HSDL.blog.jp

ジャンクPCパーツ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

SMS3000BQX2LF

今日のHSDL[14/12/01]

 一年で一番嫌いな季節「冬」がやって来た。このクソ寒い中をHOにジャンク探しに行く気も起らないし、これからは引きこもってベンチマーク取りの日々に明け暮れるか?ハンダゴテが暖まらないので改造もやりにくいし、久々にプログラムでも書くか?しかしその世界でやりたい事(で技術的に可能な事)はもう何も無かったりする。どうすればいいんだ〜。


★Webサイトより

>トラックの面密度を高める新技術「SMR」を採用したアーカイブ用HDD
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20141107_674928.html
 以前のHGSTのヘリウム封入品でも思ったのだが、アーカイブ用で一番重要なのは容量ではなくデータの保存性だろう。大容量であってもデータが長期に渡って保持できなければ役に立たない。この技術は本当に長期保存に耐えられるのだろうか?定期的に移し替えるなんてのはダメ。時間的・物理的に無理なデータもあるんだから。10年20年と経ってから初めて信頼性を語る事が出来る。ちなみにMOの信頼性は高いぞ(^^ PC-98時代のがちゃんと読めるし。FDはカビが生えなければ大丈夫。


>千石電商で野菜の種とキノコの床 - 農協になったのか?
http://plaza.rakuten.co.jp/ftechworks/diary/201411160000/
 これ見た(^^; 何らかの機会にスポット的に入手したものを何でもかんでも並べちまってるんでしょうなあ。そう言えばゾアでも煎餅売ってたし。よく観察してないけど、棚に並んでいたので多分売り物だと思う。


>ニコニコ技術部と中国の工場を見にいったら凄すぎて絶望した件
http://ch.nicovideo.jp/iyokan_nico/blomaga/ar593068
 はぁ〜、良い部品街だなあ。昔は日本のアキバもそうだったんだがな。生産拠点が既に日本に無いので、アキバが世界の最先端になる事は二度と無いだろう。もう焦りは感じなくて、あるのは諦念と羨望だけ。世界の頂点に立った日本の栄光時代を知らない若者には解らないだろうけど、持っていたものをどんどん失う気分はやりきれないぞ。


>放熱用シリコングリス HY-880(6g)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gT-08638/
 また怪しいのキタ〜!HY-1よりカタログ上は微妙に性能が落ちるがその分安い。また写真で見た目液状なのでCPUには塗りやすそう。次回行った時に忘れずゲットせねば。


★今日のHSDL36[14/11/16]
 日頃省電力機能は全く使っていないので気づかなかったが、CnQを有効にすると頻繁にS3で固まる挙動が発覚した。そこでamdk8.sysを最終版1.3.2にアップデートした。

amdk8
 検索した限りでは2006年のVer1.3.2がK8最終版らしい。これでもう更新する事は無いだろう。S3で固まる事も無くなった。

cnq_on
 CnQは快調に動作中。クロックは800MHzまで下がり、コア電圧は約1.3V→約1.05Vまで落ちる。流石にここまで落ちると冷え冷えだ。もし日頃から常用するならこれだね。アイドル電力はHDDが止まらなくても52Wまで下がった。2台とも止まると余裕で40W台に入る。

temp
 あまりに冷え過ぎなのでパナフロを止めてみた。色々クソ熱くなるソフトを回してみたが流石に50℃まで行く。CPUファンが無くなり、HDDのスピンドル音(直ぐ止まる)しかしないので消し忘れが心配(^^; ベンチを長々と回すときはファンを回す方が良い。あまりそういう局面は無いけど。


★12月の買い物

=CPU=
・1156のCPU(0〜300円)
・1366のCPU(0〜2000円)
・持っていないイソテルCPU(0〜100円)
・AM2以降の高クロックCPU(0〜300円)

=マザーボード=
・1366(X58)マザー(0〜1000円)
・持っていない939マザー(0〜100円)
・AM3+/FM1/FM2/FM2+/AM1マザー(0〜100円)
・できればASUSのKT600マザー(0〜100円)
・i975Xa-YDG(0〜500円)

