HSDL.blog.jp

ジャンクPCパーツやカメラ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

Socket423

哀愁のマザー GIGABYTE GA-8TX

哀愁のマザー GIGABYTE GA-8TX
哀愁のマザー GIGABYTE GA-8TX

 前回までに書き漏らしたことを追記する。


★省電力モードの追記
 前回、「HDDのモーターが止まって省電力に」と書いたが、実際は止まったのは1台だけだった。2台とも止まると更に4Wの低下、つまり52Wまで下がる。これは河童1GHzの定常時を下回る。ストレージデバイスの省電力化はこのくらいになるとかなり効いて来るのが判る。また12Vの冷却FANを一つ止める毎に1Wくらい下がる。これも意外に効いて来る。ファンレスは省電力になるのだ。もっともCPUFANだけを止めても、ケース冷却でファンを使ったら意味が無い。HSDLはバラックだから可能なのだ。


★CPU温度
 2012年12月末現在、HSDLラボの朝晩の室温は7℃位しかない。試しにCPUファンを止めてみたが特に問題無く動作した。ベンチマークなど高負荷を掛けると流石に上がるが、これはリテール以下のショボイヒートシンクを使っているから。大型のヒートシンクをリテンションでシッカリ止めれば余裕でファンレスが可能だ。これの現役時代にこんな事を書いたら「釣りでしょ?」と流されるか、「ウソつくんじゃねえ!」と真っ赤な顔で怒鳴られるだろう。


spfan_8tx
 3DMark2001SE(上)とFinalReality(下)を回してみたが、ファンが回った状態だとこんな感じで温度が上がらない。アイドル時・軽負荷時には自動的にファンを止める工夫をすれば良いのだろう。最近のマザーだとそれがデフォなんだが。


★オーバークロック
 筆者らはオーバークロッカーではないが、PCの安定性向上のためにOC特性は重視している。このマザーはFSBクロックはDIPスイッチによる古来の設定法を採用している。この時期には既にBIOS設定が当たり前だったので面倒に感じるが、ぶっ飛んだあとのリカバリーが楽と言うメリットもあるのだ。BIOSクリヤーすると、筆者らのように細々と設定する者は一から出直しでツラくなる。


dipsw_8tx
 しかしこれはちょっと…(^^; 何と設定が100/105/110/133しかない。これではきめ細かい設定どころか限界を掴むのすら難しい。クロックから見てFSB133はまず動作しないと思われるので、結局のところ105/110しかないということになる。105で動くのはもう分かり切っているので110でテストするしかないようだ。選択の余地無しか。実際は隠し設定が効くようだが確かめていない。


cpuid_110
 余裕ですね。感覚的にはまだ上がりそうな感じ。423マザー起動!に於いてFSB115でもメモリは完全動作するのは確認されている。何とか115〜120までは上げたいのだが、これはソフトで上げるしかなさそうだな。

 が、しかし。この状態でXPを起動しようとしたら読み込みに異常に時間が掛かる。具体的には起動時間が5、6倍になって固まったのかと思った。ベンチマークを動かしてみたら理由は判明した。HDDがPIOになっている。つまり起動ドライブの幕が裏切っていたのだ(^^;

 幕のHDDはFSB上げに極度に弱いのは知る人ぞ知る事実だが、まさかFSB110で降参するとは思ってもいなかった。コイツをブートディスクに使ったのは間違いだったな。ちなみにデータディスクはFireBall lct20なので全く問題無くDMA転送ができている。37MHz位は耐えてくれよな>幕(注)。


hdb_fsb110
 10MHz上げただけでも倍率が高いのでハッキリとスコアは上がる。午後ベンチの最高は64倍となる。ま、気分だけと言えない事も無いが、持っているものは全部使わないと気が済まない。やはりDステップの藁ペンを手に入れてFSB133を狙いたいところだ。32のメモリもある事だし…。


注:故人(^^; の名誉のために書いておくが、ダメドライブと言うわけではない。以前も書いたが幕のノイズ(騒音に非ず)の低さは特筆もので、もちろん他の全てのメーカーに勝っている。当時は低ノイズが必要な時は幕以外の選択肢は無かったのだ。ちなみに現在のドライブは各社ともスペクトラム拡散でピークを誤魔化しており、真の低ノイズドライブなどは全く存在しない。低ノイズのストレージが欲しければ、HDDは諦めてSSDから探すしかないのではなかろうか。これはいずれ計測してみたい。

★終わり
 やはりSocket423マザー+藁Pentium4+i850(DRD-RAM)は面白い。以後の発展性が全く無くて、必要なものを全部集めても大した手間にならない所も潔い。HSDLはこれからもメジャーにならない密かな楽しみを追求したい。


★おまけ
 以前から度々書いているMS-8881のデフォルトクロックの低下(270→154MHz)だが、何とこのGA-8TXに付けると正常になっているじゃないか。


5303_8tx
 つまりこれはマザー依存という事になりはしないか?もっともOSを変えたら変わるかもしれないのでまだ断定はできないが。謎は深まるばかり。

哀愁のマザー GIGABYTE GA-8TX

哀愁のマザー GIGABYTE GA-8TX

 前回解析したGIGABYTE GA-8TXに、実際にメモリとCPUを載せて動かす。P4ウィラメットはソケット423にて3回目のテストだが、あれからメモリの種類が増えたので色々やってみたい事はある。


★GA-8TX初起動
 最低限のパーツを繋いで動かす。実を言うとこのマザー、入手してから一度も動かした事が無い。HSDL登録は2006年3月だからもうじき7年になろうとしている。例によってリテンションが無いので、クーラーはCPU上に置いているだけ。

 電源を入れたら突然フロッピーにアクセスが!何故だ?これはAMI BIOSのリカバリー機能である。BIOSが飛んでるのか?そんな訳ねーだろう。そこでCMOSクリヤーとか色々やったが変わらない。完全にぶっ飛んでますねこれは。「ちょっと待ってください!これってデュアルBIOSですよ?リカバリーって事は両方ぶっ飛んだ事になるなじゃいですか!」勿論そんな事がある訳が無い。マニュアルをよく読んだら回答を発見した。


jp6_8tx
 このジャンパが抜けていた(紛失)のだ。これが抜けているとAMI BIOSのリカバリーモードになってしまい、デュアルBIOSの特徴であるオートリカバリーが働かないのだ。これをデフォルト位置に差して電源を入れたらオートリカバリーモードになって、BIOSはバックアップから書き戻されて復活した。

 まあ両方ぶっ飛んだらブログネタで笑いが取れるのでちょっと残念な気もするが、今回はデュアルBIOSの威力を遺憾無く発揮する事が出来た。ただジャンパについてよく知っていないとツボにはまる危険性もある。新品ならともかく、ジャンクは揉まれているうちにジャンパが外れている場合が多いのだ。


biospost_8tx
 起動しました。CPUIDもF0Aで正常に認識されている。セットアップで時計を合わせれば起動するだろう。


bios_8tx
 時計を合わせ、その他のセッティングを行う。温度を見てみたが、この状態で38〜41℃の間を彷徨っていた。ちょっと高い気もするが、s478リテール並みクーラーにグリスを塗らず、CPU上に置いているだけなのでこんなモノだろう。


memtest_8tx
 そのままMEMTEST86+を走らせる。クーラーが不安だがまあいいや。倒れたところで燃えたりはしない。結果は御覧の通り無事完走した。気になる速度は1153MB/sでちょっと遅い気もする。何よりデュアルチャネルアクセスの表示が出ないのが気になるが、このソフトは古いチップセットはいい加減なインフォメーションしか出さないので気にしない。試しにメモリを差し替えてみたが、どの組み合わせでもデュアル表示は出なかった。次はXPを入れてテストしたい。


★WindowsXPテスト
 動作チェックはSL57W+SAMSUNG45(128MB×2)で行なった。1.7GHzと言ってもネットバーストだから話半分で、例えSSE2をフルに使ったとしてもAthlonXP1500+(SSE対応)定格と同程度と思われる。高速メモリのアドバンテージは非常に大きいにも関わらずだ。なお冷却に不安があったのでグリスを塗って、タイラップで軽く固定した。がしかしテンションは全くと言って良いくらい掛かっていない。それでもBIOS読みで27〜30℃と10℃くらい下がった。サーマルコンパウンドの威力は大きい。


sl57w
 これがSL57WのCPUIDである。ふと見るとコア電圧が1.680Vまで下がっている。テスター計測でも1.712V(10mV以下はリプルがあるのでテキトー)だったので電圧降下かな。これって省電力機能なのか?とか楽天的な事も考えたが、ハッキリ言ってウィラメットでそれは無いだろう(^^; P!!!と比べればSSE2があるのとクロックが多少高いのだけがアドバンテージ。


hdbench_8tx
 総合ベンチはこんな感じか。いつものようにHDDは気にしないように(^^ 何しろ使っているのがATA(DMA)33〜66なので。浮動小数点演算に比べ整数演算の値が極度に低い。体感速度が高クロックのP!!!に劣るのはそのせいだろう。整数演算だけならP!!!866〜933相当か。浮動小数点演算はノーマルの河童P!!!には負けない。がしかし、消費電力を考えると改良と呼べるのか疑問だが…ヘタすると河童×2の方がワット/パフォーマンス良さそうなんだもん。


gogo_8tx
 おなじみ午後ベンチ。SSE2までカリカリに最適化されているので言い訳はできない。これを見るとXP1500+と同等という予想は概ね当たっている(注1)。メモリ周りはFSB400のお陰で劇速なのに何でこんなに遅いんだろう。

