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主にジャンク品を使って日頃の発想や妄想を実験・研究するブログ。

TY-BR30

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この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

TY-BR30のフェライトロッド・アンテナのコイル変造


TY-BR30過去記事

 前回ノーマルのフェライトロッドアンテナを解析したら線材やロッドは良いのに巻き数が滅茶苦茶だった。どうもこれ製造者が何かを勘違いしているような気がする。でもイイんだ。このラジオに限らず全ての中華ラジオに有効な斬新な解決策が見つかったから。今回はトラッキング調整の予定だったが急遽コイル改造の話題となった。ハッキリ言って筆者はもうTY-BR30なんてどうでも良くなっている(^^ 早く別のラジオでこの手を試したくて仕方がないのだ。所有中華ラジオの大半がこれで変身しそう。なおこの話題は粗ニーやマネ下のラジオには関係ない。中華ラジオを持っていない人には何もメリットの無い話だ。


★斬新な改造方法!
 あれから斬新な解決方法を考えた。このアンテナはタップ方式なのだが、タップの出し方は中間を引っ張り出して捩ってあるだけだ。という事はこの線の先端を切ってよじれを元に戻せばリンク式になることになる。この場合は一次コイル107T/二次コイル28Tのリンク式になるわけだ。リンク28回は明らかに巻き過ぎだが、TA2003のアプリノートにも「二次側の巻き数は感度が不足気味なら増やせ」って書いてあったし、感度が増えていいんでねえの?

 考えてみればこのタップ式のコイルはER-19Fの配線ミスというか使い方を知らなかったのと同じ事なんだよね。あれは捻っていなかっただけだから、元々タップ式のコイルもリンク式と製造ラインは途中までは同じなのだろう。RAD-F1691Mのフェライトロッド・アンテナにリンクコイルを巻き足す話を書いたが(注1)アレは必要無い作業だったね(^^; このタップ方式のコイルはリンク方式の流用なのでインダクタンスが大きいのだろう。製造された理由・巻き過ぎでインダクタンスの大きな謎まで全て解決してしまった。全ては手抜きから来ていた…やはり中華だから中華。但し今のところ中華限定で、日本メーカー製は明らかにリンクコイルが別体になっているので別物だ。閑話休題、中間タップをほぐして二本にするだけでリンク方式になるのだ。前回「正規タップ方式」などと書いたが本質的には同じものなんだね。メーカーが推奨しているかしていないかの違いだけ。


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 見よ!アッと言う間に出力3本線から4本線になった。この喜びは頭死老には絶対に解らないだろう。後戻りはできないけど戻る必要も無いだろう(注2)。


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 追加部品などを全く使わずに高性能化した(←これが肝心)。これ実は今までにない革命的改造かも知れない。何故ならRAD-F1691M他のタップ式の運枯FRアンテナもリンク式に変造できるから。以前からフェライトロッド・アンテナのインダクタンスが大き過ぎて悩んでいたF620Zなんかも全部一発解決!(^^ タップ→リンク改造がこれからのHSDLの改造の定番になるかもしれない。いやージジイの言うとおり、やっぱり生きているうちに頭は使わないといけないね。

 がしかし、このアンテナの場合は喜んでいられない問題が発覚した。上の回路図を見れば判るが、今度はインダクタンスが下がり過ぎなのだ(^^; このままのコイルで使うには180pFのPVCが必要となる。がしかしこのラジオのPVCは160pFしかない。規定の範囲を受信しようと思ったら580μHのインダクタンスが必要なのだ。全然足りないじゃないか。さてここで重大な岐路に立ったことになる。選ぶ道は三つある。

仝気北瓩
⊃靴燭縫灰ぅ襪魎く
コアを大きくしてインダクタンスを増やす

 である。,蕨棲阿澄そこまで後戻りするのはHSDLらしくない。は興味津々だがカネが掛かるのがイヤ。という事でこのロッドを流用してコイル巻き直しと行きたい。

注1:残念ながらRAD-F1691Mは長期放置されており発表されてません。しかも今回の発見により書き直し確定だ。それで更に原稿が遅れる予感(^^; 果たしてF1691Mは完成するのだろうか…。