=メモリ=
・OCメモリ(一般用BH-5やTCCD等も可^^)
・RegECCのDDR1〜2GB×4枚(0〜@100円)
・RegECCのSD-RAM1GB×4枚(0〜@100円)

=VGA=
・GT200以降のゲホ(0〜500円)
・ラデHD2000以降のハイエンド(0〜500円)
・持っていないカノプー(0〜100円)
・ヌビでもATI(AMD)でもないカード(0〜100円)

=Others=
・100円のATX12V電源、50円でも200円でも不可(^^
・HDD随時大量・世代・容量不問(0〜300円)
・IDE-HDD→SATA-I/Fアダプタ(0〜100円)
・持っていないメーカーのコンデジ(0〜500円)
・縦1024以上のLCDモニター(横長不可^^)
・LCD-8000V(私物なので新品でも可)

940/939/754用クーラー

 もうだいぶ前になるが「HO聖蹟桜ヶ丘閉店」で手に入れたクーラーを取り付けてみた。


940939754cooler1
 ジャンク状態だと取り付ける方法は無い。リテンションも何も付いていないからだ。全体を丸洗いした後、まずはファンをパナフロに換えた。このファンは標準品なので、元から付いていた中華高速ファンより冷却率は落ちただろうな。ちなみに動作チェックでも書いたが低回転ファンは付けない方が良い。ヒートシンクの目が細かいので冷却率が劇落ちする。


940939754cooler2
 こんなネジを用意した。ホームセンター等で容易に入手可能なM5×35个任△襦これほどの長さは取り付けには必要は無いが、写真のようにナットを付けて指で回せるようにした。つば付きのナットは基板裏面に付けるため。スプリングワッシャも入れている。

 これで取り付ける場合、ネジを締めすぎると基板が曲がる。その為ノーマルのリテンション付属のバックパネルを流用した方が良いのだが、リテンションごと他の奴に流用するためこの方式になった。メリットとしてリテンションが無い、あるいは壊れたマザーも使えるようになる。


940939754cooler3
 ファンから見た取り付け部分。空気はチップセットに吹き付けるようになっている。ソコソコ冷却効果もあるかもしれない。


940939754cooler4
 チップセット側。注意して締めれば基板が曲がる事は無い。モバイル石でもシム無しに密着するので都合が良い。デスクトップ版Athlon64でもカラ割りして直付けすればよく冷えるかもしれない?グリスの消費量が激減する+スッポンしないのも嬉しいね(^^

 手始めに"侍ZリビジョンC"でしか安定しなかったFSB266で回してみる。気温が低くなった事もあるかもしれないが全く問題無し。これで冷却だけは心配は無くなったな。あとはもっとVcoreを上げられれば良いんだけど、現在のBIOS(Ver7.1)がパー助でVcore変わらないので…。


temp_sms3000
 XP上でも温度を測ってみたが、以前の"侍ZリビジョンC"のデータがどっか行っちゃったので比較はできなかった。しかしこの場合必要なのは絶対値なので構わない。FSB266で動けばいいのだ。本当はFSB280は行きたいところだがこれはマザーの機能が弱いので無理っぽい。何でFSB266でPCIクロックが上がってしまうんだろう。

 付け外しはネジなので面倒くさいけど、シムが要らない事から来る信頼性は何物にも代えがたい。そのうち高速ファンも付けてみたい。

今日のモバセン[2013/04/16]

 絶賛不人気連載中のモバセン記事。シーズン終了まではこのまま続く予定(^^


memtest270
 突然だがFSB270MHzで動かしてみた。いきなり20MHzもアップしたのは何故か?よく見れば判る通り、メモリクロックを更にDDR300まで下げたから。これだと地のメモリはさらに遅くなるのでパフォーマンスが落ちるかもしれない。CPUクロック上昇分とMEMクロック低下分はどちらが上回るのか?を試すのが今回の目的。


memtest275
 実を言うとFSB275でも完走している。しかしこれだと再起動に失敗する事があった。何となくマザーの方が限界にきている気がするのだが。


FSB270
 FSB270はWindows上でCPUIDも取得可能。一見安定している。


hdb270
 ところがドッコイ。何とHDDで躓いてしまった。どうもPIOで動いている様子。これでは実用にならんなあ。その証拠π焼は以前の41秒から42秒に低下してしまっている。外部コントローラの出番か?