 π焼は1:45なので河童1GHzよりは確実に速い。ここで漸く高速メモリの恩恵に与れた。もっともπ焼はクラペン時代の特殊ソフトなので、これが速くても実アプリでは何の恩恵も無いんだけど(注2)。この時代、SIMDを使わないなんて我慢大会じゃあるまいし(^^;


2001_8tx
 ビデオカードはいつものようにMS-8881(MX460相当)だが、当時としてもあまり良い記録とは言えない。3Dに関して言えば、恐らくP!!!には勝てたとしてもAthlonには負けるだろう。デュアルチャネル採用とは言え、MCHは急造っぽくてたかが知れている。


注1:XP1500+の午後ベンチは11.55〜60.47倍速。但しこれはSDR-SDRAMなので完璧に負けていると言えない事も無い。

注2:FPUが高性能だとCPUの発熱が増えるくらいだ。これを現実的に改良したのが他ならぬATOM初代で、このCPUはSIMDに特化しておりFPUが極度に弱い。クロック当り能力だとP55Cがライバルになるくらいだ。がしかし実アプリで引け目は感じない。現実的にはFPU主体のソフト等は現存しないからだ。

★消費電力
 HSDLブログは消費電力について書かれる事は少ないが、他ならぬウィラメットという事で消費電力には興味のある読者が多いのではないかと思う。殆ど動く機会の無いマザーでもあるし、ついでなので簡単に消費電力を計測してみた。


watt1
 おなじみワットチェッカーを使う。これはデスクトップで3分間放置したもの。60Wなのでまあ常識的なところか。なおこの実験機はHDDが2台なのでその点は留意して欲しい。


watt2
 放置して暫くするとガクンと消費電力が下がる。これは省電力モードに入ったからだ。具体的にはHDDのモーターが止まる。SSDを使えばこれだけ省電力になるという事だね。


watt3
 更に放置するとビデオ信号が落ちてS1に入る。更に放置するとスタンバイモード(S3)に入るが、装着したデバイスによっては帰ってこなくなる。昔のビデオカードやその他デバイスはACPI機能の問題が多かった。なおスタンバイ時には数ワットなので、放置期間が長い人は積極的にこれに入るようにした方が消費電力は下がる。


watt4
 これが3DMark2001SEを回している所。流石に増大しているが、ネットバーストと考えると意外なほど少なく感じる。ビデオカードが省電力のMX460だからだろう。近年はCPUよりビデオカードでPCの消費電力が決まると言って良い。ちなみにこのシステムでこれ以上の電力消費はどうやっても無理だった。

 ということでウィラメットと言えども、今や低クロックCPUなので消費電力Wは大したことは無い。凄まじい電力消費を期待していた人は流言飛語に毒されていると言える。


★終わりに
 今では殆ど見かけないレアマザーで市場からは減る一方だから、もし手に入れたいのなら迷わず見つけた時に買うべきだ。ブツさえあれば値段はマザーの中でも最低ランクだろう(2006年の相場は100〜500円程度)。

 ちなみにCPUはSlotA程レアではないが、最近は見かける事が少なくなったので早めに確保しよう。HSDLやその周囲では未だに死亡品を見た事が無い。ピンがボロボロに折れて脱落していない限りイケルはず。実用より動かす事自体が楽しみの人にお勧めの一品。そうそう、423マザーはDRD-RAM入手も忘れちゃいけない。容量に拘らなければRIMMはHOでも青箱にあふれている。金属回収に棄てられる前に256〜512MB以上とか40とかの良物件を押さえておこう。マザーによってメモリメーカーとの相性が出る場合がある。出来れば複数のメーカーを揃い(必須)で手に入れたい。スロットを全部埋めない人はC-RIMMも勿論忘れずに揃える。

 筆者の意見としては「ジサカーなら一度はRIMMを使ってみるべき」だ。他のメモリとの違いに驚くよ。但しRIMMと言ってもP!!!の奴はダメ。シングルチャネルだと本来の力が出ないので。いつかはPC用メモリもシリアルにならざるを得ないだろうが、一寸早過ぎたデビューだったね。


★おまけ
 i850マザーは価格的に良くできているのが多いが、今のところ筆者が見た目で一番気に入っているのはこれかな。

http://www.thg.ru/mainboard/20010321/images/p4_siemens.jpg
 たぶん富士通シーメンス製のマザー。このように遠くから見ても、基本に忠実であろうとする努力が認められる。

哀愁のマザー GIGABYTE GA-8TX

 これを手に入れたのはHSDLブログ開始前の2006/03/05だ。99EXの中古コーナーが無くなる時に、在庫一掃投売りセールで僅か50円で手に入れたもの。ちなみに同時に手に入れたのが2006年代のメイン機SY-6BA+(これも50円)だ。更に付け加えればこの2枚は最後の売れ残りで、もっと早く行けば良い物があったはず…今でも悔やむ筆者だった。閑話休題、


★コンディション良好!
ga8tx
 50円ジャンクとは言え状態は非常に良い。電解コンのダメージも全く感じられず、ホコリも無い事から殆ど未使用に近いのではないか?と感じる。もっともs423マザーはボロボロの物はあまり多くない。現役当時から使っている人が少なく、価格もそれなりに高価だったことから大切に使われたのだろう(例えるならSocket1366辺りか)。販売・活躍期間が非常に短かったという理由も勿論ある。メジャーなインテルチップセット採用マザーとしてはレアな部類に入る。GA-8TX自体は423の中ではメジャーな方である。


socket423_ga8tx
 これがs423周り。対称形でないのが分かる。電流はそれなりに流れるが、高電圧のためノースウッド以降の石ほどは流れない。電圧が高いので発熱はそれなりにあるが、世間の人々が思うほど発熱が酷いわけではない。発売当初は発熱の少ない河童P!!!と比較されたのが運の尽きだった。以前HSDLがヒートシンクを輪ゴムで止めていたように(注)、実はそんなにたいした発熱では無い。大多数の人は使わずに又聞きで大騒ぎしていただけだ。

注1:輪ゴムは100円ショップのchina製だと思うが3、4ヶ月は持った。次回も「リテンション発見!」とか情況が予想外に好転しない限りはこれで行く(^^

★TehamaPowerCkt
GA8TX_vrm
 いつもと違い大型の回路図となっている(^^ 最初はご丁寧にVsen回路も入れていたからだ。その後GIGABYTEオリジナル回路図を見る機会があったが、当該製品版との違いは非常に少ない。それまでのP6マザーの進化傾向からすれば「突如として途方もない大電流」なので、生産側としても手探りの部分があったのだろう。動かしてみると意外に大丈夫だと分ったわけだが、手抜きされるのはこの後のブルックデール以降の製品である。ブルックデールマザーに良品が少ないのはそのため。


vrm_ga8tx
 この電源は45A出力が仕様だが、3相なので1相あたり15Aとなる。これはP6世代と同等だから大した事は無い。しかしやはりテハマは初物と言う事で、当時のギガバイト製品としては異質なほどの物量が投入されている。

・上下MOSFETが最適化されている
 この電源であれば通常なら上下2SK3296で充分だ。しかし下側を低Rdson製品に変えてきたところに意欲が感じられる。これはレイセオンRC愛用のAcer系が得意としていたが、ギガバイト製品では記憶に無いくらい少ない。多分高価で入手困難であろう下側MOSFETは飛ばさないようにしないとね。

・出力コンにOS-CONが複数使われている
 この製品前後には、これほど豪華なラインナップは見かけない。この後ブルックデール以降はスッカリ安心して?部品は中華製など極度に劣化、更には省略されていった。

・インダクタが大型
 前世代P6時代のインダクタとは比較にならないくらい大型化している。もちろん大電流を流すために線材が太くなったからで、巻き数を増やしてインダクタンスを増やすためではない。インダクタンス自体はP6時代から1/2以下の1μH前後となっている。

・CPU_DCが厳密
cpu_dc_ga8tx
 ギガの製品とは思えないくらいよくやっている。以前取り上げた同等機のP4ITAよりは上だろう。


mosfet_ga8tx
 パワーMOSFETは上がおなじみネコ電2SK3296、下がIntersilのHUF76143Sである。しかしギガはこのK3296をどれだけ仕入れたんだろう。7世代前後の使用量はかなりのものだ。