注2:タップ式がリンク式になった事で同調回路としてQが向上する。ハンダ付けが1か所増えるだけでデメリットは特に無いので有益無害と言える。

★続く
 次回は面倒な事にコイルを巻かねばならない。イヤ実は巻くよりその巻くためのボビンを作るのが面倒なのだ。納得できるものを作るのに時間が掛かりそうだ。

TY-BR30

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TY-BR30のフェライトロッド・アンテナのコイル調査


お風呂ラジオ(^^;
お風呂ラジオ(^^;;
お風呂ラジオ(^^;;;
TY-BR30

 前号までの粗筋:腐食した部品を交換して電源が入るようになったが、感度が異様に低いのでトラッキング調整をやり直そうと思った。ところがコイルが鬼のように固めてあったので動かす事ができない。パラフィンを削ってようやく動くようにしたら、コイルの何処かに不具合が出たのか殆ど放送が受信できなくなってしまった(アンテナが無い症状)。


★コイル調査
 調査するのはフェライトロッド・アンテナそのものだが、フェライトロッドに異常が出る事は無いので調査の目的はコイルに限られる。


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 面倒くさいけど調査のためには外すしかない。もし切れていたら…途中で繋いだ例は何処かのブログで見た事があるが小汚くて見られたものじゃない。性能も低下するし、切れていたら巻き直すしかないな。この場合はタップ式コイルなので三つの出力線は全て導通がなければならない。これは全部導通していた。まずはめでたい。

 がしかし導通チェックだけでは線間ショートしたのも合格になってしまう。そのためコイルのインダクタンスが正常かどうか確かめる必要がある。1−3が最大、1−2がそれに近い数値、2−3がかなり小さいインダクタンスになればよい。2−3はインダクタンスよりインピーダンスの方が重要なのだが。

1−3:711μH
1−2:426μH
2−3:65μH

 いずれも可動位置における最大値(注)。かなりインダクタンスが大きい。これは端の方に来るのを予定しているという事だ。ホルダの関係で真ん中にはコイルは置けないのでこれで良いのだが気に食わない。どうして中華のコイルはどれも巻き過ぎなんだろうか?中華メーカーはケチだから普通に考えれば線材をケチりそうな気がするのだが(^^; ちなみに恒例のリッツ線調査(^^ 何とこのリッツ線は7本だった!これはHSDL始まって以来の多本数だ。今まで見たのはどれも3本だったからなあ。

 タップ位置の足し算が全然合わないのが気になるが、ここで重要なのは1−3である。これが711μHという事は140〜13pFのPVCなら505〜1655kHzまでカバーする。何だよコイルは正確じゃないか。コイルが正常という事は不具合の理由が解らなくなってしまう。


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 フェライトロッド・アンテナを回路図で書くとこのようになる。インダクタンスは使用するポリVCに依るので規定は無い。それが頭死老ユーザーの間で混乱の原因となる。コイルの位置に依ってインダクタンスは可変だ。ちなみに巻き数は135Tだった。これ計測誤差はあっても多いんじゃないの?通常のフェライトロッドアンテナは精々100Tだ。タップは28Tだった(巻き数は推定)。

 次にPVCを測定したら最大160pFだった。これは予定値より大きいね。容量最小値が13pFだとすると472〜1655kHzとなるが使えないわけではない。何でこれで同調が取れないのか分からなくなってきた。考えたくはないが、これだと最初に除外したICの不良も考慮に入れなくてはなるまい。でも交換したくてもCD1619CPなんて売っていないんだよね…遂に禁断の裏ワザが陽の目を見るか?