FSB265
 仕方が無いので落とす。FSB265でベンチマークを動かしてみよう。


gogo265_270
 午後ベンチ。これは270でも動いた。もうアスロン3000+は相手になりませんなあ。次のターゲットは3200+か?


3dmark_265
 3DMarkはFSB265の方が数値が良い。地道に刻んで12000と9000の壁を超えた。MX440の数値だと考えると結構凄いと思う。RADEON9600PROの2000は12743だったし…。VSを使えない2001は流石に遅いけど。


 感じとしては2.5GHzでもCPUは問題無さそうだ。あとは良いDDRメモリが手に入るかどうかで決まるだろう。それにしてもこのRomaコアはクロックの伸びがスゴイ。これまでのAMDのCPUのイメージと言えば「熱い・伸びない・直ぐ壊れる」の三拍子なんだけど、このモバセンに関してはそれを大きく覆す。特に当たりと言う訳では無いこの石でここまで来れるとは思わなかった。何しろ元が1.8GHzでセンプロン自体2.2GHz止まり(注)なので、これから先は何をやっても人跡未踏の地(^^)だ。

注:モバセンは2.0GHzが一番上っぽい。センプロンの90nmだと2.2GHzまで製品が有るようだ。しかし釣音を入れても2.4GHzが限度。

Athlon64とモバセン

Athlon64とモバセン

 前回ちょっと触れた内蔵ノースブリッジ機能の設定だが、モバセンとアスロンで違っていたのは"2T Timing"だけだった。今回はモバセンの"2T Timing"をアスロンと同じ設定にして試してみる。超今更A64Tweakerにハマるか?


2t_disable
 変えたのは"2T Timing"だけである。これだけでCPUまたはメモリの性能に変化があるものだろうか?変化してくれれば大儲け。恐らく河童などにも見られたコマンドのタイミング遅延だと思うが、だとすると手順の多い書き込み速度が上がるはずだ。

 A64Tweakerは設定すると結果はリアルタイムで反映する。BIOSのノースブリッジチューンより楽だが、エラーが出ていても気づかないという欠点がある。


hdb_a64tweak
cm_a64tweak
 左がイネーブル、右がディセーブル設定。予想通りアスロンに似てきて、メモリ書き込み速度が目に見えて上がった。ほぼ同等になっており、このウェイト設定?が足を引っ張っていた事が判る。上級CPUとの差別化なんだろうか?だとしたらセコイな。もっともK8T Neoが勝手に設定している可能性もある。MSIのファームウェアは余計なお世話が多い。


mem_a64tweak
 地のメモリ速度だけが上がっており、「メモリに対する何か」である事が判る。特に遅くするメリットは無い。OCだと飛びやすくなるが、定格ならまず切るべきだと思う。


gogo_a64tweak
 午後ベンチも、前回のアスロンの数値と比べて誤差程度から歴然とした差になった。これってモデルナンバー100くらいは違うよ(^^ たぶん。アスロン持っている人は比べてみてね。


pi_sms3000
 π焼してみた。クソ遅いDMA33のHDDでも41秒。ストレージ次第で40秒を切れそうな気もしてきた。実際ここからが大変なんだけど。特筆すべきは、以前51秒掛かっていたPCから何も変わっていない所。鐚一文も金をかけずに設定だけで上級CPU並みの成果を出せた。


ogl_rec
 MS-8881のOGLレコードを更新!しかしGDIがぶっ飛んだので低くなってしまった。GDIって本体のメモリが厳しいのか?新鮮な発見だな(^^ まあGDIは元々CPU周りが効いて来るテストではある。ちなみにレコードと言ってもベスト10圏外だし、同じAGPでもSocket939のアスロンで動かされると一発で破られるだろう。それまでの束の間のレコードだ。もっともライバルは動く気配が無いので当分破られないかも。