 書き忘れたがスイッチング周波数は232kHzだった。勿論3フェーズなので1フェーズあたりという事になる。総合では700kHz相当になるわけだ。


★CPU周りのコンデンサ
 前記の通り、このマザーは当時のギガバイトとしては異例なほどの物量作戦を展開している。やればできるんじゃないか。

・入力インダクタDC(1本)
C166:G-Luxon SX100μF16V

・VRM入力(4本)
C171:CHOYO XR1500μF25V
C172:CHOYO XR1500μF25V
C173:CHOYO XR1500μF25V
C174:CHOYO XR1500μF25V

・VRM出力(9本)
C175:CHOYO XR2200μF6.3V
C177:CHOYO XR2200μF6.3V
C178:OS-CON 4SP750M
C179:CHOYO XR2200μF6.3V
C180:OS-CON 4SP560M
C182:OS-CON 4SP750M
C400:OS-CON 4SP560M
C401:OS-CON 4SP750M
C402:1200μF10V(EMPTY)

・仕様データ
G-Luxon SX100μF16V[NA/110mA]
CHOYO XR1500μF25V[35mΩ/1800mA](推定)
CHOYO XR2200μF6.3V[35mΩ/1800mA](推定)
OS-CON 4SP560M[14mΩ/4080mA]
OS-CON 4SP750M[12mΩ/5040mA](推定)

 XRシリーズの性能データは推定。恐らく三洋GXクラスだと思われる。当時の中華メーカーは全てGXを目標に製造していた。コントローラICのデータシートを見れば判るがデファクト・スタンダードと言って良い。1500も2200もサイズが同じなので同性能だろう。

 OS-CONは750μF4Vと言うのに該当品種が無かった。2000年当時はあったのか標準外なのかは分からない。回路図では4SP820Mだったし、サイズから言っても同程度だろう。

 入力コンが中華なのが稍残念だが、充分な本数を用意しており不安は感じない。事実これの破損例もまだ見た事が無い。電流から見ればポリマー固体は必要無かろう。出力は半数以上がOS-CONで当時としては申し分ない。製品版としてはケチを付ける所は全くない。

 この後に登場した845や865マザーなどよりは信頼性ははるかに高い。やはりそれなりに金をかけないと良いモノは出来ないという事か。


★メモリ周り
tehama_ga8tx
 MCHのTehama君である。それなりの完成度で更に熟成期間が欲しかった。845よりはデュアル分だけ速いが発熱は大きい。


tehama_dc_ga8tx
 裏面のDCはこんな感じ。うーむ、ここはECSの方がマシだったような…(^^; Intelと同じくCPU周りはほぼ完璧だがメモリ周りが弱いな。423は短期決戦用なのだろうな。既に次が見えているわけだし…。


rimm_slot_ga8tx
 コンデンサのメンツがかなりショボイがイソテル純正ほどではない。しかしやはり全部交換したくなる状況だ。RIMMというかデュアルチャネル・アクセスの消費電力と高周波は半端ではない。ここから崩れたマザーは865Gなどでもよく見かける。8IG1000のHMとか。


choyo_xr330u_ga8tx
 ギガではおなじみのG-Luxonである。XR330μF25VはGA-5AXでもメインコンデンサで使われていたので思い出深い。容量の割には大型なので意外にタフである。これが吹くようだと使い方に問題があると言える。


★その他
ich2_ga8tx
 サウスはICH2なので810や815と何も変わらない。今となっては最低でもSATA+USB2.0が使えるICH5〜は欲しいところ。


dualbios_ga8tx
 デュアルBIOSはこのマザーでも採用されている。これがある限りBIOSを飛ばして困る事はまずないだろう。


 基板はギガの青板ではおなじみのYang An Electronic製YA-4で、2001年17週製造となっている。中国本土では無く台湾製の6層基板だ。i845以降のショボイ4層基板とは明らかに一線を画す、分厚い安心感のある基板である。


★次回に続く
 「哀愁のマザー」シリーズ常連のギガだが、今回はちょっと様相が異なる。マザーの出来は哀愁でも何でもなく良くできているのだ。哀愁を誘うのは、ネットバーストのファーストCPUに期待と夢を膨らませて飛びついた方々だろう。CPUのダメさ加減は哀愁シリーズには相応しい。

 次回は実際にこのマザーを動かしてみる。DRD-RAMマザーは3度目だが、何か新しい発見はあるだろうか。今までの情けないマザー達(これこれ)とは一味違うマザーなので多少の期待はしている。


★おまけ
 設計段階から頑張っているので、この際だから中華コンをVRM(というかCPU周り)から排除する事を考えてみる。もちろんHSDL所有パーツだけを使う。常連読者には見飽きたいつものパーツである(^^

・入力インダクタDC
C166:NCC KZH150μF25V

・VRM入力
C171:Panasonic FC1000μF16V
C172:Panasonic FC1000μF16V
C173:Panasonic FC1000μF16V
C174:Panasonic FC1000μF16V

・VRM出力
C175:SEI WG3300μF6.3V
C177:SEI WG3300μF6.3V
C178:OS-CON 4SP750M(変更無し)
C180:OS-CON 4SP560M(変更無し)
C182:OS-CON 4SP750M(変更無し)
C400:OS-CON 4SP560M(変更無し)
C401:OS-CON 4SP750M(変更無し)
C402:NCC KZH680μF25V

・仕様データ
NCC KZH150μF25V[110mΩ/500mA]
NCC KZH680μF25V[32mΩ/1650mA]
Panasonic FC1000μF16V[45mΩ/1440mA]
SEI WG3300μF6.3V[12mΩ/2800mA]

 入力のFCは「これじゃ耐リプル足りないんじゃね?」とプロなら思うだろう。実は筆者もそう思うが、実際478のGA-8IG1000 Pro-Gでは問題無かった。更に楽な423なので充分やれるとみている。それにコイツは長期在庫なので早く使いたい。それが一番大きな理由だったりする。本当にリプルだけを考えれば、実はKZH680μF25Vの方がここに向いている。仕様データを見れば解るだろう。入力容量は700kHz相当という事で全く必要ない。MLCC程度の小容量でも選べば大丈夫なくらいだ。

 出力のC402は付けても意味無いけど、空いていると落ち着かないので埋める。貧乏性だね。ここは超低インピーダンス品でサイズ(重要)が合えば何でもいい。出力容量もこれ以上増やす必然性は無く、性能を落とさないなら更に減らしても良い。

 これらはいずれ暇を見つけて交換したいところ。テストは交換前にノーマルで行う。

Intel D850GB(MOD編2)

哀愁のマザー Intel D850GB(解析編)
哀愁のマザー Intel D850GB(動作編)
Intel D850GB(MOD編1)

 久々に大量本数を一気換えしたので疲れた。後半疲れてきて全体的にはあまりきれいに行かなかった。金にならない作業は真剣さが足りない(^^;


★交換
 今回の交換は大変だった。VRM以外のSMD含むアルミ電解を全部抜いて、ランドの清掃含む基板クリーニングが終わるまでに2、3時間かかったのではないだろうか。何でこんなに時間がかかったのかは解らないが、850リファレンス基板は6層で放熱が良い事と、脚がクリンチしている奴が多かった事が原因かもしれない。本数も50本弱だからかなり多い事は多いのだが。

 今回はポリマータンタルは5つ、通常タンタル3つしか使わなかった。迷った所は踏ん切りがつかず、そこら辺にあったPR330μF6.3Vでお茶を濁す。実は電圧を忘れて耐圧が不安だったというのもある。次回があれば交換するかもしれない。DRDRAMは2.5Vというのが中途半端だ。DDR2のように1.8Vなら全てのタンタルが使えるのだが(SP-CAPの2.0Vも可)。

・ポリマータンタル(5個)
NEOCAP PS/L220μF4.0[12-45mΩ]
POSCAP TPC220μF2.5V[45mΩ]

・通常タンタル(3個)
AVX TAJ10μF16V[2.8Ω]

・通常アルミ電解(43本)
ニチコンPR330μF6.3V[480mΩ]
日本ケミコンKMQ470μF10V[NA]
日本ケミコンKRE22μF16V[NA]
日本ケミコンLXZ100μF25V[250mΩ]

破棄前の価格合計=279円(銭単位切り上げ、副資材別)


Q9K1[Q9K2]の2.5V系
C6H10→NEOCAP PS/L220μF4.0
C6K3→除去
C6L2→NEOCAP PS/L220μF4.0
C8J1→日本ケミコンLXZ100μF25V
C8K7→ニチコンPR330μF6.3V
C9L1(Tantalum)→未実装
CR9J2(SMD)→未実装

