HSDL.blog.jp

主にジャンク品を使って日頃の発想や妄想を実験・研究するブログ。

RADEON

RADEON 9600XT(改)

 HSDL所有の保守用部品は、その使用期限までにコンスタントに使っていかなくてはいけない決まりだ。そこで消費のためRADEON9600XTのコンデンサを交換した。現状では正常動作しているので交換に特に意味は無い。部品消費とハンダ付けの腕が落ちるのを防ぐためだ(^^


r9600xt_before
 ローカル定期巡回[2013/01/20]で手に入れたSAPPhIRE製RADEON9600XTだ。HSDLでは数少ないAGPのSM3.0カードとして、主にギガWindowsのインストール時に活躍してきた。

 基板製造はCMK Global Brands Manufacture Ltd.(2003年52週製造)だが、基板品質以前に部品レイアウトが良くない。パワーMOSFETの裏にFK470μF6.3Vを貼り付ける等、部品メーカーのガイドラインをブッチギリで無視している。多分リファレンス基板からしてこうなのだろうが、基板設計者(製造者に非ず)はあまり有能とは言えない。部品番号もMLCCとECの区別が無いし、解析していて部品番号がハッキリしないのでイラついてきた。


★電解コン詳細
vrm_r9600xt
 このカードの電解コンはTEAPO主体で、一部に日本メーカー(Panasonic)製やLicon470μF16Vが使われている。これらは外見的には一切ダメージは見られないし、現時点では不可解な挙動もない。カタリストというドライバと言うか、アプリのインストーラが相変わらず怪しい挙動を示す事はあるが…。閑話休題、


analog5v
 これはアナログ5VのDCコンだが、他の10〜22μFの電解コンにAVXのタンタルが使われている。どうせならこれを含めて100μF以下は全部タンタルにしてみるか?

=使用電解コン=
 概ね長寿命のタンタルは除外した。

C 5:GV100μF6.3V
C 8:GV100μF6.3V
C 10:GV100μF6.3V
C 21:SC1000μF6.3V
C 97:Empty(SC1000μF6.3V?)
C101:FKV470μF6.3V
C106:SC1000μF6.3V(C107と並列)
C107:SC1000μF6.3V(C106と並列)
C120:LRK470μF16V
C130:?47μF6.3V
C133:FKV470μF6.3V(C736と並列)
C134:SC1000μF6.3V
C155:Empty(C130と排他実装?)
C157:?100μF6.3V
C736:SC1000μF6.3V
C968:SC1000μF6.3V
C973:SC1000μF6.3V
C981:Empty

 106,107がVCCP出力コンだろう。

Licon LRK470μF16V[NA/330mA]
Panasonic FKV470μF6.3V[160mΩ/600mA]
TEAPO GV100μF6.3V[NA/70mA]
TEAPO SC1000μF6.3V[80mΩ/690mA]


chemicon_out
 部品には特に思い入れもないしサックリ抜いちまうか。TEAPO SCは普通に使えば劣化していないはずだが、今回は部品消費目的なのであっさりと切られた。未練を残して化けて出るかもしれん。電解コン供養でもするか(^^

 現在HSDLの「早急に使ってくれ!リスト」に入っているのはZL470μF16VとYXG220μF25Vである。このうちYXGは8φラジアルリードなので今回は出番は無い。ZLは16V耐圧なので12Vラインにも使えるが、小型の為リプル的にマザーのVRMなどの入力には使いづらい。このような古めの低電力ビデオカードが活躍の場だ。10φは全部これで置き換えるか。SCからだと容量が半分になるが、元々1000μFは必要無いと思われる部分である。FKVはマネ下の長寿命なので放置。

C 5:GV100μF6.3V→293D 100μF10V
C 8:GV100μF6.3V→293D 100μF10V
C 10:GV100μF6.3V→293D 100μF10V
C 21:SC1000μF6.3V→ZL470μF16V
C 97:Empty→ZL470μF16V
C101:FKV470μF6.3V→交換しない
C106:SC1000μF6.3V→ZL470μF16V
C109:Empty→TAJ10μF16V
C107:SC1000μF6.3V→ZL470μF16V
C120:LRK470μF16V→ZL470μF16V
C130:?47μF6.3V→Empty
C133:FKV470μF6.3V→交換しない
C134:SC1000μF6.3V→ZL470μF16V
C155:Empty→PS/L100μF10V
C157:?100μF6.3V→T520 100μF10V
C736:SC1000μF6.3V→ZL470μF16V
C968:SC1000μF6.3V→ZL470μF16V
C973:SC1000μF6.3V→ZL470μF16V
C981:Empty→Empty

AVX TAJ 10μF16V[2.8Ω/174mA]
KEMET T520 100μF10V[50mΩ/1900mA]
NEC PS/L 100μF10V[45mΩ/1667mA]
Rubycon ZL 470μF16V[53mΩ/1030mA]
SEI AX 680μF6.3V[170mΩ/450mA]
Sprague 293D 100μF10V[600mΩ/500mA]
合計42円(税込み・副資材+電気代別^^)