 という事でセンプロン系は"2T Timing"を"Disable"という事で。MSIのK8T Neoだけかもしれないけど。メモリ設定をギリギリに詰めていたり、極度にOCしてるとぶっ飛ぶ可能性が高い。だが最初から切れているアスロンでは味わえない楽しみである。

Athlon64とモバセン

 現在のFSB250セッティングは「定格Athlon64にはひけをとらない」と比べもしないで決めつけていたのだが、アスロンも貯まってきたので本当かどうか確かめる。クーラーを外すのが嫌であまりやりたくなかったが、面倒な気持ちより興味の方が勝ったのでヤル気になった。

 今回はSMS3000BQX2LFとADA3000AEP4APで能力比較する。この両者はモデルナンバーは同じだが、アスロンはペンティアム、モバセンはセレとの比較なのでモバセン側が圧倒的に不利である。クロックはモバセンが1.8GHz、アスロンが2.0GHzでL2キャッシュはモバセンが1/4の128kバイトしかない。普通に比べれば勝負にもならないわけで、もしOCして同等の性能が出せればモバセンの勝ちでよかろう。ちなみに価格はモバセン200〜60円とアスロン100〜50円なので気にしない(^^


sms3000bqx2lf
 もし754モバセンをこれから手に入れるのなら2800〜2600+の方をお勧めする。倍率的にDDR400のままで普通にOC出来るから。個別の微妙なアタリハズレを除けば限界クロックはどれも同じである。

 それはさておき、コイツをシバキまくってAthlon64を倒す。32ビットなので64ビットの越えられない壁があるのだが…AGPマシンなので気にしない(^^


ada3000aep4ap
 コイツが本日の敵役。これの定格に勝つのが今回の実験の目標だ。いわゆる最初期型のC0リヴィジョンのNewcastle(黒浜-512kか?)である。2003年49週製造なので最初期型としても古い方だ。


henkou_ada_sms
 どちらも同じドライバで動く。このモバセン3000+はCnQが働いていないようだ。フラグが立っても何も変動しない。以前モバセン2600+で動いていたのは気のせいだったのか?


settei_ada_sms
 これがCPU内ノースブリッジの設定である。違いは"2T Timing"だけである。イネーブルだと遅くなるのかな。


 マザーボードはいつものようにK8T Neo-Fを使用する。AGPマザーなのがちょっとツラいが、どうせ32ビットのXPや98SEベースなので気にしない方向で。メモリは安定性よりもパフォーマンス重視でスーパーマンのPC3200-256MB[MSDD32M8MT 0518TTTG]×2だ(注1)。


注1:256MBは×2にしないとバンクインターリーヴが働かなかった。512MBなら×1でも働くようだ。BIOS設定がAutoしかないので、動いてるのか動いていないのかハッキリしない。

★早々に決着?(^^;
 Athlon64に付け替えてベンチを取っていたらTeneBench等で固まってしまう。CPU発熱で固まっているらしい。特にTeneBenchはバーテックスシェーダ未対応(注2)のため負荷が大きい。それにしてもOC仕様のモバセンと同じクーラーで動作しないのか。話には聞いていたがNewcastle(C0)の発熱はスゴイ。仕方が無いので姑息にもCnQを入れてみた。それでベンチを取ったところ、


99_dame
 こんな結果になってしまった。何だこの遅さは!明らかにCPU 3DMarksの数値がおかしい。ハーフスピードで動いている感じ。


cnq_ada3000aep4ap
 何とCPUが800MHzで動いてやがります。CnQが入っていると3DMark99は「軽負荷」と見做されて能力全開にならないらしい(^^; ま、確かにこの石では軽いけどね。しかしこれではHSDL古代ベンチ軍団は動かせないのでCnQは切る事にした。と同時にCPUクーラーも付け替えねばならない。個人的にはこの時点でもう勝負あった感じだ。しかしこれで終わっては企画倒れになるので、クーラーを高速ファン仕様のモノに変えて実験を続ける。何か更に面倒な大仕事になってきたな…。


注2:使ったのはMX440なもので。当初使おうと思っていたRADEON9600系だと全くFSBが上がらなかった。当時のRADEONはOCに弱い。GF4MX440はGF4と名乗ってはいるが、中身はDX7世代の製品である事を実感させられる。

