこの製品は漸く不良品から正常品に生まれ変わったわけだ。このCSC2003PではCD2003GPで発生した±225kHzイメージは発生しないらしい。つまりHSDLの所有するTA2003系ラジオでは一番まともなラジオになった事になる。ヤレヤレ、何て低レベルなのだろう!HSDLのラジオは…(^^; ER-C55Tの不良CD2003GPは近い内にに交換したい。±225kHzイメージが無くなるだけで受信できる周波数が大幅に増える。最低11波はクリヤーが増える事になる(注)。

 今後このラジオは「故障・不具合修理品」という扱いなので、HSDL法に拠れば改造は全面OKとなる。カッコ悪くなる穴開けはやらないが、それ以外の改造を今後記事に書いていく。HSDLのアナログラジオは2003系が主力なのでこれで実験して他にノウハウを移植するつもり。ER-C54/55Tよりアホだがガタイが良いだけにもうちょっと成長の余地がある。あとはトレーナーの腕次第だ(^^

注:当地で不良CD2003GP搭載ラジオで±225kHzイメージが発生してまともに受信できない周波数は以下の通り。

585kHz(AFNが発生)
729kHz(TBSが発生)
819kHz(NHK1が発生)
909kHz(QRが発生)
918kHz(NHK2が発生)
1017kHz(LFが発生)
1035kHz(AFNが発生、超強力^^;)
1179kHz(TBSが発生、強力^^;)
1197kHz(RFが発生)
1359kHz(QRが発生、強力^^;)
1467kHz(LFが発生)

 超強力と書いた周波数は八王子で基本波を受信するより強力だ(^^; 585や819kHzはローカル局の影響で元々受信できない周波数だが1035、1197、1359、1467kHzといった局数の多いところが受信できないのは痛すぎる(全部で53局がパー)。サイドも入れれば更に増える。CSC2003Pもレベル配分がおかしいけどイメージが出ないだけ不良CD2003GPよりはずいぶんマシ。何しろ9波+サイド6波が受信可能になるのだから。

★一応完成
 修正して不具合が無くなったため現在の格は不動船→対空機銃搭載輸送船程度かな(^^ 何とかもっと大改造して軍籍に入れたい。漸く実戦テストが可能となったのでまずは1局受信したいが、6冖にのフェライトロッドアンテナのハンデは当方の想像以上だった。何しろ夜になってもバンドが騒がしくならないのだ。2018年現在市販されている5000円以下のラジオはこの程度の長さ(5〜8)のが殆どなので感度も評価するまでも無く「お察し下さい」だ。上がり目の無いラジオはループアンテナでも自作したいところだね。

RAD-F1691M

OHM RAD-F1691Mの混変調(混変調風の症状)を解消するテスト


RAD-F1691M
RAD-F1691M

 このラジオは前回見たとおりポケットラジオクラスの短小バーアンテナが搭載されている。にも拘らず前回の受信音を聞けば分かるように、まるで巨大なアンテナを繋いだかのように受信音が混変調気味になるのである。これはおかしい。当初は怪しいICが原因なのではないかと疑ったがそうではなかった。今回はその原因を確定しておく。


★フェライトロッドアンテナの配線(^^;

frod_ant_01
 他があまりにもヒドイので見落としていたが、バーアンテナの配線の余りが所構わず捩って束ねてある。そのうえでバーに沿わせて接着してあるのだからもう救いがない。これがこのラジオの欠陥の半分の原因である事が判った。


frod_ant_02
 これだと一次側・二次側・グラウンドも捻ってあるから容量結合してしまう(^^; 再生でも掛けようって言うのか?悪い冗談はよせ。事実は単に配線をキレイにしようと思った(働き者のバカに有りがち)だけなのだろうが、RFの配線というのは直流の配線とは全く違う。隣に線を這わせただけで接続したのと同じ事なのである。RFの選択度が皆無に等しく、全体的にピーギャーして混変調っぽいのはこれが原因かもしれない。


