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主にラジオを中心としたジャンク・各種実験の同人誌

mini-loop

卓上ループアンテナ

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

HO青箱にあるMWループアンテナを無理やり活用する(その後)


卓上ループアンテナ

 前回紹介した青箱ループだが今まではIC-R75のピックアップとして使ってきた。今回はRF-B30に繋いで単体でアンテナとして使えるか試してみる(注)。

注:実はこの一連の記事は去年書いたもので、受信ログ記事のRF-B30+MLAと言うのは全部このmini-loopである。つまり既にかなりの頻度で実用している。


★本当にアンテナになっているのか?(^^;
 今まで使用していた室内12mLワイヤーと比較するとゲインは皆無に等しい。この小さなアンテナで本当にアンテナになっているかどうか?不安になってきた(^^; そこで色々繋ぎ変えてみたのだが、31mbで使う限りはハイ・インピーダンス側とロー・インピーダンス側に繋いだ時の差は見分けられなかった。また繋いだ状態でテレスコピック・アンテナを触ってみたが感度は全く上昇しなかった。これはループ側が有効になっていることを表している。またリード線がアンテナになっているのではないか?と疑ったが、シールド線を使ったループでも感度は全く変わらなかった。ということでやはり正式なMLAとして動いているようだ。


★設置する
 テレスコピック・アンテナよりも小規模なごく小さなアンテナなので設置と言うと大げさだが、どんなふうに使用しているか写真で示す。


m_loop006
 現在は窓のこのように貼り付けている。当然ながら指向性が固定されてしまうが切れるのは僅かな方角だけなのでたぶん大丈夫だと思う。横にすると無指向性になるようだが感度が落ちる。


m_loop007
 見た目はこのように真ん中に貼った方が良さそうだが、何故か上の写真のように上方に寄せた方が信号強度が強い。これは恐らくステンレス?製のカーテンレールに発生している磁界を拾っているのだと思う。磁界ノイズも含んでいるのであまり良くは無いのだが。


★テスト
 前回指向性のテストをしたが今回は受信テストを行なった。それで解った事を幾つか。

・高い周波数より低い周波数の方が良い傾向にある。
 恐らく低い周波数の方が磁界成分が多いのではないか?と思う。前回一寸書いたが感度は均一ではなく22mb(厳密に言うともうちょっと下の12MHz台)辺りが良い。

・SWに於いては指向性はあまり役に立たない(無いわけではない)。
 最近は同波の混信は無い場合が多く、SSには指向性はそれほど意味を持たないという一面もあるが、実は一番大きな理由はSWでは混信局と目的局が同方向にある場合が多いから。これはSWでは地域ごとにルートがオープンするので、その時間その周波数ではその方面にしかアンテナが向かないのだろう。少なくともMWとは事情がかなり異なる。

・引き込み部分の差は少ない
 引き込み部分がシールド線のものとリードを捩ったものがあるが、どちらも性能には違いは無いと分った。この性能の中にはノイズも含まれている。

 まだ日が沈んでいなかったので近隣の放送でテストしてみた。

 60mb以下では放送はまだ聞こえない。75mbでNRBCのテスト波を受信しただけ。このバンドは当所で最もノイズが大きいバンドだが低ノイズだった。また上は16mbまでしか受信できなかった。局数の少なさも勿論あるが感度も低いようだ。RF-B30のメーターは室内12mLワイヤーでは+20dB(サブスケール9)まで景気よく振るが、このアンテナを付けるとS9までしか振らなくなる(^^; ゲインは皆無に等しいようだ。代わりにノイズがかなり低く、12mLワイヤーでスケール4まで振る所でもSメーターは全く振らない。それではワイヤーアンテナを使いつつRFゲインを同程度に下げたら?確かにノイズは少なくなるがそれでもMLAであるこのmini-loopには敵わなかった。

 アンテナと関係無いけどVOK(チョソンの声)の新周波数7580kHzは絶好調。元々この周波数が時間的に合っている上に、送信機のメンテも行なったのか?信号強度が強い。今まで最強の9650kHzよりも一段上の強度になっている。もっとも同じ日本国内でも地域によっては9MHzが良いところもあるだろうが、少なくとも東京では7MHzがベスト。9MHzは16時の開始頃は9645kHzの中国局の混信も気になるので混信の無い7580kHzは更に価値を増す。ちなみにこのアンテナ+RF-B30では7MHzの方でもS9を超える程度しか振らないがノイズは内部雑音に近いくらいの低ノイズ。9MHz側はSがせいぜい7までしか振らずやはり差がある。


★続く
 という事である程度強力な局を低ノイズで受信するには役に立つようだ。次回はこのアンテナ(正確に言うとアンテナのパーツだが)を非同調ループとは別の形式で利用する方法を考える。

卓上ループアンテナ

この記事は、最低でも過去記事と「HSDL用語集」「HSDLラジオ用語集」を読んでいる事を読者の条件とする(リンク条件はこちらを参照)。

HO青箱にあるMWループアンテナを無理やり活用する(^^


m_loop001
 青箱のループアンテナと言っても判らないかもしれないがこれである。要するにステレオ・チューナーなどに付いているあのプラスチックの黒いループアンテナの事だ。オーディオマニアにとってはかつての透明なTVフィーダーで作られたFMのT字型ダイポール(通称:褌アンテナ)と並ぶメジャーなアンテナだ(^^

 青箱の中に入っていて誰も見向きもしないこのループアンテナが昔から非常に気になっていた。見たところ殆どが2〜8回程度しか巻いてないし、インダクタンスはフェライトロッドアンテナと比べ相当に低そうなのにどうしてこれがMWのアンテナとして成立するのか?不思議だったのだ。まあ同軸ループと同じく非同調のMLAなんですけどね。


★調査する
 まずは外見調査。今まで気づいていなかったのだが、このループアンテナは意外にバラエティに富んでいた。枠が違うもの、枠は同じでも線材や巻き数が違う物など。引き込み部分もただのリード線の奴から高級なシールド線の奴、シールド線にも2本まとめた奴と普通のシールド線の奴まで色々ある。今回は違いを発見する事が目的ではないので詳細は省く。今回入手したのは全て一番スタンダードな「黒枠に黒い被覆線1.2φが8回巻き」の奴である。ブランドはマネ下・ソニー・無名のものだがどれも全く同じ形状の製品だった。製造しているメーカーが同じなのだろう。


m_loop002
 これのインダクタンスを計測してみる。測定周波数にも依るが100kHzの場合インダクタンスは19μHだった(注1)。これはかなり低い。イヤそれより困ったのはストレー・キャパシタンスが極度に大きいこと。何とピコFどころかナノF単位まで行っている。引き込み部の捻りが効いているのだろうが、インダクタンス以前にキャパシタンスで何らかの不具合が出そうな気がする。この捻りは引き込み部分のインダクタンス分をキャンセルするためだろう。

 某ステレオ・チューナーのトップ回路を見たら非同調だった。非同調のトップにこんなループを付けるの?当方の予想では内部の同調回路のインダクタと繋がっているのだと思っていたがハズレタ。繋がっていたのは二次側のコイルだった。やはりただのMLAなのか。


★何をするか?
 さてこれを使って何をするか?これを使う仕様になっているRF-DR100のアンテナに使うとか、同調型ループアンテナのピックアップコイルに使うとか案があったがそれでは正統すぎてつまらないので、これ単体で通信型受信機のアンテナにしてみる。実はこれもピックアップコイルと言うかプローブの一種なのだが。

 テスト台はいつものようにR-1000、IC-R75、RF-B30である。これらのRxのアンテナ端子に何も噛まさずに直接続する。でローカルMW局を受信してみたら弱いながらも受信出来ている。いや弱いなんてものではなく2mのリード線にも負けるくらいだが(^^; 指向性はハッキリ発生しているのが面白い。

 このループ部分を移動させて窓際など感度の高い所に持って行けるわけだ。通信型受信機は本体が動かせないからね。現に筆者はIC-R75のアンテナとしてこれを使用している。ちなみにRF-B30だけは内蔵アンテナと干渉するのかMWではどうやっても上手く動かなかった。


m_loop003
 HSDLではこのように設置してIC-R75に直接続している。何でマンションの柱に向けているか?実はこれがマンションにおけるMLAの正しい設置法なのだ。この場合マンションの鉄骨に発生する磁界をピックアップしていることになる。

 これの方が同軸使用の磁界ループよりもLW〜SWまではるかに好結果である。マンション自体をアンテナにしているわけだから当然かもしれない。昼間のMWでも低感度ながらちゃんと二等ローカルが聞こえるし、プリアンプをONにすると夜間の国内DX程度なら充分に出来る。ちなみに通常ラジオをこの柱に密着させると内蔵FRAでも感度が上がる。ER-C56Fなら殆どの二等ローカルが受信できる。

 このようにある程度大きなマンションにお住まいの方は上のピックアップループを手に持ってよく聞こえる柱を探しましょう。四隅の太い柱がやはり良いみたいなので角部屋有利だね。壁のノイズが酷い所にはたぶんAC100V電線が埋まっているので避けよう。電波の入りの悪いシールドケースのようなマンションにも少しは良い所があったか?(^^

 という事でこのステレオ用ループアンテナは使いようによっては通信型受信機用アンテナとして使える事が判った(注2)。HOで100円で買えることもあるので貴方も遊びがてら使ってみてはいかが。


★RF-B30による指向性テスト
 昼間安定している地表波のMW局を使ってこのアンテナの指向性を試してみた。


m_loop004
 最大になる向きにするとSメーターはS6(スケール4.5)。室内だと第七の男RFはこんなに弱くなります(^^; 海外SW局だとスケール9まで振るのだが(注3)。


m_loop005
 最弱方向、つまりヌルに入れてみた。全く振らなくなったうえに聴感上もノイズに埋もれそうなほど。推定で30dB近い差があるのではないだろうか?少なくともMWでは指向性は活きると考えられる。

 ちなみに単体のSWアンテナとして見た場合は12MHz台が一番マシに聞こえる。よく聞く31mbや25mbはサッパリ良くない。低ノイズであっても感度が異様に低ければ役に立たないのだ。


★続く
 実は今回の記事はただの前書きでどーでも良いのだった。次回からが本番の予定(^^

注1:その昔、アマチュア無線関連のの自作用コイルでFCZコイルと言うのがあった。1R0(1MHz用)というのが30〜31μだったと記憶しているがアレよりも更に少ない。

注2:RF-B30でもダメだったように内蔵アンテナのあるラジオやRxには使用できない。また鉄骨に近づける場合は指向性は動かせない(無指向性の鉄骨の方に向けるため)。

注3:第七の男と書いたが、実はこの組み合わせだと第六の男LFの方が弱い。ちなみにチョソンの声はスケール7〜8くらいです。



受信ログ[2021/12/20]

 このログ記事は年内に出したかったが、11月から記事を中二日にしたら案外記事が詰まってしまい年明けになった。現在はハード弄りはしておらず受信しかしていないので、これがHSDLの活動日誌とも言うべき記事だ。つまりサボるとHSDLの存在意義が無い事になる(^^; 現在の空中状況は南半球が夏になってしまったからかDXは低調で、北半球の日本に近い地域が良好に聞ける。本当言うとこの時期は国内MW-DXが良いのだがノイズが多くて意欲無し。ちなみに現在12月末だが14時頃からMWバンドは殆どのチャネルで何か聞こえるし、15時台になると例の1206kHzの延辺が強烈に飛んでくる。


 この記事を読んでいる人で「全く短波放送を聞いた事が無い人」は居ないだろうからこんな事を書いても釈迦に説法かも知れないが、もしかしたら居るかもしれないので一応書いておく。いや居なくても書きたいんだけど(^^

 短波と言うのは中波とは比べ物にならないくらいコンディションに依存する(注)。季節や日々どころか毎時毎分変わってくるので聞いた事が無い人はこんな勘違いをする事が多い。曰く「この局は当地では絶対受信できない(或いは弱い)」と。まあHSDLのように絶対的に受信能力(ロケーション+アンテナ+Rx+受信者からなる^^)が低くて自動的にそうなる場合もあるけど、殆どの場合はコンディションを掴んでいれば受信できると思う。

 短波放送の受信状況の変化は劇的なものだ。気分で強い・弱いと言っていられるレベルではない。2020年12月現在、東京地方では真昼間の49mbではNRBC1、NRBC2、KCBS、平壌放送しか聞こえない。短波ではウンザリするほど聞こえる中国局すらも全く聞こえない。ジャミング次第では地下局のVOHやVOPも聞こえるけどね。その中で信号強度はNRBC両波が当然のように圧倒しており、半島局は辛うじて内容が判る程度でメーターが振らない場合が殆どだ。まあ人々のイメージとピッタリ符合しているのがこの昼間の時間帯という事だ。


rfb30_s
 これが15時30分くらいになると様相がいきなり変わってくる。日没時間が近づいているのだ。まず30分を回る辺りからNRBCが「突如」と言う形容がピッタリなほど信号強度が下がってくる。具体的にはRF-B30のメーターで59+20dB(AGCが掛かるのでRF-B30の限界に近い)振って安定していたのが、数分ごとにひと目盛くらいの勢いで落ち始めて、しかも今までほぼ感じなかったフェーディングでメチャクチャ荒れてくる。フェーディングが掛かるという事は今まで聞こえていた地表波が弱くなり、聞こえなかったルートを電離層で反射してくる電波が聞こえ始めているのだ。

 その代わりと言っては何だが6100kHzや6400kHzの北朝鮮はまるでNRBCの電波を吸い取ったようにグングン強大化してくる。16時前にはKCBSが+10dBでNRBCは何とS7程度まで落ちてしまう。あれからまだ30分も経っていないのに!既にNRBCは{信号弱い+フェーディング大きい}でローカル放送として全く実用にならずDX局に転落、ニッポンの空は安定して強い国内放送のような北朝鮮波に占拠されるのだ(^^; またこの時間になるといよいよ中国局が聞こえ始める。

 そんなわけでこのようにDXではないローカル近辺であっても短波の伝搬は強烈に、また急激に変わって来るのだ。なので狙った局が聞こえないならかなり長い間モニターをしないと結論は出ないと思う。極端に言えば最大一シーズンはモニターし続けないと結論は出来ない。あと短波初心者は送信地の時間や季節も考えないといけない。春夏秋冬によってコンディションが大きく変わるので、夏の受信情報は冬には使えないし冬の情報は夏には使えない。春と秋も夏と冬とは明確な境目は無いけど全く違う。また南半球は季節が逆になるのも忘れてはいけない。そんな訳で春と秋がDX向きと言われるんですね。

 …と書いておかないと短波放送を知らない人は「何をコイツこんなに苦戦しているんだ?」と考えるだろうから言い訳その一で書いておいた(^^

注:中波であってもDXはコンディションに依存する。これらは地表波ではなく電離層伝播だからだ。


=9580kHz:CNR1 Voice of China(Chinese)=
 2020/12/07の21時30分に確認。CRIに次ぐありふれたCNR1だが9580kHzは新周波数かもしれない。この時点ではネット上の何処にも情報は無い。CNR1に限らず現代の中国局は周波数が頻繁に変わるので驚く。世界中どこでもそうだが、国内向けは数十年変わらないなんてザラにある。そのような国内向け放送で聴取者は追随できるのだろうか?状態は言うまでも無く強力にして良好。そう言えばCNR1やCNR2の明瞭なID・SAを録音した事が無い。いずれ録音したいけど録音時に限って状態が悪いのは何故か?(^^;


=11905kHz:Reach Beyond Australia(Japanese)=
 2020/12/07の20時20分頃から受信。土日が尾崎さんのHCJBで平日がこのReach Beyondとなっている。実は日本語の終了アナウンスを録音しようと思ったのだが、メインの宗教番組が終わるとアナウンスは全部英語になってしまうのだった(^^; カックン。


=11725kHz:RNZ International(English)=
 2020/12/07の20時35分頃から受信。この周波数を受信するのは初めてだが、この局は相性が良いのかバンドを流していると狙っていなくても発見できる(^^ ネット情報に拠ればこの周波数は平日は21時58分までらしい。ハンパな時間に終わるのは同じ送信機の周波数を次の時間向けに切り替えているからだろう(つまり一台で運用している)。周囲に強力な局が無いため混信は無く、HSDLで良好に聞こえるくらいなので信号強度も相当強力だと思われる。もちろんER-C54/55Tでも受信できる。


=その他不明局=
 2020/12/07の早朝03:30に5分だけ60mbをチェックしたらアフリカと思われる局が聞こえていた。03:30頃の60mbは中国局を始めとしたアジア各局が全く居ないのでアフリカ2局以外には4885kHzのVOHが聞こえていただけ。こんなに何も聞こえない60mbは生まれて初めて体験した。

 しかし信号が弱い!BCL時代のRF-1150でもこんなに弱くは無かったような記憶が…局数が少ないのか当地の環境が悪いのかは不明。勿論「どちらもダメ」という悲惨な状況の可能性も大きい(^^;

4930kHz:2020/12/07の03:30頃、VOAだと思うが未確認。
4965kHz:2020/12/07の03:30頃、Voice of Hope Africaだと思うが未確認。
5020kHz:2020/12/08の18:30頃、フェーディングが感じられ放送と判る程度。SIBCか?
5055kHz:2020/12/08の18:30頃、キャリアのみ確認。4KZか?
4930kHz:2020/12/15の02:44頃、VOA?この日は強かったが時間の都合で確認できず…。
4965kHz:2020/12/15の02:46頃、Voice of Hope Africaだと思うが上と同じ。
7260kHz:2020/12/16の16:30頃、女性アナのトークは判るが確認不可能。

 2020/12/07の4930kHzのVOAらしき局の受信音。弱い上に言語が全然判らねー(^^;

 また夕方の60mbのオセアニア局は関西では普通に受信されているが当地では全然全くダメ。これ以上待っていても良くなるどころかドンドン弱くなる感じだった(^^; 昔は東南アジアの中では雑魚と言うか入門局だったマレーシアもキャリア+αしか受信できない。朝の開始時は強いらしいが当方の受信可能時間には弱い。これらが明確に確認できるのはいつの日か。


=4930kHz:VOA Selebi-Phikwe(English)=
 …と上で4930kHzのVOA(ボツワナ共和国・セレビ・ピクウェ送信)がよく聞こえない!と喚いていたら、2020/12/20の深夜〜早朝に史上最強レベル(練馬HSDL比^^)で入感しやがりました。この受信音は01:04にIC-R75によるものだが、実際はR-1000やRF-B30は勿論のことER-C57WR+内蔵ANTでもS強度のバーが半分以上まで行く強さだった。

 この日は寝る前に60mbを流していたら、上記局がRF-B30+あのショボイmini-loopでメーターがガンガン振っていたので慌てて録音!あまりに強かったので別の新局(具体的には中国^^)かと思った。何しろ隣の西蔵人民広播電台と変わらないくらいの強さだったのだから、やっぱり一度や二度で諦めてはいけないという話。復帰後初のAFであとはSAで漸く六大陸ゲットだ。この日より後は日によって強弱は有るものの完全に常連局となっている。ちなみに同時刻の4965kHzは残念ながらこんな感じで確認は取れず。日本語ならこの程度でも確認イケるんだけど。


=3945kHz:Echo of Unification 21:00-23:01(Korean)=
 北朝鮮からの対韓国向け正規放送である”Echo of Unification (統一のこだま)”が新周波数の3945kHzに出てきた。以前受信した5905kHzからのQSYか。以前と変わらずパラの3970(微弱)、6250kHz(自爆ジャミング酷い)も出ている。2020/12/19の22時過ぎに受信できたのだが、この時間の75mbはVOH、VOP、KCBS、そしてこの局と半島局に完全に占拠されている状態(^^;

受信ログ[2020/12/05]

 一口にラジオを聞くと言ってもBCLとDXでは楽しみ方が違う。現在HSDLで出来るのはBCLの方だろう。DXをやるにはロケーションが良くない上にアンテナもショボすぎる。これは一般的にはどうか知らないし関心も無いけど、あくまでも筆者の定義では{BCL=放送内容を楽しむ、DX=受信確認を目的とする}なので、BCLの対象はER-C57WR+内蔵テレスコピック・アンテナで普通に受信できる程度の良好な放送であることが条件となる。そもそも通信型受信機は外見からして放送内容を楽しむ雰囲気ではないからDX以外には使いたくないな。いつも形から入る筆者はそう考えている(^^

 閑話休題、11月初旬までは15時過ぎの7MHz帯でナイジェリア(らしき局)が放送と判る程度で聞こえていた。もう少し経ったらもっと強くなって確認できるようになるかも!ワクワク。と思っていたら下旬にはだんだん弱くなって現在はキャリアしか確認できない(^^; アフリカは南半球でそろそろ真夏?なのでもう来年まで無理なのかも。


=9475/15640/17820kHz:Radyo Pilipinas Worldwide(English)=
 2020/11/28の11:40〜12:30に受信。距離が近い割に全然聞いていなかったフィリピンが昼間に英語放送をしているので受信してみた。フィリピンの公営放送って実はラジオ聞き始めてから一度も受信した事が無いのではないか?BCL/DXブームの頃もフィリピンのSW局と言えばFEBCマニラとラジオベリタス・アジアだったから。もっともフィリピン国歌はラジオで何度も聞いた事があるのでMWでは頻繁に受信しているだろう。終了アナウンス+国歌はこれ。R-1000+MLA1で受信。

 内容は後半は音楽バリバリDJっぽくて民放のようだ。受信状態は15MHz=非常に良好、17MHz=普通、9MHz=DX局状態(^^; となっている。特に9MHzは当地では通信型受信機以外では受信できなかった。一日にたった二回しかない放送時間は真昼間(英語11:00-12:30)と早朝(フィリピン語02:30-04:30)の両極端で、日本で真っ当なタイムスケジュールで生活をしている人には受信しにくいかもしれない。まあ昼休みにでも英語放送を受信してね。


=15145kHz:AWR Moosbrunn(French)=
 2020/11/28の17:00-17:30に受信。Adventist World Radio自体は全く珍しくないがオーストリアのモースブルン送信だから初めての受信だ。実は途中で浮気していたらプッツリ切れており録音できなかった(^^; なのでHSDLでは未確認扱いになってしまう。状態はかなり弱くDX局状態だった。以下RF-B30+青箱MLA改めmini-loopで受信。毎度書くけどポータブルBCLラジオ+ベランダ受信の方が良かったと思う(がこの時期もう寒いのでやりたくない^^;)。


=7420kHz:PBS Nei Menggu(Chinese)=
 2020/11/30の16時59分の受信。以前IDを録り損ねた内蒙古人民広播電台のIDを無理やり録音した。実はこれは7270kHzのモンゴル語ではなく7420kHzの中国語だ。局名の”人民”が聞き取れなかったけど入っているのかな?最近は無くすのがトレンドみたいなので…何しろ資本主義に堕ちてしまった情けない奴らだからな(^^

 下に書いた通り中国の地方局は2020年現在は個別のIDを流す事は少ない。日本で言えばNHKの個別ID並みに確認難易度が上がっている(^^; 蒙古語と比べ中国語プログラムはそれと判りやすいので確認には良い。この日は7270kHzが良くて強力だった。7420kHzもそうだが傾向としては受信地の日没と共に突然強くなる事が多い。


=4920kHz:PBS Xizang(Tibetan)=
 2020/11/30の深夜に受信。西蔵人民広播電台は深夜の60mbの常連局で、零時を過ぎるとあちらの音楽が掛かる可能性が高くBCLとしては楽しめる(^^ 今回はIDを録音したかったのだが、少なくともチベット語プログラムでは正時にもIDは出ずに{北京時間+番組名?}だけっぽい。そのうち中国語プログラムで狙ってみる。


=7600kHz:Radio Free North Korea(Korean)=
 以前「対北朝鮮短波放送」で書いた”自由北朝鮮放送”を2020/12/05の22:35-23:00に受信した。当方の受信設備やロケーションが悪いのか指向性の関係か信号は強くない。実は存在を疑っていた放送だが本当に存在するのね(^^; この放送は対北朝鮮放送ではおなじみのタシケントからの送信で、スケジュールは朝(05:00-06:00)と夜(22:00-23:00)の二回らしい。


=その他=
 2020/11/29にBBCのアルメニア送信15490kHzを受信した…のだが、受信開始したのは14:58分だったのだ(^^; 終了IDを取ったところでいきなり終了でブツ切り。直接関係無いけどアルメニアと言えばラジオエレバンだよなあ。ISと「エレバン・ナパソン」というIDは今でも耳に残っている。


★おまけ
 オレ用メモ。ネット情報はUTCが多いので、このようにJSTに変換しないとグローバルではない筆者は間違えるんだよなあ(^^;

=RADIO BANGLADESH BETAR スケジュール(2020/11末現在)=
 ラジオ・バングラデシュ・ベタールは1996年まではラジオ・バングラデシュと呼ばれていた。当地では2020年11現在は国内向けが絶好調で、10月までは微弱だったのがハッキリ受信できるようになった。同波の中国局が居ない時がありその時は非常に良好。国外向けは今のところ受信した事が無いので詳細不明。

・国内向け
4750kHz
15:00-21:35(Bengali)
21:35-21:55(English)
21:55-00:35(Bengali)
00:35-00:55(English)
00:55-02:04(Bengali)

・国外向け
7250kHz
01:00-01:30(Arabic)
01:30-02:30(Bengali)
14:00-15:00(Bengali)
16:00-18:00(Bengali)

9455kHz
22:15-22:45(Nepali)

13580kHz
02:45-04:00(English)
04:15-05:00(Bengali)

15105kHz
21:30-22:00(English)

15505kHz
00:15-00:45(Hindi)
23:00-23:30(Urdu)


=Radio New Zealand Int.スケジュール(2020/12現在)=
 2020年現在のオセアニアの代表的な入門局。ハイバンド13〜15MHzは非常に良好、11MHzは時間によってはマアマアだが夜〜深夜の6MHzはDX局状態で番組を聞きつづける意欲は起きない。お勧めは昼〜夕方の13840kHzでER-C55T+内蔵アンテナでも大丈夫。

04:59-07:58(English) 13840kHz
07:59-12:58(English) 15720kHz
12:59-15:58(English) 13840kHz
15:59-18:58(English) 11725kHz
18:59-21:58(English) 11725kHz
21:59-01:49(English)  6115kHz(日〜金)
21:59-03:58(English)  6115kHz(土)
03:59-04:58(English) 11725kHz(土)
*デジタル放送は抜いてます。


=Voice of Nigeriaスケジュール(2020/11末現在)=
 11月初旬に15時過ぎに聞こえていたけどだんだん聞こえなくなってきた(^^;

7255kHz:05:00-06:00(Hausa)
7255kHz:15:00-16:00(Hausa)
7255kHz:16:00-17:00(Fulfulde)
7255kHz:17:00-18:00(English)
7255kHz:18:00-18:30(French)
7255kHz:18:30-18:45(Yoruba)
7255kHz:18:45-19:00(Igbo)
11770kHz:00:00-00:30(Swahili)
11770kHz:00:30-01:00(Arabic)
11770kHz:01:00-01:15(Arabic)
11770kHz:01:15-01:30(Igbo)
11770kHz:01:30-04:00(English)
11770kHz:04:00-05:00(Fulfulde)
11770kHz:05:00-06:00(Hausa)
*他にデジタルの15120kHzがある。

受信ログ[2020/11/27]

 下に書いたが9MHzで予想していなかった時間にアフリカらしき局が入感した。しかし当地と言うかHSDLでの信号は極度に弱く、しかも同波の混信が有ったので英語放送にもかかわらず確認は出来なかった。なかなか上手く行かないなあ。SW復活後に既にアジア・オセアニア・ヨーロッパ・北米は受信したのであとはアフリカと南米で6大陸ゲット(^^


aobako_mla
 今回もこんなショボイアンテナで聞いてます。ゲインはお話にならないくらい低い(内蔵テレスコピック・アンテナより最大で20dB落ちる!^^;)が、当ロケーションはノイズが多いので仕方がない。感度が高い=高ノイズになる。ローノイズアンプなんてもちろん意味が有りません(^^;


rfb30_ant
 今回はハイ・インピーダンスの方に繋いでいる。端子の切り替えを忘れないようにしないとな…。なお周波数に依ってインピーダンスは変わり、低い方に繋いだ方がイイ周波数もあります。

 このアンテナにどういう効果があるか?を音にして聞かせましょう。最初はこのループアンテナ、途中からテレスコピック・アンテナに切り替えます。
3925kHz:NRBC1
 この情けない放送はNRBC1の夜の3925kHzだ(^^; 途中からテレスコピック・アンテナに切り替えるとノイズで放送が殆ど聞こえなくなる。このようにテレスコピック・アンテナはゲインは上がるけどノイズで聞くに堪えないのでこのアンテナには充分に意味が有ります。


=15710kHz:中央人民広播電台・神州之声(Amoy,Hakka)=
 2020/11/27に受信。金曜の17時に終わる番組(開始時間不明^^;)が筆者の好みに合っているようだ。恐らくシンガーソングライターのパーソナリティーが偶に発作的にギターを持って弾き語りで歌いだすのだがそれが良い。番組で掛かるのは演歌っぽいのからアニメ声のアイドル歌謡まで色々。こういう番組は日本ではコミュニティFMくらいしかないな。ちなみに”神州之声”のSAを録ってみたが何故か肝心の時に受信状態が悪い(^^;


=9645kHz:KSDA-Adventist World Radio Guam(Korean)=
 2020/11/24の23:00-00:00の受信。このAWRは初受信ではないけどこの周波数は初めてだと思う。この時間は韓国語放送で内容は讃美歌など。グアム島と言う絶好のロケーションの上に北向きの指向性なので日本語放送と変わらないくらい強力だ。RF-B30は勿論のこと、どんな市販短波ラジオでも受信できそう。AWRのロケーションはここだ。


=9900kHz:BBC Trincomalee(Bengali)=
 2020/11/26受信。ありふれたBBCだがスリランカのトリンコマリーからの送信で、22:30-23:00はベンガル語放送だ。スリランカと言えば昔は日本語放送が有った(筆者も受信した事がある)わけだが、今では受信しようと思ったらこのBBCくらいしか受信できないかな。RF-B30と青箱MLAでも良好に受信できた。言葉も解らないし放送内容は面白くは無いんですけどね(^^;


=9965kHz:Hope Radio MFC Worldwide(English)=
 2020/11/24の17:06くらいから受信。17:08と17に”Hope Radio MFC Worldwide”とIDが出て確認。初受信と言うか存在自体初めて知った放送局だ(^^; 放送の支持母体のHOPE worldwideは謎組織だが宗教ではなく巨大ボランティア組織なのかな?

 近隣諸国の中ではグアムと並ぶ好ロケーションのパラオから北向きの送信なので非常に強力で、しかもオフバンドで混信の無い周波数なので少々フェーディングは有るものの良好だ。終了時の受信音はこれ。この音はER-C57WR+内蔵アンテナで室内受信なのでノイズっぽくて良好と書いた割に良くないが皆様の環境ではもっと良いでしょう(^^ HSDLでもRF-B30や通信型受信機だともっと良好だ。


=15時台の41mb(^^;=
 2020/11末現在、15時台に41mbで(HSDLのロケ+受信設備で)常時聞こえる局は以下の4局しかない。コンディション次第ではもっと聞こえるのだが(7255kHzの某局とか)。ちなみにER-C55Tのような市販最低レベルの短波ラジオでも混信が無いので受信できる。これなら高一とかのストレート・ラジオで(ロケーションとアンテナ次第だが)頑張れば聞こえるかも。ジサカーの人は頑張って(^^

7220kHz:Voice of Korea 15:00-15:57(English)
7230kHz:CNR1(Xianyang) 05:25-03:04(Chinese)
7270kHz:PBS Nei Menggu 06:50-01:04(Mongolian)
7420kHz:PBS Nei Menggu 06:50-01:04(Chinese)

 内蒙古人民広播電台の率高過ぎ(^^ この中では7270kHzの蒙古語プロがお勧め。もっともこの時間はトークが多くあまり面白くは無いのだが。なお一番強いのは言うまでも無く朝鮮の声である。この周波数も漸く暗記したので引っかからないぞ(^^


=その他=
 冒頭に書いたが、2020/11/26の00時前後に9680kHzでVoice of Hope Africa(English)と思われる局を受信した。しかし当地では信号が極度に弱い上に同波のNHK-WSが時折浮いてくる(注)ので確認不能だった。ザンビア共和国のルサカにある局で、確認できれば今世紀初のアフリカ局だったのだが次回また頑張りたい。なおパラの6065kHzはCNRが鉄板なので受信不能だった。

注:FMのEスポを想像してもらえればいい。ノイズの中から不連続的に突然浮いてくるのだ。SW帯の普通のフェーディングのような半端なものではない。送信は八俣なのだが何か異常伝播なのかなあ?


★おまけ
 中国局を聞き慣れていない人に注意として以下のような事がある。中国局は「共食いは普通にあり」という事だ(以下のスケジュールは2020/11のもので季節その他により変更になるので注意)。

7225kHz:PBS Sichuan 2	19:00-00:15
7255kHz:PBS Xizang 18:58-03:04
7270kHz:PBS Nei Menggu 06:50-01:04

 23時30分過ぎの7MHz帯にはこのように地方局が並んでいる。夕方以降には各局が一部混信しながら弱く聞こえているのだが、これ以外の時間(00時以降、23時前)にはこれらが聞こえる保証はない。何故かと言うと中国局は短波でも共食いが普通にあり、これらの局の上に平然とCRIやCNRをぶつけてくるからだ。言うまでも無くCRIもCNRも強くて一介の地方局では対抗できない。もちろん弱い局同士が同波と言うのもあり、加えて両局とも中国語プロだと確認は非常に困難になる。地方局は正時には北京時間しか出ない場合が多いから番組内容を予め知っていないと厳しい。

 7270kHzの混信は奇跡的に?SSだけだが、7225kHzは00時からはCRIのHindiプロとなるので終了時は受信困難。7255kHzに至っては華々しく以下のように潰れる。もうこれはCRIの休止の間隙を縫って受信する感じ。ロシア語で騙される人は居ないだろうがモンゴル語は語感が似ている(^^;

7255kHz:CHINA RADIO INTERNATIONAL 19:00-19:57(Chinese)
7255kHz:CHINA RADIO INTERNATIONAL 22:00-22:57(Russian)
7255kHz:CHINA RADIO INTERNATIONAL 00:00-01:00(Chinese)
7255kHz:CHINA RADIO INTERNATIONAL 01:00-03:00(English)
7255kHz:CHINA RADIO INTERNATIONAL 03:00-03:57(Russian)

 まあそんな困難を潜り抜けて受信するのが普通の短波放送の楽しみではあるのだが。

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