Q9L1[Q9L2]の2.5V系
C6H6→NEOCAP PS/L220μF4.0
C6K2→除去
C6K4→NEOCAP PS/L220μF4.0
C7J5→日本ケミコンLXZ100μF25V
C7K7→日本ケミコンLXZ100μF25V
C8J2→日本ケミコンLXZ100μF25V
C8K6→ニチコンPR330μF6.3V
C8K9→日本ケミコンLXZ100μF25V
C9L3→日本ケミコンLXZ100μF25V
CR9J1(SMD)→未実装

3.3V入力Q8E1の2.6V系
C8E1→日本ケミコンLXZ100μF25V
C8F2[C8F3]→日本ケミコンKMQ470μF10V

Q8E1の2.6Vが入力のQ8F1の1.8V系
C5F20→POSCAP TPC220μF2.5V
C6F9→日本ケミコンKMQ470μF10V
C7E15→AVX TAJ10μF16V

3.3V入力Q9F1(Q9F2)2.5V系
C7F6[C7F7]→日本ケミコンKMQ470μF10V
C7J4→日本ケミコンLXZ100μF25V
C8F9[C9F1]→ニチコンPR330μF6.3V
C9J1→日本ケミコンLXZ100μF25V

3.3V入力Q6E1[Q6E2]のAGP1.5V出力
C3F14(Tantalum)→未実装
C3F15→日本ケミコンKMQ470μF10V
C3G13(VR100)→未実装
*どれか一つでよい

SB5.0V入力U10M1の出力SB3.3V
C9L6[C9L7]→ニチコンPR330μF6.3V
C9M2→AVX TAJ10μF16V
C9M3→AVX TAJ10μF16V

12V入力Q10L1の3.3V出力
C10L8→日本ケミコンKMQ470μF10V

12Vライン
C6F7→(AGPPROじゃないので要らない)
C8F4→KRE22μF16V

5Vライン
C10J1→KRE22μF16V

USB5V
C1L6[C1L7]→日本ケミコンKMQ470μF10V
C10C2→日本ケミコンKMQ470μF10V

PCI
C3B1→KRE22μF16V
C3B5→KRE22μF16V
C3C1→KRE22μF16V
C3C2→KRE22μF16V
C3C7→KRE22μF16V
C3D1→KRE22μF16V
C4C7→KRE22μF16V
C5B1→KRE22μF16V
C5B6→KRE22μF16V
C5C2→KRE22μF16V
C5C7→KRE22μF16V
C5C8→KRE22μF16V
C5D1→KRE22μF16V
C5D5→KRE22μF16V

不明
C7J6→KRE22μF16V
C7J7→KRE22μF16V
C8D1→KRE22μF16V
C8D13→KRE22μF16V
C8L1[C8L2]→日本ケミコンKMQ470μF10V
C9C1→KRE22μF16V


 終わったのは夜の11時頃だった。こんなに遅くまで作業したのは何年振りだろうか。動作チェックや撮影は翌日に回す。


★交換後
d850gb_20110824
 このようになった。一見してAGP・PCIバススロットやその他にアルミ電解コンが増えているのが判る。しかし地味だな。どこを換えたのか分かりゃしないじゃないか。これでメモリフル実装で不安定だったメモリ周りは安定するハズだ。HSDLの結論として「D850GBはメモリ周りを強化する必要がある」と言う事だ。特に後期版は絶対やらねばならない。前期版は入力コンデンサを交換した方が良い。休みなく使われていたらそろそろ終了だ。

 今回は主に破棄品の消費が目的だったので、VRM〜CPU周りは全く手付かず。OS-CONも交換するのはまだ先。


vmem
 一番の改良点。DRDRAMの2.5Vである。実は2系統である。ポリマー220μF4.0V×2ずつなので強化と言える。C6K2、C6K3は無用になったので除去。1.8VだったらSP-CAPを使おうと思ったのだが残念でした。


agp
 AGP周りがちょっと弱い。カードが良くないとまともに動かない可能性がある。


pci
 PCIバス・スロット辺りはKRE消費のための作業。効果は殆ど無いだろう。


★終わりに
 VRM周りは殆ど劣化していない筈なので、これで新品時以上の性能が出るはず。あとはOS-CONをいつ分捕るかと言う時期の問題になるわけだが…現時点では要求が無いのでこのまま放置される可能性ある。同じ423マザーなら不自由ながらもOCできるP4ITAの方がやりがいがある。漸くメモリも手に入れたことだし、FSB533の野望は捨てたわけじゃない。まあそれはともかく、動かなかったD850MVの仇はD850GBで討ったというところか。

Intel D850GB(MOD編1)

哀愁のマザー Intel D850GB(解析編)
哀愁のマザー Intel D850GB(動作編)

 HSDLの破棄品候補入れ(通称ゴミ箱)に、期限切れと思われる未使用アルミ電解が破棄されていた。このまま捨てるのももったいないので、これをどーでもよいD850GBに付けてやろうと思った。コンデンサ交換練習にしかならない作業。但しメモリ周りだけは元より良くしたい。現実に不安定な挙動を示していたからだ。


★破棄物
 最初は新品のポリマー系コンデンサも使ったりして豪華にやろうと思っていたが、周囲に「今の構成でも充分動くのだからもったいない事は止めろ」とか、「気でも狂ったのか?それよりオレの○○(←駄マザーの名前)を改造しろ」と反対されたので全部有り合せ品になった。しかし有り合せとは言え、ほぼ10年前の怒張した奴よりは何十倍もマシと思われる。

・日本ケミコンKRE22μF16V(5φ×5mm)
 顧客のマザーボードのアルミ電解コンデンサ全交換用に用意したが、10:1の価格差を付けたにもかかわらず固体コンデンサを選択したので余ってしまった。みんなお金持ちですね(^^ 全部で31本(要らない所にも付ける^^)。

・日本ケミコンLXZ100μF25V(6φ×11mm)
 何時頃のか判らないので破棄されたらしい。期限切れかもしれないが、低インピーダンス品なので捨てるのはもったいない。残り10本。

・日本ケミコンKMQ470μF10V(6φ×11mm)
 あの大好評テキトー連載「USB電池BOX改造」の時に使った残り。思いのほか効果が低かったので使えないと判断された(記事では数行で片付けられた^^)。HSDLでは電子工作をやるわけではないので、金輪際使わないだろうという事で破棄されたようだ。残り8本。

 これで足りない部分にはテキトーにストック品でも付けてやろうと思っている。この中には入っていないが外し良品もあれば積極的に使う。あ、でも外し品だったらタンタルやポリマー系もありかな。数が少ない半端モノで低耐圧なんて要らないので使っちまうか。


★基本プラン
 基本的には下のようになっている。i850のリファレンス回路とはタンタル以外はだいたい似たようなものである。付く部品は大体決まっている。何が付くかはシルク印刷で判定できる。

8φ未実装
8mm
 これはVRM部の2箇所しかない。C3J1とC3J2だが、もちろんOS-CONを付けるしかない。今回は放置。

6φ未実装
6mm
 ここには6.3φ×11个VR100μF16Vが付くことになっている(例外無しっぽい)。今回は基本的にLXZ100μF25Vを付ける。

5φ未実装
5mm
 ここには5φ×11个VR22μF25Vが付くことになっている(例外無し)。基本的にKRE22μF16Vを付ける。

ぢ膩SMD未実装
smd_big
 これは100μFのタンタルが付くが、製品では同程度の容量のポリマー系タンタルが使われている。通常アルミ電解で置き換えることはできない。

ゾ型SMD未実装
smd_small
 通常は隣にボケて写っているWX10μF16Vが付くが、低インピーダンスが必要なクロックジェネレータやメモリバッファ周りではMLCC10μFとなっている。

ξ祥僖僖拭璽
ryouyou
 SMDとラジアルリードどちらでも使えるパターン。OEM客の予算によって100μFのタンタルかVRが付く。ここに要らないポリマー系を投入するか?耐圧が足りるかどうかが問題。


・VR470μF16V→KMQ470μF10V
 一般用85℃品→一般用105℃品だが、ケースが8φ→6.3φと小さくなるからダウングレードと言える。純直流やHzクラスの低周波ならどちらも同じなんですけどね(容量しか効かない)。差が出るのは高周波が流れた時。スイッチングレギュレータは純直流ではないので殆どESRしか効かない。

・VR100μF16V→LXZ100μF25V
 一般用85℃品→低インピーダンス105℃品という事で文句無しにグレードアップ。本来はこの程度の物が付いていなければならないはずだ。

・VR22μF25V→KRE22μF16V
 体積が1/2以下になり、当然ながら性能も1/2以下になるが気にしない。期限切れよりはいくらかマシだろう(テキトー)。


 以下、長くなったので次回。

英雄伝説ガリバルディ(^^

 既に挫折しかかっている。疲れた…(^^;

哀愁のマザー Intel D850GB(解析編)


★哀愁のマザー Intel D850GB(動作編)
 例によって付いていないs423リテンション。転用も出来ないのに何故ジャンク品には付いていないのだろうか?あー思い出した!423のリテンションは貫通式なんだった。だから外さないとケースからボードが外せないんだな。