★総合ベンチ
hdb_ada_sms
crystalmark_ada_sms
 総合ベンチは大まかな傾向を見るのに役立つ。左がアスロン、右がモバセンOCである。この場合はマザーボードが同じなのでプロセッサの性能差だけが出る。こうして演算力を見た限りではクロックが高い分だけモバセンの勝ちである。全体的にOCモバセンの勝ちだが、メモリのライトだけは明確にアスロンに負けている。何かで負けるとすればこの辺りが理由となるのだろうか。


★CPU性能
 MPEGエンコードは演算力は勿論の事メモリ周り、特にL2キャッシュの性能と量が速度に大きく影響する。L2が僅か128kバイトしかないモバセンにとっては試練のテストと言えるだろう。実はモバセンはRomaコアなのでSSE3にも対応しているが、ベンチマークソフト側が使用していないのでアドバンテージにはならない。


gogo_ada_sms
 結果は本当に微妙だがモバセンの数値が上回る。得意げに勝ったとは言い難いが、同等ならば勝ちに等しい条件である。クロックが250MHz高いのが効いているようだ。


pi_ada_sms
 殆ど意味は無いがπ焼もやってみた。クロック差もあり45対43でモバセンの完勝。ただこのくらいのタイムになってくるとちぎって勝つのは難しい。


★3D性能
 いつものようにHSDLフルコース±αを食わせてスコアで比較する。3DベンチもAthlon64に対抗するのは難しい。クロック差で埋められるかどうか。

bench_ada_sms
2DM=2DMark11、CM=CrystalMark2004R3、VM=VillageMark(OGL)、FR=FinalReality(3D)、99,2000,2001,03=3DMark、NB=NatsumiBench、TB=TeneBench、YB=YumereaBench(XGA,Low)


 数値的には微妙だが殆どのベンチで上回った。但し何故か夏海ベンチだけはAthlonの完勝で、モバセンでは何度やっても8000台すら出なかった。やっぱりこの辺り、ビデオカードのベンチだけはよく解らんな。


ada3000aep4ap_oc
 やっぱりAthlon64もOCしないと意味が無いようだ。しかしコイツをぶん回すのはこのクーラーではダメだろうな。試しにやってみたけどFSB210で早くもベンチが固まってしまった。このように起動してCPUIDくらいは取れるんだけど…。


a64_cache
 AMDがIntelと一番違っているのはL2キャッシュ量よりもその速度。古のカトマイのように遅い。L2キャッシュの効きが悪く感じるのはそのせいだろうか。イソテル勢に負けるとすればそれが原因という事になりそう。


★結論
 アスロン3000+ならOCモバセン3000+で勝てる。純粋な速度だけならモバセンに拘る理由は無いけど、消費電力やクーラーまで気にするとやはりモバセンの勝ちかな。実用ならばパフォーマンスが微妙に劣ったとしても消費電力差で埋めてお釣りがくる。現況と変わらず残念なような安心したような、極めて複雑な心境である(^^; これ以上のコストを掛けない高速化は無理か?この上にAthlon64 3200+もあるけど、更に発熱が増えると思うと躊躇してしまう。

Socket754愛好会[2013/02/15]

 ハッキリ言ってs754(と言うかモバセンだが)の記事は人気が無い。たぶん誰も使っている人が居ないからだろう。しかし筆者自身がこのプラットホームに憑りつかれてしまっているので更に続く。興味が無い人はここでさようなら(^_^)/~


★CPUのシム
 以前からジャンク出身のアルミ板を使っていたが、一連の実験で熱伝導が足りていないような気がしてきた。代わりに適当なアルミ板を探していたらこれが見つかった。


disc
 そう、HDDのメディアである。これはかなり薄いのだが、2枚重ねれば何とかイケるかもしれない。まあいつも通りテキトーな発想である。


cutter
 カッターナイフで切る。去年の買い物でこのカッターナイフと金尺を見た事があるだろう。実はその時既に完成していたのだった(^^ この記事古いんだよね。単体でネタにならないので放置していたのだ。


kansei
 容易に想像できるだろうが非常にテキトーな仕上がりである。何しろ傷を付けて折り曲げるので微妙に波打っているのだ。万力で潰して平面性をある程度出しているが満足には遠い。しかもこれを2枚重ねて使う。だが結果を言えばこれでも以前のCPUシムよりは冷えるようだ。言うまでも無いがグリスは塗っている。小型になったのでグリス使用量も少なくなって良い傾向だ。以下の成果はこれのお陰である。