 …が前回までの粗筋だ。実はこのアンテナは一次側も二次側も無いのだが(注)、要するに配線が束ねてあるからトップの同調回路が意味を成していないのではないかと言う疑いである。トップが非同調ならばあの症状も止むを得ない。


frod_ant_04
 RFの配線なら本来はバラでなくてはいけないものだ。束ねた影響を調べるため、全く束ねないこの状態で聞いてみようじゃないか。写真映えするようにかなり極端に離してみたが実際はホルダに取り付けて受信している。

注:同調回路に直接タップを立ててそこからICのRF入力に引き込んでいる。


★テスト
 結果は…まあ聞いてみろって↓

>RAD-F1691M(ノーマル)による1458kHz受信。
https://www.axfc.net/u/3940473
(DLパスワードはiri、およそ9237.3日間の保存ができる見込みです)

>RAD-F1691M(改良版)による1458kHz受信。
https://www.axfc.net/u/3940472
(DLパスワードはiri、およそ9237.3日間の保存ができる見込みです)

 上の前回の受信と比べてみてほしい。短小バーアンテナのため感度は非常に低いが相互変調やら混変調やらがスッキリスッカリ消えてまともな音になっている。ちなみに前回無理だったベランダ受信である。何だよこれが原因かよ!こんな小学生みたいな失敗をメーカーがやりやがって…(^^;


★続く
 という事で混変調状態の主原因は配線ミスでした。これを処理した奴が目の前に居たら思いきり殴りつけてやりたい。でもこれでも弱電界だと全く気付かない場合もあるのだろう。本当のイナカに行くと昼間は殆ど1、2局しかラジオが聞こえない地域もあるから。それだと信号自体が無いから多信号特性など考える必要が無い。羨ましいような羨ましくないような。


★2018/11/06追記
 前回記事でCF抵抗の1.2kΩに?が付いているが、考えてみればこれはCF(SFZ455)のIFTのZ2の設計目標と同じだった。これに採用されているのはSFU455だから正しくはないが根拠が丸っきり無いわけではない。どっちにしても12kΩは明らかな間違いだからねm9(^^

RAD-F1691M

OHM RAD-F1691Mを解析する


 やられた…前回もちょっと書いたが、このラジオを買ったのは「1691系かも?」と言う理由だったが、それは罠で実際はクソで名高い2003系だったのだ。しかもHSDLのラジオでは新顔メーカーのICだった。それは後に書くとしてまずは開けてみよう。


★開けてみる
f1691m_05
 じゃあ開けてみるか。開けるのが簡単なのは中華製品の良いところ。あれ?何かネジ山に傷があるような…まさか誰か開けたのだろうか?止めとけ、シロートが開けたって良くはならないぞ。しかし開けてみたら特に弄られた様子はない。製造過程で付いた傷なのかもしれない。


f1691m_06
 このラジオを買った理由は倒芝系以外のICを見たかったからである。このラジオは機種名からしてCXA1691(互換)の予感!だったわけだが…何かおかしいぞ!?IFTが何処にも見当たらない。CXA1691系ってIFT省略できるの?そんな話は聞いたことねえ。


csc2003p
 怪しい胸騒ぎにパラフィンまみれのICを確認してみる。なに?CSC2003Pだって?見た事が無いけどこれって2003系じゃないか!(^^; 通りでIFTレスなわけだよ。今回このラジオを買った意義はこの時点で完璧に失われた。ゴミだよゴミ、不燃ゴミ!しかしCSC2003Pって何だ?検索したら一応採用例はあるらしい。CD2003GPと同じく粗悪コピー品だろう。

 もう解析する意義も気力も無くなったので流す(^^; スペースは案外少ない。これだと改造するのは難しいかもしれない。もっと大きなホームラジオじゃないとダメだな。

 予想通りバーアンテナはちっさい(^^; パラフィンまみれなので精密測定は無理だが長さ5.8〜5.9僂箸い辰燭箸海蹇イヤ長さだけに注目するのは間違いで、太さもバーアンテナの性能には大きな影響を与えるのだ。通常バーは殆どが真円ではないが、これも断面は小判形で太さは8×6mmだった。つまり実効は7φくらいだろう。

