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ジャンクPCパーツ研究を専門とするブログ
主に東京・多摩地区のハードオフを巡回しています。

USB

USB FDDが起動しねぇ(^^;

 ABS06の動作テストでMEMTEST86+を動かそうとしたら内蔵FDDが無かった。仕方が無いのでUSBメモリで動かそうと思ったがブートしない。USBメモリブートには対応していないようだ。AWARDのKT133系BIOSってみんなそうなのかな?イラついてきたのでUSB−FDDを繋げてみたがこれも全く認識すらされない。これは何となく理由が判ったので、BIOSメニューの中の"Advanced Chipset Features"の中の"Delay Transaction"をディセーブルにしたらアクセスした。実はP5A-B時代に経験があるので直ぐに判る(^^ しかし更に試練は続いて、今度は読み取りエラーの滝流れで起動しない。仕方が無いのでコイツは諦めて、以前手に入れた新品FDDを出してきた。起動しないドライブは解体してやる!オレの命令に逆らう奴は全部潰す。


fd05pub_1
 これがノートPC用らしいUSB−FDDである。今回は起動しなかったが、これまでのP965のテストなどでは起動している。っていうか動かなかったことは無い。ヘッドの汚れが怪しいな。昔はクリーニングディスクなんて言うのがあったんだが、この場合はノート用なので効果は無い。クリーニングディスクを入れても省電力機能ですぐに止まってしまうからだ。面倒だが開けて掃除するしかない。


fd05pub_2
 このドライブはTEAC製だ。ケースのネジが2つ、ケーブル止めに1つ、蓋に1つの合計4つしかネジが無い。さすがに日本メーカーだな。その代償として日本メーカー製は嵌め込みを含むトリッキーな開け方が多いのだが、このドライブの場合はそれほど疑問を感じずに開けられた。漏れ電磁波のシールドに銅テープが使われている。流石にオーディオ機器を手掛けるTEAC様は凝っているな。USBケーブルはコネクタで直付けのようだ。


fd05pub_3
 で、見たんだけどヘッドは特に汚れてはいない。まあ目に見えない汚れはあるかもしれないが、読み取り不良になるほどじゃない。アジマスが狂ったとか微妙な話なのかもしれないな。だとすると掃除ではどうしようもない。アジマス調整には調整用の標準ディスクが要るので無理。

 今回の解決には役に立たないが、アジマスが狂ったら「当該ドライブで起動ディスクを作る」という原始的な技もある。フォーマットが全部狂う事になるので他のドライブでは立ち上がらないかもしれないけど。


fd05pub_4
 という事で開けても何も解決しなかった(^^; しかしこのドライブ、今もフレームがアルミダイキャスト(注)なんだよね。他の部分は簡略化されているが、ここだけは譲れないという部分なんだろう。まあこんなに薄いフレームをプレス鋼板で作ったら、アッと言う間に曲がって使えなくなるだろうけど。

 作りもソコソコ丁寧だし、流石に老舗TEACは良いモノを作っている。それが判っただけでも良いかな〜なんて。アタマが冷えて来たので正拳で試割りの練習に使うのは止めました(^^ ところでMEMTEST86+読ませて気づいたんだけど、USB-FDDって直付けFDDより明らかに遅いね。体感で判るくらいの差があったので驚いた。


注:ちなみにダイキャストの金型は普通のカメラ程度の大きさでも数億円のカネが掛かるので、もし設計に失敗して作り直しになるともう真っ青。設計者の首が飛ぶかもしれんな。

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今日のHSDL[2013/09/01]

★Webサイトより

http://forums.mydigitallife.info/threads/46840
 いずれは出るだろうと思っていたがWindows8パッチが出現。NXビットもSSE2も要らなくなるらしい。「パッチを当てたら動く程度の重要度=本質的には不要なモノ」って事だよね。やっぱり陰湿な会社だな〜(^^


http://www.x86-secret.com/articles/ram/ramled/ramled-4.htm
http://www.x86-secret.com/articles/ram/ramled/ramled-5.htm
http://www.x86-secret.com/articles/ram/ramled/ramled-6.htm
 この解析記事は面白い。メモリに興味のある人は必見。但し文章は半分しか理解できない(^^;


http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20130823_612472.html
 寿命18年と言ってもそこまで使う人は恐らく居ないだろう。また寿命は条件に依るので確かめようも無いし、そもそも保証が付いているわけでもない。ま、筆者はこういう企画は好きだが。そう言えば最近は玄人志向の変な物件が出ないので寂しい。


★USB2.0コントローラ
 前回テストで漏れていたICH4を測ってみた。確かこのコントローラは、845Eマザーが発売された後でドライバがリリースされた記憶がある。初物だから恐らく難産だったのだろう。

usb2_ich4
 予想通りあまり速くない。前回のICH6MとはCPUが違うが、値の上下はあっても序列が変わることは無いだろう。現在の序列ではN電に続き下から2番目。この程度のメモリであってもコントローラによって違うものだね。


★9月の買い物
 現在補強しなければならないのはDDR3関連である。しかもIntelではなくAMDで。格安ジャンクはおろか中古でも少ない不人気のAM3/AM3+なので困る。DDR3メモリ自体も青箱には殆ど入っていない。尤もこちらはいずれ大量に出回るので全く心配していないが。特に小容量は買い取り価格が付かないほど安い。出るとすればタダ同然になるだろう。

・1156のCPU(〜1000円)
・478CPU(〜10円)
・AM2以降の高クロックCPU(〜100円)
・Pentium!!!533B/533EB/600B(〜100円)
・775マザーSLI可能(〜500円)
・939マザーSLI可能(〜300円)
・AM2マザーSLI可能(〜500円)
・AM3/AM3+マザー(〜500円)
・945G〜G45マザー(〜300円)
・Albatron/Chaintech/Iwill/Soltekマザー(〜100円)
・VLBusのマザー、ロハでお願いします>(^^
・VRM入出力コンが12.5φのマザー(〜100円)
・Slot2デュアルマザー(〜100円)
・SocketA、478マザー特定機種(〜100円)
・MSI 694D Pro、解析用なので不動可(〜100円)
・P5Kシリーズ(〜300円)
・P5Nシリーズ(〜500円)
・P5Qシリーズ(〜500円)
・古今東西の有名なクソマザー(〜100円)
・PC2-5300/6400、1GB。2GB以上はダメ(〜100円)
・DDR3メモリ(〜100円)
・RegECCのSD-RAM1GBを4枚(〜@500円)
・VC-SDRAMなら何でもよい(〜100円)
・HDD何でも。測定ネタなので数が多い程良い(〜100円)
・SATAの光学ドライブ(〜100円)
・PD・MO・ZIP・JAZZドライブ(〜100円)
・700W以上の電源(〜500円)
・ギガハブ何でもよい(〜500円)
・持っていないメーカーのコンデジ(〜500円)

今日のHSDL[2013/08/12]

 冷夏だと予測を出したら途端にクソ暑くなった。全く気象庁の逆神ぶりには呆れる。次はどんな予想を出すのか戦々恐々(^^

casefan
 あまりにクソ暑いのでケース(とは呼べないが)ファンを付けてみた。ケースファンなので勿論排気である。吹き付けにすると逆に温度上昇した。CPUファンと干渉するのだろう。


★Webサイトより

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/20130807_610650.html
 ええ〜?需要が無いだって!某アムドCPU(TDP220W)にピッタリじゃないですか〜(^^


http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20130809_611212.html
 過去の経験から言って、死ぬ時はバックアップの間も無くポックリ逝く場合が多い。スタンドアロンのチェッカーはオモチャとしては大変面白いのだが、実用としてはあんまり役に立たない気もする。でも何か作ってみたい気もする。


★USB2.0コントローラ
 いつも使っているUSBメモリ(Transcend)を思いつきで比較してみた。トップは20MB/s辺りで飽和しているようだが、ランダムアクセスには違いがあった。遅いメモリでもコントローラの差は出るという事か。

usb20
 上からVT8237、ICH6M、μPD720101である。この当時言われていたようにやはりVIA最強なのだろうか。PCIに差す奴は基本的にダメダメ。

超役に立たない情報

 まるで役に立たない企画を考えるのは実は結構難しい。結局何かの役に立ってしまうんだな。今回は先日買った100円SDカードのテストをしてみた。128MBなので一般人にはまるで役に立たないだろうm9(^^


ep014sdr
 SDカードリーダーはおなじみ100円ショップの奴。更に小型のスリムタイプもあるが、HSDLには旧型の方が多いのでこちらを選ぶ。100円ショップ製品ではまな板に次いで使用頻度が高い。DOSの起動ドライブと化しているからだ。欠点は幅が広すぎてUSBコネクタに差せない場合がある事。P6〜K7時代の旧マザーに多いが、これには非常に短い延長コードで対応する。今回はP965 Neo-Fなので直差しできる。

 EP-014SDRが正式な商品名かな?言うまでも無くこれで内部基板のリヴィジョンを区別する事は出来ない。エコプラス株式会社と言うのはただの取次だろう。


sd_mmc
 リヴィジョンがいくつかあるらしく、少なくとも友人が持っている黒い奴は登録名が違っていた。もしコントローラも違うのなら性能も違いがある可能性はある。いずれ違う奴でも速度を測ってみたい。なおホストコントローラはICH6M(モバイル)内蔵だ。


★エントリー選手

‘攫
 フラッシュメモリの草分けメーカーだが、自社の発明の価値も解らないようなウスラ莫迦経営者とその手下で潰れずにいるのは運がいいのだろう。閑話休題、このメモリは既にヒドンセクタ32で既にフォーマットされていた。この場合はキリが良いのでそのままテストしてみた。

鼻糞肉
 先頃大赤字を出して泣きを入れていたメーカー。不動ジャンクの相談役だかに15億円も払ってたらしいので金庫にはまだ余裕があるのだろう。今後この会社の「泣き」は無視して良い(^^ 閑話休題、

par_panasonic
 何故かこのメモリはセクタ97でフォーマットされていた。デジカメでフォーマットしたのかな。オフセット49664は見ていると蕁麻疹が出そうなほどキリが悪い。,帽腓錣擦32で切り直してみた。

清算シスコム
 去年だか一昨年だかに破産したメモリ屋。USBメモリは高速で良かったんだけど。SDR時代からHSDLにはこのメーカーの製品が一杯有る。閑話休題、これも97セクタで切ってあった。△汎韻献メラでフォーマットしたのか?これも32で切る。

っ羃SD
 いつも起動ディスクに使っている中華製SDカードだ。カードの表面はのっぺらぼうで生産者の痕跡は認められない。このカードは起動用にフォーマットしていたのだが、HPのUSBフォーマッタがバカタコチンで、Diskparで64セクタにパラメータセットしても無視されて63セクタになってしまう。余計な事しやがって!お前はフォーマットだけすればいいんだよ。仕方が無いので(面倒くさいけど)テストの時だけ32で切り直した。あとでMEMTESTやらW3.1やらを元に戻すのが面倒だ(^^


★リザルト
writecache
 CDMはテストファイルが大き過ぎて使えないのでHDBで計測。測定時にはライトキャッシュは無効としている。どうせシーケンシャル・アクセスには効かないし…。

 ちなみにベンチマーク中は発熱が意外に大きい(注)ので、最初のテストと最後のテストでは速度が大きく異なってしまった。そのため二回目は公正を期すためにコントローラごとある程度冷却した。ハブはもちろん速度に悪影響があるのでコネクタに直付けする。ケースのフロントUSBコネクタの多くは「質の悪い延長コード」と同じなので、2.0以降では速度が低下するからこれも却下。テスト環境構築は結構面倒なんだな。

 初めて測ってみたがこんなものなのかな。


hdb_toshiba
 かなり速い。さすがに草分けメーカーだけの事はある。今回の中で選ぶなら迷わずこれだ。


hdb_panasonic
 何だこりゃ?ずいぶんおせーな。使い込んで速度が落ちるとかあるのかな?ただい茲螢薀ぅ箸微妙に速い。本当に微妙だが、その微妙さを味わうのがHSDLの趣味(^^


hdb_hagiwara
 これは中庸と言う感じ。△茲蠅鰐世蕕に速いし,砲發修譴曚瀕瑤蕕覆ぁまあ使えるんじゃないかと。


hdb_nazo
 よりは微妙に遅いが中庸と言う感じだね。これは新品で手に入れたので摩耗はしていないだろう。あ、そう言えばこれだけ23円(税込)高いんだった(^^;


 という事で、究極ジャンカーだけにしか役に立たない100円SDカードのベンチマーク情報でした。あー、いい仕事したな(^^

注:このSDカードリーダーが「認識しなくなった」「壊れた」という報告をよく見るが、恐らく発熱によるものと思われる。特に夏は気を付けよう。

★おまけ
 デフォの97セクタと32セクタでベンチに違いは出るのだろうか?試してみよう。フォーマットはどちらもFATである。クラスタサイズ的にFAT32やexFATの方が良かったかも。


hdb_hagi_32_97
 キリの良い32セクタの方が、微妙だが全ての数値が確実に向上している。但し微妙なので気にしなくても良い程度。メモリやコントローラが過熱している方がよほど速度が落ちる。それにしても97セクタって一体どういう根拠なんだろう。前にカメラのIDのようなものが書かれているのだろうか。

MP4プレイヤー(笑)

 先月のネタだから遅くなったけど、暇を見つけて漸く中身を見る事が出来た。なお内容はミーティングで直接話すので簡略化している。

mp4_player
 前回のアキバ土産だが、筆者が買った奴は例によってどっか行っちゃったので(^^; 友人の奴を借りてきた。ちなみにクレーンゲームの景品としてはソコソコ一般的らしい。所有者の友人からは「全く使い物にならねえ!」と言うお墨付きを頂いているが果たして…。


★概要
http://www.shop.akibaoo.co.jp/01/commodity_param/t/0/ctc/11000000/shc/0/cmc/4562339292533/backURL/+01+main
 MP4動画、MP3音楽、JPEG画像が再生でき、録音機能もあるというもの。おまけにゲーム(テトリス)が一本だけど入っている。仕様だけならかなり立派なものである。起動するとどこかの製品で見たようなOSが立ち上がる。


★がしかし問題が…
 実はMP4ファイルがそのまま再生できるわけじゃなかった。実際はAVMと言う拡張子のこのプレイヤーに合わせた解像度の独自ファイルに変換しなければならないのだ。どうせならMPGかAVIにでもしてくれればいいのに。MP5プレイヤーと同じものかと思っていたよ。


avm_conv
 これがその変換ソフト。これってフリーソフトかなんかじゃないのか?と思うくらいテキトーな奴である。これとは別にインチキくさいフリーのコーデックパックまで入れさせられる。これライセンスがヤバい奴じゃなかったっけ?


req_files
 インストーラでゴチャゴチャと色々入れさせられるが、結局必要なのはたったこれだけなんだな。これで作成から再生まで全部できる。デコード用のコーデックは自分で入れれば入れただけ対応ファイルが増える(^^ なおBATファイルは筆者がAXをregsvr32で登録するために作成したもので付属していない。
2014/05/13追記:人気記事(笑)なので追記しておくが、MP4プレイヤー(笑)に関連記事がある。*の付いたファイルを抜き出しておけば準ポータブル化できる。準と言うのはAXファイルを登録しなくてはいけないのと、コーデックは最低一つは入れなくてはいけないから。

avm_player
 ちなみにこれでPC上でAVMファイルを確認できる。これはAVMSrcFilter.axさえ登録すれば見られるようだ。プレイヤーとして必要なファイルは"avmplay.exe"、"AVMPlayer.exe"(これが実行ファイル)、"AVMSrcFilter.ax"だけである。

 ソフトは全てFaraday Technology Corporationと言うところで制作されたらしい。この会社はASICの製造が主体らしいので、このプレイヤーのメインチップを作っているメーカーなのかもしれない。それのサンプルソフトとか。サイトを見るとMP4チップもやっているのだが…。

 画像が128×96と小さい事もあり変換速度は単純コピー並みに速いが、本当にMP4ファイルなのか疑わしくなってきた。AVMファイルの中身を見るしかないな。


★本当にMP4なのか?
avm_header
 中を見たら殆どAVIファイルと同じだった。ひょっとしてAVIと言う文字列をAVMに変えただけじゃないか?しかも更に重大な事はFourCCが"MJPG"となっているのだ。これモーションJPEGのAVIファイルなんじゃないか?少なくともMP4コンテナとは違うだろう。

 しかしAVI完全互換と言う訳でもなく、書き換えたファイルはAVIとして再生は出来なかった。この辺りは詳しく検証していない。ファイルの中身を見て一気に萎えてしまったから。というかここまで判ればもう実験する必要はなさそう。


★終了
 という事でMP4 Playerは安物ビデオカメラ(例えばこれ)によくあるモーションJPEGの関連チップを使った「モーションJPEG AVIプレイヤー」の疑いがある。なので"MP4 Player"と言う名前は詐欺なような気がするのだが…(^^; まあ値段が値段だから良いか。この調査結果はいつもにも増してテキトーなので、特に気になる人は自分で買って調べておくれ。


★追記
http://www.shop.akibaoo.co.jp/01/commodity_param/t/0/ctc/11000000/shc/0/cmc/4580218322270/backURL/+01+main
 新型が出ていた…(^^; 小型になったが中身は同じだろうな。

USB充電器「YJ-006」

usb5v
 マウス改造の記事で使った奴だが、中身が見たいという希望があったので開けてみる事にした。勿論開けるだけでは労力がもったいないので+αも考えられる(^^

 当該製品は、グーグル大先生で"MP3/MP4 POWER SUPPLY"で画像検索すると怒涛の勢いで同じ写真が並ぶが、日本で記事を書いているのはHSDLだけらしい。他のジャンカーは手に入れていないのだろうか。


★スイッチング電源
 このアダプタはAC100Vコンセントに差して使うものだ。USB規格で規定されている信号部分の抵抗は無いので、汎用のUSB充電器として通用するかは分からない。MP4/MP3プレイヤー専用の充電器と考えた方が良い。


before
 まるでミニチュア・モデルのような、思わず微笑んでしまう定番お約束のスイッチング電源だ。パッと見で過電流保護は無さそうなので、出力を完全ショートさせると恐らく壊れる。気になるのは整流SBDがショボイこと。これで300mAいけるのか?それより前にトランスも小さすぎる。

 ちなみに筐体はネジ一本で開腹できるのでメンテナンスしやすい。もっとも開けてメンテするような酔狂な奴はHSDL以外には居ないと思うけど。


★コンデンサ
 電解コンデンサはC1、C2、C4で、一番大きなC1にはHTCONのネームがある。安物なので中華でも構わないけどもっと有名な奴を使ってくれ…と思ったらWebサイトもある意外にまともな会社らしい。一応全部105℃品。

C1(入力):HTCON 2.2μF400V
C2(帰還部):HTCON 22μF25V
C4(出力):KSD SX220μF10V

 入力は容量が少なく見えるが、スイッチング期間を耐えられる容量を付ける。これも規定以上に大きくしても何も起こらない。むしろ力率が下がるかもしれない(^^ 出力は大きめの220μFだが、ガラが小さいのでESRは高そう。スイッチング電源は出力はESRしか効いて来ないので、容量が220μFでも効果が低いのではなかろうか?要交換だな。


★計測(その1)
 裏の銘板を信じるならば電圧:DC5.0V±0.5V、電流:300〜330mAがこのアダプタの定格である。計測時には純抵抗で約300mA流している。


wave_before
 これが改造前の静的リプル電圧。何か普通そうに見えるかもしれないが、実はこれ電圧軸が200mVなんだな。つまり約600mVのリプルがある事になる。生で通常用途に使うわけにはいかない品質だ。以前の「USB充電用「電池BOX」」の経験から、これは恐らく設計で500mVp_p程度なのだと思われる。

 DMMで電圧を測ったら、開放5.125V、フル負荷で4.930V(何れも1mV単位はテキトー)だった。電圧降下はかなり大きいが、充電器としてならば全く問題は無い程度。スイッチング周波数は変動が稍大きいが100〜150kHzである。これはACアダプタとしては標準的なもの。

 ちなみにこの電源、300mAで長時間流すと発熱が大きい。連続使用ならいいとこ100mA位じゃないかなあ。USBだからといって500mA流すと即座に壊れる。


★「一般向け」に改造する
 充電器ならばリプルの低減には殆ど意味は無い。しかしHSDLは別用途に使う可能性が大きいので重要だ。600mVp_pをせめて50mVp_p以内に収めたい。それには低ESRコンデンサ交換するしかない。

 全交換したいが入力コンは耐圧400VなのでHSDLには無い。NCCのKME1μF400Vというのがあるけど容量半分だし。入力コンを換えても出力品質は上がらないので放置する。

C2:NCC KY22μF50V[700mΩ/180mA]
C4:NCC KY220μF10V[220mΩ/340mA]

 HSDL手持ちのだとこれかな。出力コンデンサはスイッチング電源なので容量は関係無しでESRだけが効いてくる。この辺りはシリーズ電源とは違う。容量が大きくなればESRも比例して下がるけど、容量よりなるべく殻が大きいのを付ければいいってことだ。

 これでコンデンサは良いとしても、「USB充電用「電池BOX」」でやったように充電器を一般用にするにはコンデンサだけでは不充分だ。コンデンサだけ変えると波形が鋭角に研ぎ澄まされるだけだ。さらに工夫すべく電源出力端子とトランスの間に何があるか見ていく。間には整流用のD3とC4の後のR8(5.6Ω)しかない。狙いはこのR8だ。

 貴重な電気を抵抗に食わせるのはもったいないのでインダクタに交換する。問題はスペースが無いこと。手持ちのインダクタでここにフィットするものはあるだろうか。出来れば形状を同じくするリードアキシャルのインダクタで。しかし手持ちには前回使ったラジアルリードのモノしかなかった。


after
 片面基板はハンダ付けも外しも楽で仄々しますね(^^ 5分もしないうちに楽々完成した。インダクタが窮屈だが当たるような事は無い。しかしチャチなフライバック方式のコンバータにインダクタを付けていいものだろうか…ま、結果が良ければ形式はどうでもいいか。


★計測(その2)
 現状ではこれ以上手を入れる部分は無いので計測に回す。


wave_after
 御覧のようにコンデンサ交換で別物と言うくらい静的リプルが激減している。この電圧軸だと分かりづらいが80mV程度まで減少した。動的リプルは出力容量が同じなので変わっていないが、これに高速スイッチング負荷を繋ぐ奴はあるまい。電圧はフル負荷で5.090Vとなった。電圧降下が減ったのはR8が無くなった事に依ると思われる。

 ノーマルより1/8までリプルは下がったが、元々大き目だったのでまだ満足と言う訳にはいかない。インダクタは22μHの方が良さそうだし、コンデンサは更に低ESRのモノが欲しい。ガラス管の頼りない整流用ダイオードも交換したい。まあそれでもR8で食われていた無駄電力が無くなって効率が上がったからいいか。


★一旦終了
 こんな何処で作られたか判らない安物のACアダプターを計測しているのはHSDLくらいのものだろう。ましてや部品交換となると…まあ半分はネタ記事なので気にしない。そう言えばそろそろKY220μFを使い切らないといけないな。今回の改造の目的の半分がそれだったのは長年の読者には言うまでも無い。

 リクエストに応えて開けて写真を撮っただけで終わるつもりだったが、あまりにお粗末な品質だったのでつい手を入れてしまった。他にできている記事が無いから埋め草みたいなものだけど。

ELECOM PIA-UH4-UTAP100

 本来は「F86GTS-WDC256X修理」の予定だったが、同じ又は同等品のMOSFETがいまだに手に入らないので埋め草原稿となってしまった。いつも使っている道具を補修するという内輪くさい記事だが仕方ない(^^;


pia_uh4_utap100
 以前から使っていたUSB2.0のハブである。最初から調子が悪いのでバラしてみる事にした。具体的には「USBメモリの認識が悪い」「プリンタもカメラも動作しない」である。


cob
 出た〜これは予想通りの展開だ!少しは予想を裏切ってほしかったが、やはり中身は悪いクラスの中国製。かなり乱雑でテキトーな場末の町工場造りである。コントローラの付いたCOB基板だけ作ってもらって、あとは人海戦術の手作りでやっているようだ。


handa_kuzu
 ハンダが其処彼処に飛び散っている。仕上げの酷さはかなりのモノだ。ショートしなかったのが幸運と言うべきか。


imo_handa
 ため息が出るようなイモハンダと切れそうな細い線。イヤ本当に切れかけている。しかも隣の信号線にバスパワー5V線が接触しかけていた。例え切れなくとも、こんな細い線では0.5Aなど流せるはずもない。基板に穴が開いているのに、何でくぐらさないで上に貼り付けるのだろう。抜け易いのも止むを得ない。


usb_conn
 まさか読者で知らない人は居ないだろうが、4ポート全てに於いて各500mA取れるわけではない。それどころかその1/4である125mAも無理だろう。これの後継機種であるU2H-TAP1410Bのカタログには「4ポート合計350mA以内(1ポートあたり100mA以内)」とあるが、この線の細さでは350mA流したら発熱しそうで、当然大幅に電圧降下するだろう。見た目からの予想では精々100mAが良い所。勿論4ポート全部合わせてである。うちでのテストではプリンタやカメラは動作しなかった。USBメモリが精々で、これは線の細さとDCの不充分さどちらに依るかは分らない。


kaizou
 フラックス掃除していないので汚くて申し訳ない。ハンダ付けをやり直して、気休めに各ポートのバスパワーにMLCCを入れてDCした。容量は10μFなのでもっと欲しいがスペースの関係で諦める。どうせ100mA+細線なので気にしない。


★電圧を測る
 これってどの位降下するのかな。カタログ仕様では100mAということで100mA程度(テキトー)流してみた。なおコネクタの元電圧は5.285V(実はUSB風AC-DCコンバータ)である。一寸規格オーバーだが、電圧降下を見るだけなので気にするな。

1port(2番目)=5.173V
2port(3番目)=5.172V
3port(最遠)=5.167V
4port(最近)=5.177V

 元5.285Vが1mのコードを通ってハブに来た時には5.177Vまで降下するわけだ。あの線の細さを見たあとなら疑問でも何でもないな。質の悪そうな基板配線の抵抗ロスも微妙に感じられる。DC改造後もプリンタは依然としてダメっぽいが、これは電圧と言うより信号線が長すぎるのかもしれない。なお上記改造しても電圧降下は軽減しない。これはハンダ補修・改造後の数値である。

 これは各コネクタに一つの抵抗負荷を繋いで測っている。2〜4ポート同時に取ると元線の細さから更に電圧降下する可能性が高い。0.5Aを舐めちゃいけない。ハブを使う時は使用をよく読みましょうという事で。

今日のHSDL[2011/09/20]

 98SEのインストールが上手く行かない(^^; ついでにNT4.0の効率的なインストール法を忘れてしまった。最近XPしか入れてないから…あ、7も入れたか。次は95OSR2.1でも入れてみるかな。これだとP&Pが低能だから更に苦戦しそうな気配だ。シリアルが散々苦労なのは覚えているぞ。


★今日のP6ISA-II
 78L05の出力コンデンサだが、どうも容量が大き過ぎて立ち上がりが悪いようだ。
記事削除:気のせいだった(^^; PCIに挿したNICとかち合うらしい。

★レギュレータIC
 最近色々なデータシートを見て研究しているが「ダメだこりゃ」だな。シリーズレギュレータのドキュメントは基本的に前世紀のものしかないのだ。これらは出力コンの低性能アルミ電解のESR増大については書かれているものの、高性能低ESRコンデンサに関する記述は無い。当時は無かったのだから仕方が無いけど(^^; 上限は書いてあるが下限が書いていない訳だ。これらは実験的に下限を見つけるしかなさそう。その中ではNSのデータシートには下限が載っているものがあって判り易かった。我々がターゲットにしているのがPCマザー上のデバイスなのもいけない。これってかなり特殊な状況なのだ。

>ソース電源のフィルターから離れている場合は入力に0.1〜0.33μFのMLCCを付ける。それ以外は必要なし。

 電子工作レベルではこれでもいいだろうが、マザーボード上だと事情が異なる。これを真に受けて0.33μFのMLCCだけにすると、低周波から高周波まで物凄いノイズを浴びる(オーディオ用では使えないレベル)。
 
>低インピーダンス・タイプ(低いESR)コンデンサーを使用しなければなりません。

 これだって本当に現在の低ESRモノを付けたら発振する可能性がある。前世紀のアルミ電解(一般用)しか考慮していない。電解コンの低ESRはタンタルだけで、しかも一般用で低ESRモノは考慮されていない。超低ESRの想定がMLCCだけなんだよな。今だとMLCC並みのタンタルもある。古い時代の技術や常識は通用しない。

 ところでXC6202P502TBを貰ったのだが交換してみるか?78L05の低損失タイプだが3倍近い値段だ。位相補償回路内蔵でMLCCにも対応している。まあ交換しても特にメリットがあるわけじゃないが、霊感オーディオマニアに言わせれば音が良くなるかも。高いものは効くらしいし(^^ 2011/09/16現在、秋月で売っているみたいですね


★100円USBライト(その後)

 前記事は100円シリーズΑUSBグッズ」である。


toreta
 オイオイ!ちょっと引っ張ったら取れちゃったよ!何か配線がヤバくねえか?どう見ても+−がショートしてるように見えるんだが…。ひでぇ!何てテキトーな造りなんだ。さすが中国4000年のインチキパゥワー全開っ!!


tentou
 試しにUSB電池BOXを繋いだらショートしたままで点灯したよ!中は裸銅線じゃなくてエナメル線みたいな被覆線材なのか。


neji
 何とカバーはネジ止めになっていた。思いのほか細かい作りでやや評価を戻す。これならLED交換も含めた改造は容易い(USB5Vの0.5A制限は忘れずに)。HSDL魔改造バージョンは…いずれまた。


★NO-PCI
 記事を書く際に「NO-PCI」で検索してみたら出るわ出るわ…みんなこういうグッズが好きなんだね。NO-PCI/LTDなんてのもあるみたいだね。現在はNO-PCI-EXPRESSの方か。

 昔の記事を読むと勘違いしていたり、滅茶苦茶な改造を考えている人が多かった。今更だが、このカードは単なるオカルトグッズではないしプラセボでもない。ちゃんと電気的に影響を与える。まあシールドの方はあまり効果が無さそうだけど。しかし何にでも効く魔法の妙薬でもない。端的に言えばこれは「DCコンデンサ外付け版」である。効果はデカップリング以上でも以下でもない。インターネット上では肯定している人も否定している人も、押し並べて電気的に無知なので泣けてくる。ではどんな場合に効果があるのか考えてみる。


●PCIスロットのDCが不十分なマザーは効果が高い
 VRMのソース電圧によって効果の出る電圧が違う。VRMはソース電圧を確実に汚染する。うちではビデオカードの影響を軽減できたが、ボード上にスイッチング・レギュレータを搭載したカードじゃないと意味が無いだろう。シリーズレギュレータだったり、そもそもレギュレータが載っていないカードには何の効果もない筈。対応周波数の関係でサウンドカードよりキャプチャーカードの方が効果が高い。

●シールドの方は効果があるかどうかわからない
 下手にシールド板を立てると害がある事の方がはるかに多い。どこのグラウンドに接続するか?それとも接続しないで放置するか?これはマザーの種類・ケースの形状・ターゲットの周波数等に依るので何とも言えない。グラウンドについては学者が人生賭けて研究しているような分野だ。そんなに簡単なもんじゃねえ。

●ケース内の電磁波には効果は全くない
 ケース内を飛び交っている電磁波は防げない。周波数が高すぎるし、そもそも飛んでるものは捕まえられません(^^ なおケース内の電磁波はマルチパス(笑)なので放出元から真っ直ぐ飛んでくるわけではない。電波について理解を深めたいなら無線をやりましょう。


 DCはなるべくノイズ元に近い所に付けないと意味が無い。NO-PCIを付ける前に、マザーに省略コン(予備じゃないよ)がある物はキッチリ埋めよう(注)。あと「過ぎたるは及ばざるが如し」と言う言葉はアナログ技術のためにあるような言葉だ。これをシッカリ噛みしめて、くれぐれもバカな改造をしないようにしましょうね。

注:だからと言って直にOS-CONを付けるのは考え物だ。他とのバランスが崩れて起動困難になる場合がある。NO-PCIの合成ESRは、カードエッジ抵抗に依り30〜40mΩ位になる。なのでDCを付ける場合その位のESRのコンデンサで効果がある。経験上では1500μFを超える大容量・超大容量も良くない。ま、PCIバスに超大容量を付けるバカ(良い意味ではなくマジ低能と言う意味で)はいないとは思うが。

どーでも良い改造ぁA-6202」

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021130/image/vvv1.html
 VIAのVT6202を搭載した格安USB2.0カードである。発売当時に既に980円だから相当安い。

 安いなりに手抜きされており、CT6(バスパワー5V用DC)が1つ省略されている。無くても問題なく動くだろうが、設計で存在したものが付いていないというのは気に入らない。勿論USBリファレンス回路ではポート毎に必要とされている。製造後9年という事で、ついでに他のアルミ電解も寿命と見て交換する。


★解析
 まずはハードウェアの解析から始める。気になる電源部から順に見て行こう。


u12_apl1117
 これがアナログ電源のAPL1117である。3.3V,1Aまで流せる。リファレンス通りとは言えPCIバス・スロットの3.3Vを直流しにしなかったのは誉めてやろう。


d1_1n4001
 何だこりゃ!ひでえ。上の1117で作った3.3Vを、1N4001のVF(注)で降下させ2.5Vにしてるんだね。定電圧ですらない電源だが、これでレギュレータICが一つ省略できるってわけだ。全くため息が出るようなセコイ設計だ。同じバカやるなら3.3V直流し+2.5VレギュレータICはどうかな?それでD1とCT11が要らなくなる(^^ 3.3Vはアナログ電源だからヤバいかもしれないが、DCをキチンとやれば大丈夫だろう。多分ユーザーはパッと見でインチキに気づかないから恨まれない(ドヤッ)。

注:1N4001のVFは電流に依るが0.7〜1.0Vで、100mA流すと0.8Vだから2.5Vになる。恐らくチップ的に100mA以上は流れないのだろう。なかなかの名人芸だね(^^ このカードの唯一の工夫箇所だ。


 この事からCT15が3.3Vの出力コン、CT11が2.5Vの出力コン(と呼んでいいのか?)という事が判る。CT14は5VのDCだね。ボード上のコンデンサの耐圧は全て6.3V以上ならOKのようだ。


dataline
 データラインとグラウンドが近い。USB2.0のカードは、どれももっとグラウンドから離してあるような気がする。この写真では判らないが、デジタル・アナログのグラウンド分離も非常に良くない。これではノイズが回って来てしまうだろう。3.3Vのラインも滅茶苦茶だし、外部ポートの配線が上ポートの配線にワイヤードORされてるんだが…(^^; いいのか?これで。


twbor
 アルミ電解は全てTWBORという会社のもの。おなじみコンデンサメーカー一覧サイトによれば結構古い会社らしい。一応105℃品の一般用である。1970年代から現在まで生きているという事は、中華製の中ではまともな物かもしれない。これから交換するけど(^^


f3
 バスパワー5VはPCIスロットからの直流し。F3がヒューズ(ポリスイッチ)だが上手く飛んでくれるといいが。飛ばないとPCIバススロットが溶けたり燃えたりする。そうなるとマザーが再起不能の危機である。

 同じVIA製チップを使ったKEC L1582V(FireWire)より手抜きが酷い。PCI拡張カードは思った以上に手抜きが多い。自分の持っているカードを見ると、あまりのテキトーな回路にアセる事がよくある。


★交換する
 リファレンスではバスパワー5V_DC以外は10μFのタンタルだったが、これはラジアルリードなのでアルミ非固体電解で我慢する。耐圧には特に意味は無い。


buspower_dc
 CT5を抜いて、CT6と共にKZH150μF25Vを差す。これでバスパワーは万全か?インテルのリファレンス回路では68μFのタンタルがポート毎に付いていた。CT5を何故220μFにしたか?タンタル2倍則を適用した後、×2に増量したのだろう。何てテキトーな奴 m9(^^)

 CT11,14,15も交換。後々交換は面倒なので固体にしたかったが、非固体電解を使い切りたいという事で止む無くニチコンMF22μF16Vに交換。VT6202のリファレンスボードではタンタル(SCN10μF16V)が使われていた。もしSMDならHSDLには一杯有るから、喜んでタンタルを使うんだけど。


TWBOR10μF25V×3→MF22μF16V×3
TWBOR220μF16V×1(1)→KZH150μF25V×2

NCC KZH150μF25V [0.11Ω/500mA]
Nichicon MF22μF16V[2.6 Ω/ 80mA]
TWBOR SMR220μF16V [ NA Ω/124mA]
TWBOR SSM10μF25V [ NA Ω/ 22mA]


a6202_mod
 完成した。これでこの回路で出せる性能は全て出せるようになった。VT6202はネット上では「遅いけど低負荷」という評判だったが、使ったことが無いので分らない。この後慣らしが終わったらぶん回してみる。忘れてたけど、改造前のバスパワー5Vの波形を測っておくんだったな。


★使ってみる
device_vt6202
 P6ISA-IIのPCI2に付けてみた。XP3の内蔵ドライバで素直に認識。なおICH2のUSBは遅くて使えないので、BIOSで切ってドライバも入れない。ではこれからベンチマークを取ってみる。筆者はVT6202は使ったことが無いのでuPD720101(RATOC PCIU3)とも比較する。


cdm
 特に可も無し不可も無し。概ね予想通りの速度である。上が改造前で中が改造後で、変化なしという事は異常無しという事でもある。ちなみにこのUSBメモリはICH5なら20MB/sは楽に超える。

 最下段はuPD720101で、リード18MB/s弱、ライト5.5MB/s弱なのでだいぶ差がついてしまった。もっとも1世代違うので当たり前。世代的にはuPD720100と比較しなくてはいけない。


hdb
 感覚的にこれでも試す。総合的にはDMA33のHDD並みか。ライトが遅いのはフラッシュメモリだから仕方が無い。消去の手間があるからね。

hdt
 意味は無いだろうがHDTでも試す。殆ど一直線だ。CPU Usageが38%というのがかなり厳しいが、Celeron566なのでこんなモノだろう。USB2.0は少なくとも1GHz程度のプロセッサで使うべきものだ。


 どのベンチも厳密に言うと改造版が速くなっているが、勿論体感できるような差ではない。改造の効果と言うよりは微妙な「影響」が見られるといったところ。プラットホームが良くなればまだまだ上が望める。結果を見るまでもなく、どう転んでも旧世代チップは新世代チップに敵わない。あとはソフト(ドライバ)で工夫してどこまで差が縮まるかというレベル。


★終わりに
 USB3.0が酣の今頃に何でこれを弄っているかというと、USB2.0を使えるマシンが不足してきたため。所謂猫の手も借りたい状況。このカードは誰かに借りた物件だと思うのだが、勝手に改造してしまっていいのだろうか?(^^; 性能と寿命が上がったからいいか。


★おまけ
http://zionote.com/sotm/tx-usb.html
 A-6202のような980円のカードがあるかと思えば、こんなクレイジー価格のUSBカードもある。強烈に「高級」をアピールするも、アルミ電解が丼なのが笑える…いや泣ける。この事から製造は韓国企業と思われる。

ELECOM USB-P2KM

 友人が使っていたものだが、片方が認識しなくなったという事で調査のため受け取ってきた。友人は既に新しいものを入手しており、依頼は修理ではなく原因の究明である。

・これのようですね。現役の製品らしい。
http://www2.elecom.co.jp/cable/adapter/keyboard/usb-p2km/index.asp


usb_p2km1
 これが全景。壊れる所は無さそうに思える。ICは単純で壊れる事はまず無いし、最も有力なのはケーブルの断線か。

 外装は柔らかく、ゴムのようなもので出来ている。なのでナイフなどで切れば中身を取り出せるだろう。


usb_p2km2
 何と一発で故障原因が判明。ご覧の通り中のプラスチックの胴体が割れている。丁度マウスが繋がる部分の基板が割れているのだろう。元に戻せるケース入りの物なら直せたのだろうが、一体成型なのでバラすと元に戻らない。治せるなら直そうと思ったが残念でした。


usb_p2km3
 あっという間に目的が達成されてしまったので、ついでに使用されているICも見てみる。SEMITEK(盟特科技)というところのSE8A73UPというチップらしい。このSEMITEKという会社はPC周辺アクセサリのチップを作っているメーカーのようだ。サイトがあまりにも重いのでその他の詳細は不明。


 この手の丈夫そうなアクセサリも、圧力をかけたりすると容易に内部が割れたり壊れるという事で、扱いには注意しなければならないようだ。
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