 タンタルはそこら辺に余っていた中古品をテキトーに付ける。AX680μF6.3Vに至っては明らかに不要だが、この辺りに電解コンが少ないので立ててみた。厳密にいうと入力なので多少の効果はある。C130はC155を付けると効果が無くなるので付けない。C109はC108と並列なので害は無いが効果も殆ど無い。ハンダ付け練習用だ(^^ ZL470μF16Vの消費は稍進んだかな。


smd
 SMDパーツを全て付けたところで一休み。ここでフラックス掃除をして、+極性やハンダ付け品質を検査する。SMDパーツは外見でハンダ付けの品質が完全に判るので楽だ。


sayounara
 外した中華コンたち。HSDLでは外し部品は暫くの間(期限未定)保存される。これは特に性能に見るべきものは無いので再利用はされない。


r9600xt_after
 中華コン満載の安っぽいRADEONだったが、これで少しは高級感が出てきたかな。寿命が短いチビ通常アルミ電解コンも全部固体化した。この辺りの電解コンはもう交換の必要は無いだろう。メーカーが統一されたので、外見はノーマルよりこちらの方が正規品に見える。勝ったなv(^^


★一旦終了
hwinfo_r9600xt
 タンタルは電圧処理が効きにくい。最初に電源を入れた時には画像が出なかった。チョイ焦って二度目に試したら今度は動いた。中古だから本調子になるまで時間が掛かるかもしれん。その変化の緩慢さが安定性に繋がるとも言えるが。それと気のせいかアナログ画質が良くなったようにも感じる。まあ気のせいだろうけど(^^; アナログ電源部を弄ったので可能性が皆無の訳ではない。ノーマルのダメGPUクーラーをHY-1で貼り直したが、寒くなったので効果を実感するには遅すぎた。今後ロードテストで評価してみる。


★現在のRubycon余剰物件
 さて次回はYXG220μF25VとZL3300μF10Vの消費を考えねば。YXGは耐圧が25Vと高く、サイズも8φなので使い道はいくらでもある筈だ。ZL3300μFの方は高性能だが12φがネック。

・YXG220μF25V(8φ)[130mΩ/640mA]
 耐圧的にはどこでも使えるがESRが少々高い。今まではサイズ的に合っているUSBに使ってきた。昔のP6マザーに使われていたYXG1000μF6.3Vと性能は同等なので、入力等同じ容量が必要ない部分なら代替可能だ。これを全部消費しても、もっと高性能なKZH390μF25Vで代用できるので心配は無い。遠慮なく浪費してしまう。

・ZL470μF16V(10φ)[53mΩ/1030mA]
 今回消費物件。低背なのでビデオカードで消費できそうだ。思ったより早く捌けそうな感じ。今後は無理に使う事もなさそうだ。

・ZL3300μF10V(12φ)[18mΩ/2770mA]
 これを使い切るのは無理だろうな。スペースに余裕のある電源等に使って行きたいが、その場合は無駄にESRが低いのと、フォーミング済みでリードが短いのが使い辛い。10V耐圧なのも弱い。せめて16Vならな。高性能な奴が欲しい人は上げるので取りに来てね(^^

RV620LE_DVIその後3

RV620LE_DVIコンデンサ交換
DELL RV620LE_DVIその後
RV620LE_DVIその後2

 昨日の電解コンを交換する。


★電解コン交換
 元々付いているのがATWY820μF6.3Vなので選択の余地は無い。RV620LE_DVIコンデンサ交換の時と同じくKZG820μF6.3Vに交換する。カタログデータ上は全く同一の性能である。寿命には大差あるが…。

PCE12:ATWY820μF6.3V→KZG820μF6.3V

TK ATWY820μF6.3V[36mΩ/1140mA]
NCC KZG820μF6.3V[36mΩ/1140mA]


kzg820uf6v
 完成した。これで図らずもオールNCC仕様となったわけだ。これでもう交換する事は無いだろう。


★終わり
 これだけ別記事にする必要は無かったのだが時間が無かっただけ。ちなみに交換しなくても動いていた。

RV620LE_DVIその後2

RV620LE_DVIコンデンサ交換
DELL RV620LE_DVIその後

 その後の方が長いのがHSDLのパターンだ。


★これまでの粗筋
 ローカル巡回[2013/12/01]にて入手したHSDLにとっては初のHD3000シリーズであるDELL RV620LE_DVI(100円)だが、動作チェック[2013/12/08]にて動作確認後、RV620LE_DVIコンデンサ交換において不良電解コンの交換を行ないベンチを回した。最終的にはDELL RV620LE_DVIその後に於いてカタリスト9.11によるフラッシュビデオ対応を確認したところですっかり飽きてしまった。その後は2、3のOSインストールに使ったものの、2014年春にはもうすっかり使われなくなっていた。


★最早驚きでもないが…(^^;
 今回GA-K8N Ultra9にWindows7をインストールする事になり、その時のビデオカードにこれを使ってみようと思い立った。それで2、3か月ぶりに掘り出されたのだが…。


atwy820uf6v
 何と保存中にまたも電解コンが膨らんでいる!電源を投入して活性化させた後に保存したのがまずかったのか。いやこれはもうATWYの運命だったのだろう。


org
 以前は何ともなかった証拠に買い物記事の写真である。御覧のように全く膨らんでいないではないか。このATWYは本当にダメだな。KZGもかなりヤバいけどここまで酷くは無い。