★さらに向上
 地道に刻んで遂に2.2GHz突破!「2.0GHzすら超えられない…」などと悩んでいたのがウソのようだ。もっともメモリクロックを一段下げるというインチキをしているので当たり前かもしれない。しかし400相当で2-3-3-7なので結構イケてると思う。スーパーマンも頑張っているな。頑張り過ぎてまた早死にしそうな気もするが…。ちなみにMicronはこのクロックでは動作しなかった。MSDD32M8MT-5最強説が出てきた?ここまで来ると2.3GHzまで行きたくなるなあ。


memtest_fsb255
 一気に上まで行くぜ!FSB255でエラー無く完走だ!遂にここまで来たか。これでXPを立ち上げよう。


memtest_fsb260
 ちなみに起動だけならFSB260でもスンナリ起動する。だが御覧のようにメモリが悲鳴を上げてしまう。コアは余裕があるのでDDR266まで落とせば起動するかもしれないが、またメモリが一段遅くなってしまうのでやりたくない。クロックを相当上げられるなら別だが。


cpuz_fsb255
 やりました。CPU-Zで証拠を残して、いつものHSDLフルコースメニューを食わせるか。

 …ところがそう上手くは行かなかった。ベンチマークを走らせたら、あっけなくぶっ飛んでブルーバックになってしまった。HDBENCHでぶっ飛ぶとは情けない。仕方が無い、250に下げよう。


hdb_fsb250
 FSB250ともなると、ノーマルより体感で速くなっているのが判る。メモリが特に速くなっているな。π焼は43秒で、さすがにもうこの辺りになると殆ど違いが出ない。しかしノーマルの時は51秒だったし、L2キャッシュ128kとしては驚異的に速い。同じくL2が小さくて得意とは言えない午後ベンチも100倍を超えた。静音リテール並みCPUクーラーでここまでやれば大満足。本格的に冷却したらどこまで上がるのだろうか?

 現在の設定はベースクロック=250MHz、メモリDDR333(400)、HTリンク=800(1000)MHzで、電圧はCPU=1.400V、メモリ2.70Vである。()内は動作時の数値。


bench_fsb250
 FWは53.03である。CPUパワーの占める割合が大きい昔のビデオ系ベンチは、殆どのベンチでカードを交換したかのように伸びている。MX440の現役当時に持っていったら信じてもらえないレベル(^^ なお43.45でFRを走らせたら(3D)10を余裕で超えた。昔はなかなか10の大台を越えなくて苦労したんだけどな…。


★消費電力とCPUクロック
 ご存じの通りHSDLのPCは実用される事は無い。なので消費電力が多かろうが少なかろうが全く関係ないのだが、消費電力を下げる研究には昔から熱心である。この実験データが実用マシンにフィードバックされるのだ。まずはノーマルの電力から。


hdb_x9
 アイドル電力は70Wだった。これは予想外に大きい。測定時にいつものMX440ではなく電力バカ食いのFireGL(注1)を付けていたからだろうか。それにしてもモバイルCPUと考えると大きすぎる。過去記録を調べたら、GA-8TX+藁ペンに負けているではないか。MX440(A5)が相手だと厳しいか。

注1:電力バカ食いと言ってもMX440(A5)と比較した場合の話。ちなみにMX440(A5)だとアイドル電力は57Wしか食わない。ハードだけでなく常駐ソフトの差かもしれないな。

hdb_x4
 CrystalCPUIDで倍率を×4.0に下げてみた。Vcoreも下げたかったが変化は無かった。御覧の通りかなりパフォーマンスは落ちたが、消費電力は66Wと大差ない。Vcoreを下げないとあまり意味が無いようだ。これはガックリだわ。0.9V位なら違いはハッキリ出るだろうが、ソフトでは無くハードウェアを改造しなければ落とせないっぽい。


hdb_220
 じゃあ逆にクロックを上げたらどうなるのだろう。と思いベース220で動かしたら72Wだった。これは冷却ファン分くらいで大したことは無い。この程度のOCなら消費電力は気にする必要はなさそう。この場合はむしろ上げがお勧めだな。