★続く
 次回はもう一度トラッキング調整を行なう。調整が上手く行けば受信テストもする。

注:コアがギリギリに出ない範囲で計測すると、

1−3:675μH
1−2:412μH
2−3:57μH

 だった。やっぱり足し算が合わないけど(^^; これだと485〜1699kHzとなる。足し算が合わないのは浮遊インダクタンス・キャパシタンスなどで計測誤差が出るのだろう。


TY-BR30

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復活したTY-BR30の不具合を改善する…つもりだったが(^^;


お風呂ラジオ(^^;
お風呂ラジオ(^^;;
お風呂ラジオ(^^;;;

 HSDL初の完全不動ラジオだったこのTY-BR30だが、腐ったBJTを交換する事に因り甦った。が喜びもつかの間、感度がやたらに低いことが判明した。簡易調査では高い方も低い方もインダクタンス不足でトラッキングが合っておらず、このままでは完全動作品とは呼べない物件だった。仕方なく今回は調整を行ない、せめてこの道具立てで出る最高性能を目指したい。ついでに何か受信して音を録っておきたい。どうせ改造するのでノーマルの記録を残しておきたい。ところがそんな先の方までは進まなかったんだな。


★トラッキング調整の前に…
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 パラフィンが取れないんだなこれが…。どうもコイルを製造する時にこの向きにして上からドボドボとパラフォンを垂らしたらしい。パラフィンがそういう流れ方をして固まっているので直ぐ判る(^^;

 つまり調整も何も無く製造段階でコイルが固定されてしまっているのだ。これではトラッキング調整は行なわれていないか、若しくはVCに付属のTCだけを使った一点調整という事になる。オイオイふざけんな。MWラジオが一点調整でまともな感度になるわきゃーない。予備調査に拠れば珍しくインダクタンス不足と判明した。いつもはインダクタンスが多過ぎて困っているので?このような状況は新鮮と言える。

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 面倒くさいから外してみた。イヤひどいねこれ!コイルを完全に固定しようと頑張った跡がある(^^; 今までで一番ヒドイ固定だ。固定するのはトラッキング調整が終わった後だっちゅーの。それにしてもインダクタンス不足とのことだが、残されたスライド領域が10伉度しかないので不安だ。足りなかったらフェライトロッドをずらせるしかない。

 ちなみに現在中華ラジオで問題になっているリンク方式のコイルをタップ方式に使う悪行はこのコイルでは行なわれていない(^^ RAD-F1691Mと同じく正規のタップ方式のコイルだ。筆者の見た目では良さげに見えるのだがなあ。


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 コイルが漸く抜けた!この間20分はかかっているような。まだこんなにパラフィンが詰まっていた。クレージーとしか言いようがない。


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 動くようになったが遂に一部破けちまったよ(^^; まあ紙など破れても良いがコイルにダメージがあると困るな。その危惧は的中してしまったわけだが…。

 これでやっと調整できるぞ。なお周波数スケールは割と正確なので合わせなくとも大丈夫そう。


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 ところでこれ、ICのクリンチしたピンと抵抗がくっ付いているように見えるのだがヤバくね?動いていたので特に問題は無いのだろうがいい加減な製造所だというのは分る。


★トラッキング調整…がしかし。
 やっとコイルがフリーになった。何でこんなに止めやがるんだろう?アホなのか。まあいい。

 で調整しようとまずは低い方でコイルを動かしてみたら何と全く反応が無い。いや反応はあるのだが、それはコイルを手で掴んだ時に感度が上がるだけだ。つまり同調回路として用をなしていない。コイルを掴んで感度が上がるのはただ単にICの入力端子を触っているに過ぎない。その証拠に目的局よりノイズの方が上がっている(^^;

 ダイヤルを回すと超強力なローカル局は聞こえるが、それ以外はノイズすら全く聞こえない。トラッキングどころの騒ぎじゃなくてアンテナが付いていない状態なのだ。ひょっとするとICが壊れてしまっているのではないか?そんな気さえしてくる。

 がしかし、バンドをFMに切り替えたらちゃんと以上に聞こえるのだ。アンテナを全く伸ばさないのにローカル局は大体受信できる。これを見れば判る通りOSCとDET以降は全く正常でFMのFEも正常なのだ。MWのFEだけ壊れるなんてことがあるだろうか?AM RF-INから電撃かませば死ぬので絶対に無いとは言い切れないが。