 回路的に見れば、このPCE12(ATWY820μF6.3V)はPCE11(PSC820μF2.5V)と並列の出力コンであり、条件的には非常に楽なポジションである。だから前回は膨らんでいなかったのだが、今回こうして膨らんでしまったのは呆れると同時にため息が出る。

TK ATWY820μF6.3V[36mΩ/1140mA]
NCC PSC820μF2.5V[ 7mΩ/6100mA]

 御覧のように性能には大差があり、殆どのリプルは固体の方に流れるのでダメージは少ないのだ。ハッキリ言って、日本メーカー製なら何を付けても膨らまなかったのではなかろうか。

 なお前回修理したKZG820μF6.3Vは2本とも全く膨らんでいない。恐らくこのまま最後まで逃げ切れるはず。


★続く
 このクソ暑いのにハンダゴテか?お断りだ!と言いたいところだが、他にも膨らんでいるのがあるので近いうちにやらざるを得ないか。Windows7インストール?直すのも面倒なのでこのままやる(^^

RADEON9600 MAC Edition

ローカル巡回[14/04/20]

 マック用と判明したので解体・破棄方針が固まった9600XTだが、友人から「その電源端子は繋げなくても多分動くよ」という意見が出た。そうなのか、もしハード的に動くならPC/AT用のVGABIOSをブッ込めば動くんじゃね?試しに取り付けて起動してみたが、普通にポストするし固まるような事は無さそうだ。ハード的には動いていると思われる。じゃあ行っちゃいましょう。


★準備
 VGABIOSを抜かねばならないのでSAPPHIREのRADEON9600XTを付けてみた。ATIWinflashでBIOSを抜こうと思ったのだがシカトされた。何で?コイツはATI(AMD)純正ではないが大手メーカーの製品だぞ。気を取り直してGPU-Zで試してみた。しかし"not supported"と言われてしまった。最後はatiflashで抜いてみよう。がしかし、これもデバイスを発見できずに終了してしまった。どうもカードが古過ぎてソフトが対応していないらしい。という事で古いFLASHROM(2.40)を使ったらようやく認識して抜くことができた。たったこれだけなのに苦労してしまったな。
flashrom -s 0 org.rom

★書き換え
 PC/AT用のROMは手に入った。あとは書き換えるだけだが、とりあえず不要と思われるMAC用のファームもセーブしておいた。処分する時に役立つかもしれん(^^ 大きさが32kバイトしかなく、明らかにPC/AT用(53kバイト)より小さい。BIOSが無くてファーム部分だけだからか。
flashrom -s 0 mac.rom

 書き換えの際はPCI版のビデオカードが必要だが、いつものATIだと紛らわしいので別メーカーのカードを使った。具体的には青ペンのSiS6326搭載カードだ。
flashrom -p 0 org.rom -f

bios_false
 クロックやメモリタイミングの合わないBIOSを入れるとこんな感じになる。見ないでやったら2枚も破壊してしまった。この場合はSAPPIREにHISのを入れた。まあVGABIOSなので壊れても復旧は簡単だが、見た目これだとハンダ割れ故障と区別がつかない。実は画像が乱れたカードの中にもBIOSモディファイに失敗しただけのもあるかもしれない。そう言えば確認してないな…(^^;

★結果
r9600xt_mac
 書き換え後に再起動したら無事起動した。但しBIOSがSAPPHIREのRADEON9600XTなのでGPU-Zのステータスもこの通り全く同じになってしまった。これではMACエディションが動いたという証明にはならんではないか(^^;

 ミョーなMPWR1端子以外はPC/AT互換機用と同じモノらしい。まあビデオカード屋もわざわざPC/ATとMACで完全な作り分けなんてしないわな。インターネット上で検索した限りではPC/AT→MACの書き換えは無数に実例が見られるが、MAC→PC/AT書き換えの実例はHSDLだけらしい。そりゃーそうだわな、わざわざ入手しにくいマック用を書き換える必然性は皆無だ(^^;

 無事動くようになったけどクーラーはこれじゃダメだ。いずれ何かこの石に相応しいクーラーを付けるつもり。ゲホ用は一杯余っているのでそれを無理やり付けるか。メモリは定格350MHzなのであと50MHz上げても大丈夫かも。350ならメモリバス256bitの9700にでも勝てそう。

DELL RV620LE_DVIその後

去年上げるはずだったのだが年末進行で捨て置かれた記事(^^;

RV620LE_DVIコンデンサ交換

 前回記事を上げた直後に「Catalyst9.11でフラッシュビデオ対応ができるらしい」という情報を得た。もし本当だとするとジャンクで不人気のHD2000〜3000の価値が大幅に上がるんじゃね?という事で試してみた。なおOSはXP版で試した。もしVista・7版だけだとしたらHSDLには用は無いからね。


gpuz_rv620
 RV620LE_DVIのGPUIDはこうなっている。ハッキリ言って今までは「ドライバサポートも切れた過去の遅いビデオカード」という無価値なゴミだったが…。Catalystは最終の13.1である。


catalyst911
 今回のCatalyst9.11はこれ。バージョン以外には特に変わった所は見られない。日本語表示にはならないのかな?まあこの方が書体が綺麗だからならなくても良いけど。インストーラ自体は日本語表示されていた。


flash
 さて結果だが、上が最終13.1で下が9.11だ。このようにDVXAチェッカーに依れば9.11はフラッシュ対応しているようだ。もっともまだ実際に動作させていないので本当に働いているかは分からない。だが正常動作の可能性は非常に大きいとみられる。