 この実効7φ×6冖にというポケットラジオのような小さなバーアンテナでは高感度は絶対に望めないだろう。ちょっと前の記事でバーアンテナの大きさについて書いたが、あの階級で言うとこのラジオは「ポケットラジオ級」である。ポケットラジオが大きめのケースに入っているというのがこのラジオの正体だ。


fm_l1
 ギャアア!バーアンテナの進路(伸ばす側^^)にFMのアンテナコイルが!これって長いのを付ける気は設計当初から無かった事を表しているね。サイズから言って12僂離弌璽▲鵐謄覆浪燭箸ケースに入るのだが、このL1が邪魔でこのままでは取り付けできない事が判った。コイツ現時点の実力はもちろん将来性・素質もねえじゃん(^^; これは裏にコイルを取り付けるしかないか?裏にスペースがあればの話だが。


frod_ant_01
 他があまりにもヒドイので見落としていたが、バーアンテナの配線の余分が所構わず捩って束ねてある。そのうえでバーに沿わせて接着してあるのだからもう救いがない。これがこのラジオの欠陥(混変調状態)の原因の半分である事が判った。


frod_ant_02
 これだと一次側・二次側・グラウンドも捻ってあるから容量結合してしまう(^^; 再生でも掛けようって言うのか?悪い冗談はよせ。事実は単に配線をキレイにしようと思った(働き者のバカに有りがち)だけなのだろうが、RFの配線というのは交流であり直流の配線とは全く違うわけで、隣に線を這わせただけで接続したのと同じ事なのである。RFの選択度が皆無に等しく、全体的にピーギャーして混変調っぽいのはこれが原因か。


frod_ant_03
 チョット離してみたがもっと根本的に分離しないとな。バーアンテナごと交換したくなってきた。この辺りの修正は次回やる事にしよう。弄っているうちに電池の配線がドンドン切れて動かなくなってしまった。ほっそい線で頼りないハンダ付けなので当然だが。これも次回直す。


sfu455b
 CFはSFU455Bと言う名前で(M)の字もあるが勿論ムラタ製ではない。お約束の中華のまがい物である(2018/9現在、哀店道で売っているのと同じだ^^)。受信してみた感じでは真っ当な性能とは言い難い。不良品または故障品である可能性もある。IFが殆ど漏れて全域にブチまかれている。実はこれはCF以外にも理由があるのが判ったが後述する。


lt107a
 FMはL10.7A(LT10.7MA5と同じだろう)という哀店道に売っている奴だな。これはMA5相当なのでまだ絞る余地はある。デカいのは入る余地は無い。しかしFMは今のところはどうでも良し。いずれAMで成長の限界が来たら考えよう(^^


j107c
 ディスクリミネータはセラミックである。LCも使えるようになっている。だがそんな物よりIFT(のパターン)を付けてくれ(^^;


★史上最悪ラジオ?(^^;
 このラジオは混変調・相互変調の症状を示しているのだがどうもおかしい。ポケットラジオ並みの8φ×5.9僂瞭眤▲弌璽▲鵐謄覆悩変調を起こすのだ。そんな事が有り得るのだろうか?イヤ無い。何か別の罠があるような気がする。上で書いたバーアンテナの配線が怪しいしICも勿論怪しい。


>ER-C55Tによる1458kHz受信。
https://www.axfc.net/u/3940471(DLパスワードはiri、およそ9237.3日間の保存ができる見込みです)

 低感度?イヤイヤ、HSDLの屋内ならこれでもマシな方だ。そこら辺で売っているラジオは全部これ以下で聞こえないのだから。感度なんて↓の音を聞けばこれが高性能ラジオに思えるから(^^;


>RAD-F1691Mによる1458kHz受信。
https://www.axfc.net/u/3940473(DLパスワードはiri、およそ9237.3日間の保存ができる見込みです)

 このように相互変調やら混変調やらで実用にはならない。細く短い5〜6cmの内蔵バーアンテナで多信号特性が問題になるなんて今まで見た事も聞いた事も無いよ。HSDLがいくら強電界だと言ってもこれでは他地域でも使えないだろう。何しろ窓際に寄せただけでこうなってしまうのだから。