 という事で現状の結論は何らかの理由でアンテナコイルが逝かれた、つまり切れてしまっているのではないかという事。これは外して導通やインダクタンスその他を測って見ねばなるまい。TR交換で電源さえ入れば正常になると信じていただけに参った(^^;


★続く
 今回で正常になるハズだったが予想外の事態になったのでまた次回。何で途中で上げたかというと時間が掛かりそうだから。実はAL-001なども同時にバラしているので作業は更に遅れるかもしれない。AL-001もかなりヒドイ案件なので苦戦中(^^;

お風呂ラジオ(^^;;;

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不動TY-BR30の癌細胞を除去して新しい臓器を入れる


お風呂ラジオ(^^;
お風呂ラジオ(^^;;

 前回の解剖で不動原因はクソマッハで発見された。作業は面倒だけど前に進むため腐ったTRを交換して動かしてみよう。


★不動原因
 前回までの繰り返しになるが、このラジオは当初全く反応しなかった。原因は汚水に冠水していたことで、中までタップリと汚水が入り込んでいた。そのため電源が入らなかったのだが、地道に洗って乾燥したらタイマーだけは動くようになった。それが第一回までの話。前回は解剖したらスイッチ用のTRが足元が腐って消えかけていたのを発見した。


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 これが脚が消滅寸前のTRだ。SS8550というIcが多少大目に流せてPDが少々デカい以外は何の取り柄も無いPNPトランジスタである。これなら手持ちの2SA1015GRで置き換えられそうだが、実はこれエクボじゃないんだよなあ〜。アメリカ仕様のセンターベースなのでそのまま差し替えは出来ないのだった。いずれまたこんなのが出てくると困るから買ってくるか?哀店道にズバリそのSS8550Dが売っている。2SA1015GRより高いけど(@10.8円)。そう言えば2N3906もEBCだったか。買うなら海外でメジャーな3906の方がマシだな。実は中華製の2N3906と2SA1015の中身は同じらしい。恐らく脚の配列を変えているだけなのだろうな。中華SS8550も中身は同じかもしれない。


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 これが裏側。懸念されるのは配線パターンの腐食・消滅だ。何しろ鉄が溶けて酸化鉄になって基板の銅をエッチング、じゃなかった腐食させるのだ。一刻も早く除去しないと危ない…と言いつつハンダ付けが面倒なのでこの記事は今年1月に放棄したままだった。現在は半年以上経った7月である(^^;


★作業
 いつも書いているように修理は前回までで九割方終わりである。あとは面倒だけで特に得るものは無い「手を動かす作業」だけ。推理が正しかったかどうか確かめるための実証実験である。作業が下手な人は練習になるかもしれんけど当方は練習するトシじゃない。こういうのはインテリジェンスの低い他人にやってもらいたいよね(^^ ロボットはこういう作業をやらせるには有益だ。


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 しかしHSDLにはロボットは居ないのでまずは除去。これが一番神経を使う。配線パターンを損傷しないようにしなければならないからだ。ハンダを除去してから洗浄したが何とかパターンは消えていないようだ。しかし腐食したハンダを除去するのにレジストがだいぶ剥がれてしまった。これはマズイ。

 ここでパターンをチェックして驚いたのだが、よく見たらこの基板はベースの穴が二つある。EBCがEBBCになっている感じ(^^ パズルじゃないけどこれを見ていたらECBでも実装できそうな気がしてきた。まずBの脚のランドを分割して4つのランドにする。その後斜めに実装すればよい。


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 こんな感じ。チョット横を向くが取り付けに全く不安はない。要するに足が交差しなければよいのだ。


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 ベースのランドをパターンカット。コレクタのランドをショートするところは脚を曲げて対応します。


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 あとはこのように実装する。所有している2SA1015GRが使えたのでSS8550Dのようなマイナーで使い道のないTRを買わずに済んだのはめでたい。何事も諦めずにトライする事だな。