 それにしても何でこれ以外のバージョンでの対応を行なわなかったのだろうか。何か致命的な欠陥が見つかったのか、それともATI得意の旧機種切り捨てか?メーカーOEM専用バージョンの可能性もあるかもな。


 フラッシュビデオ対応は今日のビデオカードには必須機能となってきており、ゴミから実用品への昇格を果たした事になる。これでHD2000や3000のローエンドも捨てずに済みそうだ。

正月早々イヤになってきた(^^;

 そう言えば、去年から放置されている「P35 Neo-Fコンデンサ交換」の続編が出ないので不審に思われる人もあるかもしれない。別に大した記事じゃないし勿体を付けているわけでは無いのだ。実は担当者は衝撃でそれどころではないのだ(^^;


hd4850_vrm
 衝撃の理由はこれ。何だコリャ?ドナーのHD4850ではないか。実はコイツを永久不動ジャンク判定したのは間違っていた可能性が出てきたのだ。


r1238
 1005抵抗(R1238)が脱落している。これによってメモリチップが1枚だけ動作していないっぽい。ビデオカードは起動時にメモリチェックを行なう。一部でも不動のメモリが有れば起動を停止するのだ。


r1432
 同じくメモリのR1432も脱落。100歩譲って最初から付いていなかった可能性や、無くても動作する可能性も勿論あるが…。


r126
 もっとひどいのはこれ。引っ掻き傷と共にR126が脱落している。こんな判り易いのになぜ気づかなかった?C248とC252はコンデンサなので殆ど影響はない。


 この老眼野郎!と言う罵声が飛ぶ。チェック人の死刑判決は間違いない(^^; 最初からこのカードは画像が全く出なかったのでその時点で疑うべきだった。再リフローしても動くわけがないよな!部品が付いていないんだから(^^; 恐らくこのカードはこれらの部品を付けただけで動作したのだと思われる。殆ど故障ですらない瑣事だったのだ。もったいね〜!無実のカードをまた破壊してしまったか。今まで何枚ビデオカードを破壊したのか、既に数えるのも面倒になってきた。

 さてこれからだがどうするかな?Rを付けても既に何回も炙ってしまったGPUは死んでいる可能性が高いね。だが試さないのも寝覚めが悪いのでいずれ試してみたい。入力コンはそれまで外せないので、P35 Neo-FのVRM用には違うのを調達しなくてはいけない。で放置されているわけ。HSDLでは急遽「画像の出ないビデオカードは炙ってはいけない」という法律が制定された。おしまい。

RV620LE_DVIコンデンサ交換

 またもや貧乏籤を引いて修理させられる羽目に陥った。入手した時には小汚くて気づかなかったが電解コンが膨張していたのだ。まあ電解コン交換だから修理と呼ぶには痴がましい程度だが。


★現状
atwy820
 見慣れたいつもの膨張液漏れである。さすがにこの時期GPU電源はNCCの固体アルミを使っているが、代わりに手抜きしたこのメモリ電源がパー。DDR2以降メモリ電源も非常に厳しくなっているのだ。もっともこのビデオカードは使われ方もかなりヒドイので、ユーザーとメーカーの合作故障と言える。今回はバニラは使う必要は無いので直ぐに交換だ(^^


★何を使うか?
 HSDL所有品なので基本的には前に付いていたのと同じモノは使わない。それではただの修理になってしまうからだ。ただの修理作業に時間をかけるのはもったいない。やるなら前より良くして性能を改善するか、前より酷いのを付けて遊ぶかどちらかだろう。ATWYは下記の仕様となっている。NCCのKZGとデータシート上は同等品となっている。

ATWY820μF6.3V[36mΩ/1140mA]
サイズ:8φ×11.5

 このうち容量はテキトーで良い。必要なインピーダンスを満たせば容量は付いて来るので成り行きで良い。実は36mΩというのはかなり高性能で、10φ×25个FCだって45mΩでしかない。良くするにはもう固体くらいしか考えられない。同等ならSEIのWG1000μF6.3Vの新品で決まりだが、そんな高価なモノはジャンク品には使えない、イヤ使いたくないので中古を漁る。

 しかし流石にジャンク箱にはロクなモノがねえな。「以前より改良」よりは「酷いのを付けて楽しむ」路線か?もっとよく探すと同性能のKZG820μF6.3Vが8本ある。地雷とも呼ぶべき危険な奴だがこれで行ってみるか。データシート上は同性能なのでただの修理になってしまうが、他の高級カードにはコイツ(KZG)は使いたくないし…。


kzg820
 という事で今回は少々厳しい道を歩んでもらう。大丈夫、不良電解コンを付けても死にやしないから。それに加えてHSDLのPCは冬は排熱が極度に良いので膨張破裂は考えられない。むしろ低温度での性能低下を気にしたくなる。これも0℃を超えていれば問題無いが。