 もっともこのCSC2003PがCD2003GPより良くなったところも皆無ではない。それは例の±225kHzイメージが全く出ないことだ。この事から両ICは回路が全く違っていると考えざるを得ない。2003と付けば全部デッドコピーと言う単純なものではなく一部は華晶オリジナル回路なのだろう。これは新鮮な驚きだ!つまりCD2003GPはまさかの中華オリジナルICだったんだね。


★更に基板を外すと…そこは驚きの世界(^^;
 テキトーに終わらせようかと思ったが、ICやCF部分がどうなっているのか激しく知りたくなったので基板を外すことにした。


tune_dial
 うわ何だこりゃ?ダイヤルにプラスチックのヒゲがまとわりついているぞ?!実はこれダイヤル機構なのだ。ギヤどころか糸も使わないダイヤル表示だ。もちろん安物ポケットラジオと同じくVC直回しで変速は出来ないが、流石にこれは手抜きの帝王である筆者も想像していなかった。でもVC直回しは辛いので何とか中華アイデアで変速してほしい。君たちなら絶対に出来るはずだ!m9(^^


am_fm_sw
 ここまでセコく上げながらこのバンドスイッチの大仰な無駄は何だろう?(^^; 筆者ならもっと簡単な機構を思いつく(ライバルには教えてやらねー)。恐らくSONY ICF-S19の流れを汲むデザインの方を重視したのだろうが。


kiban_r
 基板はこうなっている。なんかER-C54/55Tとは全く違うな。SWが無いのだから当たり前だが非常に簡単に見える。で見ていったらリファレンスと比べおかしいところを幾つか発見してしまった。


★バグ発見!?
 製造に起因するミスを発見した。たったこれだけのミスで上記の通り滅茶苦茶になっている可能性がある。多分このロット(多分リール1つは死んでいる^^;)は全てこうなっているはずだが不良品はどのくらいあるのだろうか?


r14
 ER-C54/55Tと違ってCFの手前に抵抗が入っている。これは恐らくインピーダンスマッチング用なのだが…何か数値がおかしいぞ。特にCF2の前に入っているのは何と12kΩという桁外れに大きな値だった。CFのインピーダンスはこんなに大きくない(公称2kΩ)ので恐らく乗数を間違えたのだろう。中華の生産現場ではこれ専門の対策本が出ているくらい日常茶飯事のミスである。この話は10年前に「続・古のマザー FREEWAY FW-6400GX/150」という記事で書いたのだがよく見たら没になっていた(^^; この記事はいずれもう一度実験し直して書いてみたい。閑話休題、

 恐らくこれが大き過ぎてCFのGND側からRFが流れ込んでいるのではないか?悪いことにVccラインのDCが殆どしていないのでRFとIFは事実上繋がってしまっている。こうなると選択度が異様に低いのは当たり前で、RFから突き抜けた信号がそのまま非同調IFで増幅・検波されているのだろう。ひょっとすると抵抗を取っ払うだけで選択度問題は解決するかもしれない。


F1691M
 IF部はこんな感じ。CF1の560ΩもCFインピーダンス(中華公称だけど^^)と合っていない。一体何の根拠でこの数値になっているのだろうか?計測してこれでベストなのであれば「どうもスンマヘン」だけどそんな事してるとは思えないぞ。こことは関係無いけどCDの100Ωだって怪しい。これは増減してみる価値がある。


★続く
 という事で次回はこのCF抵抗を変えてみる。取っ払うか、設計値?に合わせて1.2kΩにしてみたい。これで解決したら結構お笑い、イヤ爆笑なのだが…。


★追記
 前回・今回とこのラジオの事を最悪ラジオ呼ばわりしているが、実はこれの後継機であるRAD-F1771Mの方がもっとヒドイ事が判明した。

http://www.ohm-direct.com/shopdetail/000000010374/
 実はこの後継機は偽アナログDSPラジオなのだ。DSPとはどこにも書いていないのにすっとぼけてデジタルなのは許せない。後継機は安いので候補に挙がっていたから買わずに済んでよかった。いずれこの手の偽アナログDSPラジオデータベースを構築したい(勿論不買運動のためだ^^)。

 ということでRAD-F1691Mはアナログラジオとしては悪い製品だがラジオとしては最悪ではないという事になった。

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