 お陰でリテールCPUクーラーが付けられない。もっとも423専用クーラー自体が今となってはレアなので(HSDLには純正品は一つしかない)、例えリテンションが付いていても難儀するのは間違いない。いっその事、別のソケットの奴を加工して流用した方が賢い。ネジ穴があるのでそれほど難しくはないだろう。


cooler
 前回は凝ったビラカン・リテンションだったが今回はもっと簡易に行く。どうせクロックも上げられない(注)マザーだから、Celeron用のCPUクーラーを輪ゴムで止めちゃった。過去の実績から言って2、3週間は持つだろう(^^ なお初回起動時はグリスを塗らずに動かしたが、かなり発熱してきたので塗る事にした。以前にテストした時より気温が高いからかな。前回と同じくCPUはSL4SHで生産週は2000年45週の物。

 組み上げて電源を入れたら起動どころかBEEPすら鳴らない。s423で初めて外したか?と思ったが、CPUを2回差し直したら起動した。そう言えばバックアップ電池の表面がベッタリ「何か」でコーティング(^^; されており、これはジャンク放置期間が長かった事を表している。悪環境に長期間放置されたマザーはソケットが接触不良になるのだ。諦めず何回か差し直すと動き始める事もある。ただでさえハズレの少ないs423なので、故障と決め付けると損をする。Vcore実測値は1.66Vしかない。まあ10mV台以下はリプルを含むので数値はアテにならないが。スイッチング周波数は約225kHzだった。2相なので1相あたりと言う事になる。かつて単相150kHzが標準だったIntel製としては高周波である。

注:クロックジェネレータICの仕様では133MHz(FSB533)も可能で、i850も恐らく850Eと同じくFSB533に対応しているが、SL4SHのステッピングは根性無しなので133×15.0は無理だろう。最終ステッピングならいけるかもしれない。そうするとVID可変が意味を持つ?

 ちなみに電源コネクタはATXメイン20Pinを繋げば動作する。#12VやAUXを繋がなくても良いわけだが、AUXは不要としても#12Vは繋いだ方がよい。HSDL的に見ればこの手の互換性はあまりよろしくないと思う。旧電源は12Vが弱い場合が多いし、#12Vラインを独立させればVRMのDCになるので好ましいからだ。容量で言えば、藁ペンなので12Vが足りない事は旧電源でもまず無いだろう。あ、でも馬鹿みたいに電機を食うビデオカードを載せると足りない場合もあるかも(^^; それでも15Aあれば足りるのだから、最近のビデオカード付きPCと比べれば屁みたいに軽いね〜。


sencer
 XPをいれてみた。クーラーがアレなので早速温度を測ってみた。しかしテキトーなセンサーなのでこれではハッキリしない。だが体感的に言えば問題になるような温度にはなっていない。起動直後は温いくらいだし、高負荷にしても特に問題は無さそう。この時代以降のIntel製CPUは、温度が一定以上上がると勝手に能力を下げるので油断がならない。お陰で潰れないのだから文句を言う筋ではないが。素直にリテールクーラーを使って定格で動作させろと(^^;


★テキトーベンチ
 いつものようにベンチフルコース。遂にSL57W(1.7G)が出てきたー!2つあるから潰しても実害は少ない。ビデオカードは当時スタンダードなGF2GTSでやりたかったが、倉庫から出てきたのはQuadro2改造品だったのでMX440で試す。何もしていないので極度に遅いが比較だから気にするな。

MB:Intel D850GB Rev903/P13(GATEWAY)
CPU:Pentium4 1.7GHz SL57W(2001年15週)
MEM:SAMSUNG MR16R0828BN1-CK8IN×2
VGA:GF4MX440(53.03)


・GDI:HDBENCH340b6
hdb
 長年の腐れ縁である。


・GDI:2DMark11
 計測が簡単なので最近よくやっている。意外な結果が出るのが興味深い。750点。


・DX5:Final Reality 1.01
fr101
 非常に完成度の高いベンチ。95時代のベンチでありながらXPでも完全動作する。総合スコアはバスレートの比重が大きくてテキトー。なので3Dスコアしか見ない。


・DX6:3DMark99MAX
3dm99
 ノーマルではXP上で動かないのでインチキしている。プログラム完成度はイマイチ。現在はCPUベンチと化している(^^;


・DX7:3DMark2000
3dm2000
 3DMark中では最も完成度の高いベンチ。95以降XP以前でこれがまともに動かない場合はOS含むシステムのどこかに問題があると言える。


・DX8:夏海ベンチ
natsumi
 3DMark2001がすぐに動かなくなるので代理。計測が早く終わるので気に入っている。


・DX9:ゆめりあベンチ
yumerea
 DX9のベンチ。同じく直ぐ終わるので気に入っている。3DMarkと違ってCPUは計測しないのでスコア=ビデオカードの3D性能となる。


・DX9:3DMark03
3dm03
 笑いを取るために?3DMark03もやってみた。恐らくHSDLでは03は初登場。最初スコアが出た時に、3Dの3もスコアの一部かと思ったよ(^^


・GOGO BENCH
gogo
 SSE2世代までのCPUベンチはこれだけで充分、というかこれが一番。


・WinTach
wintach
 こんなものが出てきやがったぜ。386/486時代のベンチマークWinTachだ。これがXP3で普通に動いてしまうのが驚く。よく出来ているのでしょう。ちなみに数値が読めないが、上から順に 2032.12、1729.43、2102.37、1879.14、1935.77である。たしかこれP!!!を初めて使った時にやってみて、「何じゃこりゃ桁が違う!」と驚いた記憶があるが、更に桁が変わってしまった(^^; 今のPCで動くかどうか知らんけど、また桁が変わっているのだろうか。


★初期・後期の違い
 前回も書いたが、このマザーは初期版と後期版がある。HSDLの物件はGATEWAY向けOEM品だが、Intelリテール品であっても違いはある。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20001118/image/np4mb4.jpg
 これが初期リテール版の写真。OS-CONが1つ多い+Vmemにタンタル100μF(注)が4つ付いているので部品取りにはこちらの方がいいな(^^; ATXコネクタ類も粗末なGATEWAY仕様と違ってカラーになっている。

http://www.hls-systems.com/html/d850gbal_p4_system.htm
 これがリテールの後期リヴィジョンだと思われる。OS-CONを取って、代わりに入力コンを増やしたのだろう。入力はいい判断だと思うがメモリも頼むぜ(^^; HSDLの逃げ牛版とコンデンサはほぼ同等になっている。違うのはリテールはSOUNDとLANが付いている事だけだ。

注:TOM'S HARDWAREのRev301の写真にはPOSCAP付きのもあった。写真がボケているのでよく分らないけど容量は150μFだと思う。有名サイトに「提供」した奴だけ良くしたんじゃないだろうな?と思ったらアスキーのサイトにNEOCAP付きのがあった。冒頭のもT520かもしれない。そう考えると後期版は極度に貧しくなっているね。



★遊びプラン
 Vcoreの出力コンを交換する。OS-CONを予定通り?他(VGA)に流用するためだ。現時点でもかなり強力なので(合成ESR=2.0mΩ)、交換するにはそれなりの交換要員を用意しなくてはいけない。Pentium4(423)の2.0GHzは55.0Aだが、例によって突入電流なので実際はその75%程度である。これだと許容合成ESRは2.1mΩとなる。ふむ、流石にIntel様の計算はピッタリ無駄が無い。しかしウチには1.7GHz(50.2A)までしかないので(^^; 2.4mΩまでは許される(注)。今後恐らく2.0GHzは買えない(買わない)だろうという現実的な予想。

WG1800μF6.3V×9
 素直に8φを付ける。WG1800μF6.3V×9となるので合成ESRは1.7mΩとなる。10℃以下の低温以外では元より良いくらいだ。もったいないな。

WG3300μF6.3V×5
 外見的にもかなり思い切った手だ。WG3300μF6.3V×5となるので合成ESRは2.4mΩとなる。HSDLのCPUではピッタリだね(^^

KZH5600μF6.3V×5
 ウケ狙いはこれしかない。KZH5600μF6.3V×5となるので合成ESRは2.6mΩとなる。ソケット内のCPU_DCが不足気味のため、隙間は10〜220μFの小容量固体で埋めないといけないかもしれない。容量的には23500μFで文句なし。ちなみにKZH5600μF6.3Vは、電圧処理を行なった直後に脚をショートさせると火花が飛ぶくらい電荷が溜る。直流的な効果はかなりのものだよ。

ZL3300μF10V×5
 これはちょっとクオリティ下げすぎか。合成ESRは3.6mΩで、SL4SH(1.5GHz)でもチョイ足りない。しかし限度一杯まで流れ続ける事は無いので大丈夫といえば大丈夫。ただ他にも余っているのがあるからこれに拘る必然性が無いと言える。