 3Dベンチを回したところで80Wを超える程度なのでアイドルと大差無い。これはCPU以外の消費電力が多い事を表しているのではないか。古代のATX電源(Acbel製)の効率も悪いのだと思うが確認していない…と言うか使いたくなくなるので確認したくない(^^ 予想では20Wを超える電力を損失しているのではないか?ATX電源の80+規格ができるまでは効率は70%台がいいところだった。最新の高効率電源を使えば50W台になる計算だ。こうなるとCPUで努力するのがバカバカしくなる。電源を交換した方がパフォーマンスが下がらなくていいよな。

 いずれにせよクロック(だけ)を下げるのは消費電力を下げるのにあまり効果がない事が判った。消費電力を下げるにはCPUクロックだけでなくVcoreを下げるとか、もっと根本的に電源を見直すとか、あるいは冷却ファンまで含めた周辺機器を見直す必要がある。PCトータルで考えなければ意味が無いという事だ。


★一旦終了
 現時点でのアイデアも尽きてきたのでこれで一旦終了。次はマザーを改造するか、新しいメモリを手に入れた時だろうか。もっと斬新な技を編み出すのも良いかもしれないが。


★おまけ
 検索すると754のCPUクーラー入手に苦労しているという人が居て驚く。939もAM2も、どれも同じモノなんだけど…。勿論現在も新品で売られている事になる。余程特殊な形状のクーラーで、VRMか何処かに当たらない限り現役のCPUクーラーが使える。色々使い回しが効くAMDプラットホームは貧乏人に優しい。HSDLのCPUクーラーも全て同じものを使い回している。

 但しリテンションは取り付けネジ数が違うので流用できない。取り付け時に無理して割らないようにしよう。出来不出来はあるだろうが意外と割れやすいので注意。サードパーティ製の補修用リテンションを売っているけど結構高いので、リテンション無しで売っているジャンクは買わない方が良い。もっとも自作できる人はその限りではない。

Socket754愛好会[2013/02/05]

 939回目の記事なのでSocket939を扱おうと思ったが、出てこなかったのでs754の記事を続ける(^^


★OC実験の続き
 前回はVCCPを昇圧したらHT定格でイケるか?と予想したが、ちゃんとグリスを塗ったら定格電圧でもHT定格に出来た。HTリンクは800(OC時は900)で正常動作。勢いで更に上を目指す。

 FSB230にチャレンジ。MEMTEST86+ではエラー僅かだがエラーが出てしまった。昇圧してみたが変わらない。2600+も3000+も同じFSB230でエラーが出る。という事はこれはメモリの限界と言えるのではないか。試しにCLを下げてみたのだが、このMSIマザーはSPDの通りに設定されてしまいマニュアルにならない。設定有っても意味ね〜じゃん(^^;


fsb230
 仕方が無いのでクロックを下げる。DDR333にしてCL2-3-3-5で動かしたらエラー無しに完走できた。メモリを下げてCPUクロックを上げるのは意味があるのだろうか?

 ベンチを取ったら、メモリの速度が重要なベンチは全て遅くなっている。一口にメモリが重要なベンチと言うが、殆どのベンチはそうである(^^; 今回は3DMark2001/2000以外は全部落ちてしまった。もっとクロックを上げるか、400のままでCLを上げるしかない。


memtest_fsb240
 FSB240MHz、DDR333(動作時にはDDR392)の2-3-3-7でアクセスに成功。地のメモリ速度はモバセン2600のノーマルと同じ程度で速くない。しかしキャシュは最高記録を更新している。この速度なら939の3000+とでも互角に戦えそうだ。これでXPを起動できるだろうか?