 基板に面実装用のパターンが切ってあれば、不要な低耐圧タンタルとか選択肢が爆発的に増えたのだが。ペガトロンの野郎、気が利かねえな〜。なお交換したのは並列接続の電解コン2本なので、固体アルミ電解なら恐らく820〜1000μF程度の容量を1本付けるだけで足りるはず。ハンダ付けの手抜きができるね。


★テスト
 交換前のテストで、画面が揺れながらも動作するのは分かっているので、HD3000シリーズのローエンドとしてのテストになる。PCは例によってP965 Neo-F+SL9XNである。

 電源を入れると正常にポストした。暫く動かしたが全く安定している。交換前の揺れはリプルの周波数だったのだろうか。ファンは回っているのか思わず確認してしまったくらい静か。それでいてGPUもメモリも発熱は気にならない。GPU-Zに依ればアイドル状態だと30℃前後しかない。もっとも室温が8〜10℃しかないので当たり前か(^^;


gpuz_rv620
 これがHD3450のGPUIDである。サブベンダーはやはりDELLだった。旧来ローエンドGPUと比べてコア・メモリともクロックはソコソコ高いのだが、肝心のメモリインターフェイスが64bitなので速度は大した事が無い。場合によってはRADEON9600PROよりも遅い。


dxva_rv620
 DVXAチェッカーはこんな感じ。筆者の私物915GMよりは色々対応している(^^ H264対応も勿論大丈夫ぽい。ビデオ対応は優秀なのかな?まだデータが少なくて分らない。


2d_rv620
 この辺りからビデオカードは省電力にも力を注がねばならなくなった。勿論3Dを切り捨てたら元も子もないので、犠牲になるのはやはり2Dモードだった。OS的にGDI/GDI+の重要性は下がってきたので仕方が無いが遅い。XPの超大画面で使うとテキストでも波打つ感じがある。HD2000/3000シリーズはDirectDraw対応もしていない。


3d_rv620
 今回は都合によりテスト台のCPUがSL9XN定格なので多少不利がある。色々なアクセラレートは強化されているが、やはりローエンドだけあって速くない。投手に例えて言うなら球種は豊富だが絶対的な球速・球威が不足している。DX10以降のテストは他でやっているだろうからHSDLではやらない(^^


ogl_rv620
 RADEON9600PROで確認されたように、ATIのカードはOGLでかなり性能を落としていたがこれはどうか?以前と比べるとそれほどぶざまではない。ローエンドとしてはこんなモノなのかなと言う感じ。


 まあ良くも悪くも予想通りと言える。次のHD4000からフラッシュビデオのアクセラレートにドライバが対応しているので、一般人が実用するならHD4000以降という事になりそうだ。このカードも内蔵ビデオを持たないPCでは充分活用できそう。

黄昏のビデオカード ATI×2

 黄昏のビデオカードの後記に於いて「ATIの9600系の2枚を予定している」と次号予告したにもかかわらず、黄昏のビデオカードは何故かRAGE IIC PCIが登場するという裏切り。今回漸く原稿が日の目を見る。下に「先日のジャンクカード…」なんて書いてあるけど気にしないように。記事を書いた時は先日だったのだ(^^




 先日のジャンクカードを試してみる。ラデ9600系の兄弟ともいうべきカード。どんな違いが出るのかな。


ATI RADEON 9600PRO

r9600p_1
 ジャンク100円で手に入れたATI純正のRADEON9600PROである。HSDL常用のMS-8881(MX440)と同じ価格なのだからイヤになる。2年しか経っていないのにビデオカードのインフレは凄い。


r9600p_2
 パーツはソコソコ良質なモノが使われている。本当はこの時期になったら固体化して欲しいところだが、生産コストとの兼ね合いもあるので止むを得ないところか。メインはニチコンHCだ。破損した話は聞かないので充分足りているのだろう。


r9600p_3
 メモリは一般的なSAMSUNG K4D263238E-GC33である。300MHz(DDR600)駆動。350MHz(DDR700)なら普通に動きそう。


ATI FireGL T2

fireglt2_1
 ジャンク50円で手に入れた物件。ゲフォ系で言うところのQuadroに当たる。外見も中身もRADEON9600PROそのもので、違いはGPU基板上の抵抗設定だけ。この時代のはまだ抵抗を付け替えるだけで相互変換できる。態々FireGLから9600に戻したりはしないけど…プロミスのATA100RAIDカードをノーマルATAに戻したHSDLならやりかねない?


fireglt2_2
 流石に純正だけあって、アルミ電解は全て日本メーカー製である。でもGeforce3を先に見てしまうと貧乏くさく感じる。基板は2003年32週製造なので既に10歳を超えた。そろそろ寿命の心配をせねばならない齢だ。


fireglt2_3
 メモリもRADEON9600PROと全く同じチップ。生産時期も同じ。


★動かしてみる
 FireGLと言う名前からOGLでの速度が注目される。もっともHSDL採用のOGLベンチでは簡易過ぎて能力が発揮できないかもしれない。またPentium4環境なのでAMD64環境より2割程度スコアが低下するが、絶対値では無くカード間の比較なので問題無かろう。

