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ジャンクPCパーツやカメラ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

SMS2600BQX2LF

潰れたモバセン(その後2)

潰れたモバセン(その後)


★コア電圧がおかしい
 例の地震で潰れたモバセンだが、以前使った時より明らかに温度が上昇している。具体的には1円玉ヒートスプレッダ?でMEMTEST86+を1時間回したら固まってしまった。以前はこんな状態でFSB225だって余裕だったわけだし、いくら暑い季節といってもおかしい。不思議に思ってBIOSのコア電圧情報を見たら何と1.300Vになっている。やっぱりな〜おかしいと思ったよ。

 以前は1.075V(注)だったのでモバイルではなくなっているのか?潰れた時にどこかのピンが接触不良になっているのかも?そう思って、潰れていない正常なモバセンをつけたが1.300Vのまま。システム全体の消費電力は1.300Vの時は70W程度だが、1.075Vなら50Wくらいになっているハズ。CPU周りだけで20Wの差は大きい。

注:1.075Vが正式な設定電圧である保証はない。1.050Vかもしれない。


★電圧変更する…だがしかし。
 現在使用中のK8T NeoはVcore落とせるので問題無い。という事でBIOSで電圧を変えようと思ったが、何と±どちらに変えても1.300V(表示は1.306V)から変化しない。これはマザーがぶち壊れているのか?何とも奇妙な不具合になってしまったものだ。ちなみにマザーのプローブがおかしいのかと思って、テスターでも電圧をチェックしてみたが電圧は同様である。

 更にピンの接触不良で考えてみる。正規の1.075V(以前の電圧)だとVID=10011で、現在の異常な1.300VだとVID=01010なので関連性は全く無い。接触不良だとVIDは1にしかならないからだ。VID4を足上げするか?それだとVIDが11010で0.900Vになるが、あまりに低すぎて起動しないかもしれないな。倍率も変えられればいいんだけど。

 てことはマザーの電圧制御機能だけがピンポイントで壊れたのだろうか。そんな壊れ方なんて、宝くじ一等賞レベルの確率しかないと思うが…。もっとも考えたくない故障、それはCoreCellの故障だ。此奴はメーカー独自のカスタムチップらしいので壊れたら替えが無い。出来ればこれ以外の理由であってほしいのだが…謎が謎を呼ぶ展開だ。


★解決
 …なんて半日も苦労してしまったが、実にあっけなく解決してしまった。真犯人はBIOSバージョンで、忘れてたけど1年ぶりに掘り出した時にBIOSを更新したのだ。その時に最終7.1を入れたのが失敗。実は去年も入れようとしたのだが、2.2→7.1まで飛んでいるのが気になって2.2で止めたのだ。それを忘れて7.1を入れたらこのザマだ。やはり前回動物的勘で危険を感じたのは正しかった。この7.1は地雷らしい。


bios_vcore
 ご覧の通り1.075Vに戻った。M&Sも動くようになったし、FSB225までOCしても全く問題ない。しかし最終が地雷のメーカってどうなの?まあこのメーカーに限らず、バージョンが極端に飛んでいたら注意したほうがよさそうだ。結論としてK8T NeoでSMSシリーズを使う場合はVer7.1にしてはいけないということ。SMS2600やSMS3000は今年に入ってもジャンク品として結構売れたはずなんだけど、結局買っただけで誰も使ってないのかな。気づかずに通常センプロンとして使っている人がいるかもしれない。

 モバセンに関しては一件落着。K8T Neoの速度不調は…あまり変わらないな(^^;

潰れたモバセン(その後)

モバセン死亡診断書


754pin
 例の震災で潰れたSMS2600BQX2LFだが、殆ど潰れていた754ピンを根性で修復した。ピンって意外に丈夫なんですね。多少の引っかかりはあるもののスンナリ装着できるようになった。しかしMLCC破壊だけはどうにもならない。サックリ交換しようにもこのサイズの多端子MLCCは業販でしか買えないので持っていない。卸だと量が多すぎるんだよ(^^;


mlcc_broken
 アルコールを付けた布で拭いて、破壊されたカスを除去してみた。まだ半分残っているからこれで動くんじゃないか?かなりテキトー(^^;