 これでスイッチを入れたら電源が入りSPからノイズが聞こえてきた。ダイヤルを回すとAMもFMもちゃんと何かしら聞こえる。やはり悪いのはここだけだったようだ。未だケース内が汚いけど、疲れたので分解丸洗いは真夏にヒマになったらやる…ヒマにならなかったりして(^^;

 修理とは「故障原因を論理的に突き止める」作業に尽きる。犯人が確実に存在し論理的な推理で必ず発見できる最上級の推理小説なのだ。その後の作業はサルでもできるどーでも良い作業で、そこらの修理記事を読んでみると殆どが後のサル作業だけで修理したつもりになっている奴ばかりなので呆れる。それはただの部品交換ですm9(^^ 当然ながら部品を交換しまくって偶然に直ったのは修理したとは言えない。これは以前からPCマザーのところでも一杯書いてきたけど、ICラジオの場合は単純なミエミエの故障が殆どなので真の意味で修理などは皆無に近い。あるのは劣化・損傷した部品交換だけだ…面戸癖。


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 アリャ?選択度が低いのは分るが感度も低いな。このラジオは一度も開けられていないラジオなので「感度が低いのは元から」という事になる。加えて同調ランプ(緑)が動作しているけど暗い。このランプはICから取り出した信号強度そのものなので感度が低いから暗いのだろう。いつものようにフェライトロッドとアルミリングで簡易チェックしてみたら、上の方の周波数も下の方も全体的にインダクタンスが足りないようだ。多過ぎがデフォの中華ラジオとしては珍しいパターン。次回何とかしたい。先回りして書くと軽い調整のつもりがフェライトロッドを含む大改造になってしまった(^^; 実はこの記事を上げた段階ではまだ完成していない。


★続く
 めでたく修理完了で記事を終わろうと思ったのだが、どうもトラッキングが大幅にズレているのか感度が低い。このままで終わるわけにはいかないので次回は再調整して受信音を録ってみたい。現代としては稍大きめのフェライトロッドなのでICF-9(8)やICF-28には勝ってほしい(現状大敗^^;)。


★おまけ
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 ヒデエ製造だなあ。これって上の溝にはまるのが正式なんだろ?力一杯フラットケーブルが折れて潰れているじゃんか。

 問題はその後だ。このフラットケーブルを正規と思われる位置にしたら、どのように頑張っても基板が付かなくなった(^^; 見てはいけないバカを見た気がする。これって設計ミスだよね?


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 これはケースを止めるネジだと思っていたらテレスコピック・アンテナを止めるネジだった。結局バラす時に外す必要が無かったわけだが、何でこのネジを外部に付けるのだろう?内部に付ければ防水の心配が要らないだろうに。これのお陰でテレスコピックアンテナ基部の接着剤(コーキング)が凄い事になっている。ほんと評論に困るくらいマヌケ(^^;

お風呂ラジオ(^^;;

この記事は「ラジオを製作・組立した事がある」「ラジオの回路に深い関心がありスーパーヘテロダイン方式について理解がある」「感度・選択度・安定度・多信号特性について其々完全に理解している」「HSDL用語集を全部読んでいる」「前回までの記事を全て読んでいる」の条件を全て満たしていることを読者の条件とする(リンクについての条件はこちらを参照)。

「Toshiba TY-BR30」最後ではなかった!お風呂ラジオ(^^;;


お風呂ラジオ(^^;

 前回洗ったラジオは時計やタイマーは動くが、肝心かなめのラジオの電源が入らない。面倒だけど今回は分解します。果たしてどんなものが出て来るのか?イヤ出て狂うのか(^^; ダジャレ言っている場合じゃない。HSDLのジャンクで完全な不動ラジオは初めてなのでチョットめげる。


★バラす
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 ゼーゼーハーハー、何だコイツのネジの多さは!裏蓋だけで全部で10本近く外したような…。漸く開きました。何だこりゃー!水が入っている(^^; 中で水蒸気が蒸発したような水滴だった。これ完全に冠水してますね。しかもその水は風呂の水などではない。明らかに泥水と言うかヘドロのような水である。筆者が洗って入った水ではなさそう。何故かと言うとコイツの防水はAP-152と比べてかなり厳重で少々洗ったくらいでは入りそうもないから。パッキンの隅々にまで汚れが入っている。かなり水圧が掛からなければこうはならない。