CE-AX680μF6.3V×9
 これは965NeoかP4M900T-Mでやろうと思っていたbaka企画。ESR的には全く足りないが、外見だけは普通に問題なく見える(^^ …多分ダメだろうから駄目押しにMLCCでも貼るしかないな。ソケット内外のランドだけでも残してくれればいいのに。気が利かない基板設計者だな〜。


 423CPUが貴重品になりつつあるので、一般用で遊ぶのは止めといた。過剰リプルでブチ壊したらシャレにならない。修理可能なVRMは壊れてもいいけどCPUは困る。この中だと総合的に,一番かな。これなら10℃以下の低温でなければ性能はむしろ向上している。だが背が高いのでクーラーの邪魔にならないか不安だ。とすると△な。これなら端に寄せればだいたいいけるだろう。と言いつつ、予想通りKZH5600μF6.3Vで遊んでいるような気もするが。ちなみに抜いたOS-CONは恐らくビデオカードに流用する(^^;

注:でもVCC_MIDを標準より高めに設定すれば更に高くてもいけそう。例えば1.70Vに設定すれば3mΩ位まで許容される。ECSのP4ITAなんかはこの考え方だろう。Vcore1.75Vというのは最大電圧を表すようだ。P!!!とは明らかに考え方が違っているなあ。HSDLで実測した1.66Vは多分Intelの設計通りの正確な値なんだろう。色々面白いわコイツは。


★メモリ周り
 RIMMを4枚載せると不安定になる。これはアルミ電解の劣化(ESR増大)並びに元々のDC不足に起因すると思われる。VRが膨らんでるくらいだから当然か。VRMと合わせ予算500円でどこまで出来る?何かもう、見てると全部やり直したいくらいクソだ。


★部品について
 全部系統立てて書こうと思ったが、面倒になってきたのとイラ付いてきたのでテキトーに終わらせた。間違っていたら指摘4649。…分かる人は居ないだろうけど(^^;

#U9K1のSC1538が´△離灰鵐肇蹇璽
Q9K1[Q9K2]の2.5V系
C6H10(Tantalum)
C6K3(VR470実装済み)
C6L2(Tantalum)
C8J1(VR100)
C8K7(VR470実装済み)
C8K8(3216MLCC)
C9J5(3216MLCC)
C9L1(Tantalum)
CR9J2(SMD)
Q9L1[Q9L2]の2.5V系
C6H6(Tantalum)
C6K2(VR470実装済み)
C6K4(Tantalum)
C7J5(VR100実装済み)
C7K7(VR100)
C8J2(VR100)
C8K6(VR470実装済み)
C8K9(VR100)
C8L3(3216MLCC)
C9L3(VR100)
C9L5(3216MLCC)
CR9J1(SMD)
殆ど付いてねえじゃん(^^;

#U6F1のSC1538がい離灰鵐肇蹇璽蕁
3.3V入力Q8E1の2.6V系
C8E1(VR100実装済み)
C8F1(3216MLCC実装済み)
C8F2(VR100実装済み)[C8F3(Tantalum)]
C8F5(3216MLCC実装済み)
Q8E1の2.6Vが入力のQ8F1の1.8V系
C5F20(Tantalum)[C5F22(VR100実装済み)]
C6F9(VR470実装済み)
C7E15(WX10実装済み)


#U6E1のSC1538がキΔ離灰鵐肇蹇璽蕁
3.3V入力Q9F1(Q9F2)2.5V系
C7F5(3216MLCC)
C7F6(Tantalum)[C7F7(VR100)]
C7F8(3216MLCC実装済み)
C7J4(VR100実装済み)
C8F6(3216MLCC)
C8F7(3216MLCC実装済み)
C8F9(VR470実装済み)[C9F1(Tantalum)]
C9H1(3216MLCC実装済み)
C9J1(VR100)
3.3V入力Q6E1[Q6E2]のAGP1.5V出力
C3F14(Tantalum)
C3F15(VR470実装済み)
C3G13(VR100)
C5E13(3216MLCC)
C5F10(3216MLCC実装済み)


SB5.0V入力U10M1の出力SB3.3V
C9L6[C9L7](VR470実装済み)
C9M2(WX10実装済み);入力コンデンサ
C9M3(WX10);入力コンデンサ


12V入力Q10L1の3.3V出力
C10L6(3225MLCC)
C10L8(VR470実装済み)


12Vライン
C6F7(VR100)
C8F4(VR22実装済み)


5Vライン
C10J1(VR22実装済み)


不明
C7J6(VR22実装済み)
C7J7(VR22)
C8L1(Tantalum)[C8L2(VR100実装済み)]

注:言うまでも無いがMLCCサイズはJIS名である。筆者はインチキのEIAのサイズは使わないのがグローバル化だと思っている。アメリカよ、早くメートル法に切り替えろ m9(^^


 いい加減この辺りでもうウンザリしてきた(^^; 元々のパーツが酷いのでほぼ全交換するしかない。安物だから仕方が無い?いや違うな、部品をケチっていると言うより部品の使い方が下手なんだな。同じパーツでも使い方次第でもっとマシなものになる気がするのだが。交換する場合は再設計とまでは行かないが、新たな部品構成を考える事になるだろう(HSDLの最も得意とするところだが)。

D850GB_DC
 一例を挙げれば、Vcore_MCH_1.8VのC6F9なんてアナログ設計者なら絶対に付けない無駄部品。経路のインピーダンスを一番低くしてどうする。そもそも基板裏のDCを真面目にやれば必要ないものだ。部品代の節約にもならず、改悪してしかも金を損しているように見える。筆者なら性能を上げつつコストダウンできる。あくまでもこの部分に限った話ですけどね(^^


★とりあえず中断
 脳血管がぶち切れそうになってきたのでここで休養。随時思いついたことは書いて行きたい。つかアイツ以外誰も読んでねえだろうこの記事(^^; 止めようか?

英雄伝説ガリバルディ(^^

 書き始めてから早一ヶ月(以上)、テキトーな部分が残っているが、何時になっても完成しないのでもう上げちまおう(^^;


★哀愁のマザー Intel D850GB(解析編)
d850gb_1
d850gb_2
 "GB"とはコードネーム”ガリバルディ”から来ている。当該マザーはオンボードデバイスはLANもSOUNDも何も搭載されていない。HSDLではおなじみのWS440BXと同じGATEWAY向けである。リテールと比べて、コネクタの色すら無いのが地味で泣ける。これでコストは下がったのかな?ちなみにリテール版もi850としては最安の部類に入るマザーだった。


socket423
 ソケット内DCはIntelマザーとは思えないほど簡素。初期版はPOSCAPらしきものが2つ見えるし、OS-CONとの間のMLCCの数が多い。DCに関しては初期型の大差勝ちと言える。もっともOCも何も出来ないマザーなので後期版で充分と言える。弄って遊ぶHSDLとしては、部品は実装しなくてもいいからランドを残して欲しかった。取った後のスペースは何にも使われていないわけだし…。

 ところでこの写真をよーく見るとMLCCのハンダの表面が腐食している。よほど悪い環境に置かれていたようだ。ジャンク品は外気の吹き抜ける倉庫放置や、酷い場合はケースと共に屋外放置の可能性すらある。これは再ハンダはしないが、もし応力がかかる部分だとハンダ割れする可能性が高い。これも基板を曲げたら割れるかもしれない。


vrm9
 Vcore出力コンデンサ(9本中7本実装)は全てOS-CONとなっている。478以降に発売された製品では、全てOS-CONまたは固体と言うのは915(775時代)辺りまで無い。その点だけから見ると非常によろしい。但し入力はi440時代の遺物ニチコンPW(25mm×12.5φ)が使われている。どうせならこれも固体化して欲しいと思うのは贅沢か。この部品選定には深い考えは無くて在庫整理かもしれない。上側MOSFETはSUB70N03(Samhopのセカンドソース)で、下側はISL9N2357D(Intersil)×2となっている。

 書き忘れたが、HSDLの調査によればD850GBには大きく分けて初期型と後期型がある。基板が全く別デザインになっており、実装部品が違っているとかのレベルではない。顕著な違いはVRM入力コンデンサが3本に増えている事。恐らく初期型の構成では無理があると判断されたのだろう。この点では後期版が優れている。


vid
 今回見た中で最も驚いたのがこれ。何とVIDを可変できる設計になっている。Vcoreを可変できるマザーはそれほど多くはない。しかもIntel製となるとこれが初ではなかろうか。これを発見したのでこのマザーを取り上げる気になったのだが。但しクロックは可変できないので殆ど意味を成さないのが残念。精々電圧Sageで遊ぶくらいか?どうせならもっと周波数を可変できるクロックジェネレータICを採用して欲しかった。OCには極めて厳しい当時のIntelだった。しかし何故(設計だけとは言え)VIDだけが可変できるのだろうか?