//HSDL37
MB:GIGABYTE GA-8IG1000 Pro-G[Rev3.1/F6]
CPU:SL6WH(200x13.0)
MEM:512MB(PC3200 Dual)
OS:Windows XP Service Pack 3

 OS以外は当時のPCっぽくしてみた(^^ CPUのノースウッドPentium4HTは最近のお気に入り。イソテルらしくβ版(α版?)っぽいけどそこがまた味わい深い。シングルタスクなのでHTは入れない方が良いかもしれないが大して違いは無いだろう。今回はピーク性能は求めていない。


gpuz_ati_x2
 クロックは9600、FireGL共に同じ。FireGLのドライバがRADEONと違っていて探すのに手間取った。デスクトップじゃなくてワークステーションの所にあるんだね。しかもインストールしたら正常に入ったのに動かない。仕方なくデバマネでもう一度インフを読ませたらようやく動きやがりました。9600と同等なのだからドライバも共通化しろよ。ドットネットとかいろいろ要求されるのもウザい。XP用と書いているならXP無印そのままで入らなければおかしい。現に他社はどこもそうなのだが、この会社だけは昔からDXを要求されたりちょっとイカレている。ドライバと言うよりインストーラとアプリがクソなんだな。品質以前に動くか動かないかで悩まねばならないのはツラい。


=GDI、D2D=
hdb_ati_x2
 HDBENCHのGDIはかなり遅い。もともとATIはGDIはそれほど速くなかったので意外ではない。それでも16ビットと32ビットで差が少なかったのが良いところ。そのため筆者は常用カードはNVIDIAではなくATIを長年使ってきた(メインはS3だけど)。GDIは何故かこの後のXシリーズで驚異的に速くなる。ATIはこの時期に引け目を感じていたのだろうか?


=D3D=
d3d_ati_x2
 AGP時代のカードなので3Dスコアは大したことは無い。設定次第ではMX460と良い勝負になってしまう。但しDX8以降が正常に表示されるのは大きい。3DM2001SEでは亀も魚も表示される。


=CrystalMark[OGL]=
cm_ati_x2
 お待ちかねのOGLだが、CMの簡易計測でも明らかに速い。HSDLのCMランキングでは9位になったが、ベスト10はPCI-EカードばかりなのでAGPとしては箆棒に速い。具体的にはワイヤーフレームが桁違いに速くなる。

>中身は言わずと知れたラデ9600PROである。これもQuadroのようにOGLがちょっと速いのだろうか?

 なんて買い物記事に書いたけど、この差はチョットどころの騒ぎじゃない。比べるのがバカバカしいくらい速い。何でここまで差を付けるのだろうか?いくらなんでもやり過ぎではなかろうか。


=OpenGL Benchmark version 1.6.2=
 2Dはテストにならないので3Dだけ。
oglbench_atix2
 同クロックの同チップであっても明確にFireGLが勝利した。


=OGL VillageMark Ver1.3=
vmogl_fireglt2
 VMは全くスコアに差が無い。使っているファンクションに影響されるのだろう。VMはひたすらデカいテクスチャを貼り付けるベンチだ。結論から言えばワイヤーフレームだけ極度に速くなるという事か。猫電PC時代にあったワイヤーフレームの3Dゲームがやりたくなってきた(^^


★消費電力
 黒一色デスクトップ静止画面とゆめりあベンチ(XGA最高)のピーク電力Wを計測した。あくまでも相対比較だが比率はこんなモノだろう。やはり食うモノを食わないと力は出ないという事か。

Fire GL T2 78W/131W
RADEON9600PRO 71W/130W
Geforce FX5700 68W/120W
MS-8881(MX440) 64W/123W

*MS-8881は「それなり」で計測。GPUのアクセラレートが少なく、フルに負荷がかかるとFX5700を超えてしまう。言うまでも無くGPUではなくCPUに電力を食われているのだ。ネットバーストに付けるのはチトかわいそう。

 何故かFireGLのアイドル消費電力が高い。測定誤差は±1Wなので明らかに大きい。理由は不明だがFireGLのドライバがRADEONよりだいぶ古い為に省電力機能が働いていないのかもしれない。ピークは一瞬の値なのでアイドルより測定誤差が大きい。測定側の表示が間に合わない場合もあるので。


★終わり
 これが発売された時は、9800/9700と差の無いスピードでありながら省電力という事でヒットした。今使ってみても画質は良いし悪くはないね。意外に消費電力が大きいが、当時は恐らく9800・9700やゲフォハイエンドとの比較で省電力と言われたのだろう。筆者基準では常用したくないレベルだが。

RADEON HD2400XT

 RADEONはHDシリーズになってから旧来のソフトがダメダメになったらしいので、試しにHD2000シリーズのローエンドを動かしてみた。進歩の為に古きを切り捨てるのは考え方としては一応理解はできる。でもそれについて行く気は無いし、またついて行く義理も無い。切り捨てないで進歩すればいいやん?