 で電源を入れてみたら難なく起動したのだが、直ぐに嫌な臭いがしてきた。これは間違いなくMLCCが燃える時の臭いだ!直ぐに電源を切り調査してみる。


mlcc_burn
 やはり燃えている。テストはバラックに限るよな。ほっといたら確実にダメージを負っていただろう。ショートしてるのかな?外見そうは見えないんだけど。


mlcc_remove
 仕方がないので除去する事にした。これがなかなかの難物で、コテライザーでいくら熱をかけてもハンダが溶けない。そのうちに基板が焦げ始めた!ヤバイ。しかし何とかもぎ取るようにして除去した。裏は接着剤が塗ってあるのかもしれない。

 その後またK8T Neoに付けて動かしたが、今度は嫌な臭いもせずMEMTESTを完走した。安定性は多少犠牲になるだろうが使えないよりマシ。ヤレヤレ、また一つ震災被害を回復できたか。こんな安いモノであっても、自分以外の者によって理不尽に破壊されるのは納得しかねる。たとえそれが「神の見えざる手」によってでも、だ。


★K8T Neo不調
 上のテスト中に気づいたがK8T Neoが絶不調。4年前に入手して去年使い始めて絶好調だったマザーが、何故これほど不調になってしまうのだろう?そのまま保存しておいただけなのだが…。勿論電解コンは壊れてないし、そもそもこれほど短期間にここまで悪化する事はない。2005年4月製造のマザーだが、製造後6年のうち1年しか使われていないマザーが劣化するのか?(^^;

 具体的にはメモリの速度が2/3になっている。こんなに遅くするのはわざと設定しても難しい。去年は相性が良かったM&SのPC3200メモリも動作しないし、OCも215で固まってしまう。DDR400では動かないみたいだ。去年は銀紙ですらFSB225で動いていたので冷却不足はありえない。何か操作ミスをしているのだろうか。正規版?のセンプロン3000+でもダメなのでCPUの不調ではないよ。

Socket754起動!!

Socket754起動!

 初のs754実験の後、テキトーに畳んだ銀紙を正式版?に作り変えたら全く冷えなくなってしまった。厚みを増してより密着性が高まったと思ったのだが、銀紙内のロスの方が予想以上に大きくてダメっぽい。畳んで繋がっていても間に空気は入るからね。前の奴は既に捨てちゃったので想像に過ぎないが…。


1yen
 仕方が無いので代わりのものを探したら1円玉に行き当たった。ちゃんと密着している。銅製の10円玉の方がより良さそうだがMLCCに当たりそうなので止めた。ちなみに当たると燃える(ウソだと思うならやってみ)。グリスは本物(Unick)を塗ってやった。754を暫く実用してみるつもりだからだ。成功したら他人にも強制的に勧める。オレと一緒に地獄に落ちようσ(^^


1yen_200
 ウッシャー!!CPU温度はBIOS読みで32℃前後をキープ。本当は1円玉を磨いて平面にしたいところだが、現行通貨を意図的に損傷すると罪に問われるので止めておこう。それにこのまま使うところが馬鹿馬鹿しくて良いのだ。銀紙は40℃台だったので冷却性能も向上している。


1yen_230
 もちろんOC行っちゃうぜ〜!230MHzの壁は破れるか?破れませんでした。やっぱり内蔵メモコンの限界なのかな。電圧ageは性に合わないので止めておく。


1yen_225
 と言うことで今回も225MHzが限界のようだ。これでOSインストールして暫く使ってみるつもり(HSDL36になる予定)。


 いやー、HSDLのフリーダムさには呆れるな〜(^^ って隣のドラネコが言ってた。

Socket754起動!