mch_dc
 ヒートシンクは外していないが、MCHはSL4NGしか無いらしい。850MCHの裏面DCは全く省かれている。1.8Vコア電圧は最大3.2A流れる事になっているのであった方が良い。発熱の度合いやヒートシンクを見れば想像はつくだろうが、P6世代と比べると極端に消費電力が大きい。実際に動作時の発熱はこれまでとは比較にならないくらい大きい。


mem_slot
 この辺りでメモリ電源を生成している。DRDRAMなので単一電源ではない。アルミ電解コンは全てニチコンVRで、低インピーダンス品の影も形も見られないのが悲しい。後述するがこれが悪結果を齎す。


vmem
 タンタルが初期リヴィジョンと同じく4つ付くようになっているが、これは現在のVR2本と排他だと思われる。初期型にはVRは存在しないので、タンタルを付けたらVRは除去していいと考えられる。固体化の際には考慮したいところ。


vr
 分りにくいがニチコンVRが膨張している。これは一般用85℃品としては非常にタフなのだが、それが膨らんでいるところに環境の厳しさを感じなければならない。外して計測するとインピーダンスが極度に高い。一般用なので規定されているわけではないが、このサイズ(6φ×11)で10Ω以上は少々高過ぎ。これの影響か、RIMMをフルに4枚載せた時に安定性を欠く場合があった。またDRDRAMは電源品質によって速度にまで影響する。

 そもそもここに一般用85℃品はないぜ。ASUS等はここにOS-CONやPOSCAPを惜しみなく投入している。HSDLでは低評のあるMSIやECSだって全て低インピーダンス品を使っている。DRDRAMのVmemに一般用アルミ電解を使う製品なんてありゃしないのだ。このマザーも初期版は各社ポリマータンタルが使われている。後期版は手抜きもいいところ。

 インテルのDRDRAM使用マザーの故障の大半がメモリ周りの損傷である(注)。故障の様態は一定ではなく、コンデンサが損傷したりMOSFETが燃えたりする。データシート・オタクのインテル様が規格を守っていないとは考えにくいので、規格や仕様に基づいた設計では不充分という事なのだろう。規格書では分らない何らかの欠陥が内在しているのかもしれない。パッと見た目ではアイドル時にも予想外の大電流が流れているように見える。リフレッシュが頻繁に必要なのが関係あるのだろうか。

注:インテルだけじゃなく●のDualXeonマザーで煙が出た事もあったらしい(^^; 現にそのブツがHSDLに来ている。


clkgen
 BIOS屋ではない方のAMIのFS6232-01である。こんなものどこから探してきたんだよ…と言いたくなるくらい何も出来ないクロックジェネレータIC。このマザーでは意味は無いがマルチプロセッサ用らしい。鯖板の余剰品なのか?


ich2
 ICHは2種類あるがこのロットはSL59Z(B4)で、初期はB1ステップのSL4YG(多分IDE関連のバグ付き)だった。VRM入力コンデンサの件もあるが、これを見てもやはり後期版の方が良さそう。


ich2_dc
 ICH2の裏面DCも全く省かれている。まあICH2なら1A流れる所は無いので無くてもいいけど、高確率で燃えるICH5辺りになると(特にR付き)あった方がいいような気がする。


agp_pci
 AGP、PCIバス・スロットのDCは大胆に省かれている。設計では確かに存在しているのだから、これは逃げ牛様の¥要望が結果に反映しているのだろう。価格に対する要求はかくも厳しいのだ。

 AGPスロットはProではなく一般的な2.0タイプ。ユニバーサルではなく1.0のカードは物理的に差せないようになっている。ビデオカードをロックするアダプターを外そうと思って引っ張ったら折れてしまった。これってマニュアルを見たら先端をニッパーで切って外せと書いてあった!再使用できないのか。GIGABYTEに付いていた奴は自由に付け外し出来たんだけどなあ。これでコストダウンになるとも思えないが…(^^;


★BIOSバージョン
 インテル版はP14までに既知の不具合は修正されているが、ECCメモリを付けた時にブート時間が長くなる件については修正されていない。今回入手のGATEWAYバージョンはP09だった。これはECC付きメモリをフル実装すると、電源投入後前記の不具合で暫くはVGAが起動しない。セッカチな人だと不動と勘違いしやすい。その後GATEWAYの最終P13にアップしてみたが変わらない。

bios_p13
 一応423は全てカバーしている。BIOSバージョンP10以前のマザーでは1.7GHz以上はサポートされていない。古い板を動かそうとした時にはまりますね。当該ソケットの最低クロックのCPUを所有するのはジャンカーの常識か?HSDLは最も古い1.5GHzなので大丈夫。


★次回に続く
 泉下のガリバルディが激怒しそうなKUSOマザーだが、弄って遊ぶにはs423ほど面いプラットフォームは無い。他に誰も使っていないからだ。何をするにも自分で考えて行動する必要がある。それこそが自作PCの醍醐味と言えるだろう。何はともあれTehamaファンクラブと言われている(ウソ)HSDLにとっては良い買い物でした。

P4ITA続報

 色々謎が出てきたメモリ周りだが、最初に出た謎は既に解決している。RAMBUSについて何も知らなかった古のマザーVC820の時よりは筆者も成長しているのだ。


1.サムソン64MBよりインフィニオン128MBの方が速い?
 これは容量やビット数は関係なく、RAMBUSのクロックが変わるから。どちらもAUTOで動かしたのだが、サムソン=300でインフィニオン=400となる。その証拠にインフィニオンをATUO→400にしても速度の変化が無い。同じ45のメモリでも(多分)SPDによる違いがあるんですね。何か詐欺られた気分だが、次回は別の東芝とかのメモリで試してみたい。

2.サムソンでRAMBUSを300→400にしたら速くなってエラーが無くなった
 これは意外な結末となった。64MB×2でRAMBUS400の時の画面をよく見たら、メモリ容量が64MB、つまり半分に減っている。ということは「エラーが無くなったのはエラーが出ていたRIMMが動作を停止したから」ではないだろうか。片側はC-RIMM代わりになっている?

 しかしそうなると別の謎が出てくる。もしRIMMの一つが動作を停止したのなら、このデュアルチャネルは単独RIMMで動く事になる。1枚で動くならなら2枚差さなくてもいーじゃん(^^ 一体どういう構造になっているのだろうか。シリアルメモリだから有り得るのかな。念の為に書いておくがRIMM×1、C-RIMM×3では起動しない。謎が謎を呼ぶテハマ君だった。なお上の結果を見た限り冷却は無関係の模様。


 ということで益々RAMBUSにハマってしまった。これ程面白いとは思わなかった。サンプルが少ないのでもっと情報を集めなくては。あと行方不明のGA-8TX、P3C-D、P4Tも探し出した方がいいな。イソテルD850MVはブチ壊れているが気が向いたら修理に回す。そう言えば「煙を吹くマザー」こと●P4DC6(注)もDRD-RAMだった気がする。これは割と上の方の見える所にあるが、又動かすのはチョイと怖い(^^; CPU(XEON×2)とヒートシンクは手に入れたんだけどね〜。

注:ちなみに煙を噴いたのは前オーナーの時。HSDLが譲り受けてからは一度も動かしていない。動くのかどうかも知らない。

423マザー起動!(その2)

 やっぱりOSを入れてみたくなり、XPをインストールしてみた。ヒートシンクは面倒なのでそのままで行く。2、3週間は持つんじゃないか?←テキトー

sl4sh_115
 インフィニオンの128MB-45のメモリで、RAMBUS400のFSB115というところ。PCIバスが限界に達しており、サウンド機能が認識しなくなってしまった。FSB133で2GHzになるが、そこまで行くには40以上のメモリが必要だ。関係ないけどコア電圧がかなり低下してないか?100mVも低下すると確実に危険域なんだが。センサーチップだからアテにならんけど心配だ。

hdb
 速い…あのクソ遅いと言う定評のsocket423藁ペンとしては速い。ただ浮動小数点に比べて整数演算が極度に遅いのが気になる。あまり速くなったような体感が無いのはそのためだろうか。OS動作も含め日常業務の大半は整数処理だからだ。なおVGAは先日改造したSynergyII-32を早速テストしている。

fr
 まずはDX5のFinalreality1.01である。流石に守備範囲だけあって速い。

3dm99
 次にこのカードの最も得意とするDX6である(下は160/190にOC)。XPで動かすために例のインチキしてます。これもTNT2無印とは思えないくらい速い。9000台なんてうちでは初めて見た。ちなみにうちのTVマシンXP1500+RADEON9200SEだと5841だった。TVマシンが完璧に負けてるやん(^^;