SAPPhIRE Radeon HD 2400XT 256MB GDDR3 PCIE
http://www.sapphiretech.jp/products/hd2400-pcie/hd-2400xt-256mb-pcie.html

 ファン付きも多いようだがこれはSAPPhIREのファンレス製品だ。冷却に全く問題が無いのならばファンレスの方が良いに決まっているが、世間に流通している製品で満足を感じる事は少ない。コイツはどうだろうか?アナログRGBコネクタがHSDLに優しい(^^ 外見や仕様はグッドである。


★動作テスト
 当時の最新のベンチマークは他の記事を見てもらうとして(^^ ここではHSDLベンチフルコース+αを食わせる。切り捨てられた古いベンチでどんなボロを出すのか楽しみだ。なおこのカードはレンタル物件なのでOC等で無理は出来ない。ベンチソフトも特記無いものはデフォルト設定。


vpu_hd2400
 ドライバは公式最終版らしい13.1。HD2xxxはこのバージョンが速い!と言うのが有ったら教えてください。


gdi_fr_hd2400
=HDBench3.40b(XGA,16bit)=
 以前からの互換性のため実施している。なんとまあクソ遅い。そう言えばIEスクロールも重く感じる。GDIは全くダメっぽい。

=Crystalmark2004R3(XGA,32bit)=
 主に見ているのはOGLだけ。D2Dは16ビットの方が断然速い。この辺りがダメだと内蔵で良いか…と言う気になってくる。

=2DMark11(XGA,32bit)=
 妙な結果になるので興味深いベンチ。ATI(AMD)は得意としているのだが、このカードは全くダメ。MX440にすら及ばない。

=Finalreality1.01(3D)=
 最新の環境で最新のハイエンドカードでもなかなか伸びない恐怖のベンチ。コイツもパッとしない。


3dmark_hd2400
=3DMark99MAX=
 これはメモリのスループットとCPUパワーがモノを言う。ほぼソフトウェアレンダリングなので。

=3DMark2000=
 DX7のハードウェアアクセラレートはあるようだが、絶対的な体力不足が感じられる。

=3DMark2001SE=
 この辺りはまともなスコアが出る。昔より最新の環境の方が速いベンチ。

=3DMark03=
 一応このカードの世代でも守備範囲のベンチ。2001SE以前と比べてCPUの能力の占める割合が小さい。


others_hd2400
=夏海ベンチ=
 恐らく対策されていないであろうベンチ。

=ゆめりあベンチ(XGA,32bit)=
 それなり14773、最高11365だった。RADEON9800XT以上GF6600GT以下というところか。ローエンドとしてはまずまずか。この辺りは切り捨てられていないからね。

=N-Bench3(DX9c)=
 今は同じ会社になった事だし、何となく気分でやってみた(^^ 現在HSDLタイトル創設に向けてデータ取り中。記録が11本集まらないとな。


 概ね所有者に聞いた通りの性能だった。やはり一部ハードウェアアクセラレートの切り捨て+メモリ64bitはこの時期の高性能VPUにも厳しい試練という事だろうか。旧ベンチはファンクション数勝負は通じないからね。小手先の技ではなく、純粋な体力だけがモノをいう世界だ。


★画質テスト
 画質と言ってもアナログ画質などのハードウェア画質(物理画質)では無く、3D画質に代表されるソフトウェア画質(論理画質)の事である。以前フォースウェアでやったアレだ。


nb_def
 以前のテストでハッキリと画像の違いが出た夏海ベンチで試してみた。本当はもっと色々やりたかったがレンタル期限の関係で(^^; これはデフォルトの画像である。いつものように右端の金網と石畳のボケ方、加えて輪郭のギザギザに注目。


nb_high
 これはパラメータを全て画質優先で振ったもの。驚くほどの高画質になって大満足なのだが、何と速度は1/6になってしまった。これではちょっと実用にはならない。もう少し緩める必要がありそうだ。具体的には負荷の大きそうな適応型アンチエイリアスを切った方が良いのかな。上級カードと同等の画質は出せるものの、その時の速度はちょっと問題があるようだ。


★終わり
 RADEON Xシリーズは昔のゲームに使える。HD4000以降はヴィデオ再生支援が強力だ。しかしHD2000〜3000は使い道が考えられない。まあAGPと違ってPCI-Eだと、土台のマシンが今のところはいくらでも?増強できるのでそれで勝負するしかない。HSDLはカネが掛かる事はやらないけど。結論として「HSDLにはイラネー」という事だ(^^

RADEON9700

radeon_r300
 購入者はRADEONはよく判らないので何となく買ってしまったようだ。「これが9800のわけは無い。電源コネクタが違うし、たぶん9500か9700であろう」という結論になった。やべえ。9700ならまだしも9500なんて買ってしまった日には…いやそう言えば9500は持っていないな。ならコレクション的にはその方が良いか(^^

 動作チェックだが、電源を入れるとポスト画面は上がったが、この会社はBIOSサインオンメッセージが出ないので何なのか判らない。また動作はしたがファンが殆ど回らないので危険である。早々に止めてオーバーホールするしかないな。