 HSDLで初めてSocket754マザーが起動した。我々にとっては8世代は明らかに守備範囲外なのだが、スポンサーからモバセンを提供されたのでやらざるを得なくなったわけだ。どこの世界でも泣く子とスポンサーには敵わない。色々苦労してしまったが何とか動かすことに成功した。


★苦労
 K8TNeoは起動自体はすぐに起動したんだけど、BIOSに入って初期設定を行なっていたら止まってしまうのだ。何回やっても同じ所で止まる。これは温度異常以外考えられない。

所長「正常に認識・起動しているので、これって温度が異常なんじゃないか?」

所員「やっぱりグリス塗らないとヤバイんすかね?」

所長「あたりめーじゃねーか!早く塗れ!!」

所員「でもウチのテスト殆どいつもグリス塗ってないし、グリスがあまり無いですぜ」

所長「薄くても何でも付いてないよりマシじゃ!」

 でテキトーに塗ったあとでやってみたらまた止まっちまった。これは温度とは関係ないのか?でも止まり方が同じだぞ。クーラーを外してみよう。

SMS2600BQX2LF
 クーラーを外してみたら御覧の通り。これから付けるんじゃなくて付けて外した状態だが、グリスがクーラーに付いていないじゃないの(^^; つまりこれまではヒートシンクレスで動かしていたのだ。かの雷鳥ならば一瞬にして焼き鳥になっていただろう。それにしても恐ろしいCPUだ。ヒートシンクレスでも暫くは動くのかよ…。AMDのサーマルプロテクションも漸くこの時期完成したのだろう。ちなみにこの状況だとAthlonXPは死んでたよ。

 クーラーが接触しないのはCPUにヒートスプレッダが無い事によるものだ。Socket370時代ならどちらでも動いたので、754でも同じようにやってみたらこのザマだ。何とかCPU間に入れ物して上げ底する必要がある。真面目な人は銅板でも入れるんだろうが、HSDLは面倒なのは嫌いだ。差分の厚みも分らないし、こんなのはアルミフォイルでも畳んで入れれば良い(導電性なので入れ方が悪いとショートして炎上する)。


★起動しました
bios_post
 色々な苦労の末、漸く起動した。どうやらノーマルのセンプロン2600で認識されている様子。BIOS設定をしてMEMTEST86+4.00でテストする。32ビットの1.6GHzで1562MB/sはかなり速い。AthlonXPならデュアルチャネルの数値。2600+は伊達じゃないかも。


memtest
 CPUコア自体は32ビットAthlonXPと同等だが、L2キャッシュが128kしかない。だがメモリコントローラが内蔵になったので速くなっているのだろう。Vcore1.072で42℃(何れもBIOS読み)だが、この季節までなら恐らくファンレスでもやっていける(TDP=25W)。


fsb230
 この状態でOCしてしまう命知らずのHSDL。チマチマ上げるのは性に合わん。一気にメモリ限界のFSB230だ!と思ったらこの状態。これはメモリエラーと言うよりキャッシュエラー、つまり冷却不足だと思われる。ゆるい銀紙なので当たり前だ。なおメモリは悪名高きM&S(PC3200)だが、SAMSUNG(PC3200)にしても変わらなかった。


fsb225
 じゃあチョイと落とすか。FSB225ならどうだろうか?ご覧の通り完走した。FSB230と殆ど速さは変わらない。この辺りが現状の精一杯なのだろう。Vcoreを通常Sempronと同じにして、クーラーをちゃんと取り付けたらどこまで伸びるのだろうか。恐らくFSB260辺りまで行くんじゃないかと思っているのだが…。


 SL6RVのOCデュアルチャネルを銀紙状態でブッチギリ。それでいて消費電力は1/2以下なのだから泣けてくる。ちゃんと動くと使いたくなるなあ。クーラーの取り付けを完璧にしてOSを入れてみるか?

 今回テストしたK8TNeoは、今日の買い物[2007/09/23]で手に入れてから放置していた物なので不安だったが問題は無い。時間はかかったがマザーとモバセン両方の動作チェック終了。結局あの3年前のマザー(@500円)は3枚とも動作品だったわけだ。当時だけでなく、今となっても非常によい買い物でした。
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