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主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

RF-P50

Panasonic RF-P50

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

R-P30で実験したイコライジングをRF-P50にも適用する(^^


Panasonic RF-P50 過去記事
Panasonic R-P30 過去記事

 IF改造が頭打ちというか手詰まりなので今回は目先を変えてAFを弄る。R-P30で実験したイコライジングを行なう。当初はセッティングをそのまま流用する予定だったが、あのセッティングがそれほど良いとは思えなかったので再度定数決定からやり直した。同じことを繰り返すのもアホらしいし、良くなるか悪くなるかわからないけど変えてみる。


★設定値を考える
 あれから改造したR-P30を使っているが、暫定テストでは中音が太くなったけど期待したほど低音も高音も伸びていないことが判った。これは恐らく搭載したフィルターに原因があると思われる。また改造したRF-P50は意外に高音が伸びていることが分かった。これもCFの性能だと思う。ということはRF-P50の方はイコライジングによってさらに伸びる可能性もあるわけだ。


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 今回弄るコンデンサはR-P30と部品番号が同じでC17、C18である。恐らくR-P30はRF-P50からFM部品を取り去っただけなのだろう。部品番号は同じか近いものが殆どだ。


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 上のC17は右側から読む。カラーが判りにくいが赤・赤・オレンジで223となり22nFを表す。下のC18も右から黄・紫・オレンジで473となり47nFを表す。メーカーの設計値と実装値は同一のようなので安心して次に進む。

 今回数値を変えようと思った理由は周波数域以外にもある。実は前回使ったセラミックコンは歪が増えそうで気分的にイヤなのだ(^^; AF信号が通るところにこんなものを使っていいのだろうか?曲がりなりにも音質を追及しているのだから圧電素子なんて使いたくない。電解コンの方が数段マシに思える(←これが前フリ^^)。

 今回はC17のHCを4.7nF(4700pF)まで減らした。これでもRF〜AFまで発振したりはしていない。またC18のCCは一見無駄に思える1μFとする。実は部品の都合でHCは4.7nFのフィルムコンが大量にあるからで、C18の方はDIPタンタルコンの1μFが大量にあるからだ。これでセラミックコンを追放できるうえに部品を消費して帯域が広がるとまさに良いこと尽くめ(^^


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 さていつものようにグラフで見る。青ラインはノーマルだ。明瞭度を重視しているのだろうがバンド・パス・フィルターを通したように狭い。もっとも送り出し側でプリ・エンファシスが掛るから高音はこれで良いのだろう。赤は前回のR-P30である。効果はC18以外には感じられなかったがCF次第だと思う。そして緑ラインは今回の数値だ。超ワイドで無駄に思えるがはたして。音量はまたホンの少し大きくなっているが違いが出るほどではないだろう。ノーマルと比較すると+3dBとなる。


★交換する
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 例によってたったこれだけなのに神経を使わされる基板だ。足はクリンチしているし基板は剥がれやすい上にハンダは無鉛…加えて変態実装の同調LEDが邪魔をする(^^;


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 ウザッ!フィルムコンのでかさよ(^^; これでも4.7nなのだから1μFなんて使ったら恐らく入らないね。縦長だが上方のスペースは何とか足りている。これはポケットラジオの中ではスペースに余裕のあるRF-P50の有利なところ。


★テスト
 次回のR-P30の記事で並べてテストします。


★近況
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 ダイヤルが固くて回らなくなったので無理に回したらスカッと抜けてしまって針が動かなくなった。バラしてみたら案の定ピンが抜けて半分折れかけていた(^^; シリコーン・オイルを少々塗ったら動くようになったが、ハッキリ言って摩擦があるダイヤルというのは設計ミスなのではないだろうか。


★続く
 AFはこれで完璧?なので次回は最後?のIF改良を行なう。何とか感度を元通りにして「ぼくがつくったさいきょうのRF-P50(笑)」を完成させたい。

Panasonic RF-P50

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箸休めと言うか近況報告(^^; 今日のRF-P50[21/04/07]


RF-P50の過去記事

 実は今回はRF-P50のFMディスクリミネーターに附いて書くつもりだったのだが、やってみたら当方の想像以上に難易度が高そうだったので逃げを打ち次回に持ち越した(^^; 埋め草代わりにコンデンサ交換を行なった。いや電解コンは全部交換したけどまだ気に食わない奴が残っているのだ。


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 これである。この中央に存在する赤い巨大なフィルムコンが開けた当初から目障りで仕方がない。これって何の仕事をしているのだろう?疑問に思ったけどAF回路なので後回しにしていた。で今回改造を断念するにあたって、このワケワカラン巨大フィルムコン(C22)が何者なのか調べてみたわけだ。


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 これってL7(47μH)と組みでイヤホンコードからの局発漏れ防止用じゃないか?これならセラミックコンでもイイよなあ。まあAF信号線に接続されているから歪とか気にしたのかもしれないけど、上流でセラミックコンを使用しているのでここだけ頑張ってもしょうがないんじゃないかと思った。シミュレーションしてみるとAF帯域のちょっと上辺り27kHzで切れるっぽい。

 関係無いけど、この回路図上では220μF6.3V(C23)の極性が逆になっている。現物の実装は正しかったけど。更にディープな話を書くと、同メーカーのRF-2400Aの回路図は正確なのに基板のシルク印刷は逆になっている。部品の実装も逆で、もしかするとこれの修正をとり間違えたのかも。外注が多い生産の現場ではよくあることだ。いつも出しているところだとチェックもメクラ判だったり…。


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 閑話休題、C22を除去しちまいました。接着剤を剥がしたらその下にC22とシルク印刷されている。元々設計でここに貼りつけるつもりだったらしい(^^;


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 何かイヤだけど手持ちのセラミックコンに入れ換えよう。実はこの0.1μFが山のようにあるので早く使いたかった。いずれ小型のフィルムコンに入れ換えられることを願っている(^^


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 除去した東信のフィルムコンである。そうだ、これをこのRF-P50のイコライジング(CC)に使おうか?でもCCはフィルムコンでもHCはセラミックだったらおかしいよな(^^; 0.01μFのフィルムコンを手に入れられたらという条件付きで。本当はCAP倉庫にあるはずだが見つからないだけなんだよね…。

 ネット上の写真を幾つか見たが巨大フィルムコンは初期型だけらしく、中期型ではより小型のフィルムコンになり、後期型では手抜きのMLCCになるようだ。この改造は後期型への改造という事になるね(^^; でもこの大きなスペースは何かに使えると思わないか?IFアンプでもRFアンプでも大概のものはここに入ると思うぞ。


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 参考までにR-P30の後期型(インドネシア製、HSDLで改造している物)はMLCCになっていた。番号はC22からC24に変わっている。これがどれだけコストに影響するかはシロートの皆様でも分るでしょう。手付けはコストアップになりそうだけど…。ちなみにラジアルリードのC22も実装可能である。


 今回は正にどーでも良い改造になってしまった。でもMWのトラッキング調整をし直して感度は良くなったし、次回こそはFMディスクリかイコライジングを行ないたい。


★RF-P50現況
 だいぶ長いこと弄ってきたが現在はこういう状況である。

選択度がノーマルと比較にならないくらい向上した
 1エレ(LTP455B)→6エレ(CFW455HT相当品)なので当たり前だが分離が驚異的に良くなっている。イナカであれば隣のチャネルはほぼ完全に分離できる。夜間受信できる局数が爆増しているので、ラジオに詳しくない人が聞いたら高感度になったと錯覚するかもしれない。現実はノーマルよりも明らかに低感度なんですが…(^^; 受信局数と感度は必ずしも比例しないのだ。

ノーマルよりダイヤル合わせが難しくなった
 高選択度の代償としてダイヤル合わせは難易度が高くなった(リアルジジババには不可能?)。但しノーマルでも本当は正確な中心は一点しかないのだから難しいはず。ただノーマルの選択度が悪くて許容範囲が広いので合っているように聞こえるだけだ。メーカーが選択度を上げない理由はコストダウンが主な理由だろうが、ダイヤルがプアーなラジオではこれも理由の一つなのだろう。直回しでは相当ダイヤルが大きくないと困難になる。ICF-28/29くらいは必要だろうな。

ノーマルより高音が出るようになった
 ノーマルより幾らか高音が出るようになった気がする。LTP455B(-3dBの時6.5-12.5kHz)よりも仕様では狭帯域(-6dBの時6kHz)のハズなのだが…。ハッキリとした理由はまだ判らないが、これは帯域幅ではなくCFのシェープ・ファクターの差なのかもしれない。恐らく1エレは帯域が山形で、6エレの方は平坦と言うか台形なのだろう。

ノーマルより低音が微妙に弱い気がする
 通常はCFを交換して低音が弱まる事は無い。理論的に下の方は帯域で切られる事は無いからだ。もし低音が弱くなるとしたら同じVRの位置だと高音が出るのでVRを絞る傾向になり、そのせいで低音が不足するのかもしれない。これはR-P30での実験通りCCを大きくすれば解決するだろう。次回やってみたい。