cpuz240
 そのままXP起動に成功。安定しているように見える。まあメモリクロックが定格以下なので当たり前と言えば当たり前。


hdb240
 整数演算が10万を漸く超えた。π焼したら45秒でこれも最高記録。FSB230の時よりは速くなっているようだ。参考までに939のAthlon64 3000+(Venice)+A8N-SLIでのπ焼は47秒だった。勝ってるじゃん。もっとも敵もOCすれば負けるだろうが(注)。

 という事で、現在はFSB240、DDR333で常用中。今までモバセンではFSB225が最高で、このFSB240は見た事すら無いクロックなので気分が良い。50円のモバセンも結構やるもんだね。ちなみにファンが五月蠅かったので低速ファンに交換した。静音ファンでOCするのもHSDLらしくてよろしい。

注:ベース210×9.0で45秒なのでアッサリと追いつかれる。このソフトでキャッシュ4倍+デュアルチャネルアクセスは相手が悪すぎ。

★続く
 寒い時は起動に失敗する場合があるので、恐らく電解コンデンサが弱ってきているのだろう。次回記事ではK8T NeoのVRM周りのコンデンサ交換記事になるかもしれない。ただ常用テストマシンなのでなかなか解体できないんだけど。

Socket754愛好会[2013/01/30]

http://www.xbitlabs.com/articles/cpu/display/sempron-3100-oc_6.html
 何だ〜130nでも2.5Gまで行くのか。HSDLのは「やり方がヘボなだけ」という気がしてきた…。何とか冬の間に最低でも2GHzは越えたい。

 …と言う記事を書き始めたのだが、チョイ暇があったので実際に試してみた。上記事を読んでHTリンクに問題があるのではないかと思い、少々初期クロックを下げたのだった。するとアーラ不思議、今まで固まっていたクロックでも通ってしまうではないか。なーんだ、これが原因だったのか。こういうの例を見ても筆者のAMD系OCは遅れているのが判る。AMD系を弄り慣れた人ならとっくの昔に解決している事象だろう。


sms3000_fsb223
 アッサリと、しかし漸く2GHz突破。起動自体はFSB230を超えるのだが、冷却が拙くてメモリエラーが出てしまう。やはり冬の室温7℃でもグリス塗らないとダメか(^^; とりあえずこのクロックなら完走できる。ちなみにVCCPは昇圧していない。定格の1.075VでOC出来てしまうのだからホント良くできた石だな。

 がしかし、この状態でXPを起動してベンチを走らせたら、高温になったらしく突如強制シャットダウンされた。ベンチの最中にいきなり電源が落ちたので焦った。仕方が無いのでマジメに冷却を見直す。コアとの間のアルミのシムにもテキトーにグリスを塗ったら矢鱈に冷えている。BIOS読みではアイドル17℃しかない(^^; これで再度XPを起動したら安定した。


sms3000_fsb225
 FSB225にしてみた。このSMS3000BQX2LFでは、今までに212が安定限界だったので意味は大きい。BIOSでテキトーに設定を変更しただけで、金のかかるパーツは何も交換していないのだから。


hdb225
 何しろ冷却を見直す前はこれの整数演算でぶっ飛んでいたのだ。今回は全く問題は起こらなかった。GDIが少し遅いのはHTリンクが600だからだろうか。それともオメガドライバのせいなのか。何とかHTリンクも元に戻したいな。ダメならVcoreを上げてみる。

 3Dは画質優先のオメガドライバで、しかも高画質仕様にしているので遅い。だがそのスコアは以前のベンチ用高速設定とほぼ同じ数値になっている。つまり以前のスピードを高画質に実現した訳だ。僅かでもクロックを上げた意味があるというもの。


★更に実験は続く
 という事で今までのFSB212からFSB225まで常用クロックを上げる事が出来た。次は冷却を更に見直してFSB230くらいで常用したいところ。何故230かと言うと、Web上のOC情報の下限がその辺りだから。石がハズレだったとしてもその位は問題無かろうという読み。

 以前のモバセン2600+でもFSB225が常用だったので、3000+で230(2070MHz)だとかなり高速化しそうな気がする。Athlon64の3000+定格より速いんじゃないか?
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