3dm2000
 これはやや守備範囲外だがDX7ベンチ。ソコソコの数値が出たが4000は無理だったか。2MXに勝つのは難しそうだ。


--- GogoBench 3.13a (May 25 2004) ---
[DLL] ver. 3.13 ( May. 20 2004 )
[O S] Microsoft Windows XP SP3
[CPU] Intel Pentium 4 / 1720.4 MHz
GenuineIntel ID : 0/0/F/0/7 SPEC : 0x3FEBF9FF

[速度] 9.68倍速 [設定] Q=0 FPU
[速度] 10.04倍速 [設定] Q=0 FPU MMX
[速度] 16.14倍速 [設定] Q=0 FPU SSE MMX
[速度] 16.80倍速 [設定] Q=0 FPU SSE2 SSE MMX
[速度] 16.43倍速 [設定] Q=5 FPU
[速度] 16.47倍速 [設定] Q=5 FPU MMX
[速度] 35.57倍速 [設定] Q=5 FPU SSE MMX
[速度] 37.76倍速 [設定] Q=5 FPU SSE2 SSE MMX
[速度] 19.98倍速 [設定] Q=8 FPU
[速度] 20.23倍速 [設定] Q=8 FPU MMX
[速度] 53.10倍速 [設定] Q=8 FPU SSE MMX
[速度] 56.92倍速 [設定] Q=8 FPU SSE2 SSE MMX

 Mpegエンコードベンチ。これはサウンドだがビデオでも同じ傾向になる。ちなみにπ焼きは遅く、最適化処理はしていないものの1分48秒が限界。OCした北木セレには負ける。

everset
 珍しくエベレストのベンチなどを。このベンチはインテル有利だが、それにしても意外に健闘している?気がする。


 御覧のようにノースウッドセレには負けないと思う。メモリを40に交換すれば更に上が望める。PCIクロックの関係で、何とかFSB533(133MHz)で動かしたいのだが…。

gluxon
 その前にこいつらを何とかしなければ…。下手なグレードは使えないし、しかも量が多いからコストが掛かりそう。何でこんな奴の為に…って思っちゃ負けか。

423マザー起動!

 4年前に入手したにもかかわらず、一度も使ったことが無かったSocket423を初めて動かしてみた(現保有3枚)。CPUはSL4SHで、メモリは寒村のDRD-RAMである。藁メットコア自体は既にSL68D(せろりん)でテスト済みだが、Pentiumは初なので期待している。ノースウッドP4との差はキャッシュ量だけだ。実際はそれが大きいんだがな。マザーはG-Luxonの破滅が期待されるECSのP4ITAである。後で判ったが既にG-Luxonは終わっていた。


 テストを始める前に問題がある。困った事にリテンションが無い。これが無いとヒートシンクが付かない仕様なので、リテンションの無いマザーは事実上使い物にならない。これが理由で放置されていたといっても良い。他のソケットの奴も流用できないっぽいし困ったな。未だに発見されないP4Tには付いていたハズだが…。
cooler
 むはは!!輪ゴムで止めちゃった。必殺のビラカンリテンション(←と呼ぶことはできないのだが)。CPU、しかもネットバーストのクーラーを輪ゴムで止めたのは歴史上HSDLが初めてではなかろうか。あ、そう言えばグリスも塗るの忘れた…まあいいやこのまま行こう。

注:後にグリスが発見されたため塗った。ヒートシンクを引っ張るとCPUが露出するので後からでも楽に塗れる。冷却に命を賭けている?人が見たら発狂するかも(^ω^)

 DRD-RAMマザーは初めてなので色々と惑ってしまった。

1.AUXコネクタは差す必要が無い。Vcoreの#12VとATX20ピンだけで良い。

2.C-RIMMは絶対必要。空きがこれで埋まっていないとメモリエラーで起動しない。

3.AGP×2は使えない。今回はPCIバスにRAGEIICを差した。

4.OC設定で電源を切った翌日、同設定でメモリエラーで立ち上がらない。

5.i850はi820と違ってデュアルチャネルでしか動かない。

 特に2は困る。C-RIMMを持っていないとメモリを4枚差さなくてはいけない。またビデオカードの選択肢も狭い。現在のPCI-Eの普及もあり、捨てられていた古いPCIビデオカードが再びジャンク界で脚光を浴びそうだ。4.は明らかに電解コンの劣化が原因である。電源を投入して温度が上がらないと調子が出ないのだろう。さあメモリ周りのコンデンサ交換だ!いや新年早々メンドー臭い。メモリ周りだけで(2本省略)6本もあるのだ。交換要員は三洋WG1000μF6.3Vが適当。


memtest
 バッチリ動きやがったぜ!!速度は1.5GHzとすれば普通か?DRD-RAMの前評判から考えればガッカリだが、デフォルトでもDDR-SDRAM以上の力はある。845GにセレDを付けたシステムには勝てるだろう。実はもっと酷い結果を期待していたので拍子抜け。設定を詰めればさらに速くなる可能性もある。なお銘柄なのかチップのビット数の効果なのかは不明だが、64MBのサムソンRIMMより128MBのインフィニオンのRIMMの方が速かった。


 OCはクーラーがアレなので参考程度だが、この状態でもFSB110MHzまで動作した。CPUコア自体はまだまだ余裕で底を見せていないが(注)、やはり熟成不足のTehamaとメモリが足を引っ張っているのだろうか。折角低FSBのSL4SH(100×15)を使って高FSBクロックを狙ったのだが。ところでこの石って、SL4というファミリーナンバーから想像するに、河童C時代の試作品なんじゃないだろうか。

注:FSB115でもDOSは起動したがMEMTESTで2周目以降にエラーが出る。まあヒートシンクがゴム止めだからキャッシュエラーでも起こしているんだろうな。

 参考までにDDR-SDRAMのP4B533+ノースウッドセレの数値を比べてみる。流石に腐ってもP4+デュアルチャネルだけあってクロック(FSB)差をものともせず。同クロックならさらに大差が付きそうだ。こんなに速いのなら478のD850MVを修理しようかな?という野望も一瞬芽生える(注)。

971MB/s:SL4SH(110x15) 1650MHz ;P4ITA
907MB/s:SL6K8(133x16) 2155MHz ;P4B533

注:HSDLのインテルD850MVはRIMMに供給する電源部が燃えている。ハッキリ言ってインテルのマザー作りはシロートに近い。あのなー規格通り作ったって動かねえんだぞ。日本メーカーの優秀さは規格を大幅に超えるマージンの大きさにあった。最近は結構カツカツだけどね…理由は丸投げOEMだから(^^;

 SL4SHはリテール輪ゴム止め(^^; に対しSL6K8はPALであるが、言われているほどの発熱差は無いっぽい。もちろん厳密に測れば藁のほうが熱いだろうが、これでもヒートシンクは温い程度である。そもそも当時、河童P!!!と比較されたのが運の尽きだ。クーラーの取り付けに難があるので本番の?SL57W(100×17)のテストは後日へ先送りとなった。OSインストールもしないのでHSDLナンバーも貰えず。

 メモリは速いけど総合性能は製造ルールもキャッシュ容量も上の鱈鯖には勝てそうも無い。ひょっとすると同ルール&L2の河童にも負けるかも。SSE2搭載だけが唯一の取柄だろうか。前途多難なネットバーストのファーストだった。でも話だけ聞いて納得しないで是非自分で確かめてみて欲しい。世間というかネットの常識はウソが多いぞ。


★2010年1月追記
 上の記事は実は2009/08/04の「哀愁のマザー ECS P4ITA[Ver1.0]」の時に書いたものだが、写真を撮り忘れて放置されていた。HSDLには普通にありがち。

 その後RAMBUSをデフォルト300から400に上げる事でメモリのパフォーマンスが大幅に上がることが判った。しかも以前300で出ていた、FSB115MHz時のエラーが何故か出なくなっている?!何回やっても再現性があるので、複雑で微妙なタイミングの問題らしい。少なくともCPUキャッシュが原因ではないようだ。メモリのバラつきか?

1316MB/s:SL4SH(115x15,RAMBUS400) 1725MHz
1259MB/s:SL4SH(110x15,RAMBUS400) 1650MHz
1202MB/s:SL4SH(105x15,RAMBUS400) 1575MHz
1140MB/s:SL4SH(100x15,RAMBUS400) 1494MHz
879MB/s:SL4SH(100x15,RAMBUS300) 1494MHz
*ECCは入れても速度が変わらないのでBIOSでは全て入れている。がMEMTESTでは明示的に指定しないと使われないはず。

 これだとノーマル比1.3倍となかなか速い。OCと組み合わせるとさらに速くなり1.5倍となる。デュアルチャネルのDDRにも勝てるかも。とにかくDRD-RAMは性格がよく判らん所が面白い。ちょいとOSを入れて各種ベンチの値を見てみたくなった。だがその前に寿命の短いクーラーの取り付け方を何とかしなくてはいけないな。1ヶ月も持ちそうに無いし…。
記事検索
タグ絞り込み検索
Recent Comments
QRコード
QRコード
月別アーカイブ
livedoor 天気