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 これを見て真っ先に思い出したのは2011年〜によく見かけた津波物件である。駄菓子菓子、この製品は2013年製なので津波には間に合わない。またドブや下水道に落ちた奴もこんな風になる。確かに言える事は汚水に浸かっていたわけだから、筆者が最初に動物的カンで消毒液にどぶ漬けしたのは正解だったという事だ(^^


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 あー、もう基板裏を見た時点で判ってしまいましたね(^^ 粗ニー系ICでした。IFTのピンとそれに繋がるCFのピンが見えるので確実だ。IFT仕様は大穴で散溶や倒芝の古いICもあるけど、この構成で中華なら99.999%粗ニー系に決まってます。しかしヒドイ錆というか腐食だなあ。よほど汚い水だったのだろう。これがあるからジャンクは恐ろしいのだ。油断していると(開けた奴が)死にますよマジで。


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 ゲッ華晶だ!LEとは言え倒芝なのでチョットは本物を期待していたのだが…(^^; って言うか倒芝IC使えよこの野郎。上にはCD1619CPって書いてあるな(注)。上の予想通り粗ニー系だった。フェライトロッドは8φ×8僂世辰拭CFはSFU455Bで選択度はICF-9と同等という事になります。ちなみにSFU455Bは哀店道のMG以前に売っていた奴と同じもの。コイツはハズレ品だったような…。

注:CD1619CBのDIP版だと思う。SOPじゃないのは珍しいな。もちろんCXA1619BSの互換品というかパクリ品だ(^^ どうもこのメーカーは素直にコピーせずモディファイしているようだ。

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 このラジオの正体はタイマー機能付き粗ニー系ワンチップICラジオでした。皆様もこれ以上の解析は不要ですよね?


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 ちなみに不動原因と思われるのは超速で見つかってしまった。恐らくSWと思われるTRが腐食崩壊してやがります。通りで電源が入らんわけだよなあ。それにしてもこんな短期間で腐食するとは汚水恐るべし。

 HSDL初の不動ラジオだったが意外に早く故障原因は判明した。安いICラジオなんて部品が50点も無いから、例え故障してもこのような簡単なものばかりで修理しても自慢にもなりゃしない。これまでにやってきたMB&VGA修理に比べれば児戯に等しいのだ(でもやりたくないんだなこれが^^;)。


★続く
 倒芝じゃなくて粗ニー系だったのは良かった?でも最近は2003系も使い慣れてきたからどっちでも良かったのね。次回はTRを交換して動かしてみよう。CXA系だからICF-9以上にはなると思っているのだが。

お風呂ラジオ(^^;

この記事はレビュー記事でも買い物ガイドでもありません。シロート向けの使い勝手などの一般的評価は書いていないので、ラジオ好きで超マニアックな常連の変人以外はお帰りください(^^/~

「Toshiba TY-BR30」最後ではなかった!お風呂ラジオ(^^;


 きったね〜!触るのがイヤで籠に入れる時指2本でつまんで入れたくらい汚い。2019/01/14に入手した倒芝の防水クロックラジオである。倒芝ラジオといっても名前だけのLEなので倒芝製ではない。鸚鵡やエロパと同じである。しかし日本メーカーなのでそれなりにサポートはある。2019年現在もサイト上に情報があり取説の入手も可能だ。

http://tlet.co.jp/pro_radio/ty_br30/index_j.htm
 サイト情報。既に生産は完了している。がしかし同型の後継機が出ているようだ。

https://www.yodobashi.com/product/100000001002649585/
 後継機はFMがワイドになった模様。5000円を超えており意外と高い。まあポイントで戻ってくるので5000円を切るが…。

 前回のお風呂ラジオは低価格でチャチかったが、これは時計・タイマー付きでソコソコ高そうなので良いモノではないかと思っている。しかしこれ、まずは洗わないと触れないぞ…。洗う前に一度電源を入れてみたが、時計は生きているもののラジオの電源は入らないらしい。心置きなく丸洗いしてみる(^^


★素手でさわれるようにする(^^;
 ジャンクラジオは汚いのでどんな病原菌が付いているか分ったもんじゃない。まずは消毒液をぶっ掛ける。もちろんアルコールなどではない。そんな弱いものではノロウイルス等は消毒不可能なので消毒液は塩素系に限るのだ。おっと、お前らはこんなのマネしなくて良いぞ。筆者は上品な生まれなのでやっているに過ぎない。それに塩素系は塩水を掛けているのと変わらないという事を知らないオッサンは止めとけ。HSDLは腐食して死んでも悔いはないのでやっている(次に水洗するし)。いや、そもそもこのラジオは既に死んでいるのだからこれ以上は死なないか。

 次に丸洗いだ。シャワーで水をぶっ掛けた後にバスマジックリンをスプレーして暫く放置、その後マザーボード洗いに使っていた例の大型ブラシでガリガリこする。その後は細かい所を使い終わった中古歯ブラシでガシガシ磨く。最後にシャワーで水をぶっ掛けると漸く見られる状態になってきた(細かい汚れはまだ残っている)。あとはベランダで日なたに干して乾燥させる。何でも洗うHSDLと言えどもラジオを洗剤を使って丸洗いしたのは初めて(^^; それにしても何でこんなに汚れているのだろう?筆者目に見れば肥溜めに落としてウンコが付いているのと変わらない。クソラジオならぬウンコ付きラジオだ。


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 以前の写真は(カメラがアレなので)あまり汚れが良く撮れていないが違いが分るだろうか?以前のは見るのすら嫌で一週間放置していたが、これなら室内に入れて動かしてみようかと言う気になる。スタイルは端正でなかなか良いと思います。


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 液晶(時計用)部分に明らかに水分が入ってしまってクモっているが気にしない…というかどうしようもない(^^; 元々防滴にしか過ぎないのに水圧をかけたのだから文句を言えた義理ではない。もう三日経ったが乾く気配がない。仕方が無いのでバラすか…。


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 ACアダプターを繋ぐためにゴムカバーをめくったらそこにも黒い水垢のような汚れが!一体どのように使っていたのか?これって実は水の中で使っていたのではないだろうか?それくらい隅々まで水と汚れが回っているのだ。そんなバカな奴居ないと思うかもしれないがそれは世間知らずで、世の中にはその程度のバカは一杯居る。”SPLASH PROOF”なんて無学なオッサンは読めないし意味も解らないのだから。


★もう一度動作チェック
 乾いたので詳細に動作チェックが出来るぞ。電池蓋(外して丸洗いした^^)を開けると電池は単二だった。同日にこれまでHSDLでは所有していなかった単三→単二ステップアップ・ホルダーを手に入れたのは用意が良かった。充電池は先日西巡回で大増強したので、エコトータルやヴォルケーノやリボルテス以外にエネループもラジオで使えるようになった。

 もっともこのラジオは上記の通り5VのACアダプター(新品時は付属)による給電も可能である。電源と同じく防滴時には使えないであろうイヤホン端子もある。装備もアプレよりは一段上と言えよう。


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 電池は単二3本である。4.5Vか…まさかDSPなのか?最近大げさにデジタルに怯えている筆者だった。同調ダイヤルを動かしてみたが軽く回るので糸掛けだろうか?ギヤではない気がする。DSPだったらだったで面白く遊ぶつもりだが。何しろHSDLはアナログダイヤルDSPラジオは一つも所有していないから。時計は電源を抜いても3分保持されるらしい。


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 で電源を入れたら時計とタイマーは正常に動くもののラジオの電源はやはり入らなかった。洗う前も洗っても動作は変わらないようだ。


★続く
 時計としては今でも使えるが(^^; 肝心のラジオのスイッチが入らないのではしょうがないので次回はバラします。洗わないとバラす気も起きなかったからなあ。それにしてもラジオの世界で再びジャンク修理をさせられるとは思わなかった…。

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