ノーマルより感度が下がっている
 現状の致命的欠陥はこれだけ。色々工夫を凝らしたが、やはり挿入損失を完全に挽回するには至らず感度は下がっているように感じる。これをIFで解決するかRFで解決するかは決まっていない。常識的にはIFだが、IFゲインが下がってノイズが低減した気もするのでRFでの解決もアリか?これはループアンテナなどを付けてみてその感じで決めたい。


★おまけ「改造版RF-P50の選択度」
 アホでも選択度を実感できるファイルを作成した(^^ NHK東京1(594kHz)の隣のチャネルである603kHzを昼間に各ラジオで聞いてみる。

R-P30ノーマル
https://www.axfc.net/u/4034490?key=20210320
 LTP455BというSFU455Bの互換CFを搭載している。ラジオの方向もあるが市販ラジオはこんなものでしょう。同調が外れて一寸シャリシャリした感じだが殆ど生で聞こえる(^^;

R-P30改造版
https://www.axfc.net/u/4034490?key=20210320
 改造によりCFA455L02(SFU455C5相当か)を搭載したR-P30である。上と比べ-6dB帯域幅は狭くなったが意外と選択度は上がっていないのが判る。なお前回イコライジングを弄ったためなのか余計な低周波ノイズも強くなった。低音は無暗矢鱈に通せばいいってもんじゃない(^^; 50〜60Hz以下をスッパリ切る選択もあり。それはパッシブ・フィルターでは無理だろうけど。

RF-P50改造版
https://www.axfc.net/u/4034490?key=20210320
 本稿で改造しているCFW45xHT相当品を搭載したRF-P50。NHK1は僅かにSSが聞こえるもののほぼ聞こえないレベル。イコライジングは弄っていないが音も悪くないどころか上より良いかも。これを使ったらもう市販品では満足できなくなります(^^


 このようにRF-P50はNHK1が殆ど聞こえないレベル。,任603kHzの微弱局はどんなに感度を上げても受信できない。目的局の信号強度が上がっても混信局も同じレベルで上がるからだ。SWでもMWでも感度と同じくらいに選択度が重要である事が理解できるだろう。

 CFW455HTはICF-EX5/MkIIに搭載されているCFだが、アレのレビューで「聞こえなかった局が聞こえるようになった」と書いてあるのは殆どが感度ではなく選択度の功績であるのは間違いない。高々180伉度のFRAに変わっても全く聞こえない局が聞こえるようになることは殆ど無い(真っ当なメーカーのラジオであれば10dBは違わない)。

Panasonic R-P30

Panasonic R-P30/R-P40/RF-P50シリーズのイコライジング(^^


 以前から予告しつつ面倒なのでシカトしていたICラジオのイコライジングだが、使い慣れたパナのポケット機で実験してみる。ポケットだと内蔵SPしか使わないだろうけど、もっと大きなラジオの場合は意味が出てくるだろう。今回の改造はヘッドホンや外部SP前提となる。でも大きな外部SPを鳴らし切るパワーは無いのでヘッドホン専用か?HSDLではSPもやるけどヘッドホンをメインにテストします。

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 なお今回は取りあえずR-P30でテストするが、同社の(DSP除く)似たような形のラジオには全部当て嵌まる改造だ。部品番号はRF-P50の場合も全く同様となる。そんな訳でタグは両方付けてます。


★イコライジング
 最近はMWDXが完全に頭打ちなのでそちら方面(受信機の3S等)の改造は全くと言ってよいくらい停滞しており、「昔取った杵柄」と言うわけではないが音の世界に帰って来てしまっている。この世界は抽象論が大手を振って歩いている…どころかそれが主流なので大昔にスッパリ縁を切ったのだが、ラジオの中ではまだ簡単な改修により音の良さを追求できる余地がある。つまり簡単に楽しめるのだ。

 イコライジングとは「検波後の出力信号(ロウ・データと呼んでもいい^^)をAFアンプに入れるに相応しい信号に変換してやる作業」だ。とは言ってもICラジオの場合はICが殆どやってくれるので我々が行ないたいのは「音を好みのタイプにする作業」と呼んでも差し支えない。TRディスクリートラジオの場合は回り込みによる発振防止の意味もあったがICラジオで発振することはまず無いようだ(皆無ではない)。

 ちなみに市販ラジオによくあるトーン・コントロールもここで行なっている。なので明確に効果が高いのは想像がつくと思う。そこらのオッサンがやっているような「電解コンを交換したら音が良くなりました!」みたいなのと同じに考えてはいけない。真っ当な世間の人間はその程度では音が変わったとは言わないんだよ。


★まずは設計
 現状はDET_OUTの出力特性がハッキリしない(実測したいのでVNA欲しい)。なので設計と言ってもあまり意味は無いのだが(以下DET_OUT=33k、AF_IN=11kで計算)。


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 このC17、C18がCC(カップリング・コンデンサ)とHC(ハイカット・コンデンサ)だ。見てないけど恐らくRF-P50も同じだと思われる。この部品はシロート目には一瞬抵抗に見えるだろうがセラミックコンだ。抵抗と同じカラーコードで数値(容量)が示されている。

 この写真で言うとC17は左側から読む。カラーが判りにくいが赤・赤・オレンジで223となり22nFを表す。C18はこの写真では上から読む。黄・紫・オレンジで473となり47nFを表す。メーカーの設計値と実装値は同一のようなので安心して次に進む。

C17(HC):22nF
C18(CC):47nF
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 この数値で周波数特性はこうなる。断っておくがこれがこのラジオの音質ではない。入力信号には恐らくプリ・エンファシスが掛かっているので平坦ではなく、このように上をバッサリやってもある程度まではフラットな出力になっている可能性はある。これはあくまでもイコライジングの周波数特性と考えてもらいたい。

 TRディスクリート・ラジオの場合はこの部分のRCフィルター(概ねπ型)に依ってIF発振が抑制されているので無暗に数値を緩めると発振するが、ICラジオの場合はIFの漏れは極度に少ないので自由度はそれなりに大きい(もちろんそれにも限度はある)。サテどのくらいに変えるか?


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 まずはHCを半分の10nFに減らしてみる。これにより高音が通るようになる。青が元の数値で緑がHC減量のモノだが御覧のように高音が通っている。


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 更に半分(4700pF)に減量してみた。これはちょっとやり過ぎ。プリ・エンファシスもあるし、IFフィルターの限界を超えている可能性が高い(つまり無駄)。もしかすると有害な信号が出てくるかもしれないし上の10nFでイイんじゃないか。


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 次にHCを元の22nFに戻して今度はCCを増やしてみよう。まずは100nだ。これはもうあまり意味が無いね。何しろSPのf0を遥かに超えてしまっているから。でもまあヘッドホンも考えるとこのくらいでもいいかな。実際にやってみたら明らかな効果が有った。但し低音ではなく中音だが。


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 参考までに1μFに変えてみた。これはちょっとやり過ぎだ(^^; 但し上で書いたように狙いとは違う効果が有るかも知れない。ICのデータシートの電気的特性の計測はこのCC=1μFで行なっている。これは計測時に繋がるのがSPではないからだ(IC性能が水増しできる^^)。ちなみに古い粗ニーのラジオではこれが470nだったりする。その当時はもっと良いSPが付いていたからだろう。なので470nまではアリという事だが、HSDLには持ち合わせがないのでやらない(重要)。


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 という事でHC=10nF、CC=100nFがバランス良さげなので両方とも適用するとこうなった。CCが100nFに増えた分チョット音が大きくなっているが+2dB(相対値)だから気づかない程度か。音が大きくなって拙い事は無いので全然オッケー。そもそもこの後にゲイン調整されるのだから。


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 回路図的にはこうなる。左がノーマル、右が改造版。ICラジオなのでもう回路とか呼ぶ以前のシンプルさ(^^;


★実装する
 本来このような用途にはフィルム・コンデンサを使用するべきだが、こんな小さいのは所有していないので仕方なくMLCCを使用する。歪を測ったら良くないだろうな…まあこのラジオではRF・IFその他の歪の方が大きくて分らないと思う。原爆と一緒に250k爆弾を落として効果に違いが出るか?オーディオ世界の歪はコンマ%単位だが、ラジオの音の歪は%単位なのだ。でも本当はフィルムコンがイイのは一応書いておく。


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 部品を除去するのが非常に面倒くさい。リードが全部クリンチしてあるからだ。加えて無鉛ハンダである。このように除去してハンダを取り去る事ができれば終わったも同然だ。


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 ブレちゃった(^^; 実はこんなに寄れるカメラではないのでレンズの前に虫眼鏡を手で持って入れているのだ。このように明らかに筆者のハンダ付けが浮いている。筆者のは有鉛ハイオク…じゃなかった有鉛ハンダなので輝きが違う。実は半世紀前の真空管用ハンダを使用している(勿論大量に余っているから^^)。真空管と基板でハンダが違うのか?などとボケをかます人は読んでいないと思うが極度にやり難い。1.6φだし(^^;


