HSDL.blog.jp

主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

SE6

今日のHSDL「2007/11/26」

FDD死亡

 突然フロッピーが読めなくなった。そこでドライブを交換したらちゃんと読む…つまり先のドライブは壊れたわけだ。どうして壊れたのか判らないので蓋を外して動かしてみたら、シークはするけれどメディアが全く回転していない。モーターがお亡くなりになったのだろうか。

 筆者は基本的に修理はしない(コンデンサや不良半導体等の交換は修理とは呼べない)。換えのモーターもないし、このドライブは捨てるしかないか。ミツミD353M3はよく死ぬなあ。



 でも興味深いのでもっと分解してみたら、原因と思われる事象を見つけてしまった。
fdd_1
 完全にフラットケーブルのグラウンド線が燃えている。これはモーターに接続されている線だから、メディアが回転しなくなるのは実に理にかなっている。しかし何時、何で燃えたんだろうか。そう言えば昨日、何となく焦げ臭かったような気がする。左側に激しいコゲ跡が見える。



 原因が判ったので(イヤだけど)修理するしかなくなった。正式にはフラットケーブルごと交換するのだが、あいにく在庫にはこのような規格の物は無かったのでビニール線で繋ぐ。写真の通りヤル気は全く感じられない。
fdd_2



 で動かしてみたら、モーターは回るようになったのだがデータを読み取らない。シーク等の基本動作は完全なので、もしかしてヘッドも死んでいるのだろうか?いやそうではないな。これはコントロールチップ自体がお亡くなりになっているのではなかろうか。配線燃えもコントロールチップの不良と考えると納得がいく。というわけで速攻で捨てることにした。捨てるといっても整理ポストに入るだけで、Windowsのゴミ箱みたいなものだが(その後、解体部品取り)。

 買ってから何10回も逆差ししているし、壊れても文句を言えた義理ではないが、ミツミのドライブは逆差ししやすくて困る。逆差し防止の切り込みが上下どちらにも付いているのはどういうことか(ちなみに逆差しで燃えたわけではない)。

 春にも1つFDDを潰しているし、絶対数が不足してきてしまったなあ。買い物リストには加えないといけない。FDDなんて今更買いたくは無いんだけど、DOSでの実験には必要な物だから仕方が無い。DOSだとWindowsを一々インストールしないで済むので楽だ。CD-ROMでも出来るが、ドライブが場所を食うし消費電力も大きいのでダメ。



今日のSE6

 暇を見つけては動かしているが、今までダメだったFSB133MHzCL2が遂に通った。そのお陰でMEMTEST86+で389MB/sという815新記録を樹立。HSDLのSDRAM公式レコード(403MB/s)にもかなり迫ってきた。しかもこれはL2キャッシュ128kのせろりんでのものだから価値がある。従来の記録と比べると向上度合いが良く分かると思う。このままでP!!!1GHzに変えたらどこまで伸びるのだろうか。

 ただしこの状態で使えるメモリが1枚しかないので128MBしかない。815ってSDRAMの相性が激しいのだろうか。128MBでは3DMark2000はスワップした。買い物リストにPC133を超えるSDRAMも追加か?もう買いたくないなあ。ちなみに筆者は設定緩めて何MHz行こうが価値を認めない(最速設定で行ってこそ良いメモリ)。勿論喝入れが必要なメモリもウンコメモリ。

 ところでこのマザー、レギュレータICを乗せたタイプのTNT/TNT2系のビデオカードが動かない。認識せずにオンボードで立ち上がっちゃうんだよね。現役当時は知らないんだけど、これって既出なのだろうか。インターネットで検索してもそんな症例に出会わなかったし、傾向を掴むのにかなり苦労してしまった。その後インテルD815で試しても同様だったのでi815系は全部そうなのかもしれない(未確認)。RIVA128でも動くのでAGPのバージョンも関係ないようだ。

 まだまだよく判らない事が一杯で、なかなか次のステージに進めない。coreアーキテクチャにたどり着くのはいつの日か。

Abit SE6(1回目)

 2006年秋、元々コンデンサが膨らんだ状態で売られていた。調査のためぜひ欲しかったので高かったけど買った(1000円弱)。膨らんだ状態でもBIOSは起動した。まず腐りコンデンサを交換して、その後全ての電解コンデンサ(全部で42本)を交換した。経過を書くのが面倒なので(厳密に言うと撮影が面倒)まとめてやっちゃいます。


jpcon1
 メインコンデンサは台湾製のJPCON(正邦)である。台湾製だからといって必ず膨らむわけではないが、この通り漏らしまくりなので品質は想像がつくだろう。傾いているのは下から漏れているから自然に曲がったのである。きっと組み立ててから放置していたんでしょう。ここまで気がつかないのは自作をやる人間としてはかなり迂闊な奴。このマザーを実用してたならかなりのアホ。筆者は実用マザーがこの手の故障を発生したことは一度も無い。元々こんな物件の載ったマザーは実用しないからである。弱い奴はあくまでもバラックの遊び用だ。


jpcon2
 大電力とは言えないメモリラインの奴まで膨らんでいる。これは経年劣化ではなく不良品レベルだろう。マザーボードメーカーには災難だったとしか言いようがないが、採用のときのテストを怠ったのが敗因だから同情の余地は無いかもしれない。


815dc1
 i815GMCH裏。まだ楽しみは残っている。133MHzで使うならデカップリングは必須であろう。これとCPUソケット裏の省略は、パワーユーザーの改造の楽しみを残したのだろうか(笑)。


fuse1
 SE6はクロックジェネレータに蟹も搭載していないし、恐らくOEMを意識していたのではないかと思うが、こんな部分を地道に手抜きしている。結構燃える事象の多い部分で危ない。対策しないといけないなあ。


zenkei
 SE6[Ver1.01]全景。電解コンデンサは全て日本メーカー製に交換した。あとはソケット内とチップセット裏のデカップリングをやれば完成だ。しかし何となく好きになれないボードだ。ABITとしては地味すぎる。どうせリテールのお馬鹿メーカーなんだから、もっと弾けるというか斬新さが欲しい。特にクロックジェネレータが蟹ではないのがマイナス。



 筆者はコンデンサが膨らんだ場合、すぐに交換しているわけではない。膨らんでも起動しなくなることはまず無いし、もうちょっと壊れていく様を見てみたいという悪趣味がある。最悪の場合FETが燃えたりするが(CPUやメモリは逝ったことは無い)、目の前でバラックで動いているのに気づかない奴はいないだろう(笑)。それに燃える前には嫌な臭いがするので、すぐに電源を切れば問題は無い。
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