★ちょっと見てみる
fan
 ジャンクRADEON厨房は良くご存じの通り、このクーラーでまともに生きている奴は殆ど無い。全く回らないか、回ったとしても息も絶え絶えの奴が殆ど。見た目そんなに粗悪なモノには見えないんだけどグリスが固着してしまう。これは後に書く。


r300
 クーラーを外すと出てきたのは普通にR300だった…360とは思ってなかったけど350は欲しかった。9700は既に富士通OEM静音版を所有しているHSDLなのだった。CF(SLI)出来ないカードが2枚あっても嬉しくない。右上のR(1005)の配置で9500にもなるらしい。意味が無いのでやらないけど。


k4d26323ra_cg2a
 メモリはおなじみ寒損K4D26323RA-GC2Aである。350MHzなので、定格270だとかなり余裕がある。動けばOCに期待がかかる。


vrm_ht
 これはプロテクタではなくヒートシンクである。VPUのメインVRMを冷却する役割を担っている。9600にはこんなモノは無いので、いかにこの電源が「発熱を予定されている」かが分かる。


sc1175csw
 コントローラは一般的なSC1175CSWである。電圧変更も比較的容易である。


dvi_unit
 どんどんバラしていく。DVIユニットを外すと、下にはアナログRGBコネクタ用の配線があった。頑張ってこれ付けちまうかな。RADEON9xxxなんてアナログ画質以外に何も取り柄が無いのに、何が悲しゅうてDVI×2で使わねばならんのや…(^^;

 そのDVIユニットは基板がおなじみSYE(美維科技グループ)製で、2003年18週製造。メイン基板は佳鼎科技製、2003年15週製造。自動的にこの製品は2003年5〜6月の製品である事が判る。ちなみにこのユニットは、カードが動いたとしてももうお払い箱です(^^


rev_dc
 裏面のDCはよくやっている。もっともこのメーカーは動作マージンが少ないので、やらないと動かない心配がある。AVXとSprageのタンタル電解コンの姿も見える。たぶんTAJと263だが見た目では分からない。壊れたらF93クラスで置き換えられる。


vrm
 電解コンデンサ群。メイン出力はHCである。小さいのはマネ下FK-V、ニチコンUD等。メインはニチコンのようだね。入力コンが固体電解であるところにこの電源の素性の良さがある。但しこのニチコンNAは何か不具合出して死んだような記憶があるが…(^^; インダクタはFALCOの既製品と何かよく判らんメーカーのSMD3.3μHである。大容量MLCCも投入されている。この物量を見てもかなり無理してるのが分かる。ファンも壊れやすいし、日常使用したくなる製品では無い。


hav
 これはパナのSシリーズで、SMD一般用85℃品アルミ電解。コイツは寿命が比較的長いので特に問題は無い。


★洗う(^^;
parts_wash
 小汚いので洗う。ファンが回らないのも直す。直し方は以前書いた通りの手法。次の章で問題点については触れる。このようにきれいに洗うとジャンク品でも愛着が出る。

 久々にスチームクリーナーを使ってみた。存在を忘れるくらい使っていないな。ちなみに見た目ほどはキレイにならないので態々買う必要は無い。日本はヨーロッパと違って乾燥しにくいので、TVショッピング番組で見たように上手くきれいになる訳じゃない。水分がなかなか蒸発しないので、これで床掃除なんてした日にはジメジメして黴菌まみれの床になっちゃいます。広告に騙されないように。


★不具合調査
 以前から純正RADEON9xxx系のクーラー、と言うか冷却ファンがすぐに壊れるのを不思議に思っていた。何でこの辺りのRADEONはファンが短期間に死ぬのだろうか?クーラーもバラしてチェックしてみよう。


seal
 御覧のようにファン裏面のシールが熱で縮れている。スゴイ発熱だ。これは明らかにクーラーの設計不良だろう。ファン自体はADDA製で特に問題は無さそう。


ht_front
ht_revers
 真ん中の変色している部分がファンの軸蓋部分だ。そのズバリ真裏にわずかな厚みのアルミ板を介してVPUが密着しているのだ。つまりクソ熱いRADEON9700VPUでファンの軸部分を熱し続ける構造になっている。ファンで冷やしているとは言えグリスは短期間で乾いてしまうだろう。ファンは汎用なのでこんな高熱に対応できる訳は無い。イヤむしろここまで良く守ったと評価して良い。何を考えてるんだこのバカ設計者は…(注)。

注:賢い設計者はファンの軸を熱しないために、裏向きに浮かして付けたりオフセットを付けて軸をずらせたり色々と工夫している。それが当たり前だ。

★もう一度動作テスト…だがしかし。
 石やメモリからは9700なのは確定的だ。期待せずに電源を入れると、そこには見慣れた色とりどりのお花畑が広がっていた…。


r300_sibou
 クーラー修理は間に合わなかったか…と言うか既に死にかけていたのだろう。現段階ではコイツは整理(解体→リサイクル金属ゴミ)対象かなあ。まあリフロー練習代わりに丁度いいか。ブチ壊れて画像信号が出なくなるまではやる。

 もっとも熱で死んだ奴は、再リフローで直しても再び壊れるだけだ。つまり根本的に設計が腐っている物件は直しても無駄。コイツも元通り組んだらまた死ぬと思う。


★終わり
 この時期FX5800が超爆音で話題になったが、コイツのように静かでも熱でブチ壊れていれば世話は無い。どう見ても熱設計ミスだし。やっぱりあの時アンチ・ゲフォの流れに乗って新品で買わないで良かった、そう思ってしまったしばたよしとみだった。
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