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 偶然にもラジアルリードの103と104が発見されたのでそれを使う。何かハンダ付けの最中に動いて斜めに挿さってしまったがやり直さない。ハンダゴテ片付けちまったしカメラも片づけてしまった(^^;


★テスト
 よく言われるが「良い音」に正解というのは無く、音の好みは人の数だけあると言ってよい。問題は音の善し悪しを論じることではなく、客観的に納得のいく評価が出来ないところにある。そうなるとやはり耳で聞いたのではダメで、ある程度測定器の力を借りなくてはいけない。

 ちなみに「測定で何も違いが無いのに音が違って聞こえる」なんて不思議な現象は筆者は一度も遭遇した事は無い。そう言っている人は恐らく測定の仕方が解らないか、或いは測定そのものを行なっていないのだろう。そこら辺の人間(そこらのブログのオッサン)程度の耳に分る違いであれば測定器は直ぐに感じてしまいます。測定器をバカにするんじゃねえよ。

 で今回測定しようと思ったのだが、電源を入れた途端に効果が判ってしまった。音が太いのだ。それだと抽象的かも知れないがとにかく中音が太くなった。何が違うってケースが激しくビビるのだ(^^; 手で持ってAFゲインを上げるとビリビリ来る感覚はノーマルでは無かったものだ。それと離調音がデカくなったのもハッキリと判る。あまりにもシュワー!が大きいので同調操作が楽になったくらいだ(^^; だがこれは安定度が低いと諸刃の刃になりかねないな。

 改良で音が良くなったか?は人の好みに依るだろうが、太い音でテーブルに置いて聞けるようになった感じ(単純に音が大きくなった気も…)。恐らく交換した東光のCFが狭すぎるのだろうが高音は変わらない。ノーマルのSFU455相当品ならもっと良くなったかも。いずれ計測してみたいが効果はもう判ったのでRF-P50の方の改造が終わったら一緒にやる事にする。

 今回の改造の効果を余すところ無しに発揮するにはもっとユルイIFフィルターを使う必要があるね。ムラタのランクで言えばF〜Dまで広げるともっと明確になるはず。ちなみにE〜Dに交換すると昔のマネ下ラジオのようにIFTをQダンプする必要がある。イヤIFは当然でラジオによってはRFもダンプしなければならない。高性能ラジオほどアンテナ同調回路のQが高いので音が悪くなる。この辺は真空管ラジオで苦労したラジオG3の世界だ(^^


★続く
 中音が太くなるという意外な結果になったが、以前交換したAFCFA455L02はどうも選択度が高過ぎらしい。しかし改良自体は効果があるようなのでCFW455HT相当搭載のRF-P50の方にも適用してみたい。


★おまけ
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 改造前の姿を上げておく。遺影になるかも知れないからな(^^ イェーイ!


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 これら高解像度写真は2019年秋に東伏見で撮影されたもの。何かもう懐かしいけどその頃書き始めた記事なんです。

Panasonic RF-P50

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

埋め草?全く意味のないと思われた電解コン交換にも意味が有った!(^^


Panasonic RF-P50 過去記事

 電解コン交換はPC時代からのHSDLの華だ(タグ「コンデンサ交換」参照^^)。そのため特に意味が無くても交換するのだった。愛読者なら既にご存じの通り、本当の理由は余っている電解コンを有効に消費する為で、それをわざわざ記事にしたのは埋め草原稿にするためである。効果は無くともHSDLの内部的には全く無意味でもないんですね(^^


★電解コン交換
 少なくともこのラジオの場合は搭載されている全ての電解コンはいずれも耐圧には全く意味は無い。効いてくるのは容量だけである。アナログ低電圧小電流回路なので耐リプル等の性能も全く気にする必要はない。高周波スイッチング電源ではないので等価直列抵抗も気にする必要はない。使用されている小容量コンの耐圧が異様に高いのは、電解コンの製品ラインナップに元々それより下のが無いだけだ(注1)。


★AGC&AFC部分
C15:4.7μF25V→SEI UZ 10μF16V
C16:10μF16V→nichicon MF 22μF16V

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 これらはAMの時はAGCの時定数を決定するのだが、2つとも決定要因なのかどちらかだけなのか分らない。文章を真に受ければどちらも効くはずだが容量が違うのが気になる。もしかすると高度にシチュエーションにより切り替えているのだろうか?少なくともICの等価回路を見るとそんなに高度な機能ではないと思うが(^^; シロート用ラジオICなんだからそんなに無線機みたいに凝らないでしょ。

 一番困るのはこれがFMのAFCキャプチャー・エリアをも決定するらしい事(注2)。AMだけで定数を決定するとFMがヤバくなる可能性もある。がしかし回路図をよく見たらこのラジオΕ團鵑鵬燭盞劼っていないではありませんか(^^; つまりこれFMのAFCが入っていないんじゃないの?という事は付いている2本の電解コンはAMのAGCだけのための電解コンという事になる。そうと決まれば話は単純になるな。

 ただAGCだけだとしても電解コンが2本ある謎は依然としてある。それを知るためにあえて容量を両方とも倍増させてみる。もしヤバい挙動が出たらまた交換すればいい。そうすればまた電解コンを消費できる(^^

 それにしてもAFCが入っていないのは今気が付いたのだが驚いた。シロート向けでAFCを入れないメーカー製ラジオなんて存在するのか!何しろ今はFMだけでなくMWラジオでも入っているくらいだ。そう、「らくらくチューニング」等と称するアナログDSPラジオのAFCの事である。こんな驚きの事実が判明するのだから、一見無駄と思っていても改造してみるもんだねえ。

 …とこの記事を書いた時は思ったのだが、何しろ小容量なのでデフォルトのキャプチャーエリアでAFCが掛かる可能性は皆無ではないと気付いた。なので実験するまで結論は保留にする。


★Sメーター部分
C14:10μF16V→NCC 10μF16V(超古い^^;)

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 リファレンスと大きく異なるのが各社製品の回路。リファレンス回路だと無信号でも薄ら点灯してしまうし、少々の操作でチラつくし感触も良くないのだろう。もっと小容量にしようかと思ったが、同調フィーリングが変わるかも知れないので容量は換えない方がイイかな?でも古いのを使ったので変わってしまうかも。


★リプルフィルター部分
C19:セラコンのため放置
C20:10μF16V→nichicon MF 22μF16V

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 リプルフィルターは増量してみた。がしかしIC内部等価回路を見た限りではストックの10μFを越える容量は必要無いどころか4.7μに半減しても大丈夫そう。デジタルと比べれば立ち上がりの極度に遅い超小電流の回路だからね。にも拘らず倍増するのはただ単にやってみたいから。10μFと比べ22μFの電解コンが余っているというHSDL的に切実な理由もある(^^;


★VCCデカップリング
C21:220μF6.3V→中華固体電解 270μF6.3V

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 C21はVCCのデカップリングだ。リファレンスでは470μFになっているが製品では220μFになっている。どちらでも違いは無いだろうな。このくらいの消費電力だと470μFだと電源スイッチを切った時に消えるのが遅いかも?ここは試しに同容量の固体電解コンを使ってみる。もちろん効果を期待しているわけではない。例の中華固体コンを使ってみたくて仕方が無いのだ(^^ これは第二期HSDLの末期に入手したのでPC改造には間に合わなかった(注3)。

 固体アルミ電解を使用していると事情を知らん奴にバカにされそうだが、上記の事情なのであれこれ文句言うなよ(^^ この中華固体の外見が富士通に似ているのはFPの朴李だからだろう。ちなみに写真の赤い大きな東信製フィルムコンはAF出力に入っている0.1μFだ。恐らく同じ出力ラインに入っているL7と共にイヤホンジャックからの局発漏れ防止だが、後期ではサイズが半分以下になりR-P30のインドネシア製では同容量のMLCC(裏面C24)になっている(価格は1/10以下だろう)。この辺り長期生産だから地道にコストダウンが図られているね(^^;


★AF出力・カップリングコン
C23:220μF6.3V→nichicon PR 330μF6.3V

 AGCやAFCと違って殆ど変化が感じられないところ。このラジオに使われている安物小型SPのf0はどう頑張っても数百Hzだ。仮に超優秀と考えて200HzとしてもCCは100μ有ればそれで充分という事になる。低周波低インピーダンスと言うのが有ればいいのだが、オーディオ用がそれに当たるかな。

 実際の小型SPはf0が600Hzなんてのも普通に存在するくらいf0は高い。我がIC-○75のSPが酷いのは某所で暴露されているし(^^; つまりこのCC容量を大容量にして「低音が出た!」等と喜んでいるオヤジ&ジジイはスピーカーのf0すら知らないオーディオ弩シロートなのである。マジで聞こえたなら「幻聴だから取りあえず明日アタマの医者に行って来い」ってレベル。閑話休題、


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 このラジオは220μFなので容量的には充分だ(200Hzのリアクタンスは-3.62Ω)。内蔵SPなら多過ぎと言っても良いくらいだが、外部の優秀なヘッドホンを使う事も考えられるので容量はキープだ。もっともイコライジングで下も削られているので「オレの自慢のMDR-CD900STで聞いたら低音モリモリだぜ!」なんておバカな事は言わないで。シロート確定だ(^^

 さて何に変えるかな?サイズは6φ以下で高さも極力低い方がいい。容量は概ね220μであまり下回らない範囲。という条件でHSDLの資材担当に「早く消費してくれ!」と言われているモノ(^^;

NCC KY 220μF10V
nichicon PR 330μF6.3V
nichicon VR 470μF6.3V

 8φまで広げるとかなり一杯あるんだけど6φまでだとこの程度か。HSDLでは既におなじみの面々だ。上の中華固体でも良いけど、そこら辺に生息しているOS-CONバカと一緒にされるとイヤなので敢えて止めといた。この中だとやはり一番古いニチコンPRかな。これは悪名高き四級塩電解コンだが、当該品は終売間近の今世紀発売の対策品なので大丈夫。逆にHSDLでは爆発を期待して入手したら対策品だったのでガックリしたという苦い思い出がある(^^; 要するに使い道が無いのだ。


★NFパスコン
C10:4.7μF25V→Panasonic HB 4.7μF25V

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 これでフィードバックの時定数が決まるのだろうか?リファレンスと同じ4.7μFが付いている。容量の意味が解らないものは換えてみるのが一番だが自信が無いので容量は変化させない。その代りマネ下HBで低背化する。これを弄って悪名高き音割れが解消されるだろうか?いやそんな単純ではないか。


★RF・AFデカップリング
C7:10μF16V→SEI UZ 10μF16V
C8:セラコンのため放置

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 DCとテキトーに書いたが、この回路はICの定電圧回路から電源を貰っている重要部分だ。具体的にはRFの同調回路のターミネートとAFゲインのバイアスだ。これを切り離すのがこのコンデンサ。これはRFも掛かるので高周波特性の良いコンデンサを使用したい。

 という事で一瞬ポリマー・アルミ電解を使ってやろうかと思ったけど、太いのしか無かったのでインピーダンス規定されている通常のアルミ電解を使った。HSDLが始まった頃に入手したものなのでもう腐っている可能性も充分にあるが…。


★AFゲインコントロール部分
C11:→0.1μF50V→Panasonic HB 0.1μF50V

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 このICは以前から何度も書いているように音量調整はICのゲイン・コントロールとなっている。そのゲインVRの経路に入っているのがこれ。セラミックじゃなくて電解コンじゃないとダメなの?こんな小容量はもう日本メーカーではとっくの昔に廃品種になっているハズ。

 ここはマネ下HBで低背化してみた。ちなみに本当はこんなに高耐圧品は必要無い。これの1/10でも充分過ぎるほどだがこれしか無いのだ。


★残る問題点
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 モードスイッチのところの基板が腐食している。これはスイッチを汚い手・濡れた手で触るとなる状態だ。ただ濡れただけならこうはならないがマイグレーションも起るのだろう。他人から修理を頼まれたラジオならカネを取って徹底的に対策するが、この場合はHSDLの自家用ラジオなので放置する。改修するとオリジナリティが下がるからね!そんな事を言って実は面倒だからだが(^^;


★作業はかなり難航(^^;
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 でも初っ端はそこの部分の電解コンを抜くのだった。ランドが剥がれなかったのは奇跡に近い?しかしAFのCCのランドが浮いてしまった。もう換えないから良いけど。

 ちなみにハンダ付けしている時に不用意に裏蓋を置いたら、このラジオのストラップがハンダゴテに当たってしまい一部溶けた(^^; また組み立ての時にダイヤルの指針の突起が曲がって抜けやすくなった。元から重かったダイヤルに偶に指針が付いて来なくなるのだった(^^;; 何かもうコンデンサ交換で良くなった所よりその他の被害の方が大きいね…(^^;;;


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 このTUNE_LEDの実装が許せないレベルでヒドイ。この下の電解コンを交換したのだが接触寸前だ。ジジイが「エンパイヤチューブを被せろ!」と激怒します。ちなみにヤニで汚いのは元からだからね。掃除したいけど蝋がブチまかれているので無理。


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 事故発生もあったが交換したらディスクリ回りがスッキリしたなあ。この辺りは別にスペースに困っていないんだけど。なんかいつもながら銘柄やサイズ・形状がバラバラでカッコ悪いけど市場に出す製品じゃないから良いか。よく考えてみたら交換した電解コンの方が使用されていた中華電解より古いのもいくつかある。何かすげーバカな事しているような気が(^^;


rfp50_76
 肝心のIFフィルター回りはあまり変わらない。低背化したのは事実だけど本当はもっとスッキリさせたい。MLCCに換えちまうかなあ〜そうすれば表には何も無くなるし。しかし面倒を思うとヤル気が出ない。ちなみに純直流回路なのでMLCCの場合は容量は倍以上にしなければならない。


★交換してみて何か変わったか?
 AGC・AFC以外に効果を知覚できるところは無いだろう。で結果だがダイヤルを回した時にローカル局に差し掛かった時に一瞬強く同調LEDが光る不快な現象(注4)が減少した。さて二つの内のどちらの電解コンが効いているのだろうか?面倒くさいけど確かめるためにまた別の容量に交換する必要があるな。

=交換コンデンサ全リスト=
 元のモノは全部中華電解だった。

C 7:10μF16V→SEI UZ 10μF16V
C10:4.7μF25V→Panasonic HB 4.7μF50V
C11:0.1μF50V→Panasonic HB 0.1μF50V
C14:10μF16V→NCC 10μF16V
C15:4.7μF25V→SEI UZ 10μF16V
C16:10μF16V→nichicon MF 22μF16V
C20:10μF16V→nichicon MF 22μF16V
C21:220μF6.3V→無銘中華固体アルミ電解 270μF6.3V
C23:220μF6.3V→nichicon PR 330μF6.3V

 今回長年の宿願だったマネ下HBを漸く使用する事ができた。8年前にこれが福袋に大量に入っていたのを見た時は眩暈がした。アルミ電解の0.1μFなんて何処で何のために使うんじゃい!と思ったらICラジオの中に入っていたのだから分らないものだ(^^ まだ一杯あるので必要な人には差し上げます。ちなみにラジアルリードとして使っているがHBはSMD電解コンだ(注5)。HSDLブログではこのような使い方は普通なので知っているよね。

 中華固体アルミ電解も初めて使えたけど宝の持ち腐れだよなあ(^^; そう言えばこれDE-5000でESR計測したら日本製個体アルミとほぼ変わらなかった。そもそも固体電解なんてレシピさえ判れば作るのは簡単だから中華製造でも心配無しだ。迷っている人はドーンと使ってみましょうm9(^^


★取りあえず終了
 AGC効果を知るにはもうちょっと使い込んでみないとね。なのでR-P30と共にロードテストするしかない。読者には何も関係無いが福袋に入っていて不燃ゴミで捨てようかと思っていたマネ下HB0.1μFが使えて良かった。この手の面実装・通常アルミ電解コンは本当〜にゴミ!なんだよね。次回は恐らく最後のIF改良を行ないます。でも記事は正月には間に合わないだろうなあ…。


注1:カタログを見れば分る通り一般用アルミ電解コンに小容量・低耐圧品などは製品として存在しない。それ以下の耐圧では小型になり過ぎてアルミ電解コンとして製造できないのだと思われる。

注2:他に通常セラミックコンのC7がキャプチャー・エリアに関連する。このラジオは実装されていなかったけどね。そしてそれが「AFC無し」の根拠だ。がしかし上に追記したようにデフォルトの容量(=バリキャップの容量)で入っているかもしれない。

注3:270μFなのに220μFと同容量?等と疑問に思っている奴は愛読者じゃない。冒頭に過去記事全部読め!と言っているだろうが。親切にリンクを引っ張ってやる。

注4:マイク・コンプレッサーが発声の頭で一瞬しゃくるような現象(^^; 一瞬点灯するけど正確に同調しても光らない。突入電流の勢いだけで点灯しているんだね。

注5:SMDアルミ電解コンのラジアルリード使用法は昔ここに書いた。元記事は楽天に吸収されたHoopsのWebサイト時代からある(20年の)歴史ある記事だ(^^



HSDLの日常[20/10/28]

 ノイズは小康状態だ。SWはバンドによっては結構聞こえる時もある。MWは周波数に依って受信できたり出来なかったり。移動用で外部アンテナを付けられるラジオが欲しいなあ。


★受信ログより
 時間は全てJSTだ。リンクはいつもの通り全部同じ。

=5920kHz:Voice of Freedom (korean)=
 自由の声(と思われる局)を2020/10/22/17:30頃に受信。こんな所におったんかい!見つからんわけだわ(^^; 内容は音楽番組。ちなみに2020/10/22時点の対北地下局の周波数は以下の通り。もう変わっているかもしれないが±5kHz以内なので心配なし(^^
”Voice of the People”→3480、3915、3930、4450、6520、6600kHz
”Radio Echo of Hope”→3990、4885、6000、6250、6355、(9100kHz)

=7395kHz:生命之光廣播電台(中国向け中国語放送)=
 中国局ではなく”World Christian Broadcasting KNLS”のChinese放送だ。2020/10/19の22:00〜23:00の放送を受信。英語放送も勿論あるが時間を選ぶのが面倒なのと、いつも時間的に中国語にしか当たらない(^^; 中国向けの指向性は日本にも向いていて強力なのと正時から長々とISが出るので聞いた事がある人が多いだろう。アメリカ本土ではなくアラスカ送信で強力な時は国内局並みだ。R-1000+MLAだがER-C54Tのような最低ランクのSWラジオでも受信できそう。パラは9740kHzだがISが終わったところで止まってしまった。

 なお英語IDは”New Life Station”と出るが中国語は”生命之光広播電台”だ。優中部に受信音「風」なのを上げている奴が居たけどネット録音だった。こんなに耳立つISが入っていないのでおかしいと思ったがBCL受信機が写っていたから騙された。なお受信音は9740kHzのものであまり状態が良くない上に直後に切られた(^^;

=11905/15710kHz:中央人民広播電台・神州の声(台湾向け、客家語)=
 中国局でしかも中央人民広播電台だがメジャーではない。2020/10/17/16:30頃(たぶん^^;)の受信だが、トークの合間に生ギターの弾き語りでスタジオライブやっていてそれらの曲が言葉は解らなくても面白かった。覚えていたらもう一度聞いてみたい(放送時間は15〜18時)。客家語は資料に拠るが確かに標準中国語とは違っている。

 受信機はR-1000[2]+MLAだが指向性違いからなのか信号が中国局の割に弱く、バンドがすいている時間で25mbと19mbの割に受信は容易とは言えない。まあ筆者も強力な中国局だったら5秒と聞きつづけはしなかっただろう。なるべく良好な局を選んで聞くのがBCLで、わざわざ弱い局を選んで聞くのがDXと言える(^^ これはドグマ的に当て嵌められても困るけど。

=4888kHz:謎電波(^^; 中国軍用?(A1A)=
 4885→4890kHzに動いた時の希望のこだま放送を受信していると混信してくるモールス信号。受信したのは9月だがよく解らないので放置していたらここに周波数や内容は違うけど多分同じものを受信した人が居た。


★Panasonic RF-P50
 改造後からずっとロードテストを続けているが、受信テストでRF-P50で夜間に792kHzがほぼSSも感じられない状態で受信できた。他地方の人は「へー、あっそー。それって大した事なの?」と思うだろうが、練馬区西部・西東京市でポケットラジオで792kHzを受信するのは絶対に不可能と言ってよい。いやポケットどころか対象を市販ラジオ全てに広げてもかなりの高性能(高価に非ず)機以外はこの周波数を受信できないだろう。ラジオを回してAFNをFRAのヌルに入れてどうか?と言うところ。ただでさえAFNは他局よりもSSが汚いからね。やっぱり選択度は恐ろしく良くなっている。

 但し懸案の感度はだいぶ回復したとはいえ悪く、低感度では有名なOHMのRAD-H245Nと同等以下なのが悲しい。何しろアンテナの大きさ(=素質)はこちらの方が上なのだから負けたのは明確に恥だ。感度もせめてノーマルより一寸上くらいに改善したい。それと困ったことに以前から恐れていたIF漏れが発生してしまった。具体的に言うとAFNとTBSの周辺で発生しておりダイヤル位置に関わらず薄らと聞こえる(もちろん混変調などではない)。やはり容量を680pまで上げたのがいけないのか?でもAFN・TBS周辺ではノーマルでも漏れていた朧げな記憶もあるから単純に帯域外阻止性能が追い付いていないだけかもしれない…それはそれで低性能の証だから困るけど(^^;


★信号強度の経年変化
 年が経つにつれて放送の強さが変わる事があるのだろうか?もちろん送信所が移動したとか増力したとかは無しで。当地のローカルに限って言えば昔から序列はほぼ変わっていない。NHK東京の送信所が埼玉中部に移動したのでその分だけだ。しかしそれは地表波(と思われるもの)で伝播するローカル局だけで遠距離伝播ではそうとも言えないらしい。

 一番ハッキリ結果が出ているのは1431kHzだ。ここは当地ではGBS(ぎふチャン)一強なのだが、小学校〜高校1年生くらいまでのログを見るとWBS(和歌山放送)が圧倒していたようだ。その時は「海沿いだから距離が遠くても強いんだな〜」と納得していたのだが現況をどう判断したらいいのか?(^^; 確かに受信地は当時より2〜3km移動しているが現在移動受信すると半径5km以内ではGBSが圧倒しているのだから理由にならない。WBSの方がGBSより強い所なんてこの北多摩辺りには絶対に無いと思う。むしろ現在では難局の中に入れても良いかもしれない。

 もう一つは感覚的なものだが北の電波が弱くなったような気がしてならない。昔の北海道の電波はかなり強くて、バンド内も西よりも北が圧倒していた。冬の真昼間に北海道が聞こえるのは今も変わっていないが信号レベルが全く違う。昔はスピーカーで普通のラジオ放送として聞こえた覚えがある。現在でも西は弱いけど北の落ち込み方はその比ではない。TBC(東北放送)など夕方から朝までローカル並みに聞こえたものだが、現況は「5kWくらいしか出ていないんじゃないか?」と思うくらい弱い。BSN(新潟放送)も同じ。

 一度このような「昔と今の信号強度」調査をやってみたい。あいにく資料が散逸しているので誰かがログや録音テープなどで協力してくれないと難しいのだが。それにしてもホント何年やっても電波だけは解らない。確実と言えるものはもはや何も無いんじゃないかと言う気がしてきた(^^;

Panasonic RF-P50

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

CFW455HT相当品のチョー安易な損失補填に成功(か?)!その2


Panasonic RF-P50 過去記事

 前回はセコイアイデアを思いつき実行したが特に変化が無く失敗に終わった。果たして今回の容量変更で取り返せるのだろうか?もっともFE_outに最初からそのパワーが無ければどんなにリアクタンスを減らしてもダメだろうけどね(^^; もし失敗するとすればそれが理由だ。


★実装その2
 さあやり直しだ。こんなクソみたいなハンダ付けは二度とやりたくは無かったが、結果としてまともに動かないのでは致し方ない。次は330pFで行ってみよう。これもSMDタイプなんだよなあ。サイズは2012よりプロポーションの良い1608に変わるが、このテキトーなランドはプロポーションとかそんなものは何も関係無い!(^^;


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 前作業で既にランドは出来上がっているので直ぐに終わる。いよいよ小汚くなってきたが1608だと錫メッキ線でショートしたようにしか見えない(^^; けどちゃんと付いてます。

 次の680pFはラジアルリードなので楽になるけど本音はこの330pFで終わりにしたい。ハンダ付けの繰り返しは基板を痛めるからだ。HSDL公式的にはどーでも良い扱いのこのラジオでも壊すのは気分が悪い。安いものを使い潰す、なんて身も心もビンボーな考え方は筆者には無い。


★テストその2
 これでもう一度テストする。330pFという容量はストックの3倍だから変化して欲しいところだが…。まずはFMのチェックを行ない、IF発振など悪影響が無い事を確認したら次はいよいよAMチェックだ。

 …ノイズフロアが上がってIFゲインがアップしている。今までは微かにしか聞こえなかった765kHzのYBSがハッキリ聞こえる。ただR-P30はもうちょっと信号が強いが了解度はこちらの方が高い。S/N比が高い印象なのだ。ここまで感度が戻ってくればあとはアンテナ系で何とかなるかも。

 がしかし、何かこうシックリこないなあ。実はIF周波数が何となく合っていないようなので調べたら実に微妙な451kHzだった(^^; もっとキリがよいところで動いて欲しかった。帯域幅もリプルが有りあまりキレイではないっぽい。これは失敗ではないけど成功とも言えないような気がしてきた。何かブチ切れそうになってきたのでこうなったらもっと大胆に容量アップ、それでだめなら遂に禁断のIFTレスに挑戦するか?


★実装その3
 流石に3倍だと変化が見られたので次は更に倍増して680pFとなる。ここからはラジアルリードとなる。蝋で苦労しながら面実装ランドを作成した時間は無駄だったのか(^^; もっとも貴重なデータが得られたので無駄とも言えないか。


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 HSDLの有名な不良資産である680pFだ(^^; これは1nFと共に子供の頃に買ったのか貰ったのか?手に入れたのだが数量が合わせて数千個あった。当時会う人々全てにプレゼントして減らしたがまだ数百はあるだろう。回路に680pが出てきたら「部品を減らしたいんだな…」と思って欲しい。ちなみに半世紀経って今更気づいたが川端製だけでなく謎メーカーの小型品も入っていた。全然気づかなかった。


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 この基板であればラジアルリードが楽で良いわな。但し外すのはイヤなのでこれで決めたい。実は既にここではないけどランドが一つ死にかけている。クリンチしているので抜く時に引っ張られて死にやすいのだ。ゴミ実装しやがってクソが。ちなみに680pFの下に見える水色のがFMの3エレCF、その右の大きな黒い長方形がCFW455HT相当品(無銘)だ。当初は危ぶまれたがスペース的にキッチリ収まったのはめでたい(^^


★テストその3
 三度目の正直だ!これでもし不合格なら更に容量を増加する、流石に筒抜け気味の10nF以上の容量はFMの為にも付けたくないので次の1n(1000pF)でお終いにする。さあこれはどうだ?FMは問題無さそうだぞ。

 …330pと全然変わらねえな(^^; どうもこれ以上道路を広げても車の方にスピードを出すパワーが無いようだ。という事はこれ以上の容量アップは無意味という事になる。このまま引き下がっていいのか?ダメだと思います。

 恐らく読者は話を読んでいても全然実感が湧かないと思う。少なくとも筆者がこんな他人の記事を読んでこんな内容を書かれたら「何言ってんだコイツ?」としか思わないからね(^^ そこで未改造のRF-P50Aと今回改造のRF-P50でYBSをほぼ同時刻に受信して音にしてみた。時間差は2分なので同じ信号強度と考えて良い(いつもの通りリンクはどれも同じです)。


>ノーマルRF-P50A
0765_RF-P50A.mp3

>HSDL改造版RF-P50
0765_RF-P50.mp3

 RF-P50改の方は微妙に同調をミスっているのが判るだろうか(^^; SFU455では1kHz同調がズレても何も判らないがCFW455HTはハッキリ判る。ポケットラジオとしては超高選択度だけに同調は難しい。メーカー機がラジオを低選択度にする理由がこれでよく解る。このラジオで10秒以内にピッタリ同調できるジジイなんて多分この世にいないだろう。SW入れたばかりだと数kHzドリフトするし(^^;

 閑話休題、お聞きの通りノーマルの方が微妙にIFゲインが高い。ただ改造版の方がS/N比が高いのは事実。こんなモノなのかね?まだトラッキングが合っていないので正式評価はできないけど、選択度だけでなく感度の面でもノーマルを上回らないと気が済まない。取りあえずCC交換はHSDL評価では「あまり効果は無かった」という事になる。がしかし元に戻すのは面倒なのでこのまま行きます。


★続く
 次回はいつになるか分らないけど根本的に何とかする。その前に別の改造が入るかも知れないけど。

Panasonic RF-P50

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

CFW455HT相当品のチョー安易な損失補填に成功(か?)!その1


Panasonic RF-P50 過去記事

 これまでの改造で「市販ポケットラジオでは恐らく世界中探しても存在しないレベルで高選択度」になった我がRF-P50[1](注1)だが、やはり多エレメントCFの損失はカタログ予想以上に大きく感度が大幅に低下してしまった。前回調整し直してソコソコ実用範囲の感度になったのだが、改造前と比較してハッキリIFゲインが落ちているのが判るだけに気になる。HSDLはポケットラジオであってもローカル受信だけで満足はしないし、そもそもローカル受信だけで満足ならこんな高選択度は不必要!(^^; 何とかならないだろうか?それもIFアンプ追加とか面倒で無理な事をしないで。

 そんなある日、粗ニーICのリファレンス回路図を眺めていたらカネをほぼ掛けずに解決する方法を思いついた。上手く行くかは分からないけど、もしこれが成功したらタダ同然でしかも簡単にICラジオの選択度が向上できることになる(注2)。もしかするとHSDLにCFWバブルが到来するか?!ちなみに筆者は生まれつきギャンブル好きである事をお断りしておく(^^


★セコイ!CC容量増加作戦(^^;
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 このFE_out→IFT間のCCであるC12を大きくしたら損失補填になるのではないか?と言うのが今回の実験。CFW455HT相当に変わって増加した損失は-4dB程度だからその程度で取り返せるんじゃないか。C12の455kHzでのリアクタンスを計算してみると、

100pF:-3498Ω
150pF:-2332Ω
220pF:-1590Ω
240pF:-1457Ω
330pF:-1060Ω
680pF: -514Ω
820pF: -427Ω
1nF: -350Ω
*−は形式上の符号

 上の容量はHSDL所有のSMDを含むMLCCから選んだ(注3)。あまり大きく数値を変えると何処かに弊害が出るかもしれない。何しろここまではAMとFMは共用なのだ。まずは悪影響がまず無さそうな150pで行こう。それで変化が見られなければザックリ半分ずつ減らしていく。自分で言うのも何だけどスゲー超テキトー思考。


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 こんな感じになりますね。これが失敗したらいよいよジェネリックなIFアンプを製作する覚悟を決めねばならない(注4)。


★実装その1
 実は150pFのMLCCはSMDなのだった。このラジオの元から付いているパーツはアキシャルリードなので普通にやったら付かないのである。何しろタダの基板ではなく蝋でベタベタ汚れた基板のハンダ付けだから腕達者な人ほど困難は想像できると思う。まあこの記事みたいに面実装使わなければ簡単かもしれないが…そりゃそうだ(^^;


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 現実のC12はIFTの真横にある一見抵抗のような奴だ。カラーコードは茶色・黒・茶色で101となり100pFで間違いない。但しこれはラジアルリードだけど今回付けるのは面実装なのよ。何しろHSDLを始めてからラジアルリードの単板セラミックコンを使うのは初めてに近いくらいなので都合のいい値を所有していない。


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 しかしSMDのMLCCならこの辺りは小刻みで所有している(^^ 150pFは2012で所有していた。このように部品を準備する時は紙に貼っている。何しろこのMLCCは名前の通り2.0×1.2mmサイズなので油断するとすぐにどっか行っちゃいます(^^;


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 外したセラミックコン。抵抗のような形をしていてカラーコードも全く同じだ。これで101を表している。


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 外したらまずは片側にリードを立てる。例によって基板上からホールを伝って滝のように流れ込んでくるパラフィンとの戦い(^^; 面実装ではこのようなものは超有害なので必死で蝋を除去する。面倒なのでスッポンで蝋を吸ってみたがあまり効果は無かった。但し蝋を極度に除去すると局発コイルを覆っている蝋が無くなりFMの安定度に影響が出る可能性もある(注5)。


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 リードが立てば割と楽にこのように加工できる。このように2012用のランドを作成するのだ。


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 別角度。これならハンダ付けできそうな気がしてきただろう?(^^


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 表側は不具合が出ないように処理しておく。伸びていると発振の元だしどこかに触る。


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 多少ブサイクになるが実装はこんな感じになる。もはやこれはビデオカードの世界だ(^^ 昔のHSDLは真面目にやってたね。


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 別角度。電気的には完璧に実装できた。外見的にはブサイクだけど(^^; フラックス掃除は蝋が有機溶剤を弾いてしまうので出来なかった。このままジャンクに流したら、裏蓋をを開けたジャンカーが「アッ部品が付いていない!」と一瞬驚くかも(^^

 どうせなら完全に面実装にしてもらった方がリワーク(特に外すのが楽)と部品調達が楽だからいいな。中国ではもう20年以上も前に面実装主体に移行している。なまじ歴史があると世代交代が遅れるという事か。もっとも今からラジオの中身を変えられてもHSDLには何のメリットも無いのだが。何しろ新しいラジオ買わないし(^^;


★テストその1
 さて感度が上がったかな?それ以前にまず粗ニー系ICのラジオはMWを弄った場合でもFMをチェックする必要がある。何故ならFE_OUTの信号はAMとFMを共用しているからだ。このため455kHz系統を弄るとFMが発振する時がある。その際は大概同調ランプが付きっぱなしなので発振しているのはIFだろう。だからまずFM側に影響が出ていないかまずチェックする必要がある。上で容量やリアクタンスを気にしていたのもそのためで、何でも自由に弄れるわけではないという事を忘れないようにしたい。

 さてFMが正常だったのでMWテストしてみた。フロアノイズは全然変わらない(^^; S/N比の関係で上がっていて気付かないのかも知れないと思い、念のためにわざわざ東所沢でフィールドテストをしたが比較対象の兄弟機に完敗した。もっと一気に増やさないとダメみたいだ。次は220pFを飛ばして330pFで行くか。


★次回に続く
 途中だけどちょっと長くなってきたのでこれで締めて残りは次回に回す。はたしてセコイ作戦は通用するのか?刮目して待て。


注1:ご存じの通りRF-P50とR-P30は合わせると8台以上(不明^^)ある。加えて教科書通りでヒネリが無いため弄りやすい事もあって好んで弄っているわけだ。

注2:タダ同然というのは部品を大量に所有しているHSDLの話だ。CFW455HT互換品やCCに使うMLCCはマジで売るほどある。しかもこれらは使用法が限定されラジオ程度にしか使えないという条件付きなのだ。これはもうウンコラジオに入れるしかない。

注3:元々はPCマザーボードの電源を改造した際に位相補償する為に使用したもの。だからこの近辺のMLCCの容量が普通の人では有り得ないくらい異様に刻んでいるのだった。位相補償は計算値はほぼ通用せずカットアンドトライで決定する。例えるならタペット調整をシムでやっている雰囲気がある。この例えでは解らんか(^^; 今後もう位相補償は行わないだろうから早いところ何かに使いたいのである。

注4:超小型にするために面実装にして2僉1儖未砲靴燭い、IFは足を延ばすと即発振とまではいかないが強電界ではローカル局の飛び込みもある。空中配線はカッコ悪いし困ったね…IC化したい心境だ(^^;

注5:もしこの蝋が重要ではないならコスト的に真っ先に切り捨てられるはず。前世紀から変わらず使われているのは費用対効果が高いからに違いない。ちなみにこの覆いに蝋の代わりにホットボンドを使いたくなるが、ボンドは吸湿性が非常に高くこの目的には逆効果になるので絶対にやってはいけない。実は昔、筆者がこのアイデアを実行しようとしてハタと気づいた(^^;



Panasonic RF-P50

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

CF交換の後日譚その2(^^;;


RF-P50過去記事

 HSDL改造機のRF-P50改だが、455kHzのCF交換でIFゲインが落ちてMW感度が非常に悪くなったと思っていたが、7月に確立した方法で計測したら何と上から36、41、35cmとよく揃っている事が解った。もしかするとノーマルの時より調整した分だけバランスが良いかもしれない。この感度は安物ポケットラジオの標準で実用は出来るレベルだ(DXは難しいが^^;)。

 感度があまり落ちていない理由は、恐らくIFのノイズが減った事でノイズフロアが下がってギリギリまで認識できるようになったからだろう。これまで感じた低感度というのは内部ノイズが下がった事に因る筆者の耳の錯誤だね。いやー耳って本当に感度評価の役には立たないんだな(^^; 早いところミリVMを復活させなくては…。

 一時は外そうと思ったCFW455HT(相当品)はリードを短くしてこのまま使う気になってきた。それと同時に6エレのCFWは普通のICラジオのSFU455と交換しても何とか大丈夫という実績になった。こうなったら付けられるスペースのあるラジオには全部付けちまうか?それとIF一段追加すればおバカなCFW×3もあり得る。18エレCFの中華安物ICラジオというのも気持ち悪いけど試してみたいね。CFが一段のラジオ・Rxでは絶対に出せない選択度を発揮するはずなのだが。

 でもその場合、このRF-P50で気になったダイヤル操作と安定度の問題は付いて回る。このラジオは同調に名人芸が必要だから(^^; 今度このCFW455HT相当品を付ける時はRF-P50のようなポケットラジオではなく、ある程度ダイヤルの確りした大型ラジオにしようと思った。HSDLにも候補は一杯あるよね?F770ZとかF620Zとか…。


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 RF-P50の方は「善は急げ」でCFの線を切り詰めてみた。背の高い二つの電解コンを交換する必要があるかと思ったが、無理やり押し込んだら何とか隣のIFTと同じ高さになった(^^ 蓋も完全に閉まるようになったのでOKとする。前回気になったIFの漏れは現状では気にならない程度に収まっている。今後は配線が長くなるようならシールド線を試してみたい。


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 おまけでRF・IFも含めた総合的な周波数特性を計測してみた。有効なのは10kHzまで。昭和時代のトランジスタ・ラジオを思い出す特性だ。選択度は安い通信型受信機に匹敵するのだからこの音質は上々だ。


 取りあえずこのRF-P50は実用できる状態になったので暫く使ってみたい。次回があるとしたらIFではない部分を弄ってみたい。いやまだ弄る所なんて一杯あるんだよ。流石にDXは諦めるとして他の部分でね(^^

Panasonic RF-P50

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CF交換の後日譚(^^;


 前回CFを付け間違えたせいで?感度が激落ちしたRF-P50だが、CFを逆に付けたくらいでここまで感度が落ちるのはおかしいと思いIFトランス調整をやり直した。そうしたら相変わらず感度は最低クラスに低いもののローカル程度は普通に受信できるようになった。但し懸案の二等ローカルは下の方の静岡2、名古屋1、YBS、静岡1以外は受信できずやはり感度は低いようだ。

 それよりも更に致命的な欠点を発見してしまった。以前から気になっていたIF漏れである。具体的に言うとダイヤルがバンド中何処にあってもTBSが薄らと聞こえる(^^; これはウザい!ラジオの方向に依るので部屋の真ん中等の電界強度の低い所では漏れないようだ。これはどういう事なんだろう?リードが長過ぎるからそこで拾ってストレートラジオと化しているのかな。にしても普通なら当地はTBSよりもAFNが入るはずなんだよね。ひょっとして周波数特性が出ているのだろうか。ちょっと解らなくなってしまった。取りあえず次回こそはリードを短くする工夫をしたい。


>夜間受信1431kHz
200617_2222.mp3
 何とか聞こえるようになったので、夜間に「安物ラジオの選択度の壁」とも言うべき1431kHzを受信してみた。感度が低過ぎてよく判らないけどGBSだろう。お聞きの通りRFの混信はSSですらあまり感じない。アナログラジオでこんなに選択度が良いのは市販品ではICF-EX5等ごく少数の高性能機(高級・高価に非ず^^)だけだろう。それもそのはずCFW455HT搭載なのだ(^^

 それと同時にダイヤル合わせが非常に難しくなった。改造して何から何まで全ての面で良くなる事はあまり無い。殆どの改造は何らかのリスクがあり、この場合は使い勝手が悪くなってしまったという事か。当初の予想通りCFW455HT(注)はやり過ぎで、筆者の意見としてはこのラジオに似合ったCFはPFBのような小型2エレか、R-P30で好結果だった東光CFA455L02くらいではないかと思った。高選択度化はダイヤルの良い安定度の高い受信機で行なおう!というのが今日の結論(^^


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 現在はこうなっている。目障りな?黄色いリード線がFMアンテナである。FMの改造は本当に成功だった。帯域が変わっていないので音に影響はないし、感度が下がるほどの損失も無い。選択度だけが向上したわけで害はなくメリットだけと言って良い。もっと早くやるべきだったと後悔しているくらいだが、考えてみればFMラジオを扱い始めたのは最近なので仕方がないか。


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 裏面。電池ボックスの蓋が無いのはRF-P50Aに取られたため。裏蓋が完全に閉まっていないように見えるのは大型CFが収まり切らないからである(^^;

 次回はリード線を短くしてCFをもっと基板に近づけたい。そのためには恐らく電解コン交換を行なわねばならない。それで裏蓋も閉まるようになりIF漏れも無くなるだろう。FMアンテナ問題はまだ解決していないけど、CFのリード線を詰めて一応完成という事で。この改造ラジオはバランスが悪くて完成度が低いけど、CFの損失も判ったしCXA1019SのIFゲインも判ったのでHSDLとしてはノウハウは得られて有意義だった。このノウハウは量産機?に活かされるだろう(^^

注:このCFは実験結果に拠れば2段重ねると819kHzのNHK長野1が何とか聞こえる。もちろんFEの感度が充分に確保されている前提だが。但し損失は大きいので2段だと6dB以上のゲインを持つアンプが前・後・間どこかに必要となる。


Panasonic RF-P50

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

Panasonic RF-P50無印を改良する(^^


Panasonic RF-P50
Panasonic RF-P50
Panasonic RF-P50
Panasonic RF-P50
Panasonic RF-P50

 前回まででノーマルで出来そうなことは全てやってしまったようだ。MWの感度はやっぱり上がらなかったし(^^; FMは選択度が圧倒的に不足でこれ以上一歩も進めないところまで来ている。いよいよ改造する日が来たようだ。今までのようなセコイ改造ではなく根本的∧決定的な改造で結果を出すのだ。それにはまずIFフィルターの交換だ。


★FM調整箇所
 前回詳しく書けなかったFMの調整箇所だが一応書いておく。しかし特に異常が無ければ弄らない方がイイと思う。新品及びそれに準じるモノの感度に関しては殆ど上がらないです(^^; 弄らねばならないのは明らかに頭死老がメチャクチャ弄った奴だけだ。


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 このアンテナの傍にあるL1、L4はバンドパス用なので触ってはいけない。触っても感度は上がらないし変わったとしても悪くなるだけだ。実はこれ有っても無くても大して違いは無い程度の存在である。複数の中華ラジオがこれを廃止してコンデンサ一つで済ませている。ダミーアンテナかよ!(^^; 高級品は出来合いのBPFを入れているのはRF-U170で見た通り。あれはTVバンドもあったからね。


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 トラッキング調整で動かすのはこの蝋に埋まった赤色のL2である。既に工場での調整で動かした跡があるが、これを伸縮させることでインダクタンスを可変するのだ。インダクタンスはコイルを伸ばすと下がり縮めると上がる。形を崩すことになるので慎重にやらねばならない。慣れた人でも非常に難しい。


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 このLがOSC用のコイルだ。隣にある黒いコアのT2はディスクリミネータである。なおディスクリミネータの調整は難しいので通常は触らないこと。少なくとも耳では完全調整はできないからね。無調整のCDと比べると面倒くさく感じるかもしれないが、筆者個人としては完全にピッタリ合わせられるのでこちらの方がイイ。CDはアタリハズレによってズレてしまって直せないので気分が悪いよ。ちなみにCDは個別IC専用なので基本的には違うIC用のは流用できない。ムラタでは末尾の数字記号が適用ICを表している(中華はテキトーだと思うが)。


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 PVCのTCは右がMWのOSC、上が同じくMWのANT、左がFMのOSC、下がFMのANTである。PVCを見た瞬間に判るように訓練しましょう(^^ もっともこれはミツミの話で他メーカーだと違うかもしれない。


★IFフィルター全交換
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 この製品は2012年01月27日製だが部品が全部クリンチしてある…昭和時代のブランコ式ディップ槽かよ!(^^; ひょっとして「信頼性が向上する」とか思ってわざとやっているんだろうか?一部だけ信頼性を極度に上げても全体の信頼性は変わらない。弱い部分がより強調されるだけだ。この製品はどうせアンテナが折れて爪が割れるのだから(←バカにしてます^^)。何事もバランスが大事である。

=AM455kHzフィルター=
 何とAMにはICF-EX5と同等の6エレCFを搭載する。これは言うまでも無く超高性能で、ICF-EX5の側波帯同期検波もCFW455HTのシェープファクタなくしては成立しない。驚け、そして跪け。

=FM10.7MHzフィルター=
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 FMは現在のところあまり力が入っていない。しかもこのラジオは上でAMのデカいフィルターを載せてしまったのでスペースが無い。2〜3エレの自作品を載せようと思っていた筆者にとっては不利な状況だ。仕方なくこのラジオには出来合いの3エレを載せる。


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 まずはFMのCF除去。難しい。何が難しいって、温めて抜くと上から大量の蝋がドバドバ流れ込んでくるのだ(^^; 次にハンダ付けできないじゃないか。


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 AMのCFも除去。こちらはクリンチしていなかったので楽だった。


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 ハンダ付けしてみた。穴に詰まった蝋を除去するのに時間が掛かったが大丈夫だった。


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 FM用の青い奴は小型だが内部はラダーではない特殊な3エレで、選択度はSEF10.7標準品の倍くらいの性能(注)である。もっとも帯域幅は230kHzと殆ど変わらないので±0.1MHz隣のチャネル分離にはあまり効果は無いかもしれない。FMバンドに於いてはMWと違ってスカートだけでなく頭もキレないと選択度は上がったように感じない。これはFM用のCF製品の帯域幅が放送の占有域に対して広過ぎるからだ。もし選択度だけを考えるならば帯域幅は110kHzで充分だ。それでデビエーションで飛んでしまう事は無い(FM東京はSメーターを見るとかなり怪しいけど^^;)。実際は単エレメントだと帯域が山型なので110kHzでは恐らくダメで、最低でも150kHz程度は必要だろう。閑話休題、このフィルターにより、安物のFMラジオではよく有りがちな「何故か1MHzも離れたローカル局のカブリ」などが無くなるはず。これは混変調などではなくIF漏れ(ブリードスルー現象^^)の一種だ。


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 AMのは何でこんなに脚を伸ばしたの?実はスペースが無いだけでなく外す時はちょん切るつもりなので長くした…が失敗だった。実は少々発振気味だ(^^; このCFの-6db帯域幅は6kHz以上、選択度は±9kHzで-50dB以上となっている。ムラタのHクラスは帯域幅は公称より広く、大体7kHz弱だった。末尾がHTなので帯域外のスプリアスが無印より10dBくらい少ないらしい。ICF-EX5のも末尾がTだったと記憶している。とにかくこの貧相なラジオに載せるのは馬鹿げていると言うか「完璧に分不相応」の高性能CFであると解ってもらいたい。ちなみに後ろに見える黄色いリード線がアンテナ端子だ(^^;


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 今日交換した部品。たったこれだけで一時間も掛かってしまった。クソが。

注:このCFはモノリシックみたいな構造だと思う。この場合は標準が単体-20dBに対しこれは単体-40dB減衰する。

★AM結果・大失敗(^^;
 ギャー!感度が異様に落ちてしまった(^^; 挿入損失を甘く見たのか?計算上はイケると思ったんだがなあ〜。少なくともCD2003GPならイケたはず(^^;

=CFWS455HTの規格(括弧内はTyp)=
-6dB帯域幅:±3kHz以上(±4kHz)
選択度:±9kHz離調で-50(75)dB以上
挿入損失:6(2.0)dB
入出力インピーダンス:2.0kΩ

=LTP455Bの規格=
-3dB帯域幅:9.5±3kHz
選択度:-9kHz離調で-5dB以上
選択度:+9kHz離調で-3dB以上
挿入損失:最大5.0dB
入出力インピーダンス:3kΩ
*これは全てIFTを伴わない場合のデータ

 フゴ?挿入損失に大した違いはないぞ。何でこれでまともに動かないのか分らなくなってきた。で、もう一度CFをよく見たら入出力を逆に付けていた…FMと反対向きなのを忘れていたよ。もうハンダ付け道具を片付けてしまったので次回に修正する。もしかすると正しい方向ならまともに動くかも!ワクワク。それでもやっぱりリード線は短くしよう。見た目があまりにもバカすぎるからな(^^; ブサイク∧無教養な改造は知的レベルを疑われかねない。


★FM結果・成功!
 FMは成功だ。バンドを切り替えてダイヤルを回した途端に、今まで経験の無いくらいのキレの良さに気づいてしまった。以前は聞こえる局が全部繋がった感じなのが、この改造版は色々なところにノイズのスキマがある。感度が上がるとそこに別の局が聞こえてくるのだろう。上のAMで失敗した?挿入損失も問題無いようだ。もっともカタログデータでは損失は両CFほぼ同等なのでそれはテスト前から判っていた。FMのCF交換は狭帯域でないと意味が無いかと思っていたがそんな事は無く、多エレメントに変わったのをハッキリと体感できた。今すぐ手持ちのラジオを全部交換したくなったが、150kHz狭帯域CFのテストがまだなのでそれは止めておく。

 懸案の85.4MHzの東久留米はクリヤーチャネルにはなったものの感度が足りなかった。85.1MHzのさいたまは完全に分離できているのであとは感度次第だ。リード線部分に手でホイップアンテナを押し付けたら微かにではあるが聞こえているようだ。現在当地では雪が降っているのだが何か影響はあるのだろうか。

 テキトーに上のすいている方にダイヤルを回していたら、87.3MHzのREDS WAVE(16km)らしき局を発見。もっともこの局の周りは殆どクリヤーなので感度さえ足りていれば普通にポケットラジオでも受信出来ておかしくない(今まで受信できなかったけど^^)。これもホイップをリード線に押し付けて漸く受信できた。この辺りで上のAMほどではないがダイヤルを合わせるのがシビヤーになっている事に気づく。この辺りは選択度とトレードオフの関係なので多少は致し方ない。いつもは嫌っているAFCの有難味が感じられるかもしれない。

 選択度が大幅に上がった為に感度の不足を痛感するようになった。以前は感度など気にもしなかったのだから変われば変わるものだ。恐らくここから改造の無間地獄が始まるのだろうが、それほど狭帯域ではないので恐らくテレスコピック・アンテナ+αで充分だと思う。RFアンプも勿論不要だ(^^ あとはアンテナを何とかしなければなあ。付けるつもりだったのだが不要な1m程度のリード線が発見できなかったので付いてないのね。


★続く
 やはりここ東京に於いてはFM選択度の改良は劇的な効果があるのだ。しかも中帯域の多エレメントCFが充分に効果がある事が判った。昭和時代に高級ラジオやチューナーの中・広帯域多エレメントが特に効果を感じなかったのは当時は局数が少なかったからだろうね。1978年生まれのICF-6700や同じく70年代生まれのクーガシリーズに搭載されていた6エレCFに漸く時代が追い付きてきたと言える(^^

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