HSDL.blog.jp

主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

SynergyII

ELSA SynergyII 改造

黄昏のビデオカード ELSA SynergyII


 最初から良くできているので改造にあまり意味は無い。だがSMDアルミ電解の頭が潰れていたので交換した。実はSMDアルミ非固体電解が嫌いという気分の問題も大きい。

synergy2_3
 TNT2じゃなくてせめてQuadro(Synergy3)だったら使えるのになあ…といまだにゴネるよしとみ君だった。とりあえず洗う前にSMD電解(旧CV-AX?)を取り外した。この時期洗うとなかなか乾かないが、1、2日も晴天があれば乾くだろう。ヒートシンクも剥がしてグリスを塗り直す。総合オーバーホールですね。ちなみにヒートシンクには導熱ペーストを染みこませた布が乱雑に間に入っていた。これって両面テープと変わらないんじゃないか?

reg_remove
 さらっと取り外したなんて書いたけど、実はSMDアルミ電解除去には非常に苦労してしまった。ランドが異常に短くてハンダゴテが当たらない。しかも隣のSMDアルミ電解コンが邪魔で自由が利かないと来ている。そのせいかレジストが剥がれてしまった。不器用なのは生まれつきだが、汚らしくてヤル気がなくなってくる。

d_case
 他が全部固体なので最初はSMD全固体を目指すという方向で一致していた。しかしDケースを載せてみたらこのようにカッコ悪いことが解る。レジスト剥がれは勿論のこと、ラジアルリード用の穴も見苦しい。不本意だがラジアルリードアルミ非固体電解の出番だ。

10x11
 やはりこのサイズが一番ピッタリ来る。レジスト剥がれも目立たなくなるし良い事ずくめ。但しこれはイメージで、本当にOS-CONなどを載せてはいけない。AS1581TはLDOなので不調になる。まだこの時期は固体アルミが必要な状況にはなっていない。必要になるのはスイッチングDC-DCが搭載されてから(具体的にはGeforce世代から)。

zl470u16v
 これがおなじみルビコンZL470μF16Vである。サイズが10φ×12.5mmで、他候補の8φのように股が開かず今回の用途にピッタリ。勿論これの存在があったから換えようと思ったとも言える。部品代はグリスやハンダ等の副資材を抜いて8円(銭単位切り上げ)。


 このように「何の部品を載せるか?」と色々プランを練っている時が一番楽しい。その段階で放置状態の記事が幾つか有るのはご存知の通り。決まってしまったら後はハンダ付けするだけでもう楽しみは無い。まあ世の中にはハンダ付け作業自体が好きという変人もいるので、そういう人はこの後も楽しみはまだあるのだろう…誰かそういう好き者が手伝ってくれない?(^^;


synergy2_4
 これこれ、これでいいんだよ。外見だけ見れば当初からこうだったと錯覚するくらいピッタリフィットしている。外見的狙いは成功だ。意味は無いけどノーマルのCV-AXよりは性能も上がっている。


 HSDLではこのような流れで改造して行く。ヒートシンクはELSAらしくないが、これは富士通の値切りが酷かったのだろう。裏が変色するようなヒートシンクを付けるのは節約というよりはケチの部類に入る。冒頭であまり意味は無いと書いたが、ヒートシンクを貼り直したので冷却の面では意味があったかもしれない。今は寒いのでまだ有難味が分からないけど。

黄昏のビデオカード ELSA SynergyII

synergy2_1
 先日間違って?買ってしまった物件。外見は何の変哲も無い地味なTNT2搭載カードである。WS440BXにて動作チェック…問題なく動いた。この時期にTNT2ごときが100円だから動かないと困るのだが。


memory
 しかしよく見ればその辺の普通のTNT2カードとは違うのが判る。その際たるものがこのメモリ。何と贅沢にも5.5nsの物が搭載されている。普通に考えれば183MHzでTNT2ULTRAに相当する。ちょっと期待が膨らむ。頑張って200MHz位で動かないかな。


synergy2_2
 裏面はこうなっている。富士通へのOEMっぽい(CELSIUSかな?)。写真ではよく判りづらいが、実は基板のTNT2チップ裏の部分が変色している。以前TNT2M64のカードでも見られたが、やはりこのシリーズはファンレスはかなり厳しいようだ。


as1581t
 電源はALPHA SEMICONDUCTORのAS1581Tである。P54C/P55C時代のVRM用シリーズレギュレータICである。TNTの頃からAGPバスの3.3Vでは足りなくなってきた。i440LXを中心としたマザー炎上事件を記憶している人は多いだろう。これらのマザーは3.3Vを5A以下のシリーズレギュレータで作っていた。TNTはVcoreで3.3Vバカ食いなので燃えたわけ。このカードはVcore(TNT2は2.5V)をこのAS1581で作っているので燃えたりはしない。但し815系マザーでは動かないのがある。


rubycon
 電源出力コンは三洋CV-AX220μF35Vか?長年のジャンク箱生活で傷だらけで、加えて10年物なので寿命的にも交換する必要がある。ボード上のアルミ非固体電解コンはこの3つだけで、あとは全て10μFのタンタルコンデンサが使われているのがポイント高い。タンタルと言っても一般用のSCEなので大した事は無いが、SMDアルミ非固体電解とは本質的に比べ物にならない。SMDアルミ非固体電解は犯罪的に寿命が短い。

 基板(6層)はSMD仕様だが、メインコンデンサ部分は10φのラジアルリードタイプも使用できるようになっている。交換するとしたら、在庫ではルビコンYXG220μF25Vか。容量は増えるがサイズ的にはルビコンZL470μF16Vも良い。三洋WG1000μF6.3Vでは明らかに奢り過ぎ。


l1
 画質を維持するため?FBがR(0Ω)で置き換えられている。このため画質は良いが、ケーブルからのノイズ放出はやや大きい可能性がある。


fan
 ここに5V冷却ファンを繋ぐことができる。裏面写真の所に書いたようにノーマルだとかなり発熱するので、目一杯使う場合はファンを付けた方が良い。


 全体的に丁寧な造りで、流石に一流メーカーのELSAだなあと感心させられる。ついでだからチョイと動かしてみよう。WS440BX+SL3S9+98SE、ドライバはNVIDIAリファレンスドライバ53.04である。3DMark99(DirectX6)当時ならハイエンドの環境だ。この頃はまだVGAカードに明日の夢があった。

hdb
3dm99
3dm2000
*下はTNT2のクロックを150/183に上げた時

 FR1.01(3D)は5.942、3DBENCH2は993.7だった。どノーマルのTNT2でも結構な数値が出るものだ。2Dの画質は特に問題なく普通。AGP×4対応でファンレスなので暫く常用テストカードとして使ってみる。しかしPシェーダは無いのでやはり100円の価値は無い。それが理由で起動しないベンチマークソフトが多数あるし…。
記事検索
名無し・通りすがりは即削除
QRコード
QRコード
